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賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―(新潮新書)
賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―(新潮新書)
手嶋龍一、佐藤優/新潮社
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総合評価

22件)
3.8
5
7
4
2
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    物事には必ず裏がある。表に出ている情報だけを鵜呑みにして、難しい事を考えずにのほほんと過ごす事も可能だが、所詮どこにでもある情報に大した価値はない。その価値を議論していても単なる飲み屋で繰り広げられるような薄っぺらい時間潰しのネタにしかならない。知ってるものが知らなかったかの様に(もしくは本当に知らない)振る舞う人に偉そうに話している内容は、聴きたくもないのに耳に勝手に入ってきてしまう。そんなこと知ってるだろうし、多分聞かされた方も明日の朝には何も覚えてないんだろうなと頭の中で一人突っ込んでると、自分の参加する飲み会も上の空、何かつまらなそうだねとツッコミを受けてしまう。私の悪い癖だ。 情報は様々なソースから拾ってくる事ができる。週刊誌や会話やニュースや、会社の会議に出れば、人が集めて整理して分析した結果になって、多少面倒なプロセスを省略して良情報が入ってくる事もある。そうした情報を各方面から集め、それを何に使うか、目的に照らし合わせ、判断したり決断したりする。情報が無いこと、不足することは判断や決断に重大なミスを及ぼす事もある。会社の投資案件の判断ミスなら一企業の生存に関わる問題で済むだろうが(創業者の努力を無にしてはいけないとは思うが)、これが国家レベルの判断になってくると、国が潰れるわけにはいかないから、より多くの正確な情報が国家の舵取りに必要になることは言うまでも無い。 本書は日本のインテリジェンスを牽引する外務省出身の佐藤優氏と外交ジャーナリストの手嶋龍一氏の対談形式で進む。当時2014年は正にロシアがウクライナからクリミア半島を奪い取った年、そのロシアの戦略とウクライナについて、また最近は力を失い消滅に向かっているものの、当時アメリカが最大のテロ脅威として捉えていたイスラム国の問題、更には日本国憲法に絡む集団的自衛権の抱える課題など、どれも国としての重要な決断や判断が必要な題材を並べて議論する。 表のニュースだけを見ていれば結果だけが頭に入ってきて、明日どうなるか来年どうなるか予測もつかない。それが許されるのは長いものに巻かれて心地よく過ごせる人だけだ。大抵そうした人々も防衛予算確保のための増税には猛烈に反対するのだが、それすらもにわか仕込みのマスコミの受け売りをしているだけだ。そこに自分の考えは入ってるだろうか。無駄遣いを先に無くせというのは「無駄遣いの存在を知っていて、これまで指摘してきたのだろうか」。これは極端な話だが、何も知らない人はそうやってマスコミや大衆に踊らされて生きることになる。 私も楽に生きていたいタイプではある。だが、飲み屋でリラックスするために飲んでいたのに、そうして入ってくるどうでも良い会話を耳が勝手に拾ってしまうから、そこから猛烈な情報収集と自分で考えたくなる。この性格は中々疲れてくるし、万年頭痛を抱えている原因なのかもしれない。 兎に角こうした本を読んでいると、自分の知識の浅さにも今更ながら気づき、考えなければならないと身が引き締まる、そんなきっかけになる。

    0
    投稿日: 2023.10.27
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    半分くらいまで読んだが読了したこととする。この二人の共著は対話形式なので、いくらでも本がだせそうな雰囲気。

    0
    投稿日: 2019.06.27
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    インテリジェンスなんてあまりにも自分の生活に関係ない主題なので、特に感想もなにもないのだが、外交とはこう言う思想でやっていくのかと感心はした。読み物としては面白い。

    0
    投稿日: 2018.11.22
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    現在の日本を代表するインテリジェンス、佐藤優と手嶋龍一の対談。 ウクライナ危機などの国際情勢を解き明かす。

    0
    投稿日: 2017.06.11
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    インテリジェンスに通暁しているお二方による、最近の国際情勢や政治に対する現状分析と今後の見通しを述べた対談式の書です。 お二人の書は、毎年一冊くらいで新書化されており、いつも楽しみにしています。 一般的なメディアからは味わうことが出来ない、様々な情報を統合しての見解は、たいへん読み応えがあり、知的興奮を味わうことができます。 今回は、一国の代表者として、アメリカ オバマ大統領と、安倍総理に対する、バックグラウンドから観た、今の政策運営の考察が、たいへん勉強になりました。 我が国では、政治やビジネスの場において、インテリジェンスリテラシーに通じる人材の育成・輩出が、重要だと感じた次第です。

    0
    投稿日: 2017.05.07
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    佐藤さんは反知性主義に関しての発言も、本もあったので、第五章を期待して読んだ。 その点では、あれ?と思う。 あまり正面から反知性主義を論じていないから。 ウクライナやモンゴルなどの「柔らかい脇腹」とされる地域から、核兵器をはじめとする軍事技術が拡散していってしまうこと、小保方さんのような人が生物兵器の開発にリクルートされる可能性があること、もはや普遍宗教になった創価学会が集団的自衛権の議論にどんな役割を果たしたか―という話にハッとさせられた。 イスラム国については、いろいろ本を読んではみるものの、いまだによくつかめていない。 どのような本から読んでいくといいんだろう?

    0
    投稿日: 2017.03.20
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    外交に詳しい二人がインテリジェンスについて対談。ウクライナ問題・イスラム国など様々な事象について議論を展開。気になったのは集団的自衛権について。なぜ安倍政権がこれを押し切ったのかというと1.岸信介が経験した50年前の日米安保条約のトラウマ 2.外務省が経験した25年前の湾岸戦争のトラウマ があるからだと説く。物事が生じるウラには何らかの原因があり、そこには過去の歴史が反映されていることを考えさせられる書籍。

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    投稿日: 2016.10.08
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    この対談シリーズも3冊目。 今回は、ウクライナ、イスラム国、東アジア(北朝鮮、中国等)関連、集団自衛権、反知性主義のレジスタンスの全5章。 対談という形が読みやすく、二人の経歴からインテリジェンスとして読み解くことの楽しさが伝わる本だった。

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    投稿日: 2015.08.29
  • 安全保障法案は誰のため。?

    昨年末の対談はちょうど話題の安全保障法政、2014/7/1安倍政権は集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行った。この時の仮想敵国は北朝鮮なのに、その数日後に北朝鮮への経済制裁を解除した。安倍晋三の言う戦後レジームからの脱却、一般的には憲法改正を意味すると思われるのだろうが、その元となったポツダム宣言受諾の反故と取られると話はややこしい。 安倍総理の靖国参拝には同盟国アメリカが「米国政府は失望している」と明らかな批判をした。日米安保の成り立ちから言えば日本は基地を提供するがアメリカに日本を守る義務はない、これが第一段階で元々反米ナショナリストの安倍の祖父岸信介が対日防衛の義務を押し付けた。岸は再軍備により真の国家主権国家主権を取り戻しアメリカ軍に対する双務性まで視野に入れていた。これが集団的自衛権のルーツとも言える。 また、外務省にもトラウマがあり湾岸戦争で130億ドルを拠出したのにクウェート大使館がワシントンポストに出したクウェートの主権回復に貢献した30ヶ国の名前とともに広告を出したがそこにはJAPANの文字は無かった。当事国以外ではダントツの一位ながらクウェートは意図して外したわけではなく、「湾岸戦争の財政貢献は、誰からも感謝されず、評価もされなかった。」、後の国連PKOが財政不足で苦しんだ例を見ると余りにも評価が低すぎるのだが金でことを済ませる外交の不毛が残った。日本には国連PKOへ派兵するにも法的根拠が整っておらず準備不足だったのだ。 第二次安倍政権で外務官僚は従来の内閣法制局の見解を変えるために、自衛権を集団的とか個別的とか分けずに1本にしようとしたらしい。長官に小松一郎氏を充て、官僚に対しては従来の見解が間違っていたわけではないと押し切った。首都大学東京の木村草太によると政府は二つの自衛権が微妙に重なるケースを探し出した。個別自衛権でも対応できる事態に集団的自衛権を「あてはめ」集団的自衛権行使に風穴を開けようとしたのだ。 安倍政権にとって皮肉な事には、公明党ー現在は何が平和の党だと叩かれているがーによって風穴はむしろ狭められたらしい。例えばホルムズ海峡の国際航路帯はオマーン領海を通っているので機雷封鎖は戦争行為に当たり政府見解に従えば戦闘地域に掃海部隊は派遣できない。2014/7/1山口代表は「憲法上、いわゆる個別的か集団的かを問わず自衛のための武力行使は禁じられていないといった考え方は認めるものではない」と釘を刺している。 解釈の問題で言えば一般的には集団的自衛権に含まれる海上給油を個別的で押し切り、今回は逆に個別的で押し切れるところに集団的自衛権をあてはめた。日本付近の近海で麻生君が殴られた時助けるのは安倍君が助けるのは普通の行為であるとする方が議論としては素直なのだ。 100年前の第一次世界大戦では色々な思惑はあったにせよ、偶発的な事件がきっかけで始まり本来戦う必要のないドイツとロシアが同盟関係の縛りのため戦闘に参加しウクライナを部隊に戦った。これが今のウクライナ情勢に後を引いている。ウクライナはソ連の兵器廠となり、2012年でも米ロ中に次ぐ世界第4位の兵器輸出国だ。 ヘンリー・キッシンジャーの考察では「第一次世界大戦は各国が同盟条件を破ったからではなく、各国が同盟条件を忠実に守ったために始まったのである」。一方でチャーチルは第二次世界大戦については英仏の平和主義がナチスドイツの膨張主義を止めるのには無力で有った、もっと早く派兵していれば大戦は防げたとの見解を示した。ヨーロッパの戦闘に巻き込まれるのを忌避するアメリカに対し、日本が戦争を始めたため同盟条件が発動しチャーチルはナチスドイツ戦の勝利を確信した。 弱腰のオバマだがアメリカ議会は国防権限法の付帯条項で尖閣諸島に中国軍が侵入すれば軍を出動する要件に当たると明確に規定している。有事の場合は議会のガイドラインに従ってオバマが方針を決め責任を取る。国会の制約を受けない閣議決定で集団的自衛権をあてはめる安倍政権、賛成派と反対派は交わらず議論は生まれていないように見える。

    0
    投稿日: 2015.08.03
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    インテリジェンスに必要な事は、愛国心だというのが佐藤優の意見だ。ハッとさせられる。以前読んだ藤原正彦の、論理は情緒を起点に展開するという文脈を思い出す。大事な事だ。論理にしても、技法にしても、それを振るうのは、自らの理念だ。その理念を形成するのが人格、好き嫌い、つまり、愛国心が重要だ。これは企業人にも通ずる考え方であり、意思決定の依拠する理念が、愛社精神に無く、個人利害の場合、あるいは、背任行為を助長しかねない。または、他社を愛するならば、決断は変わるだろう。揺らいではいけない部分。それこそが愛国心なのだろう。

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    投稿日: 2015.07.23
  • 日々の生活、そして生き残るためのインテリジェンス

    本書は同じ著者の前作である、知の武装―救国のインテリジェンス、引き続きインテリジェンスについて語られています。本書では書籍説明にあるように最近(主に2014年)に起きた出来事についてインテリジェンスの切り口で解説されています。 優れたインテリジェンスオフィサーは国家を救う。インテリジェンスオフィサーにとって大切なことは愛国心であると説いています。著者はそのようなインテリジェンスオフィサーが日本に登場を望んでおり、インテリジェンスの文法を身に付けることでビジネスや日々の生活でも役に立つとのこと。企業間取引の窓口を仕事とする身には役に立ちました。ではそもそもインテリジェンスとは何か?疑問に思った方は是非本書を手にとって見てください。

    4
    投稿日: 2015.07.12
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    #読書開始 ・2015/5/19 #読了日 ・2015// #経緯 ・尊敬する上司が同僚に勧めていたため。 #達成、満足 ・ #感想 ・ #オススメ ・対象者(年齢、性別、業界)

    0
    投稿日: 2015.05.22
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    ☆2(付箋9枚/P268→割合3.36%) ・手嶋 彼の経歴を見ると、親欧米派のユシチェンコ政権時代の2005年、半年だけ保安庁長官をやっている。保安庁こそウクライナのインテリジェンス機関の中枢です。  佐藤 ええ、要するにウクライナの秘密警察なのです。従来は旧KGB系のメンバーが主要なポストを占めていました。ところが、トゥルチノフ長官が彼らを全部追い出して、アメリカのCIAと連携を強化すべく、保安庁人事を刷新してしまいました。いわば彼は、現在のウクライナ・インテリジェンスの「中興の祖」。ですから彼はいまでもCIAやイギリスのSISとは関係がいい。こうしたネットワークを背景にしているだけにウクライナではキー・プレイヤーです。  手嶋 ということは、過去はともかく、いまのウクライナの秘密警察は、旧ソ連のKGBとは切れているとみていいんですね。  佐藤 ええ、それに対してモンゴルも含めて中央アジアの秘密警察はみな、今なお旧KGB人脈とつながっている。完全に切れているのはウクライナとバルト三国だけでしょう。 ・佐藤 アメリカのNSA(国家安全保障局)がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していた―ロシアに亡命したエドワード・スノーデン氏が2013年にこの事実を暴露したことで、ワシントンとベルリンの間柄は随分とギクシャクしました。それが何とか片付いたと思いきや、今度はCIAがドイツの公務員を買収し、国会議員の政治活動の機密を探り、ドイツ軍の戦略情報まで入手していたことが発覚しました。それでCIAのベルリン支局長が国外追放になったのです。ここで注目すべきは、この件でアメリカ人が誰も逮捕されていないことです。ということは、外交特権で守られ、逮捕されない立場の者―つまり大使館員の身分を持つ人間が工作活動に携わっていたんです。 ・手嶋 今でも冷戦当時と同じように、「西側陣営」という表現が使われ、アメリカを盟主にイギリス、フランス、イスラエル、そしてドイツや日本がそこに含まれます。とはいえ、インテリジェンス・コミュニティとして「西側陣営」をくくると、それは正確さを欠きます。アメリカとイギリス連邦諸国は、電波・通信の共同傍受を通じて固い絆で結ばれています。対して、ドイツと日本は傍受の基地は提供していますが、その成果の分け前には与っていません。 ・佐藤 プーチン大統領は、ドイツのメルケル政権がEU側の制裁強化には難色を示すはずと読んでいた節がうかがえました。  手嶋 ところがメルケル首相はEU加盟国との連携を優先する決断を下してしまった。確かにドイツは、国内で消費する天然ガスの35%をロシアからの輸入に頼っています。しかもドイツ企業はロシアに様々なかたちでビジネスの出先を築き上げており、その投資額はなんと200億ユーロ、三兆円に達しようとしています。1990年代半ばにドイツに特派員として在勤していた私の実感からすれば、現実の独ロ関係は、こうした数字を超えて、切っても切れない絆で結ばれているように思います。 ・手嶋 2013年に入ると、終戦前後に北朝鮮地域で死亡した日本人の遺骨収集に関する短信が地方紙を中心に報じられるようになりました。個々の遺骨収集団の北朝鮮訪問は、全国紙が大きく報じるほどニュースバリューはありません。でも、ああ、平壌から関係改善のシグナルが出始めたなと、佐藤さんと分析し、原稿に書いたり、コメントしたりしましたね。2014年5月に発表された「日朝合意」の文書にも、日本人の遺骨収集が盛り込まれていた。われわれの読み筋は間違っていなかったわけですね。  佐藤 実は北朝鮮と日本のように国交がない国同士の外交では、「遺骨」というのは関係改善の明らかなシグナルになるんです。 ・佐藤 「情報戦」で重要なポイントは、誰かが事前に重要情報をリークする場合、「こんないいことがあるぞ、こんなことができそうだ」と期待を押し上げる内容であれば、それは成果を潰そうとする操作だとみていい。逆に「これもできない、あれも無理そうだ」と期待を下げるような内容であれば、交渉の成果を引き立たせる操作です。 ・佐藤 「将軍は常に昨日の戦争を戦う」という言葉があります。過去に参加した戦いの体験から抜け出せないまま、目の前の戦争を戦ってしまうことを戒めた箴言です。 ・手嶋 この名著(外交 上・下)のなかでキッシンジャーは、第一次世界大戦の本質に真っ向から挑み、多角的な分析を試みています。とりわけ、この人の慧眼が光っているのは同盟についての考察です。「第一次世界大戦は各国が同盟条約を破ったからではなく、各国が同盟条約を忠実に守ったために始まったのである」と喝破しています。 ・佐藤 じつは、ここで初めて明かすのですが、2002年に私が東京地検特捜部に逮捕され、外務省から休職を命じられていたとき、ロシアやイスラエル、それに韓国などいくつもの国のそ「その筋の人」たちから、「うちで働かないか」とリクルートを受けたんですよ。  手嶋 インテリジェンス・オフィサーとしての誘いだったわけですね。この場合は、ありていに言って、スパイにならないかと誘われたのですね。  佐藤 ええ。驚いたことに、どの国も提示してきた金額がほぼ同じだったんです。  手嶋 インテリジェンスの時価が果たしてどのくらいのものかを知るために、ぜひ具体的な金額を教えてくれますか。  佐藤 うーん、まあ、いいでしょう。家族にも明かしたことがないのですが、年収と経費を含めてしめて5000万円でどうか、というオファーです。じつは、外務省時代も、年収が1000万円、使っていた経費が3000万から4000万円でしたから、要するにこのくらいの金額が、私の「適正価格」だったわけですね。それで三年間ぐらい使ってみて、役に立たなければ用済みにするということでしょう

    1
    投稿日: 2015.05.13
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    第一次世界大戦から学ぶべき教訓の一つは、同盟によって国々が戦争に引きずり込まれたという部分が印象的だった。

    0
    投稿日: 2015.03.06
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    佐藤優さんと手嶋龍一さんの“世界を読み解く対談集”、第3弾。 相変わらずに2匹の獣がじゃれ合うかのような面白さです。 題材は、ウクライナ、イスラム国、東アジア、集団的自衛権、 そしてまっとうな意味での“愛国心”、な感じで。 興味深かったのは、いわゆる“公開情報”を分析するだけで、 国家が生き抜くための“インテリジェンス”を抽出できるとの点。 そして、右派にも左派にもそれぞれに批判を加えながら、 見失ってはいけないのは愛国心であろうとは、なるほどと。 いずれにせよ、ブレない“軸”を作っていかないとなぁ、と。 ん、「イスラム国」の傍若無人さから始まった今年、 この1年を生き抜くためのヒントがちりばめられているのかな、なんて。

    3
    投稿日: 2015.02.02
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    いつもの通り、重複は多いけど、第四弾ということもあり、より噛み合ってる感じはある。ウクライナ、イスラム国、集団的自衛権など。

    0
    投稿日: 2015.01.22
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    諜報員は金を出してくれる親分に忠誠を尽くす、これが鉄則。 力の本質は存外に単純。どの国の暴力集団でも、親分はいざっているときにはやるという構えを見せて、組織にも睨みを聞かせている。インテリジェンスは年季だから、今の日本の新聞のべた記事も捨てたものではない。 国際政局で重要なのは、自分がどう考えているかではない、自分がどう見られているか。 インテリジェンスの神髄は型破り・ 歴史の中に分け入り、歴史から学ぶこと。

    0
    投稿日: 2015.01.09
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    日ごろのニュースで、点と点でしか理解していなかった政治事象を線で結ぶ解説をしてくれる本です。またその線の結び方も素人では気づかない歴史的背景を持った洞察であり、非常に内容が深いと思いました。私もこのくらいの洞察力を付けたいと思いながらも、まだそこまでの情報がなく、勉強の必要を感じました

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    投稿日: 2015.01.04
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    手嶋氏と佐藤氏によるインテリジェンス対談第三弾。ウクライナ問題、イスラム国、集団自衛権等世界、日本の最新情勢の真相が分かり易く解き明かされている。

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    投稿日: 2015.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐藤優と池上彰の「新・戦争論」の発売が2014.11で、その1ケ月後の2014.12にこの本が発売されている。 当然テーマとしては重複しているものが多いが、内容は前者もなかなか面白かったが、本書の方がさらに面白い。 これは池上彰と手嶋龍一という対談相手の違いから来るのは当然だが、佐藤優は相手の議論の深さに合わせて、発言内容の深さを変えている。 つまり池上彰よりは、手嶋龍一の方が掘り下げ方が深く、それに相応して佐藤優がより切り込んだ意見を出している。 幾つかのポイントを見ると、 【ウクライナ】 ・G7がロシアとの着地点を見出すことは、安易な妥協だとして批判があるだろうが、モスクワを北京・テヘラン枢軸側へ追いやって良いのか。プーチンはウクライナをNATOに渡す事は容認しない。(佐藤) ・第2次大戦で、赤軍がドイツを占領するや、真っ先に探したのがロケットの開発技術者です。その研究・開発・生産の拠点となったのがウクライナ。しかもその拠点は、親ロシア派とウクライナ軍が戦闘を繰り広げている東部と南部に集中している。(手嶋) ・元外務官僚の宮家邦彦氏が「米国の知らないところで、将来独露間にクリミア併合を黙認しウクライナを緩衝国家とする密約が結ばれる可能性はないだろうか・・・戦前の独ソ不可侵条約と同じことが再び起こらないとも限らない」と産経新聞に書いているが、これはヨーロッパの然るべき筋が安倍氏に近い宮家氏に伝えた「内緒話」だったと思います。(佐藤) ・・・・この話を読んでアメリカのNSAがドイツのメルケル首相の電話盗聴をしていた事に合点がいきました。 【イスラム国】 ・アメリカに限らず、政治指導者のもとには政治決断の選択肢が下から上がってきます。 この場合もきっと①空爆の敢行、②軍事顧問団の派遣、③一切の軍事的関与を見送る。凡庸な指導者ほど②を選ぶ。オバマは②を選択し、その後に①にシフト。オバマはぶれている。(佐藤) ・政治指導者が避けなければならない最たるもの、それが戦力の逐次投入です。ベトナム戦争の泥沼も、最初は軍事顧問団の逐次投入から始まった。(手嶋) ・そうして中途半端なオバマの関与が、反米的なテロ集団である「イスラム国」のイラク浸透を助ける結果になった。「イスラム国」を無力化するためには米軍が地上戦に踏み切る必要があります。しかしオバマにその腹はない。事態が悪化すれば、いよいよオバマは「毒饅頭」に手を伸ばさざるをえないんです。つまり仇敵イランとの連携。(佐藤) ・アメリカの「力の不行使」は「超大国の終わり」の始まりです。そしてアメリカが日本の同盟国である以上、中東情勢を混迷に陥れるだけでなく、東アジアの安全保障にも影を落すことになる。(手嶋) ・アメリカがイランに助けを求め、その結果イランの核開発禁止の手を緩めれば、サウジアラビアをアメリカから離反させる。イランが核を保有する事態になれば、インテリジェンス業界では誰もが存在を疑わない「(パキスタンの核をサウジに持ち込む)パキスタン・サウジアラビア秘密協定」がいよいよ発動される。(佐藤) ・イスラエルも黙っていない(手嶋) 【その他】 キシンジャーの著書「外交」の話が「尖閣を防衛したがらないオバマ」に繋がる事や、番外編で、「外務省から休職を命じられた時にロシア、イスラエル、韓国等の『その筋』」からうちで働かないか」と誘いを受けた事を手嶋が佐藤から聞き出す・・・等々次々と面白い話題が出て来ます。

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    投稿日: 2015.01.03
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    アメリカの宗教 3つ 監督性制 カトリック 長老制 会衆制度 教会が自治運営 同志社やアマハースト イスラムもこれ 政治指導者が避けなければいけない最たるもの、それが戦力の逐次投入 オバマ シリアの化学兵器使用 レッド・ライトしたが、レッドラインを超えてもなにもせず オバマの不決断が中東に出口のない混迷を作り出した 今進行しているのは、アメリカの退潮、中国の拡大、アラブの退潮、ペルシャの拡大 オバマと関係がよい首脳はいない オバマは自らがもつ価値観が自己肥大化し、過剰になってしまった政治家の典型 マニュエルトッド アメリカの民主主義というのは、ピューリタンたちが持ち込んだ思想 ピューリタンは選ばし人間たちには平等を保証、その外側にいるひとには無関心 外交敗戦 新潮文庫 将軍は常に昨日の戦争を戦う 過去に参加した戦いの体験を抜け出せないまま、目の前の戦争を戦ってしまう 剣豪小説 五味康祐 第一次世界大戦は各国が同盟条約を破ったからではなく、各国が同盟条約を忠実に守ったために始まった 東ガリツィア ウクライナ領 中心都市 リビィウ 西ガリツィア ポーランド領 中止都市 クラコフ ノモンハン問題 日活映画 戦争と人間 メルケル首相 東ドイツの牧師の娘 東ドイツのエリート教育を受けている ロシア語も堪能 ロシア人の発想法、行動様式、ウクライナ観、ウクライナ人の価値観もわかっている 第一次大戦の教訓 中立政策は必ずしも国家の安全を保証しない ベルギーの例 インテリジェンス 積極諜報、防諜、プロパガンダ 石光真清 国家のインテリジェンスに関わるものが大切にすべきは愛国心

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    投稿日: 2014.12.28
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    2014/12/23 Amazonより届く。 2015/2/1〜2/6 当代きってのインテリジェンスの巨匠2人の対談本。先日、池上彰氏と佐藤氏の対談本も読んだが、こちらのペアの方が話が噛み合っていて、面白い。しかし、この外交問題が山積している昨今、日本はどこへ向かうのか。政府に有能な人材はいるのか、とても心配になる。

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    投稿日: 2014.12.22