
総合評価
(37件)| 5 | ||
| 19 | ||
| 6 | ||
| 2 | ||
| 0 |
powered by ブクログあまり読んだことのないジャンルだったけど、語り口に引き込まれて一気に読んでしまいました。久しぶりに良い本に出会えて嬉しいです。
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ浅田次郎の長篇時代小説『赤猫異聞』を読みました。 浅田次郎の作品は『五郎治殿御始末』以来なので、5年振りくらいですね。 -----story------------- 共に戻れば無罪、一人でも逃げれば戻った者が死罪に――激動の時代を描く傑作時代長編。 時は、明治元年暮。 火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち──博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。 牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には……。 幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。 解説/縄田一男 ----------------------- 2012年(平成24年)に刊行された作品です。 鎮火後、3人共に戻れば無罪、1人でも逃げれば全員死罪……「江戸最後の大火」は天佑か、それとも――。 火事と解き放ちは江戸の華! 江戸から明治へ、混乱の世を襲った大火事……火の手が迫る小伝馬町牢屋敷から、曰くつきの3人の囚人が解放された、、、 千載一遇の自由を得て、命がけの意趣返しに向かった先で目にしたものは……数奇な運命に翻弄されつつも、時代の濁流に抗う人間たち。 激変の時をいかに生きるかを問う、傑作長編時代小説! 深川の賭場を仕切っていた博奕うちである信州無宿の繁松、旗本の幕臣で官軍を夜な夜な斬り続けた侍・岩瀬七之丞、30を過ぎた大年増で江戸三大美女と称され夜鷹の大元締である白魚のお仙……「3人のうち1人でも戻らなければ全員が死罪、3人とも戻れば全員が無罪、3人とも戻らなければ牢屋同心・丸山小兵衛が腹を切る」と告げられた厳命、、、 何の縁もないはずの3人が一蓮托生の運命を課せられる……小伝馬町牢屋敷から解き放たれた3人の重罪人は、鎮火報が鳴った日の暮れ六ツまでに戻ってくるのか、それとも戻らないのか、その2日間に、それぞれの身に何があったのかを描く物語。 終盤になって、この物語の主人公は、3人の重罪人たちではなく、別な人物だったんだ と気付かされる展開……丸山小兵衛の存在感の強さが印象に残りました、、、 岩瀬七之丞が、のちに繰り返す「生きていてよかった」という言葉も、ずっしり重い……胸が熱くなるひと言でしたね。
0投稿日: 2024.10.25
powered by ブクログ浅田先生の語りは絶品です。最後の語りまでは闇語りを彷彿とさせる内容でした。残念なのは最終章の無理矢理感です。
1投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ面白く無い訳が無いという舞台設定と侠気溢れる男女の物語からグイグイ引き込まれてしまいます。 時は明治元年の年の瀬。 江戸の町を襲った大火事の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人三人。 博打打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。 牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」の言葉を胸に、一時、自由の身となった三人は戻って来るのか? 幕末から明治へ、激動の時代を生きた人々の不思議な物語です。 死罪を含む重い刑を申し渡された罪人3人だが、「赤猫」(火事による一旦放免)という逃走機会を得ながら、紆余曲折ありはするものの逃げずに指定の刻限までに戻るという義侠心や義理人情が心を熱くする。 一方で彼らの罪の源となった恨みを一身に背負い弱きを助け強きを挫く牢役人。 ネタバレになるので多くは語れないが、胸をすく浅田節が炸裂し読了後にスッキリします。 あと、当時の罪人、牢屋の仕組み、役人、武士の役割や実体、明治政府発足後のバタバタなど、非常にわかりやすく紹介され教養が高まりました。
0投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ博奕と人生の違いは、神に恃むかてめえの力でどうにかするかってことさ 次郎兄ィにしか書けないストーリーとセリフの数々、本当に心に沁みる。 ありがとうございます✨
0投稿日: 2024.04.25
powered by ブクログ明治元年、御一新直後の東京で大火が出た/ 小伝馬町の牢屋敷は囚人を解き放ち、消火後の帰参を待つ/ そこにおいそれと放てない事情を抱えた三人/ 親分に売られ身代わりに収監された深川一帯の大博徒、大政奉還後も官軍を斬って回った辻斬りの旗本次男、奉行所の悪事を知り尽くした夜鷹の元締め/ 珍妃の井戸よろしく浅田次郎らしいインタビュー形式/ 徐々に明らかになっていく火事のあと幾晩かの出来事/ めちゃくちゃ面白いし、東京に住むものとして東東京の当時の状況が非常に興味深い/ 合羽橋が新堀川の暗渠だなんて知らなかったし、浅草寺の東側が火除け地で飲食店は勝手に出されてあたりが繁華になったなんてのも知らなかった/ まったくもって個人的にだが、夜鷹の姉さんの証言を最後に持ってきた方が良いのではないか/ 最初にあるから以後語られる事件の犯人が分かってしまう/
0投稿日: 2023.07.05
powered by ブクログ死罪を含む重い刑を申し渡された罪人3人が、「赤猫」という逃走の絶好の機会を得ながら、紆余曲折ありはするものの逃げずに指定の刻限までに戻るという身を捨てた義侠心や義理人情が心を熱くする。 一方で彼らの罪の源となった恨みを一身に背負い、弱きを助け強きを挫くごとき牢役人に心を強く揺さぶられた。 浅田さんに、また泣かされちゃった。この本も再読本だなぁ〜。(o^^o)v
0投稿日: 2023.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読み直しました。 昔読んだ時より、お仙の「こんな命の瀬戸際に〜やさしく労ってくれる男達を見せてくれた」がなんか沁みた 今まで別嬪が度を過ぎたばかりに被ってきた仕打ちやそんな中どんな気持ちで生き抜いてきたのかを、少し世の中が見えた今だからこそ想像してしまったからかも(十人並みの自分では、美人がゆえに辛い目に遭わされることもあるなんて若い頃は気づけなかったので) 中尾、お仙、繁松、七之丞と来てページ数的にも最後の語り手だな、和尚さんでこの歳ならあの人か、無事で良かった と思いつつ読み進めての杉浦かー!! そして杉浦の口から語られる丸山…正直、個人的に浅田次郎作品でよくある度の過ぎた献身的なのがちょっと苦手ではあるけど、まぁそうなったか…という感じでした 丸山の思いの分三人には幸せになってほしいという気持ちと、いや丸山も普通に生きてて欲しかったわという気持ち 杉浦にとんでもないものを背負わせていったな丸山
0投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログ火事と喧嘩は江戸の花、と言われたのは昔。 時は明治。とはいえ最後の将軍はとうに大政奉還されているのに、新政府の機能は整わないまま、何もかも以前と変わらぬまま物事が動いていた宙ぶらりんな時代の話。 牢人を収監する牢屋敷も多分に漏れず、急な沙汰で一人の罪人が今まさに斬首されようというその時、遠くで半鐘が鳴り響いた。 すぐさま執行は取りやめ、解き放ちの相談が始まる。 その昔、火事が出ると、罪人といえども牢内で焼け死ぬのは忍びないと、一時解き放ち、という決まりがあり、鎮火の後は決められた場所に必ず戻ることとして、全員解放された。戻れば一段階、罪の軽減、戻らなければ捜して死刑。 まぁ今考えればずいぶんとのんびりした話であるが、当時はほとんどが言いつけ通りに戻ったというのだ。 情けには情けで答えるということか。 さて、この牢屋敷には先ほど刑が取りやめになった者の他に、後二人、重罪人が収監されており、この三人の処置を巡り役人たちの議論が繰り広げられる。 結果、いくつかの条件付きで異例の解き放ちとなった。 三人三様事情を抱え、目的を果たすべく向かった先には・・・何とも奇怪な事態が待ち受けていた。 その謎解きは、後年関係者に対する聞き取り調査で明らかにされる。 驚愕の真実。 理不尽な仕打ちを受けても、腐らず真っ当に過ごしていたらお天道様は見ていてくださる、ということか。 ちょっとほろりとして、胸のすくミステリーだ。
0投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログ聞き語りのストーリーは、珍妃の井戸など、浅田次郎さんで採られている展開。それぞれの人から見た様子や思いがわかり、それを他者が述べたものとつなぎ合わせながら、全体を理解したり感じたりするのは面白い。赤猫とは、江戸の火事のこと。明治になってもそのまま伝馬町にあった牢屋から火事で召し放しとなった3人の男女が召し放しとなった後の行動や気持ちの変化を述べていく。
1投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログこれぞ浅田次郎の真骨頂。まるでその時代を生きていたかのような描写力。最後そうなるかー、ときっちり泣かせてくれる。泣かせの次郎、ここにあり!
0投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ノーマークの本だったが、読んでみたらおもしろかった。やはり浅田次郎。 最後は丸山が登場すると思っていたが、意外だった。正義のために戦うところ、いつもながら筋の通った作品であった。
0投稿日: 2019.03.29
powered by ブクログ文句なしに面白い時間を 持ちたい方には ぜひお薦め 読み終えてから 表紙をしみじみ眺めて おぉ この三人が… と感慨に浸りたい方にも お薦め 浅田次郎さん 稀代の時代小説の名手です 登場する人物が それぞれ愛おしい
0投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログ29年11月15日読了。 御一新直後、政府機能が未だ不確かなとき行われた解き放ち。重罪人3人もこの時 解き放たれた。3人の命は一連托生。3人のうち1人でも戻らなければ戻った者も死罪。3人とも戻れば全員無罪放免。 三人三様の胸の内。そして、鍵役同心丸山小兵衛の思い。炎と煙の中で何があったのか。 最後は、涙、涙でした。
0投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログ年を取ったら、涙もろくなった。 この本も、「正義」とは、、 本当の武士の姿を悲しくもあり、このような立場に立たされた者だけの潔さが、垣間見たような気がした。 母方の親戚に、宇垣纏中将が居て、母親はとても可愛がられたそうであるが、やはり、戦いの末、海軍で命を落とした若い兵士を看取るために、空へ旅立ち、海の藻屑になってしまったと聞く。 この本は、200年もの続く江戸幕府から明治へとの変わる混沌とした時代が、背景になっている。 武士が、どのように変わらないといけなかったのか? 又、訳アリの重罪人も、どうして罪を犯したわけでもないのに、そのような咎を受けないといけなかったのか? 赤猫、、、それは放火犯の事で、ここでは、伝馬町牢屋敷における火事の解き放ちを表している。 解き放ちに付き、重罪人と言われつつも、罪を犯したわけでもない3人 無宿者の繁松、羽田者とせがれ、岩佐七之丞、夜鷹の元締めお仙、が、解き放たれるのだが、3人の家一人でも戻らないと、死罪。3人戻れば、無罪。 そして、丸山小兵衛が、責任を取ると、、、腹を切ると述べる。 そして、その後無罪放免になった3人が、成功して、現在を生きて過ごしている事が、ホットしながら読み進んだ。 皆「生きていてよかった」と、感じる幸せを描いていたのだが、、、、 和尚、杉浦正名の証言により、、、最初の「記」で、「後世司法ノ参考ト為ス」迄にてと、、、 「鬼になりたくなかった、不浄であろうと、義の道をたがえぬ武士でありたかった」 江戸と明治へとの流れ狂う濁流を何が何でも、生きていてほしいと思うのは、今の時代の人間なのだろうか?と、自問している私が居た。
0投稿日: 2017.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
浅田節炸裂の一冊。時代の終わりと始まりの狭間における不条理の中「生きる」と言うことを鮮やかに描いた作品。骨太且つ読みやすい、ストーリー以外にも毎度ながら緻密に描かれた下級武士や町人の暮らしぶりや苦悩には舌を巻く。
0投稿日: 2017.02.02
powered by ブクログ御一新の混乱期の江戸の話。展開は読めたけど、最後があの人の視点で語られるとは思ってなかったので、やられたーと思った。
0投稿日: 2016.10.18
powered by ブクログ日本を代表する小説家、浅田次郎。 自分もその作品の発表を楽しみにしている、読者のひとりです。 書店巡りをしていたら、未読の文庫が置かれていたので、さっそく読んでみることにしました。 舞台は明治元年年末の、江戸小伝馬町の牢屋敷。 罪人がぎっしり詰め込まれた牢屋敷に、火事を知らせる半鐘が鳴り響きます。 いくら罪人とはいえ、動けない状態で焼け死にさせるのは忍びない。 火事が多かった江戸ではこのような場合、役人の判断で罪人を解放する「解き放ち」が行われていた。 火が迫る中、解き放ちを決断する、役人たち。 しかし、罪人の中でも3人の「重罪人」をどうするか、意見が分かれます。 結果的に解き放たれることになった、3人の重罪人。 しかしそれには条件がつけられて・・・という展開。 後年になって、関係者5人から聞き取りをするという形で、物語が語られていきます。 それぞれの立場で話をするので、読者には少しずつ、事件における謎が、明かされる構成になっています。 その謎解きとともに、罪人同士や罪人と役人との間の人情味あふれる交流の描き方が、「さすが、浅田次郎だな」と感心してしまう小説でした。 さらに江戸時代の牢屋の運営について、例えば、牢内の管理は囚人の中から選ばれた”牢名主”に采配が任されていた、囚人が多くなりすぎると間引きが黙認されていた・・・等々、日本史の教科書には出てくることのない江戸時代の習わしも、物語の中に散りばめられています。 まだまだ、旺盛に作品を発表をしている作家さんなので、次に文庫化される作品を楽しみに待ちたいと思います。 『天国までの百マイル』浅田次郎 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4062931656 .
0投稿日: 2016.05.18
powered by ブクログ明治初期の粋な(鯔背な)人々の話。描写が本当に美しい。風光明媚を愛した昔の日々を肌に感じます。面白く読めましたが、記憶に強く残る、というほどでもなかったかなぁ。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログ浅田次郎、流石です!不勉強で、赤猫の意味を知らなかったから、妖怪系の話かと思ってた。時代の狭間で起きた大火事の際のドラマ。日本人としての矜持を正されているように感じた。いいものを読んだ。こんな男たちにはついて行きたい。
0投稿日: 2015.12.06複数人の語りで描く『解き放ち』の多面性と、衝撃の結末
相変わらず面白かったですが、浅田次郎作品の中でもこのプロットの面白さは出色の出来。長い江戸時代が終わって、開明な世の中に移る直前の、まさにどさくさ紛れのストーリー。浅田次郎ファンなら必読!
4投稿日: 2015.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「生きていてよかった」 江戸と明治の狭間で理不尽な罪を抱えた三人の罪人。 暮れも迫ったある日、解き放ちとなった。 この三人に生きる希望を、輝かしい未来を与えたのは神でも仏でも新政府でもなく、武士と言っても不浄な存在として先祖代々牢役人を務めた一人の武士だった。 罪人とはいえ、生身の人間を斬ってきた自分自身、先祖の罪を一身んに背負い、自分の命と引き換えに三人の罪人に生を与えたのだと思う。
0投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201507/article_5.html
0投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログ新しい!浅田さんらしくて浅田さんらしくない! 複数人の独白によってその人々の視点から描くっていうおなじみの構成、厚みのある人物や風景の描写は浅田次郎っぽく、後半に突然隆起し、速度を上げるミステリー感は浅田次郎っぽくない。 また好きになった。
0投稿日: 2015.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
浅田節全開。 長編が多い浅田さんですが、ほどほどの厚みの一冊できれいにまとまっていて完成度が高いなと思いました。 明治元年、火の手の迫る牢屋敷から解き放ちとなった罪人たち。 中でも重罪人とされている三人は、全員戻れば無罪放免、一人でも戻らなければ戻った者も死罪、一人も戻らなければ役人が代わりに腹を切る。 関係者への取材という形は浅田作品ではお馴染みの手法で、スッと物語に入れます。 ちょっと地味だけど、ラストはエンタメとしての驚きも用意されている。 二時間の映画にちょうど良さそう。 「法は民の父母なり」
1投稿日: 2015.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おお、これはアタリでした……! ストーリー云々の前に、牢屋敷のシステムや解き放ちのことなど、大層詳しく解説されていて、まずそこに感心するやら感動するやら。 登場人物各々の視点で語られる解き放ちの顛末が、ゆったりとしていながら深みがあって良かったです。 序盤ではさほど重要視されていない丸山小兵衛が、語りが進むにつれて存在感を増していくので、最後の語り手が彼なのだろうと見当をつけていましたが……ううむ、こう来たか。 誰もの生き様も、それぞれに見事です。
1投稿日: 2015.04.04
powered by ブクログ得意の幕末期モノでした。 筋は読めたもののやはりと言うか 最後の盛り上げ方に熟練の技が。 映画になるとすれば西田敏行さんあたりっすかねー。
0投稿日: 2015.03.31
powered by ブクログ読後、すっきり。3人がその後成功したのは、一度死んで命をもらったと思ったからか。本当の主人公はだれか、最後わかった。
0投稿日: 2015.03.07
powered by ブクログ「赤猫」とは放火犯の俗称、総じて火事を指すそうです。厄介な囚人の3人の解き放ち前後の人間性を浅田流の詳細さで調べ、描く。
0投稿日: 2015.02.16
powered by ブクログ『プリズンホテル』『天切り松闇語り』シリーズおよび『蒼穹の昴』『壬生義士伝』くらいまでは単行本で読んでいたのだが、以降、すっかりご無沙汰となっていた著者。 というのはほかでもない。『プリズン~』『天切り~』は気に入っているのだけれども、なんというか武田鉄矢氏主演の映画やドラマに似た「泣かせよう」臭がだんだん鼻についてきたからである。 で、今回、ストーリーが面白そうだったので久方ぶりに手に取る。やはりうまい。だけどワンパターンに感じてしまう(水戸黄門ファン的にそこがいいのかもしれないが)。 現代の山本周五郎と目してはいるのだが……
0投稿日: 2015.02.16
powered by ブクログ博奕打ちの信州無宿繁松 旗本の倅岩瀬七之丞 夜鷹の元締め白魚のお仙 それぞれの牢屋に入った経緯と その後の話より 私は鍵役の丸山小兵衛と杉浦政名の話の方が よかったです お役とはいえ人を切らねばならない立場… 悲しいですよね さすが 泣かせの 浅田次郎さんです! 「いかがか」 「まだまだ」 (T0T)
0投稿日: 2015.02.08
powered by ブクログ明治初頭、ですね。 大火のため小伝馬町の牢屋から解き放ちになった、ワケありの男女3名。 を、関係者の回想で物語る、と。 主役は、この3人ではないのだな。ジツは。 維新後のなんでもかんでも新しくなる時代と、それに抗ってみる、矜持ある「江戸」の人々。 浅田センセらしい作品。
0投稿日: 2015.02.02
powered by ブクログ赤猫とほ、放火犯の俗称。総じて、火事を指すとのこと。火事により伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった博打打ちの繁松、旗本の七之丞、夜鷹のお仙。三人戻れば、無罪。ひとりでも逃げれば全員死罪。 本の解説を読んだときに、太宰治の走れメロスのお話に似ているかと思いましたが、全く違いました。話は、その後から始まり、その出来事に関わった人から話を聞くと言う流れで進んでいきます。逃げた三人も、すっかりひとが代わり、時代の成功者となっている。時代的には江戸から明治にかけて。250年にわたる徳川の世の中が終わり、全ての常識が変わろうとした時代。だからこそ、ヤクザが大財閥の社長になったりできたんだろうなと思います。 殺したいほど憎い相手がいる三人。理不尽のために、辛い目にあうけれど、お互いを近くに感じることで、救われた部分もあったのだろうなとも思う。牢役人の苦労や悲哀もよくわかりました。 初めての浅田次郎さんでしたが、面白かったです。
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログまるで横で語り部が語りかけてるような心地よい感覚.和風走れメロスと言ったところだろうか.浅田さんらしい,人情深く,とても面白かった. 以下あらすじ(巻末より) 時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち―博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には…。幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。
0投稿日: 2015.01.07
powered by ブクログーーー時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち―博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には…。 久々の浅田次郎 人倫、特に男としてどうあるべきかを書かせたら比類なき作家 明治の御一新で世の采配がめちゃくちゃな中で、「よく生きる」ことを目指した男と女の姿を、様々な語り口で描く。 解説にもあるように、いろいろと仕掛けが施された物語なので、楽しんで読んでほしい。 「いかがか」 「まだまだ」
0投稿日: 2015.01.05
powered by ブクログ早々と結末は見えてしまったが、語りのすばらしさが面白かった。 士官学校教官となった七之丞が生徒の質問に回答した負け組の兵学がしみた。
0投稿日: 2014.12.30
powered by ブクログときは、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち-博打打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向かう先には…。幕末から明治へ、激動の時代をいかに生きるかを描いた、傑作時代長編。
0投稿日: 2014.12.27
