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夜のピクニック(新潮文庫)
夜のピクニック(新潮文庫)
恩田陸/新潮社
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総合評価

2682件)
4.1
942
921
568
71
13
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    高校の伝統行事「歩行祭」では、全校生徒が80kmもの距離を夜通し歩く。 今年で最後の歩行祭を迎える貴子は、歩行祭中にある賭けを実行しようとしていた。 リアルな青春の会話、一度もやった事がないのにはっきり想像できるビジョン。文章を噛み締めながら読みたい作品。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    悪い話ではないけど、個人的には合わなかった。 大筋とはあんまり関係ないけど、貴子の母親が不倫したのが元凶かのに平然としてるというか、浮気相手の葬儀(当然正妻も来る)に子連れで参列するの正気?って思ってから、内容が頭に入ってこなかった。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    学校生活の楽しかった部分の一端を思い出せる本。 平凡な学校だったので歩行祭などなく普通に修学旅行だったが、読み終えた頃には自分もそこに参加していたような満足感と楽しさがあった。現実には、それに凄まじい筋肉痛等が付属するだろうが笑 北高では修学旅行の代わりに歩行祭という、朝8時から翌朝8時まで歩くという行事が毎年ある。夜中に数時間の仮眠を挟んで前半は団体歩行、後半が自由歩行。 前半はクラス毎に二列縦隊で歩き、後半は全校生徒が一斉にスタートして母校のゴールを目指す。到着順に順位がつくがそれを狙っているのは運動部で、大半は歩き通すこと自体が目標。 なので、自由歩行は仲のいい者同士が語らいながら思い出作りに励むのが大半。誰と一緒に歩くかは大体の人が事前に決めている。時間制限の締め切りがあるので、最初はいくらか走っておかないといけない。また、既に一晩歩いて疲れ切っているため、思い出作りどころではない生徒も多い。p9 羨ましい。私も参加したい。 なお、運動は超苦手なので、最初から完遂することは諦めて、最初はちょこっと走るものの、ある程度したらそろそろいいよね?と歩き出し、後ろの方で似た友人達とくっちゃべって、時間制限に引っかかり、バス車内でも友人らとみんな凄いな〜などと言いあいながらゴールする姿が容易に想像できる笑

    17
    投稿日: 2026.01.08
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    ハラハラするとかドキドキするとかじゃないのに、読む手が止まらなかった。 高校生という2度とやってこない青春をどう生きるか、どう生きたか。 貴子や透が今大切な人と共に過ごせてるのは、恵まれているのも、自分の努力もあるんだろうと思う。 周りに人がいることは、当たり前じゃないんだよ。 歩行祭、やってみたいな。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    こんな青春したかった!と思わせるような作品。 大人になってみたら普通の修学旅行より歩行祭の方が魅力的に感じる。 個人的にもう一つや二つ物語の展開を期待してしまった。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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     誰を主観として物語が進んでいるのかわからなくなることが始めは多かったが、読み進めるうちに読みやすい作品だなと感じるようになった。  歩行祭のような終わってみるとあっという間だったと感じるような作品。  西脇融と甲田貴子に焦点を当てた物語であるが、歩行際には全校生徒が参加しており、それぞれが違った思いを持ちながら望んでいたと思う。  その思いに向き合えたかわからない。また、歩行祭は終わってみるとあっという間の出来事で夢のように感じることだろう。しかし、これを経験した生徒の中で何かが終わり、何かが始まっているのではないだろうか。夢のような出来事でも、しっかりとそれぞれの心の中に刻み込まれでいるような気がする。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    再読回数1番じゃないだろうか。 歩を進めるように、少しずつ紐解かれる登場人物の関係性や、学校のクラスの中に入り込んだみたいな独特のミーハーな話題、まるで一緒に参加しているようでとてもいい。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    この作品は何度も読んでいる作品です。 最初は、どういうこと?と思うことがあって何度も読んでましたが、また読みたと思うようになってからは何度も読んでいます。 映画も観ました。 青春が詰まっている作品だと思います。 最後は感動する作品です。

    12
    投稿日: 2026.01.07
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    評価が高い作品であるが、前半だけではやや退屈な印象があった。あまり期待もせずに読み進めたが、後半はとても心を動かされ、はまってしまった。結局、お勧めしたい、素晴らしい作品。

    6
    投稿日: 2026.01.07
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    面白かった。 自分の高校時代を思い出した。もうちょっと青春したかったんかなあ。今幸せで忘れてた気持ちを思い出した。

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    青春ぽい話。高校生の時を思い出す瞬間が何度かあって、懐かしく切ない気持ちになった。 もっと早く読んでおいたらよかった気もするし、今だから感じた切なさもある気がした。 話はわかりすくて、登場人物もそこまで多くなくてとても読みやすかった。

    0
    投稿日: 2026.01.03
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    読んでいるだけで私の記憶に古い思い出として残った感じがした。学生時代の夜の散歩、単純に羨ましくていいな。毎年は嫌だけど。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    話の軸が、本妻の息子と不倫相手の娘の関係というセンシティブな内容にあり、主人公(娘)の仲良くなりたいという欲が理解できず読みはじめは不安だったが、息子側の娘家族への嫌悪感の正体は、相手そのものへの憎しみではなく、状況そのもの、見方によればみじめな状況に置かれている自分の立場に対しての怒りであり、本人のプライドの高さ(自律性が高く、未来志向と上昇志向の持ち主であることの裏返し)もあいまってうみだされた感情であるという、一段深く繊細な分析がなされたことにより、ふたりが「対等な関係」を築きうることに気づかされ、物語全体を自然と受け入れることができていた。 また、ふたりのまわりにいる友人たちのそれぞれの方法での温かさが重要な役割を果たしていることはあきらかだか、人によって成熟する分野の順番はさまざまである中、他者に対する温かさ(無償の愛)を先に育てている人がいること、そういった人々の愛は確実に相手によい影響を与えていること、だがその分野において未熟な者はうけとったことにもその分野の存在にすら気づけないこと、その一連が描かれている。自分含め、未熟な側だった自覚がある読者は、反省と恥ずかしさを覚えるであろうが、温かく許してくれていたであろう友人と、ふんわりとした青春が存在したことを思い出すのだと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    高校生活最後を飾るイベント『歩行祭』。それは、全校生徒が夜を徹して80kmの道のりを歩き続けるという伝統行事である。マメだらけの足、海の日没、缶コーヒーでの乾杯、草餅、片思い、誰かの従姉妹、破局、すれ違い、海の向こうからのおまじない。それぞれの思いが交錯する中、甲田貴子は、ある小さな"賭け"に胸を焦がしていた。 「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」 青春がぎゅっと詰まった、甘く、ほろ苦く、優しい一冊。 不器用すぎる異母兄弟が中心に据えられた話ではあるが、周りの友人たちがそれを温かく見守り支えるだけの舞台装置とならず、一人一人しっかりとした輪郭を持っていたのが良かった。芳岡くんや美和子みたいな友だちがいたら最高だし、忍みたいな彼氏がいたら最高だし、杏奈みたいな女の子がいたら狂ってしまうと思う。そんなことを考えてしまうくらいにはリアリティのある、魅力的なキャラクターたちだった。 読後感は「爽やか」の一言に尽きる。ただ歩くだけのたった1日間に、不器用だけど真っ直ぐで眩しい、青春の煌めきが詰まっていた。物語は歩行祭のゴール直前で幕を下ろしたが、これからも続いていくみんなの人生が明るく豊かでありますように、と祈りたくなる作品だった。そして没入感を得るどころか遠くからこんな感想を抱くに留まった私は、もうその輝きの欠片もとうになくして枯れ果ててしまったおばさんなんだな、と改めてまざまざと思い知らされる作品だった。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    人間の機微。読んでいて、涙が溢れました。 心を揺さぶられた。人間のもつ優しさや寛大さや怒り、あるいは友情の本質。懐かしくて、切なくて、嬉しい感じ

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    一度購入したものの読まずに手放し、再度購入。積読したまま何年も放置していたが、この度ようやく読み終えた。 読み始めはなかなか進まなかったものの、四分の一ほど過ぎたあたりから一気読みだった。 名作と言われる所以がよくわかる。 学生時代の思い出となる行事「夜間歩行」。学生たちが長時間歩くだけの話なのに、そこにはさまざまな思いが詰まっていて、懐かしさとともに自分の学生時代をふと思い返してしまう。 登場人物の細やかな心理描写に、いつの間にか引き込まれていく。 これは映画にしたらめっちゃ退屈だろう、文字だからこそ成立する物語だと思っていたら、映画化されていて驚いた。 サスペンスやミステリー、ドラマチックな展開が好きなせいか、 「もしかして誰か死んでいるのでは?」「最後に衝撃の展開が?」などと、無粋な想像ばかりしていた自分が少し恥ずかしい。 青春時代を駆け抜ける風のような、爽やかで美しい物語だった。

    2
    投稿日: 2025.12.28
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    今思えばなんの意味があったのかよく分からない学校行事も、誰かにとっては意味があったものなのかもしれないなと思った。 子供の頃は世界がとても狭くて、大人になった今は悩んでたことすら覚えてられないことも、当時は世界の終わりのように感じられて、それでも何かきっかけがあれば、変わった世界もあったのかななんて感じた。

    2
    投稿日: 2025.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前評判ほど面白いとは思わなかった。夜通し歩き続ける、という行為に対して憧れを持つ人が多くて過大評価されてるのでは?と思った 内容はなんだか退廃的。

    2
    投稿日: 2025.12.24
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    まともな高校生活を送れなかった身としては、全体を通して眩しく感じた。 感情移入はできなかったけど、人物一人一人がそれぞれいろんなことを胸に抱えているなと思った。 恩田陸さんの描く男の子のキャラクターや、男の子同士の友情(以上?)の絆みたいなのがとても好きです。

    2
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大勢で夜中にひたすら歩くという異様なイベント。高校生たちの若さを感じる。あー、青春ってこんな感じだったよなぁと思います。 貴子と融は異母兄弟であるが、誰もそのことは知らず、同じクラスになったが、話をしたことも無かった。お互いに避けているために、逆にお互いがお互いを意識してしまって、付き合っているという噂も流れてしまう。 結局、歩行祭を通じて、高校生たちは成長し、人間として一皮むけた存在となる。ゴールする頃には、貴子と融は普通に話すことができるようになっている。あんなに険悪な状態だったのに、少しのきっかけから話ができるようになる。 難しいと思っていたことも、やってみると意外とそうでもない、ということがこの本から教訓として得られました。歩行祭の完歩しかり、貴子と融が話をすることしかり。 良き友だちがいること、そして、歩行祭という普段とは違う環境によって、2人は歩み寄ることができた!! 学校の行事で、歩くだけの本なのに、これほどの高校生たちの感情の移りや、人間の成長が見られるとは思いませんでした。 読後感は幸せです。 この本はたしか第1回本屋大賞の受賞作とのことで、受賞も納得の作品です。 そして、この本を読むと次に読んでみたくなるのは、忍が話していたナルニア国物語かもしれませんね。笑 学生のうちに読んだらきっと勇気をもらえる本だし、社会人になってから読んだら学生時代を懐かしく思える本だと思います。 いい作品だと思います。 本との出会いに感謝します。 ありがとうございました。

    11
    投稿日: 2025.12.22
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    ものすごい体力オバケしかいない学校の話。今度自分で何時間歩きながら喋り続けられるのか試したい。私はものの一時間で口を開くのやめそうだ。というかこの学校にいたら人間不信になりそうだ。まず、秘密にしないといけないことを自ら増やしている奴がいる。どいつもこいつも高校生のくせにやけに大人ぶってて可愛げがない。それ許せる?ってこともなんだかサラッと流していてこっちが恥ずかしい。途中何度か私立文系を馬鹿にしてて笑った。 あまりのシークレットガール、ボーイが多すぎて、歩行大好き謎解き高校と名付けたい。 そもそも男女のゴタゴタが好きじゃないので元も子もない感想。 追加:バイキングの小峠が本当に歩行祭を実行していた。

    1
    投稿日: 2025.12.22
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     学生時代に読んでみたかった本。しかし、高校時代に読んでも、作品に出てくる人の優しさに気づくこともできなかったかもしれないが。   大きな事件は起きないが、人間模様、人に向けた感情、人に言えない背景などが盛り込まれている私の好きな小説だ。  「雑音だって自分を作ってる」や「順番が逆だったらってことない」と融と忍が話してるところが好きだ。高校生の時にこんな素敵な会話できていなかったなと思い出す。  大人になって透かさないようにしようとしてもカッコつけてしまってる。本質は簡単に変えれないが、色んな事があっての自分で、とにかく楽しみ、周りには最低限の気配りができる人になりたいと感じた。

    27
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校生が80km歩くお話。設定としてはそれだけだが、読み始めると手が止まらない。登場人物それぞれ個性があり、何気ない会話や小さなエピソードが連なりながら、物語を進めていく。大きな事件や展開はほとんどないが、その平坦さが心地よい読書体験をもたらしてくれた。400頁強あるものの会話が多く、テンポよく読めるため気軽に読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2025.12.16
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    数年前に読了 高2の時、母の本棚をあさって 「夜のピクニック」「キッチン」「ぼくは勉強ができない」を3本だてしました。 本当に無意識に選んだのだけれど、どの作品もまっすぐ言葉が心に刺さって、長く沁み入ってました。特に夜のピクニックは高2の私には共感ばかり。 もう少し寝かして大人になって読んだらまた違うのかなと楽しみです。

    1
    投稿日: 2025.12.14
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    一昼夜で80kmを歩く学校行事「歩行祭」を舞台に繰り広げられる青春群像劇。派手な展開はなくただ靴底が擦れ、会話が溢れ、沈黙が深くなるだけ。それでも歩行際をきっかけに変化していくクラスメイト同士の関係性や各々の心の成長が感動をもたらしてくれた。極限の疲労に昇る朝日、読後は心地よい達成感が胸に残る。

    2
    投稿日: 2025.12.09
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    みんなで歩く。 なにげない会話や行動に学生時代のいい部分が凝縮されている感じ。 時間は常に流れていて、すべては思い出になる。

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    小説を自ら手に取って読むのはこれで2冊目になった。適当なサイトからおすすめの小説を探しこの本を手に取ったが小説の素晴らしさをこの本で知ることができた。 内容の感想については登場人物の会話の掛け合いが面白かった。正直、高校生のレベルの会話ではないほど冗談混じりで面白おかしく、時にはシリアスでもあった。 風景、会話、登場人物の心情をイメージしながら読むのがとても面白かった。自分に発言権はないがともに歩行祭を歩き、会話を交わしているような気がした。ここから、小説の面白さは、想像しながら読むことだと気づくことができた。 登場人物で最も好きだったのは高見くんだ。高見くんが登場するたびにニヤニヤしていたと思う。高見くんのおかげで幸せです。 現実では、高見くんのような性格がよく、テンションの落差が激しい面白い人には会ったことがない。 現実に高見くんみたいな人がいるならば友達になりたい。 本の素晴らしさを知れたのでこれからも本を読もうと思う。携帯で時間を無駄にしている場合じゃないぜ、ベイベー

    0
    投稿日: 2025.12.08
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    2005年の第二回本屋大賞受賞作。 80キロを24時間かけて、歩き通す歩行祭。  ただただ高校生が夜通し歩き通すだけなのに、なんなんだこの満足感は!、、名作と言われるのに納得。  たった1日の出来事なのに、みんなで語らいながら歩く道のり。それぞれにストーリーがあって、いろんな想いを馳せながら臨む歩行祭。  自身にも似たような行事があったため、学生時代の自分と重ね合わせて、本書の中の歩行祭で描かれる、肉体的かつ精神的な心情描写には、どこか懐かしさを感じながら読み進めていた。 素敵な青春小説だった!!

    11
    投稿日: 2025.12.07
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    歩いてるだけで本当になーんにも起きないのに面白かった! 物語のほとんどが主人公の頭の中の感情とか昔の回想なんだけどすごく引き込まれた。おそらく時代設定がちょっと前で、だからこそこの行事の開催が許されるんだろうなっていう、今の時代では到底出来そうな行事だったけどちょっとやってみたいなと思った。 出てくる登場人物がみんな魅力的だった。忍君がただただいい子だったな、実写化するなら西垣匠でお願いしたい。 結局西高の女の子を妊娠させた話はどうなったの!?とか志賀くん誰??とか色々あるんだけどそれは物語の本筋じゃないんよね、2人の高校生の知っていることしか文章にされてないから回収されない伏線もある、それもいいよね 起承転結がほとんどない斬新すぎる小説だったけど、後半は時間を忘れて読むくらい引き込まれた!好きな友達にオススメしたい心温まる本だった

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    第2回本屋大賞受賞作。今はあまり本屋大賞作品はあまり読まなくなってしまいましたが、この頃は、ノミネート作も含めて読み漁っている時期でした。 夜を徹して80キロ歩き通す「歩行祭」という学校行事を舞台にした高校生たちの青春群像。それぞれの秘めた思いが交錯します。これといって大きな事件が起こるわけではありませんが、瑞々しい会話や感情のぶつかり合いが青春していてよかった。

    22
    投稿日: 2025.12.06
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    前半部分を読んだときに自分は少し甘酸っぱい高校生の恋愛を求めていると思っていたが、クライマックスに差し掛かり本当に求めていたのは性別とか関係なくヒューマンドラマを見たかったんだと自分の潜在的な新たな一面に気づけた ラストの新たな視点、最後まで描ききらないと様と名作と言われる所以を感じる 作中でもあったように「収まるところにようやく収まった」ほんとうにそんな感じ

    1
    投稿日: 2025.12.05
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    さわやかな青春小説。すっきり。 こんなにいい子ばかりいる高校生活ってうらやましい。 放任主義な母親だけど、子供を1番わかっていて気にしていたところが1番感動しました。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    ドラマチックな大きな日常の変化ではなく、それぞれの些細なキッカケが交錯し積み上がって1歩ずつ成長する 物語。終盤に掛けて、この物語の中心となっている祭りを通した成長が開花するところに熱い気持ちを思い起こさせられました。 人間の成長って、大人になっても些細なことの積み重ねなんだなと実感できる温かい気持ちになれる物語でした。

    1
    投稿日: 2025.12.03
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    恩田陸の作品が好きになった一冊。 よくある青春小説の辛い苦しい人間関係や度肝を抜く展開の青春ストーリーや波乱な恋愛が起こる訳でもないところがまた良い。 「歩行祭」という学校行事で朝から24時間夜通し、ただただ歩く行事だが、2人の男女が特殊な関係。 それ以外はよくある地方進学校にいる高校生達の細かい心情の変化や葛藤が、私たちの日常から遠くなかったので登場人物達にとても惹き込まれた。 融と貴子の物理的な距離感と気持ちの距離感をずっと見ていたくなる。友達との強い絆や信頼関係が言葉のやり取りから伝わってくる作品でした。

    7
    投稿日: 2025.12.01
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    人それぞれ歩く意味は違うし、そもそも意味を求めてもいない人も。歩き始めてから終えるまで、周りの人間から影響を受け、影響を与える。 主人公以外のサブストーリーは深く語られないが、そこにはそれぞれが主人公のストーリーがあるはず。それを想像するのも面白い。

    2
    投稿日: 2025.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞に選出されているだけあって、読みやすい。 尚且つ、高校生の青春を言語化した作品でもあったことが面白かった。 読んでみて思った感想として真っ先に思い浮かんだのは、犯人目線の推理小説みたいだということだった。 ずっと主人公である甲田さんと西脇くんは、異母兄弟だということを黙っていた。それをほとんど知らない周囲の目ではなく、知っている2人目線の話だったことがとても新鮮だった。 愛のかたちについて、ずっと悩んでいた。 嫉妬も、愛おしさも、敬う気持ちも、全部愛だとわかっていて、愛に疑問を抱いていた。 その疑問というか、概念というか、相手を思うことこそが愛なのではないかと直感で教えてくれる作品でもあった。 ずっと憎たらしいと思っている西脇と、憎たらしいと思われているんだろうなと感じている甲田。その2人の間には愛があって、愛と認めていいのだという気持ちになった。憎いという気持ちは、きっと愛がないと出来ない。それは、自分への方向だったり、家族への方向だったりそういうものでいいんだと思う。 周囲の関係も愛だと思う。愛は恋やパートナーだけじゃなく、友人や知り合いの中にも溢れていて、それも愛だと言うこと。

    2
    投稿日: 2025.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    名作なのに、遅ればせながら今頃読了。 感想一言で言うと「あおはるすぎる。」 本当に良かった!特に何かが起こるとか、そんなことは無いけど、何気ない会話、各々が秘めていた思い、葛藤それこそが本当に青春! 高校生の時に読んでおけばよかったという思いと、今だから感じるあの時青春だったなという思い。 私的には今年の中でベスト3ぐらいに良かった! それぐらい良かった! ただひたすら歩くそれだけで青春って本当に高校生だな、、、

    4
    投稿日: 2025.11.25
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    第2回本屋大賞受賞作品。北高校の高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロメートル歩き通すという、伝統行事である。主人公は二人の高3の男女、西脇融と甲田貴子である。周囲からは付き合っているのではないかと噂されているが、二人は同じクラスにいながらも一言も口をきいたことがない。誰よりも強く相手を意識しながらも、避けてきた。というのも、二人は異母兄妹。 物語は全篇、高校生たちがひたすら歩くだけである。事件らしい事件は何ひとつ起きないといっていい。甲田貴子は仲良し3人組、西脇融は相棒と主に歩いている。夜歩くという状況が平時とは違う気持ちを働かせ、さらに高3という状況、歩くことによって消耗していく体力、刻々と環境変化することによって、青春の締めくくりとして会話がラストに向かって収束していく。 この作品ははっきりいってそんなに面白いとは思わなかったが、恩田陸は登場人物のキャラクターの作り方が上手いなと思ったし、青春小説としての在り方として分かりやすく、単調な歩行祭であってもそこに物語をうまく載せていて最後まで読ませる小説である。

    26
    投稿日: 2025.11.25
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    高校生が学校のイベントで夜を徹してひたすら歩く。ただそれだけの物語だが、登場人物たちの距離が縮まっていく感じが心地よい。長い夜を歩くというシンプルな行為を通して彼らの中に眠っていた感情が徐々に露わになっていく様子が、思春期の心の揺らぎと相成り物語が進んでいく。誰しもがあったはずの青春の余韻に浸れるような小説だった。

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    どんな話だったかって聞かれると「高校生がひたすら歩く話…?」なんだけど、なんでもない会話とかノリとか、何の目的か分からない行事とか、そこかしこに青春が詰まってて心温まった。 ただ、自分が学生のときにこんなイベントなくてよかったーって思う…笑

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    「24時間ただひたすら歩く」という行事に参加している高校3年生たちの話です。事件は起きません。行事も滞りなく進みます。 家族や友人関係、恋愛と10代ならではの葛藤。ただひたすら歩きながら高校生活をふりかえり、それぞれがこの行事を通じて体力と闘いながら成長し、前向きに生きていこうとしています。 いじわるな人がいないので、読んでいてすがすがしい。 450ページあるので、登場人物の高校生とは思えない思慮深さは、刺激が少なく、半ば飽きてくるかもしれませんが 中高生にがんばって最後まで読んでもらいたいなと思う1冊でした。

    0
    投稿日: 2025.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ドミノ』で恩田陸に興味をもってこの作品で完全にはまりました(笑)本当にどうなるのか先が気になるのに読み終わるのが勿体無いって気になってしまった(笑)貴子と融の関係だけでなくその他の登場人物たちにも物語や秘密があって重要な役割があったり(笑)杏奈のおまじないとか(笑)本当に気持ちが良い読書でした(笑)こういう本を読んだ後は余韻が良いから次の読書に困ってしまう(笑)

    0
    投稿日: 2025.11.20
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    ただ歩くだけだけど心が温かくなった 悪く言えばただ歩くだけなので中弛みして読む手が止まったこともあったが、辛抱強く読んだらいい小説だった 「ただ歩くだけ」なのにこんなにも書けるのはすごい

    0
    投稿日: 2025.11.19
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    高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」での1日を舞台にした青春小説 このイベントが実在するのをSNSで知って、そこからこの小説を知ってずっと読んでみたかった1冊 解説にもあるように、 高校生達がひたすら歩くだけだけど、ノスタルジックで、リリカル、懐かしくて、切なくて、嬉しくて、読む者の胸を幸福感で一杯にする小説 『みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう』 本質のテーマがありつつ、学生時代の友人とのエモさ、あたたかさが詰まった1冊 きっと、ずっと手元に置いておく1冊 絶対に辛いし大変すぎるけど、自分の大切な友達達と歩く歩行祭やってみたかったな

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    新社会人になり初めて買った小説。 そのときは最後まで読めず処分したが、あれから10何年経ち読むことができた。 青春小説の代表作なだけあり、とても読みやすく温かい気持ちになれた。 学生時代に読みたかった一冊。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    歩行祭という不思議な行事。実際に見たことはないが、読みながら一緒に歩いている気分になった。そして、その中で起こるドラマ。ただただ歩いているだけなのに、それぞれの会話から気持ちの変化が訪れて読み終わったあとは温かい気持ちになる本だった。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    三宅香帆さんのYouTubeチャンネルで恩田陸さん特集をしていて、夜のピクニックがおすすめされていたため手に取りました。 元々、恩田さんの作品は中学2年生ぐらい?に蜜蜂と遠雷で触れていました。「こんな分厚い本読めたんか!(単行本)私ってすげぇ!」と初めて読後に満足感を味わいました。 約10年ぶりに恩田陸さんの作品に触れるということで、ワクワクドキドキ!期待値は非常に高かったです。 読み終えると「良き!マジヤバい!」と良い作品に出会うと言語力が落ちる特性を発動させ、「どの登場人物も好き!この本も殿堂入り!」とまたもや物語の中に没頭してしまいました。 この作品の特徴は登場人物の感情の機微を細かく描いているので共感生が高いなと個人的に感じてます。特に内省的な方にはおすすめしたい作品かなと思いました。(共感力が高いので、わかる〜ってなるはず…!)

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    先ずは面白い。ただ全般として荒削りな感じがする。ラストパートが微妙に不自然。自然なら良いのかと言えばそれも違うけれど。星空の描写が綺麗過ぎて感動。

    0
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たしかにただ歩くだけの内容だけど、語り口がかなり詩的で読んでいて面白かった。 なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか、と。 まさにこのセリフがこの小説を表していたのかな。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    80kmを24時間かけて歩くだけ。それだけなのに、いや、それだけだからこそ登場人物たちが各々の想いが、会話によって気持ちよく消化(昇華?)されていくのが読み手としても目を離せない。切ないような、ホッとするような、これが本屋大賞に選ばれるのは納得である。 私もこれを読んで、感化されて、家から海まで20km弱を徒歩で歩いてみたが無事に足故障。びっこ引いてます。登場人物たち80kmを歩き通すのまじで凄くないか?!と身に染みました。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    高校の読書感想文で読んだ本。断捨離中に出て来たので、あの頃を思い出してもう一度。本当に歩くだけなのに綺麗な本だと思う。歩く度に変わりゆく風景がとても好き。読み終えると完走したような爽やかな気持ちになった。

    5
    投稿日: 2025.11.13
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    2025/55 最初は、どんな話?と思いながら読んでいたけど 途中から読む手が止まらなかった。 ミステリでもないし、どんでん返しもないけど ただ高校生が歩いているだけなのに なんでこんなに先が気になるんだろうって不思議。 私も母子家庭で育って、父の方にも母の方にも義理の兄妹がいるので「自分なら」って色々なこと考えた。母の方は再婚で血の繋がりはないけど、父の方は血の繋がりがあって会ったことはない。 令和っぽくないけど「普通の」家族を知らずに生きてきたから、登場人物たちの心情に心を動かされた。 融みたいに、日々の雑事に耳を傾けず、精神状態が温度の低いところで一定でいる。というのも大切な処世術だとは思うけど 彼ほど複雑な過去をもっていて、実際繊細な人柄なのであれば若いとき「ごちゃごちゃ」になることも 雑音に自分の身を任せることも、未来のために必要なのかもしれない。 そして主人公の貴子すごい言語化うま。 「既にスタートの時点でマイナスの位置に置かれていたし、出遅れてるという気持ちがある」 「最初から許している。寛大さ。他人からなにかもぎ取ろうともしないし、取られても許すよってスタンスなんだ。」 「私はあきらめている。逃げている。他人から否定されたり、受け入れてもらえなかったりするのが怖くて最初から諦めているのだ。 私は誰も許してなんかいないし、許すつもりもない。」 私はとっくに青春を終えたつもりでいるけど、あの頃感じていた「行き詰まり感」や「先の見えない不安」を思い出した。 「今抱えてる悩みもなんてことはない、きっと未来は明るい」と若い人たちに伝えられるように大人の視点で語れる自分でいたいな。

    10
    投稿日: 2025.11.12
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    恋愛小説と共に青春小説ってどこか自分の中で忌避しているところがありました。  いざ読んでみると心が温まるものですね。 僕も苦手な人って無数にいますが、そう言う人に対しては何のアクションを起こさずにすぎるのを待っている感じでした。(登場人物の中にも似た人がいましたね) 思春期迎えた高校生が複雑な事情を隠し持っているのはさぞ辛いことでしょう。。。 それを最後に打ち明けた時の開放感。これは一つこの小説のクライマックスになっていると思います。 まず、言わせてほしい!最初から最後まで飽きることなく読み続けられたことに感謝を言いたいです! これが恩田陸さんかぁとか思いつつ、まあそれはさておき。 「晴天というのは不思議なものだ、と学校への坂道を登りながら西脇融は考えた。 こんなふうに、朝から雲一つない文句なしの晴天に恵まれていると、それが最初から当たり前のように思えて、すぐにそのありがたみなど忘れてしまう。」 これには共感できる。晴天は素晴らしい。でもその‘ありがたみ’はすぐに忘れてしまう。 「誕生日おめでとう」「ありがとう」 と言って缶コーヒーをかちりと鳴らし乾杯する描写にキュンとくるね。 最後に、 「本当に、これであと二十キロ歩けるのかしらん。」 これって歩けるのか知らんなのか、‘’歩けるのかしら”の活用形なのかどっちなのだろう。 280ページの文だけどその前にも一度出てきたな。気になるます。 これ教えてくれる人いませんか??笑

    1
    投稿日: 2025.11.12
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    高校生が歩くだけ、特に事件が起きるわけでもない にもかかわらず、すごく楽しめた。壮大な物語のように感じた。 高校生の微妙な心理描写が上手くて青春を懐かしむ気持ちになれた。本屋大賞も納得

    1
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【読むきっかけ】 ・小説を読みたい!おすすめの書籍から、高評価のものを探す。 ・すぐ読みたい。奥様(読書家)の書棚にあるやつで、何かないか? ・あった。昔、読もうとしたやつだ。評価も高い。読もう。 【読後】 ・素晴らしい小説だ。50を過ぎても、高校生の頃に戻ったような気持ちになれた。こんなに感情移入して読めるなんて、正直、思わなかった。 ・主人公の二人が、恋愛で結ばれる結末が欲しいわけではないし、どう想像しても、そんなにハッピーエンドで終わりそうにないと、融と貴子の心情に感情移入し、不安で満たされる。でも、やっぱり、この状況が好転することを願いながら、ただひたすら、人生の波を乗り越えるように、歩き進める。 ・融は、上りきるまで時間のかかりそうな坂の上に、母も含めた和解の結末の未来を掴むことを誓う。貴子は、辛かったことを振り返り、苦難は乗り越えたら、全て過去のこと。不安や苦しい気持ちを乗り越えれば、そこには新しい始まりがあり、きっとそれは、頑張った先には、悪くない未来があるのだと、覚悟のようなものを見せてくれる。そして最後は、このピクニックを奇跡に仕立ててくれた立役者が、客観的に融の成長を見せてくれ、貴子と美和子が苦難を乗り越えた笑顔を見せてくれ、これからの明るい未来を予想させてくれる。最高じゃない! 【読後メモ】(印象的な箇所) □水平線を眺め、それぞれが感じる表現が良い。 ・自分たちはまさにその境界線に座っている。昼と夜だけではなく、たった今、いろいろなものの境界線にいるような気がした。大人と子供、日常と非日常、現実と虚構。歩行祭は、そういう境界線の上を落ちないように歩いていく行事だ。 ・まるで、水平線が世界の裂け目であるかのようだった。障子か何かがそこだけ薄くなっていて、向こう側の世界の光が漏れてきているみたいだ。しかし、上下から夜が攻めてきていた。少し視線を上げ下げすれば、漆黒の夜と波が水平線目指して押し寄せているのが分かる。 □融と忍の会話が良い。 ・融が、「死んだ父に会いたい?」という忍の質問に対し、「どうだろう。薄情みたいだけど、今はまだいいな。うん、今はいい」と答える。「だけど、うーんと先になって、俺に子供とかできたら、会いたいと思うかもしれないな」 ・忍の説教。「だからさ、タイミングなんだよ」「あえて雑音をシャットアウトして、さっさと階段を上がりきりたい気持ちは痛いほど分かるけどさ。だけどさ、雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。ノイズにしか聞こえないだろうけど、そのノイズが聞こえるのって、今だけだから。あとからテープを巻き戻して聴こうと思った時には、もう聞こえない。おまえ、いつか絶対、あの時、聞いておけばよかったって後悔する日が来ると思う。」 □解説(池上冬樹)より ・友情の本質「並んで一緒に歩く。ただそれだけのことなのに、不思議だね。たったそれだけのことがこんなに難しくて、こんなに凄いこと」だと、生徒たちが深く感得して、それぞれが許すことの喜び、生きることの楽しさをあらためてかみしめるのである。そのかみしめる行為は、実は読者自身にも及ぶ。人物たちに感情移入し、僕らは静かに郷愁を覚えるのである。 →それ。覚えたのである。 【おまけ】 思えば、高校生活、あまり自己表現できるタイプではなかった。好きになった後輩に対しても、違う道を進むであろう未来を想像し、告白せずに終わったこと。父母の離婚で、父不在の中、母と姉と過ごしていた中高時代の記憶や、高校での長距離マラソンで、何と闘っているのか、時折思う、暗い思いや妄想を、ぶんぶんと振り払いながら、高い山を上り下りした記憶と交差して、何とも言えない気持ちになる。 私でさえ、そうなのだから、きっと、皆さんそれぞれの苦い経験、その中で少し感じた、嬉しかったことなどと重ねて読み進めることで、より一層、楽しめる小説なのだと思う。

    3
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜だからこそ出てくる言葉ってある。ぜひ夜中に一気に読んで欲しい。Loveが無いからこその思春期の表現だと思った。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    とても良かったです。青春を感じました。 高校生の応用問題集解説みたいな本だった。そのくらい、自分の時にはなかったモノがあった。 この本から得た最も大切なメッセージは、 人を慮ることで得られるコミュニティは幸せそうだ と、思いました。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    繫ぎ留めておきたい、この時間を。 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。 思春期のもどかしい感じや友達との会話が私の学生時代の記憶を呼び起こしてくれました。 腹違いの同い年の兄妹が同じ学校でしかも同じクラスという奇跡を呪いたくなるような現実。 お互いの距離の取り方が、リアルでより話に入り込むことができました。 実際になさそうでありそうな設定に、話の展開が今後どうなっていくのか気になりながら読み進めることができました。 決定的な事が起きるわけではないけど、歩行祭と同じ速度で自身の思い出を振り返りながら同じ視線で読めたのかなと思いました。 刺激や劇的な展開を望むことはできないけど、何でもない学校生活の中で青春のきらめきをを感じられる小説でした。 あと一歩の勇気が出ないときもあるけど、その一歩で自分や周りの友達がいい影響を受けるときもあるから恐れず前を向いて進んでいかないと。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    現実そんなことないよなと思いつつでもすごく心地のいい気分になれた 忍くんのノイズの話は心に残った 作中では気を逃すと聞きたくても聞こえなくなると表現されていたが、個人的にはその反対で、どうにもできないのにずっとノイズとして心に残り続けてしまうんだと思う 高校以前に出会っていたかったという気持ちと、出会っていたら心に残らないどころかマイナス評価してたかもしれないなという気持ちがある 程よい自己開示って難しいよなー

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    こんな高校の締めくくりイベントがあったら、きっと一生の思い出になるだろうな。 高校生って色々分かってるけど、まだ擦れてなくてでも偏屈で本当に微妙な年頃だと思う。そんな年頃の主人公達が心の機微がとても尊く感じるお話だった。

    0
    投稿日: 2025.11.03
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    歩行祭、高校ならではの実在する(した?)イベントであり、ひとつのイベントでガラッと変わってしまえるのも高校生ならではかもしれない。 本当に高校生か?と思わせる行動や言動もありつつ、特有の臭さも感じつつ、楽しませてもらいました。 後日譚を読んでみたい。そう思わせる作品です。

    0
    投稿日: 2025.11.02
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    主人公の2人がこの歩行祭という行事を通して、初めて話せたのも読んでいてホッとした。そしてそれを見守ってくれてた親友たち。こんな親友たちに囲まれた主人公を羨ましく思いました。 そして気になることは最後まで明かされなかった。とある少女の交際相手、誰だったんだ⁇

    3
    投稿日: 2025.10.30
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    “みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。 どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。”というフレーズが印象的。 ただ高校生がひたすら歩く話だけど、その間に色々な登場人物たちの心の変化が表現されていて、自分の青春時代と重ねてしまう。 懐かしくもあり切なくもあり、気づいたら没入していて、読了後は高校生たちと一緒にゴールしたみたいな爽やかで幸せな気持ちになる作品だった。 歩行祭とか経験してみたかったなぁ…

    1
    投稿日: 2025.10.30
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    恩田 陸 夜のピクニック 読了。 ものすごくきれいに仕上がっている作品だ。助走をつけて飛び出してピタっと着地も決めたような感じ。 ドロドロのネバネバにも書けるところを爽やか青春物に仕上げるところが作者の力量だろう。 融と貴子の心の揺れ動きとその変化。確かにどちらも悪くない、関係ないはずなのに生じる怒りと憎しみ。おそらくほとんどが二人交差することのない世界であろうなか、友人の協力のもと新しい扉を開く姿に拍手^_^ とても読みやすい本でした。

    2
    投稿日: 2025.10.26
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    私も歩行祭してみたい。と感じた。その学校ならではの行事とか、風潮って、良くも悪くも卒業後必ず思い出になるよね。高校時代思い出すなあ

    1
    投稿日: 2025.10.25
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    高校生の時ってこんな感じだったかな〜青春だなーと思いながら読みましたけど、高校時代から時が経ちすぎてしまったからか途中は中々入り込めず… 高校生でこんな言い回し出来るの!?って思うような言葉とか出てきて言ってる内容は素敵なこと言ってるけど何となく違和感感じてしまった(私が入り込めてないからだと思いますが…) あと普通に融のお父さんがクズ過ぎて貴子が可哀想に思いましたね…

    1
    投稿日: 2025.10.23
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    本当に、この本に出会えて良かった。こんな青春をしてみたかった。 高校生の心の動きを想像できるくらい色濃く鮮明に描いていて、作中の人物たちのすぐ近くにいるような感覚で、高揚しながら夢中で読み進めていました。 小説を読むこと自体数年ぶりで、尚且つ読書自体があまり得意ではない自分がこんなにも時間を忘れてのめり込んだのは初めてです。 時代を超え、世代を超えて愛される作品であり続けてほしいです。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    歩行祭という翌朝まで歩きまくる高校行事を通じて、誰にも言えなかった秘密や思いを語り成長していくお話。 こんなにも青春を感じられる本はない・・・! お友達と夜外で歩く高揚感とか気になるあの子に話しかけるときのドキドキ感、高校っぽいゴシップを話しまくるあの感じ・・・もう身に覚えのある懐かしい経験で私も一緒に歩いている気持ちになった。 もやもやする気持ちを克服し、勇気を振り絞って向き合う姿勢はすごく胸が熱くなった。夏に読むべき一冊!

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    主人公達ほど華々しい青春は送ってなくとも高校時代の色々なワクワクで溢れていた生活を想起させ、ノスタルジーに浸からせてくれる作品だった。 高校生達が夜通し歩く”歩行祭”を描いた作品であり、ただ歩くだけで大きな事件などは起きないが、作者の奥深い文章表現により退屈する事なく最後まで読み通す事ができた。

    0
    投稿日: 2025.10.21
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    ここ最近読んだ本の中ではトップクラスに面白かった。学生ならではの恥じらいや水臭さがたまらないし人間の成長する瞬間は他者から見ても刺激をもらった 嫌なことや聞きたくないことから目を背けてたら手遅れになる やらなきゃいけないことや自分に課した賭けに勝った人間は寛大な人間になる ただ80k歩くだけの小説が人間の成長を共に描いていて大人になっていくとは思わなかった さすが本屋大賞

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    ただ「歩く」という行為で一本の小説が成り立つことに、まず驚いた。歩くだけでこんなにも心が動くなんて。 作品全体に流れる空気は、まるで修学旅行の夜のよう。「今なら話せるかもしれない」そんな不思議な解放感の中で、登場人物たちが少しずつ本音をこぼしていく。 この物語に重ねて、自分の高校時代を思い返すと、こんな青春はなかったなと少し切なくなる。ダムの周りを走るマラソンは、ただ苦痛で退屈でしかなかったのに、彼らの歩いた時間にはちゃんと意味があった。 高校生って、真っ直ぐ純粋な子供のようで、大人のような心配りや達観もあってこの時期しか味わえない心情があるのだなと。 静かで、淡くて、でも確かに青春の痛みと優しさが詰まった物語だった。

    6
    投稿日: 2025.10.19
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    賭けに勝ててよかった。 自分の高校生の頃の心情が思い出されるような細やかな仕掛けが多く、本書内でもあったがそれも今となっては青春であったと考えている。とても自分が歳を重ねてきたことをまざまざと見せつけられるような気分だ。 あと戸田忍のようなできた高校生はなかなかいない。いたら是非ともお付き合いしてみたい男だ。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    夜通し歩くという学校行事。 なのにタイトルは「夜のピクニック」 あぁ、なるほどなぁとラスト数ページで整った感じ。 学園ものはミステリーの方をよく読むけれど、こういうのも良い。 羨ましい学園生活を覗くというか。 ただ根の深い話もあり、、。 多感な学生たちの思考や言動がリアルで楽しめました。 他人は自分の鏡。

    24
    投稿日: 2025.10.17
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    複雑な感情を抱きながらひたすら歩く主人公たち。胸に秘める小さな賭け。 一言では表せない面白味。 一度歩行祭をしてみたい!!

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    実際に歩いた記憶なんてないのに、彼ら彼女らが感じている感情が手にとるようにわかる。懐かしくて、切なくて、嬉しかった。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    青春でした。 最初は散らばっていた噂話や個人個人の思いが、歩いていき、疲労が溜まっていく中で、本音が見えてきて、段々と繋がっていく流れがとてもよかった。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    大学生活が終わるまでに読んでおいてよかったと思える1冊。 モヤモヤすることから逃げることで回避もできるが、立ち向かって解決することで解消することもできる。モヤモヤがない状態という意味では同じだが、前者は一生何かが付き纏うのに対し、後者は次のステージに1歩を踏み出せる。 最後の融の表情が晴れてたというのがすごく良い。 あと半年やり残したことを全部精算して後悔のない大学生活を終えたい。

    3
    投稿日: 2025.10.10
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    高校生がただ24時間歩いてるだけの話 なのになんで面白いのだろう 僕の経験として最大連続歩行時間は学生行事登山の5時間なのだけど、90分くらい歩いてると途中から風景なんてどうでもよくなって、ただただ声を出すわけでもなく頭の中は忙しく色々考えるんですよ その時は多分、傑作な面白い話とか なんであの時あんなこと言っちゃったのかなとか 本当色んなこと考えてた、はずなんです でも次の日、絶対それを覚えていない この物語もまた女子高生の主人公が色々考えながら歩くわけですが、そこにとある男の子も参加します 本当に、歩いてる時って頭すごく動くんですよ そこに男の子が入ってくるわけで、当然会話します 行事の終盤、学生たちがなんなのこの行事と思いながらただ歩く 主人公と男の子はこのただ歩くだけの行事の中で おそらく一生、忘れないのだろうなという成長と思いをして歩き終えます 高校生って最後の子供(として許される)期間と僕は思っていますが、そこで得た経験は本人たちにしかわかり得ない、いつか「あの時さ」と思い出になる そんな描写を読める、または思い出せる 大変良い作品でした ただ歩いてるだけなんだけどね、恩田さんすごひ

    25
    投稿日: 2025.10.09
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    情景がありありと伝わってくる。 ここが限界ではないの?と思うような表現がされたあと、さらに上の表現が出てくる。 実際に体験したことのない疲労だが、なぜかそれが本当のことなのだろうと思えてしまう。 異母兄弟は物語を象る些細な器にすぎず、そうではなかったとしてもこの友情や愛情は形成されていたと思う。 何かを努力したような物語ではない分、未来明るい学生には特に楽しめる一冊だと思う。 自身の人生に落とし込むことは難しいが影でこのような物語を観測できたことを嬉しく思う。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    《みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。》…彼らと一緒に《特別な夜》歩いているような、不思議な感覚になれる物語だった。ただ歩き続けるだけの描写の中で、恋の駆け引きや友情、思春期の悩みや葛藤といったあらゆる感情や人間ドラマが描かれていく構成も面白い。

    1
    投稿日: 2025.10.07
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    朝8時から始まる24時間の歩行祭。異母兄弟のクラスメイトが互いを意識しながら関わってこなかった時間を、この1日で取り戻す経過が描かれている。 二人がずっと抱えていく運命をどこでお互いに共有するのかハラハラドキドキしたが、歩行祭という前に進まざるを得ないイベントだからこそ、ぴったりな設定なのだ。 そして、どこにでもいそうな同級生や、自分に寄りそってくれる親友、彼らが登場するからこそ、高校時代の1ページ、よくある1日の様子としても深みを増している。 貴子と融の心の距離が近づく葛藤が描かれているが、私としては、青春!、その一言に尽きる。

    5
    投稿日: 2025.10.07
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    自分の学生時代が懐かしく思い出される、青春いっぱいの爽やかな物語でした。最初、読み進めていくうちに、えっ?歩行祭だけの話し?そんなにこの話で持つ?などと思いましたが、さすが恩田さん。たった2日の歩行祭だけの中にこんなにも色々な青春を詰め込んできた。 歩行祭なんて想像もつかないけれど、歩行祭を乗り越えた若者はなかなか素敵な大人になるのでは、と感じました。この先も読んでみたいと思わせる作品でした。

    2
    投稿日: 2025.10.06
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    序盤はこれこの後こんなにページ数あるけど話続く?大丈夫?と思ったが、飽きずに読めた。好きな言い回しが多々あったのに、文章に溶け込みすぎてどこか分からなくなった。(しばらく経ったらもう一度読むか) 大どんでん返しとか伏線回収が自分の好みだけど、本来小説ってこういうものなのかもと思った作品。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    読み終わったあとの余韻が素晴らしい。まるで自分も歩行祭に参加したかのような気分になった。爽やかで切なくて、でも前向きになれる最高の青春小説。 好きなセリフ ・なにかの終わりは、いつだってなにかの始まりなのだ。 ・二度と通らない、何気ない風景だけれど、この一瞬は、恐らく永遠なのだ。

    3
    投稿日: 2025.10.05
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    ミステリーのように何か大きい出来事があるわけではないけど、続きが気になる本だった。読むたびに子供っぽいという印象を受ける。高3の設定だけれど、読むたびに中3みたいな感じがして、読むたびに高3であることを思い出しながら読んでた。 あとがきで、読んだ瞬間ベストセラー入りみたいな本たちが夜のピクニックと一緒に数冊紹介されてて、そこで紹介されてたバトルロワイヤルを次の日に買った。

    1
    投稿日: 2025.10.02
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    青春だったと思う時って、本作の1日のように長いようで一瞬だったような。 大人になってから読んだからこそ、素直に受け取れたかな。主人公達と同じ年頃に読んだら説教臭く感じていたかも。 解説で比較に出されていたバトルロワイル読んでみたくなった。同じ青春小説でも、恐らく自分はバトルロワイヤルの方からメッセージを受け取れるタイプの人間。走れ!

    0
    投稿日: 2025.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当によかった。高校時代に読んでおけばよかったとも思うが、今読めてよかったとも思う。結局貴子たち(+杏奈)はみんな友人思いで大人だった。夜にしか話せないことってあるよね。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    高校生の時に読みたかったなあっておもう作品だった。高校生って過ごしてるときはもっと大人びてるような気がしたけど今思えば子どもなんだなって思う。でもその子どもらしさが高校生である醍醐味なんだと思った。青臭くて、何にでも必死になれる。そんな青春を過ごせるのは高校生の時だけだから。しかし、こんなにただ歩くだけでこれといった大きな出来事はないけど精神面は成長していく。高校生の成長スピードって本当にすごいんだなって思った。

    7
    投稿日: 2025.09.27
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    なにか大きな展開を期待して読んだけど、 特段何も起こらなかった。 けど、学生の頃って確かにこんな感じだっかも。

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    作中で戸田忍が語るように、学生の頃に読んでおけば良かった!!と思う気持ちと 大人になったからこそ懐かしさと寂しさを感じると思う気持ちがありました。 昔なら共感と共にもっと恋愛要素くれよ!と思っていた気がします笑 今は少しだけ、ただし、しっかりと香る恋愛要素な感じがちょうど良くて好きです。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    高校生が夜通し歩く鍛錬イベント歩行祭の物語。読み手も参加して同じ風景を見ているかの様な描写、主人公やほかの登場人物達の各々の想いを感じながら頑張ってと応援したくなる。心温まる読後感。文庫あとがきの池上冬樹さん解説も良かった。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校3年生の甲田貴子と西脇融。彼らは同じクラスであるが一言も会話をすることがなかった。それには秘密があり...。この小説は貴子と融の二人の視点から綴られているが、彼らの親友やクラスメートの感情のぶつかり合い、高校生ならではの思い出がぶつかり合い、どの登場人物にも感情移入をすることができた。最後にアメリカに帰国した貴子と美和子の親友・杏奈の弟の視点で語られることにより、完全に「歩行祭」を完走し終わったこと、また「夜のピクニック」の場にいない杏奈と共に高校時代を共に歩んだこと表しているのではないだろうか。満足感のある読了。

    3
    投稿日: 2025.09.22
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    本屋大賞受賞作を全部読もうと選んだ作品です。 読み始め、登場人物が立て続けに出てきて覚えられず、メモしながら読みました。 高校生活の最後を飾るイベント「歩行祭」での話ということで、どんな話か想像が出来なかったのですが、とても面白かったです!! 夜通し全校生徒で歩く。夜中という特別な空間。疲労。そんな状況で友人と一緒に歩くとしたら、自分だったらどんな話をしながら歩くだろう?きっと普段とは違う、深い話をするだろうな、将来の夢とか話すのかな?など想像しました。 本の登場人物も、それぞれの想いを抱えて歩行祭に挑みます。貴子と融、読み終わった後、あたたかい気持ちになりました。

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    投稿日: 2025.09.19
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    子供とも大人とも言えない曖昧な年頃の高校生たちが、一年に一度の「歩行祭」に臨む物語。 どこに向かえばいいのか、何を目指せばいいのか──正解のない問いに揺れる複雑な感情を、巧みな言葉で描き出していた。若々しいのにどこか大人びた彼らの言葉には、歳を重ねた私でさえドキッとさせられる瞬間があった。 長距離を歩く苦しさを「生きることの苦悩」へと重ね合わせ、人生そのものを「歩行祭」に投影している点がとても印象的だった。 そして、信頼する友人や仲間との関わりを通じて、自分の考えが形になっていく様子が実にリアルで、心に残った。

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    投稿日: 2025.09.18
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    青春小説の金字塔。 こんな行事やってみたかった。 無茶なところはあるが、この小説の持つ美しさと汚れの前でかき消される

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    投稿日: 2025.09.13
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    今は今なのだ、今を未来のためだけに使ってはいけない…。 このメッセージを様々な対話から感じさせてくれる作品。 忍が融に何とかそれをわからせようと語るシーンがとても印象深い。 実は最初は少し落とし所が見えず、他の本を挟みながら読んでいたのだけど中盤あたりから引き込まれました。 終盤は自分の若かりし頃にも重ね合わせながら、当時色々なものを見ないふりをして青春時代をすり抜けてきてしまったなと感じながら感慨と共に読了した。 彼らがこれからどのような人生を歩むのか、応援したくなりました。

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    投稿日: 2025.09.13
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    『夜のピクニック』を読み終えてまず感じたのは、「青春はいいな」という素直な思いだった。この作品が多くの人に支持されている理由も理解できた。細やかなエピソードや心情描写は誰しもが経験したことのある感情に触れていて、高校生活だけでなく、その先の社会人生活や人生そのものを一つの行事を通して映し出しているように思えた。特に融の視点には強く共感した。大人びて見せながらも、内心では幼さやプライドの高さに悩む姿は、自分自身にも重なる。また、他人に見える姿は一つの面にすぎず、羨ましく思う相手にも悩みや葛藤があると気づかされた。隣の芝の青さを信じすぎず、歩み寄る中で理解し合う大切さを学べたことは大きな収穫であり、自分の未来も明るくあってほしいと願えた。

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    投稿日: 2025.09.13
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    地元の高校の行事を舞台にした話だと知ってからいつか読みたいと思っていた本。それぞれの登場人物たちにそれぞれのストーリーがあり、それぞれの思いがあり、それがひとつの形になった本だなぁと感じた。高見光一郎と戸田忍が良いキャラしてんなぁと思った。

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    投稿日: 2025.09.12
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    表紙でジャケ買いしてもいいくらい、この絵がしっくり来る本でした 兄弟の通っていた高校の強行遠足とリンクして、話に聞いていた夜の風景が心地よかったです

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    投稿日: 2025.09.12
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    2017/6/4 よーやく夜のピクニック読み終わった。クライマックス途中にして、実家に持って行くのを忘れて中断してたからテンション下がってしまい、勿体なかった。一気に読み切りたかった。何だろう、この大好き感。久々にバイブルを手に入れたカンジ。大嫌いだった高校生活をもう一度やってみたい気になったよ。

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    投稿日: 2025.09.10