
ノンちゃんの冒険(新潮文庫)
柴田翔/新潮社
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総合評価
(3件)4.5
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- nakaizawa"powered by"
(1981.07.14読了)(1981.07.11購入) *解説目録より* 上京して、女子短大英文科に籍を置くこと一年余、はたちにもならないノンちゃんに、子供が出来た。父親たる哲学君は、〝世界が暮れ落ちる今、僕らは旅立つのだ〟と呟いて家を出たまま、行方が知れない。生むべきか、生まざるべきか……? スリリングで、心暖まる、ビルの谷間のメルヘン。 ☆関連図書(既読) 「贈る言葉」柴田翔著、新潮文庫、1971.05.25 「されどわれらが日々」柴田翔著、文春文庫、1974.06.25 「鳥の影」柴田翔著、新潮文庫、1974.11.26 「立ち盡す明日」柴田翔著、新潮文庫、1975.05.26
0投稿日: 2013.04.09 - さきちぃ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
大好きな本で、再読。 誰もが、あらゆる形で生きることと戦っている。フーテンも企業マンも哲学者も若き遁世者も。色々あるけれど生きている。 人生は「喜びも悩みも、素敵なことも大変なことも、みんな互いに入れ子になってい」て、「喜びや素敵なことだけを味わって、食い逃げしようとすれば」「ゼロになる」というフレーズが今回は心に残りました。 いつも、心地良い絶望と希望を与えてくれる本です。
0投稿日: 2012.04.17 - yoyogi39"powered by"
二十歳にもならない女子大生に子どもができ、相手の男は消える・・・悲劇的なシチュエーションなはずだが、まわりの人たちもマトモじゃなさそうだが、なんとかノンちゃんを支えている。 ふわっとした不思議な関係なのだ。
0投稿日: 2010.11.15