
総合評価
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powered by ブクログ女にも逃げられた無職の若者に手をさしのべたのは、金貸しの老人だった。若者の再生を通して人生の意味を感動とともに描く巨編。 何も知らずに宮本輝 おびさんの「泥の河」の方ね 上下巻で700ページ弱… 初めての宮本輝には丁度良い長さ♪ 文章が関西弁…京都弁か。 心地良い文体と激烈な出来事が起こることもない 青年と金貸老人のやり取り 上巻読み終えるのに何度も睡魔に負けた笑 つまらないからじゃないのです! 面白いけど眠くなるって初めて! 宮本輝マジックか( ̄▽ ̄)笑 さあ坪木仁志よ! 気合い入れて働いて働いて働いて働いて 叱られて叱られて叱られて叱られて 30年後のお前を見せてくれ!! 下巻へGOε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
49投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ宮本作品を10年ぶりに読んだ 過去10作品以上読んでいるのに、作家の名前すら忘れていた 下巻が楽しみであると共に、これを機会に宮本作品を読み直してみようかと思う
1投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログ日常生活に疲れてしまい、宮本ワールドに浸りたくて再読。 心の優しい人たち、美味しそうな料理、京都の街並み、付箋を貼りたくなる言葉の数々…。 とても心地よい時間を過ごせました。 下巻もゆっくり読み進めたい。
5投稿日: 2024.09.06
powered by ブクログ佐伯の強引さに最初はついて行けず つまらないかもと思ったのは杞憂に終わった 鍼灸の専門家 焼き物の専門家 料理の専門家等 修行が必要な職業が出てくるに伴い 心に響く文章が飛び込んできた 読書感想文を書く訳でもないのに 付箋を貼りながら本を読んだのは初めて 後で書き抜こうと思う 下巻に続く
14投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログ宮本輝さんの作品にはいつも感動させられます。今の自分が主人公の立場だったら、この状況から逃げてしまうだろうと思いながらも、逃げなかったらこうなっていた話が書かれている気がしました。下巻が楽しみです。
14投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ登場人物の心理描写、出来事の時系列がパズルのような順番で書かれている。 主人公の人間らしい心情が繊細に書かれている。 下巻が楽しみ。
1投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分を磨く方法を教えるよ 働いて働いて働き抜くんだ。これ以上は働けないってところまでだ。もう一つある。自分にものを教えてくれる人に、叱られつづけるんだ。叱られて、叱られて、叱られて、これ以上叱られたら、自分はどうかなってしまうってくらい叱られ続けるんだ。このどっちかだ 自分は師匠からどれだけ叱られたことがあっただろうかと考えさせられる一文だった。
0投稿日: 2021.06.01
powered by ブクログ上巻読了。 宮本さんらしいヒューマンドラマだなぁという印象。 今までの人生を中途半端に生きてきた30歳の仁志が、金貸しの佐伯老人と行動を共する事によって成長していく展開です。 文句や愚痴をいう事もあるけれど、佐伯老人の膝に自らお灸をしてあげるなど、割といい奴な仁志。彼の人としての性根に見込みありとした佐伯老人に、時々めっちゃ叱られながらも今後の展開で仁志がどう変化していくのか、下巻が楽しみです。
5投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログ今は廃れた修行という言葉だが、この本を読むとこの古い修行というものに憧れを感じる。自分には30年という時間は残されていないが、これからでも何かひとつ取り組んでみたいという気にさせられた。
0投稿日: 2018.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーでもファンタジーでもないお話を読むことはあまりないので、淡々としたストーリーだなぁという感想。 夢を持てない若者が、老人との数日間で、人生を変えられるのか。 とりあえず下巻を読む。
0投稿日: 2017.05.23
powered by ブクログ迷える若者に読んでほしい1冊だと思う。 なぜ注目されなかったんだろう。はっきり言ってそう思う。 主人公の男は何をやっても中途半端なままで来てしまった30歳。 でも佐伯老人との出会いが人生を変えていくことになる。
0投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログ「現代人には二つのタイプがある。見えるものしか見ないタイプと、見えないものを見ようと努力するタイプだ。きみは後者だ。現場が発しているかすかな情報から見えない全体を読み取りなさい」 佐伯はそこでひと呼吸置き、 「きみは後者だ」 と繰り返した。 「これも偶然やないんですか?」 と仁志は訊いた。 「なんでもかんでも、すべてのことに意味があるんだよ。きみはこれからそれを思い知っていくよ」
0投稿日: 2015.05.29
powered by ブクログ優駿以来何十年ぶりに宮本輝の作品を読んだ。 やっぱりいい小説を書くなぁ。まだ上巻だけなので結末は分からないが、若者が再起へ向けて頑張っていく姿が良く描かれていると思う。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2015.05.28
powered by ブクログ坪木仁志は、無職で貧しくさえない生活を送っているが、近所の老人佐伯平蔵から金を借りたのをきっかけに彼の運転手のアルバイトをする。仁志の純粋さを見込まれ、佐伯の奇妙な仕事を引き継ぐこととなった。2015.2.7
0投稿日: 2015.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ダメな主人公の隠れた高いポテンシャルを見抜いた老人が、自分の事業の後継者にしていく話。んーちょっとムリがあるでしょう。
0投稿日: 2015.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事になんとなく気持ちが入り込まない。。。 親に勧められて なんとなく読んでみることに。。 「現代人には二つのタイプがある。見えるものしか見ないタイプと、見えないものを見ようと努力するタイプだ。きみは後者だ。現場が発しているかすかな情報から見えない全体を読み取りなさい。」 まさしく今の自分は前者で、頭が固く困っていると感じていた。見えないものを見ようとする努力が足りないのだ。そういうことを母は言いたかったのだと感じた。恥ずかしいような悲しいような気持ちだ。 ただ最後の方に出てきた、自分を磨く方法。 本当にそうかもしれない。60歳まで働き続ける使命を背負うなら、そういう心持ち働けばあっというまなのだと思う。逆にそうでないと、同じつらくとも60歳になった時に何も残らないのかもしれない。今からでも遅くないと思い、自分は何ために、30年後の何のために働くのか、考え直そう。そう思えた。
0投稿日: 2014.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
30歳の主人公が75歳の老人から、人生を生きるのは何なのかと指南される。今後、どのように主人公が成長するのか目が離せない。 40歳を過ぎた自分にとっても、耳が痛い言葉が多い。
0投稿日: 2014.07.24
powered by ブクログ自分の30年後を想像してみた。 この本を読まなければ考え無かった事だ。どうしても短いスパンでモノを考えてしまう世の中で、30年と言うのは考えた事が無かった。 本の主人公は、一人の老人と出会い支えられ、自分という原石を30年かけて輝かせていこうと考えるようになる。30年後を目指すと言う事はどういう意味を持つんだろう。 一つにそれだけ長く続けると言う強い覚悟を生む。そして真剣に今何をするべきか考える。 目先の事に囚われず長い目で物事を考えなくてはいけないことを知る。 人に真摯に向き合い、高い志で、使命感のようなモノも持つことも必要だと気付く。 30年続けると言う事は、それだけ多くの苦難も訪れる。それでも辞めずに続けるには、今から弱音をはいていられないのだ。自分の限界が訪れても、30年後の自分を考えそれを支えにして踏ん張らなければならないと思う。 30年後を考えると言う事は、今の自分を支え、自分を実直に保つ物差しのようなものになるかもしれない。 時や時間と言う目に見えないものが、支えや物差しになると言う考えに出会えた本だった。
1投稿日: 2014.01.26
powered by ブクログ人間と森の再生をかけた物語。今からでも三十年後の人生を見据える生き方ができたらと思いました。人生を迷ってる人に読んで欲しい。
0投稿日: 2014.01.19
powered by ブクログ何のとりえもなく希望もないような若者が、金を借りた老人との出会いや多くの人との触れ合いの中で一人の大人として成長してゆく心温まるゆっとりとした宮本輝独特の世界観。 金持ちの贅沢なゆとりのような雰囲気が若干気にかかる。
0投稿日: 2014.01.15
powered by ブクログ近所に住む年配の男性に出会いその人に見込まれた仁志。先方のペースに引っ張られながらも自分なりに将来のシナリオを描き一つ一つ納得しつつ付いていく。
0投稿日: 2014.01.14
powered by ブクログ三十路落ちこぼれ青年の物語 この年になると、ワクワクした希望よりも、ドキドキする夢よりも、現実の生活を見据えないといけなくなる。さみしいけれど、そうやって、青春は終わっていくのだろうか。 けれど、それは、終わりではなく、はじまりなのかもしれない。 はじまりを導き出してくれるものは何だろうな。 読みながら、そんなことを考えた。 下巻に続く。 2013.12.30
0投稿日: 2013.12.31
powered by ブクログ人生が救われる言葉は存在する。仁志は佐伯老人からいくつもの言葉を得、彼自身も知らなかった自分の心根を見つけ出していく。生きていく上で自分を本当に育ててくれるのは圧倒的な力を持つ師である。身近に尊敬できる人なんていない、というのは人生とまともに向き合っていない証拠なのだ。本当に悪い人間が出てこないだけに、仁志の考えや行動に強く引き込まれていく。下巻の展開にも期待が高まる。
0投稿日: 2013.12.09
powered by ブクログ久々の宮本輝氏の作品。10年くらい前まではよく読んでいたけど、最近は上巻の途中で中断してしまうようなことが多くて。これは久々に貪るように読み、マーカー片手に線をひきまくりました。宮本氏の作品には得てして佐伯さんのような人物が出てくることが多いような。何もかも見透かしたような感じ、人生の指針を与えてくれるような。実際には自分はそんな人物には出会えないので、主人公にかけられた言葉を咀嚼して自分に当てはめて、未来を見据えようと感じさせてくれる。私が今、このタイミングでこの本を読んだ。これもまた必然なのだろう。人生を変えるかもしれない、もしかしたら変わらないかもしれない、決意を迫られている今。
0投稿日: 2013.12.02
