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ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)
ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)
榎田ユウリ/新潮社
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総合評価

87件)
3.4
9
23
35
8
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    流れるように口から悪口が出てくる男が出てくる小説です。 そんな男が好きでしたらおすすめ。 最後のどんでん返しが面白い。死神の口調も本当にクセになる。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何うじうじ言ってんだ。さっさと行動しろと尻を叩かれているような気分になった。 これは死神に遭った男の話か、それとも創り出した男の話か。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    最近新書とかばかり読んでたからこういう本新鮮、読みやすくて、読書のわくわくを思い出した! ストーリーとしてもテーマとしても面白かった!これからどうやってシリーズに繋がっていくのか期待です☺︎

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    ラノベなのに…ライトなノベルなのに、グロくてヘビーでダークな描写があります。 でもさすが読ませるなあという展開。私はグロ耐性はあまり強くないんだけれどこれは読めました。というかグロいのにストーリーテリングのうまさにページを繰る手が止まりません!そしてラストで少しビックリな仕掛けが。 物語の途中で感じた違和感も後半部できちんと伏線回収してくれるのでご安心を! 例によってイケメンが出てきますが、榎田さんの描くイケメンの例に漏れず残念なイケメンです。内面壊れてます。 これ続きものなんだよね〜。よし、読むぞ!(すでに買いました☺️)

    1
    投稿日: 2025.04.01
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    二度目ましての作家さん 「残念ですが、あなたはもう死んでます」 「あら、私ったら死んでいるの?」 「はい。ご愁傷様です」 初っ端から軽すぎる「お前はもう死んでいる」宣言! しかもそれを言ったのが死神ですか? 超絶美形の上に、ピンストライプのスーツ姿 (いつの時代だ)で、アタッシュケースを持っていて、 更に保険まで取り扱っている。 死んだことに気付かないで日常をつい送っている 死人に、現状と、その後をコミカルにテンポ良くて、 サクっと伝える。 死神の仕事も上からの指示で、別の部署が対処相手の 元に送り込んだりと組織立ってるのが面白すぎる! これはシリーズ追いかけますよ。

    3
    投稿日: 2024.12.07
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    死神の仕事とは何か。死んだことに気づかない人間を説得する事である。 オフビートなやり取りに少しの非情さと涙、死の合間に見え隠れする人生もライトに描かれていて面白かった。ズシッと重くなりそうな生死ではあるが、軽やかに描かれていて楽しめた。

    0
    投稿日: 2024.07.27
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    主人公の男はイケメンな男が死神と名乗り、契約書へのサインを迫る場面に遭遇する。その後、主人公は死神の手伝いをさせられることになる。死んだ人をあの世へ送る死神と主人公の物語。 タイトルのインパクトも強いが、中身もかなり独特。生と死が好きな私としてもとても好きな設定だった。

    13
    投稿日: 2024.07.08
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    新しいコメディ!死後死神と一緒に仕事する、という設定から想像できないほどユーモア溢れるキャラクター!

    1
    投稿日: 2024.07.02
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    すごく読みやすい文章で、あっという間に読み終えてしまいました。 どストレートな正論を話す死神と、言い訳ばかりの いわゆる引きこもりニートの梶真琴。 この2人ともキャラクターとして魅力的だと感じました。 そして、死神の言葉には、自分自身も反省させられました… 終わり方からして1巻完結なのかと思ったら、続編もあるみたい。ここからどう続いていくのか気になります!

    4
    投稿日: 2024.06.06
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    死 ― 誰にでも訪れるが、誰もがその訪れを自覚して迎えるとは限らない。そして自分が死んだことに気づかないでいる者は、肉体が崩れ去るまでルーティンどおりの行動をとるという。  そんな「生ける屍」状態の者を放置しておくと日常社会に支障を来たしてしまう。そこで登場するのが死神だ。  死んだことを説明して納得させ、死を受け入れる契約書にサインさせる。そんな奇妙な営業活動を明るくこなす死神を描くオカルトファンタジー。           ◇  うたた寝から目覚めた俺はノロノロと起き上がった。そのまま洗面所に行き顔を洗う。今朝はなぜか水の冷たさをさほど感じない。まだ2月とは言え、どうやら今日はあまり寒くないようだ。  鏡を見る。映っているのは陰気な顔。重そうなひと重瞼にボサボサの眉。笑顔とは無縁の暗い表情。  人を不快にするだけのその顔は、30歳になった今でも「死神」という中学時代の渾名そのものだ。 時計を見る。午前7時35分。昼夜逆転生活をする引きこもりの俺にとり、朝は1日の終わりを意味する。  今日も何もしなかった。クリエイターになりたいと思ってはいるが、そのための努力をしていない。浪費した時間だけがどんどん過ぎていくばかりだ。  父親も愛想が尽きたのか、先月から仕送り額を減らしてきた。ため息をつき、俺は出かける用意をした。  目指すは喫茶ニルヴァーナ。ワンコインでモーニングが食べられるし、何よりマスターが無口なのがいい。  店に入るといつものように奥のテーブルにつきアメリカンモーニングを注文する。  ぼんやり座って待っていると、うしろのテーブルから若い男の声が聞こえた。 「苦しまずに、楽に死ねればいいのに、と思うでしょう? ねっ、斎藤さん」  立て板に水のごとく話し続ける男の明るい口調とは裏腹に、その内容はあまりに物騒だった。  気になった俺はそっと振り返り、観葉植物の陰に隠れて様子を窺うことにした。そうすると……。 ( 第1話 )      ※全5話とエピローグからなる。       * * * * *  軽いながら、人生の指針となる内容を盛り込んだファンタジーらしい作品でした。つい読んでしまうのは、設定や構成のうまさがあるからでしょう。  まず死神。なかなか新鮮でした。  大鎌を手に持ち人の生命を奪いに来るような禍々しいイメージの死神ではなく、自分の死を自覚していない人の前に現れて死を認め受け入れるよう説得し、書類にサインをもらうという営業マンのような死神です。  明るくポジティブな性格や、マンガ家志望の梶真琴の蔵書を速読して楽しむところなども親しみが湧きます。  次に主人公の梶真琴。  死神とは対照的な、暗くてネガティブな性格。そして、どんなことでも、先にできない言い訳を探して動かない自分を正当化するという、脳みそにカビでも生えているのかと思うほど鬱陶しい男です。    物語は、喫茶ニルヴァーナで知り合った死神と梶が行動を共にすることで進んでいきます。  死神の仕事を梶が手伝うことになるのですが、すでに死んでいることを告げられた人たちの反応や死に様を目の当たりにするうちに梶が成長していくといった構成になっています。  終盤に死神が淡々と梶に告げるセリフ。 「人間ってのはね、いつか自分が死ぬことを知っている唯一の生物だよ。」のくだりは十分な重みがあり、思わず人生に対する自分のスタンスを見直してしまいました。  また、本編最後にちょっとした仕掛けがあり、ラノベながら印象深い作品に仕上がっています。  そして、エピローグは第2部と言ってもいいような内容で、死神の存在感を際立たせるエンディングでした。  感動巨編ではありませんが、重い作品のあとの箸休めに適しているのではないでしょうか。

    59
    投稿日: 2024.05.18
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    1巻目。ここから3巻目にかけてどんどん面白くなっていくから、微妙だなって思ってる人もぜひそこまでは読んで見てほしい!体感では3冊まとめて1冊。つまるところ物語の序章、伏線を貼るところだから、まあこのくらい淡々としてるよなぁと言った感じ。

    1
    投稿日: 2024.03.01
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    すらすらと読めてあっけなく終わってしまった感じ。死神と梶の掛け合いは、内容的には悪くはないと思うけど、もっと別の表現であってもよかったような気もする。ともかくも浅く軽く、さっさと読み終わって次に行くのがベターかも。

    1
    投稿日: 2023.12.24
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    著者のこの世界観が好き 妖綺庵夜話の切ない感じ、でも何も行動に移せない心を決めた感じが独特で面白いと思います

    1
    投稿日: 2023.06.23
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    妙に現実的な死神といえば「死神の精度」ですが余見さんは千葉さんとちがってハイテンション我儘マイペースでこちらも楽しい。エピローグは賛否割れそう、私はエピローグなければ星5つけてたと思う。

    0
    投稿日: 2022.01.09
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    うっすらと場面は覚えている。 ただ死神が、死神死神し過ぎてる感があった。(言いたいだけのフレーズに聞こえますが、そんな感じでした。)

    31
    投稿日: 2021.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『大きな声じゃ言えないけどね、僕、死神。ふふ』余見透【死神】キャラクターが素晴らしい!『残念ですが、あなたはもう死んでます』心の中にしまっておきたい所にズカズカ遠慮なく入ってくる余見透【死神】。でもなんでかな救われるんだ。心の重たさが軽くなるんだ。大切な事を気づかせてくれた。【死】に触れることは【生きる】ということを教えてくれる。軽い気持ちで読んだけど心にしっかり残った読了後。子供にもいつか読ませてあげたいそんな本だった。続きも読もう。

    3
    投稿日: 2021.09.09
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    漫画家志望の引きこもりニート、梶は行きつけの喫茶店で老婦人と男との奇妙な会話を耳にする。保険の契約かと思ったそのやり取りは死んだ事に気づかない婦人とその立場を納得させる死神との会話だった。死神に気付かれ梶は半ば強引に死神、余見の納得業を手伝う羽目になる。美形で軽〜い余見だか発言や行動は死神視点で容赦ない。駄目人間な梶の振り回されっぷりがご愁傷様と上から目線で読んでいたけどお約束の展開に入ってからは何故か色々染みてきた。明日が来る事を当たり前だと胡座をかかずに日々より良く生きていこうと思った。ただラストがやや蛇足かなぁ。少し前で畳んだ方が好みかも。

    16
    投稿日: 2021.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫背で覇気のない外見、子どもの頃には「死神」とあだ名されたこともある梶。 仕事もせず、ぼんやりと行きつけの喫茶店に出向くと、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景を目にする。 男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だという。 最期を迎えた人々を説得してあの世へ送る、対人スキルの低い梶は、強引に死神業の手伝いに駆り出され、自分の弱さと向き合うハメに。 元看護師で、自分の状況を冷静に判断しつつ、まだ逝けない老女。 交通事故にあって、あちこち不自由になっても明日の結婚式に出ようと奮闘する男性。 梶自身の家族関係、隣人の不穏な様子、じっとりと不幸な種があちこちにあって、グロテスクな場面もあり、決して気持ちの良いお話では無いんだけど、希望を持ってしまう。 もしかしてこれ、あれか、と途中から思って読んだら、やっぱそうか! でもいつから?あれ?

    3
    投稿日: 2021.03.21
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    死んでいるはずなのに。 眠っている間に苦しまず逝ったとしたら、自身に起こった事に気付かないで目覚めて動き出すかもしれないな。 人間を相手にする事は面倒くさいかもしれないが、仕事である限り相手と真摯に向き合い最期の契約をすべきでは。

    0
    投稿日: 2021.03.19
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    いずれくる死の前に、生を全うする生き方をする。 内容はラノベっぽくソフトで時折笑える描写もあるけど、伝ったのはそれで。 すんなりと物語に入っていける読みやすさがありました。 近頃重い作品が多かったから、たまにはこういうのもよかった。 終わりくらいに2人のイラストが挿入されているけど。 確かにこれは死神顔だわ(笑)

    9
    投稿日: 2020.12.12
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    表紙に惹かれて手にとりました。 死神の軽さにテンポよく読めた。個人的には最後がちょっと拍子抜けでした

    2
    投稿日: 2020.10.06
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     イケメン死神の余見透が活躍するシリーズ第1弾。  死神というと、死の直前に迎えに来るというパターンが一般的だが、本作では死んだことに気づかない人に「死」を認めさせるという従来の死神観からは隔絶されている。  死を認識できない死体が生きていた時の惰性で勝手に動いたりと設定は突拍子もなく、さらに死神自体も毒舌キャラなので、全体としては何となく軽い感じが否めないが、時々考えさえられる場面に出くわす。そのテーマが意外と重く、刺さってきて思わずそうだよなと改めて考えてしまう。  軽く読めるけれど、意外と奥の深い作品という気もする。

    2
    投稿日: 2020.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても読みやすい文章で、分かりやすく面白いです。 導入の仕方は、主人公になる梶くんの語り口調で、感情移入しやすく、主人公が「典型的なオタク像」そののの人物だと把握しやすいけれど、ちょっとくどい。 短編が3つほど重なり、大きな物語を構成するような形になって、その起承転結さはとてもスムーズ。 【死】や【人との関わり】に関して、 『死神』というファンタジーな登場人物を置くことによって、自分が考えている以上に多角的に考えることができます。 典型的なオタクで、死に関して、人との関わりについて、そっぽを向いていた梶くんが、 死神と行動することにより「人間らしさ」「人間らしい思考」「人間らしい行動」を取るようになるところに、物語として、読者に訴えたい部分を感じることもできます。 ここからネタバレ含みます。 どんなに鈍感な人でも、最後の物語が始まった時に、梶くんの状態に気付きます。 もし梶くんが起きたその朝の状態が、伏線なのだとしたら、伏線が分かりやすすぎますね。 写真を撮った時に、2人ともピンボケする、という部分があまりに予定調和で「え!そんな!」とはなりません。 そして実際に梶くんの命が途切れるシーンでは、死神が少し梶くんに対して優しさを見せます。 途中途中の短編になる物語の中で、少しずつ死神が優しさを見せていたならば『実は優しい死神で…』という物語もありだけど、 とことん死神は死神として行動していたのだから、最後の梶くんに見せる優しさは、余分だったように思います。 送信したかしてないか、は読者に想像させた方がスマートだったな。 そして、最後の『実はマンガ落ち』が蛇足に感じました。 描いてる漫画が本当は梶くんの過去の話で…と展開されるならまだ良しだけど、そうでもないし、 そのくせ、それまでの出来事はマンガの中だったのに、死神の風貌に似ている人物を登場させるし… 漫画家梶さん、の描いた漫画が、シリーズの何か重要なところになるなら、最後も蛇足ではないのだろうけど、さて、今後のシリーズにどう続くのかな? という私の感想でしたが、文章がまずいわけでもなく、読みにくいわけでもなく、題材は面白いので、シリーズを読むのが楽しみです。

    2
    投稿日: 2020.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい文章で、小説が苦手な人でも面白く読めると思う。 仕事にせよ恋愛にせよ、何か一つでも「本気出すのはまた今度…」と思っていることがある人には刺さる言葉が多々あり!ラストは読み手によっていろんな解釈ができると思うけれど、私は全部が創作上の話でしたよというオチではなく、実際に主人公の身に起こった出来事で(記憶は消されているかもしれないけれど)、気まぐれな死神にボーナスでもらった人生を漫画家になって必死に生き抜いたのだったら良いなと思った。

    2
    投稿日: 2020.05.04
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    人間として生きる意味と覚悟を改めて認識させるところあり、ハートウォーミングなところもあり、で凄くおもしろかった。

    4
    投稿日: 2020.03.23
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    もしやと思って読んでたけど、後半までそんな雰囲気なかったので違ったと思ってた。 新郎の話は読んでて悲しかった。

    2
    投稿日: 2019.08.30
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    初読みの作家さん、そしてまた一気読み!結構面白かったです☆ 死神はものすごい美形で、アシスタントになる主人公はいじめられっ子のオタニートというベタな設定ながらも、最後にホホォ…となります。 好き嫌いが分かれるかもしれませんがわたしはわりと好きです。 死神の言いたい放題発言は結構的を射てるなぁと。深夜枠でドラマ化されそうです。お決まりの脳内再生は、イケメン死神は吉沢亮さん、ブサオタニートは芸人の今野浩さんでした。 続編も読んでみたいかも☆

    2
    投稿日: 2019.07.12
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    文章も軽快でとても読みやすい。途中でオチが読めたけど、さらにもうひとつあったので「やられた」と思った。 死神が人間に対して吐く言葉が刺さります。人生楽しまなきゃな、と改めて思いました。

    2
    投稿日: 2019.04.24
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    面白かった。 死神が変に同情的でもなく、いい具合にドライで、そのドライさが作品をピリッとさせてたとおもう。主人公の最後は想像できたけど、続きも読みたい!のに図書館にない。。。 2019.3.8 40

    3
    投稿日: 2019.03.09
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    キャラ設定が分かりやすくていいですね。脳噛ネウロをちょっと想起。量が多いけどガブガブ読める文章でした。大きな仕掛けもありそれがシリーズ次作ではどう展開されてるのか楽しみ。

    3
    投稿日: 2019.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死神に会った男の話。 死神と言っても死を宣告するというよりは、死んだことに気が付いていない人に宣告しに行く系。 いや、はじめ主人公絶対死んでると思ったんだけどね。 死神見えてるし。 しかし、こう落とすとは… 死神の言うことは「嫌われる勇気」に近い印象を受けました。 行動に移せ、ということなのかな。

    2
    投稿日: 2018.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公がまさに今の自分で、読みながら尻を叩かれているようだった。 明日から、明日やろう、 そう思っていて、死ぬ時が明日かもしれない。 ふと焦りを感じた。 死生観が自分の考えているものと似ていて、 読んでいてボロボロ泣けてしまった。 怖い、悲しい、ではないんだけど。 死神の妙に明るい口調がテーマを重くし過ぎず中和してくれて読みやすかった。

    2
    投稿日: 2018.12.02
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    ラストが意外や意外! 内容も、たった2日間の話なのにすごく濃厚だった。 続きも買ったので、楽しみに読みます!

    2
    投稿日: 2018.11.17
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    死んだことに気づかない人間を説得する「死神」。 今までのイメージとは違う死神の設定が面白い。 希望としては、ラストの展開がない方がスッキリできた。

    2
    投稿日: 2018.11.10
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    献本で読んだ本です。 こんないい作品に巡り合わなかった自分が不幸と思えるほどです。 まず、タイトルが良いです。「ここで」があることで物語が始まる予感がします。カバー挿画が印象に残ります。この二つで献本申し込みました。是非本屋で手に取ってください。 軽ーいノリの死神と暗い引きこもりの漫画を描かない事象漫画家のやりとりがテンポよく進むので、あっという間に読み終えてしまいます。 でも生きることについては考えさせられる本だと思いました。奥が深い。 続きがあるようなので、読むつもり。 一番大切なことを、いつも後も後回しにし続ける人にはぜひ読んでほしい本です。

    2
    投稿日: 2018.11.06
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    漫画家志望でオタクで半引き籠もりの二十九歳ニート青年が出会った、死んだことに気付かない人間を説得する死神の男。孫娘の前で崩壊する女性や花嫁の傍らでちゃんと死ぬ花婿。とぼけた死神がペラペラと語るドライさや軽薄にならない軽快さ、テンポの良さに引き込まれた。メタ的なエピローグはない方が良かったなあ…。

    2
    投稿日: 2018.10.10
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    献本当選しました。 ありがとうございます! 冷徹であり時に人間(子供)らしい振る舞いを見せながら、頓狂な発言をしつつも坦々と至極全うな真実(=現実)を語り仕事を遂行する死神。 自分を卑下しながらも性根は優しく分析・想像(時々妄想)・理解に長け、明日(=未来)を信じ、ひょんなことから死神の仕事を手伝わされる男。 終始、夫婦漫才のような掛け合いにクスッとさせられるが、"残念なお知らせ"をもたらす死神の横で、葛藤する彼が直面した"現実"から得るものは何なのか。 (クライアントがあまりにもあっさり受け入れる展開はやや物足りなさを感じたけれど…) 最終盤の出来事は、現実?夢?それともまやかし…? 私は、死神が感じた人間の部分に彼の想いが届いたと信じたい。

    2
    投稿日: 2018.10.06
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    死神は好みのジャンルなので素直に楽しめた。こんな死神がそばにいたら死ぬのも怖くないだろうなと思った。主人公が死を受けいれて(既に死んでいる?)、何か気負っていたものが吹っ飛んだ様子が清々しさかった。 続編も読んでみよう。

    2
    投稿日: 2018.09.02
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    すっごく久しぶりに一気読みしてしまった。 この人の文体と私の好みが合致したからでしょうね。 途中までは『驚くほど一切の救いがない話だな…』と思って読み進めていましたが、まさか最後であんな展開になるなんて。”世にも奇妙な物語“をコミカルに読みやすくアレンジしたような印象を感じました。

    1
    投稿日: 2018.06.29
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    夏の塩のイメージで読んだら主人公が冴えなさすぎてびっくり。 ただ、ぐいぐい引き込まれるストーリーは健在。 最後の最後まで。

    1
    投稿日: 2018.01.07
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    最後のオチがびっくりでおもしろかった。 こうだろう、こうだろう、と思ってたら、そうじゃなくて。 あれ、やっぱりそうなんじゃないか! って思ったらひっくりがえされて、でも……。 意外でした。

    1
    投稿日: 2017.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    設定は面白かった。結局は梶を成仏させるために手伝わせた、というていの漫画のネタということでいいんですよね?

    1
    投稿日: 2017.08.01
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    半ば強引に 死神業の手伝いを させれられる梶がみた 最後を意識のある状態で 迎えた人たちの物語 安易な救いに逃げることなく 粛々と死がやってくることに 梶が 考え込んで行く気持ちが よく分かる内容でした

    3
    投稿日: 2017.07.21
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    登場人物よりもストーリーに惹かれて最後まで読んだ。登場人物には最後まで惹かれず。あちこち身につまされたり苦笑いしてしまう点があって、読んですっきり、とはいかないように思う。 今できることは今しなければ、と思わされるけれども、読後のなんとも言えない後味の悪さがあって再読の予定なし、次巻もしばらくは探さないと思う

    0
    投稿日: 2017.02.01
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    前情報なしの衝動買い。 本屋さんで「何かないかな~」って見ていたら、≪2016年女性に最も読まれた本≫的なポップで平積みにされていました。 ライトノベルで読みやすそうだし、表紙の死神も素敵だったので即買い。(笑) 伊坂幸太郎さんの「死神の精度」もそうだったけど、死神って言われて誰もが想像する像とまったく違う死神が登場する。どちらも人間とは「死」に対する価値観が違うから一般人の主人公とはいろいろ行違う。 こちらの死神はさらにイケメンで軽い。 でも、そんな死神に振り回されながら、なんとなく時間を無駄にしながら生きてきた主人公は「生きること」について「死ぬことについて」考えることとなる。 読みやすくポップな展開ながら、ちゃんと伝えたいことが伝わってくる作品でした。 手軽さからも若い層の人たちに読んでもらいたなと思いました。

    1
    投稿日: 2016.12.31
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    かっこよすぎる死神と漫画家志望のニートの梶.最後で妄想が現実に追い付くような不可解な構造.死んでることに気がつかず習慣で動くというのが,ゾンビではないながら不気味.

    1
    投稿日: 2016.12.06
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    明日やる、そのうちやるは、止めて、今日できることは今日やろう、人間明日はどうなるかわからないのだから… と、美しい死神をとおして語ってるんですね。 ストーリーはまあ… そんなことだろうなと想像はついたけどね。 ラストの章は、ちょっとどう判断して良いのか(笑)

    1
    投稿日: 2016.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の写真をおばあちゃんと一緒に撮るあたりの展開から、あーこれはこの主人公も死んでるなぁーと思っていたらそこからまたさらにもうひと落ちあって、足元をすくわれた。 次巻はどういう展開なのかが気になる。

    1
    投稿日: 2016.10.21
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    死神と会って死期を悟るのではなく既に死んでいることを自覚させられるって…あー業務っぽい死神だなぁって思いつつ憎めませんね。 最期を感じることで本領発揮できるパワーもわかるからラストもすごく納得できて。 余見さんは美形キャラでなきゃダメです。

    1
    投稿日: 2016.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    榎田ユウリさん網羅しつつある(笑) うーん主人公が共感できちゃうからやだ(笑) 死神はかっこいいんだろうけどなんか軽いし あんまり好みじゃないかな イイハナシ系はあまりすきじゃない

    1
    投稿日: 2016.09.26
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    読みやすく上手くまとまっていたと思う。 会話のテンポも丁度よく、死神と主人公の掛け合いも面白い。 たぶんこうなんだろうな、と思っていたことがやっぱりそうで、だけどそのふせんも自然でスムーズに読める。 「ほとんどの人間はね、『言いたいこと』しか言わないんだよ。『言うべきこと』じゃなくて『言いたいこと』ね。あるいは『言っても言わなくても、どうでもいいこと』そういう人は嫌われないよね。害がないし。だって『言うべきこと』ってだいたい耳の痛いことだから」 「遅いんだ。なにもかも。なんできみらはいつもそうなの?自分はやれたのに、やらなかったことを、終わってから嘆くの?人間ってのはね、いつか自分が死ぬことを理解している唯一の生物だよ。だから言葉を得て、智恵を繋ぐことを覚えた。文字を発明して、書き残すという手段を使った。先人たちはみんな言ってる。人生は短い、だから為すべきことを為せって言ってる。なのに理解していない。明日死ぬとわかっていたらすることを、今日という日にすることはない。一番大切なことを、いつも後回しにし続ける」

    1
    投稿日: 2016.09.12
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    「残念ながらあなたは死んでいます」 死んでしまったこと気が付かず普通の生活を送る人に 引導を渡す役割のイケメン死神 ニートでひきこもり、妄想全開!の主人公が 何故かアシスタントを務めるハメになり。。 いくつかの「死」を見たあとに、主人公が行きついた 衝撃的な事実は。 全体に漫画チックな小説。 アニメ化にむいてるかも? ラストのっひとくだりは、個人的にはいらなかったかなぁ

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    投稿日: 2016.06.08
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    一般的な死神のイメージとは異なる死神。 外見とかもそうですが、仕事?内容がユニークです。 死んでいるのに気が付かない。 死んでいるのに納得しない。 その理由は人それぞれで。 重たいテーマなようですが、引きこもりで現実逃避が激しい主人公と、緊張感にかける死神のキャラクターのおかげで、重たさはなく。 読みやすかったです。 結末が意外でした。

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    投稿日: 2016.06.07
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    榎田さんは魚住くんシリーズを読んでいましたが、新しいレーベルに登場したと知り読んでみました。(魚住くんはBLものです) 死神お仕事小説って感じですが、死んでるのに生きてるってのが面白いとこだと思います。 主人公ニート梶真琴くんのダメダメさが憎めず一気に読めました。 美少年を描くのはさすがだなと思った!

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    投稿日: 2016.05.12
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    短編オムニバス。 主人公の目の前に現れた奇妙な死神と一緒に、「死んだのに死んだ事に気付いていない」人々を案内していく。 死神との組合せは珍しくもないが、おたくで引きこもりの主人公のキャラがリアルで、会話の掛け合いがとにかく面白い。 淡々としているようで暖かいお話だった。

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    投稿日: 2016.05.02
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201603/article_2.html

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    投稿日: 2016.03.04
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    身につまされる……。 という個人的な呟きはさておき、ものすごい山場があるわけでないなりに始終次の展開が気になってなかなか読むのを中断できないお話。一気読みしてしまった。 話のオチというか仕掛けというかの部分は途中で想像がついてしまったので特に意外性はなかったけれど、そこに至るまでの過程とその後のもう一捻りが面白い。 主人公の梶は意気地がなくて行動力もなくてそのくせ妄想は大得意でとても駄目でどうしようもない奴。でも憎めない。自分が彼に少し同情してしまうからかもしれない。駄目だけど根は善良でいいやつ。 そして死神の余田もまた、「これはひどい」と言いたくなる言動だけど憎めない。死神にはまったく同情出来ないけど何故か憎めない。酷いけど不思議といいやつ。でも酷い。人間とは異なる倫理概念で生きてるんだからそりゃ当たり前だけど酷いんだこの死神。そして酷いけど振り返れば仕事ぶりは的確だった……。 一冊ですっきりとまとまったお話ではあったけれど、普段は遠い概念である「死」について実は常に傍らにあるのだと感じさせられる作品。読み終えた後で後回しにしてたあの用事片付けなくちゃな、と思わされた。

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    投稿日: 2015.11.30
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    新潮文庫nexとは、創刊100年で贈る次世代ラインナップのレーベルだそうです。つまり、ラノベから文芸へと誘導したい策なんですね… 毎日何もしてないニートオタの梶の前に突然現れた、とってもドライな死神の余見。 彼はいろいろある死神モノ作品の中で、一番辛辣なことをぽんぽん言ってくるキャラでした。 梶はほんとにダメダメな性格なんだけど、その言動が何となく自分にも思い当たるフシがあって嫌なもの見ちゃった感がハンパなかったです… 自分の生き方と照らし合わせてしまいました。 今日やれることは今日やるべきですね。明日やれることも今日やったほうがいいです… これ読んだら明日やればいいやとか思えなくなっちゃいました。 榎田作品にはジャンルにかかわらず「死」を主題にしたものが多くありますが、この話はそんなセンセの死生観が良く出ていると思います。 ラストのまとめ方は、きっとシリーズ化見越してのカタチだと推測。

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    投稿日: 2015.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割と設定は好みだけど主人公が良くも悪くも嫌すぎる 森絵都さんの「カラフル」や伊坂幸太郎さんの「死神」シリーズに比べると読後感が悪いなぁ、と あえてこの二人とは違う印象の話にしようとして失敗している感じがしないでもない 文章は読みやすくて途中まではどうなるかはらはらしたけど、なんかがっかりな印象

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    投稿日: 2015.09.19
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    終始サラサラと読み進められた。 死神がいくら格好良い描写でも 惹かれなかったのは、 自分が熱いオトコ好きだからなんだろう。 今を大切にしよう

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    投稿日: 2015.09.08
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    全く予備知識なしにジャケ買い(^ ^ 死に神と、死に神に翻弄されるニートの キャラクター設定が秀逸(^ ^ また死に神の能力や「設定」が細かく気配りされていて、 突飛な話ではあるのに素直に楽しく読めた。 「最後に父に送るメール」も、シャレが効いてる(^ ^ エンディングは、救いがあるような無いような...(^ ^;

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    投稿日: 2015.08.26
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    引きこもりニートで妄想癖のある主人公が、ひょんな事から出会ってしまった死神のお手伝いをさせられるお話。 ちょいちょい考えさせられたりするけど、全体的にはさらっと読める。 手続きのサインでちょっと誤字があると突き返されちゃうみたいだけど、字が書けない人や旧漢字で登録してるの知らない人や名前すら忘れている人からはサインどうやってもらうんだろ? 死神にやれる事とやれない事がはっきりしているようでいて結構曖昧な感じがした。  移動手段は現実的なものしかないみたいだけど。 エピローグは個人的に嫌いじゃない。 ハイムリック法!

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    投稿日: 2015.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    電車を待つ間に読みたかったので、表紙買い。 主人公はニートで、引きこもりで、妄想万歳な超ダメダメな感じの男。その男の前に「死神」なる者が現れて、彼に「自分の仕事を手伝え」といって、「死んでいるのに自分の死を自覚していない死人に、死を自覚させるサインをもらう」仕事をさせる。 なんとなく途中で先が見えちゃうんですけどね。人間っぽい感情をもつ「ニートの男」と、全くそういう感情に頓着しない「死神」とのやりとりがテンポよく、あっという間に読めます。実際にニートで引きこもりで妄想上等!の人には、きっつい言葉も書いてあるので健康な人向けです。

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    投稿日: 2015.08.18
  • 毒舌!死神登場

    タイトルと表紙絵が目につき購入。 死神と死神のアシスタントになったニートの梶君が死んだ事を自覚していない人に死を受け入れさせるまでのお話です。 重い内容かと思いきや、各話ともにおだやかな終わりのため読みやすく良いです。 死神の性格の悪さや毒舌が、また面白いです。 結末は予想できませんでした。

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    投稿日: 2015.08.04
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    なんとなくタイトルからして面白そうだなと思って読んだけどまあまあ。ラストのオチを含めもっと面白くなりそうな題材なのに惜しい、という感じでした。

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    投稿日: 2015.07.22
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    かるーい、ゆるーいファンタジーです、花と夢的な、、 引きこもりの主人公が遭遇した死神は容姿端麗でうさんくさい人物。死神のアシスタントとして人の死を短編的に見ていきます。 個人的には軽すぎて中味がスカスカに感じてしまいました。 今風で悪くもありませんが

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    投稿日: 2015.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    半引きこもりのオタニートの主人公が、イケメンで毒舌な死神の助手をするお話。 言い訳ばかりで大切な事から目を背ける“人間”に対する、死神のセリフが容赦ない。“明日死ぬとわかっていたらすることを、今日という日にすることはない”ー本当にその通りだなと耳が痛い。 途中までは予想通りの展開だったけど、ラストは予想外の展開。ライトな感じで読みやすいけれど、死を扱ってるだけに意外と重くて、生き方とか死に方とか、いろいろ考えさせられる。

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    投稿日: 2015.06.16
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    タイトルに惹かれて読んでみましたが、個人的な評価としては「微妙」でした。設定上仕方がないけれど、登場人物に好感が持てなくて(死神は美形だけど毒舌すぎるし、主人公は根暗な引きこもりだし)、いまいち面白いと思えなかったんですよね。 死について、そして生き方について、考えさせられる場面もあったんだけど、なんだか弱いというか、揺さぶられるほどではなかったかなー。 「死神」キャラなら、私はやっぱり伊坂幸太郎さんが描く千葉さんが好き。

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    投稿日: 2015.06.11
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    ざっくり言えば、ニートが死神と出会って何やかやあって脱ニートしようとする話。 途中でオチが読めてしまったのとエピローグは必要だったのかなというもやもや感で評価は星3です。 キャラクターはまあ面白いんだけど内容があっさりしすぎてて拍子抜けした感じかな。 エピローグのせいでラノベとも一般文学ともつかない中途半端な印象。 どちらかに突き抜けてほしかった。

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    投稿日: 2015.05.01
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    行きつけの喫茶店にて、ふと聞こえてきた会話。 それが、死神と出会うきっかけになってしまった。 確かに、これだけ聞いたら詐欺師。 しかし現実(?)はさらにすごい状態。 この濃い状態が何と2日間だというのに 最後の方で気がつかされました。 濃すぎたせいでしょうか…。 そして最後。 そういう落ちか! と思ったら…まさかの2度目落ち。 どこからが本当で、どこからが嘘なのか、と ひっ捕まえてがくがく揺さぶりたい状態でした。 出てくる…というか、進行役? が死神なので ものすごくドライです。 さくさくです。 そのわりに、漫画への食い付きが素晴らしいです。 とはいえ、関わりないもの、と区切ってしまったら 人間だって、結局こんなものです。 そんな人間である主人公は、ちょっぴりと 人とかかわってレベルアップした状態?

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    投稿日: 2015.04.22
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    ”ここで死神から残念なお知らせです。”榎田ユウリ著 新潮文庫nex(2014/12発売) (イラスト:THORES柴本) ・・・梶真琴が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だと宣(のたま)う。漫画家志望で引きこもりの梶は、なかば強引に死神業を手伝わされることに。(公式サイトより) ・・・予想通りの展開から予想通りのラストへ、と思いきや予想外のラストでした。 読後感の良い作品でしたが、ちょっと死神の傍若無人さが鼻についたか。

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    投稿日: 2015.04.21
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    「私、死んでいるの?」「はい。ご愁傷様です」 梶真琴(かじまこと)が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だと宣(のたま)う。漫画家志望で引きこもりの梶は、なかば強引に死神業を手伝わされることに。最期を迎えた人々を問答無用であの世へ送る、空前絶後、死神お仕事小説! ――あなたは、死んでいないと言い切れますか?

    0
    投稿日: 2015.04.20
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    若い人にも、私のような平均寿命をとっくに半分以上過ぎた人にも読んでほしい作品。 私がこの10数年読んできたのは榎田ユウリ作品より榎田尤利作品の方が圧倒的に多いのだが氏の作品は読むと必ず何かメッセージを残してくれる。 この作品は終始「人は必ず死ぬのだよ」と繰り返す。人は死ぬのは当然の事だし、自然の理で誰も抗うことも覆すこともできない事実だ。 しかし死が10年先か1年先か、明日か、1分後なのか。誰も分からないのに自分の事だと思っていない。それは多分ずっと先の事だと私達はなんとなく思いこんでいる。いや、思いたいのだ。できれば死の瞬間まで自分の死には触れずにいたいのだ。(たとえ墓や葬式の心配はしても) 必ず来る自分の死を受け入れられないから、生きることも中途半端なのだ。したい事、しなくてはいけない事を怠惰に先延ばししている内に死は目の前に迫っているかもしれないのだ。 主人公の梶は最後の最後で生き抜いたのかもしれない。それは死神の気まぐれだったのか死神の上司の采配だったのか。色々想像できるけれど、ラストのエピソードがなかったとしても私は梶はちゃんと生きたのだ思うことができた。 梶は死神の手伝いをしながら人の死に向き合い、自分を慈しんでくれた人達の思いを受け取っていた事を知り、死んでいたけれど生き抜いたのかもしれない。そう思う。だから読み終わって、ひどく切ないけれど救われた思いがするのだと感じた。

    11
    投稿日: 2015.04.06
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    死神さんの言葉がぐさぐさ刺さるなあwww 会話のテンポがいいので読んでいて楽しかった。重たくなりそうな内容ですが、最後まで読めました。実際はどうなんだろうなあ……。

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    投稿日: 2015.03.26
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    死神の精度 のラノベ版???? とりあえずアオリに「前代未聞!」とか使うは、どうかな… 伏線がすごくあからさまで、途中から展開分かってしまったのが残念でした… 梶くんはすごく誰にでも思い当たる負の部分(ネガティヴ人間だけかな?)を背負いまくってるので、「あっ心が痛む!!」って思いました。

    0
    投稿日: 2015.03.18
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    梶くんが自分と似てて余見の言葉が結構刺さる... 読み終わった後の自分の手の冷たさに驚いた(冷え症)

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    投稿日: 2015.03.09
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    タイトルが、気になって購入。 はじめの主人公描写が、リアルで笑いっぽくかかれてるのが、逆に痛い感じで、なかなかすすまなかった。 美形死神がでてからはさくさく読めたけれど、死とはという概念の説明がところどころ、冗長的すぎる部分がある気がした。 主人公と死神の関係は予想通りだったけど、ラストの漫画家エンドは逆転劇がよかったです。でもラストは死神らしく終わるんだというのも、怖さがあってよかったです。 スマホを駆使する死神でした。名前は余見透(よみとおる) 死神と人間との思考のズレみたいなのは、伊坂幸太郎さんの死神の精度の千葉さんにも言えるけれど、死神のでる物語にひかれてしまうのは、生き物はいつかは死んでしまうから、死んだ後とか、死ぬときのこととか、どうしても考えずにはいられないからなんだろうな。 編集者の高橋さんと同じく、ニルバーナ=涅槃のマスターの裏設定とか気になってしまいました。シリーズ化はちょっと難しいのかな。

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    投稿日: 2015.02.22
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    話のテンポは軽やかだけど、生と死のテーマだけに内容は重い・・。軽く読む分にはいいけど、沈んでるとき読むと・・・・

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    投稿日: 2015.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    性格は大きく違うけど、人間社会の常識が通じないシニカルな死神という点から「死神の精度」の千葉を連想。(あちらは天然、という感じですが。) その他、生きることを辛く感じていた主人公が、死に面した人たちを見てその大切さに改めて感じ入るとか、設定的なところでの斬新さはあまりなく。 お話自体は可もなく不可もなくな印象。セリフが多いためか、サクサク軽く読み通せたのは良ポイントでした。

    0
    投稿日: 2015.02.03
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    登場する死神はイマドキ風なノリで、ライトにテンポよく読み進められるも、そこはやはり死神、“生”と“死”については真理や事実をドライに甘い考えをばっさり一刀両断に。まさに正論なので時を漫然と過ごしている我が身としては耳が(目がw?)痛い。死を扱ったにしては単純にお涙頂戴にもならず、なかなか良かったと思います。

    3
    投稿日: 2015.01.26
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    昨年は、コレといったBestな作品に出会うことが無かった。 私的に新たな作品に出会うべきと考え、衝動買い。 と言うか、タイトルが変わってて手に取ってみた。 死神が主役なのか、死んだ(死んでる)人が主役なのか…。 テンポが有って、すらすら読めた。 最後のオチがベタ過ぎる気もするけど、面白かった。 '15.01.12読書完了

    0
    投稿日: 2015.01.12
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    最後の最後は『そうくる⁉︎』っていう展開だったけど、大筋としては先が読めてしまった。 すごくファンタジーとかホラーっていうよりは書いてあることがリアル。 読んでいて『あぁぁぁ…すいません』という気持ちになる事もしばしば。 死神さん超正論なんだもん。

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    投稿日: 2015.01.11
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    さすが榎田ユウリさんと言うばかりの文章の読みやすさ。 でも途中までの展開が予想が付きやすい。 ああ。こうなるんだな、やっぱり。 と思っていると最後にえっ!っと展開になったのが凄い良かった。 でも話の半分以上が読めてしまう展開なのがなんだかちょっと残念。榎田さんの他の作品の方が私的には好み。

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    投稿日: 2015.01.11
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    「いつか明日がこない日がやってくるのに」という一節が印象に残る。自分も色々なものを言い訳にして、今日できることを後回しにしている生活。死神さんの言葉が刺さる。

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    投稿日: 2015.01.05
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    途中までは想像通りの展開となったが、最後の最後でやられた感が。 これは、読む人が想像する余地を残したということなのか? それとも、文章を素直に受け入れればいいのか? ちょっと迷うけれど、この終わり方こそが面白いのかなとも思う。

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    投稿日: 2015.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    榎田さん+とれしばさんとか私得! もともと榎田さんは読みやすいけれど、そんなにボリュームもないとはいえ、通勤行き帰り一回で読み終わるという…。ストーリー展開の肝にちょっと触れますのでご了承下さい。 いやあーオチがね。「やっぱりそうなのかなぁそうなのかなぁ。あああやっぱり!?やっぱりかあああ!ってえ!?あ、そうなのか…ってえ!?!?」という二段返しでね。本編もするすると読めますけど、終盤からのひっくり返しひっくり返されの展開はもう「そうきたか!」っていう。 編集さんの言葉ではないけれど、死神のキャラが立っているのでね、不定期でもシリーズになりそうですよね。恐ろしくさっくり読めるので、そこまでキャラクターの掘り下げとかは無いですが、榎田さんの押し付けがましくない程度の泣ける感じとか、テンポの良さとか、ちょっとずつ良いとこ取りで楽しめる感じなので、本を読むのが苦手な人でもお薦め出来そう。榎田さんの良さの真髄を知るには現在またまた新装版刊行中の「魚住くんシリーズ」だと思いますが…って閑話休題。 「崩壊」あたりの描写はちょっと「幽霊詐欺師シリーズ@黒史郎」の雰囲気を思い出す。あそこまでぐちゃぐちゃどろどろは全然書いていないけれど、方向性として。人の死を、物質としての行く末も正面に据えている感じが。なんとなく。そこだけはもしかしたら少し苦手な人がいるかもしれないけれど。

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    投稿日: 2014.12.30
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    タイトル買いの一冊.ライトノベルだけあって,すいすい読めてしまう.主人公と死神のやりとりが笑いを誘う.結末はちょっと拍子抜け. 以下あらすじ(巻末より) 「私、死んでいるの?」「はい。ご愁傷様です」梶(かじ)真琴(まこと)が、喫茶店で耳にした不可解な会話。それは、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景だった。漫画家志望で引きこもりの梶が、好奇心からその男を追及したところ、死んだことに気づかない人間を説得する「死神」だと宣(のたま)う。行きがかり上、男を手伝う羽目になったのだが──最期を迎えた人々を速やかにあの世へ送る、空前絶後、死神お仕事小説の金字塔!

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    投稿日: 2014.12.28