
ローマとギリシャの英雄たち 〈栄華篇〉―プルタークの物語―(新潮文庫)
阿刀田高/新潮社
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総合評価
(2件)2.5
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powered by ブクログ黎明編の次にこっちも(ただし買ったのはこっちが先)。 やはり、アレクサンドロスとカエサルはおもしろい。古代史の英雄の中でも燦然たる輝きを放っていると思う。 ただ、こういう読み物はどうしても塩野七生のローマ人と比較してしまうのだけど、アントニウスに重きが置かれていた。カエサルも、塩野七生みたいにべたぼれしてる!というよりは軽快な語り口で、悪いこともしてたけどね、みたいな感じ。それでもいいやつだったのだ感はぬぐえない。さすがカエサル。 デモステネスもなかなか興味深い。弁舌だけでのし上がっていくことが可能だった時代からすると、今の政治家のスピーチはいかなるものか。 プルタークが選んだ英雄からさらに阿刀田高が選別した英雄(に限らないのか)が24人、それぞれ個性あり、ただわりとまともな最期を遂げた人がいない。英雄とはそういうものなのか。
0投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ2011/7/3 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2014/7/20〜7/28 後半はアレキサンドロス、カエサル、アントニウス、ブルゥトゥスら有名人も登場。でも、あまり入り込めなかった。阿刀田さんの解説は素晴らしいと思うが、単に私の嗜好のせいであろう。
0投稿日: 2011.07.03
