
総合評価
(36件)| 3 | ||
| 9 | ||
| 11 | ||
| 5 | ||
| 2 |
powered by ブクログ人には色んな顔がある。 自分とはかけはなれた世界かもしれないが、 何故か自己投影もできてしまう不思議な作品。 自分も自分の知らない自分がいるのかも。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログ会社員としての自己とSMに惹かれてしまう自己の相反するようでないまぜになった姿が描かれていた。表題作のメタモルフォシスもトーキョーの調教も緻密かつ淡白なものでSMの描写としては上手いが、所属する会社や社会に対してやや説明的であり、そこはハードボイルドに描かない方がSMの描写に強弱が出るのではないかと思ったが、あくまでも1会社員としての側面も描くためには仕方ないのかもしれない。 しかし、収録されているどちらの作品も物語のそして会社員の主人公のその後は読み手が想像できる形で終わる。 ある意味その先が破滅的なものか、それともまた別の生き方を主人公が取るのか想像の余地があるのは面白いが、少し盛り上がりにかけると感じる部分もあった。 でも、だからこそもう一度読もうという余韻を残した書き方なのかもしれないと思った。
7投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公がSM嬢に調教されながら色々と考える話。お仲間は過激な快楽を追い求めて死んでしまい、自分はどうするかなーって感じで考える。 羽田圭介さんの作品は初めてなので他作品のことをわからないのだが、SMというアングラな題材を、あえて高尚な文体を用いて難解にしてギャップを生み出し、一つの作品として成立させているような気がした。 プレイの様子がドギツいので見るのは覚悟が必要
0投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ想像していた感じとは違って途中で読むの辞めました。 高みを目指す感じというか、プレイ中にまだまだだなみたいに思う描写が生々しかった。
0投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ「快楽」を求道的、哲学的に捉えたことがなかったので、興味深く読めたものの、生理的不快感は最後まで残った。
9投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログお仕事小説+SM、というなんとも想像しがたい内容の短編2作の物語。 1作目の主題作品、メタモルフォシスは、 金融機関で営業マンとしてネットが主流になりつつある中、 店舗に足を運んできたり、自宅に訪問したりで、対面での金融投資を しようとする人たちにうまいこと営業をして儲けを出していくという 仕事をしている中で、SMのハードプレイを追い求めていく。 2作目のトーキョー調教は、 13年目のアナウンサーがメインの仕事とアナウンススクールの講師として 掛け持ちてる中で、SMのデリヘルを利用しながら展開していく・・・。 どちらもSM描写は慣れが必要って感じがあり、読むのに苦慮する人も 多くいそうで、特にメタモルフォシスはお仕事の部分よりはSMが 多めなために、苦手な人も居ると思われますね。 トーキョー調教ももちろんのことSM描写が結構具体的ではあるものの、 どちらかと言えば、お仕事のほうがメインとして書かれているので、 どうSMが絡んでくるかと言う感じでこっちのほうが読みやすかったです。
1投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ女王様たちと変態たちのお話。何とも言葉にできないけど、とにか私は好きな作品だった。無駄がなく変態だった。真剣に変態だった。
0投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログSMという題材で飾りつつも、本当に描きたいのは生への希求やアイデンティティの確立ではないか……と思うのだけどどうだろう。 結構過激な描写が多いので、芥川賞作家の本とはいえ人にはお勧めし辛いですね。 SM文学って、漠然と思うよりも意外と世の中にいっぱいあるなと最近思う。
2投稿日: 2022.07.01
powered by ブクログ羽田さんの黒冷水を読んで面白いな〜と思ったので読んでみた。 綺麗な文章好きとしては好みの小説ではなかった。 テーマがSMなのでよんでてウワッってなる箇所多い。
0投稿日: 2021.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても楽しく読むことができました。 「SM」というジャンルを読むのが初めてだったということもありますが、行っている行為とは対照的な落ち着いた語り口がよかったです。 激しいプレイをしたりすごい状況になってたりするのに、冷静に解説をするような語り口だったので、ほんと面白くておかしくて・・・電車で読むのが大変でした。 読んでいて想像もしやすかったです。 「想像しよう」と思う前に勝手に頭の中で想像が完成していて、その想像に感情移入もしながら読めるので、とても「濃い」読書ができました。
0投稿日: 2021.09.16
powered by ブクログ個人的にSM愛好家の人を知っていて、 曰く「マゾには変身願望がある」そうです。 女王様は黄金プレイとあれば、体調管理を怠らないというのも風の噂で聞いたことがあります。 もしかしたら、すごくリアリティのある物語かもしれません。 変態が変態する話でした。
0投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログその男には2つの顔があった。昼は高齢者に金融商品を売りつける高給取りの証券マン。一転して夜はSMクラブの女王様に跪き、快楽を貪る奴隷。よりハードなプレイを求め、死ぬほどの苦しみを味わった彼が見出したものとは― 芥川賞選考委員の賛否が飛び交った表題作のほか、講師と生徒、奴隷と女王様、公私で立場が逆転する男と女の奇妙な交錯を描いた「トーキョーの調教」収録。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログ刺激的だった 人間の変態な部分を淡々と書かれていて、恐ろしく、気持ち悪いが、とても圧倒された また単純な下ネタの下品さだけでなく、「トーキョウの調教」での表でも裏でも繋がっている感じが気持ち悪さを引き立たせていた カタカナが多く、それがこの世界観を創る1つだとも思った
0投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログ『メタモルフォシス』は凄みがある。村上龍の同類の作品と比べると粘り気が無い分、真実味をかんじさせる。とっても恐ろしい話しである。ラストも絶妙で落としどころとして最高の選択であった。一般にはおすすめできないので★3つだが、私的には今年のベスト5冊入りはまちがいない笑 追記:『トーキョーの調教』についていまいちでした
0投稿日: 2018.04.01
powered by ブクログ解説が島田雅彦さんだったので読んでみました。 率直な感想としては、「気持ち悪い」というのが正直な感想です。 ただ、島田さんが好む小説(2人は似たもの同士?)なのは よく分かった。
0投稿日: 2018.01.22
powered by ブクログ2017年10月読了。 ストイックで最果て感のある、(ド)SMの世界。 千葉雅也さんとの対談で紹介されていて、遅ればせながら興味をもった作品。 たんたんと語られるえげつない(エゲツナイ..)描写に涙目で嗚咽しながら吐きそうになるのだけど、やがて読んでいるうちに、こころが身体が、カラカラに干上がっていき、乾いた笑いと切なさがこみ上げてくる。彫刻されていくような感覚。 ラストにとても美しいエピソードが描かれていて、あぁ、すべては一緒にこの儚い夢を見届けるためだったんだ、と錯覚のような共感をおぼえてしまうような。 読み手との変身を迫る激しい作品。うぅ。この凄みは忘れがたい..............。
0投稿日: 2018.01.05
powered by ブクログ短編「メタモルフォシス」と「トーキョーの調教」。 好きな作家の本だと手に取ったが、SM を題材にした二編を収録。 同じ愛好家の死を聞き付けるも、尚マゾプレイに身を投じ生死を彷徨う。 そして見つけた、本当の生き方。 アナウンサー教室の講師も務める中堅アナウンサーと、女王様かも知れない受講生。 潰されるのは社会から見た自分か、それとも肉体か。 SM 作品を通じて、僕は何を学んだろうか。 なにも難しく考えることもないだろう。 ただ、「感じろ」と。
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログSM調教をベースにした2作品。表題作は、読んでてちょっと具合が悪くなるレベルだった。ちょっと理解できない世界かも。サトウは、死を悟って初めて生きる自分の形みたいなものをみつけたようだが、それが人を超えたということなのか、ようやく人に追い付いたということなのか、逆に人から遠ざかったのか、なんとも言えない終わり方だった。 「トーキョーの調教」の方が多少ソフトだし、テーマも分かりやすい気がして読みやすい。が、表題作を読んだあとだとなんだか物足りなく感じてしまうので困りもの。 世の中のMの方々はいちいちこんな面倒なことを考えてるのか?そうだとすれば、いちいち理由をつけないと快楽に変換できない、面倒な精神構造自体がマゾ思考なのかも。
0投稿日: 2017.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SMの世界ってこんな風なのかと勉強になった。 1作目は生きている実感、2作目は実生活で嬢と客が出会ってしまったらや、自分という存在の表現?色々と書きたいことはあるのだろうと感じた。 終わり方が、どちらもご想像におまかせしますというあまり好きではない終わり方だった。
0投稿日: 2017.08.16
powered by ブクログ久々に読んでいて涙目になった本です。一旦読みはじめた本は最後まで読むと決めているから投げ出さなかったものの、これは本当につらかった。芥川賞作家の羽田圭介、先日読んだ『御不浄バトル』もあまりの下ネタにゲンナリ、これは凄絶なSM本。こんなだとは知らなんだ。羽田圭介、もう読まない(笑)。 表題作と、その原点となったという『トーキョーの調教』の2編を収録。前者は独身の証券マン、後者は妻子あるアナウンサーが主人公で、どちらもマゾ。周囲の目を忍んで、無店舗型のSMクラブの女王様から痛めつけられることに至福を感じています。メニューの中身が壮絶で、放置プレイの段ですでにおぞましいのに、スカトロの描写は本当に耐えがたく、もう勘弁してよと思いながらなんとか最後までたどり着きました。 解説で島田雅彦氏が「小説家は変態くらいでちょうどいい」とおっしゃっています。凡人にはおよそ理解できないSMの世界、小説家の世界。これを映像化するとしたら、みうらじゅん原作の『変態だ』(http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/6083a042a5e0a2bd224a13478f1e188d)の遥か上を行く変態映画になることはまちがいありません。絶対に観たくない(笑)。
0投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログどちらの話も最後にはよくわからない解放感があるのだが、そこまでのSM描写が私にはつらかった。予期せずSM描写が苦手なんだなーと気がつかされてしまった。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログこの小説を読み、自分がSMに対し全く共感を持てないことが認識できた。SMプレイ描写の嫌悪感が先にたち、読み進めるのがどんどん苦痛となった。
0投稿日: 2016.09.15
powered by ブクログ良い意味で説明過多で面倒な作品。だからこそSMという心理戦の焦燥感が伝わってくる。筋金入りの変態は死への憧れを持っているかと思えば、最終的には自分の言葉でマゾヒストを伝えるために生きたい、それでも尚僕は恥ずかしさを感じているぞ、と。これがマゾヒストか…。 「エゴマゾ」ではなく、リビドー所以のマゾヒズムが描かれたハードボイルドド変態作品。 同梱のトーキョーの調教も面白い。自分の首を絞めることに快楽を感じていいのか迷う真面目な変態の作品。 読んでいると食欲をなくす為、ダイエットにお勧め。
0投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログわたしにはこの世界観を受け入れる人生経験がなかった。途中で読もうとする心が折れてしまい棄権。こちらが恐れ多くなってしまうほどのド変態どもの話でした。 ただ、「無理!!!!」の一言で終わらせられるような小説ではないのは確か。ここまでこちらが圧倒されるような小説はなかなかない。でもやっぱ無理。
0投稿日: 2016.04.26
powered by ブクロググロい描写も主人公がストイック過ぎて逆に笑える、みたいな。 SMとは高度な心理戦であるということが分かったような気がした。 芥川賞受賞作も是非読んでみたい。
0投稿日: 2016.04.05
powered by ブクログこの本を読んで、私は真性のSでもMでもないと自覚。 知らない世界を垣間見れたという意味では興味深い一冊。 とにかくリアルな描写であった。
0投稿日: 2016.04.02
powered by ブクログ今話題の芥川賞作家の作品。 テレビで見る羽田圭介さんはとても面白い方だと思います。 そしてこの『メタモルフォシス』を読んでみたわけですが SMプレイのシーンを読んでワクワクも興奮もしなかった私はノーマル人間なんだろうなあと認識させられました。 しかし「気持ち悪い」の一言で済ますにはもったいないほど、その描写には圧倒されました。 すごく良い意味で、ちょっと面倒くさい文章を書く人だと思いました。 自分の好みではありませんでしたが、 SMの世界観に少し触れることができてよかったです。
0投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログ羽田くんの作品をちゃんと読んだことがなかったので、なんの理由だか本作を選び、図書館にて拝借。2篇収録中メタモルは読んだが、後半もSMかなぁ…と思うとなんだかそんな気分ではなかったので、読まずに返却予定。現在群像?連載中のゾンビに期待。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ読書中何度も笑わさせていただきました。どうせなら芥川賞はこっちの作品で獲ってほしかったなあ。 官能とかSMとかのジャンルの作品って全然詳しくないのだけど、変態さんの心情を文学的に表すとここまで面白くなるっていうのは自分にとって新たな発見だった。個人的には純文学は難しくてなかなか読みこなせない分野ではあるのだけれど、本作に限っていえば1行1行の濃密な記述がどれも馬鹿馬鹿しくも面白くて、読み進めるのがとても楽しかった。なお、途中強烈なグロ描写があるので、食事の際に読むのは控えたほうが無難だと思う。
1投稿日: 2016.02.07
powered by ブクログ「メタモルフォシス」の描写が過激すぎて 想像力が追い付かず、ぼんやりとした 映像しか頭には浮かんでこなかった 無意識の自主防衛なのかも(笑) こういう趣味って男性だけなのかなぁ 全く共感はできないけど 女性版のお店ってあるのかしら 素朴な疑問。 過激なSM描写のあいまに 証券マンやアナウンサーの内実が リアルに描かれていて興味深かった。
1投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログスクラップアンドビルドが面白かったため、手に取った本。 職場とSMクラブで立場が逆転し、お互いに降りられない環境の中でのせめぎ合いにスリルがあり一気に読んでしまった。 自分としてはSMという未知の分野の話ばかりだったので、全体的を通してドキドキしながら読んだ。 この世界観を成立させた作者の筆力、取材力はすごいの一言に尽きると思う。 羽田圭介の理系的な考え方、文章は個人的には好き。
1投稿日: 2016.01.25
powered by ブクログよくわからないSMの世界を覗き込んだ…程度の感触しか持てなかった。ただ、作者がまっすぐに何かを訴えようとされていると感じた。それが、解説まで読んで少し腑に落ちた気もした。 スクラップ・アンド・ビルド以上に自分の名刺代わりにしたい作品という帯の言葉に惹かれて手にした。テレビのクイズ番組なんかで見かける作者が、この名刺を持っている人かと思うと、さらにわかりにくい人だという印象が強く残った。 ここまで自分を掘り下げないと生きている実感が持てない?この先に何が待っているのか見えないところまで行ってしまう? スクラップ・アンド・ビルドが割と好きな作品だったので、ちょっと残念な気もする。これは全く個人的感想。 雑食性を身につけた作者の次回作のテーマに注目。
1投稿日: 2016.01.04
powered by ブクログSMクラブに耽溺するマゾ男性のお話二編。 刺激的な描写も多かったけど、アイデンティティを確認するのに必死になる主人公に思わず自分自身を重ねてしまうのは、私だけではないはず。 証券会社やテレビ局といった舞台の描かれ方も興味深かった。
1投稿日: 2015.12.21
powered by ブクログ文章力は上手いと思う。 取り上げている内容も興味深い。 でも2編のどちらの話の最後が消化不良という感じだ。 なかなか白黒とハッキリ出来ない世界だとは思うが、 それにしてもスッキリしない。 「どの程度の取材をしたのだろうか」という疑問も 浮かんだ。
1投稿日: 2015.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近有名な人の本だ。へぇ、SMを描いた本か、おもしろそうだな。 そんな感じで手にとって購入。 メタモルフォシスは死にかけることで生への執着を取り戻すというか、それほどの痛みや恐怖を感じないと生を実感できないというか、そんな人の話だった。一人の同志の死をキッカケにじわりじわりと崩れていき、構築されていく主人公の人生観。マゾヒストって難しそうだな。 トーキョーの調教はマゾヒズムという自己を確率していくことで元々あった自身のアイデンティティーを失っていく話。 一貫して思ったのはSMの女王様ってほんとサービス業なんだなってこと。 すっっっごい尽くしてるよね。そしてマゾヒストは自分のことばかりでめんどくさそうだ。 知らない世界でおもしろかった。書き方も好きです。
1投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログ新刊のとき読んで、衝撃的な面白さだったんで。文庫見つけて即購入即再読。 この小説の面白さは、主人公サトウが、実直でないが真面目、道徳的ではないけれど倫理のボーダーラインが明確である、とか一見するとわかりにくい背反的な要素を多分に含んでいて、その性質をそのままプレイに活かしているところ。ようは、よく描かれがちな、社会的地位も高く周りから尊敬されていて人徳がある人が実はこんなに…っていう週刊誌的で安置なSM小説とは一線を画し、どちらが本当の自分かなんていう馬鹿らしいといかけもなしに己の価値観倫理観に沿って奴隷として邁進していくその姿が勇ましく、惚れ惚れしてしまうのだ。羽田さんの抑制の効いた文体と相俟って笑いを誘われる箇所も多数ある。
1投稿日: 2015.11.18
