
総合評価
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魅力的なキャラクター
インターネットが普及する前、パソコン通信の時代に発表された電子書籍の草分け的存在であり、著者の念願だったラヴ・ストーリーでもある。 著者が「きまぐれオレンジ★ロード」の再放送を見たことがきっかけで生まれた作品ということで、あちこちに「きまぐれオレンジ★ロード」へのオマージュが見られる。 夭折した詩人立原道造の詩がモチーフとして描かれており、作品中にも効果的に配されている。 主人公の円くんは飄々ぬけぬけとしており、重たいテーマのウルフガイや幻魔大戦など他のシリーズの主人公と違って、軽々としている。 円くん、ホタル、小雪、伊福部ほか登場人物がみんな魅力的であり、円くんやホタルに会いたくなると読み返してきたので、電子書籍化を待っていました。
2投稿日: 2016.03.18電子書籍の歴史はここから
ストア入荷直後に衝動買いしちゃった。かつて酒見賢一氏が「陋巷に在り」文庫版のあとがきで絶賛していた伝説のオンライン出版小説がこの作品です。パソコン通信でこの小説が書下ろし配信されたのは1994年11月だという。TXTを圧縮したファイルをダウンロードするシステムで当時の資料(単行本第1巻巻末の広告)によれば料金はネット会社により時間課金30円/分、または1冊700円となっている。私はまだパソコン持っていなくて3か月後にアスペクトから紙の本が出版されたのを買いました。 私がパソコンを入手し初めて Nifty Serve を利用したのはその年1995年の秋頃。書籍に使われていた高橋有紀さんのイラストのBMPファイルが Nifty でもダウンロードできて、そのファイルは巡り巡って今使っているパソコンの中にも入っている。縦480pxだから小さなイラストなんだけどね。実はそのイラストのうちモノクロの数枚を縦960pxに拡大して Reader のスリープモードのスタンバイ画面としてずっと使っている。だから実はほぼ毎日ブックカバーを開く瞬間とかに高橋有紀さんによるホタルや小雪ちゃんたちの顔を見ている。 で、この電子書籍だけど、イラスト高橋有紀とあるのでつい期待してしまったが、アスペクトの書籍に収録されている高橋有紀さんのカラー口絵やモノクロ挿絵は付いていません。新しく書き下ろされた表紙イラストのみでした。ちょっと残念だったなあ。e文庫の公式ツイッターがその情報を流したのはこの電子書籍が販売された1時間後だった。私はその前に買っちゃったぞ。まあ新しいイラストでホタル、小雪、伊福部、コスギ、…、と順にみんなに会えるのも楽しみだけどね。 いろいろ書いたけど私、発売当時は途中経過はとても楽しくこの小説を読んだのですが、実はエンディングがよくわからなかったのです。当時最終巻に感動したというみんなの感想をよく見たように思うが、私はキョトンとしていた。今ならわかるかな? Reader での再読が楽しみだ。
3投稿日: 2016.03.17
powered by ブクログこの作品が、「きまぐれオレンジ・ロード」に影響されて書かれていると聞いて読んでみたが、影響というよりそのままじゃないかと思った。キャラクターの面ではもちろん文体すらそうだった。だからだろうか、読んでいるうちに自分でオレンジ・ロードの番外編を読んでいるつもりで読んでしまった。 第一巻であるせいか非常に展開がはやいように思った。円自身の多様な形での人物像が現れてくることと、蛍と小雪の人物の変化がめまぐるしかった。このように見ると、主人公の円自身はオレンジ・ロードの主人公と似ている側面をあまり持っていないような気もする。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログ幻魔大戦で有名な平井和正さんの作品。 出版社が出版社なので、ある意味知る人ぞ知る的な本じゃないかなーと思ったり。 著者いわく、気まぐれオレンジロードとめぞん一刻をオマージュした最高の恋愛作品。 今はどうやったら手に入るのやら。
0投稿日: 2009.08.06
powered by ブクログなんか久しぶりに読んだ平井さんの作品。 ま、知っての通り、あれのオマージュww でも、この人の作品は本当にいい感じでイメージが湧いて来るので嬉しいw
0投稿日: 2007.01.06
powered by ブクログうわ〜,気まぐれオレンジロードとそっくりな登場人物。はたしてどうなるのか,これは。本当にSFなのか。
0投稿日: 1997.05.31
