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リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)
リオ―警視庁強行犯係・樋口顕―(新潮文庫)
今野敏/新潮社
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総合評価

92件)
3.1
2
22
43
15
2
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    もう今野敏御大の本を忘れて、通勤電車に乗ると落ち込むサラリーマンになってしまった!本シリーズもはよ、買ってこにゃ(^^;;

    4
    投稿日: 2025.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全共闘が~だから自分の性格がこうなって~みたいなのがどうでも良かった。 あと「容疑者が美人!惚れたかも!」みたいなのが気持ち悪かった。 真犯人にも共感出来ず

    0
    投稿日: 2025.01.21
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    警視庁捜査1課強行犯係 樋口警部補の物語。デートクラブオーナーが殺され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。そして、第二第三の殺人事件が起き、そこにも逃げ去る美少女の姿が目撃される。美少女が犯人と捜査本部は見立てるが、樋口警部補は直感で彼女が犯人ではないと感じる。周りの目を気遣いながら、自分の信念は曲げないところ、1人でも自分を信じるところは魅力的です。妻や娘に対して優しい父親を演じるところが、おかしくもあり、共感できる。家族を築いていくには、お互いが主張し合っていてはダメというのはよくわかる。 2024年8月1日読了。

    0
    投稿日: 2024.08.01
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    氏家さんと会った話でした。 リオに惚れた樋口刑事をみて、そんなことあるか?と思ってしまいました。 2007年ってそんな古いかなと思うくらい情報が古い気がしました

    0
    投稿日: 2024.05.24
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    樋口シリーズ第1弾。デートクラブのオーナー殺され、現場で目撃された美少女が容疑者に浮かび上がってくる。警視庁捜査一課強行犯の樋口警部補が、人間臭いと言えばいい感じかもしれないけれど、面倒くさいタイプでイラっとする。話は面白かった。

    0
    投稿日: 2024.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今野敏さんの古い小説。 樋口への評価とか、冗長な描写が多く、少し退屈な内容だったかも。。犯人が最後までわからないわけでもなく、特別なトリックもなし、、、

    0
    投稿日: 2023.01.03
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    警視庁強行犯樋口警部補シリーズ第一弾。 時代背景を感じる設定。わからないではない。シリーズ始まったばかりであり、これから人物がたってくるのだろう。今後に期待。

    0
    投稿日: 2022.08.09
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    時代が古い。これに尽きる。 全共闘って言われても、ピンとこない。 作者の自己満足? 20年前の作品ではあるが、それでも時代錯誤感は否めず。 最新作が良かったので、シリーズものの第一巻を読んだが、期待はずれ。

    1
    投稿日: 2022.05.01
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    周囲からは任せておけば安心と評価されているのに、自分はその慎重な性格ゆえに常に自信を持てないまま刑事をやっているという設定の主人公です。 他の刑事物にはあまりないタイプの主人公なので、斬新でした。 こんな主人公なので、少しネガティブな表現が多めで、痛快さはありません。その代わり、人間の感情の複雑さを垣間見ることができます。 事件の設定や展開は、他にもたくさん面白いシリーズを出している今野敏さんなので、楽しむことができました。 僕はもう少し読んだ後にワクワクするものが好きなので、星3にしましたが、合う人にはとても合うさくひんだとおもいます。

    1
    投稿日: 2022.02.16
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    まわりの顔色を窺って、若い女に惹かれて、これが主人公??とびっくりした。 まだ好きになれんけど、事件を解決する能力はあるようなので次作に期待。

    2
    投稿日: 2022.01.16
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    はからずもシリーズを逆順に読むこととなった樋口シリーズ1作目です 登場人物たちを掘り下げてくような感じでこれはこれでおもしろいかも 当然樋口の良き相談相手の氏家との出会いも語られることになると思い楽しみにしていました なぜ樋口は氏家には素直に相談できるのか?まあ類は友を呼ぶということなんでしょうが氏家の外側に向けたポーズの内面に誠実さがあるからなんでしょうな それから相変わらず樋口の自己評価の低さなんですがこれが本当にひどい、ひくつと言っていいくらい 最新巻に比べてだいぶひどい、ということは逆にちょっとづつ自信をつけてるということなのかな そして妻の恵子の評価がほぼ樋口の自己評価と一致しているのが微笑ましく樋口の内面をちゃんと理解してる一番の味方なんだなぁと そして樋口シリーズのシリーズ通してのテーマはズバリ「家族」だということがはっきり分かりました 犯人や容疑者はほとんど家族に問題がある人ばかりだし 樋口家のような家庭を維持するには努力も必要! 努力…足りてるかなぁ?

    6
    投稿日: 2021.12.28
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    今野敏「警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ」第1作目(1996年7月単行本、1999年11月文庫本)。 「隠蔽捜査シリーズ」全9作を4〜5月に読了して竜崎伸也のキャラクターの大ファンになった。そして今野敏の新たなシリーズをまた読みたくなり今シリーズを手に取った。竜崎伸也のキャラクターとは立場も人柄も全然違うが、今シリーズの主人公の樋口顕も興味を注がれるキャラクターだった。 警視庁捜査一課強行犯第三係長で警部補の樋口顕40歳が主人公。1955年生まれ、全共闘世代後の世代で、全共闘世代の後始末を負わされたという被害者意識を持ち、謙虚で真面目で人の目を気にするが、個人のプライドより効率を優先し組織を上手く利用し、そして上司同僚からも信頼されている優秀な刑事である。しかし本人はそうは思っていない。それでも捜査における状況判断や洞察力は抜きん出ており、容疑者や関係者から話を聞き出すのも上手い。考え方はどちらかといえば保守的で家族を愛するマイホーム主義でもある。妻の恵子40歳と娘の照美16歳の3人家族だ。 事件は3人の中年男が次々と殺害され、いずれも高校生くらいの美しい女が現場で目撃され、3人目の現場ではその殺人現場で確保される。捜査本部ではその女性飯島里央を容疑者として逮捕、自供を迫るが里央は否認する。樋口だけが里央犯人説に違和感を持ち、所轄の刑事の氏家譲38歳と別行動で捜査するというような物語。 3人の被害者はデートクラブのオーナーだったり、暴力団がらみのパブを経営していたり、いかがわしい撮影プロダクションの社長だったりで、ドラッグをやっていたことがわかった里央が犯人であることの可能性が高かった。 樋口が真犯人の可能性として考えたのが二人、DJで里央に惚れている吉田晴彦(通称ハル)、もう一人が里央の通う高校の担任教師の梅本玲治だ。樋口の捜査は強引な捜査ではない。人の話を聞き、相手に安心感を与え、信頼され、そして優れた洞察力が武器だ。慎重に事を進め、自分ではなかなか自信が持てないことが欠点だ。 そういう状況での樋口の独自捜査に助言して協力するのが強行犯第一係の係長で警部補の天童隆一47歳。若い頃の樋口に刑事の仕事を教えた先輩刑事だ。樋口を信頼し、理解し、上司からも信頼されている。 理事官が池田厚作50歳、そして捜査一課長が田端守雄、警視だ。田端も樋口への信頼は厚い。このメンバーがおそらくこれからもシリーズで登場してくるということは想像出来るが、捜査一課長の田端守雄は「隠蔽捜査シリーズ」でも同じ捜査一課長の警視正で登場していて何か嬉しくなった。まさか竜崎伸也は登場しないと思うが、これから知っている刑事が登場してくるかもしれないと思うとちょっと別な楽しみが出てきた。 しかしながら樋口の里央に対する恋愛感情は不自然だ。こんな情けない樋口は要らない。「隠蔽捜査シリーズ」の「疑心」でも竜崎の恋心が描かれていたが、両方とも愛情たっぷりの素晴らしい守る家族がいて、理性的な主人公で、保守的な価値観を持ち、この恋愛感情は釣り合わない。 事件の真相は、予想通りの展開なのであまり感動はなかったが、これから樋口がどんなキャラクターを見せてくれるのかは、期待が膨らむ。シリーズ次作も是非読んでみたい。

    6
    投稿日: 2021.07.19
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    樋口顕シリーズ(今日からテレビでドラマ化されますね)。主人公の樋口は自己評価が低く、これまでの今野作品の刑事ものには珍しいタイプですが、個人的には親近感を抱いてしまいます。 タイトルのリオは事件に関係する少女の名前なのですね。知らず知らずのうちに樋口も彼女に惹かれているくらいですから、ちょっと会ってみたいと思わせてくれるキャラでした。 シリーズ1作目ということで、読み手としてもまだ様子見というところでして、星は標準的な3つとしました。

    3
    投稿日: 2021.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リオ、ってまさかの人名でしたか…。周りの目が気になって仕方ない樋口さん。竜崎さんとは対照的で、これはこれで楽しかったです。心情描写が丁寧でした。事件は割と普通な感じ。頼りにしてるんだよ…と言われ困ってしまう樋口さんに少し物足りなさも感じましたが、こちらもシリーズ追いかけてみようと思います。

    2
    投稿日: 2020.06.22
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    刑事物はあまり読んだことがないのですが、わかりやすく読めました。 なんにでも過程があり、結果があるというのはそうだと思うが、物事を複雑に考えすぎて、単純なことを複雑に考えるあまりどんどん見えなくなっていくというのは、よくわかる。 経験を積めば詰むほど、おちいりがちな事象だと思う。 登場人物も少ないし、刑事物をあまり読んだことない人にいいと思う。

    5
    投稿日: 2020.06.05
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    内容(「BOOK」データベースより) 「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。名手が描く本格警察小説。

    1
    投稿日: 2019.11.05
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    樋口シリーズ初読み。 無口で無骨な淡々とした主人公。他のシリーズの主人公たちよりずっと地味な人だけどその分リアルに感じる。 ちょっと悲しく切ない事件解決。

    1
    投稿日: 2019.02.08
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    今野サンの他シリーズのキャラが濃厚過ぎて、 樋口くんはボヤけてしまう(^^;; リオに惚れちゃう?トコも、何だかなぁ~。←←基本、警察モノに女が絡むのが嫌い(笑) でも、一作目だから!次からに期待♪

    1
    投稿日: 2019.01.20
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    隠蔽捜査シリーズで今野サンにハマってしまったので、別のシリーズも読んでみることに。 樋口さんもなかなか個性的なお方です。 でもまだイマイチかな。。 引き続き、二作目も読んでみます。 そうそう、田端捜査一課長が登場したのは嬉しかったー! こういう繋がりあるともっともっと今野作品読みたくなるー!

    2
    投稿日: 2018.12.13
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    またシリーズ物に手を出してしまった。優秀な刑事でありながら自分に自信を持たない主人公は少し上の団塊の世代の被害者であると自己認識…。面白いです。なので全部読みます。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    自分で店頭買いした本。安定の今野さん。 このシリーズは初めてだったけど、私の好きなキャラクターだった。 真面目で威圧的ではないのに取り調べ相手はスラスラしゃべり、周りからも信頼されている。 これでもっと人の顔を窺うようなところがなければ大好きな竜崎のできあがり? 事件はだいたいこのあたりかな?と読めてしまったので☆3つにしておきますが、 他の3つとは全然違う面白さ。

    1
    投稿日: 2018.08.19
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    「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。

    1
    投稿日: 2018.06.15
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    樋口のキャラクターが良い。 警察社会の中では弱いように見えるが堅実な仕事ぶりは評価に繋がり、自信が無いのが丁度良く思える。 続編も読んでみよう。

    1
    投稿日: 2018.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連続殺人事件の現場で目撃される美少女 リオ・都立高校3年・継母とうまくいかず。 無断外泊。じつは。担任教師。独身20代男のアパートに住んでいた。 テレクラで男と約束。風俗のバイトを紹介される・ そのことを担任には連絡していた・ リオがオヤジ達に会いにいく。無計画に殺人・ リオは逮捕された。 担任はアダルトチルドレン・ 安積も、娘と同年代のリオに恋?していたのか

    1
    投稿日: 2017.08.27
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    ちょっと変わった主人公が登場する警察もの その悩める姿は、共感できるところがあります それにしても今野さんは、人を描き分けるのがうまいですね

    0
    投稿日: 2017.03.27
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    ☆2 警察小説では押し出しの強いキャラが主人公であることが多いが、本作は人の目を気にし、自分に自信が持てない、一見平凡な警視庁捜査一課強行犯係樋口顕が活躍するシリーズの第一弾。 連続殺人が起こる中で、全ての現場で同じ少女が目撃され、その少女を容疑者として事件が展開される。 読了感はイマイチ。WHO、WHY、HOW全ての部分で弱い気がした。捜査も地道で、逆にそこが現実味があるのかもしれないが、私は面白いとは感じられなかった。 キャラが共感しやすいだけに次作に期待。

    2
    投稿日: 2017.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人が教師とはありがちなのにずっと飽きない。 一目気にしてしまうことに悩む樋口の設定がいい。 氏家とのコンビのラストが心地いい余韻。

    0
    投稿日: 2017.02.03
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    ある意味「隠蔽捜査」の原型となった小説。 もちろん主人公の樋口は竜崎のようなエリート警察官僚ではなく一介の刑事であるし、また竜崎のような自負が強いタイプでもないのだが、細かい設定にその原型がよく表れている。 逆にいうと「隠蔽捜査」ほどは細かい設定がこなれていない感じを受ける。

    0
    投稿日: 2017.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館で借りた本。 マンションの空き室で男の死体が発見され、その部屋から逃げて行った高校生の美少女。その後の調べで少女の名がリオだということが分かるが、翌週別の男が殺された現場からもリオらしき女子高生が立ち去るのを目撃される。重要参考人として捜索されたリオは、3人目の被害者の死体のそばで呆然としているところを保護された。美少女ゆえに、樋口刑事は持ち前の冷静な判断が出来なくなっていた。

    0
    投稿日: 2016.12.25
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    主人公の樋口の性格が私には合わないと思ったけど、さすが今野敏‼︎読み終える頃にはドップリと物語にハマってしまいました。

    0
    投稿日: 2016.08.11
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    警視庁強行犯係・樋口シリーズ第一弾。 なんとなく、隠蔽捜査シリーズと 似ていて(警察ものだから当たり前か) 読みやすくて2日で読んだ。 続きも全部読もう。

    0
    投稿日: 2016.06.06
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    「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否"と告げた。名手が描く本格警察小説。

    0
    投稿日: 2016.01.13
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    今野敏の刑事ものは、主人公の刑事の性格・環境の設定が独特で面白い。 本作の樋口については、「自分に自信が持ち切れない」「他人にどう思われているかを非常に気にする」という独特の性格が随所に垣間見えている。 こういう人って組織の中に必ず居るよね、というタイプだ。 普通こういった刑事ものだと、主人公は独断的だったり、極端に論理的だったり、とにかく周りとは一味も二味も出来が違うんだ、という形で名刑事ぶりを誇る場合が多いと思う。 しかしこの作品では性格描写によって、樋口が優秀な刑事という印象を巧みにぼかしている感がある。(とはいえ、話の展開が進むにつれてどう見ても名刑事でしょう、としか言えない役割を果たしているのだが) そういった面から、とにかく直線的に解に突き進む剛腕刑事ではなく、微妙に「ゆらぎ」を持ちながらも着実に捜査を進めていく、という姿が進み方として他の作品には無い独特な感覚であり、本作の面白い所だった。

    2
    投稿日: 2015.09.15
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    面白い小説が読みたい。と思ったら今野敏。 新しいシリーズに手を出してみた。 今回はとっても謙虚な小市民な主人公。でもやっぱり優秀。 私はどうやら、内容として、真面目な男が、ただ美しいというだけで、(というわけでもないのかもだけど)少女、とか綺麗な年下の女、に翻弄されて、自分を見失う、というのがとても嫌いらしい。 隠蔽捜査の、三作目も確か嫌いだった。 この、リオも嫌な気持ちになる。 男を信じたいのに!的な気持ちがあるのかもしれない。 2015.08.29

    0
    投稿日: 2015.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2015/8/21 なんか頭に入ってこなかった。 樋口さんはマイルド竜崎かと思わせといて、人の顔色みたり女子高生にクラッとしたりするから駄目だ。 愛せない。 相棒の氏家さんの方がいいな。 世代論お腹いっぱいです。

    0
    投稿日: 2015.08.22
  • 自分には文体が合わない気が・・・・

    著者は警察小説を多く書いており、ストーリー自体は面白いのですが、登場人物の描き方。場面構成(捜査の進め方)等が自分には合わないなぁ~と違和感を持ちながら読み終えました。 少女=リオの美貌に翻弄される警察官(樋口を含め)??有りか?? まあ昨今は、交番でSexする警官から、自殺、誘拐する警察官も居る訳ですから有りなんでしょうけど・・(笑) 警察組織を舞台にした人間模様を読み解くには面白いのかと思います。(クセの有る登場人物は少ないです) ハードボイルド系では有りませんでした。(淡々と読み進めるストリーです) チョット時間を置いて著者の違う小説を読んで見様と思います。 違う面白さが発見出来るかも知れません。

    2
    投稿日: 2015.08.10
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    刑事小説ばかり読んでいる会社の同僚にすすめられて読んだ一冊。 まず一冊目、と貸してくれた。 今野敏、初挑戦。 刑事物語に全く興味がなかったが、まずまず楽しめた。 樋口氏が魅力的だからだろうか。 度々描写されている樋口氏の思いがよいのかな。

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    隠蔽捜査シリーズの方が面白かったかも。 それともこのシリーズ、かなりあるようなので、だんだん面白くなるのかな? 同じ、女子校生の父の刑事さんものなら、荻原浩「噂」のほうがずっとインパクトありました。 (↑これはオススメ)

    0
    投稿日: 2014.11.04
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    これは・・・美少女の位置づけが良い 主人公の内面と他人評価のギャップが良い 結末が良い・・・良い作品です

    0
    投稿日: 2014.09.03
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    今野敏の定番の作風。自分の子供と容疑者がオーバーラップするところなど、他の作品でもよく見られる手法。といいつつ、物語に引き込まれてしまう。 最近、作者の小説がドラマ化されているらしいが、映像では表現しにくいのではないか?

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    殺人事件が立て続けに3件発生した。現場では常にリオという少女の存在が目撃されていた。リオと同世代の娘を持つ刑事の樋口は、捜査本部のリオ容疑者説に疑いを持ちつつ捜査を進めるが・・・

    0
    投稿日: 2014.01.09
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    裏の稼業に顔のきく男がマンションの一室で殺された。容疑者として挙がったのは、かなりの美貌を持つ女子高生だった。 自分の生まれた時代に妙に固執してしまっている刑事が主人公。事あるごとに我々の世代は〜と、回想がなよなよ入るのはあまり気分のよいものではなかった。話自体はそれなりに面白かったけれども…

    0
    投稿日: 2013.07.22
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    タイトル通り、警視庁強行犯係の樋口係長のお話。 シリーズとしては、樋口さんや妻のキャラクターが面白いと思ったけれど、 『疑心』の次に読んだために、また主人公が女性(今回は少女)に対して心が動いてしまい、そんな自分との葛藤もテーマなのか・・・と。 読んだタイミングが悪かったようです。

    0
    投稿日: 2013.03.14
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    主人公樋口は良い味を出しています。自分に自信がないが周りからの信頼が厚いというのは今までの警察小説ではあまり見かけなかったキャラクターです。ストーリーもオーソドックスだけど、テンポもよくて読みやすいです。 しかし、団塊の世代や全共闘に触れている箇所は蛇足な感もあり、少し残念。一方、援助交際やクラブのブームなど書かれた時代背景がわかって面白いです。

    0
    投稿日: 2013.02.07
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    これが「隠蔽捜査」と同じ作者なのか、と驚くほどつまらく感じた作品。しばしば出てくる団塊、全共闘世代のくだりは意味がなく、捜査における緊張感も薄い。犯人の犯行動機もこれまた微妙で、読後感も良くなかった。このシリーズ、「ビート」はまあまあだったのになあ。残念。

    0
    投稿日: 2013.01.04
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    野沢朱美 23歳に  新聞アルバイトの早稲田大学学生 中島昇が 新聞の代金を 集金するところから始まる。 そのとき 朱美は タンクトップで 乳首さえ浮き出ている 姿に 中島昇は言葉を失う。 そして 薄茶色の乳首がみえた。 という 始まりが・・・・なんともいえぬ シーンとなって とてつもない 美少女 の出現に 物語は 発展していく。 強行犯係の 樋口顕は 40歳。 周りから 信頼されているが その信頼がなぜなのか 自分で理解できない。 全共闘時代の後始末を してきた 時代を生きている。 その世代考察が 面白い。 いわゆる シラケ世代なのだろうか・・・・ その代表としての 樋口顕。 性格はシャイで 家族を思いながら 仕事をしている。 理想的な 仕事人でもある。 感情を抑え 理性的であろうとする。 論理的な推理力を働かせ・・・ なぜか 感覚的にも 正直なところがある。 美少女は 火曜日に起こる3つの殺人現場に 登場していた。なぜ その美少女が・・・ 樋口顕は その美少女に 心が 奪われる。 植村という古典的な刑事。 氏家という 心理学を学んだ 刑事。 そのハザマの中で 揺れ動く 樋口顕。 いいねぇ。 この心理的な 心の流れ。 警察小説は おもしろい。

    0
    投稿日: 2012.10.24
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     久しぶりの読了せず。  お話は面白いんだろうな、と思いつつ、なんだか今は文体がダメだった。 「なんです……」  というような末尾の点に気になる時期っぽい。  いつかタイミングが良いときに読みたいもの。

    0
    投稿日: 2012.09.19
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    うーん、可もなく不可もなく・・・ 刑事物によくある熱血刑事ではない主人公というのは 目新しくて良かったのですが、いまいちパッとしないんだなぁ。 団塊の世代とその後の世代(←主人公)というのを強く描いており それが主人公の性格や心情に影響を与えているというのはよくわかるんですが ちょっとしつこい気がするし。 シリーズ物なんですが、私は続きは読みません。

    0
    投稿日: 2012.08.31
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    作者の分身たる主人公だと思うが、一般とは、少し違う刑事もの。 実際に映像化するとどこがかっこいいの?っていうような普通な人が主人公で悩みを抱え、生活感が溢れている。ちょっとそんな弱気が読んでいて嫌になってくるが、作者の細やかな構成力はよいです。

    0
    投稿日: 2012.02.13
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    今野敏のハンチョウシリーズは一通り読んだので、別の警察小説に手を出しました。 結果、大当たり! あっという間に読了しました。面白かったー! ハンチョウもそうだけど、今回の話も、主人公が等身大のサラリーマン。警察がサラリーマンでいいのかって向きもあるでしょうが、私は好き。 全然関係ないけど、リオという名前には何かあるのかな。20年くらい前、女の子アイドルが表紙の『RIO』って小説があった。こっちのリオちゃんは戦ってたな。 最初、主人公が40歳だったので「同世代か」と思ったら、90年代の40歳だった…

    0
    投稿日: 2012.01.12
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    警察官なのに気弱でびくびくして、人間関係にナーバスな主人公にいつのまにか引き込まれて行きます。 いやぁ、面白かった!

    0
    投稿日: 2011.12.07
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    刑事物にしたら主人公がかわってて、企業話みたいな感じもある。お話はページをめくる指がすいすいすすんで面白い。でも心理的な根拠の部分が説明的ですこししらける感があったのが気になった。後味の良いお話。ひきづられたりすることもなく、ストーリーは読みやすくて、解けた後のすっきり感もあって、旅行とか日々の合間に読むのにいいかんじ。

    0
    投稿日: 2011.12.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樋口は世代のせいでの性格で、世間に遠慮・配慮をすることが嫌だが流される。 最初はいらいら、慎重=決断力不足。最後=確信は大胆=行動力 なんか、コロンボみたい。こいつの書く嫁さんは男にはいい。 3件の殺人事件発生。現場から少女リオの目撃証言 なんか腑に落ちない捜査 個人メモ 樋口警部補・・・少女(リオ)が犯人と思えず。捜査組織に合わせて動く 氏家巡査部長・・・荻窪署生活安全課。容疑者が少女ということで捜査に加わり 天童警部補・・・樋口の上司。理解者

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    投稿日: 2011.11.02
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    樋口顕シリーズの一巻目。主人公の内向的な性格を存分に取り入れ、警察小説としては意外であるが逆に親近感を覚える。本人は嫌だと思いつつも周りの評価はあがっていく。

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    投稿日: 2011.10.11
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    主人公、どんだけ気にしすぎ芸人!? こっちまで病気になりそうだ・・・・ 何作か今野敏読んだけど、やっぱりダメでした。 もう読まない。

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    投稿日: 2011.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樋口顕シリーズ第一作。 作品の根底に流れている世代間のギャップ論が興味深い。 大人になりきれないまま子どもを生み、その存在を受け入れられず放り出す。子どもの異常犯罪の原因は結局は親の世代の責任である という持論にはなるほどと思った。 たぶんこの作品は、このことを言いたいがために書いたんだろうな。だって最後が若干強引だったものなぁ。

    0
    投稿日: 2011.06.08
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    これまで読んだ 警察小説の主人公たちとは ちょっと違うところが新鮮でした。 テンポよく読めました。 続けて2作目を読みたかったので 図書館で予約してたんですが 3作目が先に手元に届き 待ち中です(^_^;)

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    投稿日: 2011.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    樋口顕シリーズ第一弾。 今野敏の警察小説といえば「ハンチョウ」シリーズですが、 こちらもなかなかおもしろかったです。 キャラがややおとなしめで印象は薄いですが。 今野敏の警察小説の主人公は「周囲から有能と評価されているけれど本人は自信がなくてくよくよ」タイプが多いですが、 中でもこの樋口警部補はダントツくよくよしていると思います。 自分に自信がありすぎるのも、嫌味な感じですが、 もうちょっとかっこいいところを見せてほしいです。 人間臭くて、リアリティがあるといえばあるのですが・・。

    0
    投稿日: 2011.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    推理小説慣れしちまったのか?だらだら読んだ。警察もんはハズレなしとか聞いたけど、たしかにそうかも。主人公の刑事が、普通のおっさん的で好感。世代論や恋愛観がえんえんと。共感するところもあり、狙って書きやがって…さめるとこもあり。

    0
    投稿日: 2011.01.15
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    あまりにもしつこく「世代」について語るので、事件と何らかの関係があるのだろう、と思っていたら何もなかった。 美少女の正体もパッとしないし、キャラクターに頼った小説だったように思います。 ただ、このシリーズはどんどんおもしろくなるので、ここで辞めてしまうのはもったいないかもしれません。

    0
    投稿日: 2010.12.02
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    物語自体は面白く、ズイズイ読める。警察小説入門編としては、カタさ加減もちょうどいいかも(全然カタくない)。でも、随所で出てくる「団塊の世代論」はなんだろう…。物語自体に必要なのか?そういうの抜きにして、ドドドーと楽しみたかった。よって、星一個マイナス。

    0
    投稿日: 2010.11.26
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    なんだか樋口さんと一緒にずーっとモヤモヤした。読んだ後スッキリ!じゃなくて、ふわーっとした感じ。警察ものでこんなお話なかなかないと思う。樋口さんの奥さんもなんだかステキキャラ。(隠蔽捜査の竜崎さんの奥さんのかっこいい)

    0
    投稿日: 2010.11.05
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    内 容 「連続殺人犯」の容疑者が、とんでもない美少女。 なにかと周囲に気を遣う、班長・樋口が真犯人を追うという警察小説。 感 想 「世代」についての独白が多く、ダイナミックな動きもなく、やや退屈か!?

    0
    投稿日: 2010.08.29
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    警視庁強行犯係・樋口顕シリーズの第一弾です。第三弾「ビート」、第二弾「朱夏」、そして本書と逆に読んでしまいました。やはりシリーズものは回を重ねるほどに完成されていくのだなあということが逆に読んでみて返ってよくわかります。主人公の樋口顕は決してヒーロータイプではありません。ワーカホリックぎみな中年男、妻を愛しているが多くの日本人家庭と同じく愛情表現は控えめ、というより愛情表現は皆無に等しい。一人娘を愛しているが娘が自分をどう見ているか気になる40歳。仕事上も上司や部下の自分に対する評価がどうなのかが気になり、ときどきそんなことをうじうじ気にしている自分がイヤになる。そんな強行犯係係長(ハンチョウ)樋口顕が普通にカッコイイ!

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    投稿日: 2010.05.20
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    たまたま手にとって読んだんだけど なかなか面白い 地味な自分に自身のない いつも回りの反応を気にしながら事件を解決する 主人公の設定がいいな。 今野 敏 http://www.age.ne.jp/x/b-konno/

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    投稿日: 2010.05.10
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    [★★★★☆]等身大の主人公樋口がいい。斜に構えてしまいそうな世代論、教育論も樋口というフィルターがあるから素直に聴ける。

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    投稿日: 2010.03.14
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    2008年13冊目・・・タイトルのせいでしょうか、ヒロインのリオがAV女優のRioとかぶってしまいます

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    投稿日: 2010.03.06
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    今回の主人公はちょっと新しいタイプの刑事かもしれない。同僚との会話がなかなか面白い。事件そのものよりも、その人間の心理状態とか精神状態についての同僚の分析だとか、やりとりが興味深い。

    0
    投稿日: 2010.01.27
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    警察小説が熱いらしい。 本作は樋口顕シリーズの1作目になるが、なかなか面白かった。 実は先に2作目の「朱夏」を読んでいて、 今回は1作目に戻った感じである。 樋口警部補は40歳、 警視庁捜査一課強行犯第三係を率いている。 この主人公は別にヒーロー然としているわけではなく、 他人からどう思われているかを気にし、 自信がないからこそ失敗も少ない、 そんな自分に嫌気をさしている人物である。 が、傍からみれば、それは冷静でまじめ、 そして結果を出していると信頼される。 そのギャップにまた悩んでしまう、そんな主人公だ。 まあ、樋口ほど冷静ではないが、 自信のなさや他人の評価を気にするあたりは自分にもあてはまり、 なんだか感情移入がしやすいが故にはまってしまった。 樋口も魅力的だが、たぶん一番魅力的なのは樋口の妻の恵子かもしれない。 樋口はとても家庭を大事にする男なのだが、 この妻の恵子が樋口をよく分かっているのだ。 さりげない一言が、とても心地よかったりする。 と、本筋とは関係のないところを述べたけれど、 もちろん警察小説なので、事件が起きる。 殺人事件なのだが、そのたびに目撃される少女=リオ。 捜査本部はリオを容疑者と確実視する中、 樋口は疑問を呈する。 さてさて、真相はいかに…。 『朱夏』を読んだときにも思ったが、 小説内に心理学の用語がわりと多くでてくる。 今回はアダルトチルドレン。 一昔前に流行った概念だと思うが、 このあたりの論理展開はちょっと胡散臭い。 ただ、樋口に「アメリカの心理学というやつをあまり信用していない」と言わしめ、 彼がそのあとに語るセリフあたりを読んでいると、 別に筆者もアメリカの心理用語の胡散臭さは感じつつ使っているようではある。 犯人は特別以外な人物というわけでもないので、 謎解きみたいなところの面白さがある小説ではない。 それよりも、樋口とそれを取り巻く警察官たち。 氏家、天童、植村・・・、といった個性ある面々とのやりとり、 そして上述したが家庭でのやりとり、 そんなところの個の心の動きと警察組織独特の雰囲気が、 たぶんこの小説の魅力なんだと思う。 このシリーズは3作目も出ているみたいだし、 ぜひ読んでみたいなあ、と思う。

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    投稿日: 2009.12.18
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    『隠蔽捜査』シリーズでお気に入りになった今野敏氏の警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第1作。 実はこの作品は1996年に幻冬舎から刊行されていたものが、昨年になって新潮文庫で再刊行されたもの。シリーズの残り2作『朱夏』と『ビート』も同様に新潮文庫として刊行されている。何で10年も経ってからリバイバル刊行されたんだろう???よく分からん。。。 まぁ、そんなことはさておき、本作品も隠蔽捜査シリーズに負けず劣らずの骨太警察小説で、警察内部の描写もなかなか詳しい。特に捜査本部設置時の班分けや捜査期間などが分かりやすかった。 正直、期待しすぎていたこともあり、思ったよりも楽しめなかった。主人公に隠蔽捜査シリーズの竜崎のようなカリスマ性がなく、どちらかというと捜査で犯人を追っていくことに主眼が置かれているようだ。あと2作、シリーズとしての完成度に期待したい。

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    投稿日: 2009.10.27
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    きっと若い人には書けない文章。 それでいてスピード感もあるので、すごく読みやすかった。 ただもう少し犯人にたどり着く過程にドンデン返しがあっても‥!

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    投稿日: 2009.09.08
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    朱夏を読んだので、もう1本と思い。やはり読みやすい。つまり、まあまあ面白いし読みやすい。読みやすいけど団塊の世代論あたりは、くどい。著者の今井さん昭和30年生まれだからか、よっぽど団塊の世代、全共闘世代が嫌いなんだと思う。それと、結婚しても恋愛はするといった、しごく当たり前のことが長々と主人公の姿を借りて語られるも、ちとどうかと。3部作のビートは、どうしようかな。

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    投稿日: 2009.09.03
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    新しい人を開拓したくて購入。 ズボッとは、、はまらず。。 主人公の自己認識と他者認識のギャップの 描写はちょっと引き込まれた感じ。

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    投稿日: 2009.08.24
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    今野敏の作品では時々あるのですが、犯人の動機が希薄で納得できない。 殺人してしまうというのは、突発的という理由はあり得るけれど、そこにいくまでの経緯が希薄すぎる。 なぜなのかよく考えてみると、今野敏はすべて刑事側からの視点でしかストーリーが進行していないからではないのかと感じました。 ほんの少しでも、犯人側の視点で書かれたところがあると、心情なりが理解できて納得できるのかもしれない。 また、こいつがあやしいと思うポイントが、あまりにもおりこうさんであり得ないくらいまじめな考え方から来ているのも理解できないです。 たったあれだけのひっかかりで、捜査本部をひっくり返すほどの結果を出すというのは、いくら物語でも出来すぎ。 主人公は本当はとても小心者というアピールも、しつこいくらい出てきて逆にうざい感じがします。

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    投稿日: 2009.07.08
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    「組織の中の異端」という関係性を描くのはキャラクターものの王道です。少年マンガの「常識的な集団の中の破天荒な主人公」という形を思い出してもらえれば、これは素直に納得してもらえることでしょう。周囲との落差からキャラクターの個性・関係性を強調しやすいし、異端であるが故に物語を大きく動かすブレイクスルーの余地があるのです。 この今野敏による警察ドラマ「樋口顕」シリーズでも、そのように「組織の中の異端」を描いているわけですが、といっても型破りなヒーロー刑事を描いているわけではありません。むしろ主人公・樋口顕は他人の顔色をうかがい、周囲の意見を聞いて調整役に回ることが多い人物。一見主人公には向かないタイプに見えるのですが、実は体育会系で押しが強い刑事集団においては、それこそが異端であり、周囲から一目置かれるという逆転がこのシリーズの面白さのキモであると言えるでしょう。そしてそんな彼が彼の常識と信条にのっとって捜査を進めた結果、最終的には組織の力学からはみ出て、結果スタンドプレーをしてしまうという再度の逆転がカタルシスを生むのです。

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    投稿日: 2009.06.21
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    2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。 2009/4/26〜4/29 マンションの1室でデートクラブオーナーが殺される。その現場から高校生くらいと思われる美少女が逃げ出すところを目撃される。その少女を警視庁捜査一課強行犯第三係の係長 樋口警部補が追う。その後、同様の手法で第2、第3の殺人事件が起こる。その現場には同じ美少女リオが居合わせていた。果たして、リオが犯人なのか?  安積警部補シリーズとはまた一味違う警察もの。主人公の樋口警部補は、ポスト全共闘世代として、少し上の層を内心疎ましく思っている地味目の警察官。家庭を大事にする安積とは似ているところもあるが、また少し違った味のあるキャラクター。このシリーズも次作を読むのが楽しみである。

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    投稿日: 2009.04.29
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    凄く久しぶりに読んだ今野敏。 印象はそのままですが、ストーリーがしっくりと 受け入れられるようになったのは自分も年齢を重ねた為? 凄く、質の高い、永遠のB級的な作品を書かせたら、日本イチ!! 若干、全共闘のくだりがしつこいかな...と感じましたが きっと、ここをしっかり伝えないと主人公の樋口という人間像と 人物設定が成り立たない。 そう思えば十分許容できる描写に変化するんだね。

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    投稿日: 2009.03.30
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    久々の警察モノです.読みやすいけどもう一捻りあったらいいのかなぁ...とりあえずシリーズは読みます.

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    投稿日: 2009.03.11
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    これほど真面目で自信がなく、他人の目を気にする主人公は初めて読んだような…(笑)なのに、周囲の評価は「優秀な刑事」う〜ん…主人公の全共闘後世代のこだわりがどうもピンと来ない…これも世代の差かな…?

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    投稿日: 2009.03.06
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    連続殺人とその場から立ち去る「リオ」と呼ばれる女子高生。 それを追いかける主人公の樋口。 たぶん自分が50代だったら的を得たように面白かったのだろうなぁと思う。 時折出てくる世代論の話とか違和感でいっぱいだった。 だけどそれでも展開のよさと文体の引き込み方でスラスラ読めた。

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    投稿日: 2009.03.01
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    朱夏の前の話のようだが、朱夏の前に読んでいたら 朱夏にはもう手を出さなかったと思う。 途中が長すぎて、私でも結末が想像出来る(笑)

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    投稿日: 2008.12.08
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    今いち。。謎解きも平凡だし、主人公の設定もあまり魅力もなく。。なぜそんなに団塊の世代に恨みつらみを抱くのか?主人公とどんぴしゃ同世代のわたしにも感情移入しづらかった。

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    投稿日: 2008.10.16
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    9/24 樋口についての記述がしつこい気もしたけどすらすら読めて楽しい。暇があればシリーズ他作品も読破したいと思う。

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    投稿日: 2008.09.25
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    安積班シリーズの次に手を出してみました。作品自体は面白いのですが、世代論的なものがくどい気がして閉口しました。

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    投稿日: 2008.06.21
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    今野敏さんの作品を読んだのは、これが3作目。『隠蔽捜査』と『果断 隠蔽捜査2』が、とても面白い警察小説だったため、この作品も読んでみた。主人公は警視庁捜査一課強行犯第三係の係長・樋口顕(ひぐちあきら)警部補。この作品も前述した2作同様、主人公のキャラクター造形に、作者の特別な思い入れを感じた。主人公・樋口は、人が自分をどうみているのかを非常に気にするタイプ。さらに捜査方法も、堅実すぎないかと自信がない。すぐに人を世代で判断しがちでもある。にもかかわらず、上司にも部下にも信頼されている。それも彼には不思議でしかたないのだが……3つの殺人事件の容疑者は、目をみはるほどの美少女・里央(リオ)。理性と感情。理性を優先してきた樋口だが、連行した彼女を見て動き出す感情に動揺する。この部分こそ、この物語のテーマなのだろうが、読んでいてちょっと違和感がある。男であれば理解できることなのだが、そこを論じられるとなぜか落ち着かない。作中で論じ合うのが38歳と40歳の捜査コンビだから、よけいにそう感じるのだろうか?この作品はシリーズもの。『朱夏』『ビート』と続く。読みたい。

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    投稿日: 2008.06.18
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    「全共闘世代には乗り遅れ、遊びの世代にもなれなかった」 常に全共闘世代の残飯を食わされてきた…と思っている主人公、樋口警部補。 その時代を知らないせいもあるのだろうが、ことあるごとに繰り返されると、こじつけにも思えてしまって少々食傷気味。 でも、この樋口警部補。なんだか魅力があるなぁ。 他のも読んでみようかな。そしたら、また見方が変わるかもしれない。 なーんて、ちょっと楽しみでもある、初めて読んだシリーズ一作品でした☆

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    投稿日: 2008.06.08
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    手口は至ってシンプル。 ただその動機を描くための布石が様々な角度から描かれている作品です。 世代論 アダルトチルドレン 心理学 など… 中途半端な世代に生まれた主人公が大人になりきれていない中途半端な大人と対峙し、事件を解決していく警察小説です。 奥が深い一冊ではないでしょうか。

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    投稿日: 2008.05.02
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    主人公の樋口は、警視庁強行犯係の警部補。肩書きは強面を想像させるが、真面目で謙虚な至って普通の男である。火曜日に起きる連続殺人事件の捜査に当たる主人公の活躍を描く。 事件の重要参考人となる女子高生リオは、誰もが目を奪われるほどの美少女。映像にしたら誰が演じるだろうと考えると、「白夜」の綾瀬はるかだろうか。現在は大人の雰囲気が出てきているので、女子高生役は難しいかな。

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    投稿日: 2008.04.30
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    直後に「チームバチスタの栄光」を読んだため、すっかり印象が薄れてしまった・・・地味な話ですが、単体で読んだらもう少し印象に残ったろうに。しかし、主人公が中年警部、学生運動の尻拭いをさせられたという思いを抱いて生きてきた、という人なので感情移入が全くできなくて残念でした。その被害者意識みたいなものがラストで変わるとかならよかったのに。とはいえ、捜査本部立ち上げの舞台裏など、読んでそうなのか!と興味深い点も多々ありました。

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    投稿日: 2008.01.31
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    そこそこ面白かったです。でもなんか、地味・・・続編も出てるみたいなので、とりあえずは読んでみようかな?主人公の刑事がなんか地味なんだよね。あえてそうしておいて次作以降で変身したりするのだろうか?ちょっと判断に迷う作品です。

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    投稿日: 2007.11.04
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    樋口が被疑者の少女に心を動かされすぎでチトどうなのょ?って感じでしたが最後の妻の一言で妙に安心してしまったのはもしかしたら樋口と同じ気持ちだったかも。(ノ´∀`*)STシリーズの新刊を心待ち。

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    投稿日: 2007.08.15
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    日本の警察小説をもう少し読んでみたいと思い、手に取ったのがこの一冊。今野敏氏の名前は以前から知っていましたが、読むのはこれが初めてです。話題になった「隠蔽捜査」は二時間ドラマになったときに見ました。さて、洋の東西を問わず、警察小説の登場人物は、個性的に描かれることが多いのですが、この小説の主人公、樋口刑事は強烈なキャラクターは持っていません。組織の中でどのように行動するのかを気にかけ、一方ではよき家庭人としての姿も描かれます。強硬な態度に出なくても、相手が取調べに応じてしまうような、普通の「ひと」であることが、魅力なのかもしれません。あと、繰り返し出てくる世代論、少し年齢が下の私にはピンと来なかったのですが、同世代の方々はどう思われているのかも、興味があります。

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    投稿日: 2007.07.18