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夏の夜の夢・あらし(新潮文庫)
夏の夜の夢・あらし(新潮文庫)
ウィリアム・シェイクスピア、福田恆存/新潮社
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総合評価

69件)
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    妖精や魔術など、ファンタジー要素が強く、面白かった。海外文学ということで少し身構えていたが、意外とすんなり読めた。

    0
    投稿日: 2025.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (夏の夜の夢は、昔学校でやらされたので今回は割愛。キモい話だが、最後のパックの言葉が好きだよ。 00年代の映画も楽しかったし、メンデルスゾーンの妖精の歌も大好きです。) 越智敏之「魚で始まる世界史」を読んでいて、シェクスピアのあらしに魚関係の言葉が出てくる背景の解説があり、あらしってどんな話だったっけと思って再読。 私の持つ文庫は古いやつでこんなおしゃれな装丁ではなかったけれど。。。 再読する前に覚えていたことは プロスペローという怖いおじさんと娘と島の話だというくらいだった。 (そういえばガンダム水星の魔女は、あらしをモチーフにしているんだったなと思いつつ読んだ。確かに、プロスペローは娘よりエアリアルをずっと大事にしているようである…ぎゃふん。) キャリバンのくだり、けっこう泣けるよね。 可哀想ですらある。 酒の力で変な奴をありがたがるエピソードって、夏の夜の夢のロバ男にも通じるよね。 魚の世界史のおかげでぐっと解像度が上がって、あらしの面白さもわかってきた。 この島は、地中海にあるアメリカ風味のアイルランドであるらしい…。 物語の最後に、プロ親父が急に改心するのはよくわからんけど、能・恋の重荷みたいなかんじか。 ゴンザーロが気になった。ゴンザーゴに似てるからか、大きなキャラかと思ったが、ちょっと消化不良。 今回、マンガ・エマで、ドロテア夫人が英詩を口ずさんで、エマが夏の夜の夢、とつぶやくシーンに登場した英詩が、あらしのものだったと分かった。ビックリした。アニメ版では修正されてるらしいが、マンガの編集者、ちゃんと仕事して。当時もツッコミの嵐だったのでは。あらしなだけにーーー。

    1
    投稿日: 2025.05.03
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    喜劇2作品。共に妖精が登場するが、史上豊かな表現で進んでいく。「あらし」の方がわかりやすく好みだ。2025.2.24

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    特に夏の夜の夢が気に入った とにかく紡ぎ出される言葉の一つ一つが美しく、原語でもいつか読んでみたいと思った

    0
    投稿日: 2024.04.13
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     幻想喜劇の『真夏の夜の夢』とシェイクスピア最後の作品『あらし』の二作品を収録。両作品ともに女性キャラが、近年の漫画、アニメにありそうな特徴を持っており、現代の作品(ジャンルとしてはファンタジー、ラブコメに近い)を読むように両作品を楽しめる。また『あらし』の解題で、本作品には元ネタと思われるものがほとんどないと指摘されている。シェイクスピア作品の多くは、複数の元ネタ作品を組み合わせて、作品を作り上げたが、最後の作品は、極限までオリジナリティを出した。ここから、偉大な文学作品を編み出したシェイクスピアは、初期ではたくさんの他作品を借用して創作するが、年齢を重ねるにつれて、徐々に独自性を磨いていく過程は興味深い。

    0
    投稿日: 2024.03.02
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    はじめて読んだシェイクスピアの作品がこの本でした。 悲劇が有名な方なので逆に喜劇の方が気になって読み出したけど、意外とギャグ展開が多くて面白かった! 最初は人物の名前や関係性を覚えるのが大変だったが読んでるうちに覚えていくのでスラスラ読めました! また違う作品も読んでみたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.09.07
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    「あらし」は今のところ僕の中でシェイクスピア作品のトップ。 なんて綺麗な表現の数々なんだろう。 悲劇作品の名言とはまた違う名言の数々。シェイクスピアの引退作品であることをふまえたエピローグに感動。

    0
    投稿日: 2023.01.08
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    文学ラジオ空飛び猫たち第89回紹介本 https://spotifyanchor-web.app.link/e/QURg4KIXhwb 展開がおもしろくて、最後の劇も笑えて、やっぱり喜劇はいいなと思った。これは演劇を鑑賞したい。でも、読んだ後に振り返っていくと、けっこう人間とは何かを論じるセリフもあったりして(とくにシーシアス)、だんだん名作に思えてきた。 シェイクスピアはよくわからない人にこそ、こういう喜劇がいいのかも。戯曲なので慣れてないと読みにくいかもしれないけど、それでも案外楽しめると思う。

    3
    投稿日: 2023.01.04
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     「夏の夜の夢」  愛憎のもつれをほぐす、夢のまにまに。  Fate/Grand Orderのオベロンへの理解を深めたく、読みました。  古のギリシャにて。  アテネ公を初めとする3組のカップルたち。婚儀の余興として準備する素人劇団。妖精王オーベロンと従者のパック、妖精の女王ティターニア。  これらは絡みあい溶けあう現実と虚構と空想の話。  荒れに荒れて痴情のもつれる始まりから、ロバ頭に恋する妖精女王やら、魔法をかけるべき相手を間違えて混乱を深くするパックやら、三文芝居にケチを付けるハッピーエンドやら。  解題によれば、本作のパックの存在は当時の世間一般における妖精のイメージを大きく塗り替えました。馴染みやすいものとなりました。  わちゃわちゃ感とハッピーエンド感を楽しめる人にお薦めする作品です。  朗読しました。  なお、「あらし」については現在興味がないため読みません。

    0
    投稿日: 2022.10.03
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    いたずらっ子なパック、度が過ぎてると思う。でも、そういうところが面白い。恋は盲目ってことを改めて学んだ。

    0
    投稿日: 2022.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1971年 ウィリアム・シェイクスピア 福田|恆存《つねあり》 訳 ・真夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream 1595~96年 ・あらし The Tempest 1611年 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n91d71ecbb1b2 「真夏の夜の夢」 軽く見れる。長くもないし、重くもない。単純に楽しめる。2組の恋愛問題、妖精たちの介入、職人たちの芝居、その物語の織りなし方がすごく良い!最後は、万事解決で終わるのでスッキリした気分になれる。 長い話ではないけれど、面白ポイントがいくつもあり、何より物語の展開・構成が素晴らしく、また、それぞれのキャラが活きてて魅力的。そして、その全体的に醸し出される雰囲気がすごく好き。 「あらし」 この作品は、シェイクスピア最後の作品らしく、訳者・福田恆存さんの解説によると、喜劇の最高峰は「あらし」だと書いてあった。プロ目線だとけっこう意味深いもののようだが、そこまでの理解には至れなかった。 ド素人の私にはそれほど面白味はなく、好みではなかった。話の展開から終わり方、キャラクターなどに魅力を感じない。プロスペロー、それとエーリアル、キャリバンなんかの印象が強いかな。 最後に、シェイクスピアは解放されたということか。人間の闇を突き抜け、悟りの境地に至ったみたいな?まあ、詳しくは分からないけれど。とりあえず今のところ、やっぱり「夏の夜の夢」の方が好き!

    0
    投稿日: 2022.02.08
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    バレエの演目が大好きで、思い出深いこの作品 学生時代以来で読んだけど、この品のあるドタバタ喜劇、面白くて面白くて笑いながら読みましたー。 楽しかった☺️ 戯曲がこんなに楽しく読めるようになったはお嬢が演劇やってくれたおかげかと思う。 一緒になりたいライサンダーとハーミア、 ハーミアの父から信頼を置き、ハーミアを想うデメトリアス、 デメトリアスに恋するヘレナ。 この4人が、妖精の王オーベロンと、パックの媚薬せいで恋敵が入れ替わり… 恋のお話しもやっぱり好きだけど、 大公が庶民の演技をあたたかく見守る、 5幕の劇中劇のシーンがなんだか良かったなぁ。 出来るトップは部下たちをも尊重するのね…とか考えちゃったりして

    2
    投稿日: 2022.02.05
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    今さらシェイクスピアの第二弾。 全く知らない作品だったが、「夏の夜の夢」は初期の喜劇として有名らしい。イタズラ妖精が結婚前の男女を振り回す、という内容的には面白くも何ともないのだが、一度では分からない味があるのか。 後半の「あらし」こちらは晩年の喜劇らしい。これも妖精が出てくるが、主人公が陥れられて島流しされた王で、今の王族復讐するという少し重い話で、目新しくはないが面白かった。 喜劇なので、もっとコミカルなやり取りがあると思ったが、そういうことではなく、ハッピーエンドかバッドエンドか、という分類ということだ。この歳まで知らなかった。

    0
    投稿日: 2021.10.09
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    小さい頃に宝塚歌劇の『PUCK』が大好きだったので、いつかシェイクスピアの原作が読んでみたいと思い読了。 原作を読み、舞台がわかりやすく脚色されていたことを知った。 オーベロンに依頼されたパックの勘違いから森の中で四人の男女が色恋沙汰で大揉めする場面がとても面白かった。 牝鼬とか畜生とかちょっと言い過ぎでしょうと、思わず吹き出してしまった。 解説で本作の三部構成の絶妙さが述べられていて、そのように読み解くのかと勉強になり、なるほど伏線が綺麗に結末に集約されていると気がついた。 自分の勉強不足で、まだまだすっと入ってこない箇所が多かったのでもう少し考えを深められるように慣れていきたい。

    0
    投稿日: 2021.09.12
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    シェイクスピアははじめて読んだ。予想よりずっと面白い。 「夏の夜の夢」 三組のキャラクターたちの群像劇。三谷幸喜作品みたいにわちゃわちゃしていて楽しく読める。 パックは「俺様、何が楽しいといって、万事めちゃめちゃのこんぐらかりくらい、お気に召すことはないのさ」とひどい。妖精らしい。 オーベロンも従者に対して「気違い小僧」と口が悪い。そもそもオーベロンとタイターニアは仲がいいわけじゃないんだなあ。 「あらし」 プロスペローはエーリアルこき使いすぎだ。 目の前の人参のように「これが終わったら自由にするから」を多用するので、本当に果たされるのかハラハラした。 エピローグが観客を劇に参加させる作りで、ショーマンやなあ!と感心してしまった。 本作がシェイクスピア最後の作品なのも感慨深い。 翻訳家の福田さんは翻訳家として、 「原文の詩の美しさが、多国語に翻訳し得る限界を遥かに越えている」と嘆いでいるが。 とても美しく読みやすい文章だった。 「かわゆい」と言う言葉選びもかわいい。

    0
    投稿日: 2021.09.05
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    言わずと知れた、シェイクスピアによる喜劇です。とはいっても、喜劇と本当に分類してよいのかは研究者のあいだで見解がわかれるようです。 本作の訳書は、さまざまな出版社から出ています。新潮文庫をおススメするのは、以下のニ点が挙げられます。 まず一点目は、この文庫には『あらし』も所収されているからです。 舞台の設定としては『夏の夜の夢』と似ているのですが、『夏の夜の夢』が戯曲家としてのシェイクスピアの成長期に書かれたものであったのに対し、『あらし』はその晩年期に書かれたものであることから(参照:https://www.asahi-net.or.jp/~WF3R-SG/nsshakespeare3list.html)、ある意味で両者は対照的です。そして読んでみると、たしかに作風などの変化だけでなく、作者自身の変化も想像させるくらいに相違があることを感じれるでしょう。いずれにしても、シェイクスピアのキャリアが上向きであった時期と下向きであった時期を同時に知れるのは、お得感があります。 そしてニ点目は、解説がよいことです。 シェイクスピア作品の解説は概して、書かれた年代の特定や、作品のジャンル分けなどにページを割いている感が否めません。訳者は学者であることも少なくないので、どうしてもそうした点が気になるのでしょう。しかし、そうしたことは一般読者にとっては読後に最も気になることではあまりないので(それこそウィキペディアで知れることも少なくないので)、もっと内容などに関して述べてほしいという思いがありました。そして、この文庫の解説は、そうした思いを十分とはいはないまでも、ある程度は満たしてくれる内容です。さらには、『あらし』を視野に含めた視点から語ってもいるので、一点目で述べたようなシェイクスピアのキャリアにおける成長から晩年にかけての変化が解説されているのも、お得感があります。 文庫は安価で軽量という二大特典がありますが、それ以外の利点も感じられたことは、個人的にとてもうれしいことでした。

    1
    投稿日: 2021.06.24
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    再読。『夏の夜の夢』最も好きな喜劇。ヘレナがんばれと思いながらみていたが、ハーミア罵倒のシーンはやはり楽しい。作中劇を演じるボトムら職人たちが、明るく善良で下品さ粗暴さがないのところも好き。いたずらもののパックも好感が持てる。 『あらし』2012ロンドンオリンピックの開幕式がキャリバンの台詞で始まったことに気が付いたことが少し自慢。続いた各国の入場式を見て ”これ程美しいとは思わなかった、人間というものが! ああ素晴らしい”というというミランダの台詞を思いだした。大調和の世界を感じさせるこの作品も大好きな作品。

    0
    投稿日: 2021.02.28
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    夏の夜の夢・あらし (和書)2009年03月11日 15:55 1971 新潮社 シェイクスピア, 福田 恒存 超自然世界と人間の諸関係が現実原則・快感原則の価値転倒を招きそれによって起こる喜劇・悲劇が面白かった。 諸関係を周到に批判出来ているから可能な作品でとても秀逸でした。 「夏の夜の夢」も良かったが「あらし」が非常に気に入りました。

    0
    投稿日: 2020.09.25
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    夢のように軽やかで神秘的な「夏の夜の夢」。生命力溢れる森の美しさ、個性豊かな妖精たち。夢ならば覚めて欲しくないと願う美しい宝物のような物語。 「あらし」は同じ幻想的でハッピーエンドの物語ではあるが、どこか人間の欲深さや罪深さが影を落としているように感じられた。全てを支配する絶対的な魔術師プロスペローが最後、己が力を自らの意思で手放したという事実がどこか作者自身の決意を感じさせる。

    0
    投稿日: 2020.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏の世の夢 解題 福田恆存(ふくだつねあり) あらし 解題 福田恆存(ふくだつねあり) 解説 中村保男

    0
    投稿日: 2020.05.25
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     教え子が英語劇をやるというので、日本語版を買って読みました。  ストーリーとしては、別に難しいことはないのですが、シェイクスピアの台詞は難しいですね、私には。日本語で読んでも難しいのに、英語で聞くのは、至難の業です。  もう少し英語が分かるようになりたいものです。

    0
    投稿日: 2020.04.18
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    物書きの端くれでありながらシェイクスピアを一冊も読んだことがない……いや、ロミオとジュリエットくらいはどこかで読んだ気がしないでもないけど、とにかく「タイトルは聞いたことある」で止まってる作品があまりにも多いと感じたので手に取ってみたのがこの作品。 結果として、自分はあまり楽しめなかったので過去を振り返ることなく今を生きるか……という結論に落ち着いた。 とはいえ、「シェイクスピアの時代で物語は完成してる」なんて言葉を聞いたことがある理由は頷ける気がする。セリフ回しが昔の時代に合わせたものなので、一言一言の機微みたいなものを感じ取ることはできなかったんだけど、劇だからなのかどれもこれもリズムがよくて軽妙に読み進められる。そして何より、展開の意外性とかテンポが完成されていて、なるほどなと思った。夏の夜の夢は楽しく読めたけど、あらしは登場人物が多くて、場面が変わる度にその都度人物紹介に戻らなきゃいけなかったのが……ツラい。

    0
    投稿日: 2019.08.25
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    「夏の夜の夢」の原題は「A Midsummer Nights Dream」。Mid Summer-Dayは夏至で、MidSummer-Nightsは、その前夜。翻訳された方によれば、日本での題名は通常「真夏の夜の夢」とされているけれど、真夏というと日本でイメージする夏真っ盛りの暑さと、イギリスでの夏至のころの爽やかな初夏の陽気は全然違うので「夏の夜の夢」と訳しましたとのこと。ご本人も言っておられるように「夏の夜の夢」でも、おそらくイメージに爽やかさは望めそうにないので(そうでなくとも昨今のこの暑さ)、現代通りに「夏至前夜」でも良いくらいに思う。 この「夏至前夜」は、西洋では妖精が跳梁し薬草の効き目が特に著しくなる日と言われていたのだそう。日本(アジア圏?)では冬至が特別視されることが多いのではないか?冬至は最も昼が短く夜が長く、魔の力が一番強くなる日として魔を払うために南瓜を食べたり小豆を食べたりしています。また児童文学の「『光の六つのしるし』 (闇の戦いシリーズ 1) スーザン・クーパー 」でも冬至が最も魔を抑える力が弱まる日と描かれていたように思う。逆に夏至の日に、妖精やらのファンタジーな力が強まるというのは意外。 「夏の夜の夢」では、恋人たちがパックの惚れ薬に振り回される顛末は面白い。もっとパックのいたずら心が引き起こしたものかと思っていたのだが、そういうわけではなかったとも知った。加えて妖精たちの描写が面白く楽しいと同時に、森の描写が美しく幻想的だった。

    0
    投稿日: 2018.10.02
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    シェイクスピアの豊かなイマジネーションの結果、喜劇。 「夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream」は、1590年代に書かれたと言われる。妖精パックのいたずらで複数の恋人たちがドタバタする喜劇。最後は収まるところに収まって大団円。職人たちの素人演劇は、きっと文字ではなく実際に舞台を観た方が笑えたかも。宝塚のPUCKと比較すると、なるほどここをこういう形に変えたのか、と興味深い。シェイクスピアも元ネタを上手に変える人でしたね。 「あらし The Tempest」は、シェイクスピア最期の作品と言われる。大学の授業で読んだ記憶はあるけれど、あらためて読むと、プロスペローがすべてを支配している話なのだと。復讐譚だけど怖くはない。妖精エーリアルはまるでジーニーみたい。そう思うと、もしかしてディズニーで出来る……とか考えてしまう。プロスペローは、最初こそ弟に領地を奪われて絶海の孤島に流れ着いているけど、この劇の間は無敵。そういう意味で、神とか運命に支配される人間という感じが薄い。むしろ神。ここがシェイクスピアのたどり着いたところかと思うと、なんとも言えないのだが、それはまだシェイクスピアの凄さがわかっていないからなのか。

    1
    投稿日: 2017.10.14
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    沙翁喜劇の代表作の一つといはれる『夏の夜の夢』と、最後の浪漫喜劇『あらし』をカップリングした、お徳用の一冊であります。 『夏の夜の夢』は、執筆時期としては「喜劇時代」の幕開けくらゐですかな。それまでの、例へば『じゃじゃ馬ならし』のごとき写実的な、いかにも喜劇喜劇したものとは一線を画してゐます。妖精も出るしね。 わたくしは沙翁劇に於ける「道化」が大好きなのですが、それに劣らず「妖精」も熱愛してゐます。本作ではパックといふ「茶目な妖精」が登場します。しかし彼は命令された人物とは(誤つて)別人に惚れ薬を塗つたりして、騒動を起こすのであります。 そして殿様の結婚を祝つて、無学だが人間味たつぷりの愛すべき職人たちが披露する芝居が面白い。オルガン修理屋、大工、仕立て屋などが、観客に気を遣ひすぎて却つて訳の分からないドタバタ劇になつてゐます。「たまたま、それがし、スナウトなるもの、石垣の役をば演じます」。 最後の口上でパックが述べるやうに、すべて一夜の夢の物語と思へば、こんなに素敵な夢はない。 一方『あらし』は、最晩年にあたる「浪漫劇時代」の、しかも一番最後の作品。近年の訳では『テンペスト』となつてゐることが多いやうです。この後は『ヘンリー八世』を残すのみですが、これは沙翁の未完原稿を他者が完成させたとも、合作ともいはれてゐて、沙翁の単独執筆としては『あらし』が事実上最後の作品なのださうです。 ミラノ大公だつたプロスペローは、その弟アントーニオーにその地位を奪はれ、追放された身。妖精エーリアルの魔力を借りて、弟とその一味に壮大なる復讐を遂げる、といふ物語。恋愛あり、陰謀ありの世界ですが、すべてはプロスペローの思惑通りになつていきます。これはエーリアルの力が大きい。彼はプロスペローには恩があるため逆らへず、とにかく酷使され、不満たらたらながら抜群の働きを見せるのであります。 結末を知らぬ当時の観客は、これを喜劇と認識せずに、はらはらしながら観劇したのではないでせうか。プロスペローが完全に復讐を遂行してしまへば、とても喜劇にはなりません。そこで彼は、アントーニオーらが十分苦しんだとみて、赦すのであります。そして魔法の杖も捨てて、以後は魔法を封印します。さらにエーリアルも解放してあげるのです。 一応ハピイエンドと申しても良いのですが、どうもアントーニオーの最後の台詞を見ると、心から反省してゐるのかどうか、疑はしい。そこを「エピローグ」で、観客に向けて拍手をもつて我に力を、てな感じで呼びかけます。自分の今後の安寧は、観客に委ねるといふことですかな。 最後に、いつもながら福田恆存氏の翻訳には舌を巻きます。そして充実した解題と中村保男氏の解説。これらを読む為だけでも、新潮文庫版を選択する価値があると申せませう。 http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-659.html

    0
    投稿日: 2016.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    くどい。でも面白い。それが率直な感想。 初めて読んだ戯曲よりは楽しめたし、話も把握できた。 でもなかなか進まない。ただ単にそれは、この文体か合わないだけなのかもしれないし、違うかもしれないけど。 今度は日本のを読む。

    0
    投稿日: 2016.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短いのでさらっと読み進められる。妖精や怪物の登場など、両作ともに登場人物が個性豊かで魅力的。 (夏の夜の夢)妖精が多すぎて整理するのがちょっと大変。キューピッドの矢の力を持った植物と、うっかりものパックが引き起こす若者たちのてんやわんやが面白い。 (あらし)何故プロスペローがあっさり許し、キャリバンが突然従順になったのかが謎ではあるが、読者を引き込む展開が続くのであっという間に読めてしまう。

    0
    投稿日: 2015.09.16
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    [内容] 「夏の夜の夢」はシェイクスピアを代表する喜劇です。 二組みの男女の恋模様に、妖精の王と女王のいざこざが絡まり喜劇が繰り広げられていく。 舞台は森の中、トリックスターのパックが惚れ薬を塗る相手を間違えたことから騒動は発展していく。 -- 確かに面白いし言葉の使い分けも好きなんだけど、やっぱりちょっとむずかしい。でも好き。

    0
    投稿日: 2015.08.25
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    夜の夢は妖精に弄ばれる人間たちの滑稽な恋愛模様が繰り広げられます。説明は詳細にしないとだめですね。そもそもなぜこのいたずらっこのような要請に頼んじゃうの王様と突っ込みをいれたくなります。最後は無事幸せになってよかったですね。 あらしは、もと王様が復讐を果たすべく自分が追いやられた島に、犯人たちを導き、思う存分嫌がらせした後、満足して国に帰る話ですが、こき使われる妖精がだんだんとかわいそうになります。最終的に自由になったものの、読んでる間、やっぱり自由にするのやめたとか言い出したらどうしようかとちょっとはらはらしました。どちらもハッピーエンドな流れで読みやすかったです。

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    投稿日: 2015.08.19
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    シェイクスピア舞台では何本か見ていたももの、戯曲を読んだのは初めてでした。 舞台を観た感覚と、本を読んだ感覚にほとんど差がないのに驚きました。

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    投稿日: 2015.06.02
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    初シェイクスピア。 劇の台本を読んでいるようで、最初は文体に慣れるのが一苦労(笑)まあ直ぐに慣れる。 長年愛されてきた作品なのだろうか。私にはよくわからない。これが喜劇だからか? 今度は彼の悲劇の作品を読むとしますか。

    0
    投稿日: 2015.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夏の夜の夢」のみ読了。「あらし」は今読んでいます。 ケンカしているシーンが、めっちゃコント。これをこのままミュージカル化してもいいくらい。 宝塚で上演された「PUCK」のハーミアと、原作のハーミアの口調が少し違っていて面白かったです。ハーミアが畜生!って言ってたり。

    0
    投稿日: 2015.04.19
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    (レビュー・感想というより、読むに至った経緯) 夏の夜の夢 一言でいうと、ハチャメチャ喜劇的ラブストーリー あらし 一言でいうと、人間同士の和解にいたる物語 どっちも妖精が出てくるにも関わらず、 それほどファンタジー要素を感じないような。 ・・・ 本格的にシェイクスピアも学べば良かったと、 今更後悔している。

    0
    投稿日: 2014.09.28
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    新国立劇場で「テンペスト」いままさに上演してますね。 プロスペロー 「吾らは夢と同じ糸で織られているのだ、ささやかな一生は眠りによってその輪を閉じる」

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    投稿日: 2014.05.12
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    シェイクスピアといえば悲劇だが『夏の夜の夢』のようなファンタジックな喜劇も好き。翻訳の過程でシェイクスピアの巧さは減少してしまうのだけれど、それでも三つの筋が交差しあっていて、他愛ないけれど夢幻的で面白い。にしても愛に振り回される人間って。ヘレナとデメトリアスはそれでいいのだろうか。『あらし』はシェイクスピアの最後の作品とされる悲喜劇。植民地的アプローチで読んでもプロスペローと作者を重ねて読んでも興味深い。この作品が最後だからこそ作者の不思議な魅力が高まる気がする。アントーニオが不安ではあるが。

    0
    投稿日: 2014.04.03
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    フルート シスビーっていうのは、なんだ? 武者修行の騎士か? クィンス お姫様だ、ピラマスが恋する相手だ。 フルート いやだよ、女形はごめんだ、ひげが生えかかっているのでな。 2014/03/24-04/03

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    投稿日: 2014.03.24
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    『開かせていただき光栄です』http://booklog.jp/item/1/4152092270のでオベロンとタイターニアがみたくなったので、「夏の夜の夢」目当てで読んだ。 「あらし」がテンペストだということに読み始めるまで気づかなかった。 テンペストも『少女たちの19世紀』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4000259423で読みたかったんだ。 共感しない読み方を覚えてから、楽しめる範囲が格段に広がった。 これも昔読んだら面白くなかっただろうと思う。 馬鹿げたドタバタコメディだと理解したら夏の夜の夢は面白い。 殿方はどうよと思うし、女子ズはそいつらでいいのかとも思うけれど。 ハーミアとヘレナの、元仲良しという関係あってこその罵り合いが好き。 サロメを読んだ後だから、あんなに仲良しだったのにという嘆きに、ヘロディアの近習と若いシリア人みたいなのを期待してしまった。 タイターニアと小姓の母親にも感情があるし、女子同士に関係性があるのが意外だった。 劇中劇は『ギリシア神話』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4061943014で読んだ覚えがある。 この本では「ピラマスとシスビー」だけど「ピュラモスとティスベ」のほうが通りがいいんじゃないかな。 ロミジュリの元ネタがえらいことになってて笑った。 タイターニアの小姓をほしがるオベロンは、ゼウスとガニュメデスだろうか。 テンペストは、解説でべたぼめだったけれど正直よくわからない。 キャリバンかわいそうとかプロスペロー自業自得じゃね?とかエアリアルの奴隷根性はどうなのとか、そんな感想しか湧かない。 解説いわく、テンペストは翻訳不可能なほどの美文で、しかも説明したら消えてしまうような魅力の作品らしい。 だから今のところ筋しか読めなかった私には、良さも理解できてないんだろうな。 良し悪しを語れるほど理解できないのがもどかしい。 私が読んだのは鶯色(より薄いか)に飾り枠と文字だけの表紙の。 文庫本は主張の少ないデザインのほうが好きだ。

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    投稿日: 2014.03.09
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    この2作を読むと、シェイクスピアにおける喜劇とは何だろうかと思う。ことに、「あらし」がそうだ。喜劇の定義がよくわからないが、どうも悲劇でないものとしか言いようがないようにも思えるのだ。さて、篇中前半の「夏の夜の夢」は、戯曲として読むよりは、舞台で見る作品だ。ここでは、3つの世界が劇を構成するが、何といっても妖精の世界をいかに見せるかに演出の妙があるように思う。人間技を超えた軽やかさが求められるだろう。一方の「あらし」は、なんだか悲痛ささえ漂う。エピローグは、あたかもシェイクスピアの辞世の言葉のように響く。

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    投稿日: 2014.01.10
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    シェイクスピアの最後の作品「あらし」に加え、メンデルスゾーンの結婚行進曲でお馴染みの「真夏の夜の夢」 あえて夏の夜の夢と訳した理由もキリスト教の文化圏から考えると納得できる。 どちらの作品も妖精が物語に重要な役割を果たしていて、物語性がより一層増している。また、下地になる作品がなく、ほぼシェイクスピアの想像の世界でできている。 どちらの作品にもこれまでの悲劇作品のような愛憎劇が多分に盛り込まれているのにも関わらず、それを超越した力で喜劇にまとめ上げているところに、シェイクスピアのひとつの終着点がみえる。 だが、どうしても作品が短いためか、その転換が煮詰まらないまま成されているような気がしてしまった。

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    投稿日: 2014.01.01
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    初シェイクスピアです。夏の夜の夢はセリフが派手で、登場人物も思い込みがはげしくていろんな意味ですごかった。よくあんなセリフがすらすらでてくるなー。 あらしは挫折しました…(^^)

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    投稿日: 2013.12.12
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     夏の夜の夢のほうは、「ガラスの仮面」でも演目に選ばれたよく知られる喜劇。ただこれは台本を読んでるようなものなので、洋の東西を問わず様々な例を情緒たっぷりに出しながら愛を語りまくるという眩暈がしそうな文が続き、眠くて仕方ない。パックのキャラクターといたずらが清涼剤になるのがよくわかった。  「あらし」のほうはざっくりいえば復讐物語なのだが、主人公プロスペローはなるほどたしかに名君だったのだろうなと思わせる言動が多く、彼を助けた人物も劇中で推察することができるし、傑作と呼ばれるのもうなづける。特にエーリアルに語りかけるプロスペローが好きだなあ。面白かった。

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    投稿日: 2013.10.19
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    シェイクスピア初体験だったけど中々面白かった(自分の所有物として娘の恋愛に口をだそうとする父親とか所々に出てくる古くささが鼻につくけど)。徹底的に馬鹿馬鹿しい「夏の夜の夢」よりもある種の寂寥感漂う「あらし」の方が好きかも。

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    投稿日: 2013.07.05
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    夫が、シェークスピア読んでみたい!と言って図書館でリクエストした本です。私の方が先に読んじゃった。 翻訳が、雰囲気出ていて古典らしく格調高い感じなんですが、正直初心者には少し読みにくかったです。 シェークスピアには珍しい喜劇だそうですが、妖精が登場したりして幻想的でかわいらしいとも言えるけど、時々、これは古典のドリフ?とか思っちゃったりして。 だって、町の庶民が王様の結婚式で演劇をするんですけど、それがド下手で見てる人達が都度ツッコミを入れたりしてるんですよ(笑) 他にもところどころでドタバタしてるし、最後はよくわからないけどとにかくハッピーエンド!って感じだし、これはドリフでしょ。。 (ドリフだって劇だったし)やっぱり本ではなく、演劇でみてみたいですね。 当時、貴族の結婚式で上演されたかも、とのことですが、明るく楽しく、結婚式での演目ならすごく盛り上がったでしょうね☆当時をいろいろ想像しちゃいました。

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    投稿日: 2013.03.16
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    戯曲は中々慣れない。特に人物名が覚えられない。シェイクスピアは悲劇の方が好きかもしれない。それにしれもパンチラインが多い。

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    投稿日: 2013.02.28
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    この本じゃなく同じ人の訳で『シェイクスピア五大悲劇集』というのの夏の夜の夢だけを読みました。 シェイクスピアの中では割と読まなくてもいい方と思います。 舞台を見にいく予定があった上で読むのがオススメ!

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    投稿日: 2012.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは面白かった!本当に喜劇喜劇してる。登場人物の語り口も滑らかで、平家物語を読んでいるよう。三神勲の訳も的を射ている。そしてタイトルのネーミングセンスが秀逸。短編だから読みやすいし、うーん古本であったら買おうかなあ。 恋は目で見ず、心で見るのだわ。だからキューピッドの絵も、翼があって盲目になっている。恋の神さまの心には少しも分別がない、翼があって眼がないのはせっかちでむってっぽうなしるし。だから恋の神さまは子供だといわれてる、しょっちゅう相手を間違えてばかりいるんですもの。 そういえばキューピッドって子供だよね。でも盲目だったっけか?というのは素朴な疑問。 だが、そのキューピッドの矢の落ちた場所をおれは見ていた。矢は西の国の小さな草花に当たって、それまでは純白だった花が恋の矢傷で朱に染まってしまった。それで娘たちはあれを「恋のきちがいすみれ」(三色すみれ)と呼んでいる。あの花をとってきてくれ、いつか教えておいた花だ。あの花の汁を眠っている人のまぶたにつけると、男でも、女でも、眼をあけたとたんに見えた生き物に夢中になって惚れてしまう。 真心が二つもあって、殺し合ったらたいへんよ!(中略)立てた誓いが二つでは、なにも誓わないのと同じこと。 狂人、恋人、それから詩人のたぐいは、みな空想で頭がいっぱいになっているからな。 単純で正直な心で演じてくれるものなら、どんなものにせよ、不都合はあるまい。 真夜中の鐘が十二時を打った。恋人たち、おやすみなさい。もうそろそろ妖精の出る時刻だ。 しかし月(lunar)は狂気(lunacy)や狂人(lunatic)と同根語で、「月光に打たれる」(moonstruck)は「気の狂った」という意味である。月の光を長く浴びると気が変になるとも信じられていたらしい。月は妖精とともにこの狂った森の世界の象徴である。

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    投稿日: 2011.07.15
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    【あらし(テンペスト) ウィリアム・シェクスピア】 シェイクスピア最後の喜劇。ついに映像化され、6/11から順次全国公開されていくそうです。 物語は中世のイタリア。ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオらとその従者たちが、船旅の途中大嵐に巻き込まれ、とある孤島に流れ着くところから始まります。その嵐を起こしたのは孤島に住まう魔法使い・プロスペロー。彼が嵐を起こしたわけ、それは彼らにある目的で復讐をするためだった! ……とまぁ、こう書くと悲劇に聞こえるのですが、登場人物たちの言動はコミカルでシニカル。復讐劇に似合わぬどんでん返しでハッピーエンドを迎えます。 映画で見てから本を読むのもよし、本を読んでから映画を見るのもよし、たまには古典文学に触れてみてはいかがでしょう? 注釈:どうやら映画では主人公である魔法使い・プロスペローが女性(プロスペラ)として描かれているようです。本作ではプロスペローは男性なので、混同されませんよう。

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    投稿日: 2011.06.23
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    後輩の薦めで読んだ。まだ一読しかしていないが、何度も読み返すことで気付きがある類の本なのだろうと思った。

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    投稿日: 2011.01.23
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    「あらし」 「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場します。 これこそ悪人の主要な特徴の一つであると言わなければなりません。もし人がよほどの大馬鹿者でない限り、全ての人間は自分と同じように邪悪な者だとか、そんな程度の者かも知れないとか思うとしたら、それこそ地獄を予感させるというよりは、地獄を垣間見るような気がします。」『シェイクスピアとミルトンについての講演 第九回講演』コールリッジ キャリバンが気になる。奴隷としての人生以外を想像することもできない。嫌悪と憐れみを伴う共感を感じる。きっと、こういう生き方を選んでいる人もいるんだろうなって。

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    投稿日: 2010.12.14
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    やはり、名作には理由がある。何度も演じられるシェイクスピア、舞台で役者が演じている姿を見てみたい。 夏の夜の夢で、ハーミアよヘレナがただの仲良しさんじゃないのが妙にリアル。ヘレナのしっとが四人の運命を狂わす。

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    投稿日: 2010.05.18
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    教養として。 二重否定や難しい比喩は文章を読みにくくしているように思えるけれど、情操を豊かに育んでくれる気がする。 純文学や古典文学から逃げずに相対すると、必ず成長がある。

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    投稿日: 2010.05.05
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    「敷居が高い」と敬遠していたシェイクスピア。 いざ飛び込んでみると何だこの面白さ。やっぱり有名なものには有名なだけの理由があるのだと感じさせられる。 至高のコメディ『夏の夜の夢』、少し不思議な『あらし』の二篇。ただでさえ面白いのに劇場に足を運ぶともっと楽しめるのだから困ったものだ。

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    投稿日: 2010.05.03
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    貴族と、妖精と、町の職人たちが、妖精の惚れ薬で男女しっちゃかめっちゃかになる話。 最後の大団円っぷりが気持ちがいい。 この作品は何も下敷きがないためか、 主人公が死んじゃいがちなシェイクスピアにしては愉快なストーリーだった。

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    投稿日: 2010.04.04
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    偶々テレビでメンデルスゾーンの特集(今年は生誕200年でした)を観たので、その連想から。この福田訳がなぜ「真夏の」夜の夢でないのか、は、解題に詳しい。夏至、あるいは5月1日(の前夜)は、たしかに日本語では、「真夏」とは言い難いなあ。シェイクスピアといえば、以前は壮大なる悲劇の悲劇性に圧倒的に心惹かれたものだけれど、このごろは喜劇の詩情も味わえるようになってきた…年を取ったのだろうか?「あらし」では殊に、エーリアル(「空気中に棲む妖精」)のうたが印象的です。そして「あらし」解題における福田恆存自身による嘆き(という形の賛美)もまた、なんともいえません。「解題」ふくめてこれらの傑作、です。

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    投稿日: 2009.12.25
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    シェイクスピアは読んでタイクツしない作家。 中でもいちばん好きなのが「夏の夜の夢」で、そのつぎが「あらし」。 新潮文庫では、その2作品がセットになってるのだから、ぼくにとっては豪華版。 ファンタジー系が好きゆうことなんでしょう。 わが家に昔いてた猫にはパックって名前つけてた。

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    投稿日: 2009.12.09
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    シェイクスピアの作品で最も好きなのが「夏の夜の夢」。 先ず、タイトルが最高に良い。何か幻想的でハッピーで、 胸を締め付けるような爽やかな甘美さを感じさせてくれる。 登場人物たちが妖精なので、多くの台詞が自然に幻想的になっており、 聞いているだけで、心ときめく。詩情豊かな幻想喜劇。 そして、そこから紡がれるふくよかな台詞が全く陳腐にならず、 見る者の心にすーっと優しく染み入ってくる。 読む度に、幸せな気分になる珠玉の作品だと思う。 チェスタトンもこの作品が大好きだったようだ。 花々の甘い風のなかに踊るキャラクターや台詞たちは、 何か抱きしめたくなるような懐かしさも感じさせてくれる。 福田恆存氏の訳は素晴らしく、 「待つ身の楽しさもあと四日、そうすれば新月の宵が来る。 かけてゆく月の歩みの、いかに遅いことか!」と始まると、ドキドキする。 「露をさがしに行かなければ、そうして桜草という桜草の耳たぶに、真珠の玉をかけてやらなければ」 「キューピッドの矢に射抜かれた紫の花の滴」 「おい、音楽だ。〜この大地のゆりかごを、そっとゆすってやるのだ。〜それ、雲雀の声が朝の歌を」 最後はパックが「ちょいと夏の夜のうたたねに垣間見た夢幻に過ぎないと」 「いずれパックが舞台でお礼をいたします」と言って消えていく。 「あらし」も良い。さすがシェイクスピア。 ただ、「夏の夜の夢」が、私にとっては素晴らし過ぎる。 是非ともオススメの宝石。

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    投稿日: 2009.06.04
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    父がある時期に私に献呈した本。 プロスペローのようになりたい。 全てを知った上で、全てを許す寛大さという愛を知り、以降、それを実践しようと試みている。 誰にも知られることなく汲まなく行き渡る想い。シェイクスピア最後の作品にふさわしい。

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    投稿日: 2009.03.04
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    [夏の夜の夢] 真夏の夜の森に偶然集合した妖精たち、貴族の恋人たち、芝居の稽古をする街の人達でおりなすドタバタ劇。惚れ薬。 [あらし] 弟に公爵の地位を追われた主人公が、難破先の島で妖精と魔法を使って一芝居打つ。ハッピーエンド。

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    投稿日: 2008.06.05
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    夏の真夜中の森に舞い飛ぶ妖精たち。 森に迷い込んだ恋人たちと妖精たちのドタバタ。 まるで暗闇にひっくり返した宝石箱がキラキラ輝くようなお話です。 シェイクスピア御大のロマンティック喜劇の傑作『夏の夜の夢』 やっぱりロマンティック・コメディはいつの時代も魅力的(^▽^)♪

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    投稿日: 2008.04.24
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    これはちょっと。 あまりの心温まるハッピーな話についていけません。 シェイクスピアの悲劇を読みすぎて沈々鬱々となった人はどうぞ 笑

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    投稿日: 2008.01.02
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     いたずら好きの妖精と、惚れ薬で妖精の女王を困らせてやろうとたくらんだ妖精の王、王の結婚式で興じる舞台の練習に来た者たち、駆け落ちしようとする一組の恋人、駆け落ちした女を慕い追いかける男とその男に恋する女・・・そのみんながある晩森に偶然にも居合わせた。そして、いたずら妖精のミスで全てが大混乱に。  そんな恋するものたちの喜劇です。  なんだか時代は違っても恋愛には変わりはないのかなって思いました。

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    投稿日: 2007.07.20
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    シェイクスピアによる喜劇2作品。 たぶんどの作品よりも読み易いですよ。馴染みがなかった方は是非この機会に。 ◆夏の夜の夢 物語の鍵を握るは「惚れ薬」。 2組の男女の諍いに妖精の王、女王の争いが入り混じる。そこに「惚れ薬」とくれば、後は王道のストーリー。 だから安心して読めるのかも。 「薔薇は摘みとられ絞りとられて、その香を残してこそ、この世の幸というもの、身を衛る棘に囲まれて凋みながら、ひとり身の仕合せに生き、死んでゆくより、その方が遙かにましであろう。」 ◆あらし 実の弟に国を追われた貴族が、娘と共に流れ着いたとある無人島。そこで魔法を身につけ、返り咲くお話。 登場人物の関係をしっかり把握してないと少しキビシイかな。 たくさん精霊が登場してくる。たぶん舞台で観たらすごく華やかなんだろうなぁ。 シェイクスピアは台詞回しが好き。 あぁ、実際に舞台を観に行きたいなぁ……。

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    投稿日: 2007.05.04
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    これが私のお芝居に対する観念を変えた作品。 言わずと知れたシェイクスピア作品ですが、今まで一度も読んだ事なかった;; この作品のロビングットフェロー(パック)役を演じました。 台本として何度も何度も読み返しました。 なので、今や書き込みがいっぱいw なかでも印象的なセリフはやはり 『はてさてなんと馬鹿者ばかりでござろうか、人間というものは』 という何ともパックらしいセリフw 格別の思い入れがある作品です。

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    投稿日: 2007.02.02
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    過ぎ去った日の友人ノーマンが熱狂的にシェイクスピアに傾倒していて、そんなに凄いものなのだろうかと訝りながら手にしてみた。…私にはまだよく分からない。

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    投稿日: 2006.12.31
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    ヘレナ「だから翼もつキューピッドは盲に描かれている、恋の心にはどこを捜しても分別などない、だから無分別を示すよう翼はあるけど目はない。恋は相手を選ぶときしょっちゅうだまされる、だから恋のキューピッドは子どもだと言われる。いたずらな子供はたわむれに平気で嘘を並べたてる、だから子供である恋の神はやたらに嘘の誓いを立てる」

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    投稿日: 2006.11.20
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    今度昴の公演を見に行くのでその準備として購入。 む…難しかったです。 やっぱり劇場で動きと一緒に観覧するのが一番かと思います。

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    投稿日: 2006.09.28
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    豆の花「はい、どうぞ御用を。」〜ボトム「頭を掻いてくれんか……蜘蛛の巣氏はどこだ?」〜おもろいよなあw

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    投稿日: 2006.08.10
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    なんだこれ的な展開で始まっていつのまにか終わってしまうが、どことなく書かれた時代を感じる夏の夜の夢と、これもなんだよ的な場面から始まって勝手に場面が切り替わり立ち代りする奇怪な劇作品あらしの2本立て。あらしは読み途中〜〜。

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    投稿日: 2004.11.21
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    シェークスピア初読み作品。母推薦(笑)。おんなじよーな名前の人がぎょーさん出てきて解りづらいですが最後に大団円!で括られるところを見るとシェークスピアって天才なんですね(…また陳腐な)

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    投稿日: 2004.09.25