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ニュータウンは黄昏れて(新潮文庫)
ニュータウンは黄昏れて(新潮文庫)
垣谷美雨/新潮社
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総合評価

86件)
3.6
9
32
33
3
0
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    三起子から琴里、琴里から朋美とバトンのように受け渡される?黛。 結婚って、幸せってなんなんだろう?と考えさせられる。 エンディングで三人が久しぶりに顔を合わせた後に、これからも友だちでいようねと言う三起子に「それは無理だと思うよ」とピシャリという琴里、朋美の生活は羨ましいけど自分の生活はこれでいい、唯一娘の育ち方をどうするか、自分の環境で出来ることを考える姿勢に逞しさを感じた。

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    家を買うことに対してこんなこともあるのかとためになった…最後は少しすっきりしない感じだったけど話が面白かった

    0
    投稿日: 2025.11.28
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    今や負債となったバブル期に購入した団地をどうするか悩む母と、教育ローンを抱え仕事が決まらず悩む娘のデュアルストーリー。親子ともども、自分の欲しいものをしっかり認識したこと(特に娘)、家族に最低限の資産があったことで乗り切れた話、だと思う。自分自身が欲しいものは何か、それを手に入れるためにはどうしたらいいか、どの部分は諦め、もしくは割り切るのか、を決めることが重要だと思った。

    4
    投稿日: 2025.10.13
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    日常の生活の話からサスペンスの話になり、思わず本を放ってしまう程急展開な流れに驚き、引きつけられた。 3人目の朋美は、薫の特徴を上手く利用してある意味賢いなぁと思った。 捨てる神あれば拾う神あり?

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    マイホームの問題、特に郊外のニュータウンの購入型集合住宅にスポットをあてたドラマ。人生で一番大きな買い物であろう住宅購入の闇を提示してくれる展開。バブル崩壊前に建築された郊外型マンションを購入した人なら似たような失敗(?)をしているのではないだろうか。少し前なら都市の中心には住む人がいないドーナツ化現象とか言われた事もあったが、住人がそのまま歳を重ねて建物の老朽化と自治会の高齢化が同時に押し寄せる恐怖。ヨーロッパの住宅事情なども盛り込みながら結末が大いにきになる展開です。 あまり住処に高望みはせずミニマルに暮らしたいと考えながら読みました。あとがきで作者の経験が元になっていると知り、リアルさに納得。 友達同士の彼氏の押し付け合いの結末も興味のひとつとして読めました。

    5
    投稿日: 2025.05.31
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    住宅を得ることの大変さ、結婚に対する考え方、友人にめんどうな男を押しつけてしまった罪悪感など描かれています。なんと言っても住むところを得るのはなんと大変なことかと思いました。

    1
    投稿日: 2025.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読後感悪いわ~、登場人物が全員エゴであるが、限りなく一般人 話はバブル崩壊寸前に高額購入して老朽化を迎えたニュータウン分譲団地、夫は合併で一般職に降格したシステムエンジニア(実は最後に古い言語を使える希少価値で長く働けている)、主婦の頼子パートで節約三昧…なのに団地の理事に選出される、団地は老朽化が進み、修繕か建替えかで喧々囂々侃々諤々の話し合い、リアルに分譲団地買わなくて良かったと思う 主人公?頼子の娘の琴里も奨学金を抱えてバイト三昧、その最中友人の彼氏(ボンボン)に引き合わされオペラとか付き合ううちに友人が逃走(?)なぜかボンボンと付き合い始めるが粘着質でストーカー気質に恐怖を覚えて、次の犠牲者(コーラス部の仲良し三人組)に自分がされた様に彼氏とで合わせ・・・気持ち悪いわぁ、感情移入できん、あと作者は中年女性を議会に送り解決させ過ぎ、議員報酬を低賃金パートからの逃げ愚痴にしちゃうのも如何なものか

    0
    投稿日: 2024.12.26
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    感想 雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。 資産家の黛もどこかズレていて危うい。 終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか? あらすじ 織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。 暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。 琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れず、黛の家に行くことになってしまう。 黛の家は資産家の大地主で不動産の不労所得で暮らしている。琴里は付き合うことになったが、付き合いを続けるうちに自分の考えが絶対であるかのように振る舞うところや考え方が合わないところ、自分の行動が監視されていることなど気になりだす。 頼子は団地建て替えについて理事会で話し合う。建設業者が持ってきた案は素敵で修繕に比べて良さげに見えるように作られていた。雪子以外はみんな賛成で乗り気になる。 琴里は黛のストーカー気質が生理的に合わなくなり、別れを告げる。三起子は黛と別れたいがために全てを捨てて、琴里を人身御供にして別れたのだった。琴里は黛と別れるためにもう一人の親友だった朋美を紹介する。 団地の建て替えは、駅から遠いという理由でゼネコン各社が辞退し、暗礁に乗り上げる。雪子は、団地存続のために頼子に市議会議員に立候補して欲しいという。 時は流れ、琴里も結婚した。ロンドンで暮らす朋美の家に三起子と呼ばれる。朋美は黛と結婚したのだった。頼子は市議となって相変わらずニュータウンに住んでいた。建て替えも決まらない状態だった。

    13
    投稿日: 2024.12.13
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    バブル崩壊の直前に購入した、郊外の団地に住む織部頼子がローン返済に頭を悩ませる様子や、それを身近で見ている、娘の琴里が友人から紹介された資産家の彼氏と付き合い始めるが、癖の強すぎる彼との関係について、話が展開していく。 団地の理事会や建替えを巡る状況は勉強になった。 一方で、別れたい彼氏を友人に紹介し、押し付けておいて、その友人が結婚に愛を求めず、資産だけを目当てに結婚したら、今度はどこかで負けたと感じる心理には、勝手すぎてついていけないが、女性の友人関係だとそういう複雑な心情も生まれるのかもしれない。

    32
    投稿日: 2024.11.21
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    元々持ち家に憧れはなかった 賃貸も近所問題があるみたいな話聞くけど持ち家も大変なんだな みんなで薫を押し付け合っていくのおもしろかった。 はじめ結婚詐欺なのかと思ってた

    0
    投稿日: 2024.09.13
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    頼子のキャラがあまり好きではなかったが、バブル期に家を買うのは大変だ。しかも当時は、今がバブルと呼ばれる時期でやがて弾ける、なんて思いもしないから難しい。 琴里をとりまく話もおもしろかった。 女友だちって怖い。この3人はもう会わない方がいいね。

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    一気に読めます。 住宅事情の勉強になりました。 でも、着地点が中途半端な感じでした。 うまくまとめてしまわないほうが非現実的な物語ではなく、より身近な現実的な話として受け止められるという作者の意図だったかもしれません。

    0
    投稿日: 2024.07.19
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    バブルの最後にニュータウンのマンションを購入し、修繕の時期に来たけれど、修繕するのか、建て直してしまうのか?!と理事会で右往左往する話。 それと並行して、娘さんが友だちの彼氏を紹介されて、一緒にオペラを観に行くという話もあり、こっちの方に興味深々笑 面白くて一気に読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2024.03.20
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    読みやすく、あっという間の完読。 途中までどういった展開になるのか とわくわくしていましたが、最後の推しがちょっと弱かったのが残念。。

    0
    投稿日: 2024.03.07
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    ライトで読みやすかった。議員になったところはご都合主義を感じたが、その他は作者の実体験に基づいていることもあり悲壮感が伝わった。家を購入するの怖いなと思った笑

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    垣谷美雨さんの本は、身近な主婦目線の本が多く読みやすい。 バブル崩壊前に分譲団地を購入した母とお金持ちのおぼっちゃまに翻弄される娘のお話。 母の立場も娘の立場も自分に置き換えて考えてしまう…一戸建てじゃなくてアパート暮らしでもよかったかも…大金持ちと出会ってたなら… まぁ考えてもしょうがないけど… みたいに考えてしまうお話でした。

    0
    投稿日: 2023.12.19
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    ●あまりにも描写が細かく感嘆していたら、やはり筆者の体験談だった。女性作家ならではの容赦のない人物描写は時として心地よさすら感じられる。 ●最後には荒れまくるマンション理事会のシーンは圧巻。綺麗事で終わらしていない展開がまたいい。まあ、議員立候補は唐突感はあったが。 ●やばい彼氏を友達間で押し付け合うなんて、そんな展開思いつかない。 ●どうしようもならない、がんじがらめな庶民の気持ちに、何回も心がキュッとなってしまった。

    1
    投稿日: 2023.11.04
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    10月-02。3.0点。 ニュータウンで産まれた、幼馴染み女子3人。一人が、彼氏を紹介すると言われ行くと。。 読みやすい。廃れていくニュータウンの状況描写が上手い。

    0
    投稿日: 2023.10.10
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    読みやすくて1日で読んでしまった。いつもどおり面白かったけど目新しさはないかな。ローンの話も婚約者の話もリアルでぞっとした。

    4
    投稿日: 2023.09.20
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    21世紀を迎える直前にニュータウンにある中古住宅を購入しました。築10年のもので当時勤務していた所に近く、駅近くに立地していて、学校や商店街など自宅から数分の距離にああるので満足して購入しましたが、友人や知り合いに購入金額を言ったら信じてもらえないほどの額だっと思います。 貯金をほとんど叩いて頭金に投入、その上で住宅ローンを組みました。住宅ローンを考慮すると当時の我が家の会計は赤字続きで苦労が続いたのを思い出します。繰り上げ返済を繰り返して、住宅ローンが終わって「抵当権削除」の書類が届いたときは嬉しかったのを覚えています。 そんな経験のある私にとって、垣谷女史の書かれたこの本は主人公の家族の気持ちがよくわかりました。また理事会の役員も2回務めましたので、理事会の雰囲気も手にとるようにわかりました。住み心地の良いニュータウンほど、出ていく人が少ないので高齢化が進んでいます。最後の解説に書かれているように、作者は実際に多摩ニュータウンを購入されたことがある様です。 実際に経験したから書ける小説は面白いだけでなく、ためになる部分もありました。ストーリーはニュータウンだけでなく、娘さんたちのある男性を巡っての出来事など、興味あるものが含まれていてドラマを見ているような気分になれました。通勤時間での読書タイムが待ち遠しかった1週間でした。 以下は気になったポイントです。 ・この家を買うときは家が担保だったから銀行はお金を貸してくれた、だけど売ってしまえば担保はなくなる。担保なしで残高分を貸してくれたりはしない(p37) ・集合住宅はさまざまな世代の人々が交流できるから素晴らしいと綺麗事をいう人もいるが、それは間違っている。この団地を買ったのが失敗だと思う要因は金銭的なものだけでなく、世代の違いによる考え方の違いが大きくて、それがストレスの原因となる(p72) ・女性は歳を重ねると、顔の造作そのものよりも髪型、服装、姿勢や太り具合などに美醜が大きく左右されるように思う。全身が醸し出す雰囲気が大事である(p113) ・ハングリーでないとモチベーションを保つのは難しい(p375) ・ハッキリしているのは、幸不幸も勝ち負けも自分で答えを出すしかなく、人それぞれで違う(p403) ・大規模団地は都市計画法に縛られている、学校・保育園・病院・道路・公園・緑地・図書館などとセットになって都市計画は推し進められている、解除を申し出てもなかなか了承されない。建て替えに成功した団地のほとんどが建て替え完了まで20年以上の月日を要している、途中で挫折した団地もかなりある(p412) ・何事も諦めた時点で終わりである(p474) ・マイホームの夢を叶えるためにニュータウンが郊外に生まれた、これを支えたのが、定年まで雇用を保障する終身雇用、勤続年数によって上がる年功賃金、そして不動産は必ず上がるという土地神話である(p507) 2023年6月15日読了 2023年6月17日作成

    1
    投稿日: 2023.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    またまた続く垣谷美雨(かきやみう)。 今回は昭和のあこがれ団地住まいの凋落と小娘三人のかかわった困ったちゃんのお話か。 発行は2013年のこの本、なにやら原田ひ香著の「三千円の使いかた」の裏本(?)かと思わされるエピソードがある。調べたら「三千円の使いかた」の初出は2017年なので、こちらのほうが先に著されているのだな。 いつものように物語の主軸が数本に分かれているのだが、日々の暮らしにまい進いしている55歳の主婦が魅力的に書かれていると思う。分譲団地のあれやこれやも、経験はないのだがなんか迫真に迫るしんどさで、いや、団地はむり~と思ってしまう弱いわたくし‥ それと、正直に書いてしまうと‥美大を卒業した人はいったいその後どのような職業に就くのだろうと疑問に思っていました。信ぴょう性はわからないが‥そういうことに少しだけ表記がありました。 これがオン大卒の女性だったら、結婚して自宅で音楽教室を開くのがよくあるコースと思っていたのですが。オン大卒の男性は、美大卒の人と同じように、卒業後どういう職業につくのかな?というのは今もわかりません。

    1
    投稿日: 2023.06.04
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    家を買いたくないと思ってしまった。。。 人と比べないで自分の幸せを見つけるべしなんだな、と強く思いました

    3
    投稿日: 2023.05.20
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    住宅について。誰もが一度は悩む問題ではないか。賃貸か購入か、一戸建てかマンションか、価格か立地か、人生で1番大きな買い物ゆえに失敗はできない。恐ろしく思いながら読み進めたのに、まさか著者の実体験からきているとは…リアルすぎて怖いよー!

    1
    投稿日: 2023.03.27
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    盛りだくさんの内容だった。 お母さんの話、その娘と同級生2人の話、ニュータウンに住む人、住んでいた人々の話。 5200万円で買った家が今は1500ま万円で売りに出されている。そんなに下がってしまうんだと驚いた。他人事ながら、それは厳しい。これでは幸せになることに貪欲になるだろうな。

    3
    投稿日: 2023.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    身につまされる… 頼子が参加する理事会のシニア達の発言がいちいちリアルでささる コトリが自分のされたことを友達に同じことをした時に女は怖さを感じた 賃貸が分譲か 分譲は当然だが古くなる 自分のものになった時には既に補修が必要だ 賃貸は長期になると当然総額が分譲よりも高くなることもある 自分の生活スタイルや、子供がいるいないでどちらがいいとは一概にいえない

    2
    投稿日: 2022.12.15
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    ニュータウンが舞台であるものの都会のキラキラに憧れた一般人の話、という感想。 ステータスとか名声だけに惹かれていても一時的にしか幸せになれないよねえ

    0
    投稿日: 2022.12.03
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    バブル崩壊前夜に買ってしまったニュータウン戸建の詳細がとてもリアルだなぁと思っていたら、著者の実体験に基づく設定だと知り納得。 すっかり著者のファンな私だが、今回も面白かった。 解説で、この手の小説は「社会派エンタメ」というジャンルだと知る。リアルで、ためにもなって面白い、社会派エンタメ。もっと読みたい!

    0
    投稿日: 2022.11.01
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    バブル崩壊寸前に購入してしまったニュータウンの分譲団地。 夫の収入が下がり住宅ローンに四苦八苦しているパート主婦の頼子は、家を売却しようにも購入価格の3分の1にまで下がってしまっているので売ることもできず。 一方団地は老朽化が進み、理事会で建替えの話が出てくるも、建替え反対派の意見や各家庭の事情が複雑に絡まり、話し合いも進まない…。 もうねー、読んでて胸が苦しくなるほどリアルでそして勉強になる本でした。 大規模集合住宅の建替え問題は各住民の事情が絡むからめっちゃ揉めるんよ。と聞いたことがありますが、なるほどこりゃ揉めるよなーと。 住む人たちの年代や家族構成や懐事情などまっったく違うのに、住まいという生活の根底に関わるもので足並みそろえるのなんて絶対難しいに決まってる! こういった住宅問題に加え、頼子の娘・琴里のボンボンモラハラストーカー気質男との結婚問題も絡んできて、お金のこと、生活のこと、住まいのこと、将来のこと…いろいろ考えさせられる内容が盛りだくさん。 登場人物はあまり誰にも共感できないというか、自分だけが可愛いある意味人間らしい人たちばかり。 内容も重ためなんですが、でもなんとなくシリアスになりすぎないというか、垣谷さんの文ってどこかユーモアを感じられるのですごく読みやすいんですよね。 最後もスカッとしたー!って感じられるようなラストでは決してないんですが、読んで良かったと思える作品でした。 将来の住まいのこと…自分がどうしたいのか、どんな老後を過ごしたいのか、まだ考える時間の余裕があるうちに真剣に考えてみよう〜

    19
    投稿日: 2022.10.07
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    面白かった!続きが気になって気になってあっという間に読み終えました。 同じ団地に住み管理の為の話し合いをもっても、購入時期、価格、家族構成、年齢などが異なる世帯が一緒になって一つの結論を出すのはいかに難しいかを痛感しました。 マンションの建設ラッシュ、特にタワマンが多く新規分譲されている今を思うと、団地とはまた違う立て替え問題が予想され、どういう問題が起きるかを想像してしまいます。 黛と琴里、同級生の考え方を見ていると、親の執着する対象に子供たちの考えも影響されるのかなと感じた。

    1
    投稿日: 2022.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

     社会問題、個々人のの家に対するコンプレックス、結婚の選択方法、人生において大切にするものは何か、登場人物それぞれの苦悩が描写される。  特に、朋美の結婚に対する割り切り方はかなり大胆だと思った。また、琴里や三起子の「金持ちと結婚すれば…」という結婚に対するイメージは、やっぱりみんな持っているものだと思う。結局何の選択をしても、自分が納得するかどうか。正解はない。  ここからは、本と関係なく私個人の話。実家は、家を購入しても父親は単身赴任続き、一人っ子の私は、母から離れたいため就職を機に家を出てしまった。母親は単身赴任にも決してついていかなかった。家を守るという意識が強かったんだろうと思う。 2人で老後住むなら、もっと狭い家でもよかったのではないかとも思う。父と母はお金絡みで頻繁に対立していたが、先日ようやく住宅ローンを繰上償還すると、仲良くソファで居眠りしていた。幸せになるために、居場所をつくるために自宅を購入するはずなのに。などとこの本を読んで考えた。

    1
    投稿日: 2022.03.06
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    垣屋美雨さんの作品は本作が初めて。 映画『老後の資金がない』の原作者という事で、作品のイメージは何となくコメディタッチなものを想像。 実際に読んでみると、そう遠くない将来、いや実は今でも気にしている将来に対する不安を駆り立てるような内容で、読み進めずにはいられなかった。 新手の経済観念育成小説です。 この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。

    1
    投稿日: 2022.02.20
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    窓際三等兵さんのお勧めだったので読んだ。 窓際三等兵さんの書くものの方が面白かったかな。 面白いものを書く人が勧める本が面白いとは限らないな、と思った。 著者は老後の資金がありません、を書いた人だった。 タイトルはともにいいんだけど。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    想像している内容とはまた違った内容で面白かったです。身近な出来事、身近な感覚が読んでいて共感できました。

    0
    投稿日: 2022.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シビア…心がゾワゾワしましたが面白かったです。 世代間の認識の差を埋めるって難しいし、生きる・生きてきた階級に差があるとそれもわかり合えない。 だからといって関わりを断って蔑ろにするわけにも行かず…生きる事や住むって難しいな。 団地の理事会キツいし、終盤のロンドンでのマウンティング…特に全ての元凶の三起子がキツい。自分から手放したのに上手くやってる朋美を見ると羨んで、でも琴里よりは上だ!って安心して、琴里との友人関係を続けたいのも朋美の陰口と琴里へのマウンティングだろ?と穿った見方をしてしまいました。琴里は離れて正解。 「私っていいものばっかり持ってる」、そう思えるように明日からも生きていこうと思いました。

    2
    投稿日: 2021.11.25
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    垣谷美雨さんの作品は3作目。毎回身近な問題を取り上げてくれて、参考になりました。主に家という資産をテーマに、複数の登場人物からの視点を見せてくれます。人によって考え方は本当に様々です。客観的には良い生活をしているように見えても 、当人からすればそうでもない。隣の芝は青く見えるとはこういうことなんだよな、と思いながら読んでました。読み終える頃には、とりあえずベストを尽くして生きようと前向きになれます。

    10
    投稿日: 2021.11.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    住み始めは同程度の年収、家族層から始まる、集合住宅の暮らし。 その後、賃貸に出され、年収も格差が出始め住む世帯の年齢増、家族構成が変わっていく。 世帯数が大きいと、その振れ幅も大きい。 集合住宅に住んでいる身としては、怖いですね~恐ろしいですね~と思いつつ読み始め。 鳥の糞被害を出してるお宅は、住み続けちゃだめですよ。 住むところの問題と、問題児の押し付け合いという2つのテーマであっちとこっちの話題でハラハラしつつ物語が進む。 まさに、ワイドショーを怖いもの見たさで見る感じ。 よーく考えよー。お金は大事だよー。

    0
    投稿日: 2021.10.30
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    自分もマンションに住んでおりあまりわかってないけど管理組合が抱える問題など重なる部分もあり かなり身につまされて読了 

    0
    投稿日: 2021.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [☆3.5] 富裕層の男性の話をすると、「そんなやつは苦労知らずだ」とけなしていたのに、自分の娘の彼氏だと言った途端に母の態度がころっと変わったのがおかしかった。 娘は、奨学金を、親はローンを肩代わりしてもらうなんて、初めから公平じゃない関係はなんだかなぁとモヤモヤしてました。 後からタダより怖い物はないって分かりますけども。 母子がとても似てますよね、父と祖母が引き戻してくれてホッとしました。 中盤ぐらいでちょっと中弛みかな?という感じだったけど、そう思った瞬間に怒涛の展開で驚きました。 訳あり彼氏を友達に押し付け合って(まさか主人公もそうするとは…)、最終的に引受人となった朋美は結婚してセレブな生活をしていて幸せそうで、他の二人は羨む。 友人の想像を上回る裕福な暮らしを目の当たりにすると、「あの時私が黛と結婚していたら!?」とたらればを考えざるを得ない。 琴里が、三起子に言い放った「友達ではいられない」という台詞も予想外だったので驚愕。でも、本当の友人なら、訳あり彼氏を友達に押し付け合って放置なんてしないよな。  琴里自身も朋美に押し付けているから、再会したけど触れなかったし、後ろめたいからもう会わないって決めたんだろうな。 朋美も大切だと思っていた友達に裏切られて、マウント取りたかったというのもあるかもしれないけど、「二人が自分に押し付けた罪悪感があるなら、私は幸せだから気にしないで」っていうことを伝えたいという友人への気遣いのように思えました。会えないままだと一方的に罪悪感が残りますからね。 色々あったけど三人が再開してあけすけに語り合って、仲良しこよしで終わるという結末を予測していたので、最後まで息もつかせぬ予想外の展開の連続でタイトルからは思いもよらなかったです。 あと、過疎化したり、古くなったマンションの修繕費が高いことや持ち出し資金も多い事に驚愕しました。 マンションの購入についても、非常に勉強になる有意義な小説でした。

    7
    投稿日: 2021.07.03
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    いやあ、ものすごい解像度 (作者の方の実体験に近いとあとがきにあった) だった。 山内マリコさんの、年齢層違う盤というか。 実家の老朽化、建て替え問題、 いま建て替えるのに容積率あるのはよいが その次の世代がどうなるか。 自己責任。賃貸は賃貸で借り続けられるのか。 不動産価格の高騰、これいつまで続くの? 給料も上がらないのに不動産だけが 上がり続けるとみるのは正気? 建築費高騰、人件費高騰、都心回帰、 共働きなどなど。 いろいろ考えるよねえ。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    かつて一世を風靡したニュータウンが年月を経て 様々な問題を抱えながらも 変わって行く様子が リアルに描かれてる それなりの年齢の私には 非常に身につまされる思いで 読み終えた。 ハッピーエンドでもなく 暗く終わった訳でもなく これからも考えていかなければならない 結末だった。

    0
    投稿日: 2021.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いるいる、こういう人!(自分もか…)と想像しやすい理事会。議員になってしまったのは驚きだったけど、小説だし、羨ましい行動力! 高額な家を買う前にしっかり考えることが大切ですね。

    0
    投稿日: 2021.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    またまた垣谷美雨さん。 どれも面白いからね。 今回は、バブル真っただ中にニュータウンの分譲団地を買って、その後返済に大変苦しめられるというお話。 小説の中には書いてないけど、多摩ニュータウンの事だってわかるし、作者本人もその体験からこの小説を書いてるとあとがきにある。 私もちょうどバブル真っただ中に浜松で一戸建てを買った(建てた)が、東京は浜松の比ではないと思う。 私が大学の頃は聖蹟桜ヶ丘に住んでいたので、多摩ニュータウンも土地勘はあるが、やっぱり新宿、渋谷あたりに出るのは大変だったよ。 ちょうど多摩ニュータウンを建設中だったので、その後新しい路線が出来て多少は便利になったかもしれないけど。 都内の大地主の息子が出てくるが、これがどうしようもないボンボンで、お金に困っている人からすれば、つい引っかかってしまうんだろうな。 でも、この辺のくだりはちょっと怖い。 また、後編に一気に話が進むが、ちょっと希望が持てるような話なので救われる。 最近の映画やドラマ。 ストーリーに無理がある脚本とか、マンガを原作にしてるのとか、つまらない物が多いけど、垣谷美雨さんの作品を原作にしたら面白いドラマが出来ると思うんだけどなぁ。 人気俳優やアイドル使って視聴率稼ごうという安易なドラマや映画はやっぱりつまらないよ。

    1
    投稿日: 2021.02.15
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    駅から遠いニュータウン(団地)に住む人たちの悲哀物語。 自分もいわゆる公団に住んでいたので、その不便さたるやよく分かります。駅までバスで20分、しかも国道走るから渋滞に捕まることもしょっちゅうという、物語よりも劣悪なところ。両親もこんな想いを抱いて住んでいたのか(今も住んでるけど)と思うと、なかなか胸が熱くなります。 奨学金を抱えたまま社会人になる辛さの一方、地主の金持ち坊ちゃんのロクでもなさがあったり、またそこにうまく乗っかる人もあり、人生色々だなーと思いました。 いつもの変な設定からのハッピーエンドという感じではなく、ちょっと深みのある終わり方で面白かったです。

    4
    投稿日: 2021.01.11
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    ニュータウンという概念をあまり意識してこなかったので新鮮な内容だった。自分がその世代ではないからか、バブル崩壊で負債が残るなどはピンと来ないテーマだった。

    1
    投稿日: 2021.01.10
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    今後も課題となる問題が溢れた小説。 マンションの建替え問題。空き家、高齢化、、解決しなければいけない問題は沢山。

    1
    投稿日: 2021.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔、家庭教師先のお母様が、バブルの頃に買った家だから金利が高いとよく愚痴っていた。大学生だった私はいまいちピンと来なかったが、頼子のような気持ちだったのかもしれない。 ニュータウン老朽化問題は社会問題だと思うが、きちんとメディアに取り上げられていない。一室をリノベーションして若者世代を呼び込むという対応策を取っているところもあるが、もっと国全体で考えるべき問題なのではないかと思った。 この話はただ団地住まいの主人公がローン地獄に苦しむ話ではなく、登場人物全員が時代に翻弄されながらも人生に向き合う話。そして黛の存在が良いスパイスとなり、一気読みできた。

    1
    投稿日: 2020.12.16
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    マンション買うのが恐ろしくなる本。 お金に苦しむのは読んでて辛くて時間がかかってしまった。 家は自分の居場所だから、マイホームに憧れているけど、無理して自分の自由を失うくらいなら、その時その時のニーズに応じた賃貸のほうが身軽でいいという考えに落ち着く。 人生、お金だけじゃない。

    3
    投稿日: 2020.05.07
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    この人の作品全般に言えることかもしれませんが、キャラクターに対して補正をかけることがないため、フラットにそれぞれのキャラクターの人生が描かれている。 以下、ネタバレあり。 みきこは、やっぱりお金がある人生、裕福な暮らしがしたいけど実際にそれを手に入れたともみの幸せを心から祝福できず。 ことりは、今の生活が十分に幸せであると、お金はある程度あればそれで良いという意識を持ち始めるが、やはりそれでもともみの暮らしへの羨ましさを隠せない。 ともみは、お金を持つということが自身のやりたいことへの近道であると割り切り、幸せを掴んだ。

    0
    投稿日: 2020.02.23
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    読み物としては面白かった! 垣谷美雨さん、何冊目だろう。。。 なんか、読み疲れ?した時はこの人でさらさらーと何も考えず楽しめる。でも、ただ読みやすいだけでなく、色々な社会問題を提起し、考えさせられる。 今回はバブル期に買ってしまったニュータウンの行く末と、その子どもたち、いわゆるロスジェネを取り上げつつ、ストーカー問題も関わって昼ドラにしたら面白そう。 ニュータウンの悲哀と言えば多摩ニュータウンが必ず取り上げられる。 場所が、もう少し駅に近ければ、都心に近ければ状況は全く変わったんだろうな。 上手く代替わりしてるニュータウンもある。 いずれにせよ、バブルの頃購入した人は物件価格も、金利も、今では考えられない金額だったから、損は免れなかったんだろう。 子どもたちの世代で言えば、結果論としては朋美が一番羨ましいと感じるが、私はきっとあんなふうに割り切って、結婚まではできない。そこで言うと、三起子くらいが理想的。朋美と比べるとなんだか損した感じで書いてあったけど、充分良い生活を送っていると想う。 琴里は、実家がなんだかんだ東京だからお寿司屋さんのバイトでなんとかなってるけど、本当にキャリアを積もうと思ったら他にも道はあったはず。 あとがきで、垣谷さんのニュータウン購入と、その後の値下がりでの損害が実話だったと知り、なるほどリアルだなと思った。でも、その損害が今こうして小説のネタになり利益を生み出すのだから、人生って不思議。

    7
    投稿日: 2020.02.16
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    垣谷さんの作品が好きで何冊か読んでいますが、 今回も「老後の資産がありません」で感じたように ニュータウンでも高齢化問題が深刻化になって、 それにより様々な問題が出てきてニュータウンには住んでいなくても 分譲マンションを買った者として同じような問題が あることが身につままれたような思いになりました。 ニュータウンにローンを組んで4LDKの分譲団地を 購入したのは良いけれど、 その後に残るローン返済、その追い打ちにバブル崩壊で ローン返済も一層苦しくなり家計も家庭もギリギリの生活。 そんな中で四苦八苦していた母の頼子が団地内の理事会で 建て替え問題に直面し更に問題が多くのし上がってくる。 ただでさえ家計のやり繰りで大変だった頼子が 建て替え問題で今まで考えもしなかった団地の老朽化、 入居者の高齢化などが重なって問題がありすぎて 集合住宅で暮らすというのはこんなに大変なのかと思わされました。 これと並行して娘の琴里が資産家の息子と出会ってから 良い方向へと向かうのかと思ったら意外な展開に。 やはり世間知らずと物の価値感などが違うせいか、 人との距離の取り方が分からないからおかしな行動を 取っていまったのかもしれないです。 これは琴里にとっては良い時点で気付いて、 後々の人生にも影響されて良かったのかと思えます。 琴里は初めの頃はあまり自分に自信がなく、 優柔不断なところもあってどこか頼りないような 気もしましたが、ストーリーを追うごとに成長していったようで、 ラストで友達から「私たち、これからも友達でいようね」 と言った時に「それは無理だと思う」 「別にそんなに悲しむことじゃないと思うよ。子供の頃に仲良しでも、 それぞれ違う環境で育って大人になれば 考えも生き方も変わっていくでしょ。 新しい出会えがあって新しい友達ができる。それでいいじゃない」 ときっぱりと言ったところがとても清々しかったです。 こうゆう考えかたもあるのかと感心してしまいました。 最近では持ち家を持つよりも賃貸の方が良いということも 聞くことがありますが、まだまだ日本では持ち家を持つ ということが結婚してからの一つのステイタスになっていると思います。 そしていつかはマイホームの夢をというのが重なり、 流行りのニュータウンにローンを組んでまでもマイホームを持つ ということが夢から現実なり現実に落ちつぶされてしまいそうな 人達が沢山いるかと思います。 この様子を上手く描かれているのがこの作品であり、 「資産小説」という新しい分野の小説がこの特徴でもあると思いました。 このニュータウン一つを取り上げてても、 高齢化問題、過疎化、少子化と様々な問題が隠されていて、 ひしひしと襲ってくるいつか訪れる現実感が怖かったです。 誰が本当の勝ち組で、誰が負け組なのか。 はっきりしているのは、幸不幸も勝ち負けも自分で こたえを出すしかなく、人それぞれで違うということだ。 という言葉が印象的でした。 この親子のその後とニュータウンのその後も気になるので 続編としてあっても良いかなと思います。 社会エンターテイメント性があり、 テンポ良く読めて面白いので映像化をしても良い作品かとも思います。 垣谷さんの作品は読むたびに現実を帯びているので スリリングですがユーモラスに描かれているので 難題もさらりと解決の道へと導くので読んでいて痛快です。

    0
    投稿日: 2020.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直、暗くて読みきれませんでした...黛のたらい回し?的な展開がなんとも後味悪いというかなんというか笑笑苦手でした 不動産とかの話は勉強になる部分もありましたが。

    3
    投稿日: 2019.09.29
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    2018/12/20作者自身の体験小説でバブルの頃(H4)に多摩ニュータウンを買ったもの、見につまされる。

    1
    投稿日: 2019.08.27
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    中々読み進められなかった。 住宅ローン問題についての話が読んでてしんどかった。 あんまりすっきりした話じゃないな〜〜 読んでてワクワクしなかった。

    1
    投稿日: 2019.08.09
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    垣谷美雨さんの小説のヒロインって、どこか通じるものがある。血の気が多く鼻息が粗い、自分では面倒なことを避けているつもりが、いつも間にか捲き込まれてしまう。団地の理事会で奮闘する母親の頼子さんは正にそんなタイプ。 もう1人のヒロイン・娘の琴里はひょんな事から大地主のご子息と付き合い始める。よもや玉の輿に乗れるかと喜んだのも束の間、この男、相当の喰わせ者だった。 土地神話、東京神話、サラリーマン神話、学歴神話‥‥人々が良いと思い込んでいるものへの価値観はことごとく崩壊しつつあるのに、懲りずにそれにしがみついてしまう人間に滑稽さが面白おかしく描かれている。

    0
    投稿日: 2019.08.08
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    バブル崩壊前に購入した分譲団地。 これでも価格が下がったと5,000万円ものローンを抱えた。 しかし、その価格が下がったというお得感もすぐに崩壊の一途を辿る。 そんな団地も築30年を経過して建て替え問題が浮上。 しかし、集合団地のため、揉めに揉める。 パートに出ていた頼子は理事が回ってきて、会合にも出席するが、高齢化してきた団地内の揉め事に、ローンのことにも頭を悩ませながら疲れを見せる。 そんな母を見ていた娘の琴里は、幼なじみから資産家の彼氏を紹介され、なぜかその彼とオペラを見に行った。 しかし、その時から幼なじみとは連絡が途絶える。 残された資産家の彼と付き合うとこになった琴里は、その贅沢な環境に目を奪われる。 だが、その彼には問題が… 住宅問題は長きに渡って、人々の感心や苦労を引き寄せてきたが、生活スタイルはバブルを境に大きく変化を見せた。 今はそれぞれが自分の力で道を切り開いていくことが重要となる。 なかなか面白かった。 2019.1.6

    3
    投稿日: 2019.01.06
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    住宅の購入、結婚相手の選択が人生を大きく左右すると改めて感じた。バブル崩壊後の住宅購入の苦労、団地の問題など、いろいろ考えさせられた。ストーリー展開も上手で、著者の他の作品にも読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2018.10.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。多摩ニュータウンがモデルだと思うと一層興味深い。 頼子がなんとなく自分に思えた。住宅ローン、節約、題材が身近で現実味もありあっというまに読み終わった。

    0
    投稿日: 2018.06.17
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    誰もが身近な話だけにある意味どんなホラー小説より怖いかもしれない。高金利の残債、衰退と老朽化、纏まらない管理組合、バブル期のニュータウン住宅購入者の末路がリアル過ぎると思ったら板垣氏のほぼ実体験とのこと。納得。団地建て替えは「成功事例が少ないから印象的に映る」というのは肝に銘じておくべき至言であろう。小説的な盛り上がりのためか第5章だけ急転直下でぶっ飛びすぎて違和感があるが、それ以外はぞくぞくするほどリアルで、バブル時代の遺産と笑うことなかれ自身の住宅問題を真剣に考えさせられてしまう。 バブル再来と騒がれながらも昨今タワーマンションを中心に不動産市況が盛り上がっている。本家バブルとの違いは低金利と二極化であるが、いずれニュータイプの「ニュータウンの黄昏」をもたらすのであろうか?

    0
    投稿日: 2018.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「狭小住宅」と一緒に面白そうだと思い購入した。バブル崩壊後のニュータウンを舞台に繰り広げられる3人の女友達とその家族の物語。 人間の心理模様を巧みに書き出した小説であっという間に読んでしまった。バブル崩壊後のニュータウンの人々の苦悩と 成長、変化の小説

    0
    投稿日: 2017.12.02
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    ニュータウンのことに関して、ミョーにリアリティあるよなあと思ってたら、垣谷さんの実体験が元になってるんだって。 前に重松さんか荻原さんの本で、やっぱりニュータウンのことを書いた本を読んだことあるけど、本当にニュータウンてこんな感じなのかなあ。 ニュータウンじゃないけど、うちが引越し前に住んでた団地も、五階建てでエレベーターはないし、老人ばっかりだったなあ。 頼子が暗い性格の設定かなと思ってたら、理事会の書記になってメンバーの特徴を書き始めたあたりから「おもしろい人じゃん」と俄然乗り気の読書になりました。 琴里の仕打ちが「うそーん」と思ったけど、朋美が一枚うわ手でしたね。 あんまり期待してなかったけど、おもしろかった。

    0
    投稿日: 2017.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2015の小説なんだが、登場人物の感じがもっと前みたいに感じた。でも、確かに10歳上の世代の感覚はこうかもしれない。世代ごとの断絶が見えるのはこの作者の手柄。読んでてげっそりしたし、もういいや。それも、この作者の力なのだろうけれど。

    0
    投稿日: 2017.10.18
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    知ってるようで、分かってる顔して、 心底知らない世界 ほんと、下手な仕事できないよ 仕事だけでなく、いろんなことに もごもご、色んな思いが。 星をつける本ではないけど、 会社の人に、そして私の仕事を知ってほしいひとに 隙あればススメタイ

    0
    投稿日: 2017.07.07
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    タイトルを見た時は、団地のほのぼのとした内容なんだろうと思っていましたが、それが違うと直ぐに分かりました。昨今の住宅問題は全国的に珍しくない話になりましたが、この物語も都心の郊外のニュータウンを軸に、主人公家族の周りに起こっている出来事と、その先の行方を考えさせられる内容です。物語も2つの同時進行となっており、読み手を飽きさせない工夫がしてあり、読みだして夢中になる事かと思います。小説とは言え、そこは架空ばかりではなく、現実の社会問題に提起しているのではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2017.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    郊外に分譲団地を購入した家族の「こんなはずではなかった」的な悲哀と緩やかな絶望が丁寧に描かれている。 特にマンションの住人達で組成される理事会での不毛なやり取りは、独特なあの雰囲気を微に入り細に渡ったレベルで描写していて驚いた。

    3
    投稿日: 2017.04.30
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    初めて読む作家で、タイトルから重松清の『定年ゴジラ』のような話を想像していたら全然ちがいました。バブルがはじける直前に買ってしまったニュータウンのマンション。永遠に終わらないかに思える住宅ローンを抱えた家庭の妻と、そんな家庭でお気楽に組まれた教育ローンの返済に悩む娘を中心に、嫌になるほどどろどろ。資産家の超イケメン男性に見初められたと思ったらこれがナルシストのストーカー。文芸作品というよりサスペンスでした。ま、どろどろだからこその面白さで、ページはさくさく進みました。

    0
    投稿日: 2017.04.26
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    実体験した人がどれほどいることか・・・・。世知辛い世の中、それでも歩いて行かねばならない。ちょっと息苦しいが面白い一冊でした。 あらすじ(背表紙より) バブル崩壊前夜に買ってしまった分譲団地。20年近く経つ今もローンを抱え、織部頼子は節約に必死だ。その上、老朽化による建替え問題に振り回される日々。一方、娘の琴里は27歳フリーター。ある日、友人の三起子にイケメン資産家の彼氏を紹介される。が、彼女は失踪し、いつしか琴里が彼と婚約することに。織部家、まさかの人生大逆転?!一気読み必至の傑作社会派エンタメ長編。

    0
    投稿日: 2017.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こわー・・。うちもマンションなのでちょっと他人事とは思えず。全国にこういう問題は山積しているんだろうなあ。琴里たち3人の関係も面白かった。朋美は賢いけどほんとにそれでいいの?とか。リアルすぎて今団地に住んでる人は読めないんじゃないかと思ってしまった。ラストに向けてうまくいきすぎるのは垣谷さんのパターンなのかな。でも後味が悪くならないので好きです。

    0
    投稿日: 2016.09.30
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    空き室が目立ち、高齢者ばかりになってきたニュータウンを舞台に、まだ住宅ローンに苦しみ続ける母と、金持ちだけれど唯我独尊気味な男と出会った娘を中心に描く、「庶民はつらいよ」といった趣の、いたって平凡な人びとの必死に生きるさまを描いたお話です。 あちこちの場面で「あるある」とうなずくのは、些細な人の悪意だったり、エゴだったり、そういう日常的にちらつくイヤな部分。それでもさらっと、ときにユニークなニュアンスで描かれているので、それほどの嫌味はありません。あるよね、わかるよね、つらいよね。そんなふうに同調させる描写は不思議と、解決が示されているわけではないけれど、しっくり馴染んで読めてしまいます。 ひとりひとり立場は違うし考え方も違う。それはわかっていても、どこがいいんだあの男!と思わざるをえない。けれど、ただ唯一の長所のみをとらえて自分の人生を操縦した彼女は凄い、と思ったのでした。自分を殺したというのともちょっと違って、清々しくも感じました。

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    ヤバい・・・面白い(いろんな意味で) で、結構ハマっちゃったので、一気読みでしたw 垣谷さんの小説は、作者と同世代、同年代を生きてきた人にしかわからない「あるある」が詰まってて、ホントに面白いうというか、コワいというか。 私は、この世代がわからなくもないぎりぎりの年代、になるのかな?ホントに同世代だと、逆に読むの辛いかも? なんか、こういう作家さんに出会えるのって、「本読みのしあわせ」だよねー♡

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    おもしろい。幾つもテーマを含んでるのに無理なく最後まで楽しめた。住宅ローンは他人事じゃないし、集合住宅の建て替え問題は考え出すと具合悪くなるな。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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     バブル崩壊に巻き込まれ「頑張ってるのにどうして今はこんなに苦しいんだろう」と思っている世代向け小説。このキャッチフレーズは誤りじゃないけど実に面白い。  終わりの、ずっと友達じゃなくてもいいって下りが好きだ。

    0
    投稿日: 2015.12.31
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    鬱展開の話だと聞いていたので身構えつつ読んだがそこまで酷い話でもなかった。何故か三匹の子豚の寓話を思い出した。

    0
    投稿日: 2015.12.27
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    不動産クラスタで話題だったのでなんとなく選んだ本。がしかし、期待以上におもしろくて後半半分イッキ読み。住居に対する考え方もそれぞれ、見据える時間軸もそれぞれ、そして、オンナの男に対する価値観もそれぞれ。何が正解かなんて分からなくて、実際正解もない中で選択するしかないんだろうなあと。それを自分が認めてあげられる人生でありたい。

    0
    投稿日: 2015.12.06
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    いろんな視点で観れる団地小説 団地の建て替え バブルの高金利によるローン地獄 教育ローンの支払い 社会に出てからの仕事のあり方、新卒でないと中々うまくいかない。 そして、恋愛。 チャンス、考え方、最後にはまとまるようだ、

    0
    投稿日: 2015.10.03
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    バブル期、東京近郊の中古団地を5200万円で購入した平凡なサラリーマン家庭。20年後、住宅価値は1500万円になるが、住宅ローンの支払は未だに終わらない。夫はリストラに怯えながら、バスと満員電車を乗り継いで会社に通う。妻は団地の管理組合員になり、団地の老朽化対策に直面する。娘は奨学金を使って大学を卒業したが就職に失敗し、フリーターに。ローンに追われる彼らに将来を考える余裕はない。 読んでいて辛くなるのは、この不幸がだれにでも起こりうること。この家族は決して愚かではないし、悪いことをしたわけではない。最悪のタイミングでマンションを購入してしまっただけ。ただそれだけなのだ。家族が幸福になるために手にした「住」が家族の将来を不幸にした。 バブル、土地神話、住宅ローン、マンション建替…。家を買うことはこれだけの地雷地帯に突入しているのだ。マンションなんて怖くて買えなくなる。 そんな不幸な家族に、追い打ちをかける金持ちストーカーやキレたマンション住民の反発。格差社会におけるディストピアを描いた小説なのに、ラストを強引にハッピーにしてしまったことがこの小説の価値を下げている。

    0
    投稿日: 2015.10.03
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    まさしく「斜陽」 それぞれに抱えたベタな事情 現実から遊離した「ヨーロッパでは…」 貧しさ辛さを人のせいにして ヌクヌクとした惨めさに閉じ籠る 岡山の豊かさがなければ 危機はクリアできなかったわけで 田畑を売ってそれをしたのだとすれば、 切り売りで建て替えるのと変わらないんだよな

    0
    投稿日: 2015.09.27
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    設定とか背景については面白かったが、小説としては紋切り型。まあ七十歳死亡法案を書くような人というあたりでそうなのかなとは思ったが。他のジャンルで書いたほうがよかったのでは。

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    なかなか面白かった。 ツイッターで知ってこの連休中に読んだ2冊目。 家を買うというのは人生の中でも大きな決断。 ところが時代やその時の経済状況など自分ではどうすることもできない部分の影響を受けるし、簡単にはやり直せないし。 自分が30を過ぎてそろそろ自分の家探しを意識し、親の家探しの結果の意味もわかる年頃になっていたということもあり味わい深く読めた。 究極的には幸せとは何かということがテーマの本なのだろう。 そしてその答えは人それぞれという他なく、それが実感としてわかってきている身としては最後はなぜか安堵感のある本であった。

    0
    投稿日: 2015.09.21
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    「家は誰にもあって然るべきなのに、どうしてこれほど翻弄されなければならないのだろう。」 ニュータウンに住む主婦の、この言葉にしみじみとうなずいてしまうお話。私は家のローンを抱えているわけではないけど、借家暮らしにもリスクや不安は当然ある。 持ち家だとしても、この小説のように集合住宅の場合、修繕やなんやと話し合いの必要な局面は多く、またそれがうまくいかないことの方が多いんだろう。家の問題だったのに、いつのまにか人間関係のもめごとになってしまうややこしさ。ただ、この小説の面白さはねじれにねじれた問題がなかなかほどけない、そのややこしさの中にある。 ニュータウンがさびれている、とテレビ番組が言っているのに対し、ミスリード、風評被害だ、と主婦が思う場面が印象的。緑の空間、駅から続く道の美しさなど、ニュータウンにもいいところはある。それに高齢化やシャッター通りはニュータウンに限った現象ではないじゃないか!と。なるほど確かにそうだ。結論ありきの主張に流されてはいかんね。 家のことと並行して、主婦の娘の恋愛問題も語られている。こちらは家のことに対してちょっと非現実的な展開で、リアリティはないけど、話のスパイス的な印象を受けた。

    0
    投稿日: 2015.09.13
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    ニュータウン住宅を軸に据えた、人生小説。 設定も主人公たちの思想も生々しくて、ページは滑らかに進む。 ただしそれはワイドショー的な興味であり、書き口は教科書的で、展開は少し大人しすぎる。もう少し派手な方が好みだった。 あと、あとがきがちょっと余計に感じた。 3-

    0
    投稿日: 2015.09.02
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    住宅ローン返済に苦しむ織部家を舞台に、限界集落化するニュータウンや老朽化による建て替え問題、世代格差に資産格差など現代社会の様々な問題を、ユーモラスに描く長編小説。 バブル崩壊の歪みがいまだに庶民を苦しめる。政治の不味さが最大原因だが、当時の国民の浮かれぶりは私も含めて、今となっては情けなく恥ずかしい。 登場人物のそれぞれの生き方は、バブルの後片付けをしている私達自身だ。明日に何を見出だすのか。人生に最も大切なことである。

    0
    投稿日: 2015.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    住宅ローンって、これほどまでに重くのしかかるのか・・・あんまり実感わかない。お金持ちのダメダメくんを友達の間で、たらいまわしするのは面白かった。現実味には欠けるけど、オンナ特有のこわさが描かれていた。自分の周りにはないけど、こういう世界もきっとあるのだろうなあ。ロンドンで琴里が友達にきっぱりともう会わないと告げるシーンはいいなあと思った。友達って何だ?と考えてしまう。

    0
    投稿日: 2015.08.17
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    戦後中流層の『斜陽』物語。 ハッキリ言って、人間は生まれた時から格差の中に放り込まれる。 本当は一部の成金を除いては、格差の上階層へ移動することなど不可能なのだ。 しかし、これからも景気は上向き続けるという幻想のもとにローンを組み、不動産を手に入れることで、自分もなんだか中流になっちゃった、とみんなが浮かれ踊ってしまった時代があった。 後からバブル期と名付けられ、その時にはすでに泡ははじけていた。 …などと冷静に書いているが、もう、自分とかぶり過ぎて、小説とは、ラストのクライマックスで泣くものだろうが、ダブルヒロイン(母と娘)の母世代の事情が説明されるくだりで、号泣したくなった。 収入にそぐわないローンを組み、世帯主の給料は半減し、年金支給年齢は上がり、不動産価値は下がり続け、子供はまともに就職できない。 集合住宅は老朽化で、建て替え問題で住民は揉める。 娘世代は、幼なじみ3人組のそれぞれと、たらい回しされる、土地持ちナルシストボンボンが描かれるが、このあたりは、何の苦労もなく不動産で暮らせる、真のお金持ちがうらやましくはあるが、あまりに自分とかけ離れ過ぎて憎しみさえわかず、お坊ちゃまキモ~イ、と笑える部分である。 頼子同様、節約に悩みながら必死で生きてきたが、もしかしたら、世の中の価値観というものが、戦争などという大事件無しにして、ぐるんとひっくり返ってしまった時代に遭遇してしまったのだろうか。 人生ゲームの上がりは「持ち家一戸建て」ではない。 雇用の安定は、無いが前提。 そういう時代になった。 とても考えさせられ、身につまされる内容だったが、やはりこの人の文章は読みやすく面白い。 最終章あたりで「そんなに上手くいくわけないじゃない」と思わせる部分があるのは「七十才死亡法案、可決」もそうだったが、それを差し引いても面白かった。

    1
    投稿日: 2015.08.14
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    前半は金銭面と人間性でみみっちい話が繰り返され、こんな本を読んでいると自分まで小さくなりそうだと思いながら読んでいた。後半は話が飛び跳ね過ぎて纏まりが無くなってしまった感じ。一気に読めるんだけど、後味も良くなくて今ひとつでした。

    0
    投稿日: 2015.08.07
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    おいしい話には裏がある。というか。 全体通してなんとか読んだという印象。 テーマはそこじゃないはずだけど、女って怖い。

    0
    投稿日: 2015.07.29
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    「家」と「女」の話。下世話だけどリアルでおもしろーい!色々な生き方がある、とはいえ将来のことを考えると息が詰まる。琴里のような暮らしをしている女性は多いだろうと思う。様々なテーマに対する問題提起を含んだまさに社会派エンタメ!

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    投稿日: 2015.07.01