
現代語訳 福澤諭吉幕末・維新論集
福沢諭吉、山本博文/筑摩書房
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総合評価
(3件)3.3
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powered by ブクログ勝海舟や榎本武揚を批判した痩せ我慢の説など収録。ちゃんと批判した相手に文章を送っているあたりが現代人のブログと異なり正々堂々としている。 内容の正誤は兎も古びない描写は流石。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ本書は、福沢諭吉の数多くの評論のなかから「旧藩事情」「痩我慢の説」「明治十年丁丑公論」「士人処世論」を現代語に翻訳したものであるが、現在読んでも興味深く面白いと思った。 「旧藩事情」は、150年も前の日本社会の実情を手にとるようにあらわしている。しかも福沢諭吉は「この冊子は今は陳腐であったとしても、50年の後には逆に珍しく貴重な書物となり、歴史家の一助となるに違いない」と前書きで語っているなど、充分にこの書の価値を自覚しているなど、さすが幕末・明治を代表する知性人と驚嘆する思いがした。 「痩我慢の説」での勝海舟と榎本武揚への批判の内容は、現在の目からは同意できにくい点もあるかと思ったが、これが当時の武家階級での教育をうけたもの達の価値観であったのだろうと、興味深く読めた。 福沢諭吉は、明治政府につかえることはなく、在野の教育人として活躍した有名人であるが、くの教え子が「福沢山脈」として明治期の社会の各層で活躍し、強い影響力を誇ったと聞く。しかし、そのキャラは本書ではよくわからないようにも思える。 本書は、福沢諭吉の知性人としての一面はよくわかったが、福沢諭吉個人の顔があまり見えないようにも思え、ちょっと物足りなく感じた。
0投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログ「福翁自伝」や「学問のすすめ」では分からない福澤諭吉の一面が強烈に分かる本。勝・榎本を一蹴し、西郷を守るための論陣をはる。武士として大切な「やせ我慢」の大切さを説き、官僚偏重ではなく民の重要性を説く。破天荒な福澤らしい主張が小気味よくまとまっている。
0投稿日: 2012.05.01
