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とんでもなく役に立つ数学
とんでもなく役に立つ数学
西成活裕/朝日出版社
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総合評価

53件)
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    794 面白かった。今まで読んだ数学本の中でも上位。微分積分から現代数学(線形、非線形、ソリトン、カオス、不完全性定理、逆問題etc...)の範囲までを分かりやすく書いてあった。この著者の研究してる分野が「渋滞学」って分野で、車の"流れ"は古典力学の流体力学を使うけど、渋滞には数学では割り切れない矛盾をはらんだ人間の意思が関わってくるからかなり難しいらしい。著者の夢は矛盾も扱える新しい数学を作ることらしい。数学↔物理↔工学↔実社会を川の流れに例えて、数学は最上流に位置する湧き水って表現が凄い分かりやすかった。また、2割の働かないアリが言われた事をしないでフラフラしてる時に別の餌場を見つけたりするらしい。働かないアリは一見無駄なようで無駄じゃなかったっていう話なんだけど、これは同性愛とかにも言えるよね。直接の生殖で子孫を増やすわけじゃないけど、その種の子孫繁栄に関係があり、貢献してるって記事読んだことある。https://gendai.media/articles/-/105957?page=2 数学ができる人たちは共通した特徴があります。まず、前回話したように論理を追う事が出来て、常に注意深いということ。石橋をたたいてわたるように、一歩一歩、「本当にこれでいいの?」と確認する疑い深さがある。そして、同時に大胆でもあること。いつもは慎重に橋を渡っているけれどある場面で突飛な策を繰り出してパッと遠くにジャンプする、そんなイメージです。 さらに能力としては、「抽象力」が大事です。前回、ふたつの文をつなぐゲームをやりましたが、あんなふうに、AとBというまったく異なるものを「同じだ」と言うのが抽象力なのです。見えている部分だけに惑わされず、AとBの背後を貫いている共通のものを探せるかどうか。これができる人は数学も強い。 非常にシンプルなことしか考えていないのですが、逆に言うと、簡単なことでうまくいけば、様々な要素がまじり合っている複雑な物事でも、それが元になって理解できることがあるのです。複雑なものをそのままやっていてもどうにもならないので、単純化しているということだね。 慎重だね。数学者も同じで、「いや、これはなんか裏があるよ。ウソくさい」なんて言い出す人が多い。というのは、数学が関わっていることなら、背後に何があるかわかっているからです。そのおかげで何をごまかしているかも見えてくる。 数学者や物理学者は、現象を数式で表すとき、イメージをとても大切にしています。 時間をゆっくり動かし、ほんのちょっとの変化を取り出して、それを気長に細かく分け、変化に関している要因を割り出すのが微分。そして、その、ほんのちょっとの変化、前のコマと次のコマの差を、気長に積み重ねていくのが積分です。スローモーションでのコマ送り(微分)を集めて通常再生(積分)していけば、現実の変化をきちんと表すことができます。アニメーションのイメージを持ってください。こうして、一気に将来を見通すことができる。 魚群探知も、地面の奥深くにある鉱物資源を探査するときも、すべて同じ構造です。このように見えない中身を、音などの間接的な情報から探ることを、数学で「逆問題」と言います。 数学には、実は、このように論理が破たんしてしまう例が含まれていることがわかったのです。この避けられない宿命をまとめたものが「不完全性定理」であり、ゲーデルは数学の論理は不完全だということを定理として示してしまった。数学では、あることが正しいか、正しくないかをきちんと議論するわけですが、論理のたどり方でどちらの結論も導けてしまったら大変ですよね。こういうことが場合によっては起こりうるというのが不完全性定理です。 株価の予測が難しいのは、株価の変化は、景気の動向、金利変動、ニュース報道などいろいろな要因が複雑に関係し合っているからです。それらがすべて別々に効いてくるときを「線形」と言い、ここでは微分法が威力を発揮します。一方、こうした要因同士が複雑に絡み合っているときを「非線形」と言い、この場合、微分法ではなかなか解けないのです。 さて、非線形には、ふたつのものがあって、ひとつがきちんと解けない「カオス」。もうひとつが、ちゃんと解ける「ソリトン」うものです。ソリトンとは、崩れない波のかたまりのようなものを指します。 いつ崩れるかわからないので、見ていてハラハラしますが、積み上げたコインが崩れる瞬間、私はカオスを思い浮かべます(笑)。微分方程式のスローモーションの積み上げの途中に、カオス的な要素が入っていると、それが将来予測を完全に崩してしまうのです。 でも、私たち人間は矛盾だらけですね。「あの人が好き、でもあの人が嫌い」みたいな相反する感情を同時に持つことだってある。人間は数学の理論通りには動かないし、感情的にふるまって、理屈を超えた行動をとることも多い。こうしたことを計算機のプログラムに単純に表現できるはずがありません。私の夢のひとつは、矛盾も扱える新しい数学をつくることです。これができたら、人間心理も織り込んだ、もっと血の通った数学になるような気がします。 現実の人間社会と数学が想定している世界にはギャップがあります。矛盾やジレンマの中で、数学がこれからどのように人間社会の問題を解いていくことができるか、これが一番難しいところですし、私が今、最も興味のあるところです。人間行動の科学的研究は、まだ入り口付近に位置していますが、それでも一歩一歩新しい発見がある。渋滞の研究を通して、数学と心理の妥協点を見い出せないか、常に考えています。 まず、数学と社会がどのように呼応しているか、その仕組みを見ていきましょう。数学から社会までの流れは、川の流れにたとえるとわかりやすい。山からの小さな湧水が、だんだん集まって大きな川になり、それが最後に海に流れ込むよね。数学は、まさに最上流に位置する湧水のようなものです。その湧水をいろいろな要素と結びつけて、より現実的に育てていくものが物理で、さらに実際の応用を意識した研究が工学。それが社会に流れていき、私たちの社会にたどりつくのです。海に流れた水は蒸発して大気中に出ていき、雨になって山に戻ってきますが、このような大循環は、数学と社会の呼応にもあてはまります。実際にある問題から新しい数学が生まれたりもして、全体でループを描いているようなイメージです。 ところで、この川の流れの中にある数学、物理、工学、実社会には、それぞれ壁があります。まず、数学者と物理学者の間には、文化の違いがある。数学はふつう、理想的な世界を規定し、登場人物をすべて定めてから研究をはじめます。一方、物理は、数学にくらべると生の現実を相手にすることが多いので、研究のスタート時点では暗闇に飛び込んでいくような怖さもある。途中で思わぬ登場人物が現れて、筋書きがどんどん変わってしまうので、経験や直観で論理を補いながら前に進んでいくイメージです。理想郷に慣れた数学者は、現実のゴチャゴチャしたいい加減な世界を嫌って、物理のほうに歩み寄ることをためらう人も多いです。そうなると、数学の武器が閉じた世界の中だけで使われ、眠ったままになってしまうこともある。さらに、物理から工学の間にも溝が横たわっていて、それぞれ頭の使い方が違います。物理など理学系の人は、「なぜこうなるか(WHY)」という原理を明らかにするところに興味を持っています。それに対して現実社会と関わりの深い工学では、問題が先にある場合が多く、「どうすれば解決するのか(HOW)」という具体的なアイディアを考えることが重要な仕事です。 数学から実社会へのループをまわすためには、こうした溝を越えていく、懸け橋になる人が必要になります。みなさんにもそんな人材になってほしいですが、そのためには、どのような分野でも縦横無尽に頭をつっこんでおいたほうがいいと思う。私の研究室では、毎週、外部から講師を招いてセミナーを開催していますが、今日は会社の経営者、来週はミツバチを育てている人、その次はお坊さんとか、様々な分野の人たちに話してもらっています。 なるべく人がやってない領域で、しかも実現すれば効果がものすごく大きいものを探してたのです。調べてみたところ、道路の交通渋滞による経済損失は、12兆円にもなる。年間の国家予算の約7分の1です。これが解消できればインパクト大きいでしょう。それと、私が博士課程の際に研究していたもののひとつは流体力学というものでした。これは物理の中でも古くから様々な研究がなされてきた分野ですが、その専門家の多くは水や空気を研究対象にしているので、車や人、物の流れなんて、ほとんど誰も手掛けていなかったのですね。でも、同じ「流れ」つながりで、相性が良さそうだという直感があった。 嫌いで遠ざけてばかりいると、何も発展はないよね。時には嫌いなものを敢えて受け入れてみることで発見が得られるのだ、ということがわかりました。 渋滞学で最も難しく悩ましい問題は、対象として人間の行動を扱っているところです。 感情というのは主観的なもので、ふつうは客観的に数値で表せません。たとえば「うれしい」という感じ方は、人によって違うので、なかなか数値化しにくい。でも、このように工夫次第でそれが可能になることもあるのです。人間は、数学では割り切れない部分のほうが多い。渋滞学では、その数学で割り切れない部分と、数学を使う部分とのバランスが非常に重要なのです。 渋滞の研究と同時に、無駄についての研究も行っていて、自分の研「無駄学」と名づけています。 しばらく考えているうちに、あることが無駄かどうかは、「目的」と「期間」を決めることで判定すればよい、ということがわかりました。たとえば、巣と餌場を往復するアリの行列の中には、餌を運ぶのをサボっているアリが2割程度いることが知られています。これらのアリは一見無駄のように思えますが、たまたま別の餌場を見つけてきたりもする。つまり、餌を運ぶという目的では無駄ですが、巣全体の存続という目的では決して無駄ではありません。 高校のカリキュラム上、勉強しなければいけなくて、当時の私は無駄だなと思ってしまっていました。でも、そのときの知識が今から数年前に役に立ち、専門論文を書いて国際的に評価を得ることができました。ですから、人生長い目で見れば無駄な勉強なんて何もない、と言えます。とくに若いうちは、どんな科目でも一生懸命吸収しておいたほうがいい。 ただ、こういう人物はたいてい学校教育の中では孤立していきます。私自身も精神的に孤立していたのですが、そんな当時の自分を強く支えてくれたものが数学(算数)した。数学で正しいと示せば、それは大統領でも総理大臣でも否定できの私は、大人の論理に勝つためには、もっと数学の力をつけなくてはいけないと、心のどこかで感じていたのでしょう。それゆえ、ますます数学にのめり込んでいったのだと思います。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    わかりやすい解説と具体例が楽しかった。数学の興味深さを引き出してくれる。渋滞学は、誰かに話したくかる内容だった。

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    投稿日: 2022.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者の「渋滞学」のエッセンスがわかりやすく紹介されていて面白い。複雑な問題を解決するには、シンプルな発想が大事なのだと思う。そのために、常日頃から周りのものに興味を持ち、疑問に考え続けるような習慣を身につけたい。

    0
    投稿日: 2021.10.03
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    数学ができる人たちには共通した特徴がある。 論理を大ことができて非常に注意深い。同時に大胆でもある。抽象力が大事。 微分積分はスローモーションを思い浮かべるとわかりやすい。スローモーションでのコマ送り、通常再生ができる。それを見通すことができれば将来を見通すことができる。これは面白い。 非常にわかりやすく説明しているんだと思うが、理解できない。 ゲーム理論と言う話が出てきた。これは、いわゆるゲームではなく、駆け引きと言う概念に近い。囚人のジレンマの例えなどが出てくる。囚人のジレンマ自体は理解できる。ただし、それを数値化するとなると難しい。 この本は中学生、高校生を対象にしているが、難しいと感じる。となると、小学校あたりからやり直す必要があるようだ。 ソリトン理論と言うものが出てくる。 津波や、マグマの噴火のような、大きな力を計算できるらしい。 数学と言うものがいろいろなことに使えると言うのはわかってきた。 この本に書かれている数式についてはよくわからなかった。ただ、数学と言うものがいろいろなところが役に立つ面白いものだと言うことがわかった。もっと数学の本を読み、数学に対する興味を深めていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2020.12.19
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    数学を利用したある事象に対する考え方を授業形式で簡易に表現してくれている。数学のほんの一部分でしかないのかもしれないが、数学がどのように世の中に適応させて考えていくのかが多少ではあるが理解できる。

    0
    投稿日: 2020.07.17
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    https://www.kadokawa.co.jp/product/321406000024/ , http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/tknishi/

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    投稿日: 2020.04.19
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    高校の時に出会っていたかった本 微分や積分など、何のためにやるのか、実際どのような場面で使われているのか。 数学がとても身近に感じられました。

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    投稿日: 2019.07.11
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    高校生に向けた内容なのでぱっと見わかりやすそうだけれど、学校の勉強から遠く離れてしまった身としては難しい。 「役に立つ」という言葉の雰囲気からもっと「こんなところにも数学が」みたいな事例がいっぱい載っているのかと思ったけれど、一つ一つ対話しながら解説していくスタイル。個人で役立つかどうかはわからないけれどクイズを解くような楽しさはある。

    0
    投稿日: 2019.03.31
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    たしかFBで紹介されていた本。 面白かった。 ・渋滞が数学で計算できる。 ・ルールを守って動くのは、実は一番効率がいい。ということが数学的にも立証できる。 ・商品開発にも、数学は役に立つ。 研究図書に入れてもらった本。

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    投稿日: 2018.12.24
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    ●数学の本とは思えないくらい取っつきやすかった。ゲーム理論とか、今までふんわりとした理解しかしてなかったけど、この本を読んでより理解ができた。

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    投稿日: 2018.10.28
  • 数学を楽しむための「考え方」

    数学はとても役にたつ.しかし,それを真に知っている人は少ない.またそれをぼちぼち知っている人すら少ない.真に知ることはほぼ極めることだから,そこまでは難しいけど,「ぼちぼち」知ることは重要だと思う.その人自身にとって便利になるし,その国の知識能力はその国の強さになるし,人類の学問能力は科学の発展にとって不可欠だから. この本は中学生や高校生にとってぼちぼち知るための入門書としてなかなかよい.もちろん,自分のようなおっさんにとっても.人間は死ぬまで(楽しい)学問をするのだから.

    0
    投稿日: 2017.08.19
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    文系の私には普通に難しく感じた。中学生や高校生のころに読んでみたかった。社会の様々な場面で数学は役に立っており、著者のすごさは良く分かった。

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    投稿日: 2017.08.16
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    分野をまたいで初めて「役立つ」ことができるのかもしれない。1つの場所にとどまっていたとて、その中だけ。井の中の蛙。 昔に読んだ「お任せ! 数学屋さん」を思い出した。

    0
    投稿日: 2017.01.30
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    図が印象に残ってるが解説があまり入ってこなかった…数学を通して色んな物事を考えるのとても面白いが少し難しかった。数学好きなだけに残念。

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    投稿日: 2015.04.30
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    もともと理系だったので、懐かしく思いながら読んだ。数学も本書のような導入から入れると、もっと親しみがわき、好きになる人が増えるのだろうな。子どもが大きくなったら勧めたい。

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    投稿日: 2015.03.01
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    『渋滞学』がおもしろかったので期待して読んだ。高校生に向けた授業をまとめたもの。微分の基本からはじめて、数学をつかって実社会の問題を解決するところまでたどりつく。わかりやすくはあるが、ほんとうに理解しようとすると、欠講歯ごたえがある本だと思う。

    0
    投稿日: 2015.02.15
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    高校1年生に微分を使った授業をします。だからとてもわかりやすく授業が進みます。ゲーム理論とか、ソリトン、カオス、セルオートマトンなど楽しい話題満載です。最終章で東京マラソンでいかにスタートをスムーズに行うかという議論は、非常に刺激的でした。なるべく簡単なモデルで、じょうずに数学を使って問題を解決していく。もちろん、西成先生がその場で即興でやったのではないと思いますが、生徒から問題を引き出しながら、こんなものが簡単に解けるのかと思ったら、最後にはスパッと整数解が得られる。気持ちの良い数学でした。さて、最後に、サウジアラビアから声がかかっているという話がありました。メッカに集まる人々の渋滞をどう解消するかという難問を解くために協力の要請があったとのこと。世界で、10人くらいに話があったそうですが、オリジナルな研究をしているからこそ、遠くからもこういう話が出てくるのでしょう。振動経済の話とか、高安秀樹さんの取り組みについての話など、まだまだ続きがききたいと思いました。今後に期待。

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    投稿日: 2014.10.29
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     渋滞学の先生の、高校生向けの本。数学啓蒙書にもなっている。その考え方は仕事にも趣味にも十分活かせる。かなりゆるい密度の本だったのであっというまに終わってしまった、というザンネン感があるが、より専門的な書籍も今後出るだろうから、そちらにも期待したい。説明がわかりやすいのがありがたい。イメージがすぐに沸くのが良い(ネタが初歩的だからかもしれないが、それは初歩的にまでコンセプトを抽出してくれているからだろう。本気でやるとかなりハマる事ばかりでもある)

    0
    投稿日: 2014.06.17
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    わかりやすい数学の本でした。セルオートマトンのところはわかったが、最後の東京マラソンのスタートを円滑にする式は考え方のところで挫折してしまった。

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    投稿日: 2013.11.10
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    代数 解析 幾何 ベイズ推定  微分d differential 小さな差 ナッシュ均衡→相手がどう出ようが,自分が損をしない行動 数学→物理→工学→実社会 ギュスターヴ・ル・ボン群集心理 会衆 モッブ パニック 問題解決のために①対象を絞り込む②仮定する③問題点を定量化(数値で表す)

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    投稿日: 2013.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の子供達に勉強を好きになってもらいたいので、この手の本も読むようにしている。 数学者である著者曰く、数学の場合、実生活に役に立つまでに「数学」→「物理」→「工学」→「実社会」のように何段階もかかるため、なかなか学生に面白さを伝えるのが難しいらしい。 そこでこの本では、著者が専門としている渋滞学(交通渋滞をどのように解消するかを考える学問)を通し、微分積分やセルオートマトン等の数学理論がどのように役に立つかを、具体的に紹介してくれている。 交通渋滞のような複雑にからまった事象(人間の心理も入ったこと)でも、抽象化・単純化して数学理論に乗せることで、法則が導けて解けることがあるのだということ。 「数学なんて社会に出ても役に立たない」とか思っている人に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2013.06.29
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    渋滞を数学的に解消することを研究している著者が高校生に向けて行った講演をもとに書いた本。 平易で、内容も興味をひくものが多く、面白く読めました。

    0
    投稿日: 2013.05.05
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    若い人が読んだら面白いかもしれない。 が、工学部出身のおじさんからすると、工学をやる人間にとっては数学というのはこういうモノであり、物理現象を理解したり、これから起こるであろうことを予測するための道具に過ぎない。 純粋に数学を追究する、追求したいという向きではなく、積極的に世の中と直結した部分で数学を道具にしている世界があるというのが、読みやすい本になった、という点では評価できるかもしれない。

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    父から渡された本。渋滞学を研究されている先生なことは知っていた。 今大学で学んでいる学問がどのように社会に役立つ(かもしれなない)か分かるのはなんだか安心する。

    0
    投稿日: 2013.04.05
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    思った以上に素晴らしい本だった。 数学→物理→工学→実社会という実益の流れを水の大循環に例えた一節は、「なるほど!」と感心。セルオートマトンの有用性も目からウロコだし、渋滞のモード変化を「相転移」に例える表現も秀逸。 「数学なんて、何の役に立つの?」という学生の疑問に具体的且つ判りやすく答えている名著だと思う。

    0
    投稿日: 2013.03.31
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    車間距離を40m以上とると渋滞は緩和される理論を提示した「渋滞学」のように、数学は身近な問題を解決するのにすごく役立っていることが、数学を理解していない人にでも分かる。こんなに理解できるなら、理系に進めば良かったと勘違いしてしまうほど(笑) 数学を暗記科目のように解いていたけど、中の理論ってすごく魅惑的だ。ずっと数学に片思いしていると思う。粘り強く解き続けるど根性さと、直感の発想力で、数学を愛する男の子に恋してるのかも。 でも、数学でもどうしても解けない自己言及のような「不完全性定理」や、「非線形」の問題もあり、そういうところもおもしろい。 微分・積分の意味が分かっただけでも、かなり読んだ甲斐があった。 (微分とは、細かく分ける作業で 積分とは、それを積み上げていく作業 つまり、スローモーションのように時間を細かく区切って、小さな変化を積み重ね、未来を予測していく、計算方法だ。)

    1
    投稿日: 2013.03.29
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    学生の時に読みたかった。 様々な現象を数式で記述し 問題を解決する。数学を無機質なものではなく 社会との繋がりを感じさせながら、 本格的に学ぶ橋渡しになる本。

    0
    投稿日: 2013.03.18
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    今いちスッと頭に入って来なかった。。 日常生活を数学に落とし込んで分解できること、そういった視点で物事を見ること。 新しい視点や解釈を知るきっかけにはなったけど、なんだかこぉナルホド!!というようなガッテン感を感じることはできなかった。 恐らく自分の数学レベルが問題なんだと思ふ。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    渋滞学の研究室は面白いコンサル組織になっているようだ。 ちゃんと理解してる人の噛み砕いた説明は本当にわかりやすい。 数学-物理-工学-社会の橋渡しという説明は、現代社会に必要な人材のあり方として腑に落ちる。

    0
    投稿日: 2012.12.14
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    「とんでもなく役に立つ数学」 教科書からリアルな世界へ。わかりやすくて誰でも使える! 本書は「数学で世界をより良くしたい」と本気で考え、実際に取り組んでいる東大教授・西成活裕が、高校生と共に、数学を使って世の中の問題を解決していこうと、アイディアを展開していく4日間の授業を収録したものです。 例えば、「高速道路では、どのくらい車が密集すると、渋滞が起こるのか?」これは西成教授が研究されている渋滞学です。教授のもう1つの研究分野である無駄学も非常に面白いんですが、ここでは、私達にとって、馴染み深く厄介な渋滞について。 実際の答えは「1km辺り25台、車間距離では40mが臨界密度」となります。つまり、「1km辺りに25台以上の車が密集すると、渋滞は起こります。しかし、1台1台がちゃんと40m間隔をキープ出来れば、渋滞は起こりません」ということ。車間距離40mは後ろにつく車にすれば、どうしても車間を詰めたくなります。しかし、一見得に見えるその行為をすることによって、結局は損をしてしまうわけです。また、1台の車が車間距離を取ることでも、渋滞を防ぐことが出来ます。 現在も研究と実験が続けられている渋滞学ですが、ここで言えるのは、集団の力でも個人の力でも渋滞を無くすことが出来る、ということです。渋滞という現象を数学に落とし込むことで、初めて私達の生活に希望が見えてきます。ちなみに、大活躍してくれる数学は「セルオートマトン」です。この一例以外にも、興味深い題材を扱っています。特に、資本主義の話はとても面白いです。 銀行は利子をつけ、企業にお金を貸します。儲かった企業が利子を含め本来銀行に返すお金よりも多めに返す。銀行は多く貰った分を補填することで、厳しかった企業の借金をチャラにする。これによって、厳しかった企業は翌年ちょっと浮上することが出来る。日本企業の成長率の分布図を描き、どのくらい成長した企業が、いくら多く銀行に渡せばいいか、厳しかった企業にどれくらい補填するかというのをデータから割り出して計算しているということです。 このように、企業が互いに協力し合うことで、常に成長し続けなければいけないというループから外れ、安定した経済を目指す、というのはとても良いです。この考えは、物理と経済を結びつけたもので、高安秀樹さんという方の意見です。この方は実際に多くの銀行を回り、説得されているようです。とても、興味深い。 そして、一番知れてよかったことは「結局互いの為に行動すれば、皆が利益を得る」ということです。数学はそのことを教えてくれます。そういった意味で、数学は重要です。 なるほど、役に立つ。高校生はラッキーだと思います。苦手意識も減るはず。

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    投稿日: 2012.11.13
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    数学嫌いは、こうやって数学に触れればたのしい! 数学なんて社会にでてから使わないじゃん、 なんて言い訳もう言えません。 もっと早くにこういう楽しさ知りたかったな。 自称文系数学嫌いは必読かも。

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    投稿日: 2012.07.07
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    数学のおもしろさ、どのように数学が生きてくるのか非常に参考になった 子供に数学を学ぶ大切さを説明するのに役に立つ

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    投稿日: 2012.06.24
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    「渋滞学者」西成活裕氏による講義の収録本。対象は都立三田高校の生徒12名。大学で数学を学ぶ前段階として、高校数学(微積分、三角関数)の基礎が概念レベルでおさらいされている。 私のように算数の時点で数字と絶縁したほどの数学音痴でも、なるほど、と納得する点が多々あり。例えば、「微分は現実の動きをスローモーションのように分解して考えること」、「三角関数とは、円を転がした時の円周上のある一点の動き方」といった具合である。 また、本書の後半では、数学で得られる恩恵をいかにして社会へ還元するかという話が展開される。その最たる例が、著書の専門分野である「渋滞学」。渋滞の原因および解消法が数学的に説明されており、これまたなるほどと納得。みなさん車間距離40メートルを守って自然渋滞を防ぎましょう。 全般的に分かり易く書かれてはいるものの、惜しむらくは、細々した数式の話が散見されたこと。まぁ原型は数学の講義なので当然なのですが。せっかくストーリー立てて話が進んでいたのに、そこで途切れてしまい、そのたびに私は白目を剥いてフリーズしていました。図書館借用。

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    投稿日: 2012.03.18
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    数学が、読んだ僕に役に直に立つのではなく、世の中の役に立つ、という話。数学が、物理、工学の溝を越えて社会にどうコミットするか、という話です。前半の、数学でこんなことが出来る、という点は数学と縁遠い僕にも面白い。論理と直感、真面目と不真面目、厳密さといい加減さの両方がわかる人が、こういう本を読んで育つといいな。

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    投稿日: 2012.03.17
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    著者が高校生に行った講義を本にしたものです。会話がそのまま文章になっているのでとても読みやすい。問題を数式化して考えることの大切さがよく分かりました。

    0
    投稿日: 2011.11.27
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    「渋滞学」を研究してる先生の本 「数学って役に立たないからキライ」というのを 「じゃあこういうときはどう考える?」というのを高校生との 対談形式でまとめた本 中学生、高校生のときに読むといいと思いますが 社会人や理系で「俺この分野しかやらなかった」という人にもお勧め すでに数学の知識のある人には思考回路のスイッチを 切り替えてくれる。 特に数学の知識や読んでる最中に考える必要もないので 読みやすい。

    0
    投稿日: 2011.11.26
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    60点。中高生の頃に秋山仁の本を読んだけど、対象年齢はそのくらい。オサーンが読んでもつまらない。年頃の少年が数学ってこんなことも考える学問なんだっていう本に興味を持つのは数学がこんなことを考えるとは到底思わないから、だなぁ。 著者は「渋滞学」の研究で有名な人。

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    投稿日: 2011.11.07
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     著者の西成活裕氏は数理物理学者ですが、最近では「渋滞学」で有名になりマスコミへの登場の機会も増えていますね。  本書は、その西成氏が現役高校生を相手に、身近な課題を解決するための「数学的思考方法」を4回の講義という形式で解説したものです。  紹介されている方法は、三角関数といった私でも知っている初歩的なものから、微分方程式、さらには「ソリトン理論」とかいう(私のつたない数学的知識では)まったく理解不能なものまで並びます。が、内容はなかなか興味深いものでした。

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    投稿日: 2011.11.05
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    読了できず...視点は凄く面白いんだけど、解説が文章を読むだけでは理解できず、読み進めることを断念。

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    投稿日: 2011.10.30
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    「数学って世の中の何に役に立つの?」という誰もが持つ素朴な疑問に答えてくれる本。渋滞学という視点もわかりやすくておもしろかった。数学的な厳密さはないが大まかな読み物としてはおもしろいと思う。

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    投稿日: 2011.10.18
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    面白いと思ったのは、みんなが利己的に行動するのではなく他人を思いやって譲りあうと、社会全体での幸せ度が上がると数学で証明できる、という話。とんでもなく役に立つかはわからないけど、数学のイメージは変わる本だった。

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    投稿日: 2011.10.12
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    区画整理の換地計算式(権利価格式)が量化式であることを提唱し「価格」と「面積(地積)」の二律背反的な関係がこの本の「トレードオフ」の問題として述べられている『妥協するところ』が量化定数を与える。しかも存在量化でなければ数学的意味に乏しく全称量化の取り扱いは。数字的なつじつまあわせである。このことは。『とんでもなく役に立つ数学』に語られた事例の事象への数学への導入時の大切さを感じた。  量化式は、ネットの「文芸思潮」「作品の広場」「エッセイの広場」の 『量化って』を参照して下さい。

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    投稿日: 2011.09.27
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    深いところはともかく、概要は文系の私にも理解できた本。数学の概略(代数、幾何、解析)、数学と実社会のあるべき関係(数学→物理→工学→実社会で、それぞれフィードバックをかけたループとなる)が述べられ、数学の重要性やそのポジションが分かった。また、実際の問題解決に必要なことは、1.対象の絞り込み、(何が問題か?)、2.(仮定する)、3.問題点を定量化する。という科学的問題解決へのアプローチの基本を再確認させられた。著者の今後の渋滞学の発展を期待しております。

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    投稿日: 2011.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生への講義を本にしたもの。数学が私たちの日常にどんなふうにかかわっているか実感できます。ちょっと数学を勉強してみようかなと思わせる一冊。

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    投稿日: 2011.09.25
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    西成活裕東大教授がおくる,12人の高校1年生への4日間の特別授業。西成教授は,「厳密さといい加減さの両方がわかる,人間臭い数学ができる人こそが,今の社会に本当に求められている人物だと思う」と語ります。

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    投稿日: 2011.09.02
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    渋滞学を専門とする数学者が、高校1年生達に4日間に渡り「数学がどのように役にたっているか」を解説した記録。創り出された類型的な生徒ではなく、生身の学生相手なので、この形式にありがちな白々しさを消している。

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    投稿日: 2011.08.29
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    こういう考え方で数字を利用すれば、いろんなものごとを解決に持っていく、またはヒントになりますよ。 ということが書かれている本ですが、この本がとんでもなく役に立つことは無いかな(笑) 柔軟な発想を持って、数字というものをもっともっと理解すれば、とんでもなく数字は役に立つということ。

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    投稿日: 2011.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数理物理学、渋滞学が専門の著者による、数学を現実社会で役立てるための入門書。以下要点のまとめ。 ・数学とは何か。数学とは公式である。公式とは論理である。「AだからB、BだからC、CだからD」が、論理。「AだからB」の段数が増えていくと、だんだん複雑になってくる。テレビでは、「AだからB」一段で簡単に説明することが求められる。数学ができる人は、「AだからB」の階段を一万段くらい耐えられる。論理の階段1個1個を非常に正確に登っていける。 ・数学者はだまされにくい。「AだからB」という仮定があやしければ、疑うから。よく「健康食品でこんなに痩せました!」という広告があるけれど、そういうものにだまされなくなる。もともと痩せやすい人を選んだかもしれないなど、背後に隠されている前提に気づきやすくなる。因果関係を逆にたどって、背後にある前提条件を暴くことができるようになる。 ・物理学では「何故こうなるか」が重視される。実社会と関わる工学では「どうすれば解決するのか」が重視される。 ・微分は、物事を細かく分割して、スローモーションで解析する手法。積分は、微分のミクロ断片を積み重ねて、未来を予測する手法。どちらも実際の社会問題を解決するのに非常に役立つ数学。 ・人間が集団になると、強大なエネルギーが生まれるが、衝動性、無批判性、道徳性の低下も見られる。 ・人生は全てトレードオフ。工場で商品を作る時、できる限り正確に作りたいし、同時にスピードもあげたい。正確さとスピードは、トレードオフの関係にある。正確に作業しようとすれば、スピードは下がる。スピードを上げようとすれば、正確さが犠牲になる。どちらも100点満点を取ろうとするのはないものねだり。人生そう甘くはない。 ・「正確さ、スピードどちらも70点でそこそこ満足しましょう」という考えを専門的に表現すると「複数目的最適化」となる。最適化したい目標が複数ある場合、どう行動すべきかを解く。解析や確率論などの分野で研究されている。 ・あることが無駄かどうかは、「目的」と「時間」を決めることで判定すればよい。「いつまでに役立てばいいのか」という期間を設定しないと、無駄かどうか決められない。世の中無駄だらけと言う人は、この期間設定が短い。世の中無駄なものなんてないと言う人は、期間設定が長い。 ・現在の社会システムは、経済成長を前提にしている。雇用など様々な社会問題は、経済成長すれば解決する問題ばかり。成長には限界があるので、経済成長なしでやっていける振動経済、「かわりばんこ社会」を推奨。景気がいい時と悪い時を交互に、周期的に繰り返す。好景気と不景気の波とは違う。景気の波は、長い周期で来る。もう少し小さな振動で、トータルで上に向かわない、成長率0%で小さくゆらゆらしている社会をイメージ中。 (所感) 高速道路の渋滞緩和で有名になった数学者による一般向け数学入門書。学会で渋滞学の発表を初めてした時は、聴衆0人だったとのこと。絶対負けないという強い気持ちで渋滞学の研究を粘り強く続け、現在は世界中の国々から、問題解決を求められる立場になった。 微分と積分なんて、実社会から遊離した純粋数学、使えるとしても理数系の専門分野限定ないと思っていたけれど、人生や社会の諸問題の解決に微分と積分が使えるとわかった。スローモーションにして出来事の断片を見つめる微分的思考、ミクロ断片を積み重ねることで未来に起きるだろう変化を予測する積分的思考。学生の頃は嫌いで、公式丸暗記だった微積分が、実生活に役立つテクノロジーになった。

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    投稿日: 2011.08.21
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    高校で挫折した微分が、今さら少し分かった気がした。でもきっと学生時代に聞いても、あまり変わらなかっただろうな。

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    投稿日: 2011.07.20
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    > 今日は数学の本を紹介しました。かと思うと「ひとり懐石料理」で盛り上がったり話題の幅が広くて良かったです。

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    投稿日: 2011.06.04
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    生きた数学の面白さを如何に伝えるかがこの本の趣旨。イメージ優先なのでわかりやすい。2日もあれば読めてしまう。厳密な記述を好む方にはこの本は必要はないでしょう。数学に興味はあるけど難しそうだなと思う人には特にお勧め。

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    投稿日: 2011.05.14
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    実社会の問題を数学でモデリングして解決する。数学理論をいかにして「役に立てるか」が高校生にもわかるように述べられている。 Sinと指数関数と微分(+セルオートマトン)の概念をだいたい押さえておくだけで、実際の現象をかなりの部分までモデリングできるということを、こんなにはっきりと言ってくれる大学の数学のセンセイは、今まであまりいなかったように思う。 まあ、一方で、数学に大切なのは1万段でも10万段でも論理の階段を登りつづけることのできる「思考の耐久力」であると言われると、げんなりするのだが。

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    投稿日: 2011.04.28
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    もともと高校生への特別講義を本にしているということで 分かりやすく、あっという間に読める。 わたしは数学が苦手なのですが とっつきやすかったしとても興味を持てました。 こういう先生に数学を習うと 苦手意識も持たなかっただろうな~ 数式をしっかり考えながら2回3回読みたい本。

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    投稿日: 2011.04.09