
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少々手厳しい感想かもしれませんが、視点がコロコロ変わり、今の文章は誰の視点なのか、何が起きたのか、分かりづらいところが多かったです。後半はこなれてきたのか多少マシになりました。 小説家さんではないから仕方がないのかもしれませんね。 話自体も誤解されるが本当はかっこいい父親、みたいな感じが描きたいのかなと思ったのですが、全然納得出来ませんでした。 何もしないうちになぁなぁで家族だから、と元鞘に収まったように感じました。
0投稿日: 2025.07.09
powered by ブクログ悩みの無い家族などない。そして、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちはなかなかすれ違い噛み合わないもの。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ主人公、一歩が幼少の頃、「もう家には戻らない」と出ていった父。一歩は依頼された家族を演じるアルバイトをしながら生活しているが、ある日、失踪した父と兄を演じてほしいという依頼を受けた。兄として依頼者とあってみると、そこには実の妹のほの香がいた。 ロードムービー的というか、純文学にはいくらか足りない、特に起伏のない日本映画っぽい家族の風景を描いた作品。出ていった父の秘密と、離婚しようともせず、料理屋を営む母。いろいろなことからやる気のなくなった主人公で兄の一歩。 主人公なのかな? そう、「おれ」という一人称で始まる割に、一歩視点かと思えば、第2章では「一歩は」と三人称視点になる。母親の鯛子視点になったと思えば妹の…と、正直なところ、意味がわからなくなることが頻繁に生じる文だ。 一方で、名前の由来、とくに「ほの香」をひらがな漢字混じりにした理由であるとかが書かれていたりして、考えているところもあるんやねと感心する部分もある。 全体にパッパと情景が移っていくが、必ずしも必要でない部分があったりして、日本映画の脚本ぽいなと思って読んでいたら、作者が俳優なのか。なるほど。 だとすると、自分が演じるのだと思って、見えない部分をちゃんと見えなくするとか、視点を軽々しく移すと気持ち悪いとか、そういう部分は意識して書いてほしかった。いつも読んでいる脚本を読んで、これなら俺でも書けるか、みたいな状態で書かれたのかなあとうがった見方をしてしまう。 まあ、ジャニーズのタレントの小説よりはマシという程度で、わざわざ選ぶという話でもない。編集はちゃんと仕事しろ。
0投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログドラマから作られた作品ということもありセリフが個性的な印象で、登場人物のキャラクターが想像しやすかった。離れ離れだった家族がまた家族になっていくまでがおもしろく描かれていて、とても心温まる。
0投稿日: 2021.09.06家族について考える良い機会になりました
作品情報は少々大袈裟なような気もします。 物語のなかの家族に共感するところはあまりなかったが、物語も通して自分の家族、家族観を考えるきっかけになりました。 軽く読める内容ではありませんが、読みやすい文体でさくっと読めました。
0投稿日: 2018.03.13
powered by ブクログ本業が脚本家の方が書かれた小説だからなのか、短い台詞のラリーがけっこう長めに続くあたりはちょっと脚本っぽいのかな、と思いながら読んだ。 (ドラマが先で小説が後なのかも) 読みやすくて、ページ数のわりにかなり早めに読み終えたような気がする。 幼い頃目の前で大好きな父親に家出された経験を持つ桜木一歩は、家族というものに不信感を抱きながら、30歳を過ぎても定職につかずレンタル家族という稼業に身を置いている。 ある日依頼され仕事に赴くとそこにいたのは実の妹で、「結婚が決まったから相手の両親に紹介するための家族をレンタルしたい」という妹の思いと行動から、バラバラだった四人家族が変わり始める。 自分を捨てた(と思っている)父親への、一歩の複雑な感情が物語の主軸。 もう顔も見たくないけれど、やっぱり会いたい。もう二度と一緒に暮らすのは御免だけど、本来家族は一緒にいた方がいいことは理解している。 一歩と同じ境遇で育ったはずの妹・ほの香はまた、父親に対してはまた少し違う思いを抱いているというか、許す気持ちが強いように思えるのは、性別の差なのかこれから結婚するという境遇からなのか。 二人の母親はまたひとつの秘密を抱えていて、夫である二人の父親の帰宅を心のどこかで待ち続けている。 レンタル家族って実際ある商売だと思うけれど、お金を払ってその“ふり”をしてもらうものだと分かっていても頼んでしまう人の多さに、人間の孤独を感じる。 依頼する人たちに、本物の家族が残っている場合も多いのに。 家族はやはり、離れすぎてしまうものではないのかも、と思う。 血の繋がりが保ってくれるものなんて本当は少なくて、そこには大きな努力が必要だから。 読みやすくハートフルな小説。 しばらく積ん読になっていたのだけど、何がきっかけで買ったのか思い出せずにいる。笑 “レンタル家族”に興味があったのかも。
1投稿日: 2016.10.06
