
同性パートナーシップ証明、はじまりました。 渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法
エスムラルダ、KIRA/ポット出版
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総合評価
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powered by ブクログ渋谷区と世田谷区それぞれで、同性パートナーシップ証明制度が施行されることとなるまでの(個人のエピソードを含んだ)大筋と、実際にその制度を利用するための手引。この制度には様々な人の様々な想いや願いが詰まっているのだな、と感慨深くなった。LGBTを多様性の問題と捉える人と、人権問題として考える人、そんな風に根本は少しずれていても、同じ方向を目指して歩いていく。その構図がもう素敵。特に渋谷区では、このパートナーシップ制度の制定は選挙に向けたパフォーマンスではないかとの声もあるようだが、仮にパフォーマンスで何か困るのか。LGBTのために働きかけることで票が集まると判断されて何か困るのか。あとは先に述べたそれぞれなりに一方向へ向かう構図の美しさへの贔屓から(笑)、たとえ真意がどこにあろうとも、私はこの制度を定めたことは強く評価したいと思う。この本で制度に関わった人々の一端に触れて、尚の事そう感じた。
0投稿日: 2016.04.07
