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人魚王子
人魚王子
尾崎かおり/新書館
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総合評価

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  • そらのあおとうみのあおが、かさぶたを剥がすような痛みの短編集。

    多分、よし読むぞって気持ちで読んだら物足りなかったと思う。思春期の痛々しさとか不安定さを、ナイフで切り裂くほどには痛くなく描いている。でも、にじみ出る柔らかさとか透明感とかそういうものと溶け合って、なんだかちょっと心地いい。学校の自主制作フィルムを大人が覗いている背徳感がある。

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    投稿日: 2016.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「なんかね、ここに立つと自分の輪郭がくっきりして」 ちょっときつめの逃避行がなんか心にグサグサ刺さってくる。女の子ってこんななんだーとか、男ってこんななんだとか、友達との明暗も、時間の経過も。いろいろな対比に心が揺さぶられる。 表題作は... これの後だと普通に思えてしまう。

    0
    投稿日: 2016.09.19
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    『神様がうそをつく』ほどの衝撃はないにせよ、ああもう好みだ、すごく好みだ……。絵もだけれど、ストーリーテリングも、哲学みたいなものもいちいち撃ち抜かれる。/<よく知らない男の子と 慰め合って別れた/私は 誰も愛さないのかも知れないなあ>

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    投稿日: 2016.09.01