
管見妄語 失われた美風(新潮文庫)
藤原正彦/新潮社
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総合評価
(3件)4.5
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powered by ブクログ実はこの本との出会いは偶然で、自ら選んで手にした本ではなかった。でも、せっかくご縁があって巡ってきたのでと思い読み始めてみたら、自分でもびっくりするほどあっさりのめり込んでいた。 堅苦しいトピックでも、ユーモアたっぷりの文体で読んでいて楽しかった。厳しく的確な意見と作者の人柄が伺える、コミカルな文章の緩急が心地よかった。もっと読みたい。
0投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カタルニアが独立したい理由の1つは、スペインのGDPの20%を生み出す最も富裕な州と言うことである 見えなくなれば忘れられると言うことだ。機械の中の写真、機械の中の本は内容とともに忘れられてしまう 私などは、樫津行動しない女房に三行半を突きつけられぬまま、40年もしがみついている。いくじない、ふがいない 日本の労働には大きく4つの問題がある。第一が少子化による労働人口の減少。第二が先進7カ国中でビリと言う低い労働生産性。第三世紀と言う日世紀の不合理な格差。第4は長時間労働だ 人々は自由競争と言う名の下の激烈な競争で疲れ果て、うるおいのない社会に幻滅している
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ難しいことを簡単に表現し,それを他者に十全に伝えることがどれだけ難しいことか.週に4ページ分を書くために,どれだけの参考文献を読み込んでいるか,それを10年間も続けることがどれだけ耐えがたきことか.もう読めないことの寂しさと,新たに紡がれるであろう小説への楽しみとが同時に迫る.お疲れ様でした.
0投稿日: 2022.02.28
