
総合評価
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powered by ブクログ#本 #読書 #読了 #重松清 『星のかけら』 それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」 ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。 ユウキとマサヤは星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ重松清ってほんとに複雑な年頃に差し掛かる子供の心情を描くのが上手すぎる、、 生きること死ぬことを深く考えさせられた。私や家族、愛する人達が今を生きていることって確かに奇跡だし、生きているからこそ未来があるということや死んでしまったらなにもかも終わっちゃうこととか、主人公達と一緒に実感していくことが出来る本だった。今を一生懸命生きたい。毎日が愛おしいなと感じた。 「毎日毎日、昨日とは違う一日が待っているなんて、ほんとにすごい。 心の中でつぶやいて、ああそうか、とうなずいた。生きてるって、なんか、すごい。」
0投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ中学生に上る前の小学6年生の人物たちが体験するステキな物語。 途中途中でイラストも挟まれてるところもなんかイイ。個人的には表紙も良いなと思いました。 生きるということはどういうことかを、まだ小学生の子たちが考えるのが深いテーマでしたね。でも、読みやすいですし最後も悲しいだけじゃなく少し心が温まると思いますよ。
1投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログあらすじを全ぜん読まずにこの本を読んで、星のかけらかー、欲しいなあ面白そうだなー、というような気持ちであらすじに書いてある、不思議な女の子、フミちゃんのこととか全然読まないで、知らないままで読んだけどそれでも良かったかもしれないと、思った。生きているとはなんなのか、死ぬというのはどういうことなのか、それを僕に教えてくれた一冊になりました。何回も読み返したくなる面白さだった。
6投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ少し不器用な小学校高学年のあの時の自分を少し思い出した。最後の描写があまり細かく書かれていなかったのも想像力が掻き立てられていい。 生きるって解釈は人それぞれ。。 娘が小六になったらこの本をプレゼントしよう。(あと9年)
4投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログまず表紙が幻想的でいい。 ストーリーは小学6年生のユウキという男の子が主人公。いじめに立ち向かうことができず、いつも内向的な彼がだんだん変化していくさまが感動もの。 さすが、重松節です。最後は涙腺にきちゃいました・・早速、読み終えて小6の次男にプレゼント。
1投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学6年生の男の子が主人公、ユウキの話。 学校でも塾でもいじめられて、それを親に隠したいプライドはあるのに戦う勇気はない。 読んでいるとあまりにうじうじしていて、イライラする。彼をかばう女の子の友だち、エリカの気持ちがよくわかる。 最後はうまくまとまるが、もう一声がんばって欲しい。 この物語に出てくる子どもたちの名前はすべて、カタカナで表記されている。唯一亡くなった少女だけが、新聞記事などで漢字表記される。 彼女ですら、思い出を語られる際はカタカナになる。そこには声に出して語りかけることのできる存在、生きているということを表しているように感じた。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ生きてるってなんかすごい。 こんなセリフがあったが、この小説を読んで改めて"生きること""死ぬこと"について考えることができた。 人はいつ死ぬかわからない。喧嘩の中で何気なく言ってしまった「死んじゃえ」という言葉が場合によっては、その人を呪うこともある。 人と人とのつながりを大切にして、いまを精一杯生きていかなきゃと思える小説だった。
0投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログ生きていることに感謝して大切に日々を過ごそうと思わせてくれた。 毎日忙しく生きていると忘れてしまうけれど生きていられることは素晴らしいことだ そして自分の中の何かを変えれば明日はきっと今までと違う日々にしてくれる
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログやっぱりこの人の言葉が好きなんだな〜 まっすぐで優しくて大切なことを紡いで本にしてくれてる この本の場合はファンタジー要素もあるんだけど 本当にあったらいいな、と思うような素敵なお話だった もっともっと沢山、大切なことを紡いでいく人で これからもあってほしい
2投稿日: 2024.08.16
powered by ブクログタイトルだけで4歳の娘が借りて欲しがったので借りた本。ぱっと見で子ども向けぽいなと思ったら巻末に「小学6年生で連載してた」とのことで納得。内容は子ども向けらしく分かりやすくシンプル。登場人物の考えや行動も分かりやすく書かれてる。生きてる人が頑張らないといけないんだよな〜
0投稿日: 2024.08.06
powered by ブクログいじめられている主人公ユウキがなんでも守ってくれる「星のかけら」の話を聞き、探しに行く。 星のかけらに守ってもらおうとしていたユウキがこの本を通じて成長していく。
4投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ「小学六年生」連載作品。 それを持っていれば、どんなにきつい事があっても耐えられるという「星のかけら」 星のかけらを探すことは、これからの生活の支えを探すこと。 小学生の未熟ながら多感な日常に 不思議な体験を絡ませて子供達に読みやすく興味を持たせる。 今、小学生の子供達が読んで何か感じてくれたら良いなと思う。 イジメを受けている子、それを助けようとする子、事故で亡くなった子、亡くなった子を忘れない子。今の自分の生を大切に考えるきっかけになると思う。 小学館のこのシリーズは、休刊なのかな。ちょっとした読み物や古典の漫画化等を読んだ記憶があって、残念だけど、いろんな方法で読むことができるから、たくさん読んで欲しい。
81投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログ大学生の時に読んだ一冊。 重松清さんの作品で初めて読んだお話でした。 分かりやすく読みやすい言葉と文章で、ページ数も多くなく、たまに読書するタイプにとってはちょうど良く満足できる本でした。 普段、死などの悲しい内容が絡んでいる物語は読むのを避けていますが、これは重すぎなくて読んで良かったと思える良いお話でした。
5投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログ指数関数的な進み具合の物語だった。 数年振りに読書を始めた自分に向けての本としてとてもぴったりな本。 似たようなことあったよな、と共感したり自分の過去を振り返りながらてくてくと散歩する感じで読めた。 彼の他の本が数冊気になった。
0投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログ「生きる」、「死ぬ」の意味をだんだん分かっていくユウキ達を見て自分自身も大人になれていけてる気がした。 重松清の本は好きだからこれからも読んでいきたい。 とても良い作品だった。
3投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログ生きているってどういうことなんだろう? なんのために生きているんだろう? そういうことを考え始めたのはいつだったか。
0投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログ雑誌「小学六年生」に連載された作品です。小学校高学年、中学生にぜひ読んでもらいたい。 生きるってすごい!と思わせてくれる心温まるお話でした。
3投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ思春期一歩手前の小学校高学年位に読んでほしい。 「小学6年生」に連載されていたと読後に知り納得。 今の子供達は自分たち昭和の子供より生きることの大変さを感じていて将来に夢や希望を持っていないような気がする。嫌なこと、大変なことはたくさんあるけれど、生きているってすごいこと、今日はうまくいかなくても明日はもっと良くなる。未来は明るいってこういう本を読むことで感じて欲しいと願う。
0投稿日: 2023.11.13
powered by ブクログ小学生にもわかりやすい易しい内容。大切がが亡くなっても前を向いて生きていくということを伝えているのだと思いました。
6投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ小・中学生向けなのかな…さくっと読めてしまう量だけど、さすが重松さん、最後は泣けました。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」結局はそうなんだよね〜。
0投稿日: 2023.10.03
powered by ブクログいじめと、交通事故で亡くなったある少女の話が混ざり合う。読後感は爽やか。生きて、前を向いて歩いていくことが大切なんだよな、と感じさせる。
1投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログ『ひとに伝えたいことがあるんだったら、「信じろ」っていう気持ちで喋ってくれる?』『お守りは自分の心の中にしかない』 小学六年生のいじめられいる主人公にこんなことを言ってくれる友達がいるのは救われる。 『生きてるひとは、みん自分の力で歩いていかないと、だめ』 ほんと、そうするしかないんだよね。
0投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ星のかけら繋がりで、福耳のあの歌がなぜか思い浮かんできた 前に進めるなら、何を頼りにしたっていいじゃない
1投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログ「星のかけら」 それを持っていれば、どんなにキツイことがあっても耐えられるというお守り 交通事故現場に落ちているというウワサのそれを探しに行った夜から不思議な体験が始まる… 子どもが大人になるにつれ次第に経験するようになるキツイこと… 生きるのって楽しいことばかりじゃないんだ このキツイ気持ちってこれからずっと続くのかな 死ぬってどういうことなのかな 子どもの視点で進む物語はとても純粋で時として儚い。 生きることの意味、命の意味… 朧げながら少しずつそれらの輪郭を掴むことで、自分の力で生きる力を育んでいく物語 主人公のユウキも、キツイいじめにひたすら耐え忍んでいたが、星のかけらの体験から次第にいじめる側の気持ちや、何故いじめられのかを考えるようになる。 強制的に教え込むのではなく、自分の力で命の尊さを学んでほしい小中学生に特に読んで欲しい一冊だった。
9投稿日: 2023.07.13
powered by ブクログ生きているだけで素晴らしい。 本当にそう思った。 ここまで生きていることは奇跡の連続。 自分の命、他人の命を大切にしたい。
1投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログこれは中学生のうちに読みたかった! 友情と愛情を武器に現実と向き合い、一回り大きくなる少年の姿に勇気づけられる。読書感想文にもぜひ!
1投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログ教材に もってこいの話 って思ったら、「小学6年生」に連載されてた作品みたいですね。 「生」と「死」についてだけでなく 【生きる事がどんなに奇跡で凄いことなのか?!】って事を描いている 道徳の教科書っぽい作品なので 読みやすく…これを読んだ子達が、少しでも優しく、少しでも生きてる価値観を感じてくれたら…と思います。 普段 「ぁ…世の中の人って…生きる凄さ分からないんだ…」と思うのが…漫画ONE PIECEの話をすると、良くあるのが 何となく生きて 何となく読んでるので ※エースやシロヒゲが死んだ【頂上戦争】が楽しくて、その後の【魚人島】の話がつまらない と言う人が圧倒的に多い 個人的に【頂上戦争】では ●ONE PIECEは今まで登場人物が死ななかったのに、ここに死を描く意味を考えてない ●戦争を止める切っ掛けになった、コビーの「命が勿体ない」と泣きながら叫んだ勇気ある行動も モノマネの対象ぐらいにしか感じてない そして【魚人島】でも ●魚人と人間との対立があり、過去の争いの意味のなさ…さらにずっと人間を恨み、魚人島を乗っ取ろうとした魚人の動機が…過去の歴史で聞かされて恨んでるだけで、本人は何かされたかと言えば【何もない】と答えた この話の流れは【面白い、面白くない】じゃないと思うんどけど…この話でほとんどの人が【話の重み】を感じてない…。 そりゃ…争いも無くならないし…隣の国であんな事になってるのに皆 平気そうだし… 結構人間にガッカリしますね… 寿司舐めてる場合じゃないでしょ…と思います。
70投稿日: 2023.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ー死ぬとはどういう事かー 一人の小学生の交通事故を通してすすむ物語だった。 いじめられっ子の主人公。それを庇う幼馴染とその家族。いじめの主犯たち。そして交通事故で命を落とした本人とその母親。 「星のかけら」を通して事故で命を落とした本人が伝えたかった事を伝えに来る、そして登場人物たちが未来に向かって歩き出す。という物語でした。 前に進む事が大切だよ、と背中を押される気がしました。
1投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学6年生掲載。 いじめを受けている少年が、塾の友人からどんなことも耐えられる「星のかけら」というお守りのことを聞き、一緒に探しにいったことから、さまざまな人たちの人生が動き出す。 大人になって読むと、少しものごとが綺麗に解決しすぎているように思えるけれど、子どもの頃の自分だったら、生きることや死んでしまうこと、何かを変えたいときにどうしていく必要があるのか、考えるきっかけになっていたと思う。 生きていくことは、自分の足で歩んでいくこと。 昨日と今日の自分は違って、今日と明日の自分も違う。新しい夢にも悩みにもあいながら、変わっていけるのだ。 怒ること……というか、向き合うことについての描かれ方も印象的。主人公は自分の本当の夢を守るために、勇気を持って怒り、気持ちを伝えている。いじめられるがままだった主人公が反撃に出ると、案外、相手は押し負けるのだが、相手を屈服させることが目的だと勘違いしないところに慎重さが伺えて好感をもてる。
3投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログいじめに関係する本はあまり読んだことがなかったけれど、どんなに辛いことがあっても耐えられるというお守りを探すために友達とも協力していくのが面白かった。
0投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログこんなに泣いたのは久しぶり。青春と間近にある生と死。人によって感じ方が違う、捉え方が違う。視野を広くもつことの大切さに気づかされた。
0投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログ「小学6年生」の連載もの。通勤電車の中と寝る前の1日で読了。 子供の気持ちを書かせたら、重松清さんは素晴らしい。自分の不用意な一言が原因で幼馴染の女の子を死なせてしまったのではないかと思い悩むタカヒロくん(14歳)の気持ちがなんかわかるなあ、と思ってしまった。
4投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「人間ってさ、みんな、ぎりぎりのところで生きてる」エリカちゃんが語る言葉に、気持ちを掴まれる。小学6年生の言葉ではないかもしれない。 確かに、私たちが生きのびてこられたのは、私たちが価値がある訳でもなく、優秀なわけでもない。単に、運がよかっただけなのかもしれない。ちょったしたタイミングで事故に遭わなかったとか、たまたま災害の地にいなかったからとか、今日の日本が平和だったからとか、戦争がなかったからとか…。 だから、生きることを、もっと、もっと、もっと大切にしなくてはいけない。 「死ぬ」っていうのは、「いなくなる」っていうだけじゃなく、「生きられなくなった」ってこと、と語る。いろんな夢があって、やりたいことが沢山あっても、何もできなくなっちゃうこと、だと語る。だから、子どもは死んじゃダメなんだ、と。 私たちは、彼ら、彼女らに、”星のかけら”を見つけてあげられるのだろうか、と。そして、自分の夢と未来のために”生きる”大切さ、”闘える”あるいは”怒る”大切さを、「星のかけら」を見つける手助けを、どのようにしてゆけばいいのだろうか、と。
0投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ#星のかけら #重松清 #新潮文庫 #読了 くちぶえ番長以来、久しぶりに読んだ重松さんの作品。いじめ、交通事故など重いテーマだけに今の子どもたちにはどう響くか。人が死ぬって身近にあるもの。仏壇やお地蔵さんが身近にあった頃は。最近お地蔵さんを見なくなった気が…何かが失われている気がする。
0投稿日: 2022.06.06
powered by ブクログどんなに辛いことがあっても、明日は今日と違う一日になる。生きていれば必ず変化がある。 当たり前だけど大切なことに改めて気づけました。 未来への漠然とした不安がある人にお勧めな一冊です。 内容は小中学生向けで、すぐ読み進められます。
0投稿日: 2022.04.18
powered by ブクログ読み終わってから、本作が「小学六年生」で連載されていたと知った。たしかにその年代の人に読んでほしい本。 読みやすくて1.5時間で読み終わった。大人には少し物足りないかもしれない。 昨日と今日が別の日であるように、今日と明日も別の日だ。そうやって毎日を重ねていくことが、生きるということ。生きていれば、今よりもっとやりたいことがやれる。できることが増える。夢だって叶えられるかもしれない。 でも、死んでしまったら、なにもできなくなってしまう。 今日生きていたように明日も生きていられるとは限らない。ほんの少しなにかが違っていたら、死んでいたのかもしれない。未来の自分の身に何が起きるかはわからない。 だから精一杯今を生きること。一生懸命、自分の足で歩いていくこと。それを伝えてくれる作品。 自分の子どもに読んでほしいと思った。
4投稿日: 2022.04.04
powered by ブクログ大切な人がもしこの世からいなくなったら幽霊でもいいから、夢でもいいから、どんなかたちでもいいから会いたいと思うだろう。オイラはまだそういう人との別れを経験していない。だから想像がつかない。自分がどういう風になるのか、どうやって立ち直るのか、立ち直れるのか。 でも生きてるってすごいっていうのはわかるような気がする。あのときひょっとしたら死んでいたかもしれないってことはいくつかある。あのときもしかしたら人を死なせていたかもしれないって思い出すとゾッとすることもある。エリカが言うほんのちょっとタイミングのズレでオイラは死なずに済んだし、人を死なせずに済んだだけだ。 フミちゃんは言う。「生きてる人は、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの──」ユウキ、タカヒロ、ヤノ、ミチコさん、みんな、自分の力で歩かなくちゃいけない人たちだ。下や後ろばかり見ていちゃだめってことなんじゃないかとオイラは思う、フミちゃんの言葉の意味。誰もに夢ややりたいことがたくさんあるとは思わない。でも、オイラはせめて顔を上げて前を向いて歩いて行こう。
0投稿日: 2021.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストレートに書くとちょっとダサいけど、本作のテーマは、まっすぐに素直に生きることの大切さ、だと思う。 もちろんまっすぐに生きるなんて、言うほど簡単ではない。同調圧力が強かったり、目立つことを嫌がる日本では、なおのことそうかもしれない。 しかし、死者が思い残した後悔から比べれば、この世の難しさはまた違った見え方になるのだろう。生きている限りはチャンスはある。後悔する機会あるというだけで死者からすれば羨ましいのであろう。 小学六年生のユウキ、幼馴染のエリカ、塾の友達のマサヤとその兄で引きこもりのタカヒロさん、そしてユウキをいじめているヤノ。わずか小学二年生でこの世を去ったフミちゃんが、子供たちの絡み合った糸をゆっくりほぐしていく。 ・・・ 著者の重松清は小中学生が主人公の小説を多く書いており、小学生向け教科書のみならず、中学受援や高校受験でもしばしば出題される。いきおい、子供向けと判断してしまうかもしれない。しかしながら、生きるということは、どの国でも、どの人種でも、どの世代・どの年代であっても共通であり、普遍的なテーマであろう。その意味では寧ろシニカルな大人にこそ読むべき作品だと感じた。瑞々しい気持ちになれる一冊。
0投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログどうしても母親目線になってしまうので、ダメだ… やっぱり親に知られることだけは避けたいのかな。 でも、伝えて欲しい。
0投稿日: 2021.02.18
powered by ブクログ事故現場に落ちているという、「星のかけら」を通じて周りの人が成長していくファンタジー小説。読んでいて道徳的要素が表立っている感じがして、少し物語に入りきれなかったけれど、後半のヤノの正体のあたりから引き込まれた。小学生でも読めるし、読書をよくする人なら1時間半くらいあれば読み切れる。もともと『小学六年生』に書いてたやつだと読み終わってから知った。 関係ないけど、いじめの描写で自分が小6の卒業前に変なあだ名つけられて一時期いじめみたいになってたのを思い出した。今思うと本当にくだらないし、そんなこと人生の隅の隅にしかないようなことだけれど、学校というコミュニティでしか生きていない小学生の頃の僕にとってそれはとても傷ついたことだった。本当に集団で一人をいじめることはよくない。
2投稿日: 2021.02.07
powered by ブクログ何気なく手に取った作品でしたが、ずっと側に置いておきたい一冊になりました。 「死ぬ」とは、「生きる」とは、ということを星のかけらを中心に、色々な人達が絡み合って教えてくれます。 イジメている側の書き方も重松さん、さすがです。 個人的に、ヤノに出会えたこと、良かったなと思います。
1投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログ小6のユウキはいじめられっ子。 ある日、「星のかけら」なるものが手に入れば、どんなしんどいことも乗り越えられる、ということを聞き、唯一の友達、マサヤと探しに行く。 でもそれは、交通事故が起こり人が亡くなった現場にしか落ちてないという…。 ある日、その現場で、ユウキは小さな少女フミちゃんに出会う。フミちゃんは、昔、交通事故で亡くなった小学生だった。 フミちゃんの正体と、星のかけらの謎を追いながらも、勇気も少しずつ成長していく。 ユウキと幼馴染のエリカの関係性がとても良かったなぁ。勇気のいじめを助けて彼を鼓舞する、逞しいガールフレンド。ユウキのいじめっ子、ヤノにも過去に忘れらない出来事があって、登場人物それぞれにドラマがあり、憎めない。 悲しいけど温かくもなれる。そしてラストは明るい未来も感じる。 薄い本だけど、結構内容には厚みがある。(通勤電車の行き帰りの時間で読破するのにちょうど良い長さ) やっぱり重松さんは良いね。月に三冊は読みたくなる。
1投稿日: 2020.12.17
powered by ブクログ「小学生六年生」で連載された作品らしいが大人が読んでも充分過ぎるほどに心にしみこむお話。むしろ子どもを失った母の立場にフォーカスしてしまった感はあるけれど。 難しい表現も使わずわりと平易な言葉で書かれた短い文章であるのに背景も内容もしっかりと爪痕を残すほどに響いてきたのにはビックリした。星のかけらを通して繋った子どもたち。ふみちゃんの笑顔がみんなを救ってくれたように思う。 自分で歩き出す、今日のぼくは明日のぼくとは違う、といったメッセージが私自身にも向けられているようで胸が熱くなった。 これを読んだ小学生が照れくさいけれどどこかで心の糧となっていることを願う。
1投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ何気なく手に取った一冊でしたが、すっと引き込まれて一気に読み切りました。 登場人物それぞれの立場や思いが、「星のかけら」をきっかけに繋がって…読み終えて温かい気持ちになりました。
0投稿日: 2020.10.11
powered by ブクログ死ぬ、とは。 生きる、とは。 やっぱり果てしないテーマで死をテーマにする重松さんの作品を何作読んだってやっぱり答えって出ないね。 1人の死って色んな人に影響してて、つまり生きてる人間ひとりひとりはたくさんの人に影響を及ぼすことができる人で、無駄な人なんていないって、いじめられている子供とかにみてほしいなぁって思うよね。 死に真摯に向き合いながら、でも子供の心はしっかりと持っている人を作り出せるのはすごいなぁ
0投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学六年生の少年たちが、持っているとどんなに嫌なことでもしっかり耐えられるという噂の「星のかけら」を探し求める中で、交通事故で亡くなった少女の霊と出会う。 そして、少女と関わりのあった人たちと出会い、様々な感情を理解して少年たちは成長していく。 彼らに起こった出来事を通じて、一歩前に踏み出す勇気や、生きていることの素晴らしさを教えてくれる心温まる物語。 亡くなった少女の母親が気丈に振る舞っているその気持ちを考えると辛いが、その少女に対して罪悪感を抱き続けている少年に対して「ずっと覚えてくれてて、ありがとう…生きてくれてて、ありがとう…」と優しく抱きしめてあげるシーンはとても感動的だった。
2投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星のかけらという表現がとても気に入りました。 何気ない日常を過ごしていることがとても幸せであること。 何かにつまづいて転んでしまっても、自分の意志で立ち上がり自分の力で歩んでいかなければならないこと。 とても心に染みるような、物語でした。 私もこれから生きていく中で、心の中にある星のかけらを、何回も光らせることができるようになりたいと感じました。
3投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログそれを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」 2019,11
0投稿日: 2019.11.23
powered by ブクログ自身の小学六年生の私立受験の時のことを思い出した。「でんでん虫の悲しみ」のように、誰しも心に違った悲しみを抱えているんだ、と思った。小学生におすすめ。
0投稿日: 2019.10.22
powered by ブクログ自分が小学6年生だったら迷わず「本を読め」と言うだろう。この本を進めます。 小説家が対象年齢に対して書き分ける技術は凄い。 おじさんには刺さらないことでも、きっと思春期前の心には刺さるだろう。命とは、生きるとは考えさせて、今後を前向きにさせるハートフル。
0投稿日: 2019.06.22
powered by ブクログそれを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う――。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? 命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログ重松清さんのシリーズは思春期の複雑でピュアででも大切な感情をしっかりと刻まれている作品が多い。 この本は題名に惹かれて読んだ。 交通事故現場にしか落ちていない、生きるカテになる星のかけら。この意味も価値もそしてこの物語もだんだん読むにつれて読者がゆっくり味わえる、共感できる作品になっている。 生きることは何か。 生きてる人は自分の力で歩き出さなければならないというこの本に出てくる言葉は、分かっているようで分かっていない、出来ているようで出来ている人は少ないと感じた。
1投稿日: 2019.05.07
powered by ブクログ子供たちは、色々な経験をして、成長していく。 嬉しいこと、悲しいこと、悩んでしまうこと。 すべてが、自分のためになる。 そして、命の意味を知る。 生きていること、死んでしまうこと。 それらを知ることで、だんだんと大人になっていく。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログ生きること、死ぬこと、両極にあるようで、実は隣り合わせ。。。 いじめられっ子のユウキは、塾で出会い気にかけてくれるマサヤに、どんなにキツイ事があっても、持っていれば耐えられるという「星のかけら」の存在を聞く。 「星のかけら」とはいったい何? 2人で探す事になるのだが、マサヤがそのお守りを探す訳とは? 交通事故現場に落ちているという「星のかけら」、そして、そこで出会った少女フミちゃん。 少女とユウキを結びつけるもの、それは過去の悲しい出来事だった。 ユウキとマサヤとフミの現在と過去が交わった時、止まった時間が動き始める。。。
0投稿日: 2019.01.24
powered by ブクログ誰かが亡くなった交通事故現場でキラキラと光る割れたフロントガラスは、星のかけらというお守りだという。上手く怒れないいじめられっ子としれっとしたいじめっ子の有り様が小六のどこか懐かしいような幼い切なさだった。塾の友達や勝ち気な幼なじみと、かけらに映ったりする幽霊が繋ぐ縁が瑞々しく柔らかかった。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログこちらは重松氏のライフワークでもある児童のいじめがテーマ。 いじめられる側の心の中だけでなく、いじめる側の心の中も描きます。 解決するには、やっぱり本人が前向きに勇気を持つこと。 生きることへの勇気がもらえる作品でした。 おすすめです。
7投稿日: 2018.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても読みやすく1日足らずで読めた。小学生向けの雑誌に掲載されてたらしく、文体も軽い。大人向けではないかも? 主人公の男の子が思い悩みながらも、生きることの強さ、自分らしくあることの大切さに気がついていく。思春期前の、初々しくも脆い子供たちの気持ちがとてもよく伝わってきた。 個人的にマサヤとエリカのキャラが好きじゃない。特にエリカの、空気を読まずにズカズカ人の領域に入り込み、思ってことを言ってしまうキャラクター。クラスに一人はいる「ちょっと男子!掃除ちゃんとやりなさいよ!」的な気が強い女の子。少しだけ背伸びしたおませさんだけども、細かい気遣いとかはできなくてどこまでもまっすぐ。ものすごくリアルだと思った(笑) 個人的にとても苦手なタイプだけど、逆に本当にいる小学生女子らしくて本当に作者の表現力はすごいと思った。 1番はじめに星のかけらと出てきた時には可愛らしいファンタジーが始まるのかと思ったが、実はその正体は交通事故で割れたフロントガラスだったという驚き。ここが好き。 儚くて、切なくて、重い。
0投稿日: 2018.07.03
powered by ブクログ中1の娘の本棚から。 ファンタジックなお話。 大人には物足りないかもしれないけれど、小学校高学年や中学生には響くのだと思う。 重松さんは読みやすい。
0投稿日: 2018.06.27
powered by ブクログ生かされていることに感謝しよう、そう思える物語。 小さな後悔があったとしても、感情があるということは、生かされている証。 自分の夢と未来を守るために、生きよう。
0投稿日: 2018.05.29
powered by ブクログ小学生向けに書かれた小説というのを読後に知った。どうりでと思った。いじめの解決方法というのはなかなか難しいものだと思うが、こういうストーリーもありなのか、と思ったし、思いつくのはさすが作家だなあと思った。
0投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログ読了:2016.8.9 初の重松作品。泣けますって本屋の紹介文に書いてあって、冒頭の文章もとても可愛かったから、まずはってことで。 終始、小学生の教科書に出てくるような模範キラキラストーリー。小学六年生で連載されてたって。どおりで。小学生の成長を感じて、うるっとできました◎ ------ ◆内容(BOOK データベースより) それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う――。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? 命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。
0投稿日: 2018.04.21
powered by ブクログ重松清のお話は、結構小学生高学年、中学生のお話が多いのですが、 「青春の始まり」、「男の子から男子へ」、「女の子から女子へ」の心の移り行く気持ちや、陰湿ないじめを受ける男子と立ち向かう女子というパターンが多いのです。 自分が同じぐらいの年だったころのことを思い出されてしまいます。 そんな展開に、わかっていても、ウルウルとくる話にいつも惹かれてしまいます。 今回も、そんないろんな関係がひとつにつながり、自分の力で歩き出す話になっています。
0投稿日: 2017.11.24
powered by ブクログ病院の待ち時間にと思い購入しました。 病院に置いてある本なのに交通事故の本でいいの?と思いましたが読んで納得! 前に進む為の、生きる為の本でした。 重松さんの優しい言葉たちが好きです。 読みやすいので是非!
0投稿日: 2017.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う―。 生きるって、死ぬって、一体どういうこと?命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。 【感想】
0投稿日: 2017.05.17
powered by ブクログ小学六年生のユウキは、ヤノたちにいじめられている。 誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているという、どんなにキツイことにも耐えられるというお守り「星のかけら」を探しに行った事で、不思議な女の子フミちゃんと出会う。 フミちゃんと出会ったことで生きること、死ぬということを考え成長していくお話し。
0投稿日: 2017.04.07
powered by ブクログ交通事故で割れたフロントガラスは星のかけら。 星のかけらを見つけた夜、不思議な少女と出会う。 ユウキ、タカヒロさん、フミちゃん、フミちゃんのお母さん、ヤノの止まっていた時計の針が動きだす。 今何かを変えようと歩む一歩はきっかけさえあればいつでも踏み出せる。決して遅いなんてことはない。
0投稿日: 2017.04.04
powered by ブクログ子ども向け。生きてるってすごい、みたいなことが書いてあって説教くさい。星のかけらは、交通事故で割れた自動車のフロントガラス。それを見つけに行く。なんか嫌な感じ。
0投稿日: 2016.12.29
powered by ブクログ小学6年生のユウキにたいするいじめと交通事故で死んでしまった女の子に少し関係するお話.どうにもならない状態から1歩前に進む力,それを星のかけらにたくしている.ただこのユウキ君,イライラさせられるばかりだったが,最後人を許すという事を知ってる子だったんだと見直した.
0投稿日: 2016.12.26
powered by ブクログ何かしら理由があり立ち止まり続けていた人達が少しずつ変わるお話。 何かを抱えて止まってしまうのも悪くないけれど、いつか自分で一歩を踏み出さなければならない。 この後、それぞれが自分の思う道を歩き出すのだろうな。
0投稿日: 2016.12.06
powered by ブクログ新潮文庫をかたっぱしから読んでいこう作戦を打ち立て、何冊か選んだうちの一冊。 いじめの描写がきつくて、読みながら腹が立ってしょうがなかった(笑) 主人公には夢を叶えてほしいね。 ラストがイマイチかな。
0投稿日: 2016.09.23
powered by ブクログ■わかりやすく重松清。小学生でいじめられてて、幼いなじみの女の子は気が強くてエリカって名前で。 いろいろ詰め合わせた感結構あったけどどうなるのどうなるのってサクッと読めた作品
0投稿日: 2016.09.10
powered by ブクログ小学生向けの雑誌に載せていたものだそうで。そういえばそんな文章。 とてもサクサク読めました。 やはり重松さんの作品は言い回しがぐっとくる。 子供向けながらも、大人でも十分心揺さぶられます。 子供にもいずれ読んでほしいので、そっと本棚に入れておきます。
0投稿日: 2016.09.08
powered by ブクログ実際にはありえない話かもしれないが、実際にあってほしい内容であった。人は誰でも何かを抱えている。毎日が辛いかもしれないが、生きていれば、昨日は違う1日が待っている。そう信じて生きていきたい。
0投稿日: 2016.08.05
powered by ブクログユウキ マサヤ エリカ ヤノ いじめっこ 離婚 フミちゃん 交通事故 生きるってすごいことなんだ 生きている人は自分で歩かなきゃいけないんだ 星のかけら
0投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログこの本は雑誌『小学六年生』で連載された作品ということだが、これは、重松清さんからの小学生に向けての生と死の大切さを教えているのではないか?と思った。私は最後の方は泣きながら読んだ。生きることの大切さを教えられた。子供にも大人にも読んでほしい1冊。
0投稿日: 2016.06.13
powered by ブクログ(2014.04.21読了) 今日も重松清です(^_^;) イジメにあっている小学6年生の男の子と「星のかけら」の心温まる不思議なお話でした(*^-^*)
0投稿日: 2016.06.12
powered by ブクログお守りなんて、自分の心の中にしかないんだから 自分の心に栄養を与えてくれるのは、行動しかないってこと
0投稿日: 2016.03.27
powered by ブクログ前に進まなきゃな〜!と思える本だった。 久しぶりに重松清を読んだけど、とてもよい。 わたしはやっぱりこういうのがすき。 優しくてあたたかい。 そんなに何事もうまくいかないよって思うけど、それでもホッとするのって大切だ。
0投稿日: 2016.03.01
powered by ブクログ「生きる」テーマに小学生が織り成す物語。 大人が読んでも死について、生きることについて改めて考えさせられる一作。 内容は頭に入りやすくとても読みやすい。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログとても読みやすい。 「小学六年生」にこんな物語が連載されていたとはつゆ知らず。 いじめのくだりは読んでいて、もどかしくなるが、 その真相はなんとも切ないかぎり。
0投稿日: 2016.02.14
powered by ブクログたまたま手にした重松清さんの本、雑誌「小学6年生」に連載されたものに改稿を加えた文庫オリジナル作品です。 いじめ、不登校、事故死等、子どもたちの生きにくさに目を向けながら「生きる」ことの意味や厳しさを、世代を越えて問いかけるメッセージを感じました。 「生きてるひとは、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」事故で亡くなった登場人物・小学2年生のフミちゃんの言葉が強く印象に残りました。 とても読みやすかったです。重松さんのほかの作品も読んでみようと思います。
0投稿日: 2016.01.31
powered by ブクログいじめられっ子の小学6年生の少年・ユウキ。 お守り「星のかけら」を、友人と探しにいった夜。 幽霊の童女・フミちゃんと出会う。 雑誌『小学6年生』で連載されていた本作。 なので、とても読みやすい文体。 幽霊や「星のかけら」というお守りが実在しているのが、すこし童話風味だ。 しかし、いじめの描写はリアルで、命という重いテーマをあつかっている。 そこは重松清らしい。 「生きてるって、なんかすごい。」(引用) 生きてりゃ無限の可能性がある、やっぱ生きてるのはスゲーなーと上文の通りのことを思った。
0投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ児童文学っぽいけれど大人でも感じ入るものがある。生きているってすごい。毎日毎日、昨日とは違う1日が待っているなんて、ほんとにすごい。甘い毎日じゃないけれど、生きていることをもっと素直に喜びたい。 物足りなさは確かに感じるのだけれど、今ちょうど私が求めていた言葉が沢山あったのかも。よかったなって単純に思えた。
0投稿日: 2015.08.16
powered by ブクログいじめられてる小学生を題材にした話。自分のせいで人を死に追い込んだんじゃないかという引きこもりの子と絡むことによって、お互いにいい影響を与える話で。星のかけらを見つけたら人生が変わるんじゃないかという希望を持ちつつ。
0投稿日: 2015.08.02
powered by ブクログ中学生向きくらいのお話かな?絵本みたいな内容だった。でもいじめを題材にしてるのが重松清っぽい。生きることの大切さを教えてくれる作品。
0投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログ小学六年生が主人公 星のかけらの噂 事故で亡くなった子 塾の友達 いじめっ子 最後に全部繋がるのが面白いなと思った。 でもちょっと私には物足りないかな。 中学生ぐらいにちょうどいいかも。
0投稿日: 2015.06.14
powered by ブクログ小学6年生連載されていた小説ということで、主人公も小学6年生になっている。「生きてる人はみんな自分で歩いていかないといけない」という言葉を印象に残す。
1投稿日: 2015.05.16
powered by ブクログ小中学生向けに書かれたっぽい。 なので、あっさり読めます。でもちょっと物足りないかも。 綺麗すぎるっていうか、優しすぎるっていうかなんていうかそんな気がする でも小中学生向けになら、終わり方も希望がありでいいと思う。
0投稿日: 2015.02.14
powered by ブクログ優しさも悲しみも、喜びも全てが詰まった一冊。児童向けに書かれた作品だろう。大人には少し物足りなさもあるかもしれないが、多くの小中学生には是非読んでもらいたい。そして色んなことを感じてもらいたいな。
0投稿日: 2015.01.30
powered by ブクログ思春期に入る直前の一瞬の時間に、立ち止まって己の生について考える まばたきする間に過ぎちゃうような少年時代の最後の一瞬が貴い… さらっと読めるので寝る前とか通勤中読書に向いてる
0投稿日: 2014.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学六年生の、夢と希望、苦悩と挫折、たくさんの想いがつまった一冊。 それぞれの登場人物に色があって、児童書の枠には収まらない、いや、収めちゃだめな小説。 同級生にいじめられているユウキが、自分とかぶる部分が多々あって、あーそうか。って納得しながら読んでいた。特にヤノにいじめられている時に、うまく怒れなくて「怒ることだって、うまいヤツとヘタなヤツがいる。」と考えたところは、私は怒るのがヘタなんだろうなって思った。 ミチコさんと出会ったところからは、胸にくる言葉がたくさん詰まっていた。 「生きてることって、なんか、すごいことって思うわけ。」 実際に、小学六年生はこんな風に考えることができるのかな。十二歳という年齢が、死生観を育む適齢期なのかどうかは分からないけど、この時期にこんな体験ができることは、とても素晴らしいと感じる。 ミチコさんの言葉には重みがある。 「『死ぬ』っていうのは、もっと生きていたいのに生きられなくなっちゃうことで、もっといろんなことをやりたかったのに、もうなにもできなくなっちゃうことなの。だから悲しいの。だから、子どもは死んじゃだめなんだよね。やりたいことがまだまだたくさんあるんだから、なにがあっても死んじゃだめなのよね。」 まさに今、この時代を物語っているかのような言葉だった。というより、私の想いなのかもしれない。 ずっと怖かった『死』というものと、とても慈しみのある『子ども』という存在。 その二つの間にあったぼんやりとした疑問が、この言葉ではっきりとした答えになった。 やりたいことも、やらなきゃいけないことも、希望も夢も持った『子ども』が『死』んでいいわけがない。 小学六年生だけじゃなく、中学生も、そして高校生も、まだまだ子どもで、それ故に言葉の使い方を間違ってしまって、誰かを傷つけてしまうこともある。 「生きてるひとは、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」 時には誰かに寄り添うことも大事だろう。 だけどその前に、自分の力で歩かなくてはいけない。 それに気づけた時、自分だけの星のかけらが、見つかるんだと思う。ユウキのように。
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ子供向けなのであっさりと読める内容。 でも、いじめがあったり、事故死があったり、不登校があったり、子供の問題がたくさん盛り込まれている。 子供だったら、これをどんな気持ちで読んだんだろう。 大人も子供も、みんな、前を向いて歩いて欲しい。
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログ図書館で借りました。 くちぶえ番長と同じ感じですね。小学生向けというか。 とても読みやすいです。 内容的には微妙でした・・・
0投稿日: 2014.11.23
powered by ブクログ第9話(11月13日放送)では、この本の表紙がチラリと映ります。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? この作品の中で命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの姿に、真琴は自分の生徒たちを重ね合わせているのかもしれません。それにしても、夏目漱石の『明暗』から重松清作品まで、真琴の読書傾向はけっこう多岐に亘りますね。
0投稿日: 2014.11.10
powered by ブクログ命の本当の意味を知る小学6年生のユウキたちの不思議な体験を描いたファンタジー。 初出が雑誌「小学六年生」なので、読者対象年齢は低めだが、大人も十分楽しめる物語。生きる者は志し半ばで命を失った者の分まで生きていかなければならない。これから思春期を迎える子供たちには、命の意味を考える良い機会となる作品だと思う。
0投稿日: 2014.11.01
powered by ブクログ好きな小説家は?と聞かれたら迷わず重松清と答えます。 おじさんが出てくる話の方が好きですが、ファンタジーでもその美しく優しい言葉選びは何一つ変わらない。 生きるって、死ぬって、一体どういうこと?命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。 背表紙に書いてあるこの紹介文以上の解説が見当たりません。 なんか読みやすいなぁと思って最後のページ見たらなんと「小学六年生」に連載されていたものだそうで。 ううむ、たしかに小学六年生にはいいテーマだなぁ。こういう文章を小さいころにもっと出会っておけばよかった。
2投稿日: 2014.09.15
powered by ブクログ生きるって?と死ぬって? 小学生の子供たちのお話。重松さんらしいお話でやっぱり泣けた。いろんな想いが絡み合って せつなくて胸にぐっとくる。これは絶対再読します。子供の読書感想文にも良さそうです。
0投稿日: 2014.08.06
powered by ブクログ生きていくということは自分の足で進まなければいけないこと・・・ 大人の心にもさまざまな視点での想いが残る重松さん的童話でした。
0投稿日: 2014.06.24
powered by ブクログ小学六年生に掲載されていたこの作品。重松さんからのメッセージがうまく届くといいなぁ。静かに優しく届いて欲しい。 子どもの立場、母親の立場。いろんな目線で読むと涙か溢れてきた。 「生きる」ってすごいこと。たくさんの奇跡の積み重ねで生きている。だから生きる意味を見つけながら生きていかないと。きっと生きてる意味があるはずだから。
1投稿日: 2014.06.22
