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鹿楓堂よついろ日和 21巻
鹿楓堂よついろ日和 21巻
清水ユウ/新潮社
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総合評価

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    「ただの飯フレです」の新刊出てないかな?と本屋に寄ったら、よついろの新刊出てんじゃん!今回はグレ表紙! めちゃくちゃ夏らしい爽やかな色づかいだし、裏を見て歓喜した。アリーチェとダヴィデ! 前回登場した時に、イタリア語の発音を調べて聴きながら読んだから、思い入れのある2人で、今回その2人が濃厚に出演してて嬉しい! そして21巻にしてようやく気付いたんだけど、カバーを外した時の本の本体。 外側の色が毎巻違う色になってるのは気付いてたが、内側! 格子状になってて、なんか模様があるじゃん? この模様が各巻ごとに違うこと、そして各話数の間のアイキャッチ的なところの模様と同じことに、今更ながらようやく気付いた。 えっ?と思って過去の巻数も見てみたら、全部内側の模様とリンクしてて、今更これに気付くのか〜って自分に驚いた。 さて、本題。 〇La vita e bella!(調べたらLife is beautifulと同じ意味だった) アリーチェの言動が全てイメージする「The外国人」で清々しい。 スーパー褒め褒めアクション、感動も喜びも怒りさえも全部素直にオーバーに表現する辺りが好きだな。 The日本人なつばき君との対比がすごくはっきり出てくる。私もつばき君タイプだから、アリーチェのような純真さというか、ああいう空気感憧れる。 そしてアリーチェもあんこは大丈夫なんだね。 もぐムオンは、前回の話では「もぐムォン」だと思ってたけど、もぐ「ムオン」だったんだね。 スイが英語話せて聞き取りも出来ることを、こんなサラッと表現していていいんだろうか…って謎に心配しちゃった。後の設定でババーンと出せばそれで一話描けそうだと思って…。 グレの過去編ではマンマと仲が悪いのかと思ってたけど、全然そんなことなかった。内容をちゃんと受け取ってなかったから、もう1回読み返そ。 〇アプリを入れたいだけなのに 今回でホラー系の絵柄を初めて見たような気がする。巻数を重ねる毎に清水さんの絵柄の幅が広がってるよね…? イーストサイドのお泊まりの時はジョジョっぽい絵柄もあったし(グレの一コマ)おめめキラキラのデフォルメされた絵も増えてきてるし。 あれトグル入力って言うんだー知らなかった。 確かにガラケーの時はトグル入力のみだったんだよね。フリック入力に慣れすぎて、たまにスマホでトグル入力してる人を見るともどかしい気持ちになるわ。 ときたかが相変わらずときたかで、スマホを挟んでつばき君が絡むと、つばき君がおじいちゃんにスマホの世話をしている孫のように見えてくる笑 結局スケジュール管理はアナログになったし笑 でもアナログが割と最強な場面もあるから、結果いいんじゃないですかね? 〇あの懐かしい路 私も焼き飯だと思った。 ようやく、よついろらしさ全開のお話が来たと思った。久しぶりじゃない? 最近スイとお兄さんの話とか、筋トレわちゃわちゃ回とか、きなこのサービスタイムとか、そういうほんわかというか感動系じゃないお話が続いてるような気がしてた。 よついろの良さというか、魅力は、「人が人を想う、そしてそれを行動で表す」ことだと思っているから、こういう感動する系のお話がくるとジーンとする。 そして私はこの男性よりも多分年齢下なハズなのに、おばあちゃん家の描写に懐かしさが込み上げた。 家の外装も内装も、その風景が、全部全部私も小学生の頃におばあちゃん家に行った時の景色に似ていて、全然違うはずなのに懐かしさに満ちる。 この男性が心の中で思う、 (いやあ…ありがたい ふらっと来た一言客にわざわざ違う料理を作ってくれるなんてびっくりだよな)にも、 おばあちゃん家から帰る時に車が見えなくなるまで手を振ってくれてたおばあちゃん、にも どちらも親近感という言葉では表しきれないほど自分にとっては馴染みのある感覚で、温かい既視感を感じながら読んだ。 自分が子供の頃におばあちゃんから愛をもらってたこととか、ご飯が記憶を呼び戻すキッカケになるとか、なんか…「いいよね」って思う。 うまく言葉に出来ないし、きっと言葉にすればするほどこの感覚って伝わらない気がするんだけど、よついろという作品を好きになった要因は、この感覚にあるんだよな。 そういうお話、いっぱいある。 〇筋、極めし者たちへ って言ってたら筋トレ回来ましたよ。自分の好きなものと組み合わせるといいよね。 〇春嵐のスイーツフェスティバル ちょろっと美海さんが出てて、よついろのこういうとこ好き。過去に来たお客さんが、その後も通ってるのが分かって、嬉しい。 あと、休憩中であろうつばき君が電話に出るコマも好き。きっと人付き合い苦手なつばき君だから、電話も苦手だろうに、お店のためにって慣れていったんだろうなぁと勝手に妄想すると楽しい。しかもチョコパイ持ってるし。 つばき君の過去編で、緊張してるつばき君に「疲れてるのかな?」とときたかが気を遣って出したお菓子の中にあったよね。チョコパイ。 その時を思い出して、一瞬でリンクして、そんな妄想が捗った。良き。 …あれっ?今書きながら読み返してたら、黒電話?! 鹿楓堂に置いてある電話って、黒電話なの?まさかの?! イーストサイドの人達と一緒に仕事することに気付いて急に緊張してくるなんて、つばき君ほんとに内に篭もるタイプというか、新しいものや変化への耐性が薄いんだろうな。私も似たタイプだから気持ちが分かってしまって辛い笑 そんな中佐々木さんがいてくれるのは非常に有難いし、楽しみ。 これからどんなメニューをつくるのかな? めちゃ続きが気になる終わり方をして、ありきたりな言い方だけど21巻を読み終えたばかりなのに、もう次の22巻が読みたくて気になる〜!

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    投稿日: 2025.06.13
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    第百十一話の、アプリを入れたいだけなのに   が面白かったです。トキタカのおじいちゃんみたいな姿に笑っちゃいました。

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    投稿日: 2025.05.12