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幸福について―人生論―(新潮文庫)
幸福について―人生論―(新潮文庫)
アルトゥール・ショーペンハウアー、橋本文夫/新潮社
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総合評価

70件)
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    くどい、、。 婉曲はくだらない、、。 100ページほど飛ばして読んだ。 苦痛は他の比べなくても感じられるが幸せはそうではないという内容があったが、興奮も他と比べなくとも感じられる。 でもどちらに時間をかけた方がマシな人生かといえば確かに苦痛を避けることに時間を使うべきだろう。 興奮がなくとも苦痛もなければ幸せだと思い込めるが逆は不可能だから。

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    面白くなかった。 私は社交的でない方なので言われて嬉しい言葉もいくつかあったけど、古びた感じがしてしまうし、ちょっとくどい。 著者の恨み節も入ってそうな気がしてしまった。

    1
    投稿日: 2025.05.03
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    難しくて分からないことが多かったです。でも、面白く読めました。孤独な私には耳障りのいい言葉が多かった気がします。

    10
    投稿日: 2024.10.12
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    1年以上かかって、ようやく1人旅をきっかけに読みを終えることができた。大学に入って哲学に興味を持って哲学書になるものを初めて購入したのが本書であるが、結論から言うと私はそこまで哲学には夢中になれない。この本は数多の古典的な哲学者に比べて比較的平易だし、自分の好きな哲学者だからスイスイ読めるかと思いきや読み進めていくと疲れてくるし、イライラしてくる。理由としては、論理的に解決することが不可能であると思われる課題に立ち向かっていくという哲学の本質上仕方のないことだが、どうにもこうにもややこしすぎる。そしてややこしいのに解決しきったとは言い切れない。ここが哲学の特徴であるが、自分はこの点が少し馴染めなかった。哲学に関してはガチガチの入門書ぐらいが自分には会う気がする。

    0
    投稿日: 2024.01.27
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    大人になるにつれ、幸せについて考えることが増えて、でもそれがうまく言葉で定義できず、哲学者の力を借りようと思い読み始めました。自分の考えてる幸せと答え合わせもできてとても良かったです。重なる部分もあれば、そうかな?と思う部分もあり、読むのに少し時間がかかってしまいましたが個人的にはとても学びがあった本でした^^バイブルとして何度も読み返したい。

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    じぶんには何もない、退屈であるということが 不幸を生む だから自分がどんな人間で何者になろうとしてるのかをよく理解すること ギリシャ哲学者 アリストテレス 生命には動きがある いかなる生命も運動を本質とし、絶えず動きながらそんざいしている 人間が手持ち無沙汰になりなにもすることがなくなると 恐ろしいほどの退屈さに襲われる 幸福になるには 何かをする何かを成し遂げる何かを学ぶという活動が欠かせない 自分の持つ能力を活用してほしいとか、その能力で成し遂げたいと願っている その活用方法は自らの手で何かを作り上げることをするが良い

    0
    投稿日: 2023.07.16
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    中年にもなり、会社生活定年も見える年になると、自分の生きざまを振り返り、哲学に教えを請いたくなるものだ。 ずいぶん前のWBS スミスの本棚で紹介されていて、その後すぐ購入した。その番組後、この本は注目され一気に注文が殺到したとも聞いた。ずいぶん温めて、読んだもんだ・・・ さすがは哲学者、どう生きるかを教えてくれる。 ・幸福になるというのはなるべく不幸にならないということ。大きな不幸がない人は幸福だという。 ・真の勝者は、名誉を争う諍いで攻撃されたら、無視する。 ・不合理なことに絶望するのは良くない。後々、問題は再検討を受け、論究の的となり大抵結局正しい判断が下される。 ・なるべく誰にも腹を立てぬが良い。人の性格は変わらないものだ。 とは言え、ショウペンハウエルさん、結構偏見じみた考えもしてるのよ・・・ ・見た目と虚栄に取り憑かれたフランス人 とか ・貴族男子が貧しい女性と一緒になると、金、持ち物を持って行かれるだけだからやめた方が良い とか 老人になると、人生の積み重ねた学びや好色の衰えから、孤独に向き合えるようになる、とか・・・ 時代的には許されないようなコメントもしているけど、それもこれも含め、ちょっと偏屈哲学者が人生語った著として、また読み返したい。

    0
    投稿日: 2023.03.24
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    難しいことを、厳しい言葉や面白おかしく書いてあって とても面白かった。 流し読みしてしまうところもあるし、グッと引き込まれてしまうところもあるし、 読むときどきで、自分にひっかっかりが変わってくるのかなとも思う。 時々また読み返したい。

    0
    投稿日: 2022.09.03
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    これ、どっから読んでも幸福論の定義が分かり易く述べられていて、寝る前読んだら良い夢見れそうです。装丁も良いし(^^)

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    まだ若いからこの調子で人生がずーっと続くと勘違いしてしまう あっという間に年取って死ぬまで、後悔がないように生きねば

    5
    投稿日: 2021.09.22
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    『読書について』に続いて読了。 これは巷に溢れた自己啓発本とは一線を画する。少しでも曲解すれば無為に孤独な人生を送ることにもなり得る、ある意味危険な本かも知れない...。 僕なりの解釈で超簡単にまとめると、「バカは群れをなすことで人生の退屈を紛らわせる一方で、教養人は精神的享楽を享受することで孤独を愛し、より幸福な人生を送ることができる。」 教養人は有象無象の群れに交わるよりも、精神的享楽を享受する自分と最大限向き合うことのできる孤独な環境に意義を見いだす。言わば、教養人はバカよりも幸福を見い出せる環境を多く持っている。 身の回りや世間、そして自分を見つめ直すとこの主張には残念ながら納得させられる。「孤独」がネガティブな意味を持つ社会である続ける限りこれは真理だろう。 教養を身に付けることの大切さを新たな視点から教えてくれた一冊。 【メモ】 精神的に非凡な個性を絶えず楽しむ人は一般人の求める享楽の大部分は無い ソクラテスは奢侈に興味なし 財を得る努力はするのに教養を得ようとはしない 下等な人間は社交的 賢者は外部を必要とせずとも充足 低級な頭脳の持ち主が退屈 知能があると時間を活用 →暇を過ごすための動機(奢侈)を無理やりつくる 再生力の享楽(飲食 睡眠 休息)・刺激感性の享楽(遊歴 乗馬)・精神的享楽(考察 音楽 学習 読書 瞑想 哲学) 精神的享楽は人間特有なもので溌剌として有意義 →知的な生活が目的になり身辺は手段 逆に精神を求めず、虚栄を求めて幸福なる者はそれでok 貧しい出は出世する 金を持っても精神的享楽がなければ退屈 誇りは内的に自己完結、虚栄心は他者評価から自己是認 知的無能に道徳的邪悪が加わる アリストテレス「賢者は快楽を求めず、苦痛なきを求める」消極的享楽より苦痛を積極的になくす方が幸福 時が経てば経験で幸福と享楽が遠目に見えても近づけば消える蜃気楼だとわかり、苦痛と苦悩が現実性を持つこ 喜びの象徴は本質ではない 偶然性が喜び(街中?) 肉眼には対象を小さく、心眼には大きく見せる 苦痛を伴わず我慢できる程度の現在は享楽すべし 未来を憂いて現在を蔑ろにするのは愚劣 人間が社交的になるのは孤独に耐えられず、孤独の自分に耐えられないから キケロ「自分自身に依拠し、自己のうちに一切合財である人は完全に幸福」 1人でいる時間が自分のあり方を自由に過ごせる 妬みは人間自然の情で敵 セネカ→ 自分以上の幸福を見て苦しむものは決して幸せになれない 自分にないものでなく、自分にあるものを見つめろ 人間は能力を使用されることを求めてやまない→最大の満足は何かを作ること! 幸福の目標が映像(生活 環境 住宅…)は辿り着いても消える→抽象的概念、教養のみは信頼できる 健康が1番幸せ→筋肉は緊張させ神経は緊張させるな 月並みと話す時は自ら低くして人と交わる 人間は主観的で人の言うことを聞けばすぐ自分のことを考え、自分の個人的なことと関係あればさらに気をとられ話の客観的なテーマを把握する力の余裕がない 条件が全て同じでないため他人の模倣はせず独創であれ 他人を矯正することは困難 抑揚をつけて話すことは感情に向かうこと→教授は違う 時の作用と物事の変わりやすさを耐えず念頭に→幸福にあっては不幸を、晴天にあっては荒天を…

    0
    投稿日: 2020.01.06
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    「幸福論という言葉そのものがバナナの叩き売り式の美辞麗句にすぎないのであってみれば、論述の価値も条件つきの価値以上のものであろうはずもない」 バナナの叩き売りがドイツにもあるのかどうかは知らないけれど、訳をそのまま読む限り、ショーペンハウアーは緒言にしっかりこう書いている。すなわちこれはそういう本だ。『意志と表象としての世界』で、意志を否定し、無を受け入れることの出来なかった人のための(ほとんどの人間がそうであろうと思う)随筆集。そのため『意志と表象としての世界』のような哲学書に比して、ずっと肩の力を抜いて書かれていて大変読みやすい。哲学書ではないけれども、ショーペンハウアーの楽観的厭世観は遺憾なく発揮されていて、ところどころで勇気をもらえる。何かをものにしたいと願っている人間にとっては(そしてときどきそれに倦んでしまう人間にとっては)すばらしい救いになることうけあいだ。

    0
    投稿日: 2019.08.22
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    ”寝る前にベットで少しずつ読んでいます。 <読書メモ> <きっかけ>  書店で他の雑誌を買ったとき、レジ前に平積みしてあったので、ついで買い。”

    0
    投稿日: 2019.08.15
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     ショーペンハウアーは十九世紀のドイツの哲学者であり『意志と表象としての世界』という浩瀚な哲学書も残している。だが彼の名を世に知らしめたのは『パルエルガ・ウント・パラリポメナ』と題された数々の随想集であった。本書はその中の最大編「処世術箴言(生活の知恵のためのアフォリズム)」の全訳であり、名文家ショーペンハウアーの魅力を余すところなく伝える好著となっている。  ショーペンハウアーは人生の価値を「人のあり方」「人の有するもの」「人の与える印象」の三つに分け、「人のあり方」に絶対的な価値を置く。「大抵の人が自己の本質そのものよりも、他人の頭脳に映じた自己の本質の映像にむしろ関心をもっている」という皮肉は、現代社会でも充分通用するであろう。そして他人の目を気にしない自己が行き着く場所は必然的に孤独の境地となる。「早くから孤独になじみ、まして孤独を愛するところまできた人は、金鉱を手に入れたようなものだ」とショーペンハウアーは言う。  主著『意志と表象としての世界』で「意志の否定」を説いたショーペンハウアーが、あるはずのない幸福を求めて人生訓を語っている。妥協の産物に過ぎない本書を鵜呑みにしないよう注意する必要はあるが、決して嘘が書かれているわけではなく、特に「第五章 訓話と金言」はうなずかされることしきりである。  リズム感あふれる翻訳も素晴らしく、全集版よりもはるかに読みやすい。ショーペンハウアー入門として恰好の書であり、興味を持った読者の手が主著『意志と表象としての世界』へと伸びることを期待したい。

    0
    投稿日: 2019.07.02
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    ショーペンハウアーのパルレガの「処世術箴言」の部分の全訳。原著には「幸福について」という題は無い。 他人に期待しないで、適度にやんなさいよ、という内容だと読みました。

    0
    投稿日: 2019.03.09
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    多少読みにくいが,随所に綺羅星の如く珠宝の言葉多数. 幸福は容易に得られるものではない,幸福をわれわれのうちに見いだすのは至難であり,他の場所に見いだすのは不可能である. 幸福が「われわれのあり方」すなわち個性によってはなはだしく左右されることが明らかである.ところが大抵はわれわれの運命すなわち「われわれの有するもの」あるいは「われわれの印象の与え方」ばかりを計算に入れている. 人間の幸福に対する二大敵手は苦痛と退屈である

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    頭に思い浮かんだことをダーッとすべて書きなぐったような面白い文章。文章を書きながら思考が猛スピードで止まらずアドレナリンが出ているのが伝わる。凄く独りよがりな感じで、私は結構好きだった。たまにこの没入感に浸る為に手に取ります。

    1
    投稿日: 2018.04.29
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    150年前のドイツの哲学者は、通勤電車に揺られる日本人女性が自分の著作を読む日が来るなんて思わなかったんだろうなぁ。それはさておき、けっこう面白かった。面白かったけど、物語でない本を読むのには時間がかかる。文庫本1冊に1か月以上かかった。ショーペンハウアーの言うことは、細かいところで共感できる。彼が21世紀の日本人だったら、仲良くなれたかもしれない。いや、仲良くはなれないか…。第五章、第六章は、何度か読んでもいいかもしれない。

    0
    投稿日: 2018.03.03
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    終始上から目線、自己中心的な論述であり、何度か叫びながら投げ破りたくなった。 特に哲学が、最も高級な幸福であると自分で言うのはいかがなものか。(他の立場を味わっていないのに) ただ、今後の人生に参考にしたい考え方も多分に含まれていた。 名誉というものは、必ずその窮極の根底においては、道徳的性格が不変なものだという確信の上に基づくものであって、道徳的性格が不変であればこそ、ただ一回でも悪行があれば、その後それと似た状況に置かれた場合のすべての行為がやはり道徳的に見て同じ性質のものであろうという断定がつくのである。 苦悩は積極的なものだが、幸福は消極的なものにすぎない 自分でも自分のあり方よりもましだと思うようなあり方に見られたいと思っているからには、その意味で、気取りは自分が自分で自分にくだす永劫の罪の判決だからである 人の一生はおびえ慄えて縮むほど大事なものではない。

    0
    投稿日: 2017.02.27
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    精神の貧困と空虚とから起きる『退屈』。そこを埋めようと招き入れてしまう『不幸』。 教養を積み、精神の「貧困」を解消する事が真の「富裕」 なによりも、健康に勝る幸福なし。“外部評価を得ようとする『虚栄心』ではなく、内発的な自分自身に対する評価を持つ『誇り』を。” 突き詰めると、『孤独へのススメ』と読めなくもない。。 読後から少し時間が経っても未消化の部分は多いが、心に留めようと貼った付箋の数もまた多い一冊。

    0
    投稿日: 2016.07.24
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    人生とは、幸福とは何かについて。学生時代のおすすめ本だったが気がするが、やっと読んだ。学生時代にはわからなかっただろう価値観かなあ。「他人の生涯に起こった痛快な出来事を羨む人は、そのことの重要性を認め得る才能を持っていると認識すべき」「主観と客観の両面で考えること。景色が美しくてもレンズが曇っていれば劣悪なものとなるし、その逆も然り」「ことさらに民族や文化を主張することは、個人の特性に欠けることを表しているようなものだ」

    1
    投稿日: 2016.07.20
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    人は不幸になったら急に過去の平凡な日々を憧れる…つまり、何事もなく終わった一日を幸せと思えるかどうか、これがこの本の要点だったと思います。 視点を変えれば基本的に私たちは幸福な毎日を過ごしていたのですね。

    0
    投稿日: 2016.03.18
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    スミスの本棚で本谷有希子が勧めていて 興味を持って読んだ。 ショーペンハウアーと言えば哲学者だが この本は非常に読みやすい。 幸福に関する考察はとても的を得ているので 目から鱗の箇所が多かった。 彼自身について言えば晩年は幸福ではなかったので、後半は少し陰鬱な感じはあるが多くの事を学べる本。

    0
    投稿日: 2016.03.11
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    第15話(11月21日放送)に登場。カフェ・シャコンヌで涼太と話している時に真琴が読んでいたのがこの本。教え子・根岸の退学騒動が一段落して、生徒たち、父母、そして自分……それぞれの幸せに思いを馳せていたのかもしれません。

    0
    投稿日: 2014.11.26
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    「幸福について」だって。なんでこんな捻りもユーモアも無いタイトルにしたのだろう?昭和33年の編集者の感性かな? 幸せとは状況ではなく状態なのだろう。究極は悟りの境地ということなのだろうか。 特に、第4章「人の与える印象について」と第6章「年齢の差異について」はとても面白い。著者のシニカルなユーモアを存分に楽しめる。逆に第5章「訓話と金言」は引用ばかりで面白みに欠け退屈だから読み飛ばしても構わない。 旧約の「伝道の書」がお好きなようだ、度々引用されている。ところで本書p44に“つとに『伝道の書』が「知恵の上に財産をかぬれば善し。しかれば日を見る者どもに利益多かるべし」〔旧約『伝道の書』第八章第十一節〕と言っているのもその意味である。”とあるが、これは口語訳版を参照していると思われる。現在一般的な新共同訳版では『伝道の書』は『コヘレトの言葉』と訳されている。いずれの版にせよこの参照部分は第7章の11節であり〔〕内の引用箇所の記載は誤りと思うのだが。 それとも昭和33年頃の版では第8章だったのかな?

    0
    投稿日: 2014.09.10
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    P184で「もとより人生は楽しむべきではなく、克服し始末をつけるべき」とのこと。そう言われればそうです。克服し始末した結果、ようやく人生を楽しめてる、というのは私の実感でもある。でも、この人、なんとなく言い回しが厳しくネガティブで好きじゃない。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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     購入してから随分長い間積読状態だったが、いざ読み始めたらその面白さに一気に読み切ってしまった。  人生を知り尽くしたとでも言わんばかりの的確な考察が多く、現代でも十分に通用する。とても160年も前に書かれたものとは思えない。曰く『幸福に対する二大敵手が苦痛と退屈』、曰く『他人の意識のなかに起きることなど(中略)どうあってもかまわない性質のもの』などなど。ところどころに現れる毒のある表現にもニヤッとさせられる。  全体として”一切皆苦”に代表される仏教的な考え方が強いと感じながら読み進めたが、解説を読んでその謎が解けた。  久しぶりに良書に出会えた。

    0
    投稿日: 2014.05.10
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    ショーペンハウアーの著書は『読書について』『自殺について』を読了済み。 厭世哲学的と言われているが、読んでみた印象としてはこれでも前向きな気がする。「幸福は否定的・苦痛は積極的」というのが心に響いた。 処世術箴言と言うだけ合って、日常に即した具体的な助言が多い。 最後の「年齢の差異について」を読めば本書が悟りきった老人の目線で書かれているのが分かり、全体に対して納得がいく。つまりは老人が人生を見返して語っているのだ。そりゃ物事に対して「これはこういうもんなんだ」という断定的な口調が多くなる。まだ欲望に囚われ人生に無限大の期待を寄せる青年期の私はそういう所に反発間を抱くわけです。でもそれが迷妄だぞ、と教えてくれる本。

    0
    投稿日: 2014.02.11
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    哲学者だけど、哲学になじみがない人に向けて書いたそうなので、読みやすい。何度も読みたくなる本でした。「幸福は人間の一大迷妄である」と裏表紙にはある。かといって、それを求めることを否定していない。ただ、どんな幸福を求めるべきか、そしてそのための我が身のあり方はどのようにするべきかを説いている。ちょっと長ったらしいなと思う点もあるが、そこは老人の繰り言ということで。

    0
    投稿日: 2014.02.04
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    幸福とはなにか、伝えていることはシンプルだが、シンプルなことほど伝わりにくい。長く丁寧な文章の繰り返しで、筆者の思うことを伝えようとしている。 随所にあふれるシニカルな表現が心地よい。

    0
    投稿日: 2013.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日帰り旅行のお供に。 移動メインなので結局ずっと読んでた……。 理解できれば、今でも通じる不変的なこと書いてあるんだけど、 哲学書によくある回りくどい・難解な表現で目が滑る滑る……。 でも、例えとかはわかりやすかったかな。 じっくり読み込めば、何が言いたいかちゃんと理解できる。 人の幸福って、いつの時代も変わらないんだなと思った。 幸せってモノじゃないんですよ。

    0
    投稿日: 2013.08.22
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    哲学者・ショーペンハウアーによる『処世術の手引き』。 タイトルは“幸福について”だが、中身は“いかにして不幸をさけて通るか”がメインだった と、思う。 共感できる場面は多々あったけれど、この全てを現代に当て嵌めるのは、ちょっとどうだろう? 書かれた当時は是なりとされていたことも、今では時代錯誤だったりして。まあ、「昔はそーだったのね」くらいに思って読み流すべし。 それでも大概は、人生について真を穿った箴言・警句の数々。 哲学者はひたすらストイックである。厭世的である。人間嫌いである。孤独が好きである。 でもこれ読んで思ったが “寂しがり屋”な人間はどうすりゃいいんだ・・・

    0
    投稿日: 2013.05.22
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    哲学って、もっと難しいイメージがあったんだけど、これはとっても読みやすい。 言いたいことが平易にかかれているので、頭にすらすら入ってくる。 ただ、やっぱり幸福とは本人の気の持ちようなんだよな、と、私の中で完結しました(笑)

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    著者の言いたいことがスラスラと頭に入って来なかった。ただ、これほどの文章を書けるほど、しっかりした哲学を持っているのはすごいと漠然と思う。 幸福とか享楽は消極的・否定的な性質のものと論じられていたけど、それでも追い求めてしまうのはなぜ?このことについての解決法も多分本文中に書いてあるのだろうけど、頭の中で消化しきれず、わからず終いだった。何度も読み直さないと。

    0
    投稿日: 2013.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    晩年の著書『筆のすさびと落穂拾い』の『処世術箴言』という編がこの書にあたる。 内容が濃いこともあり、全体の流れを掴むのに二度、何かしら自らの生活に生かそうと思えば三度は読む必要があるかも。 彼のは、幸福を求めるより不幸を避けるべきであるという考え方。 だから享楽を求めたり、期待しすぎてはいけない。 これは結構大事なことだと思います。

    0
    投稿日: 2012.12.10
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    GUEST 051/作家・本谷有希子:スミスの本棚:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/2012/02/post125342.html

    0
    投稿日: 2012.11.09
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    職場や友人などの人間関係の悩ましさについて、あれやこれや愚痴っていたら、「これを読むといいよ。きっと今のお前に響くことがたくさん書いてあるから」と、父が私に差し出した本。。。差し出されて、即効で数ページ流し読みしてから、ぐいぐいと世界に引き込まれ、まるで、たった今の私のためにあるような本ではないかっ!と、うなづいたり、開眼したりしながら夢中で読んだ。初めて出会った、自分にしっくり来る哲学書。この本に響いた人たちとなら、本当の意味で親しくなれる気がする。

    4
    投稿日: 2012.09.30
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    徹底的に斜に構えた姿勢の割に、とても誠実な読者への姿勢に、くすりと笑える一冊。 和訳もよいのだろうか、とても読ませる文体だった。 人間の悩みの時代を越えた普遍性に気づいて、少し心が軽くなる。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

     古い哲学系の本にしては読みやすく、内容も面白いです。 簡単に言ってしまうと、幸福になるには余計な人間関係を捨てて、自身の中に幸福を見つけようという考えです(勿論、本の内容はそんな単純な解説じゃないですし、私の間違った解釈かも)。現代社会で本書の内容を実行すると、孤独な人間になってしまうかもしれません。孤独=不幸というわけではないということですね。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    頭の中のもやもやをハッキリと書いてくれていて、とても助かった本。 虚栄心と誇りが違うこと。喜びはなんてことない時に起こるもの。享楽は消極的な意味合いなどなど。 孤独を感じる時、苦痛を感じている時、「でもこれがいいんだ!」と思わせてくれる一冊。

    0
    投稿日: 2012.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三ヶ月ぐらいかけてゆっくり堪能。徹底した厭世ぶり。人が幸福なのは不幸でない状態だとする彼の考え方は自分のそれと同じため、読んでいて気持ちよかったです。 快楽や物質や名誉を得るよりも苦痛を回避するべき。それはこの本に書かれていることであり、自分が普段実践しちゃってることです。そのため筆者によれば自分は幸福なはずです。そうなのかな。ふむ。そうなのかもしれない。 でもでも顧みれば自分が失ってしまったものはあまりにも多い気がします。幸せなぶぶもあればそうじゃない部分もありますね。幸せなんてやっぱり定義しにくいですね。 なかなか興味深かったです。 ショーペンハウアーの孤独は言い訳がましいな。

    1
    投稿日: 2012.06.04
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    「苦痛も歓喜も、束の間に過ぎて行く、かかずらわるなこの世界に、世界は本来空なのだから アンヴェーリー・ソヘイリ」でも、それって「本来無一物」 我が心の師 森信三先生もリファレンス。涅槃を知るドイツ人、ショーペンハウアーの語る処世術は、軍歌の如く勇ましい、カタルシス。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    30歳を過ぎた頃に読むと、その後の人生が変わるかもしれない本だと思う。それ以前に読んでおくのも良いと思うが、それが本書に記されていることを行動として起こせるのだろうかと思ってしまう。30にもなれば、人生についてある程度の見解が開けてくる。その中で本書に出会うことで、さらに人生に幅を持たせ人間らしい人生を歩んでゆけるのではないかと思う。ただ著者に真似て言うならば、読んだからと言って変われるひとばかりではないと言うことだと思う。

    3
    投稿日: 2012.05.14
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    哲学書を読む楽しみは、個人的に二つあります。 ひとつは自分が何度か考えたことのある問題を、名のある哲学者たちも考えたことがあったのだと発見すること。 もうひとつは自分がこれまで一度も考えたことがない問題を指摘され、世界の見方が一変するときです。 本書は前者に当たります。 幸福は「モノの所有」と「他者との関係」では規定できません。 欲しいモノを手に入れたとしても、手に入れた途端、また新たに欲しいモノが出てきます。いて欲しい人と望ましい関係を築いても、また別の人との関係を望むようになります。 しかも病気になってしまえば、欲しいモノや築きたい人間関係以前に、ただただ健康であることを望むようになります。 モノの所有にしても人との関係にしても、常に相対化されてしまい、際限がありません。幸福であることの絶対的な条件を考えるとき、人やモノなど、自分の外部の状態によっては幸福を規定することはできず、外部がどんなに理想的な状態でも幸福であるとはいえません。 ショーペンハウアーは、幸福を、享楽が大きいことではなく、苦痛がより少ない状態だと指摘します。苦痛を少なくするには、社交的であるよりも孤独である方がよく、才能に優れた人なら、孤独であっても退屈とは無縁で、自足することができると説いています。 才能無き身ながら、共感することが非常に多い本でした。また、本書がよく売れているのも、社交に違和感を感じ、孤独を好む人が増えているからでしょうか。

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    投稿日: 2012.05.01
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    哲学書は滅多に読まないし苦手な分野だけど、今までの中では読み易い本でした。時間をかけてじっくり読み込めば、もっと深く読み取れるような気がします。けど、やっぱり哲学は苦手なようです。 じっくり読書出来る環境で、哲学初級?という人に薦めます。

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    投稿日: 2012.04.16
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    話題になっていたので手に取った。ちょっとがっかりだったかも。まず翻訳が直訳調で非常に読みにくい。書かれている社会・時代が古いヨーロッパで全く共感できない。平凡な人間の私には、全体を流れる厭世的口調になじめない。読んでいると不幸になりそう。

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    投稿日: 2012.04.15
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    哲学はすでに完了した学問だ。人間の悩みや行動パターンは数百年前にもうすでに解明されているのだということが分かる。悩むのはあとだ!本を読め!

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    投稿日: 2012.04.08
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     休日の読書として、古典をとりあげた。  ショーペンハウエル『幸福について』。まあ、人並みに幸福だとは思うが、小人物などで、つならないことに気をやむ傾向にあり。  この本を読んで気に入った言葉。 (1)青年期の立場からみると、人生は無限に長い未来である。老年期の立場からは、極めて短かった過去である。(p334) (2)不合理なことが民衆の間に、あるいは社会において語られ、著書に書かれて堂々ととりあげられ、すくなくとも論難の対象とはなっていないことがあるが、およそそういう不合理に接した場合、絶望的になって結局いつまでもこのままなのだろうと考えるのはよくない。そうではなく、問題はあとになってぼつぼつ再検討をうけ、正体を明らかにされ、熟考を加えられ、論究の的となり、大抵の場合結局正しい判断がくだされるのだから、問題のむつかしさに匹敵するだけの期間がたてば、かつて一人の明敏な頭脳が直ちに看破したところをついにはほとんどすべての人が理解するようになるのだということを知って、それで心を慰めるがよい。(p272) (3)「幸福に生きる」ということは、「あまり不幸でなく」すなわち我慢のなる程度に生きるという意味に解すべきものであることから、幸福論の教えが始まるのでなければならない。もとより、人生は本来、楽しむべきものではなく、克服し始末をつけるべきものなのである。(p184)  いずれも奥が深い。なまじっかのやすっぽい幸福論とは違い、厳しいが、人生、その厳しさを克服し続けることが幸福だということで納得した。

    1
    投稿日: 2012.04.08
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    “幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。がそうは悟れない。”そんな哀れな人間を諭すように、本書は冷静な眼差しで人生とは、幸福とは何なのか。語りかけてくる。

    0
    投稿日: 2012.03.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。だがそうは悟れるものでない。 この悟れない人間を悟れないままに、幸福の夢を追わせつつ、救済しようというのである。 人生はこの意味で、そのまま喜劇である。戯画である。ユーモアである。 したがってこれを導く人生論も諷刺的、ユーモア的にならざるをえない。 本書は厭世哲学者といわれる著者が、豊富な引用文と平明な表現で人生の意義を説き幸福を教える名随筆『処世術箴言』の全訳である。 ショーペンハウエルと言うドイツの哲学者が書いた人生論。 訳も良かったのだと思うけれど、面白い。 1788-1860の生涯であったショーペンハウエルの書いてある内容が、 今の現代でも大いに為になる内容が書かれている。 時代が変わっても人間の本質や世界は変わっていないのかもしれない。 騎士道の話についても、今の時代と全く関係のない内容なわけでは無い。 幸福には二つの敵があり、その二つは苦痛と退屈だと言う。 富裕層は退屈により幸福を阻まれ、 貧民は苦痛により幸福を阻まれる。 うんうんと頷ける内容が沢山ありました。 人間の三つの根本規定と訓話と金言は読んで損は無いと思います。 今後も再読をしたいと思う。

    2
    投稿日: 2012.03.26
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    人間の幸福について考えるとき、「安寧で平穏」、いわゆるアタラクシアに重点をおき、「生きてないよりはマシ」に落ち着くのがよろしいというのが基本的な発想。1章から4章は幸福の要素を、(1)人がら (2)所有物 (3)人からの評価に三分し、(2)、(3)は自分の圏内にないものであるから(1)こそ省察に値すべきと説く。5章ではそれまでの理論をベースにした箴言集。6章は経年の変化についてで、やはり5章までが面白い。4章の中盤の「騎士の名誉」は現代にどう妥当するのか評価しづらく、停滞した。 ここまで書けばわかる通り、これはいわゆる処世術の本。私はショーペンハウアーに対しては遁世の偏屈爺のイメージを勝手に抱いていたのだけど、そのイメージからは想像もつかない現実的な視座に基づき、プラグマティックに中庸をすすめる文章で書かれているので読みやすかった。この内容を500倍に希釈すればそのへんで売れてるなんちゃって社会論とか自己啓発本になるのだと思う。 脳の生理的機能に触れ、固有で不変な人間の性質(いわゆる性格的なもの)を無視せず、とりわけ超自然的要素すなわち運を人生の最たる要素と指摘するあたり、後続する(と解説に書いてあった)マンやニーチェの「超人」思想よりも地に足が付いている感じがある。「意思と表象としての世界」と「ラ・ロシュフーコー箴言集」は読みたくなったわ・・・。あとゲーテも。

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    投稿日: 2012.03.10
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    やはりショーペンハウエルは面白い.本書はでもちょっと危うかった.全6章のうち3章4章6章はものすごく面白くない.だるい.こいつのせいでだいぶだれる.1章2章5章だけまとめて終わって欲しいくらいだ. 要約すると,人間の幸福はおおよそ3つに分けられる.それらは1)人のあり方:人格,品性など2)人の有するもの:物理的意味での所有物3)人に抱かれる印象:地位,名誉,名声 である.そして人間の幸福のほとんどが1の要素で決まるのだ.おおらかに生まれた人はそれだけで幸せということになる.以上の要約で4章までは説明できる.5章では金言や訓話を元に,実際的な処世術の説明がある.これが面白い.この部分は一読の価値ありである.要するに,5章なのだ.5章がなければ★2つ.

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    投稿日: 2012.02.28
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    三冊目の爺。久しぶりに新境地を拓かれた。曰く「(人間が生まれながらに独りでなく、両親と兄妹の間に、したがって共同体のなかにいたという意味では)孤独は人間にとって自然なものではない」。つまり孤独ですら、自らで掴み採るもの、知る気のない人材であれば、或いは生涯無縁ですらいられるところのもの、という訳。「孤独」「孤独」と表で皆と並べ安堵に浸る限りは、孤独など、勿論無縁だろう。異議無し。

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    投稿日: 2012.02.17
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    ショーペンハウアーによる随筆「処世術箴言」の全訳。彼は人間の運勢に現れた差別の基礎となすものは3つの根本規定に帰着されると言う。その3つとは1.人のあり方、2.人の有するもの、3.人の印象の与え方であり、この3つそれぞれについて章をさいて説明している。 個人的には彼も最も大切だと言っている「人のあり方」の章と「訓話と金言」を読めばいいのかなと思う。 基本的にショーペンハウアーはペシミスティックな感じを受けるが、幸福論についても、人の一生を総決算する際に享楽して喜びによって勘定するべきではないと言う。幸福とはどれだけ災厄から逃れられたかだと言う。自分もたまに「幸福とは何なのか」と考える事があったが、そう言われると特に何の災厄のない今のこの状況が幸福なのかと思った。 またキケロの「全く自己自身に依存し、自己のうちだけで一切合財の具わった人ならば、完全に幸福ではないなどということはありえない」との言葉を引用して、人の本来有するものが多ければ、その人にとって他人の有する価値はそれだけ少ないはずだと言い、他人と共同関係を結ぶ為に犠牲を払ったりすることは意味がないとの言い切りも、人によって様々あるとは思うが、自分は受け入れられる気がした。やはり「群れに答えなどない!」

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    投稿日: 2011.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    誰しも、他人の目を気にしながら生きてしまうものです。若ければなおのことではないでしょうか。ただ、他人の目を気にすることによる弊害はどんなことがあるのか、気にするにしても、自分のなかでぶれてはいけない部分はどこなのかを再認識させられました。 ショーペンハウアーの言うとおり、幸福というものは自分のもの、生活というものは、自分自身のためのものなんですよね。

    1
    投稿日: 2011.10.22
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    ぎっしりとしている内容で、訳文も読みやすい方ではなかったですが、しっかりとした興味深い思想書でした。 厭世的でやや虚無的な傾向があり、生きる方にポジティブではないかと思います。その為自分なりの思考やら考えやらが定まってからの方が、この本に踊らされちゃいそうな気も。

    0
    投稿日: 2011.09.06
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    『意志と表象としての世界』よりは歯ごたえがないが、それでもアルトゥル・ショーペンハウアーの良さが出ていると思う。

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    投稿日: 2011.08.29
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    孤独こそが幸せであるというのは解せないが、正しいことも言っている。 毒のある文面は実に面白くて、哲学書にしては珍しくスラスラ読めた。「女について」の方が毒々しくて何倍も好きだけどw

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    投稿日: 2011.06.15
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    ショーペンハウアー先生はいつ何を読んでも面白い。しかし同じものをいろんな翻訳・判型で読んでるから何処でそれを読んだか思い出せないことが多い。ふつうは「あの本の右ページの終わりあたり」とかおぼえてるんだけど。砂の本な感じ。

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    投稿日: 2011.05.30
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    「騎士的な名誉について長々と述べてきたが、それはべつに悪意があってのことではなく、この世の道徳的・知的な怪物に対抗する唯一の勇者は哲学だからである。」 「したがって人間各自、自己に具わる価値と正確に比例して、孤独をのがれたり、孤独に耐えたり、孤独を愛したりするであろう。」 「一日一日が小さな一生なのだ。毎日毎日の起床が小さな出生、毎朝毎朝のすがすがしい時が小さな青春、毎夜の臥床就寝が小さな死なのである。」 孤独な人間が、真に幸福であるかの議論は横に置いて、間違ったことは言っていない。

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    投稿日: 2011.04.18
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    ショーペンハウアー曰く、 いずれにせよ、知り合ったばかりの人間を非常によい人間だと思ったりしないように、細心の注意を払うがよい。そうでなければ、ほとんどすべての場合に失望させられ、われながら恥ずかしい思いをしたり、はなはだしきは損害をこうむったりするであろう。 ここで次の点をも考慮に入れておくがよい。すなわち緊張を要しないような些細なことに、人間はかえってその性格を現すものだが、こういうときに、かりそめの行為やちょっとした態度に、他人をいささかも顧みない底抜けの利己主義を十分にうかがうことができ、後に大きな問題にぶつかると、事実その利己主義が、仮面をかぶっていても、おのずから現れるものだということである。(p.222) と…。 オトナならば、誰でも知っているようなことでも、ショーペンハウアーが述べるととても似あう。堂々としているところが、やや憎らしい。。 また曰く、 さて、われわれが交渉をもち、あるいは交際している人間が、不快な態度ないし腹の立つような態度をとった場合、今後幾度か同じ態度を、しかも輪をかけてとられても我慢する気もちになるくらいに大事な人間であるかどうかを、心に問うてみさえすればよい。 その人がそれほど大事な人間なら、何を言ってもまずどうにもならないのだから、それについて言うべきことはあまりない。小言を言うなり、言わぬなりして、事を水に流すほかないが、しかしそれはもう一度やってくれと頼んだも同然だということを覚悟するがよい。 反対に、それほど大事な人間でなければ、即座に、かつ永久に、この親友と断行するか、召使なら解雇するかしなければならない。(p.223) と…。 Tell me about it...

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    投稿日: 2010.09.05
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    内容がぎっしり。読み切るのに時間がかかった。 人生について、人間について。考えを改めさせるような話。 今でも読み返すと為になる。ずっと持っていたい作品。

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    投稿日: 2010.03.15
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    考え方とか以前に、この人の話し方が好き。押し付けないけど、しっかり主張しているかんじがします。 内容は…私の考えかたとは真逆で、すごく刺激的でした。 厭世的なショーペンハウアーさんが幸福について考えるという面白味もありました♪

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    投稿日: 2009.07.14
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    初のショーペンハウアー。ある著書の一部抜粋らしい。幸福についてというタイトルも、後付けだということ。しかし読むことにこれほどほねおれるとは思わなかった。「人間が幸福を追うことは一大迷妄である。しかしそれを気付かせないままに、正しい方向に導いていこう。幸福を追うことが迷妄なのだから、それを導くやり方もユーモアや冗談でなければならない」印象に残ったままに書きましたが、この一文からあまり全く共感行かないままだったので、読みながらもほとんど全く頭に入らなかった。幸せを支える一番の要素は健康。健康第一それを損なわないようにいかに人生を楽しむか。処世術だったとしても、立場が全く他人事のようにしか聞こえなかった。人を導くにはどんな立場であれ、もっと真剣であってほしい。 09/6/24

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    投稿日: 2009.06.24
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    「夢や希望を持ちなさい」と、孤独を退屈の象徴としてしか認識していない中身の空っぽな大人は言う。 彼らは気付いていない。 継続している幸福、殺し合いをしてまで人々が求めてやまなかった「第一の幸福」を、既にこの島国の人々が手にしていることに。 彼らは虚ろな夢を世間にばら撒き、面倒な事に、社交性の中にも礼儀を要求する。 彼らの脳ミソは、買収されている。植え付けられた欲望に振り回されている。 それが、礼儀という虚飾に塗りたくられた世間の正体。 とまどえる群衆が幅をきかせる社会。 孤独の中に自由を見つけ、自分だけの誇りを持ち始めると、礼儀の馬鹿バカしさ、煩わしさ、誠意の無さに誰もが気付くだろう。 だからこそ、下らない世間からは不死身になってしまおう。 礼儀は所詮、玩具の金銭。 倹約する必要は無い。惜しんだ所で、それは何とも交換出来ない。 けれど、誇りを犠牲にしてまで礼儀を行う必要もまた無い。 それは、玩具ではなく本物の金銭を差し出すのに等しい。 求めるべきは、第二の幸福。「瞬間の幸福」。 「健康」という言葉は使うときになんとなく気恥ずかしさを感じる。けれど、第一の幸福(継続する幸福)を実感するのには絶対に必要不可欠な要素で、また、孤独と正面から向き合う必要性を自らの内面に認める優れた個性を持つ人間は、自然と健康を管理する事の大切さに気付くだろうと思う。 「人は死をもってして初めて、正確なモノサシを手に入れる」事が出来るのだから、例えば、1時間が長いのか短いのかは、その人の人生の長さと比較してみないと本当の意味では解らないはずだ。 解らないことだらけの世の中なのだから、人間の一生とは怯えふるえて縮む程大事なモノではない。 とやかくうるさい人々が何をわめこうとも、第二の幸福を捕まえる準備を、「礼を誇りと共に兼ね」ながら独り続けていこう。

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    投稿日: 2009.05.13
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    青空をかばんに入れて持ち運びたいというよこしまな理由から購入。読んでみたらショーペンハウアーのいやみな感じにはまる。

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    投稿日: 2009.05.08
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    知的好奇心を満たすのは当然のことながら、幸せといわれるものの多様性、孤独の価値など、様々なものが学べると思う。しかし、私自身が一番学べたことは、人に対する洞察力。人は何に突き動かされ、どういうものに翻弄されるか、この答えが分かるとき、人に対する理解が生まれる。そういったヒントに一番多く役立った。

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    投稿日: 2008.12.01
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    ショーペンハウアーという人に触れるのは初めてなのだが、この本の内容については、どうなのだろう…すべてを肯定することは出来ないと個人的には思いました。孤独についての考え方とか…。内容的には、著名人の名言などを引用していたり、分かりやすく例えたりしていて、非常に読みやすかったです。この人、意外と毒舌だなぁ〜とか、当時の雰囲気なんかも伺えたりして楽しめました。

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    投稿日: 2007.11.13
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    注意すべき点は、外部に向かって積極的に活動する生活が研究を妨げ注意をほかへそらし、研究に必要な平静と落ち着きとを精神から奪ってしまうのと同様に、他方持続的な精神労働が多かれ少かれ現実生活のあわただしい動きに処する能力をそぐということである。だから、何らかの形で精力的な実際活動を必要とするような事情に立ち至った場合には、精神労働を一時すっかり中止するのが得策である

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    投稿日: 2007.05.21
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    爆笑必至!! ショーペンハウエルの凡人向け論考!(らしい) つまらない悩みはこれで一蹴できるでしょう。

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    投稿日: 2006.09.29