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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女III」
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女III」
香月美夜、椎名優/TOブックス
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総合評価

37件)
4.2
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14
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    貴族の子に販売を。 座学をして覚えれることもあるだろうが、遊びの一貫で知ることが出来たら楽しいだろう。 「冬のお披露目と子供部屋」 次元の違うものは。 どれだけ頑張ったとしても、元々ある差が大きすぎる状態では勝負など意味がないだろう。 「神殿長の専属」 今までとは違って。 対応の仕方すら変わってしまうなんて思わなかっただろうが、これが身分の差なのだろ。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神殿長として各地の行事に参加しつつ、薬の素材採集を進める。あとは、ついにハッセの処分が行われて、ローゼマイン自身もこの一件で学んだことが多かったように思う。アンゲリカの成績上げ隊が発足し、戦いの場では魔力差で活躍の場が少ないダームエルが輝き始める。改めて長所を活かすことの重要性を感じた。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    第1部1巻は半分くらいで挫折してしまい、続きを漫画で読んで、第2部から小説版を読んでいます。 気楽に漫画感覚で読める小説。素材収集、ハッセの処分、ヴィルフリートの教育など色々盛りだくさんの内容で面白かった。

    1
    投稿日: 2025.08.08
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    ハッセの処分が終わったり、ワガママ兄様が少し成長してたり。絵本やカルタは今後も売れるだろうからめっちゃ儲けられそうだな。 神官長とマインがいいコンビになりつつある?何だかんだで仲良しさんな2人。

    12
    投稿日: 2025.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素材採取、印刷機改良、貴族教育、ハッセ、護衛騎士の選択と貴族院への布石が並行して進む。おそらくほぼ初のアンゲリカとヴィルフリート周りの掘り下げも。

    0
    投稿日: 2024.12.24
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    素材収集の回が、ファンタジー好きにはたまらないです! フェルディナンドの保護者っぷりもずっとにやにやがとまりません(*^^*)

    0
    投稿日: 2024.06.12
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    面白かった。やっぱりアクションがあるとテンポよくなるねぇ。 印刷機の件も面白かったが、なんちゅうても素材集め。 冬のバトルもよかったが、春の蜜あつめも面白かった。 ハッセも一件落着。 アンゲリカの落第回避作戦

    11
    投稿日: 2024.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神殿長かつ領主の養女の幼女ローゼマインは忙しい 城と神殿で怒涛の仕事をこなす、社交界(未知)で の交遊、本来の洗礼式・奉納式等を行い、子供部屋 で貴族院入学前の冬期講習、護衛騎士落第防止教育 教育で関わる相手が増えて、城内・神殿内の影響力 爆上がり・・・アンゲリカが馬鹿すぎて愛される 冬の主の討伐とかファンタジー事も段々増えてきて 面白くなってきた

    0
    投稿日: 2024.01.13
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    ハッセの話で、環境で価値観が変わるって本当なんだなーと考えさせられる巻だった。 今の世の中は生きる権利って当たり前のように主張されるけど、ほんの200年前とかはそんな考え方なかっただろうし、人によって命の重さが違うのは当然だった。 身分社会こわい。 それを表現できる作者はすごい。

    0
    投稿日: 2024.01.11
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    ハッセの最終審判が下って、ローザマインな聖女っぷりと貴族の怖さを農民たちに叩き込むことに成功したんだけど、マインの後味の悪さを祓うのはやっぱり家族の愛情なんだな、、、と。ギュンター、いいわー。 マインの素材採集もいい感じだし、子供部屋での学習も捗り、なんだかとっても順調。 貴族院の生活が楽しそうで、早く入学してほしい。

    4
    投稿日: 2024.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ローゼマインが作ったカルタとトランプと絵本がエーレンフェストの貴族の子供たちに影響を及ぼしそうです。遊びながら覚える教材のおかげで学力があがりそうです。 この巻の中では木工職人インゴのエピソードが好きです。領主ジルヴェスターとローゼマインの無茶ぶりのとばっちりがこういうところにもしわ寄せがくるのですね。

    0
    投稿日: 2023.12.18
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    小神殿に攻撃を仕掛けた「ハッセ」の街をめぐる処分が決着します。 現代人としての常識や倫理観を持つローゼマインにとっては厳しい試練でしたが、一歩ずつ貴族としての生き方を身につけてゆく(呑み込んでゆく)彼女の姿は、シリーズ開始当初の自信の情熱にまっしぐら、という雰囲気が上手く隠されるようになってきていて、改めて成長を感じさせます。 神殿長としての職務も少しずつ板についてきましたし、これからは義兄や同年代の子どもとのかかわりも増えてくるのでしょうか。彼女の「経営者」「発明家」としての活躍だけでなく「教育者」としてどのような手腕をふるってくれるのか、というところにも期待が高まります。

    3
    投稿日: 2023.11.25
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    活版印刷 ここでは活字の美しさが 語りつくされてはいないようだ 処刑する方法については 魔法の世界観になっている 人の死がショーになることもあるのではないか 身分格差社会

    0
    投稿日: 2023.10.28
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    アンゲリカが勉強できないことにびっくり! そこでアンゲリカの成績を上げるため、護衛騎士たちを巻き込み成績上げ隊を結成! アンゲリカは成績を上げることができるのか!?

    0
    投稿日: 2023.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハッセへの処分にがんばって立ち向かうローゼマインはえらいね。現代の私が公開処刑をじっと見てろって言われたら、結構トラウマだと思う。 あと、ライレーネの密を採集する話で男性陣がやきもきするところ好きだな。フェルディナンドが焦る様子がニヤニヤしてしまう。 (Web版読了済)

    0
    投稿日: 2023.09.02
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    冬の社交界は親だけじゃなく子供達にもあるのね。子供達にカルタや絵本を持ち込んでうまく流行らせて学力向上と商売繁盛を成し遂げたローゼマイン。金銭的に余裕のない下級貴族はどうするのか、考えるきっかけになったダームエル、good job。ハッセの処罰もひと段落。貴族に逆らうとこんなふうに消されるのね、マインの両親危なかったな。辛い時にギュンターがいてマントで包んでもらえてよかった。素材集め大変だけど魔木の研究の話は二人のやりとり好きだな。

    0
    投稿日: 2023.07.17
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    ランプレヒト視点のSS 領主一族の次期アウブを狙う側近の一般的な考えが描かれている 子供は側近の傀儡のようなものだろうか? と思ったものの、ヴィルフリートはヴェローニカに育てられたからですかね? これが領主一族と側近の一般的な関係性なのか判断がつかないなぁ ハッセの処分 まぁ、貴族の常識を知っているけれども、やはりローゼマインと同じように感じてしまいますね そしてその後のギュンターのマントのやりとり フェルディナンド様の優しさが見える 「記憶」では描かれていないけど、このシーンもフェルディナンドとしてはマインの家族の絆を感じたシーンだと思う ライレーネの蜜の特徴から、魔力で植物を育てることに興味を持ったフェルディナンド様 魔木栽培計画とか、十年計画とか、魔力と引き換えに図書館をくださいとか 伏線ーーー!!

    1
    投稿日: 2023.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ローゼマイン、順調に素材採集しつつ、冬のお披露目会でやらかし、識字率アップのため子の親に教材を売る。 慈悲深い聖女伝説の実績を着々と積み上げるローゼマイン。(本人は内心悶絶) 冬のお披露目で一人だけ別次元のレベルの曲と祝福を披露し、貴族たちをざわつかせ、カルタや絵本で入学前の子供たちの学習力アップ&教材販売で収入アップ。 工房では新しく木工工房のインゴがグーテンベルクに仲間入り。 神官長の熱血後進教育が進み中、フリッツやザームも側仕えとなることが決まった。 また、護衛騎士アンゲリカの座学壊滅問題から、「アンゲリカの成績を上げ隊」が結成され、ご褒美目当てに護衛騎士一丸となって補講テスト合格を目指す。 もうホント働きすぎだよローゼマイン。 ハッセの町長一派の処分が決まり、現代の倫理観が抜けないローゼマインは、聖女として慈悲の言葉をかけ処刑を見届けたものの、あまりにも命が軽く扱われる様子に堪えられなくなってしまう。 様子のおかしいローゼマインの様子を見て、いてもたってもいられないギュンターが危険を冒してマントを手渡す姿に、家族を想う気持ちに触れて復活するローゼマイン。 復活はや!と思ったけど、もともと切り替えが早い性格だし、こちらの世界の常識が飲み込めたわけではないけど、それだけではない、と下町の家族のおかげでバランスが取れたのが良かったのだろう。 薬の素材も半分集まって、次巻へ進む。

    4
    投稿日: 2023.06.26
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     P323ランプレヒトの心の中。「情勢によって仕える主を変えるものの方が一般的である」  こんな所にもう、上級貴族らしくない考え方が出てきていたんだ。周囲の影響って怖い。

    1
    投稿日: 2023.02.21
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    「素材採取が順調で何よりですね」な巻。時間経過が早い為、あっさりと10歳まで物語が進む気がする。貴族院からが本番な気がするけど、ローゼマインのやらかしをワクワクしながら、ゆったりとした時間経過を望んでしまう。ハッセの処罰については、ローゼマインの下したやり方が、後々のことを考えれば断然益だと思う。人が育つには時間がかかりすぎるからね。魔力と比べても人の方が大切だと思う。ユストクスと意見が被るのはなんだか癪だけど、彼の考えは嫌いじゃない。個人的には今後の活躍に大いに期待しているキャラクター。

    0
    投稿日: 2022.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻末の四コマ こたつをどう伝えるか? 魔力があれば 暖かいこたつを作ることもできそうですが、 実際に作るとなると 難しいんでしょうね。 言葉だけでイメージをどう伝えるのか 誤解だけど、それが面白い。 アニメでは絶対にこういうネタを拾ったことはありません。 なんでもない日常も面白いです。

    0
    投稿日: 2022.06.27
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    今回も安定の面白さでした。主人公が強くなってくると、普通、どうせ勝つんでしょ?とかおかしいくらいの強い敵現れたりとかパターン化するものだけど、マインの虚弱と、とにかく本好きという二点が魔力や知能の突出に歯止めかけていて、そのバランスが素晴らしいです。貴族になってからは登場人物の名前の長さや数が増え、そこがすぐ忘れる私には辛い展開になっているものの、今は連続で読めているのでなんとかなってるかな…。 今回は洗礼を終えた年の子ども達が沢山登場しましたが、身分の低いフィリーネがこれから貴族院に向けて成長する際の友達になっていくのかな。

    2
    投稿日: 2022.05.30
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    断罪するのは辛かったろうな…と読んでいるこっちも胃が痛くなるようでした。不思議な泉の夜はイラストも合わせてとてもかわいらしくて楽しくてファンタジー味があふれてて好きです。力を制御でききれてなくてあふれさせちゃうローゼマインはまだまだ大変そうですががんばれって思います。そしてなんか嫌な予感のするフラグも立ってるので…続きを読みたいです。

    0
    投稿日: 2022.05.11
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    【感想】 ・「わたくし、絶対に諦めません。凡人はやめて、奇人変人を目指します!」「待ちなさい、君はすでに変人だ。目指すべき方向はそちらではない」p.80 【一行目】  フランの主であるローゼマインが城から戻ってきた。 【内容】 ・印刷機作り進み始める。 ・冬の洗礼式でやってしまう。 ・クリスティーネがいた。 ・近い将来貴族院で一緒になると思われる子どもたちの「教育」を始めたローゼマイン。というか、「調教」? ・超強力な魔獣との闘いの末良質な魔石をゲット。 ・子供部屋でのカルタや絵本の販売にこぎつける。 ・お馬鹿美少女騎士アンゲリカの成績を上げるためのミッション。 ・懸案の、ローゼマインに与えられた課題、ハッセの町の処分。できる限り穏当にすませたいが貴族の常識では町自体を滅ぼすのが当然。 ・素材集めクエスト、春の回。ファンタジー要素を強くできるイベントとして存在? ▼本好きについての簡単なメモ(累積) 【アイフィント】リスのような形で猫くらいの大きさの魔獣。 【アウブ・エーレンフェスト】領主。 【青色神官】青色神官は貴族院を卒業していないので貴族出身ではあるが正確には貴族ではない。 【諦めない】「わたくし、絶対に諦めません。凡人はやめて、奇人変人を目指します!」「待ちなさい、君はすでに変人だ。目指すべき方向はそちらではない」領主の養女3 p.80 【アニカ】インゴの妻。 【アルノー】神官長の側仕え。仕事はできるが面白みがなく地味だと思われている。神官長の好みには合致している。かつてはフランとともにマルグリットの側仕えだったこともあるようだ。で、マルグリットのファンの一人のようだ。フランに対してかすかな敵愾心というかからかいたいような気持ちを抱いているようだ。 【アングリーフ】武勇の神。 【アンゲリカ】成人していない女性騎士。可憐な容姿の美少女でお茶会などでの護衛に向く。貴族街にいる間のマインの護衛。スピード特化型でかなり強い。ただし、勉強が嫌いなので騎士になったというご仁なのでかなりお馬鹿。人気キャラになりそう。 【イェニー】神殿長の寵愛を受けている。クリスティーネの側仕えだった。 【イグナーツ】ヴィルフリートやローゼマインと同世代の子ども。中立派。ヴィルフリートの側近候補。 【イタリアン・レストラン】マインのアイデアでベンノが出すことになった店。ベンノはこの辺をとっかかりに独立を考えているようだ。料理人候補はフーゴ、エラ、トッド。 【イルゼ】フリーダんち(ギルド長んち)の料理人。ぶっきらぼうだが協力的。頼りになる。マイン考案のレシピを欲しがっている油断のできない面も。 【インゴ】印刷機を作ってくれる予定の木工職人。先進に逸るローゼマインやヨハンを抑え現実的で冷静な目で作るものを見てくれる。 【ヴァルゲール】春野菜。旬を過ぎると堅くなる。 【ヴィルフリート】領主の息子。ランプレヒトが護衛騎士。小型ジルヴェスターでローゼマインを引っ張り出そうとしてぶっ倒れさせてトラウマを植え付けられた。 【ヴィルマ】灰色神官の一人。美少女。芸術巫女と呼ばれたクリスティーネの側仕えだった。絵が上手。孤児たちの世話を一番しているお母さん的存在。マインは絵本作りに必要な人材として側仕えにしようとするがかつて花を捧げされそうになって以来男性恐怖症となり孤児院から離れたくない。マインいわく「マジ聖女」。 【ヴォルフ】インク協会の長。マインの絵本に使われたインクが既存のものと異なっていたので誰の発案なのか知りたがっている。貴族とのつながりを強固にするためなら犯罪も辞さない評判の良くない男。その後、死亡。おそらく口封じされた。 【麗乃/うらの】本須麗乃。主人公マインの転生前。本さえ読んでいられれば他に何もいらないというくらいの本好きで、司書になれることが決まりこれからバリバリ読書三昧と思っていたところで地震で崩れてきた本の山であえなく圧死しマインとして転生した。たぶん麗乃としてはもう出てこない? 番外編でもない限りは。なんぼ読書家でも不思議なくらいなんでも知っている。本人は記憶力よくないと言うのに。だからこそこの世界に連れてこられたのかもしれないけど。 【エーヴィリーベ】命の神。土の神ゲドゥルリーヒに一目惚れし略奪婚? してしまったのでゲドゥルリーヒの家族の神々からは快く思われていない。 【エーファ】マインの母。翡翠のような緑色の髪の美女。兵士長の娘で、ギュンターに惚れられた。 【エーレンフェスト】主人公が転生した中世ヨーロッパ風の街。この世界の中では大きい都市のように思われる。領主の名前が付いている。 【エグモント】青色神官。神殿長の取り巻きの一人。「マインの」図書室を荒らした男。 【エックハルト】カルステッドとエルヴィーラの長男。騎士寮にいる。出会ったとき十八歳。実はフェルディナンドの護衛騎士でもあり、フェルディナンドに心酔している。 【エラ】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。女性。結局ローゼマイン付きの料理人になるもよう。 【エルヴィーラ】カルステッドの第一夫人。ローゼマインに淑女のたしなみを教える。緑色の髪。フェルディナンドのファン。基本的にカルステッドはエルヴィーラに頭が上がらない。三人の息子、エックハルト、ランプレヒト、コルネリウスがいる。味方につけている限りはとても頼もしい。 【オズヴァルト】ヴィルフリートの側仕え。領主と血縁のある上級貴族。 【オットー】南門にいる兵士の一人。元旅商人なので文字を書け計算もできるので事務仕事を担当している。物語開始当時新婚さん。妻はコリンナ。マインに字を教えてくれ、その代わり事務仕事を手伝わせた。商人として培った営業力とプレゼン力を嫁自慢に使う男。 【オットーの家】城壁に近い高級住宅街にあるコリンナの実家の三階にある。 【オティーリエ】領主の城でのローゼマインの側仕えの一人。 【オトマール商会】商業ギルド長がトップをしている商会。街よりも前からここにあり、前領主のときは御用商人でもあった。基本的には貴族対象の食料品を扱う店だったようだ。フリーダが属し、なんとかマインを取り込もうとしている。 【オルドナンツ】連絡用の魔術。白い鳥などの形になる。 【カイ】孤児院の子どもの一人。 【隠し部屋】部屋の主の魔力によって開閉する。広さも魔力によって変えられるらしい。フェルディナンドの隠し部屋は一定の魔力量がないと入ることもできない。神殿でも入れるのはフェルディナンド本人とマインだけと思われる。マインにとってはお小言部屋。 【活字】ヨハンが作った。マインは「ひゃっほー」となりその素晴らしさをとうとうと語ったのち興奮のあまりバタンと倒れた。 【カトルカール】別名パウンドケーキ。マインがフリーダの家で作ったお菓子。小麦粉、卵、砂糖、バターが同量で作れるのでうろ覚えのマインでも作れそうだった。 【鐘】エーレンフェスとの街では時報代わりの鐘が鳴る。二の鐘で開門、神殿では朝食。四の鐘はだいたい正午くらいのようで、神殿では昼食。三の鐘でマインとルッツが待ち合わせにしているようなのでそれが九時くらいなら開門は、不定時報だとしても朝の六時前後になるか? ベンノの店は二の鐘の少し前から三の鐘までの間が最も忙しいようだ。六の鐘が閉門の時間でありベンノの店も閉店する時間。おそらく日暮れで商売は終わるのだろうから全体にぼくらの世界より早く動いているとは思われる。一の鐘は朝の四時頃だろうか? 七の鐘が就寝を促す鐘らしい。鐘ひとつ分は二時間から三時間くらいと思われるが今のところよくわからない。 【貨幣】小銅貨一枚が十リオン、穴が開いている中銅貨が百リオン、大銅貨が千リオン、小銀貨が一万リオン、さらに大銀貨、小金貨、大金貨と続く。 【髪飾り】マインの稼ぎのひとつ。トゥーリ用に作ったものが一部で評判に。 【神様】闇と光の夫婦神。そして五柱の神、水の女神フリュートレーネ、火の神ライデンシャフト、風の女神シュツェーリア、土の女神ゲドゥルリーヒ、命の神エーヴィリーベ。そしてそれぞれに十二の眷属の神々がいるようだ。命の神は土の女神を隠すので女神の兄弟神に疎まれている。武勇の神にアングリーフというのがいるようだがいずれかの眷属なのかもしれない。 【カミル】マインの弟。神殿にいた期間中に生まれた。彼にとってマインは「貴族に殺されたお姉ちゃん」ということになるのだろう。 【カルステッド】騎士団長。公の場ではフェルディナンドに対してかしこまっているが私生活では友人。領主とも血縁がある。後にローゼマインの父親だとわかる(という嘘八百の設定となる)。 【カルステッドの第三夫人】→ローゼマリー 【簡易ちゃんリンシャン】衛生環境改善の意味もありマインが作った最初の発明品。メリルの実から採れる油を使った。髪がツヤツヤになる。 【簡単パルゥケーキ】マイン二つ目の発明品。鶏の餌にしかならないと思われていたパルゥの絞りかすを活用したホットケーキ。パルゥのおからを使ったレシピは他にもいくつか考案したもよう。パルゥバーグとか。 【カントーナ】文官。孤児の売買についてハッセの町長とつながりがあるらしい。 【カンフェル】フェルディナンドの特訓を受けている青色神官。ローゼマイン推薦。 【ギーベ】領主から土地を与えられている貴族のこと。ふだんは地元で暮らしており冬の社交界シーズンになると貴族街にある屋敷に滞在する。名前の前に付けてよぶのが普通のようだ。 【記憶を見る魔術具】フェルディナンドがマインに対して使い、マインの過去を知られた。マインはそのことは気にしないがこの道具によって自分が一度読んだ本をもう一度読めることに気付き使いたくて仕方がない。 【騎士団】貴族の息子たちの中でも魔力の強い者が入るエリート集団。なのだが政変により貴族の数が減っているので本来なら騎士団に入れない程度の者も入っている現状。魔獣に乗って空を飛ぶ。 【騎獣】貴族たちが魔法で作り乗って空を飛ぶ魔獣のような形をした乗り物。騎士団が使う魔獣は手甲の魔石から変じる。どんな形になるかは術者の好みによる。魔力の供給が切れない限り動き続ける。ユニコーンが今のトレンド。フェルディナンドの魔獣は羽のある獅子。どうやら獅子の形が許されるのは領主の一族だけらしい。ローゼマインも騎獣を作ることに成功したが紆余曲折の末レッサーパンダの形をした自動車のようなものになった。年齢を重ねるともう少し落ち着いたものになるかもしれない? いや、すでにメンタリティは大人なので変わらないか。 【貴族】貴族の血を引き、魔力を持ち、貴族院を卒業した者のこと。この世界の貴族はかなり横暴で一般人は歯牙にもかけない。というか、この世界の貴族は他の世界の貴族たちよりもさらに特権階級であり、貴族と一般庶民はほとんど生活域が重ならず別々に生きている。貴族だけが魔力を持つ。逆に言えば魔力があれば貴族になれる可能性もあるということかも? 【貴族院】洗礼を受けた貴族の子どもたちが行く学校。各種コースがあるようだ。領主候補生コース、騎士コース、文官コース、側近コースなど。 【貴族街】貴族街に住む貴族の数はおよそ三百人(洗礼式を終えた者)。意外に少ない。 【貴族男性の条件】エルヴィーラいわく「腹芸の一つもできない、敵を排除することもできないような優しいだけの男は駄目よ」領主の養女(1)p.51 【汚い】現代日本から転生したマインにとって庶民の生活は全体的に不潔で、ことあるごとに「汚い」と感じる。偏見というよりもおそらくほとんどの現代日本人はそう感じるだろう。特に身体の弱いマインにとって衛生は重要なので身近なところから改善していってる。 【ギュンター】マインの父。三十二歳。エーレンフェスト南門を守る兵士で班長。青色の髪。エーファに惚れて猪突猛進で結婚までこぎ着けた。 【教育】いわゆる教育を受ける機会がほとんどないこの世界の庶民の子。ルッツは「そういうの、教えてもらえることって滅多にないから、せっかく覚えたことは忘れたくなくて」と言った。 【ギル】マインの側仕えとなった灰色神官で十歳の少年。目付きが悪く反抗的でよく反省室に入れられている厄介さだったがマインに篭絡された。 【キルケ】フーゴの恋人。 【ギルド長】→グスタフ 【ギルベルタ商会】マインがメインで取引するようになった商人ベンノの店。彼の実家の一階が店、二階が家族の住居、三階より上が賃貸しの住居で、その三階といういい場所にベンノの妹であるコリンナと夫のオットーが婿養子的に暮らしている。貴族などが取引相手のようで高級な感じ。基本的に服飾関係、ファッションブランドのようだ。将来的にベンノはコリアンナに家督を譲り自分は独立するつもりがある。 【綺麗好き】マインは周囲から病的な綺麗好きだと認識されている。まあ、やから昔は寿命も短かったし、子どもや出産時の死亡率が高かったんやけど。虚弱なマインにとっては自分の生命を守る必要性もあった。実際、オリジナル・マインはとっくに死んでるわけやし。 【グーテンベルク】思うのだけど、その世界に印刷という技術が必要になったとき、神さまがマインのような人材を転移させてブレークスルーを発生させるのかもしれない。一番最初のグーテンベルク以外は、称号としてのグーテンベルクなのだ。マインたちの世界では、ますヨハンがそう呼ばれ、ルッツやベンノも組み込まれた。次いでインク工房のハイディ、ヨハンが仲間入り。候補としてはインゴ。 【グスタフ】商人ギルドのギルド長。オトマール商会のトップ。ベンノと仲が悪いのはベンノの父が亡くなったとき母親を後添えにしギルベルト商会を取り込もうとし、断られ、今に至るまでネチネチと嫌がらせを続けているから。実は意外にベンノに目をかけている感じがある。 【薬】神官長フェルディナンド特製のお薬。効果はあるけどのたうちまわらされるくらい苦くてまずい。 【グラーツ】貴族。 【クリスティーネ】以前神殿にいた青色巫女見習い。芸術をことのほか愛し、詩と絵と音楽に耽る毎日。ヴィルマやロジーナをはじめ側仕えの灰色巫女は下働きはせず全員貴族の令嬢のように優雅だった。名前だけ聞こえているが、いつか登場することはあるのか? 【グリュン】レッサーパンダに似てるかもしれない魔獣かなにかのようだ。こちらでは可愛いという認識はないらしい。 【契約魔法】貴族の横暴に対抗するために生まれた契約方法。かなり強制力が強く破る度合いによっては生命も失うほど。これはまったく関係ない第三者にも適応され、知らないうちにその契約に反することをしてしまうと知らないうちに何らかの罰則を受けるという恐ろしいもののようだ。なので、第三者が自分の頭で考えたアイディアがどこかの契約に抵触する場合にも適応される可能性がある。とりあえず効力の範囲は魔術結界の中、都市内だけのようだ。貴族同士の契約魔法はもっと広範囲のようだ。 【ゲドゥルリーヒ】土の女神。温もりや寛容の象徴。イメージカラーは赤。 【ゲルダ】子守りのおばさん。危なくないところで放置するというタイプ。 【ゲルラッハ】貴族。 【コージモ】グスタフの右腕的存在。 【子供部屋】貴族たちの冬の社交シーズンの折、洗礼式を終えたばかりの同世代の子どもたちは子供部屋に集められ貴族院に行くときのために子ども同士の社交を行う。こんなところにローゼマインを放り込んでいいのか? 【コリンナ】ベンノの妹で、オットーの妻。有名な針子で業界では幹部クラスの立場。両親の工房を継いで工房長となっている。びっくりするくらい可愛らしくて細くてはかなげなのに巨乳。一目惚れしたオットーは彼女と結婚するため大金を出し市民権を手に入れ自分の店を持つ夢を諦めた。オットーがこの話を始めると長くなるのでベンノは止めようとする。将来的にベンノは店はコリンナとオットーに任せ自分は独立するつもり。 【ゴルツェ】猫のような魔獣ザンツェの最終進化形。でかくて狂暴。騎士団の討伐対象の魔獣。マインの魔力をこめたリュエルの実を食べたザンツェは段階をすっ飛ばしてゴルツェに進化したら。 【コルネリウス】カルステッドと第一夫人エルヴィーラの三男。マインがカルステッドの養女になったとき十一歳。 【ザーム】フェルディナンドの側仕えの一人。後にローゼマインの側仕えとなる。 【裁縫協会】工房長として認められるためには一年に五着以上の衣装の注文を受けることと、貴族の顧客を持つこと。コリンナはそれをクリアしている。 【ザシャ】ルッツの兄。長兄。風貌は父親に似ている。建築関係の職人。 【ザック】鍛冶のヴェルデ工房の若い職人。ヨハンをライバル視している。技術そのものはヨハンに劣るが発想力は素晴らしく、設計屋として一流。 【サバイバル】この世界はまだ文明社会だがマインにとっては毎日がサバイバル生活に近い。個人的には山登りが趣味やったんでキャンプ生活も長くマインよりはマシと思うがそれでもこの世界に放り込まれたら苦労しそうだ。 【ザンツェ】猫のような魔獣。進化したらゴルツェになる。 【ジーク】ルッツの家の二番目の兄。木工工房で働いている。 【シキコーザ】若い騎士団員。マインに反感を抱き、護衛対象であるにもかかわらずマインを害し、トロンベを活性化させた罪で「処刑」されたということなので死刑になったようだ。軍隊にとって命令違反は許されないので相当重い罰を受けるだろうなとは思っていたが、まさかそこまでとは。 【シキコーザの母】→ダールドルフ子爵夫人 【司書】図書館で本の管理やレファレンス業務を行う専門職。個人的に司書資格は持っているだけに今の日本で実際に司書になるのがどれくらい大変かは、ぼく自身は司書になる気はなく書店でバイトしてたし本好きの教養のひとつとして取った資格ではあるけれどなんとなく知ってる。麗乃さんは優秀なんやなあと思う。 【市民権】街にすむことができる権利。旅商人になると手放すことになるらしい。 【しめじのような茸】一回火を通さないと踊るらしい。 【修ちゃん】麗乃の幼馴染み。麗乃の世話役。異世界でのルッツみたいなもんか。そのままだったらいつか麗乃と結婚したのかもね。「誰かが面倒みなくっちゃなあ」とかボヤキながら。母親が学会に出るというような記述があるので学者の息子か。麗乃を「妖怪本スキー」と呼ぶ。彼も転生してきていて上級貴族の息子にでもなっていたら都合がいいのだけど。 【シュタープ】魔法使いが使うタクトみたあな棒。ハリポタを思い出せばよさそう。 【シュツェーリア】風の女神。 【シュツェーリアの夜】秋から冬に変わるとき、月が紫色に変じ魔力の高まる夜。リュエルの実を採取するのに最適な日。逆に冬から春に変わるときを「フリュートレーネの夜」があり月が赤く変色する。 【出産】今の日本でも出産時の乳児死亡率は意外なほど大きい数字だがマインのいる文明レベルだと出産は母子ともに相当危険だと思われる。マインの家では、最初の子は流産、次は男の子で一年たたずに死亡。次がトゥーリ、その次がマイン(オリジナル・マインは実は死んでいる)、次の子は冬を越えられず、その次は流産。の六人きょうだいで本当に生き残ったのはトゥーリだけだった。そして物語中で出産された七人目のカミルはどうなる? 【シュミル】魔獣。おおむねウサギ。子どもでも捕獲でき肉も旨く他にも捨てるところがないくらい利用価値が大きい。ただし前足の爪に毒を持っているので注意は必要。 【シュムネティルム】かなり強い魔獣。ローゼマインは冬の主としてのシュムネティルムと出会う。 【商業ギルド】商売に関わる者は必ずギルドに登録していないと厳罰を受ける。権力があり、がめつい。 【ジルヴェスター】若い青色神官。神官長がこいつは性格が悪いと言った。ただ、性根が腐っているわけではないとも。メンタリティは小学生男子。いつも面白そうなことを探しておりマインは面白そうなことをする玩具だと思っているフシあり。誰もこいつの所業を止めようとはしないので上級貴族の一員かあるいは扱いからして領主の一族の可能性が高い。マインとはお互いに「好き放題やな、こいつ」と思いあう関係。何か思いついたら他者にそれを丸投げしてやらせるタイプ。妻はフロレンツィア、子どもは三人いて、ヴィルフリートが一番上で、あとはシャルロッテ、メルヒオール。 【白ラディッシュっぽい野菜】包丁の側面で叩き潰すと「ギャッ」と叫び赤ラディッシュになった。 【神官】神殿の要員。青色の僧衣を着た貴族出身の青色神官と青色巫女。多くは孤児出身の灰色神官と巫女。マインは特殊な条件で青色巫女になった。政変により貴族の数が足りなくなり、神殿に追いやられた貴族の姉弟たちが呼び戻され、今の神殿は要員不足に悩んでいる。特に深刻なのが魔術具に魔力を籠められる者が減っていること。 【神官長】→フェルディナンド 【神殿長】→ローゼマイン 【神殿長・先代】→ベーゼヴァンス 【煤鉛筆】木簡に字を書くために作った。竈や煙突の煤を集め粘土で固めた。 【聖女伝説】ローゼマインを聖女に仕立て上げようというフェルディナンドの企み。この企画はローゼマインのためではある。桁違いに大きな魔力量のローゼマインは時として無意識に魔力を垂れ流すことがあるが聖女なら忌避されることはない。 【政変】どうやら貴族どうしの争いがあったようで貴族の人口が著しく減っているようだ。ゆえに一度は神殿に追いやられていた貴族の子弟たちが呼び戻されているようで青色神官の人数が減っている。そして側仕えだった灰色神官が孤児院戻ってきて一人あたりの食糧が減りいつも飢えている状態。 【前例】「大丈夫です。わたくし、前例になる覚悟はできています」「後に続こうと思う貴族などいない。君だけだ」領主の養女3 p.160 【洗礼式】七歳になると洗礼式があり以降は半ば大人扱いになる。 【ダームエル】若い騎士団員。マインにも偏見なく接してくれた。ただそのときシキコーザを止めることができなかったので同様の処罰を受けそうになったが多大な罰金と降格(マインの護衛)を受けた。どうもヘンリックの弟らしい。 【ダールドルフ子爵夫人】シキコーザの母。マインとフェルディナンドを憎んでいる。 【タウの実】森にときおり落ちている赤い実。中は水だけだが持って帰ると干からびているのだがそのまま放置しておくと水分が増え大きくなる。街の人々は夏の星祭りの夜それをぶつけ合って楽しむ。実はトロンベの種。魔力を吸い取る性質があるのでこれを使えば身食いで死ぬ子どもが減るのではないかとマインは考えた。ただし、それを明らかにすると社会が崩壊する可能性がある。 【ダプラ契約】商人や職人の見習いの雇用契約。将来的に店や業務を任せるための徒弟契約。八年間。マルクはいつか実家の商店に戻るダルアとして数回の契約更新をした後、実家との折り合いが悪くなりダプラとして契約した。 【ダミアン】グスタフの孫でフリーダの兄。 【ダルア契約】商人や職人の見習いの雇用契約。店長との雇用契約で、ギルベルタ商会では他の商人の子弟をダルアとして預かることが多い。おおむね三年から四年の契約となる。 【タルクロッシュ】魔獣。女神の水浴場に出没しているようだ。泉からでてくることはない。形状は、デカいガマガエル。 【ディード】ルッツの父。建築関係の職人。頑固っぽい。 【ディッター】貴族の競技のようだ。騎獣に乗って戦う。空が舞台なので危険。 【ディルク】孤児院に預けられた赤ちゃん。デリアが姉代わりになったので似た名前にした。 【デリア】マインの側仕えとなった八歳の少女。神殿長のスパイだったがマインに敵対する態度を丸出しにしたため望まれた情報が手に入らなかった神殿長に切り捨てられマインに泣きついた。ツンデレではあるが取り込んでみれば貴族の習慣等に詳しいその知識はマインが「化ける」ためには有用だった。マインの部屋をきれいに保つことが主な仕事。 【天然酵母】「ふわふわパン」を作るためには必要。 【トゥーリ】マインの姉。一歳違いだがすくすく育っている。緑の髪の美少女。現代の日本人の目から見たら薄汚かったのがマインのお陰できれいになった。 【トウラゴット】ヴィルフリートやローゼマインと同世代の子ども。ライゼガング派。ヴィルフリートの側近候補。 【トール】ハッセの町の孤児。十一歳男子。ノーラの弟。 【トッド】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。男性。 【トルデリーデ】カルステッドの第二夫人。ローゼマリーを疎んでいた。 【ドレッファングーア】時の女神。 【トロンベ】ものすごく成長が速い木。見ている間ににょきにょき伸びていく。マインは「不思議なにょきにょっ木」くらいに思ってるが皆にとってはそんなに気楽なものではないようだ。伸び始めに刈り取らないと辺りの栄養が吸いとられてしまう危険性の高いものなので住民たちは発見したら何を置いても刈り取ることを最優先する。育ちきったらあたりを荒廃した土地にしてしまいさらに拡大しようとし、騎士団でないと対応できない。ただ、紙の材料として最適だったのでマインはけっこう危なっかしいことをしたりもする。本当に大きくなってしまうと一般人の手には負えず騎士団に依頼する必要がある。マインは後にその現場に参加することになる。ちなみにトロンベで作られた紙は燃えにくく、手に入りにくいこともあって高価なものになる。 【ナディーネ】ブリギッテの下級側仕え見習い。 【ニコラ】灰色巫女見習い。オレンジ色っぽい髪を三つ編みにし美味しいものが好き。いつもニコニコしている。モニカとともにマインの側仕えとなる。 【粘土板】マインがパピルスの次に作ろうとした紙の代替物だが焼いて保存しようとしたら爆発。 【ノーラ】ハッセの町の孤児。顔立ちが美しいので町長の人身売買商売の商品だったようだ。十四歳。 【ノルベルト】領主の城での側仕えを束ねる執事。 【灰色神官】神殿の孤児院出身の神官。基本的に神殿以外の場所をまったく知らず生まれて死ぬ。青色神官の側仕えとして使われるが青色神官が何らかの理由で去ると再び孤児院に戻る。女性には貴族や青色神官のへの「花捧げ」の役目も負わされ、それで生まれた私生児がまた孤児院に送られる。 【ハイディ】ビアスの娘。インク研究に特化したマインみたいな人物でかなり気が合う。夫のヨゼフは苦労の毎日。 【ハイデマリー】エックハルトの亡くなった妻。 【ハッセの町】町長の権力が強い。彼自身は前神殿長に似たタイプの小悪党に過ぎないようだが後ろだてがありそうだ。 【花捧げ】基本的に女性の灰色神官が求められる、いわゆる夜のおつとめ。ヴィルマは毒牙にかけられそうになったところを危うく主人のクリスティーネに救われそれ以来男性恐怖症になった。 【パピルス】マインが最初に紙の代わりとして作ろうとして失敗。 【パルゥ】甘い汁が採れる実。冬の晴れた日の朝、雪の中でしか採れない。実のなっている枝を暖めなければならないが魔力があるのか炎は消えてしまうので手で暖める。昼を過ぎるとぎゅーんと大きくなってぴゅーんと実が飛んでいき木は消えてしまうので午前中が勝負。絞りカスを使ったパルゥケーキはマインオリジナルレシピだが、パルゥの絞りカスは家畜の飼料でもあるので広まって飼料がなくなるのは避けたいから内輪だけの楽しみ。 【はるか高みに上がる】どうやら死んだことの謂らしい。それも処刑か? 文中ではアルノーやローゼマリーに対して使われていた。 【ビアス】ヴォルフの死後インク協会の会長になった男。苦労している。 【東門】街道に面していて旅人が多く活気がある分、治安が悪い。 【ビンデバルト】伯爵。太っている。 【フィリーネ】ローゼマインと同じときに洗礼式を受けた少女。絵本の読み聞かせに目を輝かせている。 【フーゴ】ベンノがイタリアンレストランのために雇った若い料理人。男性。作中で恋人ができるが結局フラれたようだ。 【フェイ】トゥーリと同じ年の少年。ピンク頭で悪ガキふう。 【フェシュピール】楽器。リュートと琴を合わせたような感じで、バンドゥーラによく似ている。貴族の嗜み。 【フェルディナンド】神官長。最重要キャラの一人。マインにとっては神殿におけるベンノのような位置付けとなる。まあ、要するに保護者ですな。ルッツにつぐマインの秘密を知る二人目となる。落ち着いていておっさんぽいが初登場時で実は二十歳。神殿では神殿長に次ぐ位。魔力量はけた外れに多く、彼の「隠し部屋」に入れるのは神殿でも他にはマインしかいない。貴族でもあり、愛妾の子どもだった。年齢的に案外マインの婿候補No.1かもしれない? 笑顔になるときは何か悪巧みしてるときで非常に恐ろしく子どもは泣くだろう。普段の無表情がもっとも優しいとき。数少ない趣味は魔術具や薬を作ること。 【冬の主】毎年冬に現れる魔獣の中で最も強いもののことを言う。狩らねば春の到来が遅れるので騎士団総出となる。ローゼマインが出合った冬の主はシュムネティルム。白いサーベルタイガーののうな姿。巨大化したゴルツェよりさらに巨大だった。 【ブラウ】シュミルという愛玩魔獣。黒と青の中間の色のつやつやした毛並みと金色の瞳。ジルヴェスターが子どもの頃可愛がっていたが可愛がられすぎて命の危険を感じたようでカルステッドに懐いた。ジルヴェスターいわくマインはブラウに似ている。 【フラン】十七歳の灰色神官。落ち着いているので二十代に見える。フェルディナンドの信頼も厚い側仕えだったがマインの側仕えとなった。当初は不満だったようだがいつも落ち着いておりいろいろめんどうみてくれ、側仕えたちの中心となる。紅茶を淹れるのがとても上手。どうやら美形の一人らしい。 【フリーダ】商業ギルドのギルド長の孫娘。洗礼式のための髪飾りを欲しがっていた。桜色のツインテール幼女。会話のどこにワナが仕掛けられているかわからず油断できないが、親しい友人ともなる。一番好きなのはお金を数えることと貯めること。マインと同じく身食いを抱えているが金の力で貴族から魔術具を購入し生命を繋いでいる。将来はとある貴族の愛妾になることが決まっているがその代わり貴族街に店を持つことができるので売り上げの三割を貴族に差し出さねばならないもののむしろ楽しみにしている。ギルド長の家は将来貴族の中で暮らしていくフリーダために貴族の習慣や道具を取り入れている。マインとは異なり身食いがなければ健康体。 【ブリギッテ】女性騎士。ダームエルと同期でともどもローゼマインの護衛となる。暗い赤の髪にアメジストのような瞳。薙刀のような武器を使う。領地持ちのイルクーナ子爵の妹。中級貴族だが婚約者の一家が家の乗っ取りを図ったので婚約破棄した。そのせいでもう結婚相手は見つからないだろうと考えている。レッサーバスが気に入ったらしい。 【フリターク】フェルディナンドの特訓を受けている青色神官。ローゼマイン推薦。 【フリッツ】灰色神官。青色神官だった頃のシキコーザに側仕えとして仕えていた我慢強い性格。ローゼマインの側仕えになったが、彼女は以前フリッツが誰に仕えていたかは知らないようだ。おもに工房関係の仕事をしている。 【フリュートレーネ】水の女神。眷属として十二の女神がいる。 【フロレンツィア】ジルヴェスターの妻。二歳年上の姉さん女房。銀に近い金髪でおっとりした美女に見えるがジルヴェスターと小型ジルヴェスターである息子を押さえられる偉大な能力を持っている。 【ベーゼヴァンス】マインが神殿に入ったときの神殿長。自尊心だけは高い小者。領主の母親の弟。そのわりに魔力量が少なく劣等感を抱いている。マインに威圧されて失神した。今後もいろいろ不愉快なことをやってくれるだろう? 【ベルーフ】工房の親方になるための資格。 【ベレア】酒のようだ。 【変人】「わたくし、絶対に諦めません。凡人はやめて、奇人変人を目指します!」「待ちなさい、君はすでに変人だ。目指すべき方向はそちらではない」領主の養女3 p.80 【ベンノ】商人。ギルベルタ商会のトップ。特に重要なキャラの一人。オットーに紹介された。ベンチャー企業のトップのようなギラギラしたところがある。商人として遣り手で厳しくもあるがだんだんマインの保護者のような立場になっていってしまう。虚弱な姪を心配する叔父ってところか。結婚したかった女性が亡くなっていて、彼女以上の女性は見つけられないだろうからおそらく結婚しないだろうと自分で考えている。近い将来商会は妹に任せ、自分は独立するつもりのようだ。 【ヘンリック】下級貴族。フリーダの契約相手。グスタフが人柄だけで選んだらしい。ということは人柄はいいということなのだろう。どうやらダームエルの兄らしい。 【星祭り】夏の祭り。水風船のようなタウの実をぶつけ合う祭り。結婚した新郎新婦にぶつけるらしい。貴族の間では星結びの儀式というものがあるらしいが、水風船のぶつけ合いはなさそうだ。 【ボルフェ】アルマジロのように甲羅が堅く、ボールのように丸まる魔獣。転じてそれを蹴って楽しむサッカーのような競技の名称。 【本の内容】マインというか麗乃は本当に本であれば何でもいいようで、兵の運用方法の本ですら楽しく読めてしまう。恐ろしい子。 【マイン】主人公。本須麗乃の転生した姿。スタート時五歳だが身体が弱く三歳くらいに見える。何かしたら基本倒れるので何もさせてもらえない。あくまでも頭脳労働者。紺色(夜色)の髪。ふだんは金色の瞳だが怒ると複雑な虹色になる。たぶん油膜ができるのだろう? あるいは魔力膜? 本を読んでいれば他に何もいらないというタイプなのにこちらの世界には(容易に入手できるような)本がなくそれならば自分で作ってしまおうという考えに至った。オリジナルのマインは麗乃より音感がよくほぼ絶対音感に近いのではないかと思われる。エラ視点では超絶美少女のようだ。 【マイン工房】元々はマインが小遣い稼ぎのために立ち上げた。本作りと、そのための資金作りが目的だが孤児院の外貨獲得のためともなった。 【マインの家族】父親の兵士長ギュンター。裁縫の腕がいい美人の母エーファ、将来美人になるであろうお針子見習いの姉トゥーリ、そしてマインの四人家族。後に一人追加。 【マインの結婚】巫女見習いのとき神官長によるとマインの魔力量だと遅かれ早かれ貴族に取り込まれ、中級以上の貴族と結婚するしかなくなるとのこと。まあ、なんとか生き延びることができればの話なのでこの時点でのマインは特に気にしていなかったが。 【マインの体調】マインは身体が弱い。最初は家を出るだけで青息吐息という虚弱体質。オリジナルのマインはすでに熱で死んでその身体に本須麗乃の精神と記憶(魂というか)が入った形。オリジナルのマインから病弱なところは受け継ぎちょっと無理をしたらすぐ熱を出して倒れる。どうやら「身食い」と呼ばれる病気らしい。マイン=本須麗乃はとてもわがままで自分の目的のためならそう簡単には誰の言うことも聞かないので突っ走っては倒れる。後に、マインの体調を最もよく把握しているルッツがベンノたちから「マイン係」? に任命された。彼女の身体が人並みだったら無制限に世界を変えるようなとんでもない騒動を引き起こすことになっていたかもしれないし、誰かの不興を買って殺されたりしていたかもしれないし、魔女として処刑されたかもしれないし、その後の成り上がりもなかったかもしれない。 【マインの知人】まず、何かと世話を焼いてくれる幼馴染みで商人になりたいと思ってる少年ルッツ。門番で会計がらみの仕事を一手に引き受けている元旅商人のオットー。新進気鋭の商人ベンノ。その部下でよく気がつくマルク。マインをスカウトしようとしている商業ギルドのギルド長グスタフ。その孫娘でお金を数えるのが何より好きな桃色ツインテール美幼女フリーダ。など。 【マインの知人・神殿編】神官長フェルディナンド。側仕えとして頼りになるフラン、腕白なギル、神殿長のスパイで貴族の愛人になりたいデリア、絵や文字の上手なヴィルマ、楽器の演奏が好きでマインよりよっぽど貴族のお嬢様に見えるロジーナ。 【魔獣】体内に魔石を持ちそれに刃物が触れた瞬間溶けてしまう。集団で出てきたとき他の魔獣の死体の魔石を食べると強くなるので倒すときには必ず魔石を壊すようにしないといけない。 【魔術結界】街を取り囲んでいるらしい。契約魔術が届く範囲はこの結界内。ただし、貴族が使う契約魔術は結界を超える。 【マルク】ベンノの経営するギルベルタ商会の従業員。ベンノの右腕的存在。従業員の教育係でもあるようだ。マインとルッツに発注書(契約書)の書き方を教えてくれる。後々マインとルッツの面倒を親身に見てくれる。マインいわく「素敵紳士」なので作業服が似合わないから力仕事はさせたくない。ベンノならOK。実家も店をやっていたのでいつか戻る予定だったが長兄との折り合いが悪くなりベンノとともにギルベルタ商会を大きくした。その途中で実家を踏み台にしたらしい。 【マルグリット】マインの入った部屋を前に使っていた青色巫女。貴族らしい貴族だったようだ。出ていったのかと思っていたがどうやら自殺したもよう。それにはフランが関わっているような感じ。クリスティーネと同一人物かどうか不明。違うような感じ。 【マルテ】ハッセの町の孤児。まだ小さいが顔立ちが美しいので町長の人身売買商売の商品だったようだ。八歳。引っ込み思案。 【身食い】マインを侵す熱。魔力過剰症。魔力に食われて遠くない将来、死ぬことになる。対応手段はあるにはあるがそのための壁が厚い。フリーダもそうだった。後にマインはこれを回避する手段を見つけ出すが世界のありようを変えてしまうほどの情報なので外には出せない。基本的に貴族は全員身食いなのかもしれない? 【女神の水浴場】フォンテドルフ近くにある泉の中にローゼマインの薬の素材のひとつ、ライレーネの蜜が採取できる花が咲く。睡蓮みたいな感じ? 春のフリュートレーネの夜に魔力が満ちる。 【メスティオノーラ】英知の女神。 【メリル】食べられる木の実。油が採れる。これを使ってマインは「簡易ちゃんリンシャン」を作った。 【モーリッツ】ヴィルフリートの家庭教師。デキの悪い生徒に、というかまったくやる気のない坊っちゃんに苦労している。 【木簡】マインが挑戦したパピルス、粘土板に次ぐ第三の紙代替物。黄河文明。が、あえなく薪として燃やされた。 【本須麗乃/もとす・うらの】→麗乃 【モニカ】灰色巫女見習い。深緑色の髪を後ろでひとつにまとめている寡黙で真面目な性格。委員長タイプ。ニコラとともにマインの側仕えとなる。ヴィルマに懐いている。 【闇と光の夫婦神】最高神。 【ユストクス】秋の収穫祭に共に行くことになった徴税官。リヒャルダの息子。灰色の髪、茶色の瞳、やや小柄で細身。フェルディナンドに気安い感じで話せる人。どうやら諜報活動を使われているようだ。情報や素材を集めることが趣味。騎獣は角がいっぱいあり羽もある牛のような魔獣バッヘルム。レギュラーになったら頼りになりそう。 【ユッテ】フリーダんちの下働きの女性。 【ユレーヴェ】マインのための薬。体調を整え、回復もさせる。滋養強壮薬でもある? そのための材料は自ら採取するのが効果的。 【曜日】曜日のようなものもある。水の日、芽の日、火の日、葉の日、風の日、実の日、土の日があり順に繰り返される。土の日は安息日。 【羊皮紙】マインが最初に見かけた紙のような物体。一枚でギュンターの月給くらい。 【ヨゼフ】ハイディの夫にしてビアスの工房の実質的な跡取り。同じようなパートナーを持ったせいでルッツと気が合う。 【ヨハン】鍛冶工房の若い職人。腕はいい。仕事にこだわる完璧主義者だが遅い。マインから「グーテンベルク」の称号をもらう。 【夜】「ホニャララの夜」と呼ばれる時期がある。その頃には一定地域で魔力が満ちふまんと異なる状態になるらしい。春は「フリュートレーネの夜」、秋は「シュツェーリアの夜」 【ライデンシャフト】火の神。イメージカラーは青。 【ライデンシャフトの槍】神殿にあった神具。臨時にローゼマインの武器となった。 【ラウラ】トゥーリの工房仲間。 【ラルフ】ルッツの兄。トゥーリと同じ年の男の子。赤毛。子どもたちのまとめ役。たぶんそのままいけば将来的にはトゥーリの夫になれるかもしれない果報者。 【ランプレヒト】カルステッドとエルヴィーラの次男。騎士寮にいる。ヴィルフリートの護衛騎士。出会ったとき十六歳。騎獣は羽のついた狼っぽい動物。 【リーゼ】ベンノの恋人だった人物でもう亡くなっている。その死後ベンノはもう結婚に対しての興味を失っている。商人としてもベンノと対等なパートナーになれるレベルだったようだ。商売に関する口喧嘩でベンノはリーゼに勝てたことがないらしい。ベンノにとってマインは娘のようなものでもあり、リーゼの生まれ変わりのような感もあるのかもしれない。三十歳くらいの歳の差があるので結婚はできなさそうだが。 【リタ】トゥーリの工房仲間。 【リック】ハッセの町の孤児。十二歳男子。マルテの兄。 【リヒト】ハッセの町長の親戚で雑務を手伝っている補佐的な人物。いかにも中間管理職っぽい。 【リヒャルダ】領主の城でのローゼマインの側仕え筆頭。「おばあちゃま」といった印象で孫もいる。カルステッドの教育係で、ジルヴェスターの乳母をしたのちそのまま側仕えをした。フェルディナンドも子どもの頃から知っている。敵に回してはいけないが好意的に接してもらえている場合とても頼りになりそうだ。ローゼマインのことを「姫様」と呼ぶ。 【流行】《わたくし達は流行を追わねばなりませんから、似合わぬ衣装でも身にまといます。》領主の養女3 p192 【料理】マインはけっこう料理が上手い。麗乃だった頃は本しか読んでなかったのかと思ったら意外。本の知識だけでなんとかなるものではなかろうに。 【リンハルト】騎士? ヴィルフリートの側近。 【ルッツ】マインと同じ年の少年。重要キャラの筆頭。マインの相棒となる。ラルフの弟。金髪で翡翠のような緑色の目。なんというかある意味色仕掛けでマインに利用されることになりマインの世話役として長く苦労を共にした。旅商人になるのが夢だが壁は大きい。マインの秘密を知った最初の人物。《だから、オレのマインはお前でいいよ》第三巻p.182。順調ならマインと結婚する相手候補No.1だが、貴族としか結婚できそうにないマインの立場からすると難しい。 【ルングシュメール】癒しの女神。 【レオン】ギルベルタ商会のダプラ。神殿の孤児院に派遣され行儀作法の修行とともに工房の手伝いをさせられている。 【レッサーバス】マインの騎獣。レッサーパンダの姿をしたバスタイプの乗り物。モデルは猫っぽいバスか? イラストの登場回数を増やしてほしい。 【レナーテ】コリンナとオットーの娘。カミルと同時期、マインの巫女見習い期間中に生まれた。ギルベルタ商会の跡取り娘。 【ローエンベルクの山】夏の素材集めで行くと思われる地。リーズファルケというライデンシャフトの怒りを抑えると言われる鳥型魔獣の卵をいただくそうだ。 【ローゼマイン】マインの新しい名前。 【ローゼマインおすすめレシピ集】領主の娘になったからには流行の発信者にならねばならない。印刷業が広まったら出版してみたいと企んでいる。 【ローゼマリー】カルステッドの第三夫人。トルデリーデに疎まれ心労で倒れた。マインの実の母。という設定。存在自体は架空ではないが、設定は架空。 【カルラ】ルッツとラルフの母。 【ロジーナ】灰色神官の一人。芸術巫女と呼ばれたクリスティーネの側仕えだった。楽器の演奏が得意。綺麗な顔立ち。マインの側仕えとなりフェシュピールを教える役目を仰せつかるが他のことをまったくしようとしないので他の側仕えと軋轢が発生。マインにとってはお嬢様的振る舞いのためのお手本。芸術巫女の嗜みとして絵を描くのも上手い。クリスティーネ凄い!

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    投稿日: 2021.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素材集めに出かける場面が増え、魔獣との闘いやらフリュートレーネの夜に起きた、女神の水浴場での出来事など、ファンタジー色が強くなってきた。 処刑の魔術や、カエルに似た魔物の描写は読んでいても薄気味悪くて、ローゼマインに激しく同情。 ローゼマインの周りの貴族たち、主にフェルディナンドがローゼマインが何かやらかす度に肝を冷やし、慌てる様子を読むのが楽しくて仕方がない。 次巻も楽しみ。

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    投稿日: 2021.08.04
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    第3部、5冊セットの3冊目。 一冊づつ読み進めると、別に❓️ってなるのかもしれんが、 俺、セットで買っちまったから、一気読みしてんのよ(笑) もうね。やばい。一気読みすると更にヤバいね❓️ 本好きの下克上、中毒性高し。 ネタバレになるから、細かな事は書かないけど( ̄∀ ̄;)ゞ こんなに面白いって感じた本は今まで無いね。 読んでて楽しくて仕方がないもの(笑) この続きを読むと言うだけで、今日1日が楽しい❗ 作中で毎回、マインと関わる登場人物達が、 マインに翻弄されて、振り回されて毎回、 やれやれ・・ってなるんだけど(笑) だけど、みんなそんなマインの事が目が離せなくて、 みんなマインを慕っていくようになる。 読んでる側も一緒。読み進めるにつれ、 夢中になる。虜になる。完全にハマってしまう(笑) ラノベは好き嫌いあるし、好みは人それぞれあるから、 十人十色の評価に分かれるだろうけどね~❓️ 俺は、めっちゃハマりすぎて、 間違いないなくこのシリーズ全巻コンプリだわ(笑)

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    投稿日: 2021.02.28
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    素材集めが進んでいきます。 あとは貴族としての関係づくり?子どもたちのから教育? 素材集めも最高級を求めることもあり、 一筋縄ではいきません。 次の素材集めもかなり厳しそうだな… 続きも早く読みたいです。

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    投稿日: 2021.01.07
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    第三部、中休みって感じ。 素材収集がすごいファンタジーって印象。 そろそろ波乱が起きそうな予感。

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    投稿日: 2020.01.21
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    神殿長どころか聖女として崇められる存在となりつつあるローゼマイン。今回の読みどころは素材収集だ。RPGでは当たり前のイベントだが、小説でこれを読んだのは記憶にない。例によって想定外の言動で周囲を翻弄するさまが笑いを誘う。

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    投稿日: 2019.12.04
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    1回目の読了。2019.7.11 2019年53冊目。とりあえず、ローゼマインが素材を集めるために奮闘するという話の筋であることは理解できたが、やや斜め読みで自分の中で話を楽しめたのかは微妙なのでもう一度精読して感想を書きたいと思う。 2回目の読了。2019.7.21 2019年55冊目。再読2回目。以前読んでやや斜め読みをした為内容があまり頭に入ってこなかったことを気にしたのが再読をしようと思った動機。話は主にローゼマインが神殿長として反乱を起こした一つの街の処分についての顛末と、魔力を維持するために作る素材を得るために素材収集に行くというのが大きなテーマかな。印象に残ったのは前者の反乱を起こした街の人達について貴族としてのローゼマインがどう処罰を下すのかという点が興味深い。この物語は読んでいると「社会人としての自分」と「会社などの職場」の位置関係に自分の中で置き換えることが出来る。例えば、新しい職場に慣れるためには何というか、自分をその環境に合わせなければやっていけないと思う。ややチート気味な能力の主人公ではあるけれど、今回の反乱を起こした街に対してのローゼマインの処罰の方法は、貴族社会における常識に乗っ取らない自分らしいやり方を貫いて対応したという点が興味をひかれた。その他ではだんだん登場キャラが増えてきて、理解にちょっと時間がかかるのが難点だと思った。でも、読んでいて面白い所もあるので引き続き読んでいきたいと思う。

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    投稿日: 2019.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館より。 楽しく読了。もう、楽しすぎ!過保護?な神官長様、大好きです(笑)何気に短編が面白いよね。

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    投稿日: 2019.07.14
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    洗礼式を終えて貴族院へ共に向かう同世代の交流が本格的に始まりました。 そこで出会ったフィリーネがいいですね。本当の意味で本を愛する同年代の子の登場が、マインにどう影響するか楽しみです。 そして、もう一人忘れてならないのが、新しく護衛騎士となったアンゲリカでしょう。騎士になったのは勉強したくないから、という単純明快な動機に、勉強ができない者としてはシンパシーを感じずにはいられません。椎名さんのイラストとのギャップも素晴らしい。今後の活躍が楽しみです。

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    投稿日: 2018.12.31
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    花の蜜ゲットだぜーの巻。カラーイラストはそのシーンですね。フェル様たちの唖然とした顔がなんとも(笑)ローゼマインとの恋、、、は無いかなぁ(笑)

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    投稿日: 2018.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ローゼマインに冬が来る。神殿の冬ごもりの他に、領主の養女としてお城で貴族たちの前でのお披露目がある。領主の息子のヴィルフリートもローゼマイン達の励ましと厳しい教育とでお披露目までには恥ずかしくないようにと頑張っている。

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    投稿日: 2018.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    インゴと印刷機の改良から、フリュートレーネの夜を経て記念式終了まで web版の第217話〜第236話までの範囲。 書き下ろしが、2つ。 ・冬のお披露目と子供部屋 ランプレヒト視点でのお披露目から子供部屋までのお話し。 ・エピローグ エックハルト視点で、フェルディナンドと一緒に、カルステッドにフリュートレーネの夜のあたりを報告する話し。話しにローエンベルクの山の出して、素材マップの完成に一役かっている また、エピローグは、第217話の最初のあたりをフラン視点に変更して書かれている

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    投稿日: 2017.03.13
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    もちろん極上の面白さです。ネットで何度も読んでいてもまとめて読めば新たな視点もあって楽しめます。 特典ss『私の進む先』ランプレヒト視点でヴィルフリートの側近を続ける決意までのあれこれ。カルステッド一家のそれぞれからの助言、特にエックハルトのぶっ飛び加減秀逸。 ネットでは675話で3月10日完結。祈念式終了が236話なので、単純に考えても後20巻ぐらいは出そうで楽しみです。

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    投稿日: 2017.03.11
  • 冬から春にかけて(^^)d

    あらすじは書籍説明の通りです。 貴族社会で同年代の子供たちと接する機会訪れます。……転生しているんでしたね。肉体年齢的には同年代ということです。知識は大人でもその見境のない行動パターンはどうにも子供っぽい感じで、うっかり忘れがちですね。 一冬のことであるのに、実に慌ただしくイベントが詰め込まれています。 ちょっとしたことでも一波乱起こしてしまうヒロインのトラブルメーカーっぷりが面白いですね。 小説家になろうにて投稿されているweb作品ですが、2017年3月10日に本編が完結したそうです。 出来るだけ書籍版で新鮮な気持ちで読んでみたくなった作品ですので、web版に関してはこの巻の半ば程のところまでしか読んでおりませんでした。 この巻はweb換算で236話目までに当たり、本編が676話までですのでまだまだ折り返し地点まで到達さえしていません。 これから完結までの展開がとても楽しみでなりません。 たびたびweb版を読んでしまいたくなる誘惑に耐えながら、続巻を待ち望んでいます。

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    投稿日: 2017.03.11