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「いいね!」が社会を破壊する(新潮新書)
「いいね!」が社会を破壊する(新潮新書)
楡周平/新潮社
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総合評価

27件)
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     1988年に世界で14万5千人の従業員を抱えて世界一のフィルム企業イーストマン・コダック社は2012年にチャプターイレブン(会社更生法)適用となった。絶頂期には1ドルで70セントの利益が出ると言われた、フィルム・現像・プリントの各段階で利益が見込めたからだ。ご想像の通りその凋落の要因は、デジタル化です。フィルムレスのデジタルカメラの登場に加えスマホで高画質カメラが搭載しかも瞬時にネットに掲載や共有、メールでのやり取りも出来る。一部のマニア等以外には必要とされなくなった。  書籍も同様だ。amazonを筆頭にネット販売で実店舗書店は世界中で激減している。日本は再販制度で本の定価が決まっているのでネットでも実店舗でも価格差は無いが利便性や在庫数には太刀打ち出来ない。更に今後は電子書籍が普及すれば、出版社は大幅縮小し取次・書店・製本・紙業・印刷業・物流業に多大な影響が出るのは必至だ。私自身は、紙派だが今後電子書籍が相応の価格(紙に比べて圧倒的に低コスト)になれば、保管場所、即時性、特にエコの観点から電子書籍を勧めざるを得ないと思う。  上記二点は、イノベーションだがこれ等ITイノベーションは高度デジタル化と通信インフラ向上によって、雇用や機会の喪失をもたらし極一部の人間とプラットフォームを有する企業だけが有利になるのが、現在のイノベーションだ。既得権益を壊し新たな産業を生み出すが雇用を生み出すものでは無くなってきた。  本書の題名、''いいね!が社会を破壊する''とは、決してソーシャルメディア等の反応を示す''いいね''では無く、日々進化するIT化による超効率化や生産性向上による弊害で雇用や賃金が守られなくなり、素晴らしいITを駆使したインフラも利用する人が限られやがて衰退するのでは、という懸念だ。  AI化やロボット化は、確かに素晴らしい人に代わって頭脳・肉体労働を行なってくれるだろう、では人は何処へゆくのか? ロボットへの前後準備作業や手作業でないと出来ない本当に単純な労働、もしくは高度で人としての感覚が必要な頭脳労働。超二極化されつつ有るのでは無いでしょうか、

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    投稿日: 2021.07.19
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    フェイスブックによる個人情報の流出に危機を唱える、という趣旨の本ではない。いやそれどころではなく、アマゾンが仕掛ける物流改革やネット通販による流通破壊、そして大型量販店やLCC (格安航空会社)などによる価格破壊と、利用する大多数の人々が「いいね!」と思っている便利なネット環境が逆に人々の雇用を奪い、さらには社会を破滅させる危険性に警鐘を鳴らしたもの。 世界最大のフィルムメーカーである米イーストマン・コダック社に15年間勤めた著者自身が2012年にその倒産を目の当たりにした経験から、好調を続ける優良企業までもが陥る罠と、消費者の取るべき方策について提言する。昔からのことわざ・「タダほど怖いものは無い」の真意を罪のない一般市民が身を以て痛感するのは、そう遠くない未来なのかも知れない。

    1
    投稿日: 2020.12.12
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    本のタイトルと内容にギャップあり。売るためのネーミング。 ・フィルム式のカメラからデジタルカメラに移行した話、コダック社。 ・紙の本からいずれデジタルデータの本が主流になる話。 ・フェイスブック、ツイッター、LINE等による個人情報をIT企業が握り、それを国家が使う話、安易に著者が不安を煽るような内容ばかりだった。対策、解決案もなし。

    0
    投稿日: 2019.08.12
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    技術革新、特に近年のインターネットの目まぐるしい発達によって雇用が失われ、社会が崩壊するという。 様々な例を用いて考察しており、たしかにそうだなと思う点も多いが、そうは言っても技術革新は否応なく進むし、それなら明るい未来を想像したいと個人的には思う。 また、フェイスブックやLINEなどのことは登場するが、「いいね!」についてはほとんど出て来ない。 他の方の感想にも書かれているが、論旨と表題が合っていないので2点。

    0
    投稿日: 2018.08.03
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    良かれと思って進んだ方向が実は自らの首を絞め始めている。という現実を突き付けている。たまには立ち止まってこのようなことを考えるのも良いと思う。

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    投稿日: 2017.06.22
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    冒頭、フィルムがデジカメに駆逐された例を取り上げ、イノベーションが巨大企業をすら壊すことあることを紹介したあと、ネットの進化によるさまざまな弊害に話が進む。 アマゾンによって流通業が激変し雇用が奪われること。Google検索、Facebokへの投稿や「いいね」によって、個人情報が巨大企業に徹底的に収集されてしまうこと。今後、それらの個人情報を活用したビジネスをGoogleやFacebookが開始した場合、便利さとともに、個人情報が社会に晒される危険性あることを指摘する。 読んでいて納得できる内容が多かった。今後、IoTによって自動的にさらに膨大な情報が収集されるようになり、しかもAIによってその活用が飛躍的に進むと、知らない間に大きな影響が出てくると思われる。 技術進化はポジティブにとらえているが、負の側面があることも認識し、その活用を考える必要があることを再認識させられた。

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    投稿日: 2017.04.27
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    タイトルでSNSについて書かれた本かと思い読んでみました。が、目次をしっかり目を通しておくべきでした。このタイトルにそぐう章は第4章のみ。 好みはあると思いますが、全体的に「ふーん」で終わってしまいました。

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    投稿日: 2016.01.05
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    facebookは、しばらく面白く使っていたが、そのうちどうでもよくなって、あんまり使わなくなった。てっきりその手の本だと思って読んだ。 しかし、しばらくはずっと、著者も在籍していたコダックの盛者必衰について語られている。それはデジタル化によるパラダイムシフトの事で、2000年ごろならともかく、今となっては終わった話、である。 かつて写真を撮る層は子育て世代とリタイア世代だったのが、今では誰もが写真を撮る。電子書籍でも同じことが起こる、と言っている。でもなんか、ちょっと違う気がする。 少し前(2013年)の本だから、もう知ってるよ、なんていうのはズルいかもしれないけど、ネット企業がどういうところから収益を上げるか、僕らのデータを吸い上げてビッグデータとして活用しているか、というのは、もうわかっていることだし、諦めてもいることだ。 さて、肝心の「いいね!」が社会を破壊する、の章に至っても、あまり「いいね!」のことには触れられていない。facebookの顔認証が、例えば公開されてしまったら。様々なことを自動化するgoogleによって、便利になる=職がなくなる、ということなどなど。「いいね!」は、自分の投稿について押してくれなかったら怒る、ソーシャルハラスメントみたいなことで触れられていて、著者はfacebookやったことないというから、なんか、やっぱりここもちぐはぐな感じ。 問題解決は示していないし、著者もそれを自覚している。それでも、やがてやってくる勝者なき時代、というのは僕も同感だ。スマホを握りしめ、寝るだけしかすることがない時代。みんなこれに憧れてたんじゃないの…?

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    投稿日: 2015.11.10
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    人間の欲求・便利が果ては自分たちに「負」の事柄が押し寄せてきて、皆が気付いたころには取り返しのつかないとんでもない事になってしまうのではないか? 「自由資本主義」もういいのではないでしょうか?

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    投稿日: 2015.11.10
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    「いいね」なのでフェイスブック系本かと思ったら、便利を追求してきたことで今の社会が出来、便利になったがその側面では雇用など色々社会を破滅させてきたという話。便利なもの、安いもの、タダなものに飛びつくのは人のサガとして全くその通りなので、逆に社会が今後もさらに便利を追求していく過程のなかで、自分としてどう接していくか今後のことを考えるきかっけになれたような本でした。

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    投稿日: 2015.02.21
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    タイトルからはソーシャルメディア批判かなと思いながら読んでみたが、なかなかFaceBookもtwitterも出て来ない。 それよりももっと高い次元から現代の情報社会(?)に警鐘を鳴らしている様な。 元々不安だったところに、更に不安が増したが、解決法や処方箋はくれない。 さて、どうしたものか・・・・

    1
    投稿日: 2014.11.14
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    「だれが本を殺すのか」(佐野眞一)を読んだ流れから購入してみた。楡周平だしね。 彼が以前に働いていた会社、コダックがカメラデジタル化のために倒産してしまった話から始まり、電子書籍とSNSの出現により出版のの世界も今や危ない、と世の中が変化しつつあることに言及。便利になればなるほど機械化が進み、人の力がいらなくなり雇用が減る。最近では3Dプリンターなる、優れた復元機能を持つ機械まで発明され、ここまで来ると工場も店もいらなくなる。ロボットが人間を駆逐するという恐ろしいブラックSFが現実になろうとしているのだ。 これからの日本経済はどのようになっていくんだろうか。私たちの子供や孫の時代に明るい未来はあるんだろうか。将来が全く見えないから今の若者はお金を使わず守りに入っている。だって会社に入ったからと言って将来が約束されてるわけではないんですからね。IT企業でプラットフォームを立ち上げたり、人気アプリを制作すればいいのかというと、結局お金を持たない人がこれから増えてくるとITだってどう発展していくか、保証はまったくない。 ネット生活のことは全て忘れて、少々不便でも昭和の頃のアナログな生活にリセットした方がいいのかもしれない。

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    投稿日: 2014.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今は優良企業でも、新技術が現れると潰れる。フィルムメーカのコダックは超優良企業だったが潰れた。デジカメがジョブ、決定的なパンチはスマホだった。そして、そのパンチはデジカメさえも叩き潰してしまいそうな勢いだ。 便利さの追求と「いいね」が雇用を奪って行く。暗い未来を予想する本だ。 クラウドは便利だがリスクもある。しかし、クラウドを紹介する多くの本にはそのリスクのことが語られていない。

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    投稿日: 2014.06.10
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    コダックの崩壊、 産業構造の大変革、 グーグル、フェイスブック、LINEのデータ管理 3Dプリンター、ただほど怖いものはない、

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    投稿日: 2014.04.12
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    携帯とカメラの融合、ブログという発信手段で市場にインパクトを与えた。 書店の減少は消費者の書籍へのアクセスに不便を強いることになっている。 ネットビジネスの最大のうまみはプラットフォームを握ること、電子出版プラットフォームを掌握すべく端末の普及を図っている。

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    投稿日: 2014.04.11
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    フィルムや書店、モノがデジタルに呑み込まれ、市場は十分の一以下、しかもプラットフォーマーが総取り。人が要らなくなり、雇用が失われる。 facebookが何で?と思ったのですが、もっと広く、出版界とデジタルメディアの話でした。良かった過去を持つ週刊誌読者向けの内容だと思いました。

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    投稿日: 2014.02.04
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    便利の追求が雇用を奪う 物流コスト、情報の非対称性、タイムラグなどが、現在の多数の企業が存在する必要条件となっているわけで、それがなくなれば経済学の原理、つまりは完全なる自由競争に近づくだろう つまり、無駄なものはなくなり勝者は限られる 結果、最後まで笑っていられるのは誰・・・? 結局は、モノを作る人じゃなくて、プラットフォームを作る人なんだろうか 何だかなぁ

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    投稿日: 2014.01.27
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    ITの発達によって、らくになるけど、その分雇用が減って、結局は自分たちの首をしめるというお話。。 確かに、だけど本人も書いているとおり、解決策がないなー。 全員がクリエイティブになるとか、無理だもんね。 やっぱり、求められるオンリーワンかナンバーワンになるしかないよ。

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    投稿日: 2013.12.29
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    情報産業の首根っこを押さえている、米国は21世紀も覇権国として君臨しつづけるのだろうか。 情報と金とチャンスと権力が集まる、東京はますます栄え、地方はますます疲弊する。 若い人は、チャンスをもとめて東京に吸い寄せられるが、  WINNERS TAKES IT ALL  希望をなくした若者たちで、東京がかってのニューヨークのハーレムタウンのようにならなければいいが。 というのがこの本を読んでの感想、というより連想です。

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    投稿日: 2013.12.19
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    より快適な、より便利な生活を追い求め、「無駄」の排除を続けた果てに生まれるのは、皮肉にも人間そのものが「無駄」になる社会という指摘にあるように、便利は労働を排除する。 ネット社会の身近な現実の事例を的確に分析して、説得力のある論調。 しかし、行き着く先は暗澹として、解決策が示されていないのは、解決策がもはやないということか。

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    投稿日: 2013.12.16
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    確かに、Facebookに登録したした顔で 街中の監視装置で認識されてしまうかも しれない。どう、便利なものと付き合って行くかが 大事だ。

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    投稿日: 2013.12.07
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    コダックの企業の変遷と、便利をもたらす機械化などにより仕事の質が変わっていく話は別な機会に論じたほうが良かったのではないかと感じた。 人が仕事に携わるということは付加価値をつけるということだが、機械化によりその作業は変わり続けていると思うが、社会的な構造も変わっているので、対応していけばよいのではないかと考えてみたのだがどうなのだろうか。 あと5年後、ネットスーパーなど、便利になったサービスがどう変わったのか、見届けたいと思う。

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    投稿日: 2013.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書レポート:「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書) 楡周平 著 | デジたろうとピアノ http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=4448

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    投稿日: 2013.12.01
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    簡単に要約すると下記のとおり。 ネットが普及することにより 仕事がなくなる。 貧富の差が広がる。 プライバシーが侵害される…などなど。 結果として未来は暗い。 似たようなことを多くの人が既に語っており, 新たな知見は特になかった。 上記のような問題を指摘した場合, では,「どうすればいいのか?」という問いが自然と出てくるのだが, 対策・処方箋は一切書かれていない。 現状を軽く俯瞰したいという人が読むといいかもしれない。

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    投稿日: 2013.11.23
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    コダックの崩壊理論。 レイイナモトさんの持論とあわせて読んだのでわかりやすかった。 しかし、筆者がフェイスブックをやっていないのに、いいね!をタイトルに入れるのは、ちょっと看板の上げ方がちがうのでは?

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    投稿日: 2013.11.18
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    タイトルにあるいいね!はフェイスブックのいいね!ではないのか。 いいものに食らい付いていく、便利なものを追い求めていくときのいいね!なのだ、と思う。 最初何の話をしているのかわからないまま、進んでいく。そういう風に感じたってことは、自分にとっては読みにくかったんだろうと思う。という言い訳。 便利を追い求めていくと、どんどん人間は自分の首を絞めていく。そういう論理は他の本でもたくさん言われていることなので、そういう内容を読みたいのであれば、きちんと専門的な方の著書を読めばいいのに、と思ってしまう。

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    投稿日: 2013.11.06
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    2012/1 コダックが会社更生法 かつての優良企業 イノベーションの波が雇用を壊す 会社の生き残りと雇用の維持は別問題  中小書店を駆逐したアマゾン すべては人手を減らす方向へ 人は経営の最大のリスク要因 ただのシステム 個人情報 フェイスブック 顔データベース 若者が将来の展望をえがけない 住宅と子どもが人生のリスク

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    投稿日: 2013.10.31