
総合評価
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powered by ブクログ筆者を思わせる人物が放送業界での動きをたどった短編集。特に踊る男は、コント55号 萩本欽一を思わせて、才能ブレイクし毎日欽ちゃん番組(欽どこなど)があったころを思い出した。いまは「仮装大賞」ぐらいでしか見ないけど、寂しい。
0投稿日: 2019.09.01
powered by ブクログ小林信彦だからミステリに違いない的な安易な考え方で読み始めたら、全然違った。業界人の悲哀と、そこにオーバーラップするビートルズの曲。 周りの期待と、それに応えようとする努力と無力感という点では、一般サラリーマンと重なる部分もあり、特に最後の「巨匠に良いところだけ攫われる」という憤りなどはよくわかる。逆に「こいつダメだよなあ」と思っていた新人が、「ダメだ」と書いた文章を読んで頭角を現していく畏怖というか、焦りというのもわかる。 ただ、「小林信彦だからミステリに違いない」という気分で読み始めてしまったのが運の尽きというか、不幸だったのだよな。 どの話も面白いですよ。 でもつい、いつもの「キレ」を期待してしまったので、次に読まれる人は、その辺を持たないことが重要です。 電子書籍向きの作品。
0投稿日: 2016.02.22
powered by ブクログ1979年に記された「あとがき」には、「周囲に逆らわずに現代に漂っている男を描こうと思」った旨がある。 4つの中短編、関連していないようで最後まで読むと全体が繋がってくるという不思議なこの本の目次を開くと、4編それぞれに1966年から1982年までの年号がついているのだが、私が手にした文庫版が出版されたのは1982年。発表年はそれぞれ違うが、1冊にまとめられたのは冒頭にあるように1979年なので、4編目は、執筆当時は近未来の年号だったことになる。偶然らしいが、どことなく不思議な浮遊感があるこの本には似つかわしいことのようにも思える。 作者は、中原弓彦の名で『日本の喜劇人』という長編評論を書いた人物。この小説を読んでいても端々に、舞台や映画、「笑い」の何たるか、といったことへの信念が垣間見えて面白い。 「笑い」やそれと表裏一体のペーソスを併せ持った「芸」人、本当は万国万人に共通なはずのそれを目指す人が、近年、少ないように思うのは気のせいだろうか? いつの時代も懐古主義は簡単なこと、できればそんな嘆き節はやめて、騒々しいイマドキの「笑い」にかき消されて目立っていないだけ、と思いたい。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ85002 28 存在感があふれる人物たち、現実を写しとったようなリアルな会話。それだけで充分読める。 1991年再読
0投稿日: 2011.03.27
powered by ブクログやはり、タイトルに引かれてしまう。反応してしまうのが、性というもの。リマスター版も買ってしまったし・・。 1966、74、78、82年の業界人の生き方を描いているが、あまり時代というものを感じさせない。今は、初来日時のエピソードは歴史として語られ、現代に至ってもビートズが音楽シーンに与える影響は大きい。ビートルズを世代のイメージ・象徴として取り上げて書かれているが、あまりにも時代が過ぎてしまったためか、懐古趣味的に感じられてしまう。そういう時代もあったなぁ・・。 2009年のリマスター版で、再び表舞台にビートルズが立つとは、予測不能。ビートルズには、新たな息吹が吹き込まれ、時代に取り残されていくのは、むしろ我々なのか?
0投稿日: 2010.11.03
