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プロ野球 見えないファインプレー論
プロ野球 見えないファインプレー論
仁志敏久/SBクリエイティブ
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総合評価

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    特に野球に対する思い入れがあるわけではないのですが、タイトルに惹かれて長年気になっていたこの本。自分にしては珍しくほぼ一気に読ませていただきました。 さすが、著者の仁志さんあたりのレベルになるとグラウンド上の全ての動きに意味があり、考えた末でソコに構えているのだという、その思考の舞台裏を知ることができたように思います。 こういった思考が、一見全く畑違いに見える普段私が出勤して行っているような作業の点でも役立てることができるのではないかと思いながら読み進めた次第です。 著者はそのような読者は想定されていなかったのか、あくまでも野球と言うフィールドに足をつけての文体でありましたが、随所に異なるフィールドにも適用可能な思考があったように感じました。 巻末には、通常謝辞のようなコメントがあるように思うのですが、こちらの本にはそういったものがありませんでした。 一般的にこの手の本はブックライターの方のご活躍があればこそ世に出ると思うのですが、そういった方々への感謝の言葉がなかったのは、結びでは子供たちへの野球を通じての人間教育のような視点について書かれていただけにちょっと残念に感じました。 付箋は17枚付きました。

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    投稿日: 2021.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    #瞬読アウトプット #瞬読ブクログ部 ファインプレー。単に素晴らしいプレーという意味ではなく、それは組織の異なる立場の人が、それぞれの分野で、様々な状況において日頃から切磋琢磨し、勝利に貢献、ファンに夢を与えること。フィジカル、テクニカル、メンタル、地味で基本的な内容から高度で専門的なことまで多岐にわたる。 試合前の準備、トレーニング、食事、データの収集・解析。選手の特徴(癖)の発見、食事の内容、守備の位置、バックアップ、ピッチャーの配球への読み、球場による差(形状、グランドの質、風、他)、監督の采配、試合の読み、選手の性格を理解することや、挙げればきりがないくらい色々な要素がかかわっている。これらのことを他人には見えなくても日頃から準備を重ねることでファインプレーが生まれる。もちろんファンに要る後押し声援が素晴らしい結果につながることも忘れてはならない。

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    投稿日: 2021.01.20
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    元巨人で内野手として活躍した仁志にようる野球論。 U-12監督やWBC日本代表のコーチをしてるだけあり、選手の立場としてのみならず、様々な立場を踏まえた上で的確な内容を記載してるように思えた。

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    投稿日: 2018.06.03
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    ジャイアンツ、ベイスターズと内野手として活躍した仁志敏久氏が自身の経験から語るプロ野球の観戦術を書いた一冊。 読んでいて特に自身が守っていたセカンドの守備についてはポジショニングやキャッチングなど詳しく書かれており、第一線で活躍した選手の理論が書かれており、非常に勉強となり今後の野球観戦に新しい視点が加わりました。 また、自身が携わる代表のU-12の指導者を通じた指導法や教育論は非常に参考になりました。 打順についての自身の見解や指導者の話も興味深いものでした。 サインや選手の普段の過ごし方なども選手として活躍してきた著者だから知りうることでその中でも特に試合中にスコアボードを参考している点や高校時代の著者の経験は感嘆しました。 プロが何気なくしているプレーが緻密な計算や戦略に基づいて行われていることが本書で理解できました。 観客を魅了するファインプレー以外にも何気ないプレーにも見た目には分からない技術がたくさんあると感じた一冊でした。

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    投稿日: 2017.08.16
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    元巨人・横浜の仁志敏久さんの著書。 守備・打撃・采配に分けて細かいプレーの裏事情まで解説してくれるとても興味深い内容です。

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    投稿日: 2015.12.24