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着物の悦び きもの七転び八起き(新潮文庫)
着物の悦び きもの七転び八起き(新潮文庫)
林真理子/新潮社
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総合評価

18件)
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    [期日](2025.03.06・日) [書名] 『着物の悦び』 [著者]林真理子 [出版]光文社(カッパハードカバ:①-135) [要旨]   ・著者独特の"毒放射"はあるものの、    "着物大好き"感に溢れた本。 [感想]   ・着物センスは呉服店選びから。   ・著者のイメージからは意外な    オーソドックス主義。   ・"着物を着こなすには、     教養が要る"     という指摘に納得。   ・"着物の格"     は、必ずしも価格と比例しない。   ・後半、呉服商への講演会で、    結構毒を吐いてるのが痛快。 [総評]    ◎"着物は着たい"けれど値段が高い      この命題に対する一つの答えは、      一生賭けて行う、      服飾・歴史・人生感の勉強。    ◎"着物素人"なりの      着物の付合い方が分かる。    ◎自分も趣味で着物を着る身としては、     この本は着物辞書である。

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    投稿日: 2025.04.06
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    今年に入って着付けを習い始めたので読んでみました。時代や林さんの経済力もあるけど、着物ってお金掛かるなぁと思ってしまった。 あとがきの、「誰がここまで着物をむずかしくしたのだろうか」に激しく同意。もっと気軽に楽しみたいと思った反面、これを執筆した時の林さんは今の私より年下という事に衝撃。

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    投稿日: 2024.05.03
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    筆者が単衣の長襦袢の話をしていたが、お茶会では先生方から単衣の下は絽の襦袢で構わないと言われてかれこれ20年、わざわざ単衣用を誂えたことはない。麻を合わせても注意されたことはない。もしかするとお点前さんになれば何か言われたかもしれない。現代だと長襦袢は白ならお茶会でそこまで厳格な決まりはないと思う。 時代によって着物の解釈も変わりうるというのは筆者の実感として語られていたが、そういうことなのだろう。 越後上布のくだりの「これをまとうには、私にはまだ多くのものが不足していると思う」というのは自分にも当てはまる。とっておきの着物はTPOにもこだわりたくなる。結果、箪笥にしまわれることになるのだ。 展示会のお話は興味深かった。いろんな失敗をしても展示会に行って着物を買う林さんはメンタルも経済力も逞しい。一方私は押し売りに近い販売員さんに辟易して、それ以来着物はすべてネット通販で購入している。あれこれ見れないのは残念だけど、思考を奪われるのは御免被りたい。訪問着から大島、結城などの紬、ポリの着物までネットで幅広く手に入るので、また筆者が着物のエッセイを書くならネット通販についても書いてほしいなと思った。

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    投稿日: 2022.08.25
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    成人式や結婚式、特別なシチュエーションでしか着たことがなかった着物。ひょんなことから着物に興味を持ち、林真理子の着物のエッセーを読んでみた。失敗したり恥をかいたりしながら着物にのめり込んでいく著者の様子が面白可笑しく、一気に読み終えた。 箪笥の肥やしと化した着物を、また着てみようかなと思う。

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    投稿日: 2021.05.22
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    着物の世界もかつてよりずいぶん敷居が低くなり、自由な感想を綴ったエッセイも多く刊行されていますが、本書は経済力もセンスもある大人の女性の立場から、ほんとうの着物の楽しみかたを若いひとに伝えるとともに、お高くとまった伝統的な着物の世界の閉鎖性に対する辛辣な意見を織り込んだエッセイです。 この著者の立ち位置が絶妙で、しかもエッセイの名手らしい小気味のよい言葉で語られているので、ほとんどなじみのない世界であるにもかかわらず、楽しんで読むことができました。

    2
    投稿日: 2019.08.26
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    着物に夢中になった著者が、買いまくり、あれこれ失敗をして、挙句に日舞とお茶も習って、着物の魅力にとりつかれたエッセイ。 着物は、洋服やブランド品やジュエリーと同じく女性を待ち受ける魔性の散財対象のようだ。 理性が飛んじゃって衝動買いしたり、展示会で言われるままに、何十万、何百万を使ってしまう。 着物屋さんにしてみれば毎度あり、であるが、普通の人は恐ろしくて近づけないワールドであろう。 買うのに何十万とする。 お店で気軽に買えない。販売員がしつこい。 お手入れが大変。 着まわし、着る機会が限定される。 濡らしたり、走ったり、車の運転ができない。 下着や小物など付属品が多い。 着るのに時間がかかる。 着あわせルールやマナーが複雑で難しい。 高い安いで値踏みされたりセンスをチェックされる …こんなに大変なものを、着たいという人が減ってしまっても仕方がないと思う。 だから、現代人は、 安い 手入れが簡単 すぐに着られる 付属品がシンプル マナーは簡略 という風にしなかったら着物は着られないと思う。 昔の人だって絹物を着てお姫様のように暮らしていた人ばかりではない。もっと街着や普段着、家事作業着があったはず。豪華な人間国宝の手描きや手織りの高級品より、そっちの方が求められていると思う。

    1
    投稿日: 2019.05.18
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    結構前の本なんだな。 著者の当時の年齢が自分と近くて、初心者には面白く読めました。 わりと傲岸不遜て感じの自己分析がこの人らしい(笑)

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    投稿日: 2016.12.12
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    他の人の感想で、金持ちならではの、着物の楽しみ方という批判はあるが、 安い着物にも通用する普遍的な真理も多い。着物が着てみたくなる一冊。

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    投稿日: 2015.11.17
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    着付けを習えおえたばかりで、「さぁ次はお茶でも習うか」とか、「着物着て遊びに行きたい~」など考えていた私。読者と同じ目線で本が書かれているので、気をつけないといけないことやハマりだしたら大変なことになってしまうなど、タメになることが多かった。 あとやっぱり林さんも有吉佐和子好きだったんだね。 私も大好きで、それからキモノやお茶など日本文化的なモノに興味が出ましたよ。林さんの体験談から、わかる、あ、一緒だーって共感できることが多かったです(笑)

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    投稿日: 2012.07.09
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    何度目かの再読。 時々読みたくなる。 この人のように明細書が怖くなるくらい着物にお金をかけられたら どんなにか楽しいと思う。 季節による柄あわせ、着物屋さんとの付き合い方。 誂え方。 『細雪』ごっこ。 楽しそうな着物ライフと共に、失敗談も数々載っていて楽しめる。 でも相変わらずの自慢と悪口も満載(笑)。 デパートの店員に「浅葱色の帯揚げをください」などと言って試すシーンは 著者の底意地の悪さを感じる(笑)。 でも読んでしまう、林真理子・・・

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    投稿日: 2010.06.05
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    着物に少ーーし興味があって&林真理子さんのエッセイも好きなので読んでみた。 すごくためになった、というわけではないけども 「林真理子さんのエッセイ」としては楽しかった。

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    投稿日: 2010.03.07
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    着物の用語でわからないものが出てきましたが、ワクワクと読み進めることができました。 ちょうど明日が初めての着付け教室です。着付けを習って、知識が増えたら、このエッセイをまた読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2010.01.25
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    昔一度読んだことがあった。その時はただ読み物としておもしろかっただけだったが、最近着付けを習いだしたので、いろいろ興味が沸いて、実用書もかなり見ているのだが、これがとっても真実味があってありがたかった。

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    投稿日: 2009.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまで私が着物に対して持っていたイメージは、 1)高そう 2)着るのがめんどくさそう 3)胸が苦しそう 4)友人の結婚式なんかで着物など着ていったらごちそうが食べられない・・・ でした。事実、大学の卒業式に袴を着たものの着崩れしてさんざんだったので、「二度と着物は着るまい」と思っていた。結婚の時の持参の着物も用意しなかったぐらい。  ところが、この本でそれらのマイナスイメージをふっとばして、「もう一回着てみてもいいなあ」などと思うほどになりました。着物ならではの色・柄・小物などのコーディネートの楽しみ方、展示会の賢い見方、わかりにくい着物の常識などが、わかりやすく書かれてあるのです。    面白いのは林さんの着物友達、中野翠さんの着物の着こなしについて。  <引用>  この柄にはこの帯といった店のアドバイスを、彼女独特のセンスで崩してしまう。それにロンドンで買ったアンティックのバッグをさげ、私と一緒に旅行した韓国で買ったレース編みショールを肩に羽織ったりする。「志ま亀」独特の古典模様が、そうすると最新のデザインに変わるから不思議だ。  こういう着こなしが可能ならば、着物の着こなしも楽しそうだなあ、って思う。その代わり、かなりセンスが良くないとただの悪趣味になってしまいますが。  しかし....やっぱり着物は高い。いくら本書に影響されて「着物に挑戦!」なんて思ってもそうそう簡単には手が出せない。  よーく考えてみたら、日本の伝統ファッションが、こんなに高くてどうするんだろう。チャイナドレスやアオザイがよっぽど安い。

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    投稿日: 2009.08.15
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    着物にまつわるエッセイ。 林真理子さんのエッセイをいくつか読んでいるが、この人とわたしは住む世界が違うし、価値観がかなり違う。だからたとえ会っても話は合わないだろうな、と思いつつ、だからこそなのかもしれないが、どのエッセイもいい刺激になる。 この本もしかり。着物の買い方はまったく参考にはならない。お金が自由になる人の考え方だ。まーこういう人たちが高級な着物文化を守って行ってくれれば、と思う。また、着物の着こなしやセンスを品定めされたりすると思うと、恐ろしくて着物を着て外へ出かけられなくなる。でもこれが着物の世界なんだとも思う。さけては通れないもののようだ。 着物業界は、若い人が着物を着なくなって廃れてしまうと危機感を持ってはいるようだけど、そのわりに敷居を下げる心づもりはないらしい。少なくとも私にはそうみえる。林真理子さんもそのあたりを指摘している。若い人や初心者には寛容にしてほしいと言ってくれている。 わたしはあまりお洒落に頓着するほうではないと思うけれど、やっぱりお洒落は楽しい。着物も帯選びも、お金に余裕があるならばやってみたいと思う。読みながら、女性にとって衣服、お洒落というものは、人により差はあれ、良い悪いもあれ、心の多くを占めるものだなと思った。

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    投稿日: 2009.06.05
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    彼女のお買い物アドバイスはわたしの経済レベルじゃ役立たなさそうだけど、 和の色の名前だけでもすごくおもしろい、 とか、 着物の知識を得ることの楽しさをちょっともらえた。 身につけるにはまず買わないと。 でもその前に、ちょっとずつ知識を蓄えていくことならできるな。 お茶・お花・日舞も習いたい!まあそのうちに、、、できれば30代のうちには〜

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    投稿日: 2007.06.18
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    林真理子といえば、着物に日本舞踊にお茶にと、そのドハマリぶりはワイドショーネタになることも多いほど有名で、本書にもあるようにアンアンの着物特集などにもよく記事を書いているほどだ。その林真理子のきものについてハマっていく様子を書いた本がこれ。着物について書いてある本を20冊ほども読んだけど、ええいちっとも役に立たないじゃないかと、三十路過ぎて成人式程度の着物経験しかない著者が、同じような境遇の女性にもわかるようにと、とても具体的にわかりやすく書いてある。いまは相当な着物ブームで若い女性も中古などでわりと気軽に着ているが、当時15年ほど前は、かなりもがいたと見える。しかしその中で自分なりのポリシーを貫き、ルールをつくり、スタイルを確立していった道筋は、いま着物であれこれ思案している人には非常に役にたつ。個性という考え方も勉強になった。「私らしく」というひとりよがりは、思想の問題でなく、色彩の問題でまるっきり綺麗でなくなるというくだりだとか。それと、真っ先に出てくることばにあった「知識ではなくセンス」というところ。やっぱり難しい!と思ったが、初心者には励みにもなることばだった。経済的には足元にも及ばないので、指をくわえてみるばかりだが、それはそれで楽しめる。 ★コラム担当★ぴっぴ

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    投稿日: 2007.06.04
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    この人の着物道楽は到底真似できません。 でも着物に縁の薄い世代の著者が、着物にはまりつつも、着物の世界で感じる違和感を率直に書いている部分は「そうそう!」とうなづけます。

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    投稿日: 2006.08.05