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ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)
ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)
マイクル・クライトン、酒井昭伸/早川書房
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総合評価

4件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻では、ティラノサウルス、ラプトルとのパニック展開はあったが、正直映画に比べると、それほど手に汗握る展開でもなくがっかり。なによりも主演であるはずのマルコムが全くの役立たずでこの人はなんのために登場したのか謎なレベルだった。 反対に、映画ではトラブルメーカーだった恋人のサラが大活躍で彼女がいたから犠牲を最小限に食い止めることができた。 味方で亡くなったのは、エディのみ。彼は映画では仲間を守った上で犠牲になったが、本書ではティラノサウルスの子どもを車に連れてきたのは彼だったから、犠牲になったのはある意味で仕方のない展開。 悪役ドジスンは、ティラノサウルスの子どもの狩りの練習にされるという悲惨な最期をとげる。 ラプトルの扱い方が映画と原作では全く違っていた。映画では知的で仲間意識も高く、人間と意思疎通もできるかのような描写もあった。 しかし、本書では知的ではあるが、仲間同士で餌を奪い合い、傷つけ合いをするため、全く統率がとれておらず、共食いもする。恐竜の出来損ないのような描かれ方をしていた。 サイトBでは、捕食者の数が多く、どの恐竜も子どもばかりで成体に成長している恐竜は非常に稀であった。それはなぜかという謎解きも本書のテーマである。 その答えは、恐竜に羊の肉を与えたことが原因で肉食恐竜が病気に感染し、他の恐竜も徐々に汚染されていった。結果、恐竜の死体を食料とする捕食者が増え、また病気により寿命が短くなったため成体の恐竜がほとんどいないということだった。 つまり、本書で言いたいのは、隔離された孤島であっても人の手によって蘇り、人の手が加えられている以上それは自然摂理とはかけ離れたものであって、完全なる自然ではない。 サイトBの恐竜を観察することで恐竜絶滅の謎を解こうと思っていた生物学者は落胆して物語は幕を閉じる。 映画版ジュラシックパークで、恐竜が原因不明の体調不良により横たわっているシーンがある。恐らくこのシーンは、原作のこの病気のことを示唆していたものと思われる。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    下巻はラプトルが大暴れで手に汗握る。 モルヒネでラリっちゃってマルコムが使い物にならない一方、大活躍のサラ・ハーディングがかっこいい。

    13
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回の続きから始まります。 調査に言った学者からの連絡がこなくて、迎いに行ってそこでいないはずの恐竜が生き残っていたので、二度目の騒動が起きる。

    0
    投稿日: 2014.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頼みの綱だったヘリに間に合わず、ティラノとラプトルから逃げ続け、島に残る施設に逃げ込んだ一行。 夜が明けてラプトルが襲撃してくる! ・・・LANケーブルのトンネルから脱出てのはちょっとズルイ気がするが、無事に島から脱出成功。 映画はよく出来ていたなぁ

    0
    投稿日: 2012.01.04