
総合評価
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powered by ブクログかなり前に書かれた(最初の話は1994年)お話のようで文体に少し古さは感じますが、とても面白かったです。 クロノス・ジョウンターという一種のタイムマシンに纏わる短編、中編をまとめたもの。本の紹介にも書かれてますが、行く過去は指定できるけど、いられる時間はわずか。しかも反動で今よりも先の未来に飛ばされるというかなり恐怖のマシン。そんなビックリ設定のマシンなので、後味悪そうな結末が待ってるのかドキドキしながら読みましたが、ほっこりするラストの話が多くホッとしました。 他の方も書かれてますが、最後の短編が余計な気がわたしも最初しました。なにしろ本のタイトルにもなっているクロノス・ジョウンターが出てこないんですよ。野方さんの話でいい感じに終わってたのに…と思いましたが、クロノス・ジョウンターがなくても…という話を著者先生が投げかけたかったのかもしれません。 そして、最初の吹原くんの話が何と映像化されてましたね。声優の下野さんがいい感じに吹原くんの朴訥さを好演されてましたが、クロノス・ジョウンターが!!!あれ、なんですか??製作費がもったいなかったのかもですが、クロノス・ジョウンターといえば機関車なんですよ。色は黒。そして威圧感溢れる大きさ。。それなのに床屋さんの座席みたいになってしまってて。。ハリボテでもいいから再現して欲しかったです。。
25投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログタイムマシン<クロノス・ジョウンター>をめぐる連作短編集である。以前に、朝日ソノラマ版を読んでいる。本書は、その後に執筆された物語を追加した、現時点での最新版となる。 開発中の物質過去射出機<クロノス・ジョウンター>には、重大な欠陥があった、過去にとどまれる時間は10分程度。しかも出発した時間にもどれず、より未来に跳ばされるのである。 本書の巻頭に掲載されている『吸原和彦の軌跡』は、一番最初に発表され作品である。舞台化、そして映画化もされている作品で、私自身も<クロノス・ジョウンター>といえば、この作品が思い浮ぶ傑作である。恋人とは呼べないかもしれない女性。しかし一番大切な人を救うために、吸原和彦は過去に跳ぶ。失敗しても何度でも。そのたびに彼は未来に跳ばされる。最終的には4千年以上も未来に。 梶尾真治氏は、『美亜へ贈る真珠』や<エマノン>シリーズなどのタイムトラベルや時間SF の著作がある。これらも、ハズレなしの傑作である。
40投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ感想 作品は面白く読めた。過去で救った人が追いかけてくるなんて年齢の概念が破綻してるw ちょうどバックトゥーザ・フューチャーを見てたから自分にはホットな話題だが、時間退行のことを考えるとパラレルワールドなど頭が混乱してくる。 やっぱり時間は普遍で歪められないものとしてあった方が安心する。夢はあるけどね。 最後の話はなんだか尻すぼみ。野方で終わって良かったのでは? あらすじ 住島重工で開発された物質過去射出機クロノス・ジョウンター。この機能に魅せられて、開発に関わったものが次々と過去へ戻る。 しかし、人間が過去へ戻る場合、過去に滞在出来る時間は僅かであるにも関わらず、その戻った時間の二乗の時間を戻るのに費やす。 自分の惚れた人を助けるために、自分の時間を犠牲にして戻った研究員、確執があった死に際の母親と会うために過去に戻る者、無名の建築家の作品が見たいために過去に遡るが、そこで女性と知り合い愛し合った男の話、子供の頃に出会った難病の男性を亡くし、その後自分が医師になって治療薬を発見して、過去に戻って男性を救い、結ばれる話、交通事故で亡くなった妻を救うため39年もの時をかけて救いにいった話、開発者である野方が、76年前に行き、親友を救う、最後は意識だけを過去に戻す装置にのった女性の話。
11投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ不完全なタイムマシンを用いてでも過去へ行きやり直しや誰かを救いに行ったりするお話。 どの話も甲乙つけがたいほど良かったです。
1投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログSF恋愛短編 クロノス・ジョウンターにまつわる人の話として全体は繋がってて面白かった!! 1章ずつ濃密で読み応えあるし、不安になりながらも心温まる物語も多くてたのしかった。 初心者向けではないけどおすすめしたい1冊
1投稿日: 2024.08.09
powered by ブクログ梶尾真治さんの時間SFとしては最高傑作だと思う。時間遡行は可能なタイムマシンでありながら、利用者に過酷な代償を求める「過去射出装置=クロノス•ジョウンター」。第一話は、そんなマシンが、そもそも、"失敗作"として博物館に陳列されている所から始まる。Pフレックスという大会社の一部門が開発していた点もリアル。物語の後半には、他の部署が別理論から開発していた"時間遡行機"も登場するなど、短編連作としての面白さもある。 個人的に一番好きなのは第4話「鈴谷樹里の軌跡」ロバートFヤングの「たんぽぽ娘」が必読です!
6投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログ時間遡行のSF短編小説 ひとつの事をなす為に、戻ってやり遂げるには凄いチカラが必要。今を悔いに思わないように、やりたいこと、やれる事、やるべき事を逃げずにやろう。 ひとつひとつの短編は、スラスラと読めた。 情景も思い浮かべやすい。 SFの割に設定が飲み込みやすいのもあるのかな? まぁオススメです。
3投稿日: 2021.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長く積読したタイムトリップ系。読友さんお薦め作品。ページ数が650ページと分厚く、長らく温めておきましたが一気読み。短編ものですが、すべてが繋がる。恋人を助けるため、親しい人の病気を治すため、母に謝りに行くため、親友を助けるため、自分の過ちを変えに行くため、それぞれの主人公が人生を賭けてのタイムトリップする。クロノス・ジョウンターが大活躍した。タイムトリップでは切なさの中にも伏線回収が心地よい。確かにタイムトリップものでは最高級ですね。ベスト3は蒲生邸事件、リピート、クロノス・ジョウンターかな?
5投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ4,000年後に飛ばされる、てのが1番の衝撃だった あちこちちょっと矛盾してる?って思うところがあったけど、全体的に面白かった 四半世紀も前の作品なのね
1投稿日: 2020.07.07
powered by ブクログタイムトラベル専門書店utoutoさんで、藤岡さんのpopを見て購入した本。 タイムトラベル物の良さが存分に楽しめる傑作。そのうち子供にも読ませたいな。
1投稿日: 2020.02.10
powered by ブクログ君はクロノス・ジョウンターに乗る機会があれば、チャレンジするか? 登場人物は、それぞれ大切な人を救う為に、リスクを知りながらも過去へと跳躍する道を選ぶお話。 心があたたまるSiFiストーリー。
2投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログものすごく雑にいうと、タイムマシン的なものとそれを使った人たちの短編集。 タイトルや設定から、もっとラノベっぽいものを想像してたけど全くそんなことはなく、マニアックな感じのSFというわけでもなく、とても読みやすく楽しめる。 色んなパターンのタイムスリップ的な話が楽しめるし、読者が微かにニヤリとする程度の各話の薄い関わりとかも良い。 収録されてる「鈴谷樹里の軌跡」が『この胸いっぱいの愛を』の基となってるということだけど、結構前に読んで記憶が薄れてるのはあるけど全く重ならないかな。 全くの別物という印象。
2投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログタイムパラドックスのラブストーリー あり得ない設定による男女の家族のラブストーリー。なるほどなぁと感心するストーリーが連作で語られる。楽しい本だね。
1投稿日: 2017.07.30
powered by ブクログ時を司る神の名を持った「クロノス・ジョウンター」を巡る短編集。神様というのは気まぐれというイメージ通りこのクロノス・ジョウンターも使用するには致命的な欠陥を持っていた。それを知っていてもなお使おうとする人々。それも自分の為ではなく大事な人に為に。他人の為に動けるか?自分だったらどうだろう?やっぱり躊躇するし、使わないと思う。特に吹原和彦みたいにはなれない。何度も何度も挑戦し、諦めない。例え自分が何処に飛ばされるかわからなくても。全編「タイムトラベル」を扱ったラブストーリーだった。解説の辻村さんと同じく私も舞台(初演)で知った。おかげで脳内では吹原も野方も樹理・ひー兄ちゃんも里志も初演キャストで動いていた。
1投稿日: 2016.05.20
powered by ブクログ読み助2016年5月10日(火)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2016/05/post-3d49.html
0投稿日: 2016.05.10
powered by ブクログ「物質過去射出機」は、過去に行けても戻れない欠陥タイムマシン。でも、過去に行く人達の物語。 ”戻れない”残酷な時の神様と、それでも戻る人達のドラマが濃いです。舞台見たかった~。
1投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログ西暦2062年。科幻博物館の館長を務める海老名の元に学芸員の中林がやってくる。彼の背にはくたびれた男が背負われており、中林は不法侵入者だという。 しかし博物館の性質上、むやみに警察に知らせることもはばかられ、海老名は男から事情を聞くことにする。 やがて意識を取り戻した男は、吹原和彦と名乗り、自分がこの時代の人間ではないこと、そして、この博物館に収められたクロノス・ジョウンターという機械の使用を許可してほしいと言い出す。 物質過去射出機であるクロノス・ジョウンターにまつわる物語を収録した連作短編集。 2015年3月21日読了。 以前に発売された新書版を読んでいるので、厳密には再読になります。 今回は演劇集団キャラメルボックスで第一作目にあたる「吹原和彦の軌跡」を原作にした舞台『クロノス』の再演が決定し、それに併せて文庫化されたとのこと。 表紙に使用されたイラストはなんと、初演の舞台でお目見えした舞台美術の故・キヤマ晃二さんの設計によるクロノス・ジョウンター。もう、それだけで買わなくちゃ!と思ってしまいました。 で。久々に読み返してみたわけですが。やっぱりこれはSFという名を借りた壮大なラブ・ストーリーだな、と。誰もが愛のために過去に跳んでいるのですから。 初読のときから“軌跡”と“奇跡”をかけていると思われるタイトルの付け方もとても好きでしたし。 劇団の公演中のロビーで購入した本は、梶尾先生のサイン本。表紙のイラストと併せて、宝物になりそうです。
1投稿日: 2015.03.22
powered by ブクログジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。 とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。 辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。 それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。
1投稿日: 2015.03.02
powered by ブクログ一応、今までのクロノス・シリーズの総集版という位置付けだけど、まだまだ関連する短編を出しそうな気がする。次に出るとしたら住島重工幹部の『長里幸夫の軌跡』か、キャラメルボックスの『パスファインダー』を基にした『笠岡光春の軌跡』あたりかな。
1投稿日: 2015.03.01
powered by ブクログ鶴田謙二氏のエマノン含めても 梶尾真治先生作品42冊目は、 ソノラマノベルス、ソノラマ文庫、朝日ソノラマに続き やっぱり買ってしまった自身4冊目の 『クロノス・ジョウンターの伝説』 今回もまた、いい歳したオジサンが電車の中で 時に涙こらえながら。。。毎回二度三度と読むのに。 最初に読んだ時の感想は、 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 に。
1投稿日: 2015.02.09
