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悪女について(新潮文庫)
悪女について(新潮文庫)
有吉佐和子/新潮社
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総合評価

268件)
4.2
109
76
54
3
1
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    ちょっとびっくりな面白さ。単なる犯人探しではなく、人間の多面性や相対性、その中にある芯の深さと強さを考えさせられる。 証言が増えるほど「人物像」は崩れるのに、 最後に残る人物は、むしろ 強度を増して立ち上がる。 多面性は、弱さではなく生存の知性。 相対性は、流されることではなく現実理解の深さ。 結論として、芯がなければ幸せにはなれない。 これは、有吉佐和子自身が、才能と劣等感の中で努力し成功し、思いがけず批判されながらも生き抜いてきた結果として得られた人生論が骨格になっているのであろう。

    0
    投稿日: 2026.01.19
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     悪女ってどんな人なのかなトホホ考えると、色気があって賢くって小股の切れ上がった感じがするのはワタシだけでしょうか?騙されるってことがわかっていてもわかっていなくても、後味のいい騙し方をしてくれるのがきっと良い悪女なんだと思います。  主人公はまさにそういう人物で、本作を読んでいても本当に気持ちの良い行動をします。美しいことが好きなだけのこの人の行動が周囲をしっかりと巻き込みます。なんて言ってる今このとき、きっとワタシはもう後味の良い騙され方に一歩踏み込みはじ…  悪女に騙されるって、気持ちいいですよね〜。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    肉小路ニクヨさんとか色んな人がおすすめの一冊にあげてて気になってた本。 女の私が読むとキィーーーとなりますな。男性だと感想違うのかな。 今の時代だとどこかの段階でバレそうだけど、近いことしてる女性はいるんだろうな。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    人に対しての評価って結局、主観でしかなく、自分の見える角度によってそれぞれ異なるって事が 面白く書いてある。40年以上前の作品なのに私にとって価値ある作品だった。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    その五まで読み終わったが、もうこの話の中心である女のことが苦手で読み進めるのが嫌になった。 そう思いつつその十まで読んでいるが、唯一自分の為になったことは、簿記を勉強したくなったこと。会社の状況を自分でも分かるようになって株やNISAへの投資に活かすのも面白そうだと思えた。 自分で勉強を頑張り実際に活かしたことだけは凄いと思う。 ただ平気で人を騙せるところは恐ろしかった。 その十四まで読み終えて、少し自分の感じ方が変わっていることに驚いている。この子は本当の家族が欲しいことは偽りがなく、また金持ちを憎んで貧乏や不遇な人には優しくありたいのではないか。そういう意味で、清く正しくありたいと常に言っていたのではないか、と。だからと言ってこれを義賊だと賞賛する気にはなれないが。 ただ、様々な人の視点で話を聞くと、1人のことなのにまるきり印象が変わって、悪人にも善人にも思える。最終的に、たくさんの情報のおかげで完璧のように見えるキミコの見えづらかった人間味が垣間見えて、理解しようという気になってくる。 その五を読み終えたときの自分からは考えられない感情で驚いた。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の義輝の話を読んで、君子は美しいものが大好きな純粋な少女だったのだろうと思った。 美しいものの為なら悪意なく人を蹴落とせるし美しく魅せる為に平気で嘘もつけるという異常性をもっている。 悪びれもせず金や土地を奪う被害者にとってはそれは悪女にしか見えないだろうし、君子が美しく見せようとしている相手には潔癖で綺麗な所しか見えない。 鬼婆のような窃盗癖のある母親は美しくないので実の親ではないと嘘をつき、義彦が美しくない附子の嫁を貰う事を許せない。 元から飛び降りる動機はあったものの、 二十六人目の話を読むに年齢を若く美しく偽らずに適切な治療を受けていれば、死ななかった可能性が高い。 しかし最後に美しく死ねたので君子にとっては最高の結末だと思う。

    1
    投稿日: 2025.12.22
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    関係する人がインタビュー形式で主人公について語る形式が面白かった 結局死の原因は???だったが、関わる人によって善人にもなり悪人にもなる 人間って大なり小なり、こんな感じなのかもしれないと思わせてくれました

    0
    投稿日: 2025.12.17
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    めちゃくちゃ面白かった。 成り上がっていく女性の、無垢に見えて、計算しつくされたように見える生き方。インタビュー形式で色んな側面が現れる。人によって、見え方も捉え方も全く違うよね。二人の息子でさえ、全く異なる。男性たちの半ば都合の良い解釈、捉え方。 それにしても、小中学生の時分に、自分の出自についてストーリーを作っていて、それに基づいて生きていくなんてそら恐ろしい。妊娠出産のあたりは、こんな生活できる?って思ってしまったけれど。 何にしても、あっぱれな人生。

    0
    投稿日: 2025.12.13
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    肉の小路ニクヨ様のおすすめで読みました。 成り上がっていく女性とは、どうゆうものか勉強になりました。 ニクヨ様の言われた言葉で、「図太く生きるには上品というベールをまとうことが重要」 これが、心に刺さりました。

    0
    投稿日: 2025.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    公子のことを清く正しくいい人という人ととんでもなく嘘つきで悪い人という人がいる。 私も、とんでもなく頭が良くて、感心するほど計算上手な悪女だと思った。けれど、公子の幼なじみがそろばんを習ってたよねって言った時に公子は全く覚えていない様子なのがずっと引っかかってた。嘘をつけば済む事なのに覚えていない、人間違いだと言い切ったところに、もしかして双子かなりすましで2人いるんじゃないかと思ったくらい。そういうふうに私は本当は高貴な家の生まれなのにという作り話もそういうふうに本当に信じ込んで生きていくしかなかったのかな、その時その時で別人格を生きているのかなと思った。ドラマでは、公子がもし自殺だとしたら、人生の幸せの絶頂で終わりたかったのかなといっていたけどそれもそうなのかもしれないなと思った。

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    はじめて読んだ有吉佐和子さん。 インタビュー形式で様々な人から語られる富小路公子が悪女であったり、優しい淑女であったり、全く違うのが面白かった。 真相は結局闇の中だけど、それが読者に色々想像させてまた良しなのかな。

    11
    投稿日: 2025.12.02
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    敬愛する肉ノ小路ニクヨ氏が薦めていたこともあり、ずっと読みたいと思っていた。 伝聞形式による小説。生前のさまざまな地点でかかわった人たちの視点を通じて、富小路公子という人が語られる。伝聞形式は好きだ。なにより読みやすい。伝聞形式で思い出すのが、『壬生義士伝』や『永遠のゼロ』。誰かが今はいない人について尋ね回ることにより、360℃ビューで照らし出され、人物像が立体像がうかびあがってくる。なのに唯一空っぽなのが当の本人の視点。本人が何を思っていたのか、意図していたのか、わからずじまい。それで、その本人への興味がますます募る。 没落階級の「斜陽の人」、田園調布のシャンデリア付き豪邸、お金持ち奥様たちに奉仕するマッチョな体育大生。。。小説を通じてあの時代を思い浮かべるのが好き。 NHKドラマ版もそのあたりを再現してもらいたかったけれど、時代設定が現代なら、難しいね。

    1
    投稿日: 2025.12.01
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    タイトルだけ見てエッセイだとばかりおもっていて読んでびっくり!面白すぎる! 読み終わってからまた最初から読み直したくなる。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    先見の明をもった賢い女性の話し。悪い女の一言で済まされるべきなのか。戦後、簿記をやるのは男性という規範がある中、率先して固定資産税などを勉強した。生きるために、貪欲に生きようとした女の末路。この世は金が全て。 主人公の感情が描かれない形式の走りかな 一つの現象には多角的なものの見方がある (図書館で借りた)

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    主人公、富小路公子の謎の死。 死の真相を探るミステリーではなく、公子の異常性がミステリー。 痺れるほどの狂気、いいですね。実際にこういう人とは絡みたくはないけれど、小説や映画で震えながら見るのは好きなので面白かった。

    0
    投稿日: 2025.10.31
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    「まああ」じゃねーよ。笑。本当の悪女とは、悪女だと誰にも思われないことである。富小路公子と名乗る魅力的な女性が変死した。古き時代のなかで珍しい女性実業家であり、有名人だった彼女には死後様々な噂がたつが、どれが嘘でどれが真実なのか。27人のインタビュー形式で物語が進む。面白かった。インタビューに答えている人たちのキャラクターが立っており、彼らから見た公子の多角面の描写が見事。公子は嘘つきだが、その嘘に筋が通っているところがポイントだろう。ところどころ胡散臭くてもトータルで破綻していないのだ!凄い女だこと。

    2
    投稿日: 2025.10.30
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    主人公について周りの人物が語っていくという斬新な構成にしびれた。 あえて主人公に語らせないことで、彼女の品性を保っているというか、らしさを表現していると感じた。

    2
    投稿日: 2025.10.18
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    良い奴と思ったら悪い奴なんかい!悪い奴と思ったら良い奴なんかい!を反復横跳びするお話です。 女だけに嫌われる女はいるけど、この主人公は女からも中々に好かれてるから面白い。 めちゃくちゃ美魔女でいい身体してるんだろうから、金銭的に大損してない限りは男はみんな好きなんだろうなー笑

    3
    投稿日: 2025.10.03
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    富小路公子についてを彼女に関わった27人がインタビュー形式で語る。 騙されたと思う人やそう思わずやり手の実業家だったという人。 どんなふうに関わったかで、良くも悪くもなる。 ただ普通には生きていなかったのだろうと思わせるのは、彼女の本音が最後まで見えてこなかったからだと思う。 彼女の死が謎のままだったのも最後まで奇想天外な悪の姿と言えるのかもしれない。

    73
    投稿日: 2025.09.29
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    ある人から見たら憧れに値する素晴らしい人で、ある人から見たら信じられない悪女である。 結局、少しずつついた嘘で公子という人間の終末は分からずじまいだったな。他殺か自殺か…。ぜひとも読んだ人の見解を聞きたい。

    1
    投稿日: 2025.09.29
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    面白かった!!! 分厚かったけど、あっという間に読めました。 公子と関わりの会った人たちの証言。 ひとりひとり印象が違ったのも面白かった。 何が本当で何が嘘なのかさえ、何一つ分からないまま終わったけど。 けど、それはそれで公子の思い通りなのかもしれないなと感じた。

    7
    投稿日: 2025.09.28
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    今のなお愛される小説家の執筆力に圧倒された 映像化されつづけるのも納得!! まったく古臭くない 女実業家、富小路公子が一体何者なのか 何を求めているのか 最後の最後まで読者に余韻を残すのは、さすが 悪女は魅力的でなんぼである 良くも悪くも

    42
    投稿日: 2025.09.16
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    光が強ければ影もまた濃くなる。 同じ人物でも、みる人によって評価が分かれるので、ある人にとっては本当に悪女で、別の人にとっては聖人だったんだろうな、と感じながら読みました。 個人的には、作品から戦後の雰囲気が感じられた点が一番おもしろかったです。 恥ずかしながら作者を存じ上げず、昭和の解像度高っ!と思ってたら、昭和に出版された本なんですね。 ほかの作品も読んでみたい!!

    3
    投稿日: 2025.08.31
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    複数人がそれぞれ富小路公子について語る。 内容は異なるが全くの別人について語っている風でもない。 私は富小路公子の姿に叶姉妹を重ねてしまった。 美や愛の話で本題を逸らすが不思議な心地良さを彼女たちに感じていたこと、ふわっとした概念の話をしながらも好きな映画はゴッドファーザーだということ。 最後まで姿を現さない富小路公子は不思議な存在だが、私の中では叶姉妹で再現されている。

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    悪女について/有吉佐和子 主人公の富小路公子は、謎多くて魅力的。 公子の死について、27のインタビューで謎が少しずつ解けていく。 確かに悪女だけど、義輝と同じく可愛い人だと思う。 終わり方も最高

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有吉佐和子文学忌、有吉忌 1978年に週刊朝日で連載された有吉佐和子の『悪女について』は、1週ごとに1人、計27人が“悪女”富小路公子について語るという構成がユニークな作品。同時期にドラマも放映され、毎週少しずつ人物像が立ち上がってくる感覚は連載ならではだと思う。テレビ朝日系ドラマと週刊誌連載が、ほぼ同時進行だったとは、それは凄すぎる。 読んでいて思い出したのが、芥川龍之介の『藪の中』や、塩田武士『朱色の化身』。どちらも、複数の証言から一人の人間像を描こうとするが、語り手ごとにまったく違う顔が浮かび上がる。『悪女について』でも、公子を天使のように言う人もいれば、冷酷な計算高い女と決めつける人もいて、いったい何が本当なのか、最後まで見えてこない。 しかも、公子の死は自殺なのか他殺なのかも明らかにされず、ドラマでも結末はぼかされたままだ。だが、そこがこの小説の本質で、魅力でもある。「悪女」は、本当に存在するのでなく、語る人の思いや偏見が作り出す残像なのでは。

    105
    投稿日: 2025.08.30
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    富小路公子という女性が謎の死を遂げた。 彼女は若くして実業家となり、とにかく宝石や花といった美しいものが好きだった。 ただ彼女の死因は、自殺だったのか、事故か殺人か… 死因だけではない謎が彼女には多すぎた。 そんな彼女に関わったことがある人物へのインタビューで話は進む。 彼女は本当に善人だったという人もいれば、あんなに酷い女はいないと憤慨する人もいる。 多くの人が彼女の思うままだったのではないか… こういう女が一番恐ろしいのかもしれない… 2025.8.10

    11
    投稿日: 2025.08.10
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    富小路公子という悪女の、嘘で塗りたくった人生の話です。男の人を騙して、お金を搾取していってるのに、不思議と周りから嫌われていないし、公子を嫌にならずに最後まで読み進めました。 途中、本当の彼女は何を考えて、どんな女性だったんだろうと夢中になって読んだけれど、実態は掴めないまま。子供の父親は誰なのか、なぜ彼女は亡くなったのか、読者に推察させる余韻を残して物語は終わります。 有吉佐和子さんの日本語は本当に美しくて素晴らしい作品なのですが、最後の方は同じような形式の繰り返しに少し飽きてしまいました。

    4
    投稿日: 2025.08.09
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    古書購入 富小路公子について、さまざまな人が多面的に語る。 面白い! まああ、、、が、口癖になってしまいそうになる。

    21
    投稿日: 2025.08.08
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    毎年楽しみにしている新潮文庫の100冊。 何が楽しみかって…キュンタのしおりです(*ˊ ˋ*) 昨年から6種類になったので、今年も6冊購入してコンプしました! 昨年は6冊続けて読んだけれど、今年は積読がありすぎて、きっと夏の間には読み切れない…(((( '-' )))) 本書はそのうちの1冊。 あらすじに惹かれて手に取った。 《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》 謎の死を遂げた美貌の女実業家、富小路公子。彼女に関わった27人の男女へのインタビューで浮かび上がってきたのはー…? ある者は彼女を善人だと言い、またある者は彼女を悪人だと言う。 読み進めるごとに、富小路公子への印象が変わっていく。 悪事を働いたかと思ったら、善行をしている…彼女にとって何が真実で何が嘘なのかが分からない。 同じ出来事でも、語り手が変わると印象が変わり、公子だけではなく、徐々に語り手同士の繋がりも見えてきて、語り手の印象も変わっていく。 この構成がすごく面白かった。 そして、27人の老若男女を見事に書き分けておられるのが、すごい! ちゃんとそれぞれの人柄が文体に表れていて、一人として同じような人はいない。 文章を読んでいるのに、インタビューを生で聞いているような臨場感があって、引き込まれた。 読後、あれこれ考察するのも面白い。 そして、言いたくなる。 「まああ」 ✎︎____________ 私は美しいものしか見えないの。美しいものが一つあれば、すべて美しく見えてしまうの。それで失敗することがあるときもあるけど、でも醜いものばかり見えるよりずっと幸せでしょう(p.85) お金って、愛ですわ。(p.202) 才能と心掛けの両方が大事なのでございますね、どの道も。(p.207) 誰にも欠点はあるものよ。でも、それを指摘するよりも、その人の持っている美しいものを、ひきのばしてあげる方が、その人の成長も早いし、欠点をカバーできるわ。(p.212) 人間も宝石も同じだと思うのよ。生命から輝くには、清く正しいことをしてなくちゃ(p.306)

    66
    投稿日: 2025.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    疑問の残る話ではあった。 証人何の証言が必ずしも正しいとは限らない。信頼できない(絶対ではない)書き手が主になって進むストーリーである。 考察  彼女は常に計算をして生きてきた。尾藤家からは、母由来の話し方"まああ"を学んだのではないか。人によってベッドを共にした際の印象が大きく違っているのもポイントではないだろうか。富本の際に大きな声を出していたのは、家を建て替えるためではないかと勘繰ってしまった。 彼女の子について 彼女の長男は『義彦』、次男は『義光』である。 これらの名前は『渡瀬義雄』と『尾藤輝彦』のいずれかの名前から取られている。このことは、彼女にとって最後まで心にいたのは尾藤ではないかと考えた。顔についても、輝彦のほうが似ていると言われている描写がされていた。しかし、次男に関しては沢村かもしれない。彼は不勉強であり、長男の証言によれば彼を冷遇していたからである。 わからなかったこと なぜ、彼女は習っていたはずのそろばん教室を「習ったことはない」といい、偽の宝石を売りつけるようなことしたのだろうか。彼女にとっては「美しい」こそが1番であったため、経歴を詐称することは頷ける。しかし、偽の宝石を売りつけることに対する理由は思いつかなかった。 誰か考えがあれば、教えて欲しいです。 最後に 肉ノ小路ニクヨさんの紹介を見て本を読みました。500pありましたが1日で読んでしまうぐらい面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.01
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    富小路公子について関わった人が話す形式なんだけど、最初からずっとこの形式でまったく飽きさせないのすごいと思った。 公子はだいぶ悪女だが、魅力的。まああ

    2
    投稿日: 2025.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが『悪女』なので悪女に違いないと思いながら読んでしまうが…実際どうだったのだろうか、 会ってみたいと思わざるを得ない。 時代を感じるが、古さは感じない、素晴らしい作品。

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    死んだ富小路公子について、かかわった人々がインタヴューを受ける形式。 富小路公子の生い立ちや人柄について、上品で美しいというのは共通しているが人によって受ける印象が違うようで、どんな人物なんだろうかとすごい興味をもってしまった。小説とわかっていても富小路公子について知りたい!!と思ってしまった。 2人の子供からの評価も違っていて、見る人によって受ける印象が違うんだなと思った。 彼女がおそらくしてきたであろう悪いことも、話の内容から推測されるだけで、これだと断定できないところも引き込まれる理由なのかもしれない。

    6
    投稿日: 2025.07.19
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    サスペンスと言っていいか、著者はこんな小説も書くのかと驚き。主人公はすでに死に登場しない。周囲の27人のインタビューから構成。付き合いの程度、その人の個性が主人公の実像を歪めおもしろい。生まれの環境が悪かったのにぐれずにどこで覚えたか上品な受け答えができたのか疑問。死因は最後の証言が信用できそうかな。2025.7.9

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    富小路に出会うはずもない読み手側も、彼女と親交を重ね振り回されてきた登場人物と共に富小路の巧妙な話術と立ち振舞いに振り回される感覚

    0
    投稿日: 2025.07.08
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    とっても面白かったです。500ページ越えの長編だし、結構昔の作品なので、文体とかに癖があって読みづらいかなとか思っていましたが、全くそんなことはなく、あっという間にスラスラと読み進められました。 富小路公子はいかにして、お金、子供、家、地位、名誉を手に入れたのか…あまりにも計算がされ尽くしていて鳥肌が立ちました。 富小路公子への評判が、本当に人によって全く違っていて、それが面白かったし、なにより、本当の悪人というのは、この富小路公子のように人によって評価が180度変わってしまうような人物なのかもしれないなと思わされました。 周りにいるわたしがとっても良い人だと思っている人が実は極悪人…なんてこともあり得るんだなと思えて、ゾッとしました。 ちょっと長めの作品ですが、読み応えがあるので、未読の方にぜひともお勧めしたいです。

    2
    投稿日: 2025.06.30
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    『青い壺』が面白かったので、今作品も読んでみました。主人公(富小路公子=鈴木君子)は出てこないで、関わりのあった27人から聞くインタビュー形式の小説。 ある人には悪女、ある人には良い人。 『一度きりの人生なのだから美しいものだけを見て生きたい』清く正しくが好きな君子。 ―――――――――――――――――――――――――― ■"27人視点の君子"の話は少し多すぎな感じがしたけど、それぞれ読んで思ったのは、 ・社会でうまく立ち回れるように知識をつける ・肉体関係を求めた男には悪女となっている ・利用価値がある人に近づくのがうまい ・自身の人生で美しくない所は修正してしまう ・金に糸目を付けない ・騙されても、人を悪く言わない ・不思議な魅惑の持ち主? 頭は良いし、そこまで美人でなくても相手に合わせた魅力的な人を演じるのが上手いのかなと思った。天然なのか、人の惹き付けるのが上手いのか、演技なのか…本性がみえない空っぽ人間なのかもしれない。 最後まで読んだ感想として、 私個人としては君子自身は自殺であり、悪女であると思った。

    19
    投稿日: 2025.06.12
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    謎の死をとげた富小路公子。 彼女に関わる27人が「公子」について 語り出す。 はー、面白かった!! 富小路公子、何者? 一体どこまで読めば「公子」の素性を 知ることができるんだ。 読めば読むほど謎の女に、 出てくる出てくる「公子」についての新証言。 私も気づけば翻弄されてるじゃん!と、 笑えてしまった。 人っていろんな一面があるよねー というのが、27人読んだ感想です。

    5
    投稿日: 2025.06.05
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    面白かった!『藪の中』構成の実に27人版である。しかし結局のところ人間は誰しも見る角度切り取る角度によって全く違った姿を見せるもので、それ自体に大きな驚きはない。やがてあなたの中で浮かび上がる「公子」の姿は一体どういうものなのか。そこにおそらく読者それぞれの価値観が色濃く反映されるのが面白いと思った。

    4
    投稿日: 2025.05.20
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    不審な死を遂げた鈴木君子について27人の視点で時系列もばらばらに描かれる 君子視点がないため、読者は27人の情報から【鈴木君子】の存在を形作ることになる。 君子を天使や女神のように考えるものもいれば、それこそ悪女や鬼のように考える人もいる おもしろいのはこの27人も、本人が主張する内容(例えばAは自分は仕事はまじめにやっていたと主張)とべつの章の他者からの印象(Bは、Aは仕事を他人に押し付けていると思っている)のように食い違いがあること よく言われることだけど、事実は1つしかないけど真実は人の数だけ存在する、ということを体現した作品。 鈴木君子に大して、自分がどう形作るかで読み方が変わるおもしろい作品だと思う

    1
    投稿日: 2025.05.18
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    有名な金持ちの女性・公子が突然亡くなった。他殺なのか? 彼女のゴシップが広まる中、27人の目線から公子との過去が語られる…。 この本のジャンルはミステリになるのでしょうか。 誰が本当のことを言っていて、誰の記憶が間違っていて、誰が客観的で誰が主観的なのか。 公子がしていたことは、詐欺か、誤解か、それともただ黙っていただけなのか…。 初恋の人への想いがずっと続いていたと読み解きそうになったけれども、いやいや、私も騙されてる、と冷静になりました。 男の人たちが揃いも揃って彼女は処女だと思っていたのが、笑ってしまいます。 もし、私が公子と同じ時代で知り合いだったら、彼女のことを「いい人」と思っていただろうか。それとも騙されて怒っていただろうか、と想像が膨らみます。 もう、気持ちのやり場がない。 そのやり場のなさがめっちゃ面白いんです!

    42
    投稿日: 2025.05.17
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    公子って何者… てか公子?君子? 本人一度も登場しないし… 謎の死を遂げた 女性実業家・富小路公子を 27人の証言が多角的に描く 語り手によって 「悪女」「聖女」「やり手」など 印象が大きく異なる 誰もが自分なりの「公子像」を語るから 混乱するけどやめられない本

    9
    投稿日: 2025.05.14
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    あらまぁ、 久しぶりに、 手の止まらなくなる読み物でしたわ。 次々に変わっていく語部によって 浮き彫りにされていく公子。 しかし、話を聞けば聞くほど 「彼女」を知ることは難しくなっていくようだった。 一瞬一瞬の雲の形を語られているように、 彼女の姿は 時に美しく 時に荒々しい 本当の「彼女」など誰も知らなかったのかもしれない。 いや、そう思わせることが彼女の戦略か? ふと思ったが、 人間なんてこんなものかもしれない。 語部が変われば、全く違う人格になる。 作中でも、公子が行った事実は変わらないのに、見たものによって見え方や感じ方が全く違う場面があった。 となると、私も誰かにとっての悪女なのかも…。 なんだかこの人生、 刺激的に思えてきましたわ。

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白く読みました。 作者の小説ははじめて。 最初から読み直して整理したい笑 2人の息子の父親は誰と誰? 数々の宝石の出所。 実は同時進行だった複雑怪奇な交際関係。 しかしまあ、「嘘をつく人は盗む人」だというのはまさにこの人のこと。 簿記の知識と計算力。 宝石についての見識。 愛ですわ、夢ですわ。。 声、口調、というものが人に与える印象・効果は絶大かもなア、と感心したり。 ある一面からは、真実は計り知れないものやなア、とか。私も日頃から、勝手な推論や決めつけで人のことを誤解しないように気をつけようと思いました…!

    1
    投稿日: 2025.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎の死を遂げた女性経営者。その周囲を取り巻く人々の言葉で、人となりが描かれ、死の真相を探っていく。 富小路公子のことを語っているのに、その一人一人の人間味が、露わになる。その人たちの言っていることが真なのか偽りなのか。 富小路公子は悪人なのか善人なのか。 そして最後に、この一連の語り部たちの言葉をどんな風に読み取ってきたのか、自分の心や態度すらも試されていたように感じた。 解説や解釈を読みたいなぁ。

    0
    投稿日: 2025.04.15
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    小田切ヒロさんのライヴで知る やっぱり不動産なんだ。 自分が生まれる前に書かれていた本 はじめはなんだか昔の描写が読みづらいと思って 最後まで読めない気がしたけど 途中からあっという間 読みたくて読みたくて仕方なくなった 本もタイミングだよね

    0
    投稿日: 2025.04.14
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    夢中で読んだ。 多くの人が語る富小路公子は、まるで印象が違う。豊かなものを利用して、そうでないものにはとにかく親切で。たくさんの愛を振り撒き純粋なようで狡猾。誰しも多面性があるものだから、きっとすべてキミコなのだろう。 ただ、最後の1人(あえてそう書く)の言葉が、1番本人も内面に近いのではないか、と私は思った。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    相関図を載せてほしいと思うほど様々な人物が登場しそれぞれがインタビューに答えるように主人公キミコについて話す。まったく新しい形態の小説の書き方が斬新。

    1
    投稿日: 2025.04.07
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    主観と客観がこれほどまでに異なるというのはフィクションなのか現実的なのか、真実は人の数だけあるんだなぁと思わされる構成。映像化したら面白いなぁっと思った。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    女性経営者・富小路公子の死体が発見された。 自殺か、他殺か、事故死か… 彼女の死後、週刊誌は彼女のスキャンダルを書き立てる… 彼女に騙された人たちが語る… よくここまで… よく騙せたな… ここまでやると何が真実で何が嘘なのかがわからない。公子自身、よくわからなくならなかったものだと… 騙された男たちは少なくとも騙されたとは思わず、公子に悪意を抱いてはいない。 なんなんだろう、不思議な女性だ… 公子の実像と死の真相に迫るはずの関係者へのインタビュー。が、話を聞けば聞くほどわからなくなっていく… 人よって、まったく違った反応が… 彼らが言うことには、公子が語ったとされること以外はおおよそ齟齬はない。 それが、ますます公子の実体をわからなくさせる。 結局、公子は事故死だったんだろう、義輝の言うように。

    13
    投稿日: 2025.03.29
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    肉小路ニクヨの由来となったと言うことで。 富小路公子は、それぞれの欲を引き出してただけなのかと思ったり。 欲がネガティブならそっちに傾くしって感じで。 エンターテイメントな読みやすい本だった。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    悪女の生き方 なんだかすごい小説を読んでしまった。 謎の死を遂げた富小路公子についての、27人のインタビュー。 彼らが語る「富小路公子」像を総合しても、私には本当の悪女なのかどうか判断がつきかねた。 27人のうちの誰かは彼女を聖人の如く扱い、誰かは嘘つきでどうしようもないと罵る。 これは読む人にとっても同じで、読む側がどのエピソードに惹かれるかでタイトルがどこまで回収されるかがわかるのかもしれない。 いずれにしても大変面白かった。

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    例えばある2人が喧嘩したとき、それぞれに言い分を聞くと、全然意見が食い違っていたり、お互い自分に有利なるように喋っていたりすることがあるよなぁ、ということをこの小説を読んで思い出した。

    0
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    富小路公子に関わったことのある人々27人もの証言によって物語が展開していく。 関わった人間によって全く別人のように語られる公子…本当の彼女はどんな人でどんな事を考えていたのか?彼女は悪女だったのか?最後まで死の真相は明かされないまま終わっていく。 でも最後の次男の証言のとおり、わたしは公子は自殺だったんだと思うなー。 あと、27人が語ったことは全て彼女の側面の一つであり、おそらく当人は一生懸命自分の人生を生きていただけの認識で自分のこと絶対悪い人間だとか思ってなさそうだし、証言された悪い側面っていうのは「奪われるより奪う人生」を必死に生きたって事だけなんじゃないかな。 それを「悪女」だと言うなら彼女は間違いなく悪女だったと思う。

    1
    投稿日: 2025.02.02
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    謎の死を遂げた富小路公子なる人物について語る27人の関係者の話。 富小路公子本人が語る描写は一切ないのが興味深い。情報の出し方が上手いのだろうなぁ。続きが気になってどんどん読んでしまう。

    0
    投稿日: 2024.12.26
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    とっても面白かった! 一気読み。風景描写を一切排除し、富小路公子とはどんな女だったのか、に筆を一極集中して綴っただけあり、 非常に読みやすくスリル満点。 27人がそれぞれ自身の経験を通じて、非常に主観的に彼女との関わりを話している。彼らの供述をそのまま素直に聞いていると、この女はなんて悪いやつなんだ!いや待てよ、この女はもしやとてもいい人なのかも!? と、正常な判断能力が狂わされ、価値観がグラグラ揺れてしまう。 それくらいみんな好き勝手に解釈しているということだ。 身内ほど彼女を嫌っている人が多く、直接関わらないような立場の人ほど「彼女はいい人」と賞賛している傾向がある。 これは、私の周りでも当てはまる。 特に、八方美人な人ほど如実に。 外面が良く、世間体を大切にしている私の祖母が亡くなった時、葬式では彼女に世話になったという人達は涙を流し、口から悔恨の言葉を零していた。 しかし、家庭の中の祖母は私たち孫をいじめたおし、曾祖母には精神的虐待を加え、祖父と共にネグレクト、さらに年金をふんだくる等経済的虐待を長年続けていた。 その事実を知っていた私たち家族はもちろん、葬式中に涙なんて出ることもなく、心の中で不貞腐れるばかりだった。 話が脱線したが、その人が本当はどんな人か、なんて解釈は人それぞれだし、好く者もいれば嫌う人もいる。 逆にいえば、これ程多くの人たちに様々な印象を与え、年齢から生い立ちから、名前まで虚飾で覆い隠し、周りを撹乱させた富小路公子という人物の魔性さに、畏怖の感情を抱いた。 現実にいたら、コロッと騙されてしまうんだろうなぁ。

    1
    投稿日: 2024.12.20
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    表題が「悪女について」だったからつい思い込んだまま読み進めた。富小路公子について語るだけなのに、語り手によって思い出も印象も公子の経歴でさえも違う...。さぞかし管理が大変だったろうなぁと思いつつ、何が何でも生き延びるという気迫を感じるざるを得なかった。 信頼している人が言った言葉ってやっぱり疑いなしに信じてしまうし、しかも当人が自信満々に言うんだから指摘するのもアレだしという。日本らしいギミックが散りばめられた作品だった気がする。

    0
    投稿日: 2024.12.07
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    富小路公子はあっぱれな奴だよ! 話し手によって公子の印象も、また話し手の印象もくるくると変わるのが面白い そして本人は何も語らず謎なまま・・・てとこもいい

    0
    投稿日: 2024.12.05
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    YouTubeで肉小路ニクヨさんが紹介されていて手に取った作品。 昭和の作品だし、初読みの作家さんなので、最後まで読めるのか少し緊張しながら読み始めたんですが、とても好みで面白かったです。 自殺か他殺か。 公子に関わった27人の話から、幼少期から亡くなるまでの彼女を追っていく。 話す人物によって彼女の印象は様々。 そこで、彼女の生きる強さや信念を感じることができました。 “悪女“の一言では片付けられない魅力がありました。

    16
    投稿日: 2024.11.08
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    8年ぶりの再読。 おもしろかった記憶はあるけど、ストーリーを全く覚えておらず初読みのように楽しめた。 文章や言葉選び、ストーリーのもっていき方が本当に上手いよなぁと思いながら読んだ。500ページ超だけど長さなんて感じない。 それにしても人によってこんなに評価が違うっておもしろいね。悪女か悪女でないかだけでなく、美人という人もいればそうでもないように言う人もいる。 結局人の主観なんてあてにならないというのがよく分かった。 私が富小路公子をどう思うかと聞かれたら、「好かない」だと思う(笑) 美しさや愛を語ってたけど、やっぱり身近な人を大切にしなかったり、身近な人に息吸うように嘘をつける人に本来の魅力はないと思う。

    0
    投稿日: 2024.10.30
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    1978年というから 昭和53年の作品。 戦後が遠くなりかけてるけど たいていの大人は戦中派で バブルのひと時代前ですね。 言葉遣い、風俗… そんな時代の空気を満喫できる小説としても 皆が噂する女性の実態をあぶり出す 興味深い小説としても楽しめました。

    0
    投稿日: 2024.10.23
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    何が本当の公子かは誰にも分からないけれど、美しいものに対する熱意だけは一貫していたと思う。宝石、家、言葉遣いなど、身の回りのものを美で固める。変えられない過去も美しかったことにしようとするのでパラレルワールドが生まれてしまう。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    めちゃ面白かった 私自身女として生まれて 社会的に弱い立場だと感じることが あるけど、それを逆手に成り上がっていくのは 格好良すぎたし 女は若くて美しいのが得っていうのを 思い知らされるけど、それがまたいい 圧倒的に見せつけられる分には 気持ちがいいものだと思った 簿記や法律に詳しくて、頭が良くないと 人をうまいこと使えないから とりあえず美しくなって勉強しようって思った

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    これを読んで人生変わった。 20代、いや10代で読んでおけば、もっと賢く生きられたかもしれないと思う

    0
    投稿日: 2024.10.08
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    面白すぎた。 ここまで野心的に、したたかに、生きてみたいものだと思った。 主人公が綿密な計画と隙のない自己プロデュース、はったりと物は良いようで勝ち抜いていく様子に爽快さを感じながら、本心はどこにあるのか?この人何がしたいのか?一向に掴めない主人公に読者も翻弄されていく、ある意味恐ろしい本だった。

    2
    投稿日: 2024.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    27人ものインタビューという、数の多さにびっくり。 「虚飾の女王」という表現がピッタリな気がした。 全員のインタビューで、少しずつ食い違いがあり、その構成が秀逸だった。 1983年発売で、何とも新鮮な感覚。こういう本が色褪せない作品なんだろうなぁ。 何が真実で、何が嘘で、どこに「己」があるのか とても掴みどころのない女実業家・富小路公子。 あまりにもインタビューの内容が180度違うことがあり、頭が混乱し眩暈がしてしまった…。 結局死の真相は明かされず、謎のまま終えるのだが、そういう終わりもまた良かったなぁ。

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    青い壺からの有吉作品。これもまた今ではよくある主人公を描くのに本人ではなく周囲の関係者の言葉から構築する様が面白い作品。ほんと昔の作家は文章がすっきりとしていて気持ちがいいわ

    0
    投稿日: 2024.08.08
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    各章それぞれで語られるヒロインの姿がこれでもかっていうくらい違いすぎて、面白いけれども情報多すぎてなかなか読み進められなかった。

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今でこそ、他人の語りのみで構成される物語は数多く世に出ているが、本作はその走りなのではなかろうか。女の真の姿を知りたくて、一気に読んでしまった。惹きつけられた。白夜行、黒革の手帖が思い出される。 それにしても27人は多過ぎでしょ(笑) 謎の死を遂げた美しい女、富小路公子。時には優しく、時には人を騙し、周りの人間を巻き込みながら、貧しい暮らしから大実業家へと変貌を遂げていく。彼女に関わる27人のインタビューから真相に迫っていく。彼女は何故、死んだのか? 人によって富小路公子への評価は全く異なる。良い人だと言う人。悪い女だと言う人。美しいとかそうでもないとか、騙されたと言う人も居れば、聖人だと言う人も居る。 そして、付き合った男全員に、彼女が産んだ子どもの父親は自分だと思わせているのだから、お見事である。勉強し働き、人に尽くして利用する。宝石や土地を転売し、のし上がっていく様は小気味良い。惜しげもなく散財するのも面白い。 子ども達の本当の父親はわからない。そして、彼女の心の奥もわからない。 彼女の事はあまり好きになれなかったが、ラストは儚さを感じ見方が変わった。美しいモノを求めていたのは、本当だったのだなぁ、と少しだけ理解できた。 「非色」「恍惚の人」と読んできて本作。有吉佐和子は様々な立場の女性を描いている。環境に揉まれ生き抜く強い女性だ。時代は変われどアナタも力強く生きなさいと励まされる。折を見て「紀の川」や歴史物にも挑戦したいと思う。

    21
    投稿日: 2024.07.20
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    読み途中は面白くてすらすら読めたけど終わりがあっけなくてモヤっとした。 悪女は計算高くて賢く、美貌も兼ね備え、色気や優しさもある。全てを素でやるから悪女なんだろうなー。

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    主人公が一人称として一切語らない本書の構成が面白かった。「悪女」である主人公の印象が人によって全く違うのが面白いし、自然とそうなってしまうのが「悪女」たる所以なのかもしれない。

    10
    投稿日: 2024.07.10
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    人を騙す者は、何かを信じているのだろう。何も信じていなくて生きているのなら、現実に則して常に流れる。現実を無視して信じている世界に浸っているのなら、どこかで歪みが生まれる。特に現実との関係が歪む。 とはいえ多かれ少なかれみんなそうなはずだ。ただ歪みを省みずに信じていくことは、「嫌われる勇気」のようになるだろうなと。悪を半ば承知で、それでも正しい私で、悪を楽しんでいるのか正しい私を楽しんでいるのか、おそらく両方でそれが両面で、なのだろう。 また他人に語られる立場というのは有吉本人なのかもしれない。噂は一人歩きするといったことも浮かんで来る。ミステリー小説にも色々とあるのだろうけれど芥川龍之介の「藪の中」に似た感覚になった。ミステリーは苦手なのだけども、なぜかこういったキュビズム的なミステリーは読める。 文章の中にある時代からは、SNSでキャラ変えする現代人が当時に行ってみたら、「公子」のように見られるのではないか?と思った。時代とともに虚像との区別が曖昧になってきているという、ボードリヤールみたいなところも感じられた。現代人は自分の中も外部的解釈に沿わせるようになっていて、能動性やらソウル的なものの自殺後なのだろうなと。 それと10年代の経済政治とバブル期、戦後復興期の「成り上がり」は時代共通で、拡大効果はどういったものか、「キリギリス」になっていないかなどといった部分は、過去から学べるものなのだなと思った。 80年代の作品だが、当時はまだ民主主義的な成分が世の中にあったのだろうと思う。この小説で、民主主義ならば庶民は生き生きと暮らしているはずだと伝えてくれる。つまり多くの人が将来性を感じながら生きることができていない、「セールス」「思い込み」「声の大きさ」「ぱっと見の印象」そういったものに染まれるものの「??主義」なのだなと、ついでに思い浮かぶことがたくさんある小説でした。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    他人の話だけで構成すると人は皆多重人格になる。 それぞれの人格がこれだけ両極端に振り切れているのだからそりゃ本人不眠症にもなるな。

    1
    投稿日: 2024.04.29
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    富小路公子は普通に仕事してもそれなりに成功する人だったのではないだろうか。 インタビューする人によって富小路公子の印象がクルクル変わり、「ある人について誰か一人の印象を信じるのは危ない。実生活でも気をつけよう」と強く思った。 (物語とはいえ)富小路公子本人に真意を聞いて答え合わせしたいけど、生きてたとしても本当のことは喋ってくれないんだろうな… 身近にはいてほしくないタイプの女性でした。

    0
    投稿日: 2024.04.15
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    最近本屋で有吉さんの本をよく見かけるような気がして読んでみたのだが面白かった。総勢27人の証言は富小路公子との関係が最も気薄の人から始まるのだが、意外とその中にキーとなる要素がすでにほとんど盛り込まれているようで、そのあと富小路の修練から人物像の中心部を固めていくような巧妙な進行。結局彼女の本心がどうだったのか。あとがきにはとある関係者2名の証言に真相があるように書かれてたけど、個人的にはそれもだいぶ怪しいというか。戦後の混沌〜高度成長期の時代の雰囲気も感じられて久々に食い入るように読み切った。

    0
    投稿日: 2024.04.11
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    悪女として週刊誌に掲載された女性実業家の謎の死と生い立ち、真相が27人のインタビューによって徐々に明らかにされていく。本当に悪女なのか、それとも隠された真相が待ち受けているのか、予測のつかない結末にドキドキしながらインタビューの一部始終を読み進めた。 結局、悪女だったのかそうでないのか意見が分かれる結末だったと感じた。誰かに殺されたというわけではなく、自殺なのだろうと思うが、それまでの出来事を読み解くと悪女なのだろうか。実業家本人のインタビューはないため、読者の想像に委ねる終わり方となっている。 読後のもやもやが残ってしまったが、小説という形式でしかできない構成となっており、非常に面白い小説であった。これが昭和50年代に刊行されたとは思えないほど前衛的な手法だと感じる。

    20
    投稿日: 2024.02.20
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    ページを開き 面白い。と読み進め 中版は「あの人はね…」的な よく言ったり悪く言ったりの連続にちょっと 疲れ 後半に入ると 謎解きの要素も加わっての一気読み。 それにしても ひとりの女性なのに 語る人で天使になったり悪魔になったり これを自分から故意で操作していたのだとしたら… したたかという言葉を超えてるだろうな 病むと思うが… ほんとのところはどうだったのだろう 細かい謎は残るけど あ~そうだったんだね。と最後に思った。

    1
    投稿日: 2023.12.01
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    テレビドラマでみてあんまり分からなかったから読んでみた。本で読むと多少は深入りできるので人間像はわかるけど、でもやっぱり自殺だったんだろうかな。たぶんそうだろうな…

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    どうも自分は多視点の物語が好みのようだ。 主人公の女性の視点は一切描かれず、彼女と関わった人々がそれぞれの主観で物語を語るスタイル。 それぞれは見たことを語るだけなのだが、章が進むうちに人間の主観の偏りや小さな嘘が明らかになっていく。そこが面白い。そして主人公の多面性。 騙された男たちはある意味で自己評価が高い。自惚れているとも言える。 下品にならずに人間の下衆な面を描いている作品。

    1
    投稿日: 2023.11.24
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    おもしろくて夢中で一気に読んだ。のめり込んで読んだ。 結末はちょっと拍子抜けだったかもしれない。 あ、でも、造花は?!造花は誰が? この頃の文化、人々の様子、好きだなー。

    0
    投稿日: 2023.11.07
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    果たして彼女は悪女だったのだろうか。富小路公子について27人が語る。「まあぁ」が面白い。もう40年以上前の小説なのに古くない。たとえ悪女であっても好きです富小路公子。

    0
    投稿日: 2023.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    謎の死を遂げた美貌女性実業家(富小路公子、鈴木君子)について、関わりのある27人のインタビューが小説になっている。 27人を通しての公子が描かれいて同じ人物なのに違った見方をしているのがおもしろい。 そして、亡くなっているので本人が自分のことを語っていないから真実はやはりわからないというのがおもしろい。(本人が語っていたとしても真実は言わなそうだけど…) 公子はひどいことをしているけれど、自分なりの正義があったように感じた。自分が被害に合わなければ、私も公子を「素敵な人でした」とインタビューで答えていたんじゃないかな〜。

    0
    投稿日: 2023.10.28
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    人間は、その人自身の捉え方によっていい人にも悪い人にもなり得ることを教えられた気がした。ミステリー要素もあり最後まで物語に没頭した。 主人公は人を殺したわけでも、犯罪を犯したわけでもない。人は悪人にもなり得るし善人にもなり得る。果たしてキミコは悪女だったのだろうか。

    0
    投稿日: 2023.10.12
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    謎の転落死を遂げた女実業家富小路公子 彼女を知る27人の人物へのインタビューという形式で語られる本作 そこには 富小路公子自身の姿は出てこない 出てくるのは、その人その人のフィルターを通した富小路公子の姿であり その話の中で語られる彼女は時に食い違う 同じ出来事でも違う人を通して語られた話では 全く違う彼女の姿が浮かび、 それはその語り手の嘘なのか、それとも公子が嘘をついていたのか 誰にも分からず謎が深まっていくばかり ある人は聖女のように語り、ある人は悪女として語る 彼女はいったい何者だったのか 彼女の死の理由は何だったのか 公子は誰の前でも一貫として「美しいものが好き」と言い 誰のことも悪く言わず、目の前にいる人に尽くしている タイトルは「悪女について」であり、小説紹介にも 「男社会を逆手に取り、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生」 とあるが、私にはどうにも公子が「悪女」には感じなかった その言葉には嘘はあったのかもしれないし、 その嘘は虚言癖もしくは、二重人格かとも思うようなものもあるが 相手を騙すためではなく、相手の理想であろうとする、相手に尽くそうとするがゆえの献身の姿に思えてしまうのだ 悪女なのに悪女と思わせない稀代の悪女なのかもしれないけれど…

    0
    投稿日: 2023.09.09
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    確かに悪女と言われれば悪女だし、人によれば正反対の人でもある。その時と人による形振りの振り幅の徹底さは、まさしくプロとしか言えず、それを可能にしてしまう美しい造形を与えたのが、時に悪魔に見えてしまう神さまの不思議だ。忍耐強く直向きな実直さは、若い実業家と年嵩にして若々しい美しさの同居を許してしまった。誰もが持つ矛盾を突かれて、被害者でなければどこか同情してしまうようなポイントを突かれてしまい、一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2023.08.19
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    ドラマ化とのことで手に取ってみたら、初版は昭和58年とのことで40年も前の老舗本でした。 公家やら華族やらの社会的地位がまだ息づいていた戦後の高度成長期ならでは成り上がり術。 読み物なので誇張はあるとはいえ、あの時代、先を見据えた賢い人やたまたま流れに乗った成り上がり長者は確かに存在した。 自殺か他殺か…1人きりで巧みな話術と行動力であれよあれよと巨万の富を手にした女実業家キミ子の謎の死。 ある人は言う「とんでもない悪女だ!」と。 ある人は言う「悪女?とんでもない!」と。 彼女の人生に関わった人々が彼女について語るとき、全貌が見えているこちらだけが知り得るキミ子の生き様。それは〝真っ当〟ではないかも知れない。それは〝救い〟であったかも知れない。それでもキミ子との時間を幸せだったと言うのならそれは真実であるし、あるいは不幸だったと言うのならそれもまた真実。 誰の人生をとっても関わる全ての人にとって聖人であるはずもなければ悪人であるはずもない。 誰かが「私について」語るとき「大好き」と言う人もいるだろうし「大嫌い」と言う人もいるのと同じ。 スケールの大きなそんな話し。 時代感があっておもしろい。だけど答えはない。 ミステリーのようでヒューマン。 今年の17冊目

    12
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。ある女と関係のあった人たちへのインタビュー形式で面白く読めた。 けど自分は彼女を悪女だとは思わないかな。どちらかといえば救いようがない人、というのがしっくりくる。それも悪い意味でなく、ただ純粋に。 嘘はダメだけどそういう生き方しかできない自分に対して素直な女の話だった。毎日忙しく働いてたくさんのお金を稼いで暇を見つけては知識を貯めて、必死に現実に生きてるようで。でも本当はずっと空想の世界を生きてた人の話だったのかも。空想の中でしか生きてけない人だったんだろうな。 立場が悪くなった時の彼女の態度の大胆さ、既視感ある不快さだった。。。 周りの人たちも、彼女と同じ空想を見続けられているうちは幸せなんだろうけど。 それにしても、あんなに嘘を重ねてたら自分が何言ってたかわかんなくなりそう。あれ?この人に対しては子供がいることになってたっけ?みたいな笑

    0
    投稿日: 2023.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    君子と関わった人たちに彼女が生前どうだったのか取材していくスタイル。 彼女を好ましくいう人 彼女を詐欺師 悪女という人 そんな人たちも進むにつれて嘘つきだったり 中々人の数が多かったので え?これどの人だったけ?となったりするが 総じては読みやすかった。 結局は彼女がどうだったのか 曖昧に終わるけど、人からみる自分なんて 曖昧なのが当たり前なんだと痛感

    0
    投稿日: 2023.07.17
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    新幹線の往復で一気読み。面白かった! ちょうど最近田中みな実さん主演で映像化されたとのことで、見逃してしまったのが残念!映像で見たくなる作品。 公子の印象とか、時間が経てば変わるのかなあ。 考察や感想を調べていると、冨小路公子は悪女なのか?という意見があったけど、いやいや、悪女だろ!!!って思った笑 誰しも人によって印象は異なるとか、他人に言えないことの1つや2つはあるとか、それはそうかもしれないけど、、、 この強かさ、図太さは持ち合わせているかどうかで、人によって見える/見えないの話じゃないでしょ〜って思った。もちろん、魅力的なだとか愛されているとかは悪女と両立する、というか必要条件なんじゃないかなあなんて。 一番気の毒に思ったのは渡瀬だな… 公子的にはどんな行為も「清く、正しく、美しく」を貫いた結果なんだろうか。どういう思考だったのか気になる〜!!あと、いつどこで言葉遣いやら、のしあがっていく作戦を身につけたのか、、、すごすぎた、、、 第三者視点だけで巧みに書かれているから、納得できる解が得られない。有吉先生はどういう想定で書いたんだろう。

    0
    投稿日: 2023.07.17
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    ああ、すごいや。これは。 そりゃ何度も映像化するわ。 だって、見たいもん。 鈴木君子という人物が動き話す姿を。 たまたま深夜、NHKで田中みな実さん主演の「悪女について」の前編を観た。 田中みな実さんの演じていてるところをまともに観たのはそれが初めてで、そしてすぐに引き込まれた。 田中みな実らしさを生かしながらもちゃんと、「鈴木君子」だった。 田中みな実すごいじゃないか…。 そして田中みな実の次に気になったのは原作についてだった。 ぱっと調べてみて、随分古い作品だとわかった。 その割に何回も映像化されていて、そして今も本屋に普通に置いてある。これは名作の予感。 (田舎なので売れない本はすぐ店頭からなくなるんです) 読了できるか、最初は不安だった。 しかし「嘘」に気づき始めるとページを捲る手が止まらなくなった。 なぜ鈴木君子は死んだのか? 最後まで本人は出てこないのでその心は分からない。 真実らしきものは出てくるが、それが真実かはわからない。 ただ「人間」というものがこんなに多面的なのかと思う。 あ、あとそれぞれインタビューされたひとたちもちょっとずつ嘘ついてるところが多分あるよね? この前読んだ「ポピーのためにできること」というほぼメールのやり取りのみのデータから殺人事件の犯人を探すミステリーを思い出した。名探偵って大変だね。 うーん名作。 あと言葉遣いや時代性が興味深いし、普通に読みやすい。 これはオススメできる。

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    投稿日: 2023.07.04
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    本書のようなタイプの書き方の本を初めて読みましたが、端的に途中で飽きるなと思ってしまいました。(自分自身がネット小説以外からは文学の活字離れをしていたことも関係するかもですが......) 27人の話がありますが、男性名と息子の名前のところの章だけ読んであとは飛ばしても個人的には意味がわかるのかなと思います。

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    投稿日: 2023.06.22
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     27人の話を聞いて、真実は何なのか、事実は何なのか? 公子の死の真相は、わからないが、義輝の話の中から、なんとなくわかる気がする。  悪女とは?  悪女とはだれ? 全て他人が決めること?

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    投稿日: 2023.06.14
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    ほんまに悪い。悪い生き方をしても、生きることができる。 良い、悪いはほぼ関係なくて、その人はその生き方じゃないと生きれなかった。

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    投稿日: 2023.05.25
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    謎の死をとげた悪女を主軸として、生前関わりがあった人物達にインタビュー形式で話を聞いていく。面白そうだと思いましたが、悪女に興味をそそられず途中で飽きてしまった。

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    投稿日: 2023.05.01
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    話の本筋が面白いのはもちろんのこと、昭和時代ってこんなにもいろんな喋り方をする人がいたということ、戦争を精神的に引きずっている復員男性が身近にいる環境だったこと、あの苗字は華族にはないはずだとわかることなどなど、当時の市政の人々の様子を垣間見ることができたのが面白かった。 2章目まで読んだ時点で、公子は大小問わずたくさんの嘘をついているのでは?ということが読者には察しがつく。 察しがつくとはいえ、あの二枚舌?三枚舌外交の鮮やかさ! 途中まで、妊娠出産をダシに男性を騙すのは許しがたいな〜と思って読んでいたけど、騙されていた男性がどんどん出てくるので、もはやその手口の鮮やかさに感服してしまう。 公子が悪女と言われたり優しい人だと言われたり、いろんな言い方をされていたのも興味深かった。実際お金を得るためにいろんな人を騙した腹黒い部分も持ち合わせているのだろうけど、そんな人でもそりゃ無邪気な側面や優しい側面もあるだろう。悪女という評価が間違っている、清廉潔白という評価が間違っている、ということではなくて、どちらの面も併せ持つのが公子という人なんだと思う。公子じゃなくても、相手によって見せる顔を使い分けるということは誰しもしている。 有吉佐和子さんの本を読むのはこれが初めて。他の作品も読みたいと思った。

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    投稿日: 2023.04.29
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    謎の死を遂げた女に関わった27人の視点から、彼女の人物像を知っていくという構成が珍しくて面白いと思いました。 第三者からみると悪女と呼ばれることをしているとは思うけど、関わっていた人はそこまで悪女とは思っていないところが稀で魅力的な女性だと思いました。

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    投稿日: 2023.04.25
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    謎の死をとげた彼女との接点があった27人へのインタビューによる構成。 立場や視点によってこんなにも印象や表現が変わるのが、悪女たる所以なのだろう。

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    投稿日: 2023.04.25
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    昭和の悪女の話。 令和の今に君子がいたら、どんな悪の楽しみ方をしてくれるだろう。 しかし、頭の回転が良い、早い、罪悪感を感じた事はないだろうに、演技が上手い。 天性? 君子には、なれない。

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    投稿日: 2023.04.21
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    「羅生門」とかその昔、よく見かけた色んな人の観点を重ねて物語を構成する類の作品で、なかなか楽しめました。 多少設定に無理があるような気もしますが、楽しければ強引に持っていけるという典型かと。 それにしてもこの作家、もう読まれない作家なのかなぁ。かくいう当方もリアルタイムで読んだ作家ではないので何ですが、栄枯盛衰ではないですが多少寂しい気もします。

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    投稿日: 2023.02.21