
総合評価
(1131件)| 273 | ||
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powered by ブクログバベルの会に関係する人物の短編 始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るな のセリフは、おーっとなった
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログホラーというより、サイコミステリーに近いのかな。 いくつかの短編が収録されているんだけど、そのどれもが、「バベルの会」という、超上級国民の御令嬢たちによる読書サークルの構成員と少し関係してる。登場人物本人がそのご令嬢だったり、あるいは、そのご令嬢の侍女目線の話だったり。大どんでん返し座布団10枚、みたいな煽り文句が帯にあるけど、それはちょっと言い過ぎだと思うwww サイコミスなので、実際にはこんなことは無いからな、と思いつつ読み進められる分、怖くなかったから、怖いのが苦手な人でも読めるのはメリットでもあるかな。
1投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログお嬢様たちの集まり、読書サークル「バベルの会」。 夏合宿の直前、丹山吹子の屋敷で惨劇が起こります。 翌年も翌々年も近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。 「バベルの会」をめぐる五つの事件。 それぞれが独立した短編ですが、全体は「バベルの会」でつながっています。 最後に明かされる残酷な真実。 暗黒ミステリの真骨頂と言えるでしょう。
0投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どれも面白かった 種明かしは大抵暗い真相に繋がっていて、ホラーじみた感覚を味わいながら読み進めるのは同作者の満願と似た読み味だった だからこその先入観で山荘秘聞はまんまと騙された あの安心感と納得感大好き 序盤から主人公が怪しい動きをしていて遭難者を殺し肉として保管したのではと察せられるような描写でしかしそれではミステリーとしてどういった真相に繋がるのか?一章二章の物語と趣向が被っているが果たして?と不思議だった オチでなるほどと可笑しさが同時に来て楽しかった 玉野五十鈴の誉れもかなり好き ああも残酷ながらしかし純香にとっては救いの手だった事は間違いがないその結末がなんとも複雑な気持ちになる 五十鈴への思い入れが強い純香と純香の言葉を全うする五十鈴の2人の関係性好きだ はじめちょろちょろ…のオチの言葉、そう繋がるのか…と感嘆した
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ犯人視点での独白のような形式で展開される殺人ミステリーの短編集です。 犯人における、心の病んだ半ば常軌を逸した志向と、その異常行為を冷静に実行する沈着した精神状態に、創作ながら人間の闇を感じました。 この手の作品は正直苦手なのに、気になる結末を求めて読了してしまったのは、作者の筆の力でしょう。 昭和以前の作家さんらしい文章の美しさが、作品の性格とは別に、良い余韻をもたらしていると思いました。
0投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログミステリー好きには堪らないかも。 しっかり完結せず含みを持って終わるから推察してしまう作品でした、まさか…みたいな自身の考察が堪らず想像してしまいます。
19投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ再読。やっぱり面白い〜! 文章は優美なのに、内容は何ともどす黒く、どの話もラスト一行まで緊張が続く。こちらの予想を上回ってくる展開には、舌を巻くばかりだった。個人的には『玉野五十鈴の誉れ』が一番ゾクゾクして面白かった。 読了 6月23日
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ浮世離れした上流階級の主人と使用人を軸とした短編集。 「バベルの会」というお嬢様が集う読書サークルがうっすらと話を繋げているけれど、個々として話は完結している。 大どんでん返しと謳われているものの、そこまですごいとは感じなかったのが残念。 イヤミスをはじめて読む人におすすめしたい。 上流階級の暮らしや使用人の働きが分かりやすく、体験したことがないが豪華絢爛な暮らしが容易く想像できた。 使用人が主人公の話が多く、度が過ぎたホスピタリティが何かを狂わしていく様が奇妙でゾワっとさせた。
3投稿日: 2025.06.19
powered by ブクログ小説で残酷な話を読むのは初めてだったので、新鮮でした。 新たな扉が開かれたような気がします。 今まで読んできた作品は基本的に読んだ後に余韻に浸りたくなるものがほとんどでしたが、この作品はあまり余韻が残りませんでした。 悪い意味ではありません。 シンプルに残酷だったからだと思います。 解説にもありましたが、「無垢が邪悪に転じる」描写が多かったように感じます。 この点が僕にとっては魅力的でした。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ大好きな作家さんの人気作品だったので 気になって購入し、読了しました。 「バベルの会」という読書サークルを共通テーマにした短編集で 各話、語り手や登場人物は変わりますが 物語の中に必ず「バベルの会」が登場します。 ご令嬢と使用人が登場するのも共通点ですが そのせいか語り口が独特で どこか読みにくい印象を受けてしまいました。 今まで読んできた米澤穂信作品とはイメージが変わり かなり斬新な気持ちで読めました。 イヤミスのような雰囲気もあって好きな物語です。
0投稿日: 2025.06.12
powered by ブクログ短編で読みやすい上に、ダークな世界観に引き込まれすぐに読み終わった。「手軽に読めるどんでん返し作品」として友人に勧めたい。
13投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ若干猟奇的なストーリーを含む短編集。 多少時代が前後しつつバベルの会に紐づけられた一冊です。が、それぞれのラストはしっかりと惹きつけられるますし、期待を良い意味で裏切ってくる印象です。 冒頭に書いた『猟奇的な』結果をなるべく想像からは遠けたい本音があるからかもしれませんが、、
13投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ上流階級お嬢様が集う読書サークル「バベルの会」で繋がる短編5篇。 これが上流階級の日常ミステリか…(違) 甘美で上品な語り口の裏に潜む闇に戦慄しつつ、滑稽なまでのシニカルにニチャァな笑みが止まらない。 ①身内に不幸がありまして →その動機にヒェェッ…動機のサイコ度ではナンバー1かも。 ②北の館の罪人 →真相パートのドヤッで始まる戦慄。絵画に隠されたもう一つの真相オチも良い。 ③山荘秘聞 →この話が3番手にくる意味…よね!なんやかんやもハッピーエンド。 ④玉野五十鈴の誉れ →1番好き!ラスト一行の衝撃。ニチャア…が止まらない悪趣味かつシニカルなジョークに震えた。 ⑤儚い羊たちの晩餐 →アミルスタン羊の意味よ…しかもその部位よ…最終話に嫌悪感MAXにさせられるのむしろ快感。 面白かった!
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ「バベルの会」でゆるく繋がった 5話の短編集。 全話とおして世界観や文体が雰囲気あってすごくいい! 全話ゾッとする感じでよかったけど、 『玉野五十鈴の誉れ』と『儚い羊たちの晩餐』が特によかった。 『玉野五十鈴の誉れ』は昔別のアンソロジーに入っていたのを読んだなあ。懐かしい。 『儚い羊たちの晩餐』は話の内容も好きだけど、 会長が「バベルの会」について鞠絵に話す内容がすごく印象的。 そのセリフを頭に置いてこれまでの4話を振り返るとさらに物語に奥行きが出るというか、そんな気がする。 作中に出てくる作品は全然知らなかったけど 知ってたらもっと楽しいんだろうな でもおもしろかったー!
20投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一つ目の物語を読んだ時、ちょっと違うかなと思ったが、だんだん面白くなり一瞬で読んでしまった。 物語の中のなんとも言えない不気味さが秀逸でした。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログ玉野五十鈴の誉れが1番ゾクッとした、、。 山荘秘聞はまんまと騙された(笑) 読み終えた後に色んな人の考察を見るのが楽しかった。自分では思いつかない展開や、描写についての考察、伏線など。 想像力と考察力の高い人はもっともっと楽しめる作品だろう。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ一年半前くらいに読んだ? 暗い蔵の中で埃をかぶった骨董品みたいな雰囲気?「玉野五十鈴の誉れ」は別の短編集に入っていたのを読んだことがあった。が、こちらの本を読むまで真相に気づいていなかった……。確かに分かりやすくヒントはあったけれども!ようやく話を理解したこともあり断然この話がお気に入り。
0投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ急に「えっ?」ってなる。 全て昭和を感じさせるような気がする。 不気味な話ばかりでした。 面白い。
0投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログミステリー好きとしてすごく面白かった。 1つ目の話で、展開が予想できず衝撃的だった。 だが、1つ目の話でその後の話の展開が大体読めてしまうのが残念だった。
0投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ全体的にダークだけどお洒落な雰囲気。 昔の漢字とか言葉とか使ってるから少し読みにくいと感じてしまって、最終章までは読めなかった…。 読んだ中では「北の館の罪人」がいい感じに後味悪い話で好みだった!
5投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ私にはまだ早かった(笑)。意味が分からないところが多々あり、携帯片手に検索。あー、なるほどそういう意味なのかーと。なんかもったいない。自分のミステリー教養が無さ過ぎて(笑)、おそらく面白さ半減なんだろうなーと感じた。 その中でも、純粋な悪意、残酷さ。恐ろしい。でも自分の中に絶対にないとは言いきれない感覚がまた恐ろしい。 もう少しミステリー経験を積んでから再読したら楽しめるのではないかー。
13投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ玉野五十鈴の誉れ 身内に不幸がありまして 北の館の罪人 儚い羊たちの晩餐 山荘秘聞 の順で好き。というか全ての話が面白かった。 ミステリーあり、ブラックジョークあり、ホラーあり、人情ありと飽きずに読めた。 五十鈴の誉れ 五十鈴と純香が育んだ秘密の友情(愛情)にホロリ。 ババアは人の心無いんか…? 身内に不幸がありまして 最後の一文とタイトルでああなるほどと笑ってしまった。 北の館の罪人 あまりの裏の一面と早太郎があまりの絵に仕掛けた細工にはなるほど。 儚い羊たちの晩餐 アミルスタン羊 山荘秘聞 珍しい肉のミスリードにはクスッとした。違うんかい。 2025.0511.3
1投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ米澤穂信がホラーとミステリーを融合させた短編集として出したのが本作『儚い羊たちの祝宴』だ。Audibleの紹介を見る限りでは、最後の1行で世界観ががらりと変わるような作品を目指しているらしい。彼の作品はデビューから時間を経過するにつれてどんどん重いものになっていっているが、本作が刊行されたのは2007年から2008年と、まだデビューからそれほど時間が経った頃ではなかった。それでも、ホラーテイストの作品を上梓したということは、彼はデビュー当初からそういった方向性も志向していたということなのだろう。 作品としては全部で5つの短編が収められているが、共通するのは「バベルの会」と呼ばれる読書サークルの存在で、それ以外は特に作品間の関連はない。そして最後の「儚い羊たちの晩餐」を読む限り、このバベルの会と呼ばれる読書サークルは、ある悲惨な出来事によって壊滅してしまったということになっており、物語全体をつなぐ鎖も切れてしまっている。ちなみにこの最後の作品は、本作を刊行するにあたって全体をまとめるために作られた書き下ろしである。 エログロナンセンスは得意ではないのだが、ホラー作品はかなり好きな自分にとって一番面白かったのは、冒頭に配置されている「身内に不幸がありまして」だった。地方を牛耳る名家で働く使用人の手記という形式を取った本作では、理由もなくその名家の関係者が毎年同じ日に殺されていく。物語の雰囲気は本格ミステリーのようにおどろおどろしいものであるし、提示される謎も「誰が」「何のために」殺人を犯していくのかという正当なものだ。 ミステリー好きであれば、おそらく犯人については比較的早く検討がつくだろうが、最後の1行で明らかにされるその動機はかなり衝撃的なもので、本作を最後まで読み続けようと思わせるには十分な出来だと思う。 残念なのは、その後に配置されている「北の館の罪人」「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」が、その最初の作品ほどの切れ味がなく、読んでいる最中から展開が想像できてしまうところだろう。それぞれ最後の1行である程度驚きを与えることができていると思うが、最初の作品ほどの衝撃はない。強いて言えば、最後の「玉野五十鈴の誉れ」がやや変化球的な終わり方で面白かったが、ブラックユーモアと紙一重というところで、あまり笑える終わり方ではなかった。 Wikipediaを見ると、著者はユーモアタッチの作品を想定して書いていたが、ブラックユーモアとして笑えるものにならなかったために、方向性を転換したらしい。確かに彼の作品の中で、明確に「笑いを取れる」と思えるような作品は、これまでもなかったような気がする。今から振り返れば、この作品の方向性の延長線上に『黒牢城』があるということはよくわかるのだが、刊行当時はまだ経験の浅かった著者の変化球の1つとして捉えられたんじゃないかと、そんなふうに感じる作品だった。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.05.03 (土) 玉野五十鈴の誉れ おもしろかったな 初めちょろちょろ 中ぱっぱ 、赤子泣いても蓋取るな 最後ゾクッがすきだった
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログどの話も終盤まで淡々と進むので読み進めるうちはどこか作業のような感覚なのに、終盤で一気に引き込まれる。特に「玉野五十鈴の誉れ」の最後はゾワっとして声が出てしまった。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ五十鈴の誉れと最後とお話がすき。 他のどの作品もオチがゾッとして気持ちが良かった。 引用されている作品も読んでみたくなった。
0投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ凄くよかった。 レトロな時代に合わせた文章だけどそれもあって物語の世界にはいりこみやすかった。 どの短編もラストへむけてのドキドキがたまらなかった。 短編がうっすらバベルの会で繋がっているのがいい。 とくに好きなのは「儚い羊たちの晩餐」、タイトルもすき
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログこれ、ちょっと凄い。 実は米澤さんの本は中高生の時に何冊か読んだきり。キャッチーな世界線の現実味がない物語を書く人なんだなぁと思い後を追っていなかったけれど、こんな作風もあるのか。 最近仲良くなった人に教えてもらい、米澤穂信かぁと内心思いつつ、その人のもつ雰囲気が好きなので勧められた通り手に取ってみたという経緯。 独特の語り口調と、厳からしい背景に一貫して充満したダークな空気。ちょっと他にはないなと思った。 一編一編の満足度もさることながら、一冊を通してみたときの完成度とブレのなさ。素敵。 たしかに誰かに薦めたくなるな。 その際は柄にもなく一気読みを推奨したいと思う。
3投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ文章を読んでいて違う世界を彷徨える幸せ。非日常なお話ではあれども、ノイズなく空想に浸りきれるのがすごく楽しかった。(語彙力。。)「北の館の罪人」が特に読んでいてゾワリとしました。
8投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログわたしの語彙力のなさがつらい。 『おもしろい』意外だと、、、 『とても満足』 『大変よくできました』 おいおいおい、小学生でももう少し、感想に目を通した他人に対しての配慮はあるだろうよ。 読み終えてパッと思い出す話は【山荘秘聞】だろうか。【玉野五十鈴の誉れ】も爽快か。
0投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ著者、米澤穂信さん(1978~)の作品、ブクログ登録は2冊目になります。 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 ---引用終了
58投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログまずは、黒く美しかった印象。 米澤穂信の文体と知識が曖昧まって芸術のようだったけど、自分の知識不足は痛感していて、作品の美しさの半分も感じられていないかと思うと悲しい。 どの登場人物も弱さを見せず美しかったのに、それ故に「儚い羊」というのがまた...。 イヤミスというよりも、重たいというより、美しい作品でした。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ普段あまりホラーミステリーを読まないのですが、開幕から文章が美しすぎて読む手が止まらなかった本。 読んでるうちに感じた違和感が最後の数ページで正体を現してくる感覚が癖になり一気に読みました。「北の館の殺人」が特に印象的。 お嬢様たちという蝶のような花のような存在が持つどす黒い感情や狂気に引き込まれました。
3投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全てがゾクゾクする上質のミステリ。 最後には「バベルの会」の羊たちは全て…。 羊の正体に気づいた時は背筋がゾクリとした。
5投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ短編集を今まであんまり読んでこなかったけど、「バベルの会」を巡ってすこしずつどこかで繋がってる感じが好きで面白かった。 少し先が読めるような展開の物語もあったけど、ラスト1行でゾワッとさせるイヤミスで、短編集ならではのスピード感が良かった。 ただ私には難しい言葉が多かったり、ちょっと読みにくかったけど内容は面白かったからこれからも短編集に手を出していこうかなと思いました(^^)
5投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生ぶりに読了。 昔は米澤穂信の氷菓シリーズが好きで本作はあまりハマった記憶がないのだけど、再読してとても良かった。 本作はそれぞれ独立した五篇の短編でなっている。(「バベルの会」という学校の読書サークル(?)が共通しているので繋がった世界の話ではある。) 少し特徴的な語り口が余計に不気味さを押し出している雰囲気。 ●身内に不幸がありまして お嬢様に支える少女の手記からはじまる。手記って完全な一人称視点だから、読者はどこまで記述を信じていいのか(テクストの信頼性が他よりも低い)と感じる。 読者が想定する殺人事件の犯人と、実際の犯人は異なる。なんとなく真犯人はこいつかな?と思いつつ動機がまさかの。タイトルにはちゃんと意味がある。 あと、文学作品が伏線になってるんだろうと思っていたけど、どれも全然知らない作品だった。『外科室』を最初に出してくれてたらわかったのに……。 ●北の館の殺人 謎の買い物、よく考えたらわかったはずなので悔しい。こちらも最後の一文でゾワっとなる類いの作品。とはいえ、生まれによって人生が定められるの嫌だなぁ。 ●山荘秘聞 あまりハマらない作品だったけど、一番救いはあったかも。 ●玉野五十鈴の誉れ 一番印象に残ってる作品。なんとなく誰が殺したのかは分かるのだが、ラスト一行で本当にゾワっとした。伏線だろうとは思っていたけど、こんなつながり方をするとは思わなかった……。 ●儚い羊たちの祝宴 表題作。アミルスタン羊、何かの作品で出てくるものらしい。そちらも読んでみたい。
3投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ米澤穂信さん著「儚い羊たちの祝宴」 約15年前の作品。 全5篇からなる連作短編集になるのだが全て当時「小説新潮」に掲載された作品の短編集とのこと。 書店でこの作品を手にした際に知ったのだが、この作品のように最後の最後での大どんでん返しで物語を締める作品のことを「フィニッシングストローク作品」(最後の一撃)というらしい。 それがどんな風に描かれるのか?購入してから読み出すまでとても楽しみにしていた作品だった。 作品は以前に読んだ作者の作品「満願」に近い感覚を覚える。どことなく節々に漂う気品とノスタルジックな言葉遣いや描かれ方から「江戸川乱歩」作品の様にも感じる。 どの篇も貴族階級の人とその使用人の物語で凄く従順で素敵な関係性に見えながらも実は…というだいぶサイコよりのミステリー。 それが最高だった。不穏な空気感で物語は進行していくにつれ緊張感が高まったところでのフィニッシングストローク。 素晴らしかった。 連作短編集として「バベルの会」という上流階級の方々が参加する読書会が作品を通してどの篇でも関わってくるのだが、その存在があるからこそ高い気品が強く伝わってくるし、緊張感が生まれているのだと感じられる。 かなりホラーに近いサイコ色漂う作品なのだが、オカルト感というよりは人間の本質の怖さが描かれている。 仮面の下の素顔というべきか?それがとても素晴らしかった。 著者の「王とサーカス」に完全に魅せられてしまったため最近は米澤作品ばかり読んでいる。 この作品も作風こそ違えど人間の顔(表情)と心(内情)の間の怖さが垣間見れる作品で素晴らしかった。 著者の古典部シリーズは学園ものとの事で避けようと思っているがそれ以外は読了していきたいと思っている。
123投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ短編集だとは知らずに購入。 全5作品からなる物語は、それぞれバベルの会という読書会をめぐり、人の思念が混在した酷薄な事件を描いている。 随分前の時代設定なのか、とにかく難しい言葉や言い回しが多いが内容は分かりやすく、初心者にもおすすめしやすい作品
1投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログやっぱり米澤穂信はいい。 これまで『満願』『可燃物』『黒牢城』と読んできた。本作は『満願』『可燃物』同様、短編集で、最後に真相が分かりゾッとするという、いわゆる「イヤミス」というものに属するだろう。特に「玉野五十鈴の誉れ」のラスト10文字は想像するだに恐ろしくなる。 「北の館の罪人」のラスト一行も好きだ。早太郎の「ありがとう、あまり」という言葉が味わい深い。 しかし、最後の「儚い羊たちの晩餐」(最初、表題作だと思っていたが、本のタイトルと最後の二文字が違う)は正直ちょっと期待はずれだった。 『黒牢城』は一つひとつの話が最後に繋がって、ある真相が最後に浮かび上がる、という仕掛けになっていた。最後の話「儚い羊たちの晩餐」もそういう展開を期待していた。「バベルの会」のメンバーが関係していて、繋がっていると言えば言えるが、ちょっと弱い、というのが正直な感想。最後の話で、全体を通じて見えてくる「えーっ、そうだったんだー」感をもっと味わいたかった、と言ったら欲張り過ぎだろうか。 次は『さよなら妖精』からのいわゆるベルーフシリーズを読んでみたい。
7投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ米澤穂信さん初めて読みました 5作の短編集どれも、じわじわと気持ち悪さが染み込んでくる感じが堪りません コレは救われるのか?と思いながら読み進めました 面白かったので他の作品も読んでみたいです
6投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ読み進めていくごとにだんだん露骨になっていく主人公の感情や伏線にページを捲る手が止まらない。この本を2年ぶりにもう一度読んでみて、初めて読んだ時には気づけなかった事実に感無量。何度読んでも面白い作品。
8投稿日: 2025.03.25
powered by ブクログ5つの短編集。 どの作品も最後に切れ味のある結末が待ち構えています。 「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」が個人的に好きでした。 「山荘秘聞」 途中から結末は予想できました。だからこそ、丁寧な言葉を使い、もてなす主人公の違和感が際立っていました。 「玉野五十鈴の誉れ」 ラスト一行の伏線回収と読者に与えるインパクトが抜群でした。
76投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログラスト1行で落とすの上手すぎ! でも、全員の動機が弱くてサイコパスとしか思えなかった… 「玉野五十鈴の誉れ」が一番感情移入できて好きだった。
1投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログバベルの会の周り、コナンくんか?というくらい事件が起きますね。 でも笑いにならないくらい、練り込まれたミステリー達。どの作品も、言葉に詰まる。
1投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ昔のお金持ちの御屋敷にすむお嬢様達の短編集で、難しい言葉がかなり多くて、個人的な好みではなかった。 どんでん返し!というほどではないけど、ゾワッとするものもいくつかあった。 自分の生活とはかけ離れているけど、お金持ちも苦労することが結構あるんだなと思った。
1投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
衝撃がすごい どの話も初めは屋敷内でのいざこざから始まり、そこから不穏な空気が漂い、次第にこれはもしかして...と思わされ、最後にはひっくり返される。 表向きは普通を装ってもいても、心の奥には思いを秘めていて裏では手を血で染めている。そういう静かな残虐心みたいなものの方が、常に狂気を露わにしているものよりも、ずっと狂気じみているように感じた。 裏の出来事はこと細かに描写されているわけではなく、それとなく匂わせている感じが、より想像を膨らませている気がする。 何が起きているのか気づいた時には、うわ...と鳥肌が立つ思いで、今まであまり読んだことのない雰囲気でしたね
0投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログなんとなく結末が予想できる物語が多かった。面白かったけど、びっくり!とはならなかったかも。 人こわって感じでぞくぞくしたよ!
1投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログ昔のお嬢様たちが登場する短編小説。 すべて読み終えた後にタイトルの意味がわかり、ゾクゾクする面白さがあった。 それぞれの短編は昔の時代を描いているが、淡々とした口調で読みやすく、伏線とその回収がとても魅力的。 短編ながらもすべてが繋がっている構成も好みで、とてもよかった。
0投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ(備忘)今ひとつ独特な雰囲気に入り込めず、期待してた割には刺さらかった。けど、当時より自分の読書スキル上がってるはずなので、今読んだら違う感想になる気もする。気が向いたら再読してみよう。
0投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ初めて読んだミステリー。すごく面白かった。 最後の『儚い羊たちの晩餐』でそこまでの話のどこまでが本当だったのかわからなくなる感じも秀逸だった。 おもしろいだけでなく好きだったのは『北の館の罪人』『玉野五十鈴の誉れ』だった。特に前者。
1投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼少期から刻み込まれた生き方や自分の価値観は、時として、人命を奪い得る狂気になり得ると感じた。 心の持ち様だとか自分次第と言葉では簡単に表記できるが、自分の考え方はそう簡単に変えられるものじゃない。 本書のレビューからはずれるが、本書を通じて、「心の健康」のために本当に必要なもの薬ではなく、適切な出会いと本人の意思なのではないかと考えるようになった。
0投稿日: 2025.03.01
powered by ブクログ『バベルの会』という読書サークルに集う夢想家のお嬢様たちの邪悪な秘め事が次々と披露されていく。 純粋に自分の居場所を強く望むほど、その無垢な心は最も容易く残酷なものに偏倚していく。
0投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ上流階級の少女達の悲哀を描いた、悲しく残酷な短編集。共通して皆、バベルの会に参加している。 時に美しく、時に残酷に、一昔前の上流階級が息苦しい。 『儚い羊たちの祝宴』のタイトルは、バベルの会の復活を介して回収。アミルスタンの羊はミステリに詳しくないのでどんな料理か想像するしかない。
1投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログちょっと漫画みたいなファンタジックな世界観なのと、ラストに意外性のある展開が来るのだろうなということが途中から察せられてしまって話自体にあまり入り込めなかった
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログAudibleにて。 上品で知的な名家のお嬢様と使用人、古典のような雰囲気も大好きな世界観。 冷静で上品な口調だからより怖さを感じる。 登場人物が魅力的で短編なのに物語にのめり込んでしまう。 最後の1行で驚き、その後の登場人物を想像する余韻までもが楽しかった。 最近読んだスタンリイ・エリンの『特別料理』が作中に出てきてニンマリ。 スタンリイ・エリンの余韻が残るジワジワくる面白さも似ていた。 中でも特に好きな作品2つ。 『山荘秘聞』 狂気を感じて怖いんだけど、どんだけ!?と笑ってしまう。次第にイキイキしてきた守子が面白い。 守子オススメの紅茶にジャムを入れて飲んでみようっと。 『玉野五十鈴の誉れ』 伏線に全然気が付かなくて「うっわっ!」と思わず声が出てしまった。 こんなブラックな作品も書かれていたなんて意外だった。 米澤さんは作品の幅がすごく広いので、今まであまり合わない作品もあったけど、今回はまさに大好きなど真ん中ミステリーで面白かった!
108投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログ知識がきちんとあればもっと面白かっただろうなと思った。 再読した方が楽しめるんだろうけど、再読はしないだろうなぁ。 読みづらい言葉使いは多かったけどまあ、なかなか好きな系統だった。
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
米澤穂信のイヤな気持ちになるミステリー真骨頂。 バベルの会を取り巻く、様々なゾワゾワっとする短編と、それぞれが微妙に繋がりながら進み、表題作の結末にはゾクゾクした。
1投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログ主に忠誠的な使用人が、それ以上に自己に囚われていく様子が、狂気的であると同時に、どこか切なく哀しい。 想像が及ばないラストが楽しかったです。 読み始めると、すぐに引き込まれる文章がとても魅力的ですね。
1投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ作者の癖が分かりやすかった。 アミルスタン羊の意味には驚いた。 沢山のミステリー小説を読み込んでいないとこの本の面白さを自分で見つけることは難しいと思う。 話の中で出てきた本を読んだらまた読みたい作品。
2投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログそれぞれのお話の結末がかなり衝撃的なのですが、 特に「玉野五十鈴の誉れ」が印象に残っている。 文体が淡々としているのが余計怖く感じる。
0投稿日: 2025.02.05
powered by ブクログオーディブルで聴きました。 聞き終わってから2、3日放っておいたら、まあまあ内容を忘れた。綺麗な言葉で猟奇的な行動が書かれていたことは覚えている。 同じ内容を色々な作家に書かせたら、どれだけ違う雰囲気になるかの実験をするのに最適なストーリーだと思う。 グロい、恐ろしい、切ない、色々できそう。
2投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログバベルの会にまつわる短編集、と思いきや。 知識のない私ですがしっかり知識をフォローしてくれる部分もあったりして、最後のオチはああ、そういうことなのかと理解できました。 どうしても帯に影響されてしまう私。大どんでん返しかと言うと、そこまでかなぁと。
1投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ学がないもので、読み終えた時はあまりピンと来なかった。 それでも、きっと私の問題だ、理解できてないからだと思って考察記事を読んだ。 面白そう!!!いや、面白かったのだけれども 面白さを私じゃ引き出せなかった… 再読しようと思います。 その時は、きっと星5になる気がします。
3投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログずっとゾクゾク、ゾワゾワしっぱなしの作品でした。帯にも書いてある通り、どんでん返しの連続で手が止まらず一気読みでした。米澤穂信さんの作品他のももっと読みたい‼︎ 個人的には山荘秘聞が一番好き。
15投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
江戸川乱歩とかそういった昔のミステリーを多く読んでるようなミステリーファンが読んだら2倍面白いと思う。わたし自身はそこまでではないので、逆に教えられた感じ。バベルの会入会資格が最後に判明するのだが、それを知ってから読み返すとまた違う感想になるのかも。(特に五十鈴の話とか)
0投稿日: 2025.01.25
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気になってたやつー!ちまちま読んだ! 米澤穂信を読むのは2作目だけど、前読んだインシテミルよりこっちの方が好きだった! ミステリーの短編集で、著者独特の文章に最初は戸惑いますが、すぐに物語に引き込まれました。個人的に1番おもしろかったのは「玉野五十鈴の誉れ」だった!ページをめくる手が止まりませんでした。 短編集なんだけど、最後で一気に今までの伏線が回収されるというか、物語がまとまっていたのに痺れました。タイトルの意味もより味わい深くなります︎^_^ 本書で出てくるお嬢様達の読書会、通称バベルの会において、バベルは本来「神の門」を意味する言葉だそうです。本文には泡のように儚い夢想家たちのことをバブルとして指していて、それが訛ったのかなとは思うけど、神の門という解釈も個人的には好き。 正直全部は読み取れなかったです!!他の人の考察も見漁ります( ◜ᴗ◝ )
3投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログサクサク読めた。 いつも気になっていることだけど、帯に「最後のどんでん返し」と書かれていると、最後にどんでん返しが起こるんだとある種のネタバレのように感じてしまう。そんなことを言ってしまったらあらすじなど書きようがないかもしれないけれど。
0投稿日: 2025.01.22
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「身内に不幸がありまして」 とんでもないことをしているのに、あっさりしているから引いてしまった。 「北の館の罪人」 最後の最後で心に刺さる。 「山荘秘聞」 騙されたけれど、振り返ればあからさまだったと思った。五つの作品のなかで一番安心できた。 「玉野五十鈴の誉れ」 何エンドと捉えればいいのかわからない。 「儚い羊たちの晩餐」 とんでもない。残酷。悲惨。
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ【ミステリーの晩餐会】 . 家柄のいいお嬢様が集う読書会 「バベルの会」をめぐる5つの事件 について書かれているミステリー本。 個人的には一つひとつの話が 人間を緻密に描写していて かつ、家庭環境の複雑さもあいまって とても闇の深い話だなと。 各章ごとの始まりと終わりの文章も ものすごく印象に残っています。 特に4章の『玉野五十鈴の誉れ』という 短編は本作の中でもひとつ頭の抜けた とんでもない作品でした。 ラスト一行の衝撃たるや……。 シンプルに震えます。 人は環境によってどうとでも変化できて しまうんだなと、人間の可能性を感じると ともにある種の絶望のようなものも 感じることができた考えさせられる1冊でした。 ミステリー読み慣れているそこのあなた! 少し趣向を変えたいでしょう! ぜひ、本書を読んでみてください。 面食らいますよ♪
1投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ良家のお嬢様とちょっと猟奇的なお話の短編集と言った感じ。 サクサク読めて楽しめた。サイコパス的ストーリーが好きなら楽しめる!
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログSNSで評価の高いのを目にし気になってましたが... 読んでいる最中に最後の予測はついてしまうわかりやすい内容でした。 よく言えばスラスラ読みやすかったです。
10投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ読みやすい本だった、1時間ちょいで読める。 別に話が繋がっていなくても1話1話おもしろい、設定だけ偶に?となる部分あるけど。 お嬢様ってなんで本をあんなに読むんだろう。
1投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ一般的には評価の高い作品 だが よくわからない感じで読み終わった (自分の読力、知識不足は棚に上げて) また、時間を空けて読んでみよう
2投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ人にお薦めのミステリーを尋ねられ紹介したのをきっかけに再読。 最後の1行への驚きはあるものの、初めて読んだ時はもっと衝撃を受けた気がする。記憶の中の衝撃が時と共に膨れ上がり、無意識に期待値を上げてしまったのかもしれない。 とはいえ1編ずつの面白さは確かで、ミステリーとしては名作のひとつだと思う。
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログあるキーワードで全作品がやんわり繋がっている短編集 全般的に描写が上手くて読みやすい上に、衝撃的な展開が多くミステリとしても完成度高め 「身内に不幸がありまして」 ★★★★☆ 話のテンポの良さ、伏線とタイトルの回収の巧さ 50ページ足らずとは思えない満足度 「北の館の罪人」 ★★★☆☆ 謎解きのようにヒントが与えられていて、最後の最後に作中でずっと使われていた名言に行き着く巧い作品 「山荘秘聞」 ★☆☆☆☆ 展開が読めすぎてて最後に何か転調があるかと思いきやそのまま終わってしまった感じ 話は面白いが、あまりに誰にでも予想がつく展開すぎるので評価は低め 「玉野五十鈴の誉れ」 ★★★★★ 古い言い回しが多く、あまり気分が良くない話ではあるが、まさかのその言葉が最後の最後に繋がってくるのか、、、という圧巻のラスト 「儚い羊たちの祝宴」 ★☆☆☆☆ 釈然としないまま終わってしまった感 理解が及んでいないだけかも
2投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ氷菓や小市民シリーズの青春日常ミステリのイメージとはガラリと変わり、不気味な後味を残す様な読み応えのある短編集だった。
1投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログ読み終えて1番の感想としては「悔しー!!!」でした。私にもっと古典ミステリーに関する教養があれば「アミルスタン羊」にせよ「イズレイル・ガウの誉れ」にせよ作中に散りばめられた伏線にもっとドキドキゾクゾクできただろうにー!!と己の浅識さを痛感しています、、! 5つのお話の中では『玉野五十鈴の誉れ』が1番好きです。この話だけを読むと、最後の一文で「五十鈴、、!(т т)」となりましたが、5つ目のお話の『儚い羊たちの祝宴』を読み終えた後に五十鈴の話を振り返ると、「あれはもしかすると純香の幻想だったのか、、?(т т)」と寂しく感じてしまいました。5つのお話が「バベルの会」によってゆるく繋がっている本作の中で、他のお話によって解釈を考え直させられる『玉野五十鈴の誉れ』が1番面白かったです。 5つのお話とも、読者に委ねられている部分があり想像を膨らませながら解釈するのが楽しかったです!
3投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ前回読んだ満願の方が好きなお話が多かったけど、こちらもオチがそうきたか…となるお話ばかりで面白かったです。
1投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ大学の読書会サークル「バベルの会」に関わる名家のお嬢様たちにまつわる短編集。 どれも登場人物の悪意が凄まじいが、不思議と「このような名家の御屋敷なら、こんなこともあるだろうなあ」と納得してしまった。
3投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ各エピソードの主人公たちが恐ろしすぎて、人間不信になるような内容だった。自分の欲のためへの残酷な行為。とくに山荘の話なんかはと思っていたけれど、2人につきだしたものが凶器ではなく、口止め料、つまり大金だったとは。てっきり煉瓦ブロックをそのまま想像してしまった!他の主人公に比べたら1番可愛らしいかな。 ただお客様をもてなしたかったという欲だから。全てのエピソードが、陰湿で不穏。アミルスタン羊ってつまり、、って思ってからは、本当に後味悪いラストでした。バベルの会の人たちの伏線回収を楽しみにしていたけれど、かわいそうな最後でした。
1投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
古典ミステリーと言える展開や要素と、ミステリファンを喜ばさせる仕掛け、小ネタがありつつも、本書にあるのは邪悪な世界だ。 主人公たちに共感することはない。第三者として、純粋が過ぎるが故の羊たちの末路を眺めることしかできない。そして顔をしかめることしかできない。少しの嫌悪感と同情を持ちながら、バベルの会の行く末を見届けなければならないという気持ちにさせられる。 山荘秘聞の気持ち悪さが特に好きだった。
6投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ⭐︎4.3 ラスト一行の衝撃が揃った短編集。 どんでん返しとまでは行かないけれど ラスト一行を読んだらもう一度読み返したくなる。 個人的に「北の館の罪人」がとても好き。 何となく察してはいたけど、そう来るか!と思わず感嘆の声をあげちゃいました。
9投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ一回最初の話を読んでそのままにしてしまったのを一気に読みました、3〜4時間くらい。 短編ですが必ずどこかに共通するワードがあるので短い期間に一気に読んだ方が良いかなと思いました。 丁寧で柔らかな言葉遣いが少し浮世離れしてて、少し暗いお伽話の様に感じます。
1投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ満願と比較すると一つ一つの印象が薄い…。こちらはどんでん返しというか、あっと言わせる衝撃重視という感じか。あと、マニアックな推理小説ネタが散見されるので、その辺りを楽しめるかは人によるかも。
1投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ初めて米澤穂信を読んだ。 前評判なしに「古典部」や「小市民」シリーズのイメージで読み進めたので、最初の話を読み終えてそういう感じ?と驚いた。 少し昔の名家を舞台とした独特の雰囲気が各話ともとても良かった。
1投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログ思ってたよりダークだった…!短編集ながらも中心になるものは存在していたけど、結局バベルの会がぼんやりとしていて残っていたのがなんとなくゾっとする。どの話も古くからの名家による光と闇を垣間見る感じの話だったけれど、それがまた現実にはなさそうなのにありそうっていうか妙なリアリティがあったというか。一番好きな話は、北の館の罪人かな。ところで、帯に「座布団10枚級!」「大どんでん返し!」って書いてあるのがフォントと相まってセンスが無さすぎる…。もっとやりようあったでしょ……。
2投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ★4.9(5をつけちゃうとこれ以上がなくなっちゃうから) 私がまた読書が好きになるきっかけをくれた本 出会いはたまたま立ち寄った街なかの古書店 悩んだ末、この本を選びその日から読んでみた 読みやすくて、みるみるハマっていった 主人公はバラバラなのに、みんなバベルの会に繋がっている、 違う物語の中に一貫性があって、読んでる自分がなんだか好きになった この主人公のラストは…ってずっと考えて読み進めて楽しかった!
2投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログ米澤穂信氏の作品は何作か読んでいるが、短編モノ、青春モノ、刑事モノ、時代モノ、特殊設定モノと、どんなミステリーを書いてもはちゃめちゃに面白い。 本作は「バベルの会」というお嬢様たちが集う読書サークルのメンバーと、彼女らと何かしらの形で関わる人物たちとの間に起きる事件を描く連作短編ミステリーだ。 最高に気に入ったのは一編目の『身内に不幸がありまして』だ。 この物語は、孤児院で暮らしていたところを地方の名家に拾われ、使用人として仕えている女性・村里夕日の独白から始まる。主君に仕える者のかしこまった話し方は、バイブルの一冊であるカズオ・イシグロの『日の名残り』を思い出させてくれ、私はこの手の語り部の一人称視点が心底好きなのだと、改めて実感する。 それだけでも読んでいて幸福だったのだが、これは私の好きなジャンルであるミステリー。儚くも美しい手記の独白から一転して、どんでん返しが待ち受けるのだが、自身の認識を覆された後もこの物語の美しさは変わることがなく、惚れ惚れするほどだ。特に、夕日の慕うお嬢様・吹子の述懐が素晴らしく、艶やかな狂気が全身を包み込んでくれる。ラスト一行の衝撃も含め、これまで読んできた短編ミステリーの中で、指折りに大好きな作品となった。 他の短編も、甘美でありながら凄まじい衝撃を与えてくるものばかり。仕事が終わってすぐに「早く続きが読みたい!」と足早に帰ったのは久方ぶりだったのだと、読み終わってから気がついた。 米澤氏は本当に同じ時代に生まれてよかったと思う作家のひとりなので、これからも我々ミステリーマニアを唸らせる作品を、たくさん世に出して欲しいと願っている。
33投稿日: 2024.10.29
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最後の一文で、全てに気付き、ゾッとする。 涼しい秋の夜にぴったりな本だった。 甘美な口調で淡々と展開されるストーリーと、ずっと仄暗い場面設定が、なにか夢を見ているよう(儚さ)で、さらにホラー感をより強くする。 個人的には、「身内に不幸がありまして」と、「玉野五十鈴の誉れ」にあるその想いがそこまでしてしまうのねな感じ(語彙力…)と、「山荘秘聞」の叙述トリックが好きだった。 作中では他作品を使った比喩表現が多用されていたが、そのあたりの作品を知っていたらもっと深く楽しめたかなと思った。 日常謎系・ほっこり小説が好きで入った米澤穂信ですでにファンになっているが、暗くて、残酷なホラーミステリー?な本書のような作品もよかった。。また一層好きになった。
2投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
5編を通して、浮世離れした良家の上品かつ不気味な雰囲気がとても良かった。閉ざされた環境でのサイコパスたちの所業に戦慄(笑) 『身内に不幸がありまして』 まだこの短編集のシステム?がわかっていない時なこともあってびっくりした。動機だけでいうなら一番理不尽で不気味かも。5編の掴みとして最高だった。 『山荘秘聞』 はじめから犯人と動機が分かっていて、いつバレるかと読んでいてハラハラドキドキした。まさか誰も死なない(多分)とは。すこし拍子抜けだったけど、お客様をおもてなししたいという動機がなんだか可愛い(笑) 『玉野五十鈴の誉れ』 一番好き。かなり残酷だったけど、結末はある意味ハッピーエンドなのかも。二人の友情が温かく、五十鈴がとても魅力的な人物だった。最後の「熱すぎるお茶」になにか意味があるような気がしたけどどうしても分からなかった。
2投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ短編集。すべての話の語り口が美しく、そしてゾッとする。 ひたひたと迫ってくるようなダークな展開は、さすが。
1投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログんー帯の「座布団10枚級大どんでん返し」はあまりにも言い過ぎだし、自分も期待しすぎた感が否めない。 解説者が話した通り「玉野五十鈴の誉れ」の最後の1文の衝撃とゾワゾワ感は好きでした。他は好みの問題かもしれないがわたし的には可もなく不可もなく…。
1投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ事前情報なく読んだので短編集なのに驚いた。笑 個人的にはひとつひとつのお話をじっくり楽しみたいので長編の方が好みだなぁ 上流階級の読書サークル「バベルの会」がキーワード。 一つ一つの物語は違うけれど、仄暗い雰囲気は共通していて、華やかな世界と静かに狂っているお嬢様や使用人の姿との対比が面白かった。
0投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
富豪たち、上流階級にまつわる短篇集が、「バベルの会」を通じてゆるく繋がれる作品 人間の悪意とそれを隠しきれない行動を書くのが好きだった。
0投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ初めてミステリーを読んだが、間接的な表現が多く全てを理解したとは言えないと思う。 それでもほの暗い雰囲気や文章の読みやすさがとても好みで、どのお話も読後感がぞわっとして、よかった。 締めの一文の衝撃が強い話が多く、また最初から読み直したくなった。
0投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」にまつわる五つの事件が綴られている短編集。 とても読みやすいので、サクサクっと一気読みしてしまった。 最初から最後まで引き込まれて引き摺り込まれてしまう。 柔らかい語り口と事件の温度差が個人的にとても好み。
0投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ本当〜に面白かった。店に置いてもらってた本を読んだので自宅で参照することができなくて歯痒い。本当〜〜に面白かった。
0投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ昔の名家のお嬢様、使用人達の闇 自分が無知の為に、ピンとこない部分があった。 それでも、じわーっと怖い 読み返して、ちゃんと理解したいという気持ちになる。 きっと、色々拾い損ねている部分があるんだろうと、読み終わった後に頭かかえた。
4投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ「バベルの会」をキーワードにして緩く繫がっている短編集 空気感が仄暗くレトロな湿度をもったミステリーなのが良かった。 とても読みやすい。 全部好きだけど北の館の罪人が今日はいちばん好き。 歴代のミステリーやら純文学やら本の名前がたくさんでてくるからいつか読みたいなぁって気持ちにもなった。
0投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログどのエピソードも予想しない方向にいってしまい、読んでいて面白かった そして、雰囲気が良かった バベルの会に入る為にもっと昔の文学の造詣を深めたいな(笑)
7投稿日: 2024.09.19
