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星か獣になる季節
星か獣になる季節
最果タヒ/筑摩書房
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総合評価

23件)
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    詩集かとおもっていたら小説だった。横書きなので私にとっては読みにくい。登場人物の心情がゆがんでて肯定できないなぁ。

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    投稿日: 2024.06.17
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    映画にせよ小説にせよ選り好みをしているつもりはないですが、何故か最近は生々しい作品によく出会います。 描写とか表現だったりストーリーそのものがリアルで生々しいんです。 この本もそうでした。 淡々と進んでいくところもまたリアルに感じられました。 前編後編に分かれていますが起承転結を二回味わえると言ってもいいぐらい、ハッキリと別の物語でした。 いや、ちゃんと続いてるんですけどね、そういう意味ですごいです。 自分が正しいかどうかなんてこだわっているうちは話なんてできない。 たぁしかに!!

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    投稿日: 2022.08.11
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    ※参考にはならないすごく個人的な感想です 最初の主人公にも文体にも入り込めないうちは、ちょっと苦痛だった。あまりに癖が強すぎて。 でも読み進めてくうちに理解して解像度が上がって、主人公の中でも解像度があがってくと途端にずぶずぶにのめり込んでた。最初は理解できなかった独特な文体の感情表現が途端に鮮明になってく感じ。 すごい好き。好きだけど、のめり込めばその分ずっと辛い。後味なんて良くない全然良くない、個人的にはだけど。辛いんだけど、どこを取っても言いようも無い感情が鮮明に伝わってくるからやっぱりすきな小説。

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    投稿日: 2022.02.18
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    「ぼくはきみが好きです。」から「ありがとう。好きです。」までが全てだったんだと思う。「青春を軽蔑の季節だと、季節だったと、気付けるのはいつだろうか。」確かにそうで、私も 誰しも 軽蔑して生きていた青春がとても懐かしいし、今でもそう軽蔑してるんだと思うよ。 読みやすくて一気に読んだ。表現が無二の感じが読んでいて楽しいし、心に刺さる言葉ばかりだったな。 図書館で借りたので、買おうと思う。

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    投稿日: 2021.01.31
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    One of the characters in this story says, “you will become a star or a beast at the age of seventeen”. This tells the key point of the story. Main characters are high school students. One of them is Yamashiro. He likes Chika-idol (indie idol) Mami-chan. One day he hears a shocking news - she killed someone. His classmate Morishita also likes the idol. They decide to find a fact whether Mami-chan really committed the crime. The story ends in a surprising way. “Hoshi ka Kemono ni naru kisetsu(星か獣になる季節)” was written by Tahi Saihate who is a poet and has a broad appeal to young people in Japan. In this story, she describes troubled seventeens in her unique way. This is not a happy story but I think it is worth reading to feel something about a dark side of teenagers.(じんじんさん)

    1
    投稿日: 2018.10.21
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    映画にせよ小説にせよ選り好みをしているつもりはないですが、何故か最近は生々しい作品によく出会います。 描写とか表現だったりストーリーそのものがリアルで生々しいんです。 この本もそうでした。 淡々と進んでいくところもまたリアルに感じられました。 前編後編に分かれていますが起承転結を二回味わえると言ってもいいぐらい、ハッキリと別の物語でした。 いや、ちゃんと続いてるんですけどね、そういう意味ではすごいです。 登場人物の森下が映画「ウォールフラワー」のパトリックと被って仕方がなかったです。 個人的にはパトリックの方が好青年だと思いますが。 自分が正しいかどうかなんてこだわっているうちは話なんてできない。 たしかに!!気をつけよう。

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    投稿日: 2018.02.07
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    【星か獣になる季節】 「17歳は、星が獣になる季節なんだって。今日、やった英文解読にね、書いてあった ー 人でなしになって、しばらく、星か獣になるんだって。」 『きみはどうしようもなく才能もなくてセンスもなくて、そしてそれに劣等感を背負いながら、そう見せかけようと努力ばかりする。好きな食べ物も好きな音楽もどれもこれも平凡で、少し他人と変わった所があると、それを誇りに思っている。その態度だ、その他者よりすこしでも上に行こうとするそのみじめな姿がぼくは好きだ。だってきみはみじめでかわいそうで、ぼくはきみのこと、軽蔑したいだけできるから。』 【正しさの季節】 『昔、読んだ英文だったか現代文だったかで、17歳は人でなしになるんだって読んだ。人でなしになって、星か獣になるんだって。今になって、2年が経って、あいつは星で、あの子は獣だって思える。自分のことだけは、今でも少しもわからない。』 『星か獣になる。17歳になると。勉強中、どこかで読んだその言葉を思い出していた。星でも獣でもなく、ここで必死で、人になろうとしている自分のことを、まるで第三者みたいに見ていた。』

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    投稿日: 2018.01.18
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    読み始めからかなり衝撃的だった。 17歳って時にすごく残酷な面を持っているように思う。 美しさだけじゃなく、衝動的で何か危うい感じ。 見事に抉り取っていると思う。 その残酷さに周りが気がつかないと一生「なんであいつが」といって過ぎた出来事に蓋をしてしまうのだが。 すごいとしかいいようがない。

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    投稿日: 2017.03.12
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    いてて サッと読めるのにいつの間にか深い切り傷が・・・ ぱっくりあいた生々しい傷口のような、17歳そのものの痛み。

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    投稿日: 2016.12.20
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    17歳は星か獣になる季節なんだって。 季節という言葉が、17歳に、この作品にぴったりだなと思った。 舞城になんとなく印象が似てる。 横書き。 あんまり人の顔が頭に浮かんでこない文章だったのだけど、そこがこの作品らしさでもあるのだろうな。

    0
    投稿日: 2016.10.20
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    書き下ろしで後編である「正しさの季節」のほうが好き。 だけど、でも、けど、ばかりの正しさ の分かり合えないもどかしさ、決して交わらない心苦しさ。 誰かの正義は確かに誰かを傷付け否定するね

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    投稿日: 2016.08.16
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    わあ、横書き!と嬉しくなった。そうなの、そうやって人にあわせてみたり、はしゃいでみせたりと、だいたいは人に影響を受けて、へとへとになって毎日を過ごしているから、正しいか正しくないかを完全無視して、自分の「ほんとう」へと突き進める人はまぶしい。まぶしがりながらもへとへとしている現実なんです。誰かが主役の女子会で、なにが好き?に「なんでも好きですよ(どれでもいい)」と返事したら、もう一生その人に興味がなくなるくらいのつかれっぷり。

    0
    投稿日: 2016.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あとがきーー青春を軽蔑の季節だと、季節だったと、気付けるのはいつだろうか。どこで、それに気づくんだろう。それは愚かさの象徴で、だからこそ、一番に懐かしい。簡単に他人を否定したいね、軽蔑したいね、たかだ、「自分に自信をもつ」ためだけに。 森下が、5人も殺した(正確には4人)罪を簡単に背負うのはよく意味が分からないが、青山という友だちが、その罪と森下への思いを重ねて持ち続けられる強さに救われた。 岡山の気持悪さ、自己中心さに、自分が「被害者」であると声高に言い募ることへの嫌悪。

    0
    投稿日: 2015.12.27
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    一気に読んだ。あとがきより、「青春を軽蔑の季節だと、季節だったと、気付けるのはいつだろうか」。くだらない無視とかグループとか神様みたいに崇拝しないといけなかった部活の先生とか思い出した。

    0
    投稿日: 2015.09.13
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    どこにもあるはずないんだけど、凄くどこにでもある物語。それはきっと、アイドルという憧れの存在であるはずの「きみ」が「みんな」だということに気づいたから。むしろ、この物語に登場する「みんな」が「みんな」なのかもしれない。 『きみはどうしようもなく才能もなくてセンスもなくて、そしてそれに劣等感を背負いながら、そう見せかけようと努力ばかりする。好きな食べ物も好きな音楽もどれもこれも平凡で、少し他人と変わった所があると、それを誇りに思っている。その態度だ、その他者よりすこしでも上に行こうとするそのみじめな姿がぼくは好きだ。だってきみはみじめでかわいそうで、ぼくはきみのこと、軽蔑したいだけできるから。』 この部分が全てでした。 俺は、俺も、17歳で星にも獣にもなれなかったから、星か獣になりたいと今でも、もやもやしながら、ずっともがき続けてるのかな。

    0
    投稿日: 2015.08.24
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    感情の洪水みたいで、良かった故にもう一度読める気がしない。読んだ後暫く沈んでしまいました。影響のある本を鈍器で殴られる衝撃と喩えることがありますが、こちらは泥水に飲まれてゆく感じでした。落ち着いたらまた読みたい。

    1
    投稿日: 2015.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「17歳は星か獣になる季節なんだって」 というセリフは直感的にわかる。 佐藤哲也『シンドローム』を読んだ時にも感じたけど、高校生男子というのは見事なくらい自意識の塊で、そのはけ口に困って「星か獣」になるのではないかという気がする。 この物語の場合「星か獣」は「殺される側か殺す側か」と言い換えることもできるけれど。 高校生に限らず、普通、人は自分のまわりにいる人間を自分にとっての重要度で差別しているが、まれにだれにでも対して同じように親切に振る舞える、あるいは平等に扱える人間がいる。そういう人間はある意味、神的な存在なのだけど、神と同じくらい残酷だ。神はすべての人間を愛するが、「私だけ」を愛するわけではないのだから。 この物語に登場するのは、誰にでも親切にするし誰からも歓迎されるタイプと、誰にも関わろうとせず、誰からも親切にされないタイプと、特定の誰かとだけ関係を結びたいタイプの3者がいて、その3者を中心にぐるぐる円を描いている感じがする。

    0
    投稿日: 2015.07.20
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    感情の説明の付かなさ。 これを読むともう言葉ってどれだけ軽率なんだろうと。 感情を全て正確に言語化できるはずは無いのに、人の言葉に答えを探す日々。 答えを得たところで理解できない人間の思考なんていくらでもあり得るんだということ。 人気者だって、結局平凡じゃない。そもそも平凡ってなんだっけ? 分からないことを解釈し、自分なりの答えに変換するしかその人間に歩み寄れない。 ひりひりするお話。 ページの使い方が最果さんらしいです。

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    投稿日: 2015.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すぐ読めます。「あとがき」が良かったです。しかし私はまだ(さみしい)大人になりたくない、もっと軽蔑し軽蔑されていたい、と思っているのでまだまだ子供でいられるはず...

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    投稿日: 2015.05.12
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    ページ数が少ないので読んでみた。 二部構成になってるのが良かった。 あとがきがあるのも良かった。 あとは、「よく考えているようで、基本的なところがずれている。」という、なんとも言いようがないところが良かった。

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    投稿日: 2015.04.19
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    この本にとても大事なことが書いてある。 とても大事なことなのに、私はもう「これは私のことだ。私たちのことだ。言葉にならないドロドロの塊を、のどの奥に手を突っ込んで『はい、これあなたのでしょ』って掴んで見せてくれたんだ」と言って泣くことはできないのだということが悔しいほど思い知らされた。星か獣になる季節から、はるか遠く。 昔むかし、『駆け込み訴え』を読んで「これを本当に分かるのは私だけだ」なんて思って泣いたことを思い出すよ。たくさんの子供たちがこの本に出逢えるといいと思う。

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    投稿日: 2015.03.31
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    地下アイドル愛野真実が殺人容疑で逮捕された日、クラスの人気者 森下が教室から姿を消す。 ぼく(山城)は森下の後をおって愛野真実の家に向かう。 クラスの誰からも好かれる森下と、誰からも構われる事のなかったぼく、同じアイドルのライブに行きながら会話もしたことがなかった二人は愛野真実をたすけるために・・・。 注目の詩人 最果タヒさんの小説。 括弧の使い方が面白い。 結末も予想と違って意外。 後日談の「正しさの季節」も、加害者の親友、被害者の家族、大きな事件や事故を経験した人のその後の心情がリアルに描かれていて、どの人にも共感できた。

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    投稿日: 2015.03.26
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    縦書きではなく横書きなのに意味があると思う。文字が横に並ぶときに見える形(キャラクター的な)をかなり意識して書かれていると思う。同じ言葉でも縦書きより横書きだからこそわかる感覚、ひらがなが特に視覚的に。読むという行為は文字を見ることだから。最初の一篇『星か獣になる季節』は岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて』を思い出してしまった。蓮見と星野の関係性のように。『星か獣に~』はコミュニケーションと関係性についてふたりの地下アイドルファンの少年について書かれている。その後が書かれたもう一篇『正しさの季節』はふたりの少年と関係があったものたちの話。どこかに行ってしまった者と置いていかれた者の物語としてもこの一冊は読める。星(超越者)になるか獣(地に足をつけて生きる者)になるか。たいていのものは後者であり誰でもない自分を受け入れたくなくて誰か他者を軽蔑しながら自分の足元を確かめていた季節、それが十七才であり人を傷つけながらそれにより自分が傷ついてその痛みや血で安心すらする。見上げた星の輝きに絶望しながら咆哮(彷徨)している。僕らはその季節を通り抜けてきたがその残骸を抱えながら生きている。

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    投稿日: 2015.02.23