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ボトルネック(新潮文庫)
ボトルネック(新潮文庫)
米澤穂信/新潮社
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総合評価

1071件)
3.4
135
328
365
127
34
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    闇落ちしたカラフルみたいな話だなぁ〜 サキが素晴らしすぎるだけで、誰もがリョウのように不感症になって生きるしかない気がするけどなぁ、、、 タイトルの意味がめちゃ好き

    0
    投稿日: 2026.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルのボトルネックが何を示しているのかは、途中でなんとなく察することができてしまう。自分が存在しなかったパラレルワールドの中で、自分自身の存在意義を明らかにしていくお話。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結末を救いようのないイヤミスととるか、希望のある世界につながるととるかは読み手次第。 再三出てくる「想像して」という言葉は読者にも向いているのかもしれない。 物事をただ受け入れる(逃げる)だけではなく、向き合え(行動を起こせ)ば結果が変わり世界も変わるということを3日間で学んだはずなのに、リョウは自分の存在そのものがボトルネック(排除されるべきもの)だと思い込む。ツユがそれでは想像が足りないと言っている。 ツユの言葉がリョウに届けば、リョウは変わっていくはず。最後にうっすら笑ったのはこころに届いたのでは、と思った。

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前から色々なところで紹介されていて、やっと読めた作品。とにかくラストが鬱という触れ込みだった。 話の流れは私が好きなパラレルワールドだったので、丸3日程度のかなり早いペースで読めた。全体のテンポも好きだった。 リョウではなくサキがいる世界での、リョウの世界との違い。始めは家庭でのひとつの出来事(とは言ってもリョウの人生でのかなり大きな割合を占める出来事)だっだが、行きつけの食堂の店主さんのこと、ノゾミの死のこと、兄の人生のこと、出て来る違いが積み重なっていくのは、リョウにとってかなり辛かったと想像できる。しかもリョウとサキの存在以外は全く同じ世界であるから、リョウの世界で起きている不幸は、サキではなくリョウが存在していることが原因、と言えてしまうことがすごく辛い。 物語冒頭で、リョウは、自分は受け入れることが得意、と評していて、世渡り上手だと思っていそう。また家族の中で兄を下に見て優越感に浸る。恋人も過去にいた。 そう言った、リョウの自信となっている点をことごとく潰してきたサキは、無自覚ではあるものの残酷だなぁと思った。 最終章で、この残酷な経験をノゾミがさせたというのもきつい。ノゾミは、リョウと過ごした日々をどう感じていたのか?自分が死んでから、リョウが生や死と向き合わない様子が嫌だったのか?うーん、結論が出ない。 最後の最後、これから自分がどうすべきか分からない、自分で決められないから誰かに決めて欲しいと感じたリョウのもとに届く、母親からのメール。タイミング最悪過ぎる。

    0
    投稿日: 2026.01.13
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    面白かった〜!1人の人間の生き方を考えさせられるような。毎日が劣等感と見えないところからの周りへの蔑みで自己を保っているぼくと重なる所が多かった…人間らしさが表れて、でもそれを突きつけられる現実があって本当に考えさせられる1冊でした。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボトルネックは自分自身。 自分がいなかったら・違う人だったら、もっとうまくいっていたという世界を見た時は本当に苦しかったと思う。 自分が悪いわけではないのに、あたかもすべての原因が自分にあるような感覚になってしまう。 最後のシーンは、すべてを受け入れて前に進んで欲しいと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    個人的にあまり好きになれない主人公。氷菓の主人公と少し近い感じの気怠い感じの性格。 もっとひどいのは過酷な家庭環境なこともあって、とにかく悲壮感に満ちていて周りを蔑んでいること。 ワープした平行世界で、サキと自分の違いを嫌にも見せつけられ、最終的には自分がボトルネックだったのだと気づく。なかなかにグロい話。 まさに、最後の自殺するかどうか迷っている時に、とどめの母親からのメールで終わるのは、良い終わり方だったと思う。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    崖から転落したと思ったら 気がついたときには元の世界にどこか似た 異世界に飛ばされていた 僕の代わりに”姉が生まれた異世界”では 何もかもが上手くいっていて、 もしかしたら”僕の存在”が周りを不幸にしていたのかもしれない・・・ “この事実”を目の当たりにしたとき 僕は何を思うのか? これまで通りに暮らすことができるのか? あまりにも主人公に厳しい事実が 次々と明らかになり、 『自分の存在を否定されているような展開』に 打ちのめされそうになりました・・・ さらに『ボトルネック』というどこか不穏なタイトルを 作品全体ではっきりと表現されていて ただ暗いだけの作風じゃないんだなと感じ、 私としては好みの作品でした!

    26
    投稿日: 2026.01.04
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    星4.6 めっちゃくちゃに面白い。 ミステリとしての面白さもあるし、物語の落とし所が素晴らしい。大傑作。 米澤穂信さんなら、メディアミックスの観点からも「氷菓」が代表作と謳われがちだが、私は間違いなくこれこそ至高と思っている。 ※新しめの作品は未読だが。 「氷菓」も、もちろん素晴らしい作品。 この「ボトルネック」は、大学生のときに読んで、とてつもない衝撃をもらった作品。 2016年一冊目の読書。 失敗は許されない、という謎の思い入れから、間違いないだろうと手にした作品。 大学生の頃、衝撃を受けたものだから大筋はわかっているし、衝撃はラストだからラストも記憶にあった。 それでも尚、ほぼ完璧といっていい面白さ。 星5.0にしないのは、まだ見ぬ読書体験に期待を込めて、のこと。 一年の計は元旦にあり。 最高の幕開けを飾ってくれた。 もう元旦ではねーけど。 元恋人を弔うために、彼女の死後2年経ったあと、ようやく整理のついた主人公は、彼女が死んだ東尋坊へ向かう。 そこで妙な感覚に陥り、気を失い目が覚めるとそこは、自分の生まれなかった世界線。 そこでは自分が生きてきた世界では存在しなかった、生まれてこれなかった姉が存在して… もし、自分の家族において、自分ではない人間が生まれてきたことにより、自分が存在していなかったら、どう世界は動いていたのだろう。 世界といっても、それは身近な話であり、身近な人たちの運命がまるで違うことになっている。 バタフライエフェクト的発想ではあるが、自分が生きてなければ…その当事者が自分でなかったとしたら…という「別の」現実が、これでもかと主人公に襲いかかる。 ネタバレになるので、そこまでは突っ込まないが、何より魅力は展開のスピード感。 これが素晴らしい。 やっぱ、無駄が無いのが一番だよ。 速読でもできない限り、結構な時間を食われるのが読書なわけだから。 いくら読書好きだとしても、そこそこ時間かけてクソを浴びせられたらしんどくない? 私はしんどい。 忙しい中、時間を食われても楽しい時間を、そして心地よい読後感を味わうために期待を込めて読書をしているわけだ。 その点、この「ボトルネック」は素晴らしい。 道中、先が気になって手が止まらない感覚。 退屈させない展開のスピード感。 そして、落とし所。オチが完璧に決まる。 そのラストは、展開的に完璧なのだが、その表現がほかに無い読後感をもたらしてくれる。 ある電話からのメール、それで表現したラストが完璧。 そのときの主人公の心情とその後を想像すると… どのベクトルの読後感かはネタバレになるので書かないが、一旦、主人公がどうなるのか、というオチはラストページの手前で主人公自身の台詞で明かされる。 ただ、それは主人公の望みであって、どうなるのか、というより、その選択をとるのか、というものである。 最終的に、その選択をとれるのか、は、その数ページ後、本当の最後の最後にわかるが、その幕引きが鮮やか。 ちなみに、私はラストが秀逸と書いたが、そのラストをわかった上で、主人公の終盤の心情を汲み取った上で、スクーターに二人乗りしたときに主人公が抱く、ある気持ちが特にグッとくる。 家族、というものを考えさせられて、最高だった。 あらすじ程度までしか知らないままで読んでいただきたい傑作である。

    9
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    始終鬱々とした雰囲気で話が進んでいくので、ある程度元気な時に読むのをおすすめします! ★鬱々ポイント ①姉が生きている世界線の方がリョウのいる世界線と比べて良い。 →家族関係が良好になった、寝たきりの飲食店の店主が動けている、ノゾミが生きている… ②恋人(ノゾミ)は自分に話しかけてきた人の模倣をしていた。 →リョウが恋していたノゾミは自身の“鏡像”だった。 ③リョウ自身が“ボトルネック”だった。 →リョウがいなければ上手くいく。 ★感想 リョウ自身が“ボトルネック”という展開は予想できたのでそこまで驚きはなかったが、それでもメンタルは削られる。 ラストのメールは母親からかな?(作品前半の母親との電話のやり取りから推測) おそらくリョウは家族(母)と再度向き合おうとしていたところに「二度と帰ってくるな」というメールが届いたので、結局自殺を選んでしまうのではないかと考えた。 そうするとますます気分が沈む…

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「僕は大抵のことは受け入れられる。」 世界の全てを自分がコントロール出来るわけではないから、物事の結果を「そういうものだ」と受け入れることは、割と重要な生きる術だと思う。 なのに、迷い込んでしまった並行世界で、その結果は自分の選択の上に成り立っているものだと分かってしまった時、そうでもしてこの世に生き続ける意味って、原動力って、その崖から踏み出すだけの一歩を妨げるものって、何があるだろうか。 心がしんどい時に読まなくて良かった。

    0
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃ機嫌悪い時に読んだので相当アレな内容が書かれてるので注意してください あくまで個人向けの備忘録なので…… あまりにも合わなかった 主人公がクネクネしすぎて冷笑筋が止まらなくなってしまいました (序盤:主人公がボトルネックやろなぁ……) (中盤:主人公がボトルネックやろなぁ……) (終盤:主人公がボトルネックやろなぁ……) ボトルネック 最終話「ボトルネック」 主人公「俺 が ボ ト ル ネ ッ ク だ !!」 そうですか……(無関心) 前半と中盤が間違いなくつまらなくて、後半の種明かしフェーズで少し期待したんですよ 実は面白いんじゃないか?って で、結局あの終わり方ですからね え?序中盤はただあの主人公の陰鬱としたネチネチ感とズレた女の会話聞かされてただけ?勘弁してくれ…… 主人公に対して感情移入ができなすぎたというか、作中の方々があまりにもどうでも良すぎて、最後主人公がどんな選択肢を取っていようと本当に何でも良かった 恋人の人格コピー能力とか推定加害者の異常性癖部分とかもっと深堀りして一捻り欲しかったんすけどまあそういう趣旨の小説ではなかったと 推理始まってきたところは面白いと感じたので★2 よく分かんねぇ会話劇がストレスだったなー

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    「たら」とか「れば」が現実になればいいなと思ったことはあるけども、実際に現実になったらなったで幸せになれるのかは分からないんだなと感じた。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サキは主人公と違い、創造力があり、それを発揮してリョウのいた世界では失われていたものや人を好転させていた。リョウはサキと比較して引け目を感じており、自分自身の存在意義について自責的に考えてしまう。リョウがいたおかげでいい方向に影響させた出来事があったと思うが、それを知ったところで考え方や性格、能力といった根本的な部分はすぐには変わらない。だからこそ、自責志向をやめて自分自身と折り合いをつけていくことが大事だと感じた。

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    最初の方は別の世界に存在する姉とのやり取りが面白く、キャラに魅力を感じていた。 しかし読み進めるにつれ不穏さを孕んでいき… 「自分」についてよく考えせさせられ、考察のしがいのある作品。

    1
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の高校生、リョウがひょんなことからパラレルワールドである自分の生まれてこなかった世界線であるサキの世界に迷い込む話。と言っても異世界モノではなく、両親が不倫、ネグレクト、恋心を抱いた相手の死など、がっつりダークテイスト。 作中、自分の世界と違う点を見つけてはサキ持ち前の「想像力」で解説が入る展開。その異なる点が悉く先の世界線では好転しているというのがポイント。 傷ついた末に「何もしない」を選んだリョウと「オプティミスト」になることを選んだサキで変わってしまった現実が結構シビア。 ラストは考えさせる系だが、タイトルの「ボトルネック」という文言から全てが察せられるかと…。

    2
    投稿日: 2025.12.10
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    不意に感じる自分の生きづらさや呼吸の苦しさの正体がわかった気がした。 読んでからずっと好きな本です。

    0
    投稿日: 2025.12.03
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    [こんな人におすすめ] *まだ読んだことのない『青春ミステリ』を読んでみたい人  『青春ミステリ』と聞いて想像する爽やかさ、甘酸っぱさ、切なさ――そのすべてを含みつつ、まったく別角度からグサグサ刺してくるタイプの小説です。  青春が遠い昔になった大人が読むと、登場人物の葛藤や孤独に胸を締めつけられ、思わず頭を抱えてしまうかもしれません。覚悟して読まないとしっかり傷を負うのでご注意ください。 [こんな人は次の機会に] *とにかく何でもいいから今すぐ小説が読みたい人  2025年11月30日現在、これからクリスマスや冬休み、お正月などのわくわくするイベントが続く季節に読むには、やや暗めの作品です。もっと明るい本をおすすめします(米澤穂信さんの青春ミステリなら氷菓シリーズや図書委員シリーズが良いかもしれません)。  「ぼっちクリスマスだから別に……」と思っている人にもおすすめできません。孤独を強く感じている時期の読書には向きませんので、次の機会にぜひ。

    10
    投稿日: 2025.11.30
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    崖から落ちて亡くなった恋人を追悼するために東尋坊を訪れたリョウ。 だが、自らも不意に崖から墜落してしまう。 目を覚ました先は見慣れた金沢だったが、自宅には産まれるはずのなかった姉が存在。 「ここは並行世界なのか?」 元の世界に戻るため奮闘する二人だったが次々に明らかになる事実の数々。 その先に待ってるのは希望か絶望か? …………….。 残虐的ではないグロテスクを実感… 分岐点で選んだ道が正しいか否かはわからないので普段考えないが、もし自分の選ばなかった道の結末がわかってしまったら… 優れている人と自分を比べ羨むことは“ありふれた”ことだが、もし比較し羨む対象が並行世界の優れた“自分”だったら… SFだからこそなせる技に心を抉られました。

    0
    投稿日: 2025.11.26
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    パラレルワールド。自分がいない世界の方が良い方向に行くと主人公は思い込んでいるが、悪いところばかり目に映るのが人間なので、文章に書かれていないところに反対の結果があると自分は勝手に思う。自分で自分の世界を正解にしにゃあならんよな。

    5
    投稿日: 2025.11.22
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    異次元に突如出くわす、パラレルの世界、ミステリー小説だ。近未来なのか、自分が生まれていなかったら何が変わっていたのかの検証しながらの異次元で家族と恋人と遭遇する、だがそれは自分のいた世界とは違っている。そんな世界に自分が招かれたとしたらどうするだろうか。最近はVRで異次元体験ができる。現実と過去未来をゲーム感覚で楽しむのは良いが、それが超リアルに再現されたら人はどう捉え考えるだろうか。不気味な世界にいる自分が過去を知っているが故に思い通りにならない、また過去を知っているが故に何事もなく超える自分を再現できたらどうなるのだろうか。小説は読んでいても何か違和感(幻想に取り残される感)があり、少々創造と理解が難しい。

    9
    投稿日: 2025.11.22
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    今までピンと来なかったが、これを読んで始めて「イヤミスとはこういうものなのか」と強く理解した。登場人物のおぞましさや気持ち悪さ、自分の世界と可能世界との比較による残酷すぎる真実が明かされたとき、やりきれない気持ちでいっぱいになった。ブクログの評価があまり高くないので忌避していたがありえないくらい面白かった。

    12
    投稿日: 2025.11.20
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    恋人を東尋坊での事故で失った過去をもつ機能不全家庭で育った主人公が、再びその地を訪れたとき、パラレルワールドへと飛ばされてしまう。そこにあるのは産まれる運命にはなかった姉の存在、そしてその友人として存命の恋人の存在であった。 元の世界と迷い込んだ世界における「異なる点」や「同じ点」などが明らかになっていく中で、明るみになっていく恋人がなぜ主人公に惹かれたのか、そして恋人の事故はどうして起きてしまったのかが伏線回収とともに丁寧にかつ若々しく描かれていた。 タイトルにもある「ボトルネック」、元の世界において機能不全の両親、失ったどうしようもない兄、失った恋人と失うことが多かった主人公が迷い込んだ世界での出会いを通して気付いた「ボトルネックの正体」とそれに対する主人公の行き着いた答えには若者らしい共感点がある。 青春ものファンタジー作品として大切な「行って」「帰って」くるプロットの中で帰るときの原動力となった主人公の思い、そして「帰って」きた元の世界の主人公にとっての見え方をラストシーンで感じ取って欲しい。

    20
    投稿日: 2025.11.16
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    リョウ…リョウ…リョウ…アンッアンッ so sad 崩壊しなかった家族、死んでぃなぃノゾミ・食堂店主・兄エトセトラ、リョウが生まれない代わりにぅまれた姉にょってもたらされた良ぃ世界。 この良ぃ世界にも、リョウに居場所はなぃ、、、  親もクソ、性癖イカれクソッウォンナもクソ。路確。 アーメン

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良い。 作者の幅広い作風に驚かされる。SF的入り。 純小説ぽい。10代の多感な少年の感情を取り上げた内容。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    痛い。心に突き刺さるのは文章と北陸の冬の寒風。 自分が生まれてこなかった世界では自分がいる世界より尽くが上手く回っている、そして、その原因は自分の存在と自分の代わりに生まれてきた姉に起因する。 本来産まれてこなかった姉は持ち前の想像力と行動力で様々な問題を意識的に、時には無意識に解決していた。 本当に産まれてくるべきだったのはどっち? こんなに自分の存在を否定された主人公がかつていたかな? 『 もう、生きたくない』と零した瞬間に元の世界へと戻される。これも酷く残酷だ。 無味無臭な人生において唯一意味のある存在であったノゾミは自らの死を望んでいる。こっちにこいと手招きしていた。 そこにラストのあのメール。 ラストはいわゆるご想像にお任せしますエンドだけど十中八九一人でいたから魔が差したんだろうと思う。。

    2
    投稿日: 2025.11.03
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    自分の存在価値を問う物語なのかな?世の中、そんなもの。ということを描きたいのかな?読んでる間は楽しかったけど、読み終わったときにその楽しさがすべてなくなるようで残念だった。金沢の街の描写が面白く、Google マップで位置関係を確認しながら読むのが面白い。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何が伝えたかったのか私にはよくわからなかった。 最後の読者の想像に任せる、みたいなのがやたら無責任に感じたな。 別に知る必要もなかった、自分じゃない誰かが代わりに生まれて生きた世界を見せられ、自分は存在しない方が良いと思わされ、絶望しか生まない三日間の最後にちょっとだけ「生きてたらこの先わからないよ」と慰められ、なんなんだよ、と思った。 ストーリーはおもしろいしテンポ良くて一気に読めるけど、心の調子が良くない人が共感しながら読んじゃったらだいぶずーんと来るんじゃないかと思う。

    1
    投稿日: 2025.10.21
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    上手くいかないことを他責にしてしまうことが多いけど、実は自分のせいで…ってことも多いのかもしれない。 ただそれが自分のせいだと知ることはできないから、難しいなと思った。

    2
    投稿日: 2025.10.15
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    感想は「うるせえなあ」でした。 うざい、投げかけてくるテーマが。 まあそう思えるのは、自分が今が幸せで、周りの人に恵まれてるからだよなあ。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のプライドが何故か高くて終始気に入らなかった。ストーリー自体は面白かった。終わり方もビターエンドかと思いきやあんまり深みがあるように感じられなかった。ただ絶望させる、みたいな。それがいいらしいけどあんまりハマらなかった。

    0
    投稿日: 2025.10.09
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    SNSでも「救われないミステリ」として紹介され、興味があった分期待も大きかった。 所謂パラレルワールド物で、賛否はあるだろうがSFミステリとしての完成度や著者が伝えたいメッセージが渾々と伝わってきた。 ラストの一文が主人公の人生をどう左右するのか、想像しながら誰かと語り合いたくなる、極限まで心理に迫る作品。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    面白くないわけじゃないのに、微妙...?だった。前情報なしで読み、意外なストーリー、パラレルワールドもの。暗い主人公の思考が自分よがり過ぎて共感できず、ノゾミとのつながりや家族の境遇についてなども無理矢理感が強いような....?サキのキャラ設定やラストも。 私の好みじゃないということなのかも。

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <目次> 略 <内容> いわゆるパラレルワールドの話なのだが、そこにミステリーの要素が絡み、事件の首謀者はあまり登場しない、という話。解説で村上貴史が詳細に論じているが、そこを読むともう少し作品を楽しめるかも…。そこかしこに伏線が張り巡らされているから。

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんともつらい。最後にサキによって救われたりするのかなと思ったけどそんなことはなかった。ノゾミにとってもリョウは特別なんだろうと思っていたらそれも全然そんなことなかった。ことごとくつらい方になっている。最後の最後にあのメール。救いがどこにもない。 読み終わってみるととにかくタイトルが本当につらい。 でも物語としてどんどん読み進めたくなるしおもしろかった。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    えぐかったな。最初から最後まで救いなし。 あのオチのつけ方は予想もしてなかった。 ミステリ系はあまり好きでもなかったが、これは面白かった。純粋に謎は気になるし、これからどうなるんだろうという気持ちでページを進めていた。 物語自体は最初から最後まで暗い展開が多く、気が滅入るくらい主人公は不幸の塊。高校生らしさは捨てきれていない分、暗い主人公に少しイラッとしてしまう部分もあったが、1番多感な時期に恋人が死んで両親もあれじゃ仕方ないのだろう。 じゃあ、サキの世界はリョウの理想の世界なのか。それはわからない。羨ましいという描写はあったが、だからといって理想と決めつけることもできない。リョウはこんな世界を想像もしていなかったと思う。だからこそ全て受け入れた上で生きてきたのだ。あの世界はあくまで可能性であって、サキと同じようにリョウが動いてもああなったかどうかもわからない。 自信や可能性に満ち溢れていてもおかしくない高校生という時代を、どれだけ自分は無力なんだと痛感させられてしまうのは、エグい。気の毒でしかない。どうせ自分なんてと諦めるとかならわかる。けれど、この作品は、どこかお前のせいみんなこうなったんだと言っているようなもので、生きる希望を根本的に打ち砕いている。不幸な奴は、とことん不幸なんだなって感じた。 個人的には、この先のリョウに救いはないと思う。この展開からの打開は無理だ。本当の幸せを掴み取ることはできない。行動できなかったから、サキはこうしてたんだ、自分も!ってなっているなら、あの3日間でなっている。東尋坊に誘われて堕ちていく末路しか想像できない。それか、生きてはいるし普通に生活もしているが心が壊れてどうしようもない状況のどちらかだと思う。 小説としてもミステリーとしても面白いので、個人的にはオススメです。

    1
    投稿日: 2025.10.01
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    「最後の一行」が強調される意味がわかった 成程、読み手によって心に重く響くのか軽やかな気持ちになるのかで分かれそう 私は最初は前者、色んな解説読んで後者もありと思った 一から複数の可能性を見出す系の思考力で殴るSFミステリ 軽くて重かった

    9
    投稿日: 2025.10.01
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    知りたくない、知らない方が良いことがある。ツラい。つらすぎる。元の世界に戻るも、戻らぬも選択は厳しい。 儚い羊たちの祝宴につながるストーリー展開を感じ、確実に力量が上がったなと、読み終えて最初に思ったのは、そのことだった。そんな評価をするほどの力量もないが、継続することの重要性を感じた。

    10
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボトルネック リアルタイムでは無く「過去作」として読んでいる為、発売当時の読者とは違った印象になるかも知れない。米澤穂信は面白い作品を数多く発表しており僕の中では圧倒的な作家である。 古典を読むときには、特に年代は気にしないが、リアルタイムで読んでいる作家の作品は、どうしても時系列が気になってしまう。この時代には何があったとかそういうことではないが、少なからずまだ様々な作品が発表されていない、新進気鋭の作家であっただろうこの時代とたくさんの作品が生み出され一流作家と言われるようになった、現在の作品と比べたときの取り方はどうしても異なってしまう。 今作は、主人公であるリョウと、亡くなった彼の恋人であるノゾミの関係を中心に、リョウと言う人物のわびしさや生き様、彼を取り巻く環境が描かれていく。 少し読み進めるとわかるが、現代風に言えば、いわゆる「転生もの」に近いかもしれない。違った時間軸、もしくは違った世界に迷い込んでしまった主人公と言う設定だが、それが死産してしまった自身の姉が生きている世界線で、リョウが生きてきた世界と姉が生きている世界の違いを比べながら、リョウは自分に起きた事象を受け止め、自身の人生に結論を出していくというストーリーだ。 今作もかなり衝撃的な内容だし、ある意味でリドルストーリーの様相もあるが、現代の筆者が持っている薄気味悪さの様なものが少しだけ垣間見える作品だ。設定やストーリーは面白いし、この独特な空気感はとても哀愁的だ。 別世界に登場する姉のサキは素晴らしいキャラクターであるが、同時にこの特異な環境を受け入れるスピードが早すぎてリアリティが余りにも欠落している。もう少し読者が腹落ちできる内容だったら更に凄い作品になっていたと思う。また、現代の米澤穂信であれば、サキはフミカを殺し、もしくはリョウがフミカを殺すというダーティーな結末もあったかも知れない。いくら聡いサチであっても永遠にノゾミを守る事は出来ないし、フミカは事あるごとにあらゆる手を使い人の不幸を手に入れようとする人物だ。この様な結末も面白いし、その後、今作品の結末に繋がっても魅力的だったと思う。

    2
    投稿日: 2025.09.25
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    ジョブスが死んでもAppleは潰れていない。ジョブスでさえ代わりはいる。だから自分の変わりなんていくらでもいる。 カズレーザーさんの言葉と記憶してます。この後、だから気楽に生きようとなるか、生きてる価値なんてないとなるのか、それは本人次第ですが。

    2
    投稿日: 2025.09.21
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    もし自分が生まれてこなかったら? 誰もが一度は考えたことがあるようなことだが、この物語では自分がいない世界があまりに素晴らしく、違って見えたことから、主人公は自らをボトルネックと感じてしまう。 振り返ると私自身も自分の存在価値を否定して、もう嫌だと自暴自棄になったことがあった。 辛いことが沢山あったけど、私を必要としてくれる人がいるし、私がいないと悲しむ人がいるんだと、そう思えてからは前を向いて生きれるようになった 主人公に投影された読者に対して、生きる意味や自分が世界に与える影響を問いかける、切なく苦い青春ファンタジー。

    2
    投稿日: 2025.09.18
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    受け入れるのが得意。それは長所なのだろうか。 初めから受け入れてしまうのは良くないのではないかと、最近思うようになった。サキのセリフにもあったように、やらなければ後悔するかもしれないこともやらずに、安易に受け入れてしまうのはいかがなものか。 仕事でも恋愛でも、最初から受け入れてしまっていたら、手に入らないものや辿り着けない場所がいくつもあるはずだ。だから僕は「受け入れるのは少し苦手」くらいでいいと思う。後悔しないように足掻いて、それでも駄目だったときに初めて受け入れればいい。 受け入れることは、最後の手段なのだ。

    2
    投稿日: 2025.09.16
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    作品全編渡って作中に出てくる金沢の街のようにドンヨリとした雲がかかっているような、薄暗く不穏で希望の見えない作品だった。 本格ミステリー作品と比べると流石に謎解きや推理要素は少ないが、その分メッセージ性や人物像への言及が多くあり、社会派小説の感じで退屈することなく最後まで読めた。 感想としては、読んでいてとても辛いものがあった。私も家庭問題で苦しんだときがあり、主人公達の気持ちに共感できた。もちろん私も当時は、この家庭内不和をどうにかできないか、どうしたら良かったのかと考え苦しんだ時代もあった。もちろんそんな苦悩は的外れであったのだが。 だからこそ、諦めと納得のフェーズに入ったところで、もう一度掘り返されるだけでなく、「家庭内不和もあなたのせい。周りの不幸もあなたのせいだった。」と伝えられては生きる意味が分からなくなる。 主人公は決して元の世界では悪手となる行動を取っていないが、サキのように最善手も取れなかった。取らなかった。だから不幸になった。ひたすらに可哀想で惨めな主人公だったと思う。 人生に突然しれっと現れる些細な岐路に気づいて最善手を取れる人なんて少ない。そんな想像力を自分が持てているとは思えない。自分はボトルネックかもしれない。

    9
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ふたつの可能世界、「自分が存在している世界」と「自分が存在していない世界」。 自分がいないほうが、世界が良い方向に向かっていくという事実をいくつも突き付けられていくのがとても残酷。 自分が、ボトルネック(=阻害するもの。排除されるべきもの。)だと理解するところなんて痛ましすぎる。 ⋯なんだけど。 起きたことは仕方がない、受け入れるしかない、と全てに対して投げやりだった彼が「自分が存在していない世界」で数日過ごしたことで、結果として自分自身とあれだけ向き合うことになった。 もう生きていたくないと思ったとしても、 母からあんな衝撃的なメールが届いたとしても、 きっと彼は今までと違う生き方ができるし、生きていってほしいと思う。

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    主人公の存在が世界にとってプラスになるのかマイナスになるのか。平行世界のどちらも体験して感じた自身の存在意義。洗礼を受けながら成長していけば良いと思った。好きな系統の本なので集中して読めました。

    1
    投稿日: 2025.09.12
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    読みやすく本に引き込まれるように読めた。 ただ最後が何を伝えたかったのか読み取れず。。スッキリ感はなかった。

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    もしも自分が居なければ世界はどうなっていたのか… いないほうが良いと気付かされるたびにだんだん辛くなっていきそう

    1
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    高校の頃に読んで、すごく好きだったお話です。自分がいなくてもなにも問題なく世界は回るどころか自分がいないほうが上手くいってるという…この…つらさが好きです。私自身「自分いなくてもいいんじゃないか」と考えることが多いので、勝手に共感しながら読んでいました。終わり方もすごく好きです。あの終わり方じゃなかったらこんなに印象に残っていないと思います。

    1
    投稿日: 2025.09.05
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    自分のいる世界といない世界を体験するパラレルワールド。ミステリー的な展開もありながら生と死を考えさせられる内容で考えながら読み進めていった。とにかく主人公目線での感情が切なかったり可哀想だったり、自分のいる世界を生きる自信が湧いてこないんじゃないかと思った。ラストシーンまで目が離せない小説でした。

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    きっつー! 自分が上手くやっていれば、事態はもっと良くなっていただろう。そんな後悔をずっと読まされる。 正直、前半でギブアップしようかと思った。 リョウもリョウで世の中に影響を与えているのだが、全部マイナスっていうのが辛い。 仕方がないことを受け入れるスタンスが全ての原因なのか。確かにリョウは挑戦をしたり困難を乗り越えたりしない。しかし、それをもって無価値とされるのは厳しすぎるようにも思う。世の中一般の話ではなく、この物語ではこうなのだと受け止めないとやっていけない。 あるいは、全部ノゾミがリョウを死に誘うために見せた偽物の世界かもしれない。グリーンアイドモンスターは生者に嫉妬している。ノゾミがリョウの生命を妬ましく思っている(とリョウが認識している)ことは明確に描写されている。 イチョウの木は交通渋滞に対してボトルネック。 しかしおばあさんにとっては大事なもの。つまり、リョウがボトルネックであったとしても、一方で誰かの大事な存在かもしれない。確かに親からすれば、ツユを流産してもなお欲しかった2人目の子供である。 しかし母親からのメールで全て終わった。

    5
    投稿日: 2025.08.27
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    避けられないものだと完全に思っていたものが、もし自分じゃなかったら良い方向に変えられると、それも自分とニアリーイコールの存在にきっぱりと見せつけられたら、そりゃ自分の存在意義を疑うだろう。残酷すぎる、、、 ノゾミが望んだけど得られなかったものを拒んでいるから、引き戻したのだとすると、これは生きようとすることなのかなと。だとすると、最初、パラレル世界へと飛ばしたトリガーはなんだったのか。 最後は母親からのメールで現実世界でも生を否定されたから、死を選んだと自分は解釈した。

    1
    投稿日: 2025.08.27
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    パラレルワールドに飛ばされる主人公。元の世界に戻るには『その気持ち』が必要だったなんて。救われない。おもしろいけど。

    2
    投稿日: 2025.08.21
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    【作品紹介】 亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

    1
    投稿日: 2025.08.17
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    ずっと積読していたのでやっと読む機会が。 心が元気な時に、とよく周りの人が言っていた意味が読んでみて分かった。とにかく終始暗い。 自分自身の無力さを思いっきり知らされ、失望、自虐的になる… ”ボトルネック”って言葉が、的を得ていてしんどい。 救いようのない話で、心が締め付けられるし、 でも、どうしてか主人公をあまり好きにもなれない。 負のループすぎる…。 ”サキ”の明るい存在が唯一の砦だった。 そしてラストのとどめの一言。 あっけないが絶望的なラスト。しばらく余韻を引きずりそう。これが鬱小説といわれるものなのかぁ…。

    10
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルワールドで自分が元の世界ではボトルネックだったのではと気付く ボトルネック、自分がいなければ物事は上手く流れていた… これはキツい、自分の存在意義が完全に否定されたようで… 一気読みの面白さではあったけど、ちょっと苦い気持ちになりました

    6
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のリョウがパラレルワールドに飛ばされてしまったお話。 リドルストーリーであり、最初はどう解釈したものかと考えました。ネットでたくさんの考察があって色々な解釈ができると思ったし、この小説への理解が深まりました! 失望のままに終わらせるか、絶望しながら続けるかの二者択一…。 リョウはパラレルワールドでグリーンアイド・モンスターに毒を吹き込まれていたのか…。だから、パラレルワールドはリョウにとって絶望的な事実がたくさんあったのか、自分はボトルネックと感じるまでになってしまったのか。 お兄さんの件、両親の件、辰川食堂の爺さんの件、ノゾミの件…。 心のどくを消すほうほうはない。という言葉にさらに絶望を感じます。 「もう、生きたくない」と話すリョウにやっとそう言ってくれたねと話しているのはグリーンアイド・モンスターなのか。 考えれば考えるほど面白い小説です!!!

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    「ボトルネック」それは水の入ったボトルの首の部分。全体の流れを堰き止める場所を表す。まず排除せねばならないもの。 この小説では主人公がパラレルワールドの世界に放り込まれることで、実は自分が世界における「ボトルネック」ではないかと感じる話。 根暗で自己肯定感が低く、他人を嘲笑することでのみ優越感に浸れる主人公の心理描写が見どころ。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    パラレルワールドのストーリーでミステリーよりはファンタジーが強いのかなと思った。自分ではなく姉がいる世界で、自分はいない方が良かったのかと葛藤する主人公。米澤穂信は好きだけど、この作品含め比較的昔の作品はあまり好みではないと感じた。

    10
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『イチョウを思い出して──』       第3回大学読書人大賞第5位。 米澤穂信氏が描く“パラレルワールド系”リドルストーリー。 決定的に違うのは、もう一つの世界には『僕=嵯峨野リョウ』が存在せず、その代わりに流産したと聞いたことのある『娘=嵯峨野サキ』が存在していた。 リョウは自分がいた世界に戻るための方法を模索する中で、サキがいる世界とリョウがいた世界とでは随所に違う部分がある事に気がつく。 何故違いが生まれたのか、リョウとサキの違いとは何なのか、間違い探しを繰り返した結果たどり着いた答えとは。 そして、リョウがサキのいる世界に飛ばされてきた本当の意味とは。 この作品は随所に考察要素があり、300ページ程の文庫本からは想像できないほどの深みが。 青春ミステリと紹介されているが、そんな甘酸っぱいモノではない。リドルストーリー故の読後感のモヤモヤ。このフィナーレは読者の想像を掻き立てるモノになるでしょう。 たくさんの方が考察まとめブログをたちが上げてるくらいですから。 やっぱり、米澤穂信氏の作品は面白い。 ・ ・ ・ ・ ・ 亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。 ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。 不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。 もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。 世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。 そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のリョウは恋人の諏訪ノゾミの弔いに東尋坊へ来ていた。そこで兄が亡くなったと母親から連絡が入る。兄はバイク事故で弱っており、元々余命いくばくもなかったらしい。 父と母はお互い不倫をしており家庭環境は悪いので帰りたくないが帰らなければならない。 ノゾミを弔って帰るかと思った矢先、リョウは突風に煽られて崖から落ちてしまう。 と思ったら自宅近く、金沢の河畔公園で目覚めた。訳もわからず自宅へ戻ると見知らぬ娘が自宅に住んでいた。 お互い怪しみながら話を聞いていくと、どうやらパラレルワールドらしい。娘はリョウの世界では生まれてこなかった姉、サキだった。父母は仲良く、家具の位置も少し違う。リョウではなくサキが生まれたことで現在の状況が変わっていた。 この世界に存在しないハズのリョウが泊まれるはずもなく、漫画喫茶で一夜を明かす。 次の日の朝。リョウはこの世界の入口となった河畔公園に向かう。 サキに連絡して、バス停でサキを待つ。 2時間待たされた後に二人は合流するが、サキの提案で寄り道をすることになる。 市役所の裏通りのネイティブアメリカンの店。ここはサキが助力して閉店をまぬがれた店らしい。リョウの世界ではその店は存在していない。 レンタルサイクルに乗り、昼食をとる話になる。辰川食堂に行こうという話になるが、リョウの世界では食堂のじいさんが脳卒中で寝たきりになっており閉店している。 これは道の途中にイチョウの木が邪魔をして渋滞の原因になっており、救急車の到着が遅れたためだった。 こちらの世界ではサキがイチョウの木が原因で自転車事故に遭っており、イチョウの木が切り倒され、後日それが功を奏して救急車がじいさんを救ったのだった。 目的地の河原に着くと、サキに後輩から連絡が入る。やってきたのはリョウの世界では死んだはずのノゾミだった。ノゾミはリョウの世界と違って明るい性格だった。 後からノゾミの従姉妹フミカも現れる。フミカは東尋坊でノゾミが事故死した時に一緒にいた。こちらではサキに嫌われているみたい。 二人と別れて現場に向かうが何も得られず。 サキは自宅に戻り、リョウは失意のまま漫画喫茶を目指す。 その道中、後をつけていたフミカに声をかけられ突然写真を撮られる。リョウは怒る気力もなく帰路についた。 漫画喫茶ではノゾミとの過去の会話?を夢に見た。 翌朝リョウは東尋坊に向かうため金沢駅に辿り着く。そこには学校をサボったサキがいた。気が咎めるもお金のないリョウはサキを頼り同行してもらうことになる。車内でサキはリョウに彼方と此方の「間違い探し」を持ちかける。初めは他愛ない内容だったが本命はノゾミの話だった。昨日生きているノゾミを見てリョウが「幽霊でも見たような顔」になっていたのに気付いたらしい。 東尋坊に向かいながらノゾミとフミカについて話す二人。ノゾミの性格が全然違ったのは家庭環境で心を病んだノゾミが生き方のコピーを求めた結果だった。リョウとサキの性格の違いが反映された結果らしい。 フミカはどちらかと言えば裕福な家庭で育ったが他人の不幸が好物で、不幸な人間を写真に収めるのが趣味だった。 話の中でサキはリョウの世界でノゾミが死亡した際のフミカの嘘に気付く。 嫌な予感がした二人は東尋坊の調査はそこそこに金沢駅に踵を返すのだった。 金沢駅に着いた二人は原付2人乗りで自宅に向かう。サキは学校へノゾミに会いに行くために支度をするつもりのようだ。リョウにパスタを作って食べさせている間に、兄のハジメが帰ってきた。こちらの世界では生きていた。 リョウは兄の人から借りてきた言葉でしか話せない、上から目線の会話に改めてハジメを認められない人間だと再認識する。 耐えられず自宅を出るリョウ。河畔公園でサキを待つ。サキが現れてリョウに錠剤を見せる。フミカはノゾミに睡眠薬を飲ませ、登校中に朦朧として交通事故に会えばいいな、と考えていた。東尋坊に続きサキは再びノゾミを救った。 リョウはサキの行動により、世界が良くなっている事に耐えかねていた。サキではなく自分が生まれてしまった事により自分の世界は良くならなかった。生まれてこなければよかったと。リョウはもう、生きたくないと思った。 次の瞬間眩暈がしてリョウは東尋坊に戻った。時間は3日間過ぎている。片方には崖の向こうの海(死)。片方には遊歩道(サキへのコンプレックスを抱え、過去に後悔する人生)。サキから電話が鳴る。「イチョウの木を思い出して」と言われ、ノゾミが「お金なんかいらない。思い出が大事だからイチョウの木を切らない」と言った老婆に「死んじゃえ」と言ったことを思い出す。 ノゾミは家庭を守るためのお金が欲しかったのにそれを拒んでしまえる人間が嫌い。 ではリョウは「生」や「母」を持っているのに拒んでしまえるので呪われていたのか? 思考停止したリョウは誰かに自分の行く先を決めて欲しかった。 そこにメールが届く。 『リョウへ。恥をかかせるだけなら、二度と帰ってこなくて構いません』終わり。 ーーーーーーーーーーーーーーー ネイティブアメリカンの店がサキの助力で立ち直った?ダブル不倫の両親がサキのお陰で仲直りした? リョウのダウナー世界が緻密に描かれているのに対してサキの世界でサキがどう活躍したのかがボンヤリしていてサキ界が良くなった理由がわからず実感がない。それ故にリョウほどサキに劣等感を抱けなかった。 「先にサキを行かせた」「さっきサキは~と言っていた」っていう部分で引っ掛かってしまう。意図的にやっていないのが逆に気になる。「サキだけに?」と思わせないでほしいな、と思った。 主人公が高校生だからなのか、「そこツッコむところかな」とか「何で理解できないかな」という部分がありやきもきした。 2章の最後の夢?の部分。リョウとノゾミの会話が顕著だったが、心の動きに納得感がない。「そんな風に思うかな?」という気持ちが出てきて感情移入しづらかった。 結局リョウの3日間の冒険は何だったのか?「お前はアカン奴やぞ!」と思い知るためのノゾミの呪い? ノゾミがグリーンアイズモンスターという生者を死者にするモンスターになつてしまったという解釈? 基本的にリョウがどうなったのか?を読者の想像にお任せしますスタイルは好きじゃない。 そもそも「ボトルネックは水の流れを塞き止める問題箇所だから何とかしないといけない」=リョウの存在という主題も上手いこと言ってる感じを受けなかった。 未成年の葛藤や、作者の意図など色々考えさせられる内容ではあったけど好きではないかな。 作者が上手くないのか、自分の理解値が低いかなんだろう。 パラレルワールドに飛んで、そこが全くの鏡面世界ではなく、生まれてこなかった姉と出会って…という設定は面白くなりそうだったので残念!

    0
    投稿日: 2025.07.19
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    ファンタジックで理解が難しかったけど、 後半の追い込みが面白かった。 しかし、最後の最後が私にはよくわからなかった。

    1
    投稿日: 2025.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋人を事故で亡くし、息詰まる生活をひたすら耐えている高1男子。突然亡くなったはずの姉が生きている世界線へ飛び込むことに。姉との邂逅で少年がたどり着いた真実とは――。 なんだかとても重苦しい作品だった。 これは確かに評判通り、気持ちが落ち込んでいる人や思春期の少年少女にはお勧めできない。その昔、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』を読んだ時の読後感と近しいものがある。 主人公は迷い込んだ並行世界で、死んだはずの姉と出会う。姉が生きている世界線は、少しずつ自分の世界と違っているが、そのほとんどが自分の世界よりも「良くなっている」。 それまでの主人公は、我が身に降りかかる不幸や周囲の不幸をすべて仕方ないものと受け流し、それが自分の特性であると、世の中すべてを俯瞰で見ている風だった。厄介な兄を見て、「口ばっかりで実際は大した実力がない、何もなさないつまらない人間だ」と蔑んでいた。 ところが姉に出会ってしまったことで、そのすべてがひっくり返ってしまった。どうにもできない、諦めてすべてを受け流すしかないと思っていた世界は、姉の行動によってすべてより良い方向へ変化しうるものだった。 諦観の体で全てを受け流すことこそ、この世界でうまくやるコツだとすら考えていたのに、それはすべて卑怯な開き直りのような行動だった。 なによりも、下に見ていた兄と自分は「口ばかりで何もなさない」という同種の人間で、その嫌悪感は同族嫌悪からくるものであった。 一体、自分はなんなのだろう。自分の存在が無価値どころか害悪であると思った彼は、自死を考えてしまう。 姉は、そんな自分すら救おうと懸命に手を差し伸べてくれる。 ラストは読み手によって解釈が分かれるところだが、私にはバッドエンドしか思い浮かべられなかった。 主人公自身をこの世に生み出した親からのメールが、トドメをさしてしまうのだろう。これまで彼の気持ちを顧みることなどなく、むしろ初めから「子供はもういらない。これで終わり」という意味の名付けをしてしまう親なのだから。

    3
    投稿日: 2025.07.13
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    思春期ならではの孤独や危うさを描いた作品。環境故に生き方を選べなかったのに、その幕引きはあまりにも残酷すぎる。 読む人によって解釈がスパッと分かれそうなラストが好き。 読了 7月10日

    0
    投稿日: 2025.07.10
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    ラストは人によって解釈が変わるらしい。 自分はプラス思考?なので良い終わり方だなと思ったが考察サイトをみてバッドエンドだと感じた人もいるらしい

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    なんというか自分には合わなかった。 自分がいなくなった世界って想像できなくて怖いなぁ、。 ミステリーとしては楽しみきれなかった。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    会話文が多くすらすらと読みやすい。 思春期に読まなくてよかったなと思う暗さや孤独さがあり、読後もじんわりと余韻が広がる。

    1
    投稿日: 2025.06.27
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    衝撃を受けた作品のうちの一つ。 タイトル「ボトルネック」も読み終わったあとは スっと理解できる。 自殺。理解されない。若さ。 その先に何があるのか。あなたの目で見てみて。

    1
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルワールドに飛ばされて、死んだはずの姉やノゾミが生きていた。設定だけ見るとワクワクするような感じだけど、ずっと暗い感じ。作中でよく曇り空が描写されていたけどまさにそんな感じ。 ミステリーとしてはなんでノゾミが死んでしまったのか、という事が徐々に明らかになっていき面白かった。フミカの自分の欲を満たすためなら平気で他者へ危害を加える所が恐かった。 難しくてラストはモヤモヤする感じだった。 ノゾミがグリーンアイド・モンスターでリョウをパラレルワールドに連れていったのは何となく分かった。そしてその世界でリョウは自分がいなければ上手くいく、自分自身がボトルネックだという事に気づかされてしまった。失望のままに終わらせるか、絶望しながら続けるか。最後のメールは普通に母から届いたものだとも思えるし、サキがパラレルワールドに帰ってこなくていい、つまり飛び降りるなという意味で送ってきたとも取れる。僕はなんとなくだけどリョウは飛び降りたと思う。特にこれっていう根拠はなくてなんとなく。 こういうラストはモヤモヤ感が残るからあんまり好みじゃない。スッキリしたいからどうなったかをしっかり描いてほしいと思っちゃう。ただ、こういうラストは何回読んでも新しい発見や解釈が見つかるからそういうのが好きな人はすごく楽しめると思う。

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    人生を諦めている少年が、自分がいない世界の方が上手く回ることを知る話。 存在否定の連続。 人生が上手くいっていないのは、環境のせいではなく、何もしていない自分自身のせいという話。 暗く人を選ぶ作品だと思う。また自己肯定感が低い人には危険かも。 個人的には好き

    0
    投稿日: 2025.06.10
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     リョウとサキ。パラレルワールドワールドで、人生が交錯する。  リョウの世界では失った恋人も含め、全てが生きているサキの世界。  人の傷口が大好物のフミカの性格はどちらの世界でも共通項。  リョウが生まれた世界とサキが生まれた世界。どちらかしか存在しないとしたら?  恋人も生きていて、死んだはずの兄も生きていて、象徴的なイチョウの木が切られているサキの世界。それを見て、サキの世界が正解だと思ってしまうリョウ。  直接、死の原因をリョウは作ったわけではない。  ネジレ曲がったフミカの性格が原因でリョウの世界では恋人のノゾミを失う。  どう生きれば良いかの最適解はない。 常に最適解を求めては彷徨う人生も時に訪れる。  傷口なら誰にでもあるし、人が感情で動く以上、最も良い最適解を常に導き出せる訳でもない。  人は変えられない。変われるのは自分。最適解をその時は手に出来なかったとしても、生きていれば、手にできると思うのが希望。  幸せに明確な形はない。状態によって生まれる。

    23
    投稿日: 2025.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東尋坊の謎解きや救急車の話の謎解きでゴリゴリのパズラーっぽさを感じてとても好印象。 途中までは良かったが、リョウが存在意義を自問自答する下りがキツかった。読み途中はリョウと自身を切り離していたが、読了後にじわじわと遅効性の毒が回ってくる。 リョウというキャラクターを抜きにすると、思春期からの脱却のメタファーというポジティブな方向に捉えられ無くも無いが、どうしてもリョウを考慮に入れるとハッピーエンドの道が0になってしまう。多分リョウは生を全く望んでないから、生をハッピーエンドの必要最低条件として捉えている私とは相容れないのだろう。ハッピーエンド至上主義な訳では無いが、今まで散々リョウに同情と共感を寄せてきたのであのラストを指を咥えて見るのはかなりキツい。 著者の米澤穂信先生は物語に対してかなり誠実なんだろう、と文章からひしひしと伝わるからこそこのラストの衝撃が大きい。勝手な推測だが、最悪のラストを作ろうという露悪的な意図は著者には全く無く、本当に練りに練った末のこのラストなんだろうなと思った。私の感情を抜きにして理性的に考えると、あのラストはとても収まりが良くとても綺麗な終わり方だし。 SFとしてもミステリとしても物語としても最高だと思うが、感情の整理がつかなくなるので、ちゃんとエンタメと割り切れる健康的な時に読むべき。

    2
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルワールドを舞台にしたミステリ作品。斬新な展開で、発想力がすごいと感じました。またラストにかけて、主人公のリョウがパラレルのサキと比べて劣っていると感じて病んでいく描写に、ちょっとした共感がありました。オチははっきりとは明言せず読者の想像にまかせるという姿勢のため、もやもやする部分はありましたが考察の余地もあり、インパクトのある作品でした。

    3
    投稿日: 2025.06.07
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    ボトルネック/米澤穂信 読了 2025.06.03 著者のお名前は知っていたが読んだことがなかったので、小説紹介でみた本作をチョイス。 オチすご系のようで、ラストを楽しみに読んだ。 私はミステリより純文学の方が好きだし、高校生や中学生など子供が主人公の小説が好きではない。私が読書に求めているのは共感なので、タイムリープなどの展開も得意ではない。なので序盤はかなり読みにくかった。 中盤でちょっと怖い展開があり、そこは面白かった。 終始主人公が好きにはなれず、というか登場人物の誰もハマらなかった。不穏エンド自体は好きだが、最後の主人公の思考も…無趣味な人間ってこんな感じなのかなぁ。自分の意思や意欲が無い人って生きてて楽しくなさそうすぎる。 【以下、ネタバレを含みます】 二つの世界の相違点を探すことを、「間違い探し」というのがすごく嫌だった。だってそれじゃ、その違いのどちらかは間違いってことになる。当事者たちは自分の意思の上で正当に生きているはずなのに、それじゃ不幸であるリョウ側が「間違い探しの間違いの方」になってしまう。 サキはそんなつもりはなかっただろうが、「違うところを探す」って言い方をしていれば、リョウの感じ方も違ったんじゃないかと思ってしまう。 サキはオプティミストを演じており、そのおかげで家族仲は回復しノゾミも存命だ。サキなりに生きにくさを感じながらも楽天主義をやっているそうだが、結局サキの生きにくさってなんだったんだろう。 主人公じゃ無いから描写がなかっただけかもしれないが、だったら心から明るい性格ってだけで良かったと思う。表面上ではオプティミスト、内面はペシミストっぽい感じがちょっと鼻についた。というか〜ストってカタカナ語で自分たちを分類している感じも年頃の子供っぽい感じがして嫌いだ。 登場人物も、話の深さも、好きじゃなかった。結局危険人物は野放しだしノゾミの今後が心配。 小市民シリーズや古典部シリーズも気になるが高校生のお話だし、本作を読んだ印象ではきっと私には刺さらなさそうだなぁ…。

    0
    投稿日: 2025.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家庭に問題を抱える受動的で無気力な少年が、かつての恋人を弔いに行った断崖から、夢とも現実ともつかないパラレルワールドに迷い込む。そこは「流産したはずの姉が存在する世界」で、そこで彼は自分のこれまでの行動の因果を目の当たりにする。 もしも自分の性格が180度違っていたら?もしもあの時に違う行動をとっていたら?もしもこれまで信じてきたものが間違いだったら?といったIFの世界を通して、すべてを受け流してきた少年の闇を残酷に描き出す。その点で、これはミステリでもSFでもなくホラーである。終わり方は潔いが救いはあまりない。

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結末が色々と解釈出来る作品だなと思いました。 最後のメールが母親からだった場合 ①3日間いなかった息子にたいして、こんなメールするのかと呆れて、何でも受け入れていくのをやめて、好き勝手に生きていこうと決意。 ②生か死か自分でも判断出来ない…メールを見て母親が決めてくれたと安心して笑って自殺。 ただ最後のメールは誰からか分からない(母親はリョウのことをあんたと呼んでいた)のでメールがサキからだった場合は…? パラレルワールドに行って自分がいない世界の方が不幸が起きないというのを感じていくのは本当にしんどいなと思います。 リョウのように何もしないで生きていくことがそんなに悪いことなのか…

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    個人的には サキというキャラクターがあまり好きではなかった。でもパラレルワールドは興味があるので読めた。 若い時にこんな話を思いつくって凄いな。

    0
    投稿日: 2025.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「自分が存在しない世界」に飛ばされた主人公が見た残酷な光景とは。 自分が存在しない世界がことごとく良い方向に転じていて(全員生きてる)、ある意味最も主人公にとって酷なものだっただろう。 もちろん、自分ではどうしようもなかったこともあるだろうけど、自己の性質である諦念の境地、どうにもならないことはそのまま受け入れてしまう性格がなければ起こらなかっただろうことがわかった時の絶望。どれだけ主人公を追い詰めたら気が済むんだ…。 最後の笑みも、すべてを諦めたが故のものなのか、自分の世界が何も変わっていなかったことに対する安堵からのものなのか。 個人的には、主人公たちの名前の由来に最も寒気がした。

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    一気読み。 最後の一文、想像力が無いのでよく分からなかったが、ノゾミのが欲しくてたまらなかった母を持っていたことを示唆する為の文だと思ってたけど、自殺を匂わせる文なの?

    2
    投稿日: 2025.05.25
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    題のボトルネックについての説明があったがその時点で何となく察しがついてしまった。 どちらとも取れる終わり方だったが解説を読んで納得した。 米澤穂信作では3冊目の読破だが、「儚い羊たちの祝宴」「満願」に比べて長編ということもあるのか、だいぶ詳しい登場人物の心理描写などがあり読みながら重かった。 個人的には結城フミカの歪んだ言動をもう少し観たかった。

    0
    投稿日: 2025.05.23
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    並行世界に飛ばされたのに、主人公はその飛ばされたことに対する動揺があまり見られない。なんでもない人だからという説明はあるだろうが、さすがに触れなさすぎて現実味を感じない。この本を読んで、我が身を抉られる感覚にはなれなかった。この作者ってネクラのこと否定するの得意だよな、という感想。 ⚫︎物語と現実の自分との対比 この物語は、単に「つゆが生まれてたらどうだったか」という話だったにすぎないと感じた。 「自分が別人だったらどうだったか」の実験にしては、主人公とサキの基礎力が違いすぎる。 ではその基礎力の違いは何によって起こったものなのかは、自分には分からなかった。だからこの物語を読んで「サキみたいになりたい!」と思って、浅はかに開放的行動を行って、うまく行く未来は見えない。 ⚫︎主人公とサキの対比 主人公はゼロだ。プラスでもマイナスでもない。主人公はただの語り部であり、没個性である。あのままであれば、おそらく結末の後に生きてても死んでても世界に何も変化をもたらさない存在だと思う。 対して、サキ(つゆ)はプラスの存在。水子で死んでも謎の力で弟を並行世界に飛ばすくらいに、世界に影響を与えられる人だ。サキの良いところは、考える力がある上で、他人の評価に関係なく行動できることの2点だ。前者だけでも後者だけでもダメだ。ただそれって凡人が一朝一夕でできることではない。 天才のサキと凡人たる主人公を比べても比較にならない。まず基礎力から違う。生き方から違う。なぜその違いが生まれたのか?を描いて欲しかった。 ⚫︎まとめ 最後主人公は生きるか死ぬか迷っていた。 主人公は生きててもいい(逆に死んでてもいい)と思う。主人公はゼロなだけでマイナスではない。死んでても生きてても一緒だ。だから生きてても構わない。 たまにサキが眩しく感じるだろうが、そうなりたいなら毎日努力してプラスになってくしかない。その努力が出来ないくらい疲弊してしまってるなら、死んでしまったのではないかと思う。 個人的には生きる物語が好きなので、どんな登場人物にも生きてて欲しいが、あの主人公は語り部すぎて、どっちでもいいなという感じである。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    「自分なんていなければよかったのでは」というのをわかりやすく強烈な対比でまざまざと見せつけられる作品。 主人公が何か悪いことをした結果なら良いが、そういうわけでもなく、日々の本当にごく小さな積み重ねによってその違いが生み出されているというのがつらい。 暗くどんよりとした作品だが、大きく言えば自分の人生を見つめ直すきっかけにもなる作品だと感じた。 自分も主人公に共感できる部分が多かったのでもっと素直に明るく生きようと自戒しました…

    1
    投稿日: 2025.05.08
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    ラストの展開が胸糞過ぎて二度と読むことは無いと思います。多くの人が思春期の鬱屈した中で向き合ったことのあるであろう「自分の存在の意味への疑問」が描かれていました。主人公が「無属性」過ぎるのも仕方ないんだけど自分はちょっと苦手でした。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    自分の身の回りにある不幸が本当は回避出来たもので、自分の不出来が故に今君は不幸なんだよって1個1個丁寧に証明されたらこうなるわな……という話。 徹頭徹尾主人公のリョウくんは活躍するサキちゃんの後ろについてまわるだけの存在として描かれているので、クライマックス部まで盛り上がりが薄くてダレる。でもクライマックス入るとすごく面白い。 最後の1文、あまりに親として無責任すぎてやるせない気持ちになりました……ひどいよこんなの……。

    2
    投稿日: 2025.05.01
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    「もしこうであれば」という仮定を想像するのが好きなので、そういう意味で言うと自分の人生を全く他人が歩んでいたらどうなっているか、という題材そのものが面白かった。ラストシーンが不可解なので分析によってこの本の良さが分かれそうなので星3

    0
    投稿日: 2025.04.22
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    そんなぁ… 自分の生まれなかった世界線で、恋した彼女の命を救う、壮大な物語なのかと思いきや…。自分生まれなかったらそもそも彼女死なんし、兄も死なんし、両親の仲は持ち直してるし…俺いない方がみんな幸せやん!てなっちゃう主人公が可哀想すぎた。無慈悲にぼんやり終わる。 またタイトルも無慈悲なんだなぁ。

    10
    投稿日: 2025.04.18
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    米澤穂信が学生時代にプロットを 作った作品。 自分が生まれなかった世界に飛ばされた主人公 自分ではなく姉が生まれていたら→世界はマトモ 姉が生まれずに自分が生きている世界→さんざん その事実を見せつけられた主人公は ラストで元の世界に戻るが、 親からの冷たいメールをもらって自嘲気味に 笑って死を決意したような描写でラスト。 物語としては面白いが 全体的にパンチが足りない。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    SF作品だから避けていたけれど、なんとなくずっと気になっていたからいよいよ読んでみた。 結果SF特有の読みにくさはなかったけれども、暗い! 最初から最後までズーンっていう空気を纏っていた。 これはこれでおもしろいけどね。 機能不全家庭で育った生きにくい子の話って感じかな。 リドルストーリーだけど、私はきっと崖から飛び降りただろうなと思った。 リョウに甘えられる場所ができていれば救えたかもしれないけれど、高校一年生はまだそんな強くないよ。

    1
    投稿日: 2025.04.12
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    最初の設定に引かれて読み進めました。 主人公の生きる世界とは別軸の世界での出来事、違った結末との対比に、胸が痛くなるシーンが多かったです。 自分自身が、世界のボトルネックだった…、そう感じた瞬間の絶望はとても深いものでしょう。ラストシーンはダブルイミテーションに捉えられるのかもしれませんが、自分には主人公を崖下に引きずり込むような絶望に感じました。

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    会話が多く読みやすかった。 個人的な好みの問題だけどSF的が設定や、ラストにハッピーもバッドもどんでん返らない感じがそんなにハマらなかった。もう一回読んだら感想も変わるかもしれな、、

    0
    投稿日: 2025.04.07
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    昏い。暗いというか、昏い。 何だろこの主人公から放たれる負のオーラは。 仄暗い感じは。 ミステリーと言えるのか微妙。 好きではないが、最後まで読ませる。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    悲しくなる。 自分自身がボトルネックなのか、、 想像力って大事だな。なんでも受け入れることができるってことはある意味、考えることをやめていることと同じなんだなと思った。

    3
    投稿日: 2025.04.05
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    序章から中盤にかけては、どちらかと言えばリョウにとっても悪い展開では無かった気がするが、途中から絶望の連続。 最後の文での個人的な解釈は、リョウは飛び降りたと思っているので、終始可哀想だった。 こんな本を書ける米澤先生は(良い意味で)頭がおかしいと思う。

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    最後の1行がゾクッとした。 サキの世界を見て挫折しても、最後は前向きに人生をやり直す話を想像していたが、自殺を仄めかす終わりで驚き。主人公の性格は苦手だったけど、まだ中学生と思うとさすがに気の毒に思う。 他責や運のせいにせず、自分で行動を起こすことが大事だと改めて思った。読んでいる時より読み終わった後の方が考えさせられる作品。

    7
    投稿日: 2025.04.01
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    とにかく読んでいてしんどい。 パラレルワールドを経験したことで 自らの存在価値を認識したうえに 元の世界に戻されてしまうという絶望感。 そしてなぜ最後にツユ? これは自分の想像力が足りていない。

    0
    投稿日: 2025.03.31
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    けんごさんの紹介で気になり読みました。 心が元気なときに読むように、とのことで元気なときに読みました。 これは元気がないときに読んだら引っ張られるな、と思いました。 東尋坊や金沢に行って空気感を味わってみたいと思いました。

    1
    投稿日: 2025.03.24
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    賛否両論あるようですが、自分にとっては圧倒的に賛でした。自己肯定感が低い奴はとりま読め!主人公と自分が重なって、物語の世界に入り込むことができるから、事前情報を入れずにとにかく読め!嫌な気持ちにはなるけど、自分は責任負いません。ただ、心をズタボロにされる訳で無く、ちょっとピクつくくらいの刺激。しかも、あまり長くないので読みやすいです。いやー良い読書体験でした。

    7
    投稿日: 2025.03.22
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    終始暗い作品だった。 主人公の性格が僕自身の性格と少し似通った部分があった。(無論本当に少しだけだが) 何を経験したらこのような小説が書けるんだろうか。物語の終わり方も絶望的な描写だった。

    1
    投稿日: 2025.03.20
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    ボトルネックは自分だったと気づいた時の虚しさ辛 私はネガティブだから自分の自分の世界のボトルネックになってるのかと思ってしまうなあ 最後お母さんにそんなこと言われたらもう飛び降りちゃうのが楽な気持ち 話関係ないけど、全体的に読みづらかった

    0
    投稿日: 2025.03.19
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    あらすじ 恋人ノゾミの自殺から数年後、その地を訪れたリョウは、崖から落ちて死んでしまう…と思われたが、目が覚めると近くの公園。そして家にはサキという女性。ここはどうやら自分が生まれなかった場合のパラレルワールドのようなところであった。 サキと両世界の違いを比較するうちに、リョウはある結論に気づく。 感想とネタバレ ものごとに無関心のリョウに対して明るい、お節介なところもあるサキ。サキの世界ではリョウの世界よりもいい環境であることが多く、リョウは結論自分自身がボトルネックと悟り、最後は死を選ぶ…のか? タイトルに意味があるという事前情報があったので、ボトルネックが自分であるというところは早い段階から想像できた、、、 基本リョウとサキの会話ベースで読みやすく、最後のリョウが現世に対して喪失感を感じておそらく自殺するところまで真っ直ぐに気持ちが沈む感じになる。

    1
    投稿日: 2025.03.15
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    恵まれない家庭環境に育っているリョウとサキ パラレルワールドでの体験を進めるうちに、自分ではなくてサキだったらノゾミの死を防げたと知った時のショックといったら…

    0
    投稿日: 2025.03.09