
総合評価
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powered by ブクログ夫に先立たれ1人になって、精神科にかかった女性は、精神科医と恋に落ちる。しかしその精神科医はエセだった、という正直なんとも言えない顛末なのですが、女性の心の動きや2人の行動の描写がとても細やかで、少ない登場人物もみな大人で落ち着いていて、とても良い話でした。
0投稿日: 2023.05.13
powered by ブクログ夫が亡くなり孤独になった鏡子。心身の不調となり精神科を受診する。それが高橋医師との出会い。親密になってから医師が行方不明になる。そして偽医師だと気づくのだった。有り触れた話のようで実は深い。鏡子や彼の孤独感がひしひしと伝わる。思ったとおりの終わり方だが良かった。
0投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ夫を亡くして抑鬱状態になった主人公が精神科を受診し、その医師と恋愛する。いつもの小池ワールドと思っていたら、精神科医が失踪してしまう。彼は誰だったのか?
0投稿日: 2021.07.22
powered by ブクログ還暦前の寡婦と精神医との恋、とばかりに読んでいてモンローとはなんぞや?モンローに付いた専従精神医との話が出てきたが、実はそうではなかった。まりりんが登場してから物語は一変した。 ああ、これが小池真理子説! 情景表現の豊かな作家さんだけに読み応えのあるページ数は然り、この顛末はハラハラさせた読者を一気に引き込んでしまう。ようやく鏡子さんが安静にしてくれたとホッと胸をなでおろしてしまいました笑
0投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログ文学記念館、軽井沢近郊や猫などが、人物や心理描写に凄くピッタリ合っていて、情景が浮かんでくる。それぞれの孤独や苦しみを抱えた大人の恋物語。 【2019.08】
0投稿日: 2019.08.23
powered by ブクログ抑鬱症状の患者の視点での精神科医との関係という少しイメージしにくい状況で少しずつストーリーが進んでいく。 ラストの急展開でそれまでの経緯が明らかになるが、やや唐突な感じが否めず自分的にはしっくりと来なかった。
0投稿日: 2019.04.30
powered by ブクログNHKドラマのラスト幸村鏡子の無防備感が気になったので原作を読みました。 原作ではドラマ脚本より鏡子の高橋との再会を自制的に表現しています。 鏡子はアラカン未亡人で決して裕福とは言えない状況で老後の沙汰も金次第ということを実感しているはずの世代です。一方、高橋は偽医者で一文無しの犯罪者です。いくら鏡子が孤独感に苛まれて将来を悲観する精神的弱者で、高橋もまた精神面に問題がないとは言えずイケメンで心を通わせる相手として信頼できそうと鏡子が感じているにしても同棲若しくは結婚はリスクが大きいと思います。軽井沢は小さな田舎町で、噂は直ぐに広まり鏡子は職を追われるでしょう。高橋が軽井沢近郊で満足な職に就ける可能性も殆どないでしょう。とすれば、原作が匂わせているように高橋の娘を鏡子の夫と同じ墓苑に埋葬して、高橋は東京で夜間警備員なりをしながら年1回娘の命日の墓参に合わせて二人が再会するという緩い関係であれば長続きするとは思います。
0投稿日: 2019.03.13
powered by ブクログテレビで見て面白かったので、図書館で本を借りてきた。テレビの内容と小説と大きく変わらないということは、テレビの脚本がいかに良くできていたという事になるね。 小説も良くできているように思える。この作家は初めて読むが、他の作品も読んで見たいと思う。
0投稿日: 2019.01.29
powered by ブクログ誰かに話を聴いてもらえたら、誰かの話を聴いてあげられたら、それだけで人は優しくなれるはず。本当に信頼し、分かり合える相手に出逢えたら、いつまでも互いを大切に想おう。
0投稿日: 2019.01.14
powered by ブクログとても引き込まれた作品でした。面白かったです。鏡子さんの孤独と鬱状態の描写に自分の過去を思い出したりして序盤はひりひりしましたが、高齢の男女の恋物語かな?こういうひっそりした穏やかな生活いいな、と思い始めたところで、ミステリー?と気持ちよく翻弄されました。鏡子さんの、氷の壁の間を滑り落ちていく、という気持ちが落ちる時のイメージ、わたしも怖いと思いました。登場人物の細やかな心の動きが感じられて、タイトルもすとんと理解できました。鏡子さんのこれからもきっと幸せだ、と思わせるラストも好きです。冬の描写が素敵で、今読めて良かったなと思います。
0投稿日: 2017.12.01
powered by ブクログ小池真理子は、やっぱりプロ中のプロの作家だ。この話をこれだけの長編にし、しかも読者を飽きさせない技術は才能と努力のたまものだと思う。 結論が気になり最後まで一気に読ませる。
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログ主人公の自己分析の仕方とか精神構造が私に似ているのもあって最後まで主人公に寄り添えて読めました。 私の知ってる薬の名前が出てきたりとかも面白く。 ミステリのような心境小説のような。 途中、嵐のようにもなりましたが、自分を分析しながら穏やかに生きていくことのありがたみを知っている主人公には共感を覚えます。 地味な女性だけれど物語後半では自分の中の想いに実直に行動を起こす意志の強さをもっています。 そして物語が終わる頃には心(事件)に区切りがついて、平穏を取り戻す彼女はとても魅力的だと思いました。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログ還暦間近の鏡子は、夫を亡くし、子供もなく孤独なことから精神状態が不安定になり、精神科を受診したことから、医師である高橋に出会う。鏡子の治療が終わってから次第に距離が縮まる二人。一緒に老いていきたいと思った男性が実は……という展開は、概ね予想の範囲内で進むのだけど、とにかく鏡子の孤独な心理描写が秀逸で、暮れてもひとり、明けてもひとりと自嘲気味になるあたり身につまされるものがありました。還暦間近の女性の恋愛というものは、読む前はピンとこなかったけど、でも歳を重ねても恋ができるっていいなあと思った。
0投稿日: 2016.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんかあまり濃厚なお話を読みたい気持ちでは無かったけど、落ち着いた雰囲気のお話しで良かった。人生の後半をこんなふうに過ごせる相手が出来るなんて、束の間であってもいいから自分にもそんなこと起きたらいいなと思わされた。殺人でもしてるのかとドキドキしたけど、そうでもなかった。まだそんな可能性をあるかもっておもってもいいですかね?
0投稿日: 2016.10.05
powered by ブクログ題名からはどんな話か全く想像できなかったのですが、後半一気でなるほどな謎解きでした。小池真理子らしい静寂で美しい文体もマル。
0投稿日: 2016.09.09
powered by ブクログ2016.7.2 途中までは、人生を半分終えた二人の恋愛小説でいってたのが、ある日突然男が消え それからは謎解きに入っていく。 一人暮らしの鏡子は夫に先立たれ 子どももいない。 一生一人で生きてゆくことに孤独感や不安に苛まれていたところに優しく話を聞いてくれる人があらわれたら、それが男でも女でも年令など関係なく、縋りたくなるのは誰でもそうだと思う。 たまたま彼は犯罪を犯していたのだが、それを知ったとしても その相手を嫌いになる理由にはならないところが、人を好きになるということなのだろう。
0投稿日: 2016.07.03
powered by ブクログ高橋の娘、川原まりりんはもう少し何とかならなかったのかと思う どう見てもあの女芸人が被って酷かった 物語は好きなのにそこだけは残念
0投稿日: 2016.06.01
powered by ブクログ小池真理子さんの長編恋愛小説。 やはり上手だなと感じた。 できるなら寒い季節に読みたかったな。 失踪した精神科医はいったい何者だったのか、どのような事情があったのか。 彼にとっての鏡子との過ごした時間は何だったのか。 行方を追う鏡子に思い切り感情移入しながらページを捲った。 最後の長い手紙も鏡子への思いと真実が嘘なく綴られていて、それを受け入れた上での新たな生活の始まりに嬉しい気持ちになった。
0投稿日: 2016.05.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お初だった小池真理子。 アタシには、なんだろ。まだ、はやいっ。など、と。 勝手に思っていた作家の方。 いい年ですが…医師⁉︎高橋に近い年齢ですが。 この大人のお話し。序章がある恋愛小説で‼︎ ソコソコあたりをつけながら読み深められ。 鏡子の行動にはなんだろ⁉︎アタシなら…って、ツッコムところが沢山…あんな風に、って。 後半の展開、読むスピードが加速しました。 そしてひたっております。この花折町⁉︎軽井沢にぃ。 このタイトル…が、いいん、です。 手紙、長いっ。 〜人間としての本物深み〜 そ、して。ご飯を作りたくなるお話し。
0投稿日: 2016.03.01
powered by ブクログ終盤おもしろくなるのを知ってたのもあると思うけどそこに至るまでの長さは気にならなかったし,終盤も期待どおりおもしろかった。量刑が緩い気がしたけど,背景事情がきちんと理解されたらこのくらいになるのかな,と考えさせられ面白かった。 小池真理子は読むことはないだろう部類の人だったけど,他の本も読んでみようかなと思う。
0投稿日: 2016.02.29
powered by ブクログ小池真理子の小説を読むのは初めてでしたが、なかなか面白かった。終盤までの、50代半ばの精神科医と還暦前の女性患者という少し設定のこったハーレクインロマンス的な展開にはついて行けないし、自分にはあんまり合わないなぁ、と思った。中盤であからさまなネタバレ的記述があるのも、ここでバラしちゃこの後が面白くないじゃん、とも感じた。でも、終盤で徐々に明らかになってくる事実によってぐいぐいと引き込まれていった。自然風景や建物や家具などの描写も嫌みではないほどに繊細で読みやすかったと思う。雑誌連載小説なので仕方ないだろうけど、もう少し短くても良かった気もする。
0投稿日: 2016.02.08
powered by ブクログあらすじは。 軽井沢に住む未亡人が精神を病み、精神科に通うようになる。治療を受けていくなかでその精神科医と恋に落ちる…その精神科医がある日突然姿を消す。 この作家さんは軽井沢の四季の移り変わりを表現するのがとてもうまい。精神を病んでいるシーンは重く続けて読めるかな?っと思いましたが 二人が心を通じあわせて行くシーンになると、穏やかで暖かく読むペースもあがりました。 何故医師が失踪したのか。 真相はなんとなく無理がありそうな話ではある けれど、題名のモンローが死んだ日という意味が 最後まで読むと分かる。 ミステリーとしては弱いけれど 50代の大人の恋は穏やかで優しい気持ちにさせる。
0投稿日: 2015.12.05
powered by ブクログ舞台は軽井沢。文学記念館で働く還暦直前の女性と精神科医との恋。これだけでハマらない訳はないのでしょうが、片時も本を離せないぐらい一気に引き込まれました。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログこの作家は元から好きですが、すらっと読めます。この年代の心境もよく表れていて、こんなトキメキしてみたいと思います。ある意味女性にとって憧れる先生です。女性にお勧めです。
0投稿日: 2015.11.02
powered by ブクログ小池さんの描く世界は、静かで落ち着いていて、自分自身の日常と対照的なので、とても憧れてしまう。 舞台になる軽井沢あたりの自然や風景も素敵。還暦前の女性の恋もすんなり受け入れられる。 予備知識なしに読んだものだから、恋愛模様がずっと描かれるのかと思っていたら・・・ ニセ医者の可能性はわりとはじめの方に書かれていたので、それに関しては安心?して読んでいたが、主人公と一緒になって、正体を確かめるのはおもしろかったし、タイトルの意味も明らかになった。 ただ、小説だから、どんな筋立てにでもできるよな、と当たり前のことを改めて感じ、そんなことを改めて思わされたところに不満が残った。
0投稿日: 2015.10.18
powered by ブクログこの世代の女性の心情がうまいな。 長いと思ったけど この長さが必要だったのかも。 最後は幸せの予感が・・・ でもはたしてこの男で 鏡子はうまくいくのかな・・・
0投稿日: 2015.10.10
powered by ブクログ夫に先立たれ一人暮らす鏡子と、離婚してこれまた一人の精神科医の高橋。 軽井沢の隣町で静かに二人の時間は過ぎていくかにみえたが、突然高橋が失踪し、空気感が急に変化したのには戸惑った。 精神的なものは苦し過ぎる。
1投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログ大変個人的な好みですが、今年1番、と思いました。(≧∇≦) この作家の、軽井沢を舞台にした恋愛小説に弱いんです、私。
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログあー、よかった、、、。 余韻に浸ってます。 この世代の恋愛ものを書かせたら、大好きな作家さん。 イヤらしくなくて、上品で。 還暦を迎えようとしている年齢でも、こうやって、ときめくドキドキする気持ちが残っていることを知って安心する。 相手を知りたい、と思う気持ち。 嫉妬。 友人に言いたいけど、言いたいけど、自制する気持ち(「恋愛は『舞台』で観客が必要」に笑ってしまった)。 読みながら、これから起こるであろう「別れ」が、ひょっとして、ニセ医者なのではないか?と予測できたのは、渡辺淳一さんの「雲の階段」を思い出したからかな。 にしても、実刑が1年、というのはちょっとびっくり。そんなもんなんだー。 勿論、最後に二人が新しい出発ができることはとても嬉しい。ちょっと泣きそうになったくらいだ。 そして、「鏡子」の名前が最後に意味があるとは、、。 恐れ入りました。
0投稿日: 2015.09.26
powered by ブクログ主人公の初老の女性が、ひとり軽井沢の奥の方で暮らしていて、彼女の悩みを解決してくれた精神科医。 その彼とのやり取りと、その人が抱えていた悩みが、色々とでてくる。 主人公の素直な心のひだが、沁み入ってくる。 彼女の友人も最後までいい人のままで終わってくれて、悪者が誰もいなくて、よかった。 最後も、これからは幸せになってくれそうな予感で終わって、ほっとした。
0投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログ夫を亡くして以来、軽井沢近郊の田舎町で天涯孤独な生活を送る女性が主人公。心の病にかかりクリニックを訪ねたことがきっかけで、その医師と愛を育んでいくのだが、ある日突然男性が姿を消してしまう。 50代後半の男女の恋愛ものと言うと、不倫やら何やらどろどろしたものが多いが、本作は心に傷を負った大人同士の静かな恋愛を丁寧に描いている。前半、薄紙を少しずつはがすように、時間をかけて歩み寄っていく二人の姿は、穏やかで切なくて心地よい。 が、後半は一転して姿を消した男を追う展開となり、ミステリー色が濃くなっていく。男の正体は早い段階から予測がつくが、理由は終盤まで明かされない。タイトルの意味がわかったときには、主人公ならずとも深い哀しみに打ちのめされた。 前半の不安を抱えた女性のときめきや、男性を巡る重い真実はよかっただけに、姿を消した恋人を追う部分はやや冗長に感じた。ミステリー要素はもう少し抑えて、全体の雰囲気に統一感をもたせたてもよかったのでは。 とは言え、これは相応の歳を重ねた大人が楽しめる上質な恋愛小説ですね。
0投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログ細かな心理描写、ゆったりとしたストーリー展開、後半はあっと言う間に読んでしまった。エンディングも良し。秋の夜長に読書は楽しい。 2015/9/9読了。
0投稿日: 2015.09.09
powered by ブクログ夫を亡くし、猫2匹と軽井沢の外れの自宅でひっそりと暮らす鏡子が精神のバランスを崩したことから受診した精神科医。 もう何もないと思っていた鏡子の人生に、ひと刷毛の朱を入れるように訪れる医師との静かな恋。その描写は淡々としながらも、小池さんならではの筆力でぐいぐい読ませられ、気付いたら500ページが終わっていた。 鏡子の年代が近いこともあり、心の動きがすんなり入ってきて、今、この年で読んでこその面白さかなと感じた。
1投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログだいすきな小池真理子さん。久々のミステリーということで、とても楽しみに読みました。 最初は、主人公鏡子さんの心情の変化や、精神科医の高橋さんとのやりとり、軽井沢の美しい自然に引き込まれ、中盤は、高橋さんとだんだん距離が縮まっていく様が何とも言えず心地よくて。後半からは、彼が本当は誰だったのか?という謎に引き込まれ、振り返ってみると、あっという間の一冊。 小池真理子さんの本は、例えガヤガヤしたところで読んでいても、すっと本の中の景色に溶け込めてしまって、境遇はちがうのに共感してしまうのが本当にふしぎ。 最後に、また寄り添う2人を見れて、胸が熱くなりました。 また何年か後に読み返したい一冊♡
1投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語の前半は、天涯孤独な中年女性鏡子が夫を亡くした後、精神の不安定を抱え、精神科に通い、その精神科医と恋愛に至るまでの心の過程が丁寧に描かれる。読者である私までがすっかり鏡子の気持ちに同化した所でその精神科医の突然の失踪。後半は果たして彼は何者だったのかという謎解きになる。鏡子が謎を解明しようとするのに私も夢中でページをめくった。そしてその謎が解けた後再び寄り添う二人に胸が熱くなった。とても面白く1日で読破して大満足。
1投稿日: 2015.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫に先立たれ、心身のバランスを崩した主人公・幸村鏡子(59才)と、精神科医の高橋智之(55才)との恋愛を描いた女のそして男の濃密な心理サスペンス。 むき出しの感情のぶつけ合い――相手を想う気持のたかぶり、切なさ、やるせなさ、じれったさ、そしてそれらが生み出す生命のほとばしり――を恋愛と呼ぶならばそれは苦しくも生の実感そのものだ。 そしてアラカン(アラウンド還暦)であっても真実の生があるということが綴られてゆく。 あるいは三島由紀夫への一大オマージュでもあるようだ。 (内容紹介)から抜粋 孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所とは―― 幸村鏡子は、長野県軽井沢の外れにある花折町で小さな文学館の管理人兼案内人の仕事をしながら独りで暮らしている。 夫を亡くしてから心身のバランスを崩していた鏡子は、町内の精神科クリニックで高橋智之医師の診療を受けはじめる。やがて鏡子と高橋医師は恋に落ちるが、高橋は突然姿を消してしまい......。 なぜ生きるのか? なぜ愛するのか? 人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編!
1投稿日: 2015.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の年齢ならではの思い、心の動き、「精神科医」 とのかかわりで改善していく症状、裏切られたと言う口惜しさ・・・ どれもまるで自分のことのようにひきつけられながら、いっきに読んでしまった。結構長いのに。 そしてラストは思わず涙ぐんでしまい、読後感最高の一冊でした。
0投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログ文章がきちんと綺麗な作家さんなので、違和感なく主人公の心情に寄り添い、自然の多い景色の中にいるようでした。内容は何処かで見たことあるようだけど、最後まで読ませる作家さん。
0投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログ著者の作品を初めて読んだ。主人公が不安や絶望、はたまた幸福感に揺れ動く様子が生々しく描れている。巧みな心理描写と破綻のないプロットにより安手な恋愛ものにならず、魂の救済の物語になった。
0投稿日: 2015.07.18
powered by ブクログ先に展開を匂わせてあるので だいたい先が分かっており 鏡子と高橋医師との関係が深まっていく様子よりも いなくなってからが俄然面白くなった。 読んでいて自分ものめり込み 鏡子と一緒にニセ精神科医に いったい何が起こったのか 突き止めていく作業は楽しかった。 偽物になった理由には ちょっと微妙感があったけど。 とにかく主人公鏡子の心理描写が丁寧 というか細かく、流石と唸るばかり。
0投稿日: 2015.07.18
powered by ブクログ途中で自らネタバレしてしまっており、もうちょっと頑張れなかったかなぁ。という感じでした。 まぁ、いい話でした!
0投稿日: 2015.07.16
powered by ブクログ恋愛小説。なのだけれど、ややサスペンスもあります。 還暦間近の孤独な女性の前に現れた一人の男性。穏やかな蜜月もつかの間に、彼は姿を消してしまう。いったい何があったのか、それよりもむしろ彼は何者だったのか。疑惑に駆られた彼女が調べるうちに明らかになった事実は意外性もあり、驚かされました。 主人公の精神不安定っぷりにはいらいらさせられないでもないけれど。やはりこういう心地になっちゃうものなのかな。タイトルの意味が分かった時には切なさも感じられました。
0投稿日: 2015.07.11
powered by ブクログという帯を見てから、本文を読み始めたので、ついつい展開がわかってしまうのですが… 還暦間近の「恋」のような関係。 二人の行く末が暗く澱んでいるような感がしないでもありませんでしたが、大雪とともに溶け、春がやってくるような終わりにしてくれたことに、ほっとしました。
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログモンローが死んだ日 小池真理子著 恋愛の苦しみ描くサスペンス 2015/7/5付日本経済新聞 朝刊 恋愛小説というのは、愛の歓(よろこ)びよりも愛の苦しみを描くことのほうが多いような気がする。まるで、愛とはとことん苦しみ、悩むことなのだと思い知らせているようにも見えるほどだ。 だが、それでも人は愛することをやめず、性懲りもなく愛の苦しみに身をゆだねていく。しかも年齢は一切関係ない。人は幾つになっても恋愛に足を踏み入れてしまうのだった。 本書の場合、ヒロインの鏡子は59歳である。軽井沢の隣町に住む彼女は、夫の死後、2匹の猫と一緒に暮らしている。ところが2年ほど前から深い抑鬱状態に陥るようになり、地元のクリニックの精神科を受診する。そこで出会った医師は、週の後半だけ横浜から通ってきていた。年齢は55歳、離婚して今は独り身だという。 ここから、いわゆる恋愛の結晶化が始まる。鏡子は、やがて医師のことを「生きていれば、いつか必ずどこかで出会うことになっていた相手」とみなすようになり、恋愛の初期には誰もが経験する高揚感に包まれ、幸福な夢に酔い痴(し)れるのだった。 そんな鏡子の感情の逐一を、作者はこれでもかというぐらい丁寧かつ執拗に描いていく。相手を思う気持ちの昂(たか)ぶり、焦(じ)れったさ、切なさ、やるせなさ、そしてまたそれらに費やす、静謐(せいひつ)で膨大な心のエネルギーの迸(ほとばし)りをだ。すると、毎日ほとんど変化のない生活を送っていた日常の流れが、少しずつ少しずつ変わっていくのである。 古今東西、老いも若きも、世界中の女たちが例外なく憧れてきた、微笑(ほほえ)ましい夢まぼろしであるラブロマンスに、鏡子は還暦を前にして溺れようとしていたのだった。 しかし、物語はこれで終わらない。というのも、好きになった医師が、ある日、突然姿を消してしまったのだ。さらには、彼の素性が嘘で塗り固められていたことも判明。ならば、自分が愛した男は一体何者だったのか? さてここから、愛の苦しみが始まっていくのだった。 恋愛というのは、ある意味で剥(む)き出しの感情のぶつけ合いだろう。喜びも悲しみも分かち合い、つまずき、戸惑い、振り回され、それでも好きな相手に寄り添おうと、健気(けなげ)な努力を積み重ねていくのだ。だからこそ、その梯子(はしご)がいきなり外れてしまったときには、反動となる凄(すさ)まじい動揺が訪れる。だが、鏡子が味わうことになる苦痛は、尋常なものではなかった。 まさしくこれは、恋愛の深淵に迫ろうとする濃密な心理のサスペンスでもある。 (毎日新聞出版・1800円) こいけ・まりこ 52年東京生まれ。作家。著書に『沈黙のひと』『千日のマリア』など。
0投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログはっきり言いますと、「嘘つきと言い訳の長い男は好かん( ー`дー´)キリッ」って感じかなあ。 ストーカー紛いになってた主人公にも薄ら寒さを感じるし(¯―¯٥) ちょっとお節介過ぎるかもしれないけど康代に一番好感が持てました。
0投稿日: 2015.06.27
powered by ブクログ「サンデー毎日」連載時から圧倒的反響!! 恋愛小説の名手が、精神科医と女性患者の"謎めく恋"を描き出した感動長編。 愛した男は誰だったのか―― 現代人の心の襞の奥底に踏み込む、濃密な心理サスペンスの誕生。 なぜ生きるのか? なぜ愛するのか? 人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編! 孤独の中を生きて生きた男女が辿りついた場所とは―― 幸村鏡子は、長野県軽井沢の外れにある花折町で小さな文学館の管理人兼案内人の仕事をしながら独りで暮らしている。 夫を亡くしてから心身のバランスを崩していた鏡子は、町内の精神科クリニックで高橋智之医師の診療を受けはじめる。やがて鏡子と高橋医師は恋に落ちていくが......。
0投稿日: 2015.06.09
