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祝宴
祝宴
ディック・フランシス、フェリックス・フランシス、北野寿美枝/早川書房
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    競馬シリーズ40作目。 人気レストランのシェフ、マックスが食あたりに苦しむところから話は始まる。 競馬場の前夜祭で出した食事が原因のようで、 死亡者1名ということでレストランは閉鎖されてしまう。 なんとか翌日に競馬場でのパーティでランチを提供するが、 そこで爆発事件が起き、給仕係の女の子をはじめ多くの人が亡くなる。 食中毒で亡くなったのではないとわかりレストランの閉鎖は解かれるが、 爆発事件との関係を調べていくうちにマックスは殺されかける…。 インゲン豆の生食が毒だとは知らなかった。 その食中毒の被害者で、 訴訟を起こそうとしていたヴィオリストと付き合うようになるとは、どんな展開? だた、彼女が自分の命ともいうべきヴィオラを犠牲にして、 マックスを殺そうとしていた男から救ったのは感動的だった。 それにしても、競馬ではないがポロの馬がらみの犯罪に、最後にはつながっていうのは、見事。 この本が日本で発刊された年に作者が亡くなられたらしい。 解説で有名人が弔辞を書いていた。 残念だ。

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    投稿日: 2024.11.22
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    文庫が出たので、再読。 読むものに困ったときにはディック・フランシス! ニューマーケットで、レストランのオーナーシェフをしているマックス・モアトン。 伝統あるレースの前夜祭で料理を担当するが、腹痛に苦しむ。 客が何人も食中毒に倒れていたとわかり、料理に問題があったと疑われ、レストラン閉鎖の危機に。 ところが、レース当日、賓客を集めた客席で爆破事件が! 廊下にいたマックスは、九死に一生を得る。 テロと報道されるが、二つに事件には何か関連があるかも知れない。 独自の調査に乗り出すと、命を狙われ…? ディック・フランシスは執筆協力者だった奥さんが亡くなった後しばらく休筆していましたが、「再起」で復活。 息子のフェリックスが協力して書き上げ、連名に。 物心ついたときから、両親が作品のことを話し合うのを聞いて育ったそうです。 フェリックス視点のせいか、家族は競馬関係だが主人公は違うという設定。 才能ある若いシェフで、これからが人生の本番といった感じ。 全体に話が若々しく、事件をきっかけに出会った音楽家の女性と恋に落ちるのも楽しげで、初期作品のムードも懐かしく思い出されます。 いろいろな要素が入っていて、読み応えのある仕上がりになっています。

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    投稿日: 2011.02.14
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    シェフがすごく受難な1週間でいろいろ痛そうでした。 追悼コメントを読みながら、あらためて残念な気持ちに・・・

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    投稿日: 2010.04.22