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まっすぐ進め
まっすぐ進め
石持浅海/河出書房新社
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総合評価

16件)
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    ミステリーに見せかけたラブストーリー。 二組のカップルが登場します。 1話目の話時にはまだカップル成立はしていませんが、二組目のカップルが成立するまでの話が1話目。 とある本屋である女性に一目惚れをする主人公。 飲みの席で友人カップルにその女性の話を彼はします。 片方の手首に2つの時計をしている彼女。 友人たちはその女性に心当たりがあり、次の飲みの席に彼女を招待します。 何故、彼女は手首に2つの日にちの異なる時計を常に身に着けているのか。 その謎を主人公が解いたのち、もう一組のカップルが成立。 2話目以降の友人カップルの謎についても主人公は解き明かしてしまいます。 いくつかの謎を主人公は解いていきます。 最終話では1話目の謎にまつわる謎を解き、彼女から2つの時計のうち1つを託されます。 とりあえず、百聞は一見に如かずですので興味ある方は自分で読んでみてはいかがと。

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    緻密なロジックとラブストーリーが見事に融合した異色のミステリー。 「左手首に二つの時計をはめている理由」といった日常の謎をロジカルに解き明かす連作短編集。 置かれている状況や他者の言動を元に推理された真相には毎回驚かされる。 主人公の直幸とその恋人である秋。 いつまでも見守っていたい二人だった。

    0
    投稿日: 2022.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋愛ものとしては薄甘くて結構好きなんですが、ミステリとしてはなかなかもやもやします。日常の謎と思いきや、真相が重めのものが多いからかと思うのですが。 その中で、主人公友人の恋愛・親子愛を楽しめる一編、『晴れの日の傘』は癒されました。 これは内容関係ないんですが、表紙のイメージから勝手に主人公とヒロインは学生だと思っていたので、読みだして少しびっくりしました。

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    投稿日: 2022.06.19
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    最後の章の「まっすぐ進め」は良かったのですが、それまでのお話しの謎解き部分がチト私には合いませんでした 謎解き部分なんですが、おー!なるほどなぁー!こりゃやられた!。な感じではなくて、えー!?そんなこと思いつくなんて不可能でしょ??な感じでした 推理が飛躍しまくりな感じでしょうか… 川端くんは「はらたいら」並の宇宙人ですな(^_^;) あぁ…昭和人間なのがバレてしまった…

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    投稿日: 2022.01.24
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    日常の謎を解いていく連作短編で、こういうお話は大好きです。でも謎が日常のものにしては少し重いですね。この物語は実は綺麗なラブストーリーでもあります。彼女が隠していることが気になって、一気に読んでしまいました。二人が幸せにまっすぐ進んでいくために、それがたとえ正しい答えでなかったとしても、彼は必要な答えを出してくれるにちがいありません。解説が東川篤哉さんなのですが、鵜飼探偵と朱美の会話で進むショートストーリー仕立てになっていてとても楽しく、得をしたような気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    川端直幸が目を奪われた長身の女性の立ち姿,なぜ彼女は左手首に2つの腕時計をしているのか。という謎に始まる連作短篇集。日常ミステリだが,恋愛にまつわる人の気持ちをもロジカルに読みとこうとする試み。東川篤哉氏の解説(鵜飼探偵と朱美の2人が語る形式)も秀逸。(文庫で再読)

    0
    投稿日: 2018.11.26
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    偶然見かけた絵画の様に美しい女性に釘付けになる。しかも彼女は左腕に時計を"ふたつ"つけていた。 彼女が親友カップルと同じ会社だった為にお近づきになることが出来る主人公は、様々な日常の謎を解いて行く。 面白かった。でもこの主人公が実在したら、ちょっと面倒くさいかも(笑)

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    投稿日: 2018.04.19
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    「主人公が一目惚れした美人の秘密」にちょこちょこと伏線をはるので期待が高まりつつ、いくつかの短いミステリーをちょうど良い塩梅で間に盛り込んでいるので、するすると読めました。 推理過程を描くのに重きを置いているのが「事実」より「感情」なので、心が引き込まれます。 「犯人特定」など、解決が目的ではないときの推理。主人公が、今生きる人の希望になるような解釈を本当の答えにしているように見え、「思慮深くて、洒落っ気がある」との本文中の形容に納得です。 あとは、余談ですが、「自分の本棚を見せるのは、自分の内面をさらけ出すことだ。」という文に共感。

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    投稿日: 2017.04.02
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    人の言動を表面的に受け取るのではなく、観察力と考察力によって本質を推理する主人公が、座間味君に近くて非常に石持作品らしい。 氏にしては珍しく恋愛が絡む内容ですが、かといって甘いだけのものではない。時には論理の展開を抑えきれずに非情な面も見せる主人公・直幸ながら、その根底にある優しさか周囲の人に伝わっているおかげでとてもスマートな存在として描かれている。 なかなか他に類を見ないタイプのロジカルな作風が好みです。

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    投稿日: 2017.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まっすぐ進むのは難しい。主人公の名前は「直幸」。幸せに向かって真っ直ぐ進む……という名前だけれど、本人は「行き先は分からない」と嘯く。 彼は一人の「美しい人」――高野秋を見かけて、彼女の腕にはめられた二本の腕時計を気にするようになる。二人は知人を介して知り合い、そして腕時計の「謎」を解いた直幸は秋と付き合い始める。けれど、直幸が本当に腕時計に秘められた事実を知るのは、この本の最後の話だ。 果たして直幸が秋に話した説が、正解なのかは分からない。今となっては知ることもできない。 それでも彼の説は過去に残って迷い続けていた秋を、まっすぐ導いてくれることだろう。 石持浅海さんの作品は、常識や、ときには倫理観までぶち壊して結末へと私を導いてくれる。 全部が全部好きな作品というわけではないが、迷ったとき、立ち止まって考えたくなったときに読むと、頭をリセットしてくれるような気がする。 また、じんわり好きな作品が増えた。

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    投稿日: 2016.03.26
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    石持流恋愛ミステリー。日常の謎。 雰囲気は『Rのつく月には気をつけよう』が近いか。 軽めの話から重い話まであり。 タイトルが素晴らしい。 東川篤哉さんの解説、ファンには嬉しい。 個人的には石持さんは、『アイルランドの薔薇』や『BG、あるいは死せるカイニス』のような、特殊な設定のミステリーが好み。

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    投稿日: 2015.08.23
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    作者にしては珍しい日常ミステリー。その人の行動・言動にどのような意味があったのかを論理だけで推察するという短編集。明確な答えは出せないが、おそらくこうなんじゃないかという結論で終わりがち。仕方がないことだが、ややもやもや感が残る。

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    投稿日: 2014.08.29
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    ジャンル分けが難しい.解説の東川篤哉さん曰く「ミステリファンにこそお勧めする恋愛小説」ということらしい.5編からなる連作短編.どの話も好奇心そそられる話ばかり.利き腕に腕時計を2本巻いている美女.居酒屋で互いにワインを1本ずつ飲み,残りを持ち帰るカップル.迷子の少女に脱げないように縫い付けられたリュックサック.亡き父が将来の婿にと託した一本の使い込まれた傘.どの話もとても素敵なミステリでした.おススメします!!

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    投稿日: 2014.07.23
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    とってもロジカルな展開での謎解きを得意とする石持浅海さんですが 今回はそこに恋愛の要素をたっぷりと。 章ごとの謎あるいは事件を解決する主人公は会社員の直幸。 ある日、彼は偶然訪れた大型書店でかなりの美人を見かける。 そんな彼が、今は別の会社に就職した元同僚にその話をしたところ、 元同僚とその彼女が勤める会社の先輩であることが判明する。 それをきっかけにふたりは知り合い、関係を深めていくのだが、 美人の彼女にはなにか暗い秘密があるようで・・・といったお話。 今回もまたかなり論理的な思考から真相へと辿り着くミステリと なっています。日常からそれほどまでに考える人はいないだろうと ツッコミを入れたくなるほどに。 主人公が気づいた真相は救いのないものだったり、逆に救いになったり、 あるいはただの推測でしか無いものだったりと必ずしも読後感は 爽やかではないけれど、それでもこれはハッピーエンドなんだろうな。 直幸が、そして、直幸に関わった人たちが、 これからまっすぐに幸せへ向かって進んでいけてたらいいのにな って思いながら読後の余韻から覚めたのでした。

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    投稿日: 2014.05.21
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    ん〜正直イマイチ。 恋愛要素ありミステリ要素ありだけど、恋愛小説としてもミステリ小説としても物足りない。 最初に主人公が本屋でキレイな女の人に一目惚れするところから始まってて続きが気になって買ったけど、その後の展開とかちょっとできすぎ…のような。初めに提示された謎解きに関しても、衝撃的な内容であったにも関わらず「ふ〜ん」っていう感想しか持てなかった。なんなら東川篤哉の解説のほうが面白かったかも(笑) あと個人的には脇役(?)で登場する黒岩達の話も最後までもっと盛り込んで欲しかったなぁ。

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    投稿日: 2014.05.20
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    強引というか不自然というかなんというか。 これみよがしにBaby-Gを2つつけてみたり(もっと目立たない腕時計はほかにもあるのに)、ひとつが黒で、それを恋人に渡してしまう秋の行動に、自分を救ってくれるのは男性だという過剰な自意識と、自分は男性にもてるという依存心と身勝手さがそこかしこに感じられて、私はあまり好きになれなかった。 短編それぞれのなかで語られる謎の推理も飛躍しすぎていて、納得できなかった。

    1
    投稿日: 2014.05.18