
総合評価
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powered by ブクログ人間が人間らしくあるためのサービスを、川上さんは作ろうとしているということがわかった。 川上さんはでかい野望に向かって努力するとかではなくふざけたり茶化したりしながら理想を示してそれを着実に実現する感じの方だと理解した。大言壮語することが性に合わない方のようであり、その気持ちは何となくわかるから、親しみを持った。可能ならいつかお会いしてみたいなと思った。
0投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログ「常識」に対する反論の数々に,革新的な経営方法や企画の原点が見える!「ニコニコ動画」等の大ヒットの生みの親,川上量生(現在はカドカワ株式会社代表取締役社長他,数々の職を兼任)に,辣腕編集者の加藤貞顕がインタビュー。図らずも明かされた「心に秘めたはずの本音」。
0投稿日: 2018.12.28
powered by ブクログ期待以上に面白く、膝を打つこと多々。思わず声に出して笑ってしまったところあり。 言論の自由に関するスタンスはじめ、極めて論理的でフェアな考え方、子供のようにストレートで明るくチャーミングなたたずまいは、最近再び振り返っているチョムスキーに通じるものがあるように感じた。 でまた聞き手のピースオブケイク加藤氏が実に秀逸なのだと思う。
0投稿日: 2018.10.18
powered by ブクログインタビューひとつひとつが短いため、踏み込んだ議論はなされておらず物足りなさを感じた。ただ、川上さんの考え方や思想は強烈に感じ取れる。 建築学や都市計画学は、学問(一定の理論に基づいて体系化された知識と方法)とは言いづらいと大学時代に感じていた。本書を参考に考えると、「実社会に接している学問は、学問の定義自体があやふやだから、議論の基盤が曖昧」なため、論理を組み立てて理解する方法が適していなかったのだろう。 実際、様々な可能性を想定したうえで定義をしようとすると、収拾がつかないし、仮に定義をして論理を組み立ててみても、結論までたどり着かずに力尽きてしまったり、研究テーマとして扱おうと思った魅力的な『気づき』からは遠く離れて凡庸なものとなってしまったりする。 建築学や都市計画学が実社会に接している学問であるために、「結論なしに論理を組み立てる」ことは「間違ってしまうことのほうが多い危険なアプローチ」だったのだろう。本書では、「何らかの先入観や思い込みのない客観的な状態で、議論を組み立てる」のではなく、「目的がある立場」に立ち議論を組み立てる姿勢で向き合うアプローチを紹介している。
0投稿日: 2018.08.31
powered by ブクログニコニコ動画を作った川上量生さんの本。今よく言われている完璧じゃなくて、余白を持った方が親密さが増すということについても書かれている。確かに、ニコニコ動画って全然完璧じゃなくて、でもきっとそれが良かったんだと今になって思う。 また、タイトルにも哲学とあるように、川上量生さんの価値観がたくさん詰まった本。ニコニコ動画という愛された動画配信サイトに親近感がある方なら、この本に書かれていることもすんなり受け入れられることも多いと思う。
0投稿日: 2018.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
カドカワドワンゴの川上さんとケイクスの加藤さんの対談本。 川上さんはもちろんだけど、加藤さんも相当頭良いオタクだなという印象。とにかく二人の思考の切り口とバックグラウンドにある知識の量が面白くて笑けてくる。 とにかくアタマが刺激される良質な一冊でした。 ・ニコニコ超会議はあとから振り返ると意味があった。mixiは終った感でたけど、ニコニコはやってる感出せた。 ・カドカワドワンゴの経営統合に関して、任天堂を引き合いに出して、プラットフォーム自身がコンテンツを作るべき。コンテンツを作らないプラットフォームはコンテンツが安くなる。地獄になる。 ・論理が多くなればなるほど現実を正確にエミュレーションしやすくなる。その過程で何とか論理を成立させようと無理矢理考える。詭弁になったらだめなのでビジネス的にも成立させようと頑張る。 ストーリー戦略のストーリーはこじつけ。 ・クリエイターが増えれば増えるほど多様性は失われる。ラノベのストーリーの話。 ・才能とは希少性 ・インターネットは多様性を失わさせる ・オタクって「敵にまわすと恐ろしいが味方にすると頼りない」 ・孤独は形質じゃなくて状況。なので希少性にはならない。 ・論理の後付けの事例:ヨーロッパのスコラ哲学。神は存在するという前提で理屈を考えた。 ・文系の論客は言葉は道具だと捉え、論理を手段として扱う。理系の研究者は論理的に正しいことは何なのかということに興味がある。理系は論理を使って世の中の一般法則とか真理を探している。 ・説明の量を増やせばだいたいは説明が付く。フーリエ解析みたいなもん。 ・イデオロギーの本質は知識の体型なんだと。世界をエミュレーションするための膨大な論理というものは力を持つ。ある程度世界を正しく論述できてしまうから。これがイデオロギーの本質。共産主義とかね。
1投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オタクって 、 「敵にまわすとおそろしいが 、味方にすると頼りない 」って言われてるんですよ (笑 ) 。このフレ ーズ 、すごくオタクの特徴を表してるんですよね 。共通の敵に対しては結束してすごいパワ ーを発揮するんだけど 、彼ら自身の連帯感って実はあまりない。 ---川上さん
1投稿日: 2017.07.20
powered by ブクログインタビュー記事などで川上量生に興味を持った人には是非一読を勧める。本人も言っているように川上量生は本来成功しないタイプの人だが、そんな人が、年商300億円を超える企業を作り上げる際に考えていたこと、また彼の人生哲学、価値観、そして彼の最大の魅力とも言える、その思考法が惜しげもなく語られている良書である。
0投稿日: 2016.10.21
powered by ブクログ前半はドワンゴ内での各種施策の話が多く、普通に読んでいて面白かったです。 感性の人かと思いきやしっかりと論理的に考えてリスクを潰していっているとのこと。 toCに携わる方は一読を。
0投稿日: 2015.12.25
powered by ブクログおもしろい会社やなー。 女子アナ弁当はふつーに惹かれてしまう笑 インターネットによって多様性が失われているというのはかなり独自な視点ではないか。それでいて説得力があった。 川上さんと「似ている」と感じやすい理論笑 川上さんからすれば私に対してそうは感じない可能性が高いのか。 直観がさきで論理は共感するためのツールってのはよくわかる。人好きになるときとか直観でしかないもんな。 文系は論理を手段とし、理系は論理で心理を探求する。 カドカワへの就職に興味を抱いている就活生としての意見になるが、社長の人間性が何よりも感じられてよかった。
0投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログとことん論理的に、感性的なことを説明していく。とことん考えている人、そして考えることが好きな人なのだと感じる。仕事のスタンスも単純明快で正直。承認欲求のために頑張るくらいなら愉快犯で面白がる方がいい。経済合理性の結果が女子マネ弁当だったり、使いにくいUIをあえて作る意味だったり、それを全て論理的に説明してくれるのが痛快。インターネットなどシステムの発達によって、人間の多様性が失われ一つの指標で競わされる社会が来ていることを感じる中で、抵抗するためのニコニコ宣言。背景を知ると面白い。生き方が学びになる。
0投稿日: 2015.09.08
powered by ブクログドワンゴ会長による、ニコニコ動画を中心とした胸の内を語った本。ここまで大きい会社で、技術畑出身の人って、日本ではなかなかいないと思うから、すごい。 本当、正直なんでこんな人がこんなに成功しているのか分からない。頭は確かにいいと思うのだけど、仕事に情熱があるような人じゃなさそうだし、適当に生きてる印象を受けた。やっぱり、何か持ってる人なんだろうなとは思う。 ところで、ドワンゴのCTOでもあるということを初めて知った(今でもなのか分からないけど)。 女子マネ弁当の女子マネって、メイドカフェのOGだったのか。いや、それよりメイドカフェのOGって普通に仕事してるんじゃ……。普段はどういうことしてるんだろう? エンジニアとデザイナーだと、デザイナーのほうが主導権を握ったほうがいいという話は、エンジニアとしては悔しいけど納得。うちの会社にもデザインが分かる人がいてくれたらいいのだけど……(一人いるけど、本業は営業という)。 競馬でよく走る馬はバカという話はよく分からなかった。賢い馬は肉にされるそうだけど、肉にされたくないからそのために計算して走るようにしているという考えにもなるんじゃないだろうか(そういう意味じゃない?)。そのへんの論理は、解釈の仕方によるかもしれないけど。 東日本大震災でデマを流した人(多分、糸柳和法)って退職したのか。いつごろ退職したんだろう。 なお、アダルトサイトを運営している人は、本当は福祉関係の仕事がしたいという人が多いらしい。まあ、確かにアダルト産業って福祉的な面もあるしね(本書で言いたいのはそういうことではないけど)。 それにしても、文系がどうの理系がどうのと言ってる箇所は、少し懐疑的に見てしまった。まあ、血液型で人を語るよりはマシかと思っていたら、まさかの血液型と性格の関係を信じてる人だった。インタビュアーも言ってるけど、これは確かに意外だ……。
0投稿日: 2015.09.05
powered by ブクログ「ー」 ニコニコ動画の秘訣が明らかに?! ニコニコ動画を提供した人のインタビュー集。あとがきで、偉人の本なんて意味がないよ、と言っているのが興味深かった。偉人の幼少期の経験は読んでいて面白いから、その点について同意はできない。 読んだ感想は、変わっているな、だ。自分が正しいと思っているんだけれども、それを匂わすと叩かれるから、自分はきっと間違っていると卑下したふりをしている。この本を通して、著者の凄まじいナルシストぶりを感じた。だから、事業に力強く挑戦できるのだろう。
0投稿日: 2015.08.30
powered by ブクログ・任天堂のような自分でコンテンツを作っているプラットフォームは、コンテンツの値段を下げません。むしろゲーム機本体を安く売って、ソフトの売上で回収しようとする。 ・多くの人は少ない理屈でビジネスをしようとするから、競争相手がたくさん現れてうまく行かないんじゃないでしょうか。 ・どんなコンテンツ市場も、成熟していくと、コンテンツそのものではなくてブランドが評価されるようになるんです。 ・プラットフォーマーにとって一番いいのは、突出したクリエイターがいなくて、取り替えられる消耗品としてのクリエイターがたくさんいるという状態です。 ・プライドや自尊心がなくなったら、人は起きて飯を食って寝るだけの生き物になってします。 ・リスクについて考えるなら、その起こる確率とリターンがどのくらいかということも併せて考えないと行けない。リスクがあるかないかしか考えていなくて、期待値の計算をしていない。 ・レアなところが共通していると、似ていると思いやすい ・論理って突き詰めると、自分じゃなくてもいいものなんです。つまり、非論理的な部分にしか、最終的な個性は残らないわけです。
0投稿日: 2015.08.22
powered by ブクログ「原理的にどこまで出来るかを考える。」という章で、ソケットのレベルまで、チューニングするという話だが、プラットフォームとしての、コンテンツプロバイダーの凄味とニコニコの開発文化を感じました。「文系は論理を手段にし、理系は論理で真理を探究する」という章も、論理を扱う際のスタンスについて、考えさせられました。元の出典はケイクスというメディアに連載していたものを本にまとめたようですが、川上量生さんの考えが伝わってくる本です。
0投稿日: 2015.07.24
powered by ブクログニコニコ動画の視聴者層が平均年齢21歳、視聴している中でもコメントを投稿している人の平均年齢が14歳と聞いて、ニコ動の根本を知りたくて読んだ。 ニコ動に関しては自分も黎明期からのユーザーとういこともあり、詳しいつもりでいたが、あの意味不明な改悪と揶揄されたアップデートや、ドワンゴ内で行われていたユニークな施策に関しての認知は甘かったと感じた。 川上さんの考え方は非常に理系的でありながらも、オタクが持つ闇の部分を押さえているため、妙に人間味があると思う。世間ではオヤジキラーと称されるなど、出世上手な人間なのかと思いきや、変に取り繕わないところからも、尋常じゃないオタク臭が放たれている。 人材育成など、自分の現状と合わない話も何故か見入ってしまう一冊でした。
0投稿日: 2015.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ニコニコ動画の会社(ドワンゴ)創業者で取締役である、川上量生氏の思考法・働き方などについてインタビュー形式で書かれたビジネス・自己啓発本。 彼は、ニコニコ動画の社長でありながら、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに無給で弟子入り(丁稚奉公)したり、KADOKAWA(角川書店)の角川歴彦会長に気に入られて経営統合して後継者になったりと、天才だけど変人なんだろうなと、以前から興味を持っていたので、この本を読んでみた。 読んでみると、発想が斜め上過ぎて、ちょっと常人では参考になりそうもない話が多いけど、共感できるところもいくつかあった。印象に残ったのは、以下のようなこと。 ニコニコ動画の会社経営 ・出勤や食事が不規則な社員(主にプログラマ)のために体操服の女性が朝弁当を無料で手渡し(ラジオ体操も)する「女子マネ弁当」 ・あえて、ニコニコ動画のユーザインターフェースを使いづらくする(ユーザの共通敵となることで話題を提供) インターネットメディアのあり方 ・ニコニコはメディアとしては思想を持たず「何もわからない」というスタンスで(バカなフリをして)右も左もあらゆる情報を平等に垂れ流す。 ・誰でも作品を発表できる場ができクリエイターになりやすくなれば(オープンになれば)なる程、作品の多様性は減っていく(競争が激しくなり最大公約数にウケるものが氾濫するようになるため)。 働き方 ・日本の賢い人は、あまり働かず楽して儲かる仕事(省庁・商社・金融業界)をしてる。頭悪い人は夢を追いかけて「やりたいこと」をやろうとする。川上氏は、それがバカなことだと分かっていて、バカを一生懸命にやる『愉快犯』でありたい。 ・バカな馬ほど良く走る。賢い馬は肉になる。 ・新入社員試験に受験料制度を設け、今の就活状況(1人が何十社も気軽にノミネートして受験するせいで、ほとんど不採用)に一石を投じる。 論理思考 ・川上氏の語る「理系と文系の違い」が面白かった。 「理系は論理を使って、世の中の真理を探す。文系は先に自分なりの結論があって、世の中を動かすための手段として論理を使う。」 理系と文系それぞれに論理的で賢い人は存在するが、お互いに話がかみ合わないことが多いのはそのため。 感じたこと ・川上氏は、とにかく論理的で理系でヲタクで人と違う発想をする人なのだけど、基本的には怠けたい・競争をしたくないという性格らしい。何故そんな人がここまで成功できたのかというと、やはりニコニコ動画に参加し、それを面白がる日本人のヲタク文化・ポップカルチャーという風土があればこそなんだと思う。 ・ニコニコ動画(ドワンゴ)は、無機質で人を孤独にしがちなコンピュータ・ネットを、人と人・人と社会をつなげるプラットフォームとして提供し、今よりも面白おかしい社会へ変えてくれるかもしれない、貴重な会社なのだと感じた。今は若者・ヲタクの中だけの閉じた世界かもしれないけど、KADOKAWAとの統合で今後どのようになっていくのか。注目したい。
0投稿日: 2015.05.23
powered by ブクログ川上さんってすんげ頭いいなって思ってた。論理を突き詰めるし、話面白いし、自分が本当に信じていることしかしゃべらない人だよな。
0投稿日: 2015.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドワンゴ会長の川上さんのインタビュー集。 この人を見ていて思うことは、技術や知識に明るいこともそうだが、洞察力、思考力、表現力が抜群に高いということ。また、理系出身らしく自説を論理的に伝えるのが得意である。書籍の内容自体も秀逸で興味深かったし刺激的ではあったが、それ以上に、1つのテーマに対する着眼点、分析の仕方、そして表現の仕方などに唸らされることが多かった。私などは普段多くの情報に接しても、それらの情報を大して考えもせず鵜呑みにしてしまい、疑いを持たず、そのまま取り入れてしまうようなところがある。しかし、彼はそのように一筋縄で納得する人間ではない。常識とされているようなこと、世間で言われているようなこと、当たり前すぎて誰も目を向けない所にスポットを当て、分析を加え、確固とした自説を組み立てていく。 ホリエモンにも似たような所があるが、共通点としては「自分の頭で発想し、思考し、行動する」ということに対して不安を感じていないように見えるという点ではないだろうか。その説が正しいか、違っているかなどは問題ではなく、自分なりのスタイルを確立しているところである。川上さんがいる限り、今後もドワンゴは若者にフィットしたサービスや企画を提供し続けていくだろう。
0投稿日: 2015.05.12
powered by ブクログcakesでの連載をまとめた本。 まえがきとあとがき以外は読んだことがある内容なのだけれど、まとめて読んだらそれはそれで面白かったです。 川上さんが現在、正直に言えることを言ってる内容だと思います。また、ちゃんと先のことを考えられているのだなあという部分もありました。(後付のことも多いみたいですけど。) 漠然としたことしか書けませんが、そういうことが大事なんだなあと、感じ取りました。 (以上、ブログ全文です。) ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4837480.html
0投稿日: 2015.03.14
powered by ブクログ角川ドワンゴ会長の川上量生氏のニコニコ動画についてや生き方や働き方の哲学についてかかれた本。 氏自身論理物理学者になりたいという意向もあって非常に深い心理や論理の話がありました。 常人とは違う考えだと感じることは多々ありましたが、ニコニコ動画という他社には真似できない独自性の強いサービスはこの哲学から生まれたのだということを強く感じました。 本書のなかで印象に残ったのは、ニコニコ動画はクレームを問題としない組織を作ることや思想を持たない場を設けることを念頭に置いて運営されているということや クリエイターとプラットフォームの関係をよくするためのブランド構築はなるほどと感じました。 また、今後のネット社会を担う上で国家とネットの関係についてグーグルやフェイスブックが支配する世の中になると社会福祉やインフラ整備がなく腐敗していくのでローカルな政府が統治すること、インターネットに国境をつくる規制を国家がすることがのぞましいと考えていること 直感と論理の関係や結論から論理を構築していき、理系では真理を探求し、文系は論理を使えるものにしていくとの考えは深いと感じました。 またドワンゴ時代に起きたクリエイターの大量退職の件や入社試験の受験料の件にも言及されており、非常に氏の考えがつまった一冊だと感じました。 巻末のニコニコ宣言を読んで、テクノロジーと人間についての共存について真剣に考えてると思わせておいて、寝たい欲望と夢との間で作られたことを知ると、滅びゆく人類の歴史のなかで氏なら最期まで抵抗できるだろうと感じました。 凄く深い方だと感じるとともに経営哲学だけでなく、人類や未来まで考えさせられる一冊でした。
0投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログこの本読むまで川上さんのことはよく知りませんでした。 読んでみるととても視野が広く、論理的な人だなという印象。 やりたいことがなきゃいけないと思い込むのは一種の宗教 ニコ動は博打でなく計算 あとドワンゴ社内の女子マネ弁当制度が面白かった。 ネットサービスの会社なのでエンジニアを一番優先してるかと思いきや、企画の人間も大事にしている点など、論理だけでなく暖かさもある人なんだなと思いました。
1投稿日: 2015.02.15
powered by ブクログ泣く子もだまるKADOKAWA代表取締 役会長・ドワンゴ代表取締役会長を対話形式で知る一冊。 簡単にいえば、オタク出身でオタクの気持ちがよく分かるリスクテイカーなんだということ。ただし、その理解の深さには愛を感じずにはいられない。 あと、文系理系という分水嶺について非常に的を得た感覚をお持ちなんだなと感じました。「理系は、どうなっているのかに興味があるが、あっているか間違っている かには興味が無い」など。
1投稿日: 2015.01.29
powered by ブクログ去年たまたま12万5000人が参加したニコニコ超会議3に行ってみて、夜の部のニコニコ超パーティーで、MCの煽りに合わせて「ラブ!スマイル!カオス!ニコニコ超会議!」のコールが幕張メッセイベントホールに響き渡った時に感じた興奮と感動の源泉に触れることが出来た読書でした。いまさらですがニッポンでは現在凄い革命が進行しています。ニコニコ宣言は、21世紀の船中八策だと思いました。いや、フランス人権宣言か?すいません、旧世代の比喩で。まあ、本書にあるようにこじつけこそが、ストーリーということでお許しを。しゃべれるおたくバンザイ!
0投稿日: 2015.01.20
powered by ブクログ自分と全く違う考え方に出会うのは、世界が広がって素敵。その発想はなかった、と思うのに、解説されればとてもシンプルで、あっさり納得できるところがすごかった。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログ「人間は、追い込まれないと、自分で考えない」ということは、私の直観に反するものでしたが、考え直すと、そうかもしれない。 川上さんは、「はじめはこう(世間と違い風に)思っていたけど、一周回って、世間が言ってることは正しいと思った」というが、これは、正しい思考回路だと思う。 「新卒一括採用を否定するのは、バカである。」 私は、川上さんのように細かく詰めて考えることができていませんが、この本を読んで、自分がオタクなのだということが分かった。
0投稿日: 2014.12.18
powered by ブクログ大変刺激的。読んでいるうちに様々な考えが浮かぶ触媒のような本。特にコンテンツ←→搾取するインフラという対立軸に関する考察、人間の「無駄」な営為の受け皿としてのニコニコ動画というくだり等。ドワンゴが将棋電王戦を主催する理由も判った気がする。
0投稿日: 2014.12.10
powered by ブクログ個人的には、ニコニコはあまり好きではない。でも 経営者の川上氏は割と嫌いではない。その川上さんと Cakesの加藤氏との対談本。 川上氏は、すごく頭が切れて本質的な内容まで 頭で考える。具体と抽象を往復できる非常に 頭がいい人だと思いました。いろいろなマスメディア にての発言は以前から面白いと思っていましたが。 ただ、惜しむべくところは、やはりご本人も言われ ているように、根本が”オタク”なので、教養というか 物事を考える際のINPUTみたいなものが足らない 気がしました。 ただ、コンテンツのクリエーターとしての考え方 については非常に高邁な部分があると思います。 愚にもつかない議論を繰り返している人 他者を攻撃して何ものも生み出していない人 何も考えていない人、自分が一番考えている と勘違いしている人が多い中。。。。 もっと彼らのアウトプット(こういう本であったり 彼らが生み出すコンテンツ・文化)をもっと見るべき だと思います。
0投稿日: 2014.12.07
powered by ブクログ川上さんという人間の思考が分かった気になれる本。 角川×ドワンゴの話を題材に、「よくわからない存在」や組合せのほうが、ビジネスとして成功しやすいという話は、目からうろこ。まさしくそうだなあと頷かされた。 その奇抜さ、天真爛漫さは、非論理的なところから来ているわけでは決してなく、むしろ論理を突き詰めたところから来ていることが分かった。
0投稿日: 2014.12.07
powered by ブクログニコニコ動画が好きでない。UIがどうにもがさつで趣味が合わないので見る気がしなかったのだが、経営者の川上量生さんには興味があった。会長職にありながらスタジオジブリの鈴木プロデューサーに押しかけ弟子入りしたり、就活のあり方に異議を唱えてエントリーを有料化したりと、その行動には驚かされ、その背景を知ると非常に理詰めで納得させられてきた。本書を読むと、その思考法、論理の立て方がよくわかる。やはりとても頭のいい人なので、説明されるとそれしかないと思えてしまうくらいに簡単な話になってしまうのだが、常人に思いつけるものではないと思う。本人は運がいいだけというが、やはりその直感力と直感を実行するための綿密な検証と論理立ては凄まじい。天才のすることはいともたやすく見えてしまうという好例といえる。本人は否定するだろうけど。
0投稿日: 2014.12.01
