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きみはいい子
きみはいい子
中脇初枝/ポプラ社
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総合評価

378件)
3.9
93
132
103
15
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寄せ集め、と言われた桜が丘という街の人たち。 マンモス小学校で新人教師の苦労。 虐待されて育った母の子育て。 子供の家庭に事情がある友人を通じてよみがえった子供時代。 年老いていくことすら忘れそうになるときに出会った障害のある小学生。 かつて厳しかった母が認知症になり思い出すこと。 学校で問題を起こす子供は、家庭でなんらかの理由がある。 虐待された痛みを知っているからこそ、与えてもらえなかった愛情を注げるはず。 周りのサポート、近所の親切の偉大さ。 当時つらかったことも、時が経てばいつか和らぐときがくる。 自分がされたこと、したことを忘れてしまった母の小ささ。 おお、わたしを見つけてと、同じ街。 神田さんの子供がでてきたり、気のいいおじいさん菊地さんとか。 べっぴんさんが印象的。 問題を抱える人もいる中で、支えようと手を貸す人もいる。 寄せ集めの街は、それほど嫌な地域でもなさそうだ)^o^(

    0
    投稿日: 2015.01.29
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    それぞれのお話に「かわいそうな子ども」が出てきます。 大人として、この社会に生きるものとして、少しやりきれない気持ちになる。

    0
    投稿日: 2015.01.26
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    短編集。 どの話も、重たい話ばかりなのだけれども、最後に一筋の光が何らかの形で見えるところが読後感の良さになっていて、物語の良さを思い出させる。 この後どうなるのよ?というところを読者の想像にゆだねてくれるところが、良かった。

    0
    投稿日: 2015.01.17
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    どんな環境でも、どんな境遇でも、 どっかに希望は見つけられるんだ。 小さな希望を幸せにして、 生きていきたいと思った。

    0
    投稿日: 2015.01.06
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    偶然手にした本。 2015年に、映像化されるとのことも知りませんでした。 読み易い文体で、先が知りたく、どんどん読めます。 でも、私には、読後感が悪く、ちょっと引きずってしまいそう。 児童虐待、学級崩壊、子供を取り巻く環境が、私たちの時代とは変わってきていることは知っていて、自分の子供達の学校でも、少なくとも学級崩壊はありました。 子育てを、ほぼ終えた今読んだので、冷静でいられたけど、少し前だったら、きつかったかも。 うばすてやま、は、読んでいて辛くなりました。

    0
    投稿日: 2015.01.04
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     図書館より  児童虐待をテーマに子どもと親、そして周りの大人たちの姿を描いた連作短編。  テレビや新聞でよく報じられる児童虐待のニュース。それを見るたびに心が痛み、その親に対し怒りの気持ちが湧いてきますが、 親も始めから子どもを疎ましく思っていたわけでもなく、様々な要因が折り重なって虐待に至ったケースが多いと聞くと、果たして自分は何に憤り、怒ればいいのか時々わからなくなります。  収録作品5編の中で一番印象的だったのは「べっぴんさん」。ママ友との付き合いでは普通の母親を演じているのに、家に帰ると自分の娘に暴行を加えてしまう母親が主人公の話です。 徐々に心に澱が溜まっていき、それが自分の娘に向かっていく著述がとてもリアルに感じられました。またこの母親も決して鬼なんかではなく、過去の記憶、現在の不安やストレス、そうしたものが折り重なってここに至ったのかと思うと余計に辛く感じます。 「うそつき」は転校してきた男の子と仲良くなった息子を持つ父親目線の話。息子は、その転校してきた男の子を「継母が自分のお母さんを殺して今度は自分を殺そうとしている、ってうそばかりつくんだ」と語るのですが、なぜ転校してきた男の子は、そのうそつきと語る息子と仲良くなったのか、 そこにある心情に父が気づいたとき、そのいじらしさと思いに切なくなりました。 「こんにちは、さようなら」はいつも挨拶をしてくれる少年を家に招いたおばあちゃんの話。 おばあちゃんの過去の回想が表現がやさしく綺麗です。そうしたおばあちゃんだからこそ作中に出てくる母子が救われたのだと思います。 「うばすて山」は子供の頃虐待を受けていた娘が2日間だけ痴呆の始まった母の介護をする話。 ラスト場面の決意とつながれた手の描写の美しさがとにかく印象的です。  本のタイトルである『きみはいい子』とはこの本の登場人物全員にかけてあげたくなる言葉であり、そして全編に共通するメッセージです。各短編のラストにある小さな希望とそのメッセージがいつまでも彼らの中に残っていてほしい、そう思わずにいられない作品でした。  そしていつか全世界の子どもたちが、こうした悲劇に見舞われないような世界になってほしいと願わずにいられない作品でした。 第28回坪田譲治文学賞 2013年本屋大賞4位  

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    読みたくなかったという人もいるかもしれないけど、私は読んでよかったと思える本でした。 虐待について、虐待をする母親、虐待される子供、新任教師、虐待を受けている子供の友達の親、過去に虐待を受けていた人などさまざまな立場から物語が描かれていて、知らない世界をしれました。最後はなんとなく救われた気持ちになれました。

    0
    投稿日: 2014.12.26
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    いい大人なのに、読んだあと声をあげて泣いてしまいました。 同じ街の、同じ雨の日を過ごした人たちの短編集です。それぞれの人生がほんの少し重なりあうような仕掛けもされています。 5つのお話はそれぞれ、被虐待児に向き合う担任の先生、幼い娘に暴力をふるってしまう元被虐待児の若い母親、 発達の遅れがある息子の唯一友だちである男児が虐待されていることに気づくPTA役員の父親、 世間から忘れられたような独り暮らしの中、発達障害の男の子とあいさつを交わすことを楽しみにしているおばあさん、 認知症になった母親を数日間預かることになったものの、虐待の記憶が消えず葛藤する女性編集者、の視点から描かれています。 どの話もとても平静には読めないのですが、とくに最後のふたつの作品「こんにちは、さようなら」「うばすて山」。 この二つは他の短編同様に虐待というモチーフが共通しているのですが、個人的には「幼い頃の両親との優しい思い出」というライトモチーフにやられてしまいました。 独り暮らしをする老婆の胸にときどき訪れる「とうさま」「かあさま」の思い出。 ぼけてしまった母親がたびたび口にする「日高の家」と「裁縫上手のおかあさん」。 そして女性編集者が母親とのあいだに一度だけ持つことができたブランコでのやさしい思い出。 虐待の辛い記憶を乗り越える「べっぴんさん」もよかったです。ひかるくんのお母さんも、近所にいた優しいおばあさんのおかげで、「あったかい花」になれたのだと思います。 思い出もいつかは消えていってしまうものだけれど、そういう記憶があるから人は生きていけるのかも、とも思いました。 ひとつひとつの物語に小さな希望があっていいです。『きみはいい子』というタイトルも秀逸ですね。 どんな子供も、どんな大人も、ほんとうはみんな「いい子」なのだと思いたいです。

    1
    投稿日: 2014.12.05
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    一つ一つの話がずしずし来る。 幸せとは言えない環境に子どもを置く親や保護者に、怒りを感じると同時に、そうやって当事者じゃないみたいな風にしてる自分がいつか当事者になりそうな気もして、なんだか不安になった。 親になるって、どういうことなんだろうか。 希望がないのが当たり前のように思わざるを得ない子どもはたぶんいなくなることはないんだろうと思う。 でも、そういう日々の中に少しでも穏やかな瞬間とか、愛されてるって思える場面があることを祈る。

    0
    投稿日: 2014.11.12
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    おとなって、時に残酷ですよね。 こどもも、時に残酷ですよね。 いじめとか虐待とか 大昔から存在していて もしかしたら人間がこの世に誕生した時からあったものかも。 親になる年齢に達してこの本を読んだわけですが 誰も我が子をいじめっ子に育てたいとは思わないし いじめられてほしくないと思うだろうし はなから虐待しようだなんて思わないであろうし(これは難しい問題だけども) 自分に子供ができる日が来たならば その子がどうあろうと ただただ抱きしめてあげたい、と なんなら、他人の子でも抱きしめてあげたい、と じんわりと温かく、切ない気持ちが溢れる一冊でした。

    2
    投稿日: 2014.11.10
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    ハグすることはいいこと。 子供にとって愛されてると伝わることがいいこと。 そう思えればいい子に育つ。 愛情を与えてやることが大切だね。

    0
    投稿日: 2014.10.14
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    ある街の中の様々な人の話。短く端的な文は歯切れがよく、スラスラと内容を嚥下できる。何よりも無駄がないから、そこに押し付けがましさが生まれない。だからこそ、文章に寄り添える余裕というかスペースがある。どの物語の主人公の視点にもなれる。感情移入してしまう。特に子どもが出てくるとヤバイ。自分の娘の視点をそこに混ぜ込んで、物語に自分と娘とを巻き込んで、あーってなる。哀しい。辛い。虐待のシーンが多く出てくるから。でもこれ、多分物語じゃない。現実。だから余計救われない。各章の最後、重松清みたいなフワッとした終わり方が特徴的なんだけど、この人は重松清よりも絶対的なハッピーエンドに無理やりもっていく感じ。だから、救われないんだよ、つまりね。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    ある新興住宅街と小学校で起こる、過去に虐待を受けた大人、今虐待を受けている子供のお話。 5つの短編集からなるが、なかでも「べっぴんさん」が印象に残った。 どのお話も、必ず一人ぼっちでは無く、誰かがいる。重くもあるが、どこかに小さな灯りが見えた。

    0
    投稿日: 2014.10.13
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    教職二年目の岡野のクラスは、崩壊しようとしていた。1年目からうまくいかなかった。二年目も、既に崩壊の兆しは見えていた。そんなクラスの中の、ひとりの子どもの異変に、ぼくは早く気付くべきだったのだ。(「サンタさんの来ない家」) あたしはママになって、嘘がとても上手になった。公園が大好きな娘のあやね。あやねは、靴を汚した。公園で鳩を追いかけた。ブランコに割り込みをした。そのたびに、あたしの中の澱んだ水のかさが増す。そして、そのたびに、あたしはあやねを叩く。いい人そうに見えるママたちだって、きっと家に帰れば同じ。一番やぼったいはなちゃんママだって、きっとそう。(「べっぴんさん」) 虐待をテーマにした連作短編集。虐待に気付いた新人教師、虐待しているママ、見守る地域の人々、そしてかつて虐待されていた大人。それぞれの視点から虐待について描かれている。 おそらく意図的に、文体がものすごく幼いので、当初登場人物たちの年齢がわかりにくいと感じたけど、それがそのまま登場人物たちの精神年齢をあらわしているようでよかった。 きっと誰かが見てくれている、気付いてくれる。とめてくれる……。そんな期待を感じる本だった。

    0
    投稿日: 2014.10.04
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    虐待をテーマにした短編集です。それぞれの立場から虐待に対するいろんな思いをいろんな視点から描かれていました。 各章、虐待を受けてすごく嫌な思いをした人たちは最後、ほんのわずかな希望や幸せを持つところが印象でした。 2014.9.10(1回目)

    1
    投稿日: 2014.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いっぱい泣いた。 べっぴんさん、で次から次へと涙がこぼれた。娘を持つ親にはきっと読むのがつらい話ではないでしょうか。 でもそれと同時に、娘への愛情を再確認させられる。多かれ少なかれ、きっとどこかで身に覚えがあると思うから。 虐待はしていないけれど、周りの目を気にして理不尽に叱ったり、反省させたり、もうしないでって約束させたり、お支度が遅いって泣かせた事もある。悲しい顔をさせたことも沢山ある。 言いすぎたな、ママが悪かったなって思って、すぐに謝ってギューをすると、我慢してた涙が娘から沢山出る。 泣かないのは我慢してるだけ。 ちゃんと育児をしなくては。 周りに迷惑をかけない大人に育てなくてはという思いは、子ども自身に悲しい目をさせてしまうことがある。本当に将来の子どものため? それよりももっともっと大事なことはたーくさんある。そこを大事にすれば、そういう大人にはならない気がする。 沢山沢山ギューをしたい。ママはあなたが大好きで大切で大切で仕方ないんだよって伝えたい。ママ、大好きっていつも言ってくれる娘たちに。 うばすて山を読んで、思った。 子どもは母親にどんなことをされても、母親が大好きだってこと。 母親が子どもを愛し、向き合おうとすれば子どもは母親を許す天才だってこと。 反抗期真っ盛りの娘に、口うるさくいってしまう私。 何度言われたらわかるの!早くしないと遅れちゃうよ!危ないって言ったでしょ!遅いから、次また同じことしたらママもう一緒にお風呂入らないよ! 姉妹でケンカしないで仲良くしないと!… この本を読んだら、そんな時間が勿体無く思えた。せっかく今この時間を一緒に過ごせているのだから、違う言い方で伝えた方がお互い素直になれる。すぐ大きくなっちゃう娘たちに、沢山笑顔でいさせてあげたい。ママの笑顔をいっぱい見せてあげたい。 何で笑ってるのかわからなくても、私が笑っていると、娘たちの顔も笑っている。それでも笑っていると、今度はケラケラ笑いだす。 いけない事は教えないといけないけど、教え方を変えようと思わせてくれた。 今日寝る前に、娘が言った言葉。 『わたし、このママがいい!って思ってママのお腹に入ったんだー ママ大好き。今日は一回も怒られなかったよ!いつもは一回くらい?五回くらい?怒られるもんね!』 そうか、同じ事を伝えても伝え方次第で、怒られてると思ってしまうんだ。 自分が悪かったと思ってしまうんだ。 素直な娘たちに、感謝してもしきれない。ありがとう、生まれてきてくれて。

    1
    投稿日: 2014.08.28
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    子供たちと子供たち周辺の大人たち、かつて子供だったころの記憶をのぞくお話。 少しリンクする登場人物たちの短編集。 ふんわりいい話系かと思いきや、いきなりえぐられます。大人に成り立てだったり、自分っていい人だな、と自己満足だけで大人になった人間だとうすうす気づき始めた時期に読み始めると、 これ以上読みたくない、と思ってしまいそう。 子供周辺の生活は、 想像以上にサバイバルであったと思い出す・気づかされる作品の数々。 タイトルはフツーに「いい子」って意味で読んだけど、 読後の感想は、 『ダメな部分や黒い部分とか出来ない部分とか完全じゃなくて、そのままで「いい」、そうやって生きる「子供」たち、と読むのか?』と感じた。 表現は悪辣じゃないので、ヘビーじゃないと感じるけど、取り上げている題材は、ハードだ。 教育界に答えを!とか望むものじゃなくて、 自分の子供の頃や、自分周辺の人たちの子供だった時代のことを思いやって、時代も環境も超えて互いの存在を認め、相対することの難しさと尊さを感じ続けろと 言われている気がした。

    0
    投稿日: 2014.08.16
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    桜ヶ丘というとある新興住宅地を舞台に、虐待を軸に進む五つの短編集。 きみはいい子、というタイトルが本当にぴったりだなーと思いました。 大ちゃんが登場するお話(『うそつき』)が特に好きだった。今ある毎日が優しい思い出や温かい記憶になって、この先いつか辛いことがあったときの心の拠り所となってくれたらいいなあ

    0
    投稿日: 2014.08.06
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    14/8/5 虐待に気付いた先生、虐待を受け自らの子どもにも暴力を振るってしまう親、虐待された親の介護をする娘...同じ街に住む色々な家庭のお話。 読んでいて胸が苦しかったなぁ。最後少し前を向こうとする主人公たち。 虐待を受けるこどもたち、苦しみから逃れられますように。

    0
    投稿日: 2014.08.05
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    映画化きっかけで読んだ1冊。 5つに共通して虐待をテーマにしたお話。 どの話もぐっと押し込まれるような重い話だけど 最後に微かな光を残しつつ。 特に「べっぴんさん」は公園でママ友といる時は笑顔で接しているけど家に帰ると虐待を繰り返す、他のママ友も家では虐待をしているんだと想像して自分は間違ってないと肯定する母親の話。重たい重たすぎるけど最後にちょっと救われた。周りの誰かは見てるんだと、きっと。

    0
    投稿日: 2014.07.21
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    2013 キノベス2位。 書店員さんのコメントに「深い悲しみや暴力に物語はどのように抗うことができるのだろうかー」 その一文に惹かれ購入。 全体を通して「虐待」がテーマ。 けれども、決して直接的な悲惨さを取り扱っているわけではなく。 虐待がいいとかわるいとか。 もちろんあってはならないことで。ただそれを非難しているだけでは誰も救えない。救われない。 それぞれの立場でできることってきっとあるはず。 子供の頃、親に叱られて、仲間はずれにあって親にも言えなくて、そんな時頭を撫でてくれたのは、近所のおばあさんだった。 そんなふうな家族以外の誰かからのあたたかさをみんな受け取って生きてきてるんじゃないかなって。 「深い悲しみや暴力に物語はどのように抗うことができるのだろうかー」 「赦すこと」自分を自分以外の誰かを そんなふうに感じた1冊。

    0
    投稿日: 2014.07.12
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    本屋大将で気になってて、図書館で見つけたので読んでみた。 窪美澄さんに似た感じ。劇的に盛り上がるシーンもなく、少し離れた所から見てるような俯瞰した語り口。重めの内容なのに重さを感じさせない。

    0
    投稿日: 2014.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    関東(富士山)が見え、新興住宅が建ち並び、この40年で様変わりした とある町が舞台。 小学校は児童数が急激に増え、そこには、いろんな家庭の子たちがいる。 虐待された子たちをめぐる 5つの連作短編集。 「サンタさんの来ない家」 「べっぴんさん」 「うそつき」 「こんにちは、さようなら」 「うばすて」

    0
    投稿日: 2014.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    また虐待の本か・・と思いつつ 本を開いた 読後、なんともいえない重たさを感じる本だった 快感ではないが、不快というわけでもない 虐待をする側、される側、そのどちらをも 非難せずに寄り添うような書き方で 余計に問題の複雑さや深刻度を考えてしまう・・・ 虐待されていることを知りながら 積極的に介入はできないことを認めて 静かに見守っているという 重たい優しさの数々 優しさには違いないのだけれど 無力感で、救われない感じがたまっていく それでも最後の小さな救いは用意されていて それがきっとこのお話たちの魅力なのだろう 虐待した母が認知症になって 自分の子どもすら分からなくなり 子ども時代には呼んでくれなかった名前で 呼んでくれるという「うばすて山」 個人的にはこれに一番打たれた

    0
    投稿日: 2014.06.29
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    全くの予備知識無しで読んだのですが 6歳の息子がいる私には、強く胸に響いた一冊となりました。 虐待をテーマにした5つの物語。 最近、頻繁にテレビで流れる虐待ニュースを見る時のように どうしてこんな事が起こるんだろう? どうして可愛い我が子を殴れるんだろう? どうして?どうして?どうして? と、胸が苦しくなりました。 虐待している親にも理由があるのかもしれないけれど たとえどんな理由があっても、綺麗事だと言われても 虐待は絶対にしてはいけない。 悲しい連鎖は断ち切らなければいけない。 人間はみんな誰かに愛されたいのだ。 子どもだけじゃなく、親も、老人もみんな。 誰か一人でもいい。 『あなたの事を愛してるよ』 と思ってもらえるような、そんな世の中になってほしい。

    0
    投稿日: 2014.06.24
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    ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に、誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。 夕方五時までは帰ってくるなと言われ、雨の日も校庭にたたずむ生徒と新任教師との心のふれあいを描く「サンタさんの来ない家」をはじめ、娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語、ひとり暮らしが長くなった老女と、家を訪ねてきたある男の子との物語など、胸を打つ作品を五篇収録。 人間の優しさとその優しさが生む光が、どれほど尊くかけがえのないものかをあらためて感じさせる感動作。 読まない方が良かったのか、読んで良かったのか。読了後にそんなことを思ってしまうほど心にグサリとくる話ばかりです。 「虐待」がテーマでどれも重い内容なのですが、作者の優しい筆致と、各話で感じられる僅かな光に救われながらなんとか読むことができました。 特に娘をもつ母親としては『べっぴんさん』で耐えられなくなり大号泣必至。ラストで、履かせる靴を持ち変えるシーンはあやねちゃんの笑顔がはっきり浮かび上がるようで、今思い出すだけでも涙がこぼれます。 子育て中の人なら大なり小なり身に覚えのある話で、子供にカッとなったり嫌になったりすることもあるのではないでしょうか。私自身もそうですが、それでもやっぱり愛しくてしょうがなくて、不器用にも日々反省しながら子供と一緒に少しずつ成長していくのだと思います。 親子間の絆について改めて再確認し、もっともっと優しくしていこうと思える良い作品に出会えました。

    1
    投稿日: 2014.06.12
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    ひりひり痛い、ような。 そんな声を大にして言うようなことでもないよ、と、シニカルになってしまう、ような。 オプティミスティックな人間には、踏み込めない部分がある。 過去は人格をつくるけれど、過去からどれだけ進めるかが、人生だ。

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    図書館の「今日返ってきた本」のコーナーにあったので、借りてみました。 短編それぞれの学級崩壊や老人介護といったシチュエーションはリアリティがあるのに、いざ本題の虐待になると、どうも唐突だったり必然性がなかったりするような・・。 暗いテーマであることは気にならないのですが、深さがやや足りない気がします。

    0
    投稿日: 2014.05.27
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    家に居所のない少年、子供に手を挙げてしまう母親、学級崩壊を起こしてしまう新任教師、一人暮らしのおばあさん。。 家族の在り方について考えさせられる。 中脇初枝の他の作品も読んでみたいと思う。

    0
    投稿日: 2014.05.11
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    虐待を繰り返す母親の胸の内は たぷたぷと溜まってくる淀んだ水の気配がする 子育てに行き詰まったことのある人なら きっとわかるであろう 子供であれ大人であれ どんづまりでもがいているその人に 優しく守る言葉をかけられるとは なんて救いがあるんだろう 同じ立場にたった時 知らないふりだけはしたくないなと思った

    0
    投稿日: 2014.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テーマは「虐待」なのかな。 虐待してしまう母親。 虐待さてている子の担任になる新米教師。 (頑張っているが学級崩壊にもなってしまう) 子供のころに虐待された母親が認知症になった娘。 など。 短編それぞれが最後は、希望が見えるけど、重い。

    0
    投稿日: 2014.05.07
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    学級崩壊、虐待される子、虐待する親、老い、かつて虐待した親が認知症になったとき… 重いテーマだけど、現実にもある、のだと思う。 読むのは辛かったし、GW向きじゃなかったよー

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    100%の善も100%の悪も有り得ないことはみんな知っているのに、なぜ人は完璧を期待してしまうのでしょう。苦しくなるだけなのに。私も「君はいい子」と言われたいし、みんなに声を大にして言いたい。「君はいい子だよ」そして「大好きだよ」

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    老いるのが怖い。ボケるのもひとりぼっちになるのも。いずれ老いることを考えるだけで、今すぐにでも死んでしまいたくなる。 本屋大賞ノミネート作!帯は明るく希望にあふれているのに、内容は家庭問題。虐待や認知症、老人の孤立化など。一編一編の締めくくりは多少希望に向かっているが、その兆しが見えている程度。 正直小説でまで家庭問題にかかわりたくない。 ブックオフに売ってしまいたいが、将来の仕事などのためにとっておいたほうがいいだろうか。

    0
    投稿日: 2014.04.30
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    2014年5月アリスの会テキスト。 同じ地区に住む人々の親子の物語。 虐待について書かれているとのことで、読むのが辛いかもと思っていたが、いろいろな登場人物からの物語で、読み終えられた。

    0
    投稿日: 2014.04.27
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    新刊として書店に並んだ時から、読みたい、でも怖い、そんな気持ちがせめぎあい読んでいない本。 たぶん自分の中のいろんなふたが開いてしまいそうな気がする。でも、この本を読むことができれば、また変われる気もする。いつか読めるようになりたい。

    0
    投稿日: 2014.04.26
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    虐待をしてしまう親。帰る場所のない子供。 テーマ的にはちょっと重い。 だけど、それぞれの人生には誰かからの愛がある。愛がなければ生きられない。 また、個人情報とか、迷惑とか、そういうのを気にして防御に走るこの現代の生き方は残念でならない。生きづらい世の中になった。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「サンタさんの来ない家」 私は今の職に就く前、学校に勤務していました。 学校。そこには、色んな環境で育つ子どもたちがいます。 この短編集の1篇に登場する神田さんも、色んな子どもたちの一人でした。 給食費払ってないやつは給食食べる権利なんかないんだからな! こういう罵声にさらされる子どもたちは、実在します。 私は子どもの頃学級崩壊を経験し、大人になってからは縁あって学校勤務をし、「学校」を教師になることなくみつめることができました。 この作品は、そんな自分が子どもたちの顔をひとりひとり思い浮かべてボロボロと涙を零すに至る力を持っていました。 2013年本屋大賞第4位作品。

    0
    投稿日: 2014.04.19
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    虐待をテーマにした短編集。 虐待されている子を受け持ちに持つ新米教師。 かつて虐待され、今我が子を虐待してしまっている母親。 息子の友人が虐待されていると知った父親。 虐待されている子供と偶然知り合った老婦人。 かつて自分を虐待した母親が認知症になった娘。 それぞれの視点から虐待を描いている。 どの話にもキーワードのように雨と記憶が出てくる。雨は痛みや悲しみといった負の隠喩だろうか? その雨の中でひと時の優しい時間が生まれ、それが記憶となり、のちの人生を支える軸となる。と、作者が訴えているように感じた。 ただ、どの話も、今現在虐待されている子供の視点のものはなく(かつて虐待された大人はいるが、子供が主役の話はない)、そこが『作家という大人』が書く限界なのだろうかとも思った。

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    文体に慣れなくて戸惑ったけど内容はおもしろかった。「おもしろかった」と言っても楽しい話ではなくて、虐待がテーマなので読んでて辛いものが多かった。「こんにちは、さようなら」と「うばすて山」が特に印象深い。 親が認知症になったとき、私はどうするだろうか。認知症にならないとしても、今の自分の態度はどうか。虐待などせず私を育ててくれた人に、まだ何も返せていない。。なんてちょっとずれた感想を抱いてしまった。 どんなになったって、こどもはお母さんが好き。なんだと思う。最後の話だって、大好きの裏返し。

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    全体的に悲しい物語。重たいメッセージがあるが…もっと明るさが欲しかった。 2014.4.11

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    この本を読むのはかなりきつかったです。 色んなできごとが思い浮かぶのですもの。 この本に出てくる子供そのままではないにしても、近い状況にいる子供たち、とても大変な子供たちには、学校に勤めていれば会うのです。 特に前の勤務校では、本当にいろんなことがありました。 読むたびに、その子たちとの思い出が蘇るのです。 痛く、苦しく、そして懐かしい思い出が。 あの子たちは、元気だろうか。

    0
    投稿日: 2014.04.06
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    桜が丘に住む子供と母親を中心とした連作集。全て、ベースは「虐待」がテーマ。子供の頃に虐待を受けて、親になればその子供、もしくは認知症の母に対し虐待をしている。虐待する側にもさまざまな事情はあるが、子供は自分が悪いと思い込んで大人になる。そんな連鎖が続き、いたたまれない事件と発展するのが現実。しかし、この話のすべて、最後には救いが描かれている。虐待に苦悩しながらも、同じことで苦しんでいる親と子供が救われ、連鎖が断たれることを願わずにはいられない。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    一話目、今の先生は大変だ。先生も親も大人になり切れていない人が多いから、学校はたいへんなことになってますね。ダメ教師だけど、「君はいい子」と言い続ける岡野先生はきっといつか良いせんせになれると信じたい。二話目、虐待は繰り返される。その連鎖を断ち切るのは本当に大変だ。それが出来たはなちゃんママは本当に立派。あやねママも変わる事が出来ますように。三話目、暖かい友達の家庭と触れ合った事ごだいちゃんのこれからの人生ずっと支えになります様に。四話目、悲しい過去をもつおばあさんと学習障害のある子とその母親の話。小学生との触れ合いが孤独なおばあさんの心も癒してくれる。五話目、子供の頃の虐待の記憶が消えない娘と認知症の母親の話。それでもたった一つの母親の笑顔を思い出して救われる主人公。子供はどんなに虐待を受けても母親に愛されたいと願い、振り返って欲しいと願うのだ。

    0
    投稿日: 2014.03.22
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    虐待という重いテーマを扱った作品だが、話は淡々とすすんでゆく。それぞれの話に救いの手がかりがあるところが救いとなっている。虐待が負の連鎖の産物であるという事実と、それでも自分の気持ちの持ちようや周りの声かけやなによりハグのような直接的なスキンシップに解決の糸口があるかもしれないと考えさせられる。

    0
    投稿日: 2014.03.22
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    小学校に教育実習をしに行ったことがある。子どもたちはみんな素直で可愛らしく、毎日「先生、先生」と話しかけてくれた。 日々目にする虐待のニュース。地域にもよるだろうが、大事なことを見逃してしまったのではないかと怖くなった。 春からは幼稚園教諭になります。子どもたち一人ひとりを、絶対に抱きしめたいと思います。

    1
    投稿日: 2014.03.04
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    ネタバレするので詳細は書かないが、親子関係をそれに携わる人達、当事者の視点から話を紡いでいく短編小説。1つの街を舞台に繰り広げられる物語は読む人によっては心が痛くなる。

    0
    投稿日: 2014.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桜ヶ丘(旧名、烏ヶ谷)の時代を超えた満たされない子供たちの連作集。 ・サンタさんの来ない家 ・べっぴんさん ・うそつき ・こんにちわ、さようなら ・うばすて山 の5編収録。 母子や大人と子供という関係性の中で親に認められない(又はそう思い込んでいる)子供を描いています。 必然的に、良くない環境の子供たちも対象になってしまうのは仕方ないけど、安易な設定とも思いました。 とはいえ、各物語の最後にわずかながらも光明が見いだせたのはホッとしました。

    0
    投稿日: 2014.02.20
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    虐待に気づいた教師の眼、虐待の連鎖に絡まっている母親の眼、息子の友人を気遣う父親の眼、思いがけなく救いの手を差し伸べ ていた老女の眼。現在形の虐待と、それぞれの生きてきた物語が触れ合う。 最後の物語だけが、虐待そのものは過去形で、その過去が今を脅かしている、年老いた母を見つめる、虐待を受けていた娘の眼。 虐待というものが、その場限りのものではなく、それを受けた人の人生を蝕む、悲しいものだということを静かに訴えてくる。誰でも、優しくしてくれる誰かに、傍にいて欲しいと、願っているのだ。

    0
    投稿日: 2014.02.17
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    中脇初枝さんの著作を初めて手にしたが、素晴らしい本であった。 児童虐待をテーマに扱っているものの、虐待する側の心理描写もとてもよくできていて、単に暗いだけでもなく、また楽天的な解決があるわけでもなく、それでも一筋の希望を感じることができる、とても心に響く作品であった。 同じ土地を舞台にした5作の短編はどこも少しだけ重複があり、「えっ、次はこの人が主人公なの?」「むむ?この話はどこがいままでとつながるの?」などのからくりも非常に楽しめた。 特に第3作「うそつき」が一番気に入った。あえて直接的な虐待の描写がなく、また天真爛漫な母親、それを包み込む父親などの明るい作風が、5話の連作の中で安らぎを覚えた。0歳の子を持つ一人の父親として、このような家庭を作りたいと思った。 第4作「こんにちはさようなら」も印象深い。虐待というテーマもさることながら、年を取ることとはこういう事か、という実感を感じた。 著者の作品に出会えた事をうれしく思う。ぜひほかの作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2014.02.16
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    虐待をテーマにした小説。短編集なので読みやすかったです。全ての話が少しずつ繋がっていました。 虐待する親はもちろんダメだと思うけど、親も親なりに苦しんでたりするのかな。今もどこかで必ず虐待はあるはず。大人が子どもを守っていかないと…!と思わせてもらいました。

    0
    投稿日: 2014.02.09
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    悪い子なんていない。5つの短編が異口同音に語っている。個人的には「サンタの来ない家」に最も強い衝撃を受けた。いずれも実際に起きている出来事であり、凍えるような戦慄を覚えた。いかに志が高くとも乗り越えられない高い壁。襲いかかるモンスターペアレンツ。我が子を我が子とも思わない無責任な親、一人の力ではどうしようもない現実が大きく立ちはだかる。一人でも救わんと前向きに挑む姿勢には神々しいばかりの光を感じた。

    0
    投稿日: 2014.02.08
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    虐待をテーマにした短編集。 虐待された子は、親になっても虐待してしまうと聞くけれど、 結局、人間って、自分が受けてきた愛情表現しかできないんじゃないのかなって、最近よく思う。 殴られて育てられた子は、殴ることでしか叱り方を知らない。 だから虐待の連鎖は当然なんじゃないかなと思ってしまう。 それから、子どもは殴られても叩かれても、親が好きだということ。何をされても、自分を産んで育ててくれてるお母さんだから。それも当然のことかな。 どの子もただ“いい子”になりたくて、親から、人から愛されたいだけ。親も精一杯子どもを愛して、他人にも愛情を注いであげられるような子に育ててあげないといけないんだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2014.02.02
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    「虐待」は酷く悲しいけど現実。そうさせないための周りの関わり、そうならないための心の持ち方ってどんなものだろう。 小説にはちゃんと救いが残っていて、虐待を生まないために何が出来るんだろうなって考えさせられる。 私は子どもに関わる仕事をしている。一対一なら兎も角、言うことの判らない子ども大勢を相手にすれば苛つくことも暫しば。けれどそれだけじゃなくて当然のように可愛い。自分の子どもでもないのに一人一人が宝物に感じる。 身体的虐待を加える保護者には虐待を苦しむケースも少なくない。特にこの本は虐待「した側」の抱えるものにもスポットが当たっている。 子どもは勿論、保護者にもぬくもりを与えて欲しいなと思う。愛の連鎖が生まれる世の中であって欲しい。

    0
    投稿日: 2014.02.01
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    5作で繋がる本でした。 中脇初枝の本はこれで2冊目ですが、とても読みやすい本です。 小学生の教員視点から始まり 障碍を持った子供の話 障碍を持った子を抱える母親 ひとりぼっちになったおばあちゃん 戦争中にお菓子を作っていた頃の話 母親に虐待されて、その母親の面倒をみなくてはいけなくなった話 痛々しいながらも、どこか共感できる話でした。

    0
    投稿日: 2014.01.30
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    2014.1月上旬 市立図書館 予想してたよりは、淡々と書かれていて読みやすかった。 けれど、やりきれないせつないかなしい。そういう思いが残る。

    0
    投稿日: 2014.01.14
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    願いがつまっていた。 残酷な現実の中に幸せのカケラが落ちていた。 物語は5つの短編からなる。 「サンタさんの来ない家」 学級崩壊が進む担任と、5時まで家に帰ることができない神田さんの物語。 とても印象が残る終わり方だった。 「べっぴんさん」 子どもを虐待してしまうママの物語。 虐待を受けずに生きてきた人生が幸運だったと感じてしまう。 子どもへの接し方を考えさせてくれる。 大人どおしの接し方も気づかせてくれる。 はなちゃんママが手を握りながら伝えた言葉 ”べっぴんさん” 言葉ひとつで相手の人生を変えようとし、その子どもの人生に未来を与えたことに静かに感じ入った。 「うそつき」 だいちゃんの真実をうそつきと言って気にしない優介。 だいちゃんを見守る優介の両親がいい。 他所の子を見守る近所関係をもう知らない。 私が子供の頃にあった、確かにあったけど、もう知らない、聞かない。 振り返るとやっぱり地域で子どもを育てていた時代は幸せだったと思う。自分の一生を支えてくれていると思う。 ミキの黄身物語にもほっこりした。 「こんにちは、さようなら」 記憶が薄れていくおばあちゃんの物語。 おばあちゃんの孤独と、障碍をもつ親の孤独が、子どもを通して重なりあう。 人は人と接することがとても幸せなことだと伝えてくれる。 障碍を持つ子どもの素直さを伝えてくれる。 「うばすて山」 虐待を続けてきた母が認知症になった。 妹に預けていた母を3日間だけ預かることになった。 認知症の一面を突きつけられる。 「母」しか知らなかった かよ。かよが母という一人の存在を振り返っていく。かよの最後の言葉が強く重い。 静かに読み終えた。 今までの人生を振り返ってしまう物語だった。 早くに失くした母親の事。 まだ子どもだった頃の家族の映像が一気に蘇ってきた。 裕福ではなかったけど幸せだったとわかる。今なら。今だから。

    13
    投稿日: 2013.12.31
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    思っていたほどに残酷な描写が少なくて、どこかに救いのある終わり方だったので、よかったーと安堵のため息が出ました。 題材が題材だけに、きついし重いし怖すぎる。 新任の先生、一年生の学級崩壊、いじめ、モンスターペアレント、給食費未納、義父の虐待…とのっけからかなりシビアな問題を詰め込んでくるので、来春小学校に入る娘を持つ身としては、現代の小学校がもはや伏魔殿としか思えない。 ああ、恐ろしい。 その後も、自分の子にも虐待を繰り返してしまう母親や、嘘で自分を守る子供たち、障害がある子と母親、かつて虐待された母が認知症になり複雑な思いを抱く娘と、遠い世界のようですぐ身近にある問題が描かれていて、ただのフィクションとして読めないものがありました。 あーあ。 舞台の町がやや住んでる町と似ていることもあり、なんかほんとにやりきれない気持ちです。

    5
    投稿日: 2013.12.17
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    虐待をテーマにした本は読んだことがなかったのでちょっと重かったですが、各ストーリーの小さな救いに感動します。

    1
    投稿日: 2013.12.17
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    虐待されている子ども、どうしても手をあげてしまう母親、かつて虐待を受けていた人、それぞれの視点から“虐待”が描かれている。 どの話でもひとつの街が舞台になっていて、ほんの少しだけ繋がってる部分があって、そこに気づくとちょっと嬉しかった。

    1
    投稿日: 2013.12.15
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    親に虐待されている子ども、かつて虐待された大人たちを主人公に、虐待の生々しい様子とそれらが心に与える傷、たとえ虐待が終わっても残る深い傷痕を描きつつも、その受け継がれる怨嗟の鎖から脱け出す、離れる、救い出される小さな糸を編み出そうとする物語。 「どうして作者はこんな辛く悲しい物語を書くのだろう」と読みながらに考えさせられる。虐待を受けた人たちの存在を知らしめるためか?その人たちに少しでも光明を抱かせるためか?虐待する者たちへのメッセージか?それとも虐待する者たちへの救いの手でもあるのか?わからないけれど、それだけのメッセージ性のある物語。

    2
    投稿日: 2013.12.04
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    余韻を残す物語。 どこにでもいる普通の人を描いているが、 誰もが葛藤を抱え、苦しみながら生きている。 そして、これからも生きていく… 絶望感漂う雰囲気なのに、どこか希望を覗かせる、 そんな物語。 読みやすかったな~。

    1
    投稿日: 2013.12.04
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    夕方五時までは家に帰らせてもらえないこども。娘に手を上げてしまう母親。求めていた、たったひとつのもの―。それぞれの家にそれぞれの事情がある。それでもみんなこの町で、いろんなものを抱えて生きている。心を揺さぶる感動作。 --------- 予約して借りた本。 短編5つで主に親子を描いていて、虐待が中心。 なぜ虐待してしまうのか、されている子供はどうなのか。 さまざまな目線から描かれていて、読んでいて息苦しくなる部分も。 どの話にも、最後は光が見えるけれど、自分がその状況になったとき 光をみつけられるだろうか。 それを考え怖くなってしまった。

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    中脇初枝さん・・・初めて読みました。 テーマは重いのですが、ついつい読んでしまいます。 連作短編なんですね・・・というか、連鎖ってことなのかも。 虐待は、悲しいし、つらい。 特に子供への虐待は、ニュースを聞いただけで、身体が震え、「どうして?」という思いが、膨らんで、弾けてしまう。 うっかり目にすると、なんにも手につかなくなってしまうくらい、痛みを感じる。 親に虐待を受けた子供が、それでも親から離れたがらないというのが、一番つらい。 出口の光は、遠くて、ほのかで、到底たどり着けないような気持になる。 ひとりでは見失いがちな、ほのかな光を一緒に見据え、手を差し伸べて、一緒に歩いてくれる誰かが、きっとそばにいてくれますようにと、祈らずにはいられない。

    1
    投稿日: 2013.11.10
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    私はこういう本が好きなんですね。悲しくて切なくて苦しいけど、少し心がほっとする。そう、世の中捨てたもんじゃないよって思う。

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    悪い・だめを決めつけて怒ったり、腹を立てたりしていませんか? 誰かのあの行動の理由が知りたくなる一冊です!! 手書きPOPより抜粋

    0
    投稿日: 2013.11.07
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    中脇さんの本は初めて読みました。 虐待という思いテーマを扱った本ですが・・・ その先には小さな光が見えてくる。 そう、「きみはいい子」なんだよ! 第1回静岡書店大賞小説部門 、第28回 坪田譲治文学賞 受賞作品。

    1
    投稿日: 2013.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同じ団地に住む人々の連作短編集。 住人にはいろんな事情があって。 児童虐待、発達障害、モンペ、ママ友、認知症、介護等々。 最後の「うばすて山」に泣いた。 お母さんと笑って手をつなぎ合う。 忌み嫌って蓋をしていたのにぶわーと涙が出た。 どんなことをされても「おかあさん」を求めてしまうのか。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    感動を誘うタイプの話。ツライ、ひどい話が多いけど、現実はもっとひどく救ってくれる人がいないことも多いんなんだろうな。 こんなうまくいくかなーって感じることもあったし。 人間界、ひどいね。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    架空の町を舞台にした短編連作。 自分も無関係ではない題材で、でも誰が悪いということもなく、みんな必死でどうしていいかわからない。やるせないです。 最後の1編のお陰で作品全体が締まっていて、タイトルの意味も浮かび上がってきます。 たくさんの人がこの本を読んで、人のいとおしさを改めて感じてほしい。

    0
    投稿日: 2013.10.26
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    ★2013SIST読書マラソン推薦図書★ 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13)

    0
    投稿日: 2013.10.25
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    【図書館本】虐待にまつわる5本の短編。テーマがテーマなのでもの哀しい、けど最後には一筋の光を残すような話。 初読み作者で文章自体は嫌いじゃないけど、読んでる間は楽しくなかった。テーマ的に楽しい云々はおかしいかw けど、色々中途半端な印象でモヤッと残る。……本屋大賞4位ねぇ……。

    0
    投稿日: 2013.10.24
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    久しぶりにじんわり感動したり、ボロボロ涙が出てくる本に出会った。自分が悪い子だからなんだって思って生きていくこと、でもだからこそ君はいい子なんだよ、大切な子なんだよって言ってくれる人の存在のありがたみ。誰かに握ってもらった手や抱きしめてもらった時の、あたたかみ。その記憶が、それから先の未来を生きる上でのとっても大きな力になること。私も思い出した´◡`☆

    1
    投稿日: 2013.10.22
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    この本、かなりグッときた。 子どもへの虐待が書かれてるにも関わらず、悲しさや悲惨さを訴えるのではなくて、最後はじんわりとあったかい気持ちになる。 金原ひとみさんとかとは反対の味わいの作品。 内容紹介 ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に、誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。 夕方五時までは帰ってくるなと言われ、雨の日も校庭にたたずむ生徒と新任教師との心のふれあいを描く「サンタさんの来ない家」をはじめ、娘に手を上げてしまう母親とママ友との物語、ひとり暮らしが長くなった老女と、家を訪ねてきたある男の子との物語など、胸を打つ作品を五篇収録。 人間の優しさとその優しさが生む光が、どれほど尊くかけがえのないものかをあらためて感じさせる感動作。 【帯より、宮下奈都さんコメント】 読みながら、震えた。ものすごいことが書かれている。 震え、泣き、それでも確かな希望が胸に灯る。人間を信じよう、という気持ちになる。―宮下奈都(作家) 第一回静岡書店大賞 小説部門 受賞 キノベス! 2013 第2位 第二十八回 坪田譲治文学賞 受賞 内容(「BOOK」データベースより) 夕方五時までは家に帰らせてもらえないこども。娘に手を上げてしまう母親。求めていた、たったひとつのもの―。それぞれの家にそれぞれの事情がある。それでもみんなこの町で、いろんなものを抱えて生きている。心を揺さぶる感動作。

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    投稿日: 2013.10.20
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    虐待は連鎖すると言われているけど、この作品の中でも連鎖をしている。ツラい話だなと思いながら読んでいたが、ほんの小さなことでその連鎖が止まる兆しが現れて終わる、という内容だった。

    0
    投稿日: 2013.10.19
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    虐待と聞くと、ひたすら身体的暴力を受けている子どもを想像しやすいが、 幼い頃に受けた虐待というのは、まだ何も色付いていない、子どもの柔らかい心を切り裂き えぐる行為であると思う。 出来上がる前にぐちゃぐちゃにされた幼い心は、もとの形がわからないから、再生することも難しくて、だから虐待された子どもはみんな傷ついたまま大人になってしまうのだと思う。 それを受け止めて解ってくれたり、消化してくれたりする人との出会いがあれば、子どもたちは救われるのかもしれない。そう信じさせてくれる作品でした。

    1
    投稿日: 2013.10.16
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    今の学校教育の現場のおおらかさのなさ 先生たちのマニュアルどおりの対応に 寒々しいものを感じた。 その現状を変えよう、変わろうとする姿勢がみえたのが救い。 虐待についてもしかり、おおらかさのないギスギスした社会 大人も子供もいっぱいいっぱい。 「こんにちは、さようなら」はボロボロ泣いた。 子供だけではなく、親も含めてケアをしてあげなければ 悲しい事件はなくならないのだなと実感した。

    0
    投稿日: 2013.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    虐待が関係する物語の短編集。 一応連作になるのかしら?まぁ同じ地域での話みたいな感じかな。 リアルな虐待の本を読んでるので内容に衝撃を受ける事はなかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.14
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    親から虐待を受ける子供たちは、懸命に理由を考えた末に自分をわるい子と決めつける。親からの虐待を受けて育った大人たちは、トラウマに気づかず自分が与える側にまわる。いじらしいほど悩む子供たちの心中を絶妙に描き、明るい光が一射する話もあるのだが、なぜか切ない。よせあつめのこの町・桜ヶ丘では奇妙に大人も子供も絡み合うくせに、誰かが言わないといけないんだネ!…"きみはいい子"と。

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    投稿日: 2013.10.06
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    新興住宅街の同じ町を舞台に、連鎖する虐待や学級崩壊、介護などをとりあげた連作短編集。 深刻な題材の割にはさらりと読める切り口で、さまざまな角度から見えるために風通しがいい感覚があります。 「サンタさんの来ない家」 桜が丘小学校の教師になって2年目の岡野。 1年目に学級崩壊させてしまい、何とかそうはならないように必死で食い止める日々だった。 クラスの中で給食をいつもおかわりするカンダという子の異変に気づき、この子だけは助けようとする‥ 今の教師の大変さを知らない人には、読んでみてもらいたい気がします。 従妹が教師で、似たような話を聞いたことがあるので。 「べっぴんさん」 公園に集まるママ友といる間だけは、娘のあやねを怒鳴らないでいられる母親。 他のママたちだって、家では虐待しているに違いないと疑っていた。 はなちゃんママの家に遊びに行ったとき‥ 「うそつき」 自営業15年、子供の学校のPTA会長をしている杉山。 長男の優介は4月1日生まれでクラスの中で遅れがちだが、だいちゃんという友達が出来た。 だいちゃんは家で世話してもらえないらしい‥ 幸せなひとときがあった記憶が、だいちゃんを救ってくれるようにと思う。 「こんにちは、さようなら」 老いてから戦争中のことなどをいろいろ思い出す女性。 小学校の通学路にあるため、1年生は毎年春に玄関ベルを鳴らしていく。 いつも道で会うと挨拶をしてくれる可愛い子に、じつは障碍があると知るが‥ 謝りに来た若い母親に、とても良い子だと話すのだった。 「うばすて山」 子供の頃に虐待された母を一時だけ預かる女性・かよ。 虐待されなかった妹がいつもは世話をしているのだ。 母は認知症で子供に戻ってしまい、娘を育てた記憶も失って、自分の母のもとへ帰りたい様子なのを、ずるいと思う。 高校の頃、母を愛せない自分が悪い子なんだと思っていたときに、担任の先生が「そんなにひどいお母さんなら、嫌いでいいんだよ。無理に好きになる必要はないんだよ」と言ってくれたこと。 母親に優しくされた遠い記憶を一つだけ、思い出す‥ いい記憶を一つだけ、大事に抱きしめて。 その愛おしさが希望になりますね。 ほのかにあたたかい余韻が残りました。

    11
    投稿日: 2013.10.05
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    こんなに重いテーマをこんなにするする読めていいのだろうか、と思いながらあっという間に読み終わった。とても平易な文章だけど、冷たい空気がホッとあったかくなる瞬間や、ふだん触れたら嫌な気分になるようなドキッとするリアルな心の動きを巧みに描いていて、その瞬間、のめりこめた。一番始めの学校の先生の話、おばあちゃんにいつも挨拶をする障碍をもった男の子の話、ママ友の交流で心ほぐれる母娘の話、介護の母へ寄せる複雑すぎる娘の話、うそを受け入れてしあわせなひとときを過ごす男の子たちの話。すこしできすぎている部分もあるけど、それこそが小説のなせる業で、救いになっている。

    1
    投稿日: 2013.10.02
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    「きみはいい子」このやさしい題名が貼り付けられた顔の裏には、誰にも明かしたことのない、暗い秘密が.... 虐待、放棄、いじめ、介護...本書に取り上げられている題材のいくつかがは、自分の心の中に思い当たるものかもしれない。 この作品が支持されているようなので、この作品を必要とする人はいるのかもしれない。でも、私はもうこの作品は読みたくない。

    0
    投稿日: 2013.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5つの話が,それなりに重なっている。 一気に読める量なのに,なかなか進まなかった。 最初の 「サンタさんが来ない家」は,学級崩壊させた先生の話だが ずんとくるものがあった。 それの余韻を残り4つに持たせているのが,すごいと思った。 手元に置いておきたい,1冊。 いつかであったら,買うだろう。

    0
    投稿日: 2013.09.22
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    2013.9.21 サンタさんの来ない家 べっぴんさん うそつき こんにちは、さようなら うばすて山

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    投稿日: 2013.09.21
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    いろんな形で傷ついてきた、いろんな親子の物語。誰かがその人の心に寄り添うことで、虐待の連鎖は防ぐことができるのかもしれない。 しかしですよ。登場人物たちは興味深いのに、読んでも読んでも頭の中で情景が広がってこないんですよ。鍵穴から頑張って覗いているような妙な気分で、ストンと落ちてこない。 たぶん、文章が好きじゃないんだな。。。 文章は☆2だけど、テーマは☆4といったところ。

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    投稿日: 2013.09.17
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    虐待ものですがさらっと読めました。私はバッドエンドだと、何日も暗い気分を引きずりなかなか気分を切り替えられないのですが、これは大丈夫でした。

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    投稿日: 2013.09.15
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     桜が丘という新興住宅のある町の小学校やそこに住む住民の姿が描かれている短編集。  5編の作品の中、特に3作目の『うそつき』と4作目の『こんにちは』では涙した。我が子や連れ子を虐待や育児放棄する大人たち。我が子に障害があり、一人苦しむ母親。直接的には助けることはできなくても、そんな子供たちを優しく見守り、手を差し伸べる大人がいることが、その子にとってどんなに救いになるか。孤独で、日々の生活に追われ、精神的に追い詰められる大人たちを理解してくれる人が傍に居るってことだけで救われるのだと気付かされた。

    0
    投稿日: 2013.09.14
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    ◆虐待をテーマにした5話。 ◆生活の中で一滴一滴溜まっていく「澱んだ水(べっぴんさん)」。中にはよく知っている感情も。全部が全部を「ひどぉい」と他人事には片づけられない。地名さえ新しい「よせあつめの町」桜ヶ丘で途方に暮れる子どもと大人。そう、大人も。ハグが必要なのは、子どもだけではない。 ◆リーダビリティはよいが、読み心地がよい本ではない。切なくてしんどくて、解決しない。けれど、大切なことが提起されている。 ◆「しあわせ・仕合わせ(こんにちは、さようなら)」の意味を本書とともに考える(「仕合わせ」≒「幸せ」。この言葉は意識的に使われていると思います)。この生に根をはれるように。【2013/09/10】

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    投稿日: 2013.09.10
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    親からの愛情を受けられないのは『自分が悪い子』だからだと思いこむ子ども。 虐待を受けている子どものそばに、たった1人でも、その子を受容してくれる相手がいるだけで、その子どもが将来、虐待をする確率は減るそうです。 虐待されている子どもと、それに寄り添う大人の視点で書かれた1話目と3話目が胸をうちました。

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    投稿日: 2013.09.08
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    日々の疲れている人に読んで欲しい本。 扱ってる内容はいじめ、ご近所問題、虐待とかだけど、最後には救われてほっこりする。 無償の愛の大事さを感じた。

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    投稿日: 2013.08.29
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    「うそつき」、「こんにちは、さようなら」が特に好きだった。どれにも、最後に見える希望の光がある。それを頼りにどうか幸あれと祈りたくなる。

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    投稿日: 2013.08.26
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    親と子の在り方、感情。受け取り方。つらいけど、どこか救いはある。 それぞれは短いストーリーですが、つながっているようです。 自分の子供の頃と今の親との関係を思い、また、今の自分と自分の子供との関係を思い、共感できるところもありました。 虐待って一言で言い表せないものです。レベルも様々で、そうしてしまう親の気持ちも考えさせられます。 でも子供の事が本当に嫌い、という親はあまりいないんだと思います。 誰もがいい子でありたいと思うし、いい子とほめられたい。そんな話です。

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    投稿日: 2013.08.23
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    自分の成長の過程や子育てするどこか近い感情を持ったことはあるような気がした。 「虐待」というと理解できないと思う人も多いかもしれないが、親が子に与える影響力や子が親に対して抱く感情という意味では、多かれ少なかれ自分との共通点を見出すことができると思う。 自分の行いを客観的に映し出す鏡になるような作品ではないだろうか。

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    投稿日: 2013.08.19
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    虐待をテーマにした短編集。 後味が悪いなーと感じつつも、人間捨てたもんじゃないよなーとも思わせられる。

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    投稿日: 2013.08.18
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    自分もこんな家庭で、こんな親だから、わかる。 本来は手元に置き、読み返すべき本なんやろな。 ここだけで言うけど、うちのムスメはええ子やねんやん、ホンマに。

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    投稿日: 2013.08.18
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    繊細な文体と、なにげない情景から拾い上げて綴るその言葉に、心から感動する著作であった。他の人に読むことを勧めたい。

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    投稿日: 2013.08.17
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    虐待がテーマの5つのお話。 どれも切ない…やりきれない気持ちというか。 「サンタさんの来ない家」と「こんにちは、さようなら」がよかったな。どれも切なくて電車の中じゃ読めなかった。

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    投稿日: 2013.08.09
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    虐待をテーマにした短編集。読んでいて怖くってくるが、どの話も最後に少し抱く救いがある。特に最後のお話は、1つだけでもお母さんの良い思い出でを見つけられてよかった。

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    投稿日: 2013.08.06
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    ある新興住宅地に起きている出来事が短編で書かれています。 子供の虐待がテーマで1話目が哀しい話しすぎて、どうしようかと思いましたが、全部読みおわって、哀しいだけでなく、ほっとするような感覚も感じたので読んでよかったです。 「サンタさんの来ない家」は、うさぎ小屋の前にいる子供を。 「べっぴんさん」は、子供を虐待してしまう母親の姿が。 「うそつき」は、子供同士の思いが。 「こんにちは、さようなら」では、世の中から忘れられた年寄りが感じた仕合せを。 「うばすて山」は、母親から愛情をもらえなかったと感じていた娘を。 子供はみんな抱きしめられて、愛されてると感じて育っていってほしい。 もしつらい思いをしてる子供たちがいたら、そっと差し伸べられる暖かい手があればと願ってしまいます。

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    投稿日: 2013.08.05
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    文はうまいし、作者の広い視野と高い意識がにじみ出ている。 さり気なくして、澱みなく流れる透明に澄んだ小川のように。 舞台は作者の住む横浜に近い新興住宅地なのだろうか? 文の最後にフィクションだと断り書きがあるけれども、 ツクリモノの小説ではないと思う。 多分事実に基づくエッセイといえる分野の本なのだろう。 内容は現代語に訳すならばイジメや虐待に関するものだけれど、 それを暮らしの中のヒトコマで出合いとして咀嚼してくれる。 気付くチャンスをもらえなければ素通りしてしまうに違いない。 人の心のキビに触れるということの素晴らしい一瞬を、 見事に紡ぎ出してくれる。 中でも「べっぴんさん」には泣かされた。 人間の本質はどこまでも美しいと性善説を思わずにいられない。

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    投稿日: 2013.08.03