
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大きな括りとしてはSFなんだけど、より正確に言うならメタSFなのかなぁ。ここらへんの細かい分け方はあまり良くわかってないんだけど。 人を選ぶ作品だし、設定も一言では言い表せないんだけど、SFスキーとしては「スタッシュ」の役割とか結構気に入ってたり。 ブラックホールに落ちていくような混沌と、しかし確かにそこにある骨子と呼ぶべき論理。 やりたいことやってんなー、みたいな読後感想でした。もちろんいい意味でね。
0投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログSF小説に読み慣れたSF小説ファンが好きそうな小説。 難解で突拍子も無い展開が多く、自分にはあまり理解できなかったけど、その辺のSF小説とは違う物を読んでる感は得られた。
0投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ「その独創的な内容で選考会でも物議を醸した」と裏表紙に書かれるような本。 うん、わけわからんかった。メタSF、もしくはメタメタSF、かな? あらすじをうまくまとめることは出来そうにありません。 なんとなく理解できそうなところがまたタチ悪いというか、結局理解は出来ないように出来てるような気がする。 「後藤さんのこと」くらい突き抜けると諦めも付くという物だけど。 いろんな伏線がリンクしていく気持ちよさがあります。 まったく異なる知性同士が「翻訳」されて、お互いにコミュニケーションできるようになっているとか、感情操作薬エンパシニックとか、「スタッシュ」の概念とか、大量に盛り込まれているSFガジェットがそれぞれレベル高くてとても楽しいです。 総じて言うなら、大変面白かった。(特に現代の)SF的な面白さに溢れていると思う。 がんばって読み解こうとすればさらに面白いだろうな。 その気力が出たらチャレンジしてみたい。
1投稿日: 2019.08.25
powered by ブクログ惑星タヴに行った中盤ぐらいから面白くなってくる。 デジャヴ表現が良かった。 でも理解するのは難しい。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログオビに神林長平氏の選評「この本には、およそ言語化しうる全ての謎の答えが、書かれている。」って一文が載ってて、「フムン。読みます。」というわりと不純な動機で読んだ。さて。なるほどわからん!言葉とか意識だとか神林クラスタホイホイなテーマはわんさか出てくるからわりと楽しく翻弄されるし、冗談とポエムと言葉遊びと詭弁も混ぜてみましたってかんじで意味が分からないけど笑えた。
0投稿日: 2014.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単一の起源を持つ地球由来の人類が広く宇宙に広がり、時間的・空間的距離から人類がその形態を大きく変えた遠未来。人類同士は超技術によって彼ら自身の認識を「翻訳」することでコミュニケーションを取っていた。しかし、何らかの理由によってこの「翻訳」の機構に不具合が生じつつあり、それが原因となって宇宙規模のカタストロフィが予感されている。宇宙の為政者たちはその原因を探索するために主人公を異世界に送り込む……というのが基本的なストーリー。 主人公は送り込まれた異世界において時間と空間の概念が逆転している生物と遭遇し、彼らと共にこの異常事態を生じさせた主犯を追うことになる。ここにおいて時間や空間といった基本的な概念すら「翻訳」されうることが示される。一方、探索の過程で問題となってくるのが「翻訳」されえない概念である「ヨヒ」であり、この概念を正しく理解することがすなわち原因の究明において重要になる。 混乱した事態をさんざんさまよった主人公たちは、最後の最後にこの事態の主犯を探し出すことに成功し、それに対して問いかける。主犯とはすなわち読者であり、つまりこの物語が読まれる=解釈される=読者なりに「翻訳」されることによって、この物語は駆動され、また(作者によってもたらされる)読者の理解の混乱がすなわち物語を混乱させているということが理解される。「ヨヒ」とは作中の人物に取っての私であり、まだ読み手によって理解された作中の人物にとっての私であり、またそれを駆動する読者自身でもある。また、ここで、物語の終着点においてその探索の対象物に対して問いかけを行い、これによって世界の不完全性が修復される、という物語を持つ本書がまさに古典的な聖杯の探究譚であることが明らかになる。読者がこの物語の自己回帰的な性質を正しく理解したとき、物語は正常性を取り戻すのだ。 このような具合で、自己認識を主題にした自己回帰的なメタ・フィクションを古典的な聖杯探究の物語として現出させたというなかなか凝った小説なのだが、この本筋そのものは必ずしも目新しいものではない。また、様々な要素が盛り込まれているものの、これらを1つの物語作品として統合しきれていないように感じられ、全体として散漫な印象を持った。さらに、この読者という聖杯に至る前の探索の風景を描写する表現がいささか軽浮に過ぎるように感じられる。せっかくよい主題をよい方法で描いているのだから、もう少しシリアスな、本格的な書き方をしてもよかったのだろうが、これは作者の作風によるものだろう。 主人公の1人の名前が『スキズマトリックス』を思い出させる「リンジー」であるところ(冒頭で述べた本書の世界観などはまさに『スキズマトリックス』の延長といえるものだ)など、過去の SF へのオマージュにあふれ、 SF ファンにはずいぶん楽しめる作品ではあるが、しかし、 SF の歴史に残るような傑作とまではいえないのではないか。
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログ第1回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。傑作! 言語SF、メタSF、世界創生、荒唐無稽な、ワイドスクリーン大ヨタ話。けっこうこういうの好き。次回作にも期待。
0投稿日: 2014.03.31
powered by ブクログSFの名を借りた純文学。小野寺整がすべて詰まっている。世に出るにあたってブラッシュアップされたバージョンも楽しみだけど、今、トーラーに辿り着いた彼の新しい物語もまた待ち遠しい。
2投稿日: 2014.01.21
