綺麗過ぎて物足りない部分もありますが
まず、歴史フィクションとして、本書も参考にしている、安彦良和版を以前から読んでいたので、違和感なく読み進めることができました。 また、マギカ外伝の中では、トップクラスのストーリーだと思いました。ただし、本編及び史実との整合が重んじられるあまり、内容が綺麗にまとまりすぎている面はあるかと思います。タルトが捕虜になってからの葛藤や、敵役の心の内面が、深く掘り下げられると、もっと良い作品になるのではないかな、と思います。