
スクレイリングの樹
マイクル・ムアコック、井辻朱美/早川書房
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(3件)3.3
| 1 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 1 |
powered by ブクログなんかおかしいなぁと思ったら、前巻からエルリックのシリーズの新三部作ということだった。苦手なファンタジー色が強い。かといってエンターテイメントとして面白いかといえばそうでもない。ついに「なので」言葉も登場してしまったのがとどめ。言葉は生き物だから時代に合わせて変化していくというのはわかるから百歩譲ったとしても、これまで見事な訳文で感動すらしてたからなぁ。この物語の舞台は第一次対戦後のはずでそのころそんな言い回しはないし、なんか全体的に冴えない文面。気のせいか、これ下訳のままなのではと思わせる文章が続く感じだし。初期のスペースオペラにも見られるエセ理論をいくら積み上げてその世界を説明しても説得力ないんだよね。説明しすぎ。4巻までのエルリックの物語は、こてこてファンタジーでエセ理論の積み上げの偽物の世界ではあったけれども魂をえぐる描写があった。しかしこの3部作にはそのエグってくる感じがない。久々の途中ギブアップとなった。まとめ買いしたのにな〜。買いだめしてしまったムアコックの他のファンタジー作品群についても急に不安感が増してきた。げっそり。
7投稿日: 2025.09.27エルリックシリーズのお約束
として、物語の後半は非常に雑です。 逆に言えばそこがファンタジーで面白いわけですが。 ゲイナーはどうなるんやろか。超かませ犬的扱いですねえ。 ホワイトクロウの役割は何だかなあ。三位一体の永遠の戦士ではあるのですが…。 ファンタジーとしてはまあまあです。それにしても、伏線の無茶な回収が多いです。 でも、面白くはありますよ。 星は5つです。
5投稿日: 2016.10.30
powered by ブクログ前巻に比べたら格段に面白かったー。 ウルリック紹介パートを経て、いよいよ現実世界編という感じ。 前三部作の設定もうまく編み込まれてた。
0投稿日: 2012.12.13
