
総合評価
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powered by ブクログメメント・モリの思想とは対極にある「なあなあ」は、日常を少し楽にしてくれた。 林業に就いてみたいと思わせられた。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生の時に読んで、懐かしいなと思って手に取って再読。都会育ちの高卒、平野勇気が放り込まれた職場は三重県の林業の現場、神去村。山と共に生きる個性的な村人達と繰り広げる一年に亘る騒動記。 環境というものは大事だなと改めて思う。主人公が馴染みのない林業にのめり込めていけたのは、神去村の人全員が山に対して真摯に向き合っているからだと感じた。やはり人間、環境に対応していく生き物だと思うし、自分を高めていこうと思うか、現状維持でなあなあに過ごして行くかは周りの環境に左右されると最近思う。主人公が周りの村人達、ヨキや清一さん、巌さん、三郎じいさん、ミキさんや裕子さん、山太、直樹さんにどんどん引っ張られて行く感じが読んでて爽快だし元気も貰えた。 また直樹さんの恋模様が切なくて、直樹さんには幸せになってほしいと思う。男は1人じゃないんだから。
0投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログこの作者の調査の為の行動力や情報収集能力に感心する。 多分、全く知らない林業についてここまで職人の働いている姿や生活、或いは山に関する常識などをキチンと知識として身に付けた上で、作品に取り掛かっているのだろうと想像する。 その中で、一人の青年の成長をこの作品の中に上手く落とし込んでいる。 無さそうでありそうな村の催し物を、青年の心情を通して面白おかしく表現していて、クスッと笑ってしまう所があって、楽しく読めました。 評価は⭐︎3ですが、ほぼほぼ⭐︎3.5位は付けてあげたい。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ林業という自分にはなじみのない世界が垣間見れて面白かった。読むのが止まらないというようなのめり込む感じはないけど、全体的に穏やかな雰囲気で読んでてほっこりする。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ特に将来設計とか何にもなかった高卒の少年が三重の山奥の村に突っ込まれ、林業を通じて段々と自己を確立していくっていう青春小説。読みやすくて面白かった。山奥の村が舞台って言うと閉鎖的な村民による排斥みたいな要素がステレオタイプな発想として出てくるが、そういうのは村民の気質的にもあまりなく、のほほんと進行する感じ。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ読み進める手が止まらない!!という感じではなかったので少し読み終わるのに時間がかかってしまいました。 神去村に高校卒業と同時に働きに行くことになった主人公。 その主人公の日々の記録という形で物語が進んでいく。 「なあなあ」が口癖の村人はみなあたたかいが、田舎であるためよそ者を受け入れない人もいたり、、、 林業を通して村に馴染んでいく主人公。 仕事の様子や村のお祭りの描写などがすごく細かくかかれていて、イメージしやすいし実際にこんなお祭りあるんだろうなあと思った。 狭い社会だからこそ人間関係は結構複雑で、主人公が思いを寄せる女性とはあまりうまくいかず、、次巻につながるのかな?
0投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ林業をすることになった都会から来た若者が、山の神様、風習を大事にする神去村のコミュニティになじんでいく。 林業について知らないことが多かったので新鮮だった。ヨキがいいキャラクター!
8投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は今までほぼ漫画しか読んでこなくて、最近小説にハマった人間なため、漫画の銀の匙の林業バージョンみたいな話だ!と思って読み始めました。 読み終わった後、今までと山の見え方が変わりました。木は自然にただ勝手に生えているものとばかり思っていた、いや、考えてすらいなかった。それがこのように手を加える方たちがいて成り立っていたなんて…ところどころ想像しきれない林業用語はYouTubeでも調べたりしながら読みました。 今まで考えたこともない世界に触れて、考えるきっかけになり、また伸び伸びした神去村の面々の同行に触れ心温まる気持ちにもなりました。 読書でこそできる体験だなと思わせてくれました。
0投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログAmazonの評価がすごい高くて、それも選んだ理由の一つやったけど、そんなに…?とは思ってしまった正直。いや面白くなかったとは言わんのやけども。 個人的には「ブシベシ言われる筋合いは無いねぃな」の一文(特にブシベシという言葉)が一番笑ったかもしれん。かわいい言葉やな。 続編の夜話は今のところは読む予定ないかなあ。これから読むのめちゃくちゃ速くなって文字通りの意味でKindle中読み漁れるようなことになったら読むかも。
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ高校を卒業した主人公が教師と親に林業の世界へと送り込まれてしまい、そこで出会う人々や毎日の山での仕事の中で成長していく物語。 確かに「なあなあ」の精神で生活できたら、もっと肩の力が抜けていいのかも。忙しない街中から山里へ足を向けたくなりました。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ主人公のキャラクターが素直でとても18歳らしく、解像度が高い。 文章は平易だが、先が気になるという感じではなく、なかなか進まなかった。 しかし、執筆にあたってしっかり取材されていることが感じられた。 山への畏怖、八百万の神への信仰、昔ながらの日本の考え方がとても好きだ。テクノロジーがいくら発展しても、忘れてはいけないと思う。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログその世界に制限があればあるほど、情はストレートになっていくのだろう。そんな狭き世界に羨ましさを感じる自分の住む世界は恵まれ過ぎているのかもしれない。 ノンフィクションかのような情報量の多さが心地よい。
0投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
--- ## 感想 仕事で林業従事者の方と接することもあり、本書が丹念な調査の上に書かれていることがよく分かった。 本書に登場する神去村はフィクションだが、こうした過疎地の山村は日本中にあり、同じような状況にある。 こと林業に関して言えば、本当にこの本にあるような感じで、高齢者ばかりになっている。 また、「儲からない」「人がいない」「家が建たない」などなど、業界は傾いていくばかり。 補助金がないと成立しない自治体もあるほどだ。 そんな状況を思い、仕事で解決の一助になればと私は日々取り組んでいるつもりだが、この本も、「林業エンタメ小説」と銘打たれてはいるものの、同じような想いを感じる。 林業は危険と隣り合わせで、しかも自分の仕事が何十年、下手したら何百年も先のためのことだったりする。 そんな長いスパンで仕事をしていることはなかなかないのではないか。 自分の手に負えない自然というものとひたすら向き合い、手を入れて大切に育てて、次世代に引き渡す。 林業はそういうものだが、そもそもは地球全体がそういう仕事の上に成り立っていなくてはいけないのだなと思う。 林業や過疎地の山村の問題を身近に感じる手段の一つとして、こうした小説というものがあるのはとても嬉しいし、意義があるものだ。 > 「だからな、人間の都合で木を植えまくって、それで安心したらあかんのや。やっぱり、大切なのはサイクルやな。手入れもせんで放置するのが「自然」やない。うまくサイクルするよう手を貸して、いい状態の山を維持してこそ、「自然」が保たれるんや」(p156) > という言葉があった。 とにかく植林をすれば良いというものではない。 使って、植えて、育てて、また使って、というサイクルが大事なのだ。 大切なのは「節度」だ。 何でもかんでも作りまくって売りまくって・・・ということを繰り返していると、資源が枯渇するのは当然であって、身の丈にあった暮らしというものを忘れてはいけない。 「足るを知る」ことが自然とうまく折り合いをつけながら人間が生き延びるために重要なことだ。
2投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ田舎のゆっくりとした時間。こんな場所で暮らしたいと思いました。そして、三浦しおんさんが描く若者の情熱、意欲、性欲がまっすぐ書かれていて驚きとともに元気をもらえる作品でした
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ読み終わる頃には夢中に読んでいた。最初こそなかなかページが進まず、一度は読むのをやめようかと思った。それは主人公の勇気と同じく都会で育った私は林業も田舎の村も興味・関心がなく敬遠していたからかもしれない。面倒な部分もあるが、人生に悩む時間よりも人間らしく、自然と共存し、神を信仰し生きる古き良き日本の村の暮らしが素直に面白かった。近すぎる人間関係は得意ではないため、そこに住みたいかは別のお話。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログKindle Unlimitedで見かけて手に取った。 林業をテーマにした小説を読むのは初めて。 ちっぽけな自分にあたらしい世界を教えてくれる、圧倒的取材量を背景に感じる作品が好きで、まさにそんな1冊です。 専門用語も多いのにさらさらと読みやすいのは、三浦しをんさんの筆力のなせる技なのだろうなあ。
7投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ出てくる人たちがみんな真っ直ぐで、主人公も感情が素直。でも空気も読めるいいヤツ。 林業というと木を切って売る、売るために育てるくらいしか想像が及んでいなかったので、未知の世界で面白かった。 読後感がとても優しい~お話。 この村は実在するの?と思いながら読み進めて、読了後調べたらモデルとなった場所があるとのこと。日本全国のこういう場所、大切にできたらいいなと思う。
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
平野勇気 生まれ育った横浜を離れ、神去村の神去地区に住む。国が助成金を出している「緑の雇用」制度に勝手に応募されて神去村へやって来る。ヨキの家に居候する。 直紀 祐子の妹。神去小学校の教師。バイクを颯爽と乗りこなす美女。 ヨキ 飯田与喜。勇気の居候先の。中村班のエース。ヨキは「斧」の意味。山仕事は天才的な才能。ものを教える才能はない。 熊やん 熊谷。勇気が高校三年時の担任。卒業式の後、勇気に就職歳を決めたと伝える。 勇気の母 血も涙もない鬼母。 森林組合のおじさん 猪鍋をごちそうしてくれた。 山太 清一の息子。 中村清一 中村林業株式会社社長。三十代半ば。おやかたさん。千二百ヘクタールの大山持ち。 中村祐子 清一の妻。横浜でも、テレビのなかでさえめったに見ないほどの美人。 ノコ 飯田家の飼い犬。オス。 飯田みき ヨキの妻。華奢で小柄な女性。エキゾチックで人目を引く顔立ち。実家はヨキの家から歩いて五分もかからない神去村唯一の商店「中村屋」。ちっさいころからヨキのことが好きだった。 繁ばあちゃん 飯田繁。ヨキの祖母で名付け親。週に二回、巡回してくるワゴン車に乗って、久居のデイケアセンターに行く。 日がな一日、家の中で座っている。 田辺巌 五十歳くらい。中村班のメンバー。神去地区の住人。地ごしらえの名人。 小山三郎 七十四歳。中村班のメンバー。神去地区の住人。飯田家の向かいに住む。山でも危険を察知する能力に秀でている。 みきの父親 郵便局で働いている。 みきの母親 山根のおっちゃん 川の対岸に住む老人。 村の医者 三郎じいさんより高齢で、診察のあいだじゅう、特に理由もなくぷるぷると震える。 村田のおじいさん 亡くなった。 雲取仁助 中地区。 落合強 下地区。
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
kindle unlimitedで続編と知らず なあなあ夜話を先に読み始めてしまい、 慌てて図書館で借りました。 映画WOOD JOBの原作とも知らず。 日本の山で人の手が入っていない山などない という言葉がとても印象的で、いつも見かけるあの山も、以前登ったあの山も、きっと誰かが手入れしてくれているんだなと愛しくなりました。 林業の話と、集落に伝わる伝承。山の神様のこと。 四季折々の神去村での出来事がとても鮮やかに魅力的に描かれていてとても良かったです。
6投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ山村を舞台に高卒男子の一年間を描いた青春小説。 横浜の高校を卒業した男子が、意図せず三重の山奥で林業に従事することに・・・ 小さな山村での素朴な田舎暮らしと、イロハも分からない山仕事。未知の世界に飛び込んで迷い戸惑い、時には逃避しながらも、大小のイベントを通して主人公が少しずつ村の人や暮らしに馴染んでいく様子を淡々と紡いでいます。 四季折々の山林の風景、伝統風習とも一体となった昔ながらの林業の様子など、日本の原風景の一つであろうものがよく描写されていて、全編がどこか懐かしく感じられる空気で包まれている印象でした。 作中で展開されるいくつかのイベントも、どこかしらのどかで落ち着いていて、作者の作風を感じさせます。 本書にはハラハラドキドキや目まぐるしさは不要ですね。 ホッコリを求めるときに良い作品です。
17投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ三浦しをんさんの書く男性主人公って、なんでこんなピュアでかわいいんだーー。 そして清一さんのすっとしてて男前な感じ、、、これは伝わってくる。めっちゃモテそう、沼りそう。このメロ男の妻である裕子に、私はなりたい。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログKindleアンリミに入ってたので読んだ! 安定の面白さ。全然知らない世界なのに鮮やかに思えるのってやっぱすごい…。 高校卒業後フリーターでのらりくらり暮らそうと思ってた主人公、高校の先生に勝手に三重県の林業研修プログラムに放り込まれる。何度も脱走を企てるけど、次第に自然とともに生きていく林業の魅力に惹き込まれていき…。というのがあらすじ。 その日々を主人公がひっそりパソコンに記録していく、という形式なので、語りは結構ポップで読みやすいし、主人公一人称の景色が本当に鮮やか。 私は主人公と同じ横浜育ちだけど、いきなり携帯もほぼ圏外の村に放り込まれたら主人公ほど逞しくやっていけるだろうか…。逞しくっていうのは、脱走する元気とか含め。笑 全然知らなかった林業のことが知られて面白かったし、自然でいっぱいのところに行きたくなったよ〜。
5投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログめちゃくちゃ面白かった。 出版時期を考えると、今ではかなりメジャーとなった地方創生、地方移住の先駆けだったと思う。 勇気の年齢で山や神様に魅力を感じるのはなかなか難しいだろうと思うが、ユーモアあふれる成長物語が心地よい。そして、やっぱり神去山という舞台が魅力的だ。 30歳を超えて都会勤めにげんなりしている自分にとっては、この読書は沢のほとりで音を愉しむひと時のような感覚だった。 気持ちよかった。 それから映画WOOD JOB!の原作だったことを読み終えてから気付いた。確かによく見ると副題に本と同じ名前がある。ということで当然見直した。配役がぴったりでよかった。
0投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ衰退産業と言われる林業に半ば騙されて従事することとなった若者の成長物語。神去村のゆったりとした雰囲気と、まったく知らない林業の世界をほんわかしたエピソードと共に楽しめる。勇気のように上手くいくケースは珍しいだろうが、読者が林業で生計を立てる山奥の村暮らしに憧れを抱くような魅力的な筆致はさすが。こんなに都合良くいくことばかりでもないだろうが、確かな取材に裏打ちされた描写のおかげで程良い塩梅に仕上がっている。林業に携わる人も花粉症には敵わないなんて大変すぎる。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ主人公がパコソンに書いている日記?という斬新感のある小説。内容は日本の林業と村文化をテーマにしたものだが、語りかけてくる書き方から読みやすく、引き込まれた。なあなあ弁もよい。
0投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ林業の詳しい描写の部分は、ちょっと読むのしんどかったけど、登場するキャラクターが良くて楽しく読めた。特に繁ばあちゃんが可愛かった。
27投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原作も映画も好きな作品 横暴だけど、どんどん適応して行く勇気が凄い みんなががんばりを認めて受け入れてる 不貞腐れ気質な自分では考えられない 林業のことも学べるし、自然が綺麗、 とかデジタルデトックスとか、半端な気持ちで 踏み入れて良い場所じゃ絶対にないところが… 面白かった楽しかった、また読もう シリーズもまた読もう
0投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログKindle Unlimitedにて。 リアルに存在する村でのドキュメンタリーかと思って調べたら 神去村という村は実在せず、作者のご祖父母様が過ごされた三重県の村をモデルにされていた。 林業を題材にした小説は恐らく初めて読んだ。 知識は何もなく、それでも夢中でのめり込んで 読み進めるぐらい面白かったのは 三浦しをんさんの筆致の高さからなるものだと思う。 人との繋がり、自然との繋がりが全てなのだなぁと改心。 主人公の勇輝本人が物語の書き手となっているところも新鮮で、多少の素人感と臨場感がバランスよかった。
31投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ林業といえば木を切ることしか思い浮かばなかったが、この本を通して、年間を通じてさまざまな作業が行われていることを知ることができて良かった。 全体的に読みやすく、穏やかなエピソードが続いていくが、最後の祭りで千年杉に乗って山を下る場面は迫力があり、とても印象的だった。
4投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログkindle unlimitedにあったので。 林業に飛び込んだ横浜育ちの少年の日記を覗き見る形で物語が進む。めちゃくちゃ読みやすいし、全然知らなかった林業の世界を知れて興味深かった
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ神去むらの皆んなの和気藹々とした感じ好きー!ちょこちょこ、クスッと笑えるところもあって林業に興味がなくてもあっという間に読み終えた!
7投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ都会育ちのイマドキの若者がふとしたきっかけで林業の世界に飛び込む話。主人公目線で話が進むので、文体が軽くてすらすら読めた。自然の描写が美しくて、目の前に風景が浮かんでくるよう。村全体でお花見をしたりお祭りをしたり、まさに日本の失われた風景、という感じ。 ただここまで人間関係が密接でなにもかも筒抜けの環境で生きていくのは絶対無理だな、と本編とは全然関係ない思いがちらついてしまった、、。
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ東京FMの「本読もっか」という番組で紹介していたので手に取ってみた。 林業に関するエピソードは具体的で興味深かった。 一方で、現実には老若男女がいて、皆んなが一つの祭りに団結して盛り上がる、なんて村はもうないんだろうな…という気もする。 それにしても、村の風習や祭りには、モデルとなるところがあるのかな?脚色はされてるにせよ、もし今も続いていたら貴重過ぎる。 最後はちょっと現実味が無く少し興を削がれたけど…
6投稿日: 2025.08.19
powered by ブクログ林業に急遽就職した若者とその田舎村での生活や村人との触れ合いを描いた話。 林業とはどういう仕事をしているのか。 林業によって日本の自然は保たれているという事実などを知り、斜陽産業ではなく、影で支える産業であると思った
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ抜群の面白さ! 登場人物がそれぞれ魅力的で、主人公の視点で語られているから、突っ込みや心のぼやきが面白い。 林業の仕事の深さを、良い面と悪い面織り交ぜ語る描写は見事の一言。ど田舎の神去村のようなところは日本の至る所にあるだろうなぁと想像させられました。 田舎の良さ、独特の風習、よそ者への対応から班の皆が主人公勇気を受け入れ勇気が山での暮らしに馴染んでいく様子は、本当に読んでいて応援したくなる。こんな暮らしがしてみたいと思わせる暖かさと面白さに溢れる名作!
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログなあなあの精神って人生のゆとりを感じる。 日本なあなあ憲法とかできひんかなぁ。 自然に囲まれた仕事ってちょっと憧れ。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログずっと楽しいままの勢いで読めた! そしてこれを読んだからには映画のWOODJOBを観たいなと思ってたら、まさかの別タイトルで原作だった。俳優さんも想像してた2人があってたのでなんか嬉しい。 いいな、こんな風に自然を感じながら生きて、こんな風に大事にし続けたいと思えるものがあるって。 あと勇気のこの語り口調な物語の進み方も楽しい要因の一つ。ちょっとトゥルーマン・ショーを思い出した。 神去村の神去地区。 いっとき住んだ田舎町を思い浮かべつつ、物語を頭の中で映像化。田舎の小さな村っていうと、窮屈とか思われがちだけど、このなあなあの精神がいいな。 ちょっぴりファンタジーなことすらも村の人には現実で、きっとかつては日本全国にこんな生活があったのだろうな。 勇気の成長、直紀との関係、続きがあると知ったので今から楽しみ。
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ楽しく読了! 少しずつ村の人達と絆が生まれ、成長していく主人公。 とても不思議で、でもどこか懐かしいそんな世界観の話でした。
15投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ「夕風にあたる皮膚は冷えていき、体の芯にだけ今日もよく働いたなという満足が熱になって残る」 見知った顔しかいない狭い世界ながらも、山と共に生きる人々の文化、神去村の美しい四季に憧れを持って読み進めました。縁遠い林業に触れる、良い擬似体験でした。
4投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ自分の積読シリーズ第◯弾。 なんで今まで読まなかったのだろう。なんて。 林業をしっかり取材されことがよくわかる作品でした。通勤で面白く読ませていただきました。 続編もあるのかな。 作者の「まほろ駅前多田便利軒」シリーズも軽快で面白かったなぁ。
24投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ主人公の勇気の設定がとても良い。 ただやる気がないだけで変に拗らせたり捻くれたりしていないキャラなので、何か内省するとか自己を再生するといった悩みの解決に感情を使わなくてよく、山での暮らしにひたすら素直に感動し共感したり突っ込んだりしてくれます。 それはまさに読者の擬似体験となって、自分が山に放り込まれたような感覚になれました。 勇気のいた横浜と同じような都会に住む私でも、読み終わって神去村をちょっと懐かしく羨ましく感じました。 自然や人への愛がある物語です。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ山深い村で林業に携わることになった主人公。自身が記した文章の体で苦悩が伝わってくるが、それ以上に村人たちの無骨な暖かさが染みる。山の神秘さにも引き込まれた。初めて読む三浦しをんさん作品だったけど、是非他の作品も読んでみたい。
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ高校を卒業してフリーターにでもなろうかと考えていた主人公 平野勇気は、家族に騙されるかのように林業の就職先を決められる。はじめは嫌々、過ごしていた勇気は、どんどん林業の魅力にハマっていく。 著者は、やはり職業を描くのが非常にうまい。語り口も軽やかで、リーダビリティも高くどんどん読み進められた。軽やかな作品が読みたいときにどうぞ。 それはそれとして携帯はどうなったんだろう・・・
48投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神去村の祭り本番、 山をすべり降りてきた巨木が何とか広間に止まった後の、全員の「ほいなー!」の雄叫び。 想像したら胸が熱くなって泣けてしまった。 山根のおっちゃん、無事でよかった。 切って植えてのサイクルを回すことが、 山を大切にすることなんだと知った。 巨木を切り倒す時に犠牲になったコナラの木も、かわいそうに思えてしまうけど、 それもまた「なぁなぁ」なのかなと感じて、「なぁなぁ」って深いなぁと思った。
9投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログ持続可能性という言葉を耳にすることが増えた。この物語は、林業を通じて持続可能な森を作る話であり、人口減少に直面する里山の暮らしや伝統をどう持続していくか、そんなことも問いかけられた話。「なあなあ」と自然を受け入れる価値観はゆるく、厳しくもある。
11投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校卒業後の進路が決まっていない平野勇気が山奥に送り込まれ、不本意ながら林業に携わり成長していくストーリー。 働くまでの過程についてはクエスチョンがつくような展開だったが、その後の神去山での生活は平凡でありながら、都会から来た主人公を厳しくも優しく成長させる。 日々肉体を酷使し目の前の作業に没頭する。 自然の中でドラマのようなことがなくても生きていく。 それでいいんだと思ったし、都会の価値観から離れた生活ができる主人公に羨ましさを感じてしまった。 一人前に全然なれていないまま、そして恋も現在進行形のままエンディングを迎えたところがとてもよく、読後は爽やかな気持ちになれた。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ高校卒業と同時に三重県の山奥の村、神去村(かむさりむら)の林業に就職させられた平野勇気。 横浜育ちの勇気が、30代のガタイのいい男ヨキの家に世話になり、中村林業のおやかたの清一の会社でヨキと共に山の仕事をすることに…。 前半はこれが現代かと思うような生活にギャップを感じたが、勇気と一緒で次第に山の魅力と登場人物の個性的な魅力に引き込まれてしまう。 子どもの神隠しや、山には神が住んでいると信じているところなど、村のものでなければ受け入れられないこともたくさんあるが、揺らぐことのないまっすぐな男たちの山を守り続ける姿には感動する。 47年に一度の祭りで、千年の樹齢の杉の木を伐倒し、男衆がその杉に乗ってしがみつき、山腹を滑り落ちるところは命懸けなのだが、男たちの会話がなんだか面白くて笑ってしまう。 勇気は夏休みも横浜の家に帰らず、朝起きて畑の作物の手入れをし、とうもろこしやきゅうり、スイカをたらふく食べ、昼は山の仕事、夕方はまた畑に入り、1日明け暮れるほどに神去村の生活に馴染んでいく。 直紀さんという片思いの相手もいて、読む側も飽きることなく神去村に魅了されていく。 山の不思議なエネルギーと山で生きていく人たちの生きる力、都会の生活では感じられないものがこの作品には溢れている。 とはいっても、林業がたやすい仕事でもないし、若者は都会に出ていき、後継者が育たないのが現状だろう。 20代の男衆が一人も出てこなかった気がする。 この作品には、三浦しをんさんの林業の未来への願いも込められているのだろう。 続編もあるようなので、読むのが楽しみだ。
24投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ人に勧められて読んだ一冊。序盤から中盤まではやや単調に感じたが、物語が進むにつれて、主人公・勇気が村に馴染んでいく様子が描かれ、次第に引き込まれていった。ひと癖ある村人たちとのやり取りや、自然の中での素朴な日常が温かく、微笑ましい気持ちで読み進めることができた。 自然豊かな場所に訪れたような気持ちになるので、リフレッシュしたいときに読みたい本。
1投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ映画を先に観てからの読書。 とても面白かった。 映画と本は、違う世界線の話だと思えばどちらもとても楽しめる。どっちも良い、どっちも素敵。 ただ共通するのは、山を甘く見てはいけない。
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ以前少し林業のイベントで、木の間伐を体験したが、その裏にある苦労と、村の仲間との繋がりが描かれてて、ただの林業の小説ではない。エンタメ要素多くて面白い。 国土の7割が森林の日本で欠かせない役割。身近に感じてもらうにはこういう小説を通じて伝えたいな。 最近大きな山火事があっただけに、山を知らない我々は苦労を知る必要がある。 映画があるようだが、アニメ化を望む作品!
4投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ林業に携わる人々と山の物語。 こういうお仕事系の小説大好き 誇りを持って仕事をしてる人はかっこいい 都会に住んで毎日必死に働いてると神去村の生活が羨ましく感じた
1投稿日: 2025.03.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神去村の人々がとても魅力的に、いきいきと描かれていて好感が持てました。 都会に住んでいた勇気が林業と村での生活にのめり込んでいく姿が素敵でした。ほっこりする場面がたくさんあり、読後感も良かったです。 ノコのために人間たちが一芝居打つシーンが微笑ましくて好きです。
1投稿日: 2024.12.26
powered by ブクログ三浦先生の作品を初めて読みました。 国語の教科書に乗るような物語でした。 表現とか、言葉とか、スッと入って来ました。 今までは、映画で見た作品は読もうと思わなかったのですが、映画でも面白かった、船を編むを小説で読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
普通の高校生が林業の世界にぶち込まれる話。 神去山という山の中で起きるファンタジー要素も現実離れした展開も、本当に存在するのではないかと思わせるような解像度で読んでいて楽しかった。 それも、丁寧な情景描写やリアリティのある感情表現の賜物であろう。 都会の中にいても心の中にいつも「なあなあ」を。
1投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ2021/12/12読了 ビブリアから移行 田舎に行きたくなったときに読み返そう。 なんでこんなに綺麗な表現がでてくるんだ?三浦しをんの表現がとにかく好き。
2投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ都会から切り離れてて、村特有の風習(巨木を下ろす儀式やばすぎ笑)があって村全体が家族で。そんな暮らしに憧れてしまうような一冊。"なあなあ"で生きていきたい。
1投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ友人から借りた本シリーズ① 三浦しをんさんらしい、悪人が出てこない、嫌な思いをすることがない内容 楽しんで読めた 自然の描写が良かった
0投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三浦しをんさんのお仕事本、大好きです。 段々その世界に馴染んで、リスペクトして、ずっと終わらないでと読んでいる方も願ってしまう。 丸太で山を降りてくる祭りのシーン、私の中ではすごい想像になってました。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログとっても面白かった! 三浦しおんさんの作品だから、そりゃ面白いよね。でも、かなり取材したんだろうなぁ。林業って、ほとんど知らない世界。ほとんどの住人が林業に従事している集落の生活や、神聖なる山を祀る神事など、学ぶことも多かった。それもこれも、舞台となる神去村の人々がみんな魅力的なんだよなぁ。 林業の厳しさはあるんだろうけど、こんな暮らしも素敵だなぁと思いながら味わって読みました。
1投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログずっと前に観た好きな映画の原作だということに、読んでいる途中で気が付いた。細かい設定は少し変えてあったりするけれど、とても面白くて、神去の人たちが魅力的で、山が神秘的で。 高校を卒業したばかりの東京の高校生が、次第に山の男になっていく。 とても素敵な作品だった。
0投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ実家(山間部)に帰りたくなった! 三浦しをんさんの本なので林業についても丁寧に描かれているのはもちろんのこと、田舎あるあると頷けたり懐かしく感じることが沢山あった。 なんだかんだ言って村の人たちの優しさで溢れている田舎が恋しくなった。
9投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログ就職もろくに決めていなかった俺、平野勇気は担任と親に結託され高校の卒業式後、三重県中西部、奈良との県境近くにある神去村に送り込まれる。そこで駅に迎えにきた三十くらいの飯田与喜(ヨキ)にさらに奥地に連れていかれ圏外の携帯から素早く電池パック抜かれ、逃げる手段もなく、へっぽこ林業生活が始まった。ヨキが属する林業チームの清一さん、三郎じいさん、巌さんが実にキャラクターが良い。勇気が馴染めたのもきっとこのチームだったから!住むことになったヨキのいえの奥さん、みきさん、繁ばあちゃん、犬のノコ。リーダーであり、規格外大地主の清一さんの奥さん祐子さん、息子の山太、祐子さんの妹でもう少し町に住んでる直紀さん、みんなの絡みも良かった。後は私が多分三浦しをんと相性良くて、相変わらずちょっとした端々の表現が笑える。 ★4なのは、勇気がなかなか林業に慣れなくて、逃げたくてしっかりしろーっていう時期長くてイライラしちゃうから。最後腹くくっていくにつれて楽しくなります。 ヨキが女遊び大好きだけど、まあ、表現的には小学生からでも個人的には行ける…かも?基本は中学生以上です。
5投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ2日でするすると読了。 山が暮らしであり仕事である。 現代は仕事とプライベートとをそれぞれ分けて考えがちだけど、両方含んでいて切り離せない、そんな生き方を学べた。 神様の土地を借りて生かされているだけで 人間がわかることが全てではない。 コントロールするんじゃなく、ただなあなあと 流れるように小さな変化を見つけながら生きている、そんな毎日がとても素敵だと思ったし、神去のようなところでいつか暮らしてみたいとも思った。
1投稿日: 2024.10.11
powered by ブクログ作者がエッセイの中でこの本を書くために 三重県尾鷲市の林業関係者の方に取材したことを書かれてて 興味をひかれて読みました。というのも今現在尾鷲市在住だからです。 主人公の勇気の目を通して見る山は登山などの アウトドアで見るのとはまた違う顔をしています。 続編もあるようなので今度はそちらも読んでみようかな
1投稿日: 2024.10.08
powered by ブクログとにかく、表紙の美しさに魅了されて 表紙買いしました 自然を身近に感じることができない方には、 癒し効果があるので特におすすめ! 夏のお話なので、夏に読めたらなお最高! 文章の美しさから、脳裏に濃淡豊かな緑が 映像化され、はじめて読んだ時に感動しました 文章の美しさや言い回しの表現がすてきで、 小説って楽しいなと思うきっかけになった 思い出深い作品 林業について何も知らなかったので、 林業の大変さ、奥深さも感じられます! 映画化もされていますが、私の脳内とは イメージがかけ離れてしまい、 内容も脚色されています 見ながらずっとショックを受けていたので 小説がオススメです 汗
1投稿日: 2024.10.06若者の成長物語
騙されるようにして都会を離れた山村に連れていかれて、嫌々林業に就かされたものの、村の人たちの生活に触れていく中で、村人たちの人情や「なあなあ」の精神に触れて、村人の一員になっていく若者の成長物語。 作者らしいユーモアも満載で最後まで飽きずに楽しめた。
1投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログなあなあの世界、考え方、東京でサラリーマンして、いつも効率、利益を求められるとちょっとうらやましいところもあるけど、東京のサラリーマンなんかより大変なことがたくさんあるんだろうな。高校卒業していきなりこんな世界に飛び込んだら、自分は適応でなさそうです。 林業のことなんて考えたことがありませんでした。
0投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログ都会にはない、違った文化、価値観での、苦労も多いが幸せな生活に触れて、幸せとは何か、の一面を感じることができた
0投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ高校卒業とともに担任から(強制的に)山奥の田舎、神去村に放り込まれ、1年間林業に勤しむこととなった主人公、平野勇気くんの奮闘記。 横浜出身の都会っ子であった彼が、神去村のなあなあで濃い住人らと関わり合いながら、次第に林業に正面から向き合っていく姿、随所に垣間見える林業を取り巻く厳しい実情などから、山との付き合い方を平野くんとともに学んだ気になれる小説でした。 サイン本を見かけたことをキッカケに購入しましたが、面白かったので、続編も読みたいと思います。 以下、余談。 「ウォーターボーイズ」などの矢口監督による劇場版では、「平野くんが自ら神去村に赴く」、「直紀は祐子さんの妹では無い」など、根本から原作と異なるところも多々あるifストーリーとなっていましたが、 仕事の様子を映像で見ることで、実際こんな感じで作業していたのかと理解が深まり面白かったです。
13投稿日: 2024.08.18
powered by ブクログ大好きな本です。以前図書館で何度か借りて、書店で久しぶりに出会って購入。 ハチャメチャな登場人物たちが、豊か(すぎ)で圧倒的な自然の中でのびのびと活躍します。 林業やってみたく…なるかも!
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ林業の世界に突然放り込まれた主人公。その主人公の日記としての語り口なのですらすら読める。山の神様とその娘の神様が出てきたところが、神様好きには嬉しいポイントだった。
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ三浦しをんさんの林業エンタテインメント小説 『神去なあなあ日常』 横浜育ちで都会っ子の平野勇気が、高校卒業後に三重県の神去村の林業現場に放り込まれる。 高校の就職斡旋ってこんなに手荒なの?笑 物語は勇気目線で描かれるため、林業の知識が全くなくてもスムーズに入り込めた。 都会の便利な生活と異なり、携帯もなく遊ぶ場所もなく、買い物する場所はひとつ。若者は殆どおらず、高齢化が加速する斜陽産業の林業で、生計を立てる人々の生き方は「なあなあ」の精神が根付いている。 そして、山の神、森の神、古来の人々が大切にしてきた自然との対話が、今も生きている神去村。 神隠しや、メドの権利や、呪文といった異世界に入り込んだかのような不思議な感覚に浸りながら、こんな地域が日本にも残っていることが神々しく感じた。 三浦しをんさんが、綿密な取材を元に執筆されたであろう本作。忙しい現代人が忘れかけている日本古来の人々の生き方や、精神の強さを訴えかけているようだった。 なあなあの精神は、なかなか勉強になった。
36投稿日: 2024.08.02
powered by ブクログ私は田舎育ちです。今では小さい子供もいなくなり、お年寄りが増えました。限界集落の様な感じになっています。子供の頃は年齢を超えて皆んなで外で遊びまわり、周りの大人も皆んな同じ様に接してくれました。地域で子育てしていたなと思います。 都会育ちの主人公は周囲の人々から人としてたくさんのことを教わり林業を生業として行きながら、人として成長して行きます。生活習慣や山独特の行事のことを読んでいたら、子供の頃のことが懐かしく思い出されました。生家は田園地帯なので神去と同じではありませんが、地域皆んなで事あるごとに協力するのは同じでした。若い人が少なくなってしまいましたが、農業も林業も衰退しないことを切に願うばかりです。
0投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログなんか成長物語いいよなぁ。 高校卒業してやることもなんにも決めてない主人公が母親と担任が決めた、三重県の山村の林業という仕事に就いて色んな事を感じ吸収し成長していく。 一緒に作業する人々もまた良い味出してる。 主人公を応援したくなるような1冊に出逢えた。
0投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログ色々な産業がある中で、林業って1番よくわからない仕事でした。馴染みがない仕事でしたが、分かりやすく書かれていて、しかも主人公が都会から突然林業に携わるっていう設定で、驚くポイントが同じですごく入り込みやすかったです。 それぞれの登場人物達のクセの強さが楽しかったです。 勇気の恋が成就するといいなあ… 自然を相手の仕事で、常に神様を意識しながらの生活というのが、今の都会の生活では忘れられている感覚ですね。 八百万の神を信仰する日本人ならではの感覚を再確認した感じです。 一神教の国の人にはどう感じるんだろう?
1投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ林業を生業とする生活の過酷さや楽しさが文面から滲み出てきているようで読みやすかった。物語の展開が短調で面白みが欠ける内容だったので⭐️2つ。 現代人の忘れかけている自然や風習の素晴らしさや重要性を再認識できたことは良かった。
0投稿日: 2024.07.14
powered by ブクログ【山仕事の異文化体験記】 都会に生まれて育った人にとって、地方の暮らしは異文化。 その体験が、横浜生まれの主人公、平野勇気18歳の言葉で綴られる。 「なあなあ」という言葉は、 木や自然と身を持って向き合い、 自分たち人間自身の自然さ、みたいなもの、と隣り合わせで生きる村人の姿勢でもあるようです。 ___神去の住人が「なあなあ」を大事にしているのは、百年単位でサイクルする林業をやってるひとが多いこと、夜に遊ぶ場所もなくて暗くなったら寝るしかないこと、このニつの理由によると思う。あくせくしたって木は育たないし、よく寝てよく食べて、明日もなあなあで行こう。そう思ってるひとが多いみたいだ。(本文より) 都会では忘れ去られている、時に軽視されているような、それを思い出させてくれる貴重な暮らしの場が、里山や農村にはあることが伝わってくるお話でした。 ・・・ 勇気は、高校卒業後、知らぬ間に親の計らいで応募されていた林業の研修生として三重県神去村に辿り着く。 「この一年にあったことを、書き留めておこうと思い立った。神去の暮らしは、俺の目にはめずらしいものに見える。なによりも住人がおかしい。おっとりしているようで、静かに被壊的言動を取ったりする。」 山仕事の大変さ、巧みさ、めげそうになりながらも、 仕事だけではなく、村人の山への態度、生き方全体を学んでいく。 ・・・ 雪起こし、 苗木の植え付け、 山林作り、 修羅、木馬道 間伐、下刈り、 屋敷林、 床柱、 もんどり、 枝打ち、、、 全然知らない林業の作業。 その山とともに生きる人間の知恵の結晶として受け継がれてきて、 体と、感覚と一体化したプロ技なのだろうと思ったりしながら、、、 とても新鮮でした。 ・・・ また、 神隠し、 神おろし、 オオヤマヅミさんのお祀り、 といった、 自然の神秘を感じさせる、 村の通念、しきたり、伝統。 五感すべてで感じ取れるような情景の描写もとても巧みで、読んでいて引き込まれました。 蛍や星空、清らかな水。 自然の美しさや畏敬の念だけではなく、 現実も。 花粉、マムシ、ダニ、ヒル、山火事、人の死も、その一部として自然に組み入れられているもの。 始めはどうにかこの村から脱出の機会を探っていた勇気ですが、数ヵ月後の夏には既に、 「毎日、退屈する暇もなく生命力を増していく村の風景を、なにひとつ見逃したくない」と、村の暮らしに魅了されていく、というか、圧倒されている。 そして1年を巡り、その楽しみかたも学び続けていて。 「季節の移り変わりに応じて、同じような作業を繰り返してるかのように見えるけど、本当はそうじゃないんだってことが、一年経ってやっと少しわかった。 山は毎日、ちがう顔を見せる。木は一瞬ごとに、成長したり東えたりする。些聯な変化かもしれないが、その些細な部分を見逃したら、絶対にいい木は育てられないし山を万全の状態に保っこともできない。 ヨキ、清一さん、三郎じいさん、巌さんの働きぶりを見で、俺はそれを知った。 山で小さな変化を見つけるのは、とても楽しい。直紀さんが俺に笑いかけてくれる回数が、ちょっとずつ増えてるなあと、気づいたときと同じぐらいに。」 ・・・ もうひとつ印象的だったのが、 神去山が、村人の信仰の対象であり、心のよりどころ、山で生きる誇りの象徴であり、また 「金のなる木」を産出する宝の山でもある、という。 これはその暮らしの中に身を置いたらかんじるものなのだろうけれども、全く、数値化できるものではなく、経済価値に変換できない。だからこそ神聖であり、同時に現代資本社会に飲まれると、消滅の危機に直面する。 「心のよりどころ」としての存在。 それだけだとやっぱ厳しいのかな、とか。 神去地区では、高価値な材木を産出して経済的にも成り立つような仕組みを維持してきている。その林業を担っているのが、中村林業株式会社の、清一さんで、 地域でもリーダー的な存在だった。 でも社会のニーズや経済構造も変わるし、そこでどう時代の流れにのっていくことができるかは、そんな一人一人の人間にかかっている部分が大きいようにも感じた。 そして、外からは入ってきた人との関係づくりのしかたも、現実は色々と悩ましい部分も多いのだろうと思う。 だからこそ、いろんな視点や体験から、考えていくべきテーマだなーとあらためて思ったりしました。
1投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ山での暮らし、林業。どれも新鮮で山暮らしの解像度が上がった。急ぎすぎず、たまには立ち止まって気楽になあなあと生きるのもありだなぁと思いました(*ˊᵕˋ*)
1投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ主人公キャラにイマイチ共感出来ないところはあるが、内容は面白い。 さすが三浦しをんさんというところやね!
6投稿日: 2024.06.25
powered by ブクログ10年ぶりくらいに再読しました。 やっぱりなあなあは面白い! 一回読んだ時は気にならなかったが、舞台となる神去村はどのあたりかな?と考えてしまった。紀伊半島の熊野古道や玉置神社に行ったことを思い出し、奈良に近い三重県の何処かなんだ‥ありそう 神隠しがあったり、大山祇さんの娘さん達が登場する件、大好物です。
1投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログ高校卒業後、自分の意志とは無関係に田舎の林業に放り込まれた勇気が主人公。自然と向き合う仕事の厳しさ、大変さが伝わってくる。四季の移り変わり、深い森の描写も美しい。周囲は個性的な良い人ばかりで、語り口も軽妙なので、ストレスなくさくっと読める。後日譚にも期待。
3投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログ山は山だけで生きることはできず、人もまた山がなければ生きていくことができない。自然との共生を押し付けがましくなく伝えてくれる一冊。
0投稿日: 2024.05.30
powered by ブクログ高校卒業間もない主人公ユウキがど田舎である神去村へ林業研修?就職し、成長する物語。 神去村の住人が次第にユウキを認め、この村を好きになっていく様を描いている。林業にまつわる職業的知識も多くあり勉強になる。 日本の田舎の古き良き伝統と、よそ者のユウキからみた滑稽な視点は痛快である。気性の荒い先輩ヨキは私生活はだらしないが、林業の申し子的存在。ユウキの良き理解者でもあり、憎めないキャラクター。 全体的にほのぼのしており、風光明媚な田舎に旅行したくなるようなお話しでした。
0投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログファンタジーと風習、因習村、田舎、林業をエンタメとして突き詰めるとこうなるというかんじ。ただ林業について想像がつかないから、微妙に話に入り込めなかった気がしたのがちょっと勿体なかった。
0投稿日: 2024.03.30
powered by ブクログ主人公は18歳の勇気という男の子。 フリーターになろうと思っていたら高校の先生と親に林業の現場に放り込まれてしまった。 最初は携帯も通じない山奥できつい山仕事をするのは大変だったけど、どんどん仕事の楽しさ、自然の美しさに魅了されていく。 登山が好きでよく山に行きますが、山の整備はこんなに手間がかかっているんだなぁと驚きました。 林業がどんなものか知れて、物語もほっこりおもしろい素敵な小説です。
8投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ嫌々始めた林業の仕事。個性的な村の人々との交流を深めていきながら仕事や村の魅力にはまっていく主人公と同じく、自分もそんな村の魅力に引き寄せられました。なあなあな中にも死と隣り合わせの林業の厳しさはじめ情景描写も入り込んで読むことができたと思います。 後日譚の方も楽しみたいです。
11投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ読後即映画を観てみた ワンコが居なくてちょっと不満 でも映画はそれなりに面白い 小説はもっといい 林業の事もちょっとかじれるし その後もあるようなので読んでみたい
1投稿日: 2024.03.14
powered by ブクログ今まで知らなかった地域や仕事がよくわかり、楽しく読めた。ただ、青年の日記という文体なのが残念に感じた。
1投稿日: 2024.03.06
powered by ブクログ読んだ当時同じ年頃の青年が林業に携わり村の人と関係を築きながら生活をしている事に尊敬した。 主人公から見た村の人々の人となりが面白くて大好き。
1投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ林業というのを感動的な物語としてかきあげる三浦しをんさんはただただすごい、の一言。山での自然の尊さや崇高さをたくさん教えてもらえました。林業は日本からなくなっては絶対にいけない、と痛感します。主人公の勇気くんの成長も共感です。 なあなあ、っていう気持ちがないとなあ、としみじみ思いました。
5投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログニート生活を目指す卒業間近の高校生男子が、有無も言わさず林業の世界へ放り込まれるお話。十数年の人生経験の一切が通用しない生活に悪戦苦闘しながらも、自然と共存する生活に馴染んでゆく。豊かさとは何かを考えさせられます。 現代社会における都会生活が日常とすれば、主人公の置かれた環境は非日常。神事とご近所付き合いが生活の基盤になって、プライベートなどと言う単語は存在しない生活。人の温もりが時には煩わしくあるも、それ以上に大きな安らぎを与えてくれる。豊かさとは「なあなあ」な暮らしができる環境そのもの。その様なものかと思うに至った次第です。 こちら「日常」と続編的な「夜話」がありますので、この順番に読んだ方がストーリーがわかりやすいです。少年の稚拙な文章をイメージした文体でサクサク読めます。
1投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ三重県の山奥。自然の中で生きる人たち。林業すごい。こういう世界で日本人はずっと生きてきたことを、今もこうやって生活している人たちがいることを、大きな自然に生かされていることを覚えておこう。
0投稿日: 2024.01.02
powered by ブクログ三浦しをん、キャラの個性を引き出すのがうまいなーと思う。 今作も、いいメンバーが揃っていたし、いつものようにワクワクする作品だった。 山林業の話し、全く未知の世界だったが、最後のイベントの盛り上がりがよく、電車の中で読んでいた笑ってしまいました。
0投稿日: 2023.12.07
powered by ブクログ日常に疲れた方へお勧めしたい一冊。 冒頭に描かれている「なあなあ」という言葉。意味を知るだけで、安らぎがもらえる。 壮大な自然にかこまれた神去村。この地域で使われる「なあなあ」という言葉。村の風景。人々の暮し。・・・。 何もかも新鮮で、物語にすっと入り込み、独特の世界観を楽しめた。 命がけで林業に携わる男性達、胸が熱くなる程素敵だと思った。 破天荒で女好きだけど、山仕事に誰よりも勇敢に立ち向かうヨキ。スター性があって格好いい。 繁ばあちゃんは、可愛らしく、面白い。物語にそっと彩りをそえている。大好きになった。
18投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログ生きる力を感じる作品。 登場人物が全員生き生きとしていて、人間本来の生活はここにあるのではないかと感じる。 田舎暮らしも悪くないなと思わせてくれる作品です。私自身小学生以来の再読でしたが楽しく読むことができました。
0投稿日: 2023.10.28
powered by ブクログ久しぶりに三浦しをんさん。 この物語を通して、林業の一年間のお仕事が大まかにだがわかるようになっている。 横浜育ちの平野勇気は担任の熊やんに神去村での林業就職を余儀なくされるw 神去村ってどこだ! 注)三重県美杉町がモデルらしいぞ 都会っ子の勇気。 退屈と寂しさの毎日を送るが、 ヨキ、清一さん、繁ばあちゃん、三郎じいさん、巌さん、ノコ(犬)神去村の優しく『なあなあ』な人達や、見守る山々に囲まれどんどん居心地が良くなっていく。正月に実家に帰るも山が気になり2日で帰ってきてしまうほど。 調べてみると林業の年収はだいたい300万くらいとのこと。勇気は見習いなのでもっと少ないのでしょね。 それでも神去村の生活は楽しく、恋もして勇気はたくましくなっていく。 解説にも書いてあるけど、 山と共にある生活。神去村のような世界がある事をたまには『なあなあ』と思いを馳せるのも良いかもね。 今回も三浦しをんさんの温かく面白く勉強になる世界を堪能しました!
2投稿日: 2023.10.16
powered by ブクログこの本に限らず、情景描写と人間関係の描き方が好き。林業について、「り」の字も知らなかったけど楽しく読めた。ちょっと林業や地方の村について興味を持ったので、図書館で調べてみよう。時間あるときに映画も見たいなと思った。
0投稿日: 2023.10.09
powered by ブクログ三浦しをんさんの作品は、「舟を編む」に続き2作品目ですが、舟を編むは、辞書の話で、少しは興味があったけど、これは林業の話。最後まで読みきれるかななんて思ってたけど、すごく面白かったです。林業の事細かなことが盛り込まれながら、登場人物のそれぞれのキャラが生きていて、かたい表現にならず、とても興味深く読めました。続編も、楽しみです。
0投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログ高校を卒業して、なぜか三重県の神去という集落で林業をすることになった勇気。仕事はできるが、ぶっきらぼうなよきや、リーダーで優しく頼りになる清一、マドンナとなる直紀との出会いなどで、仕事や村への態度が変わっていく。 山を中心とした生活が、ライフスタイルに大きく影響するのは当然だと思う。人は住む場所に大きく影響される生き物だと思う。 山をレジャーや余暇と考える人が多いかもしれないけど、本来は怖いものだからこそ、畏怖や尊敬の念を自然に対して持たないといけなちのかなと思ったり。 村人どうしの関係をみて裏表のない人間関係が何だか羨ましくも感じられました。実際、そうなったらウザったいと思うかもしれませんが。
1投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログ三浦しをん先生の軽やかな文章で書かれる、神去村を中心とした自然に囲まれる生活譚はとても面白く、同時に町に住む私達が経験し得ないような事を追体験する様な楽しさがあった。解説の部分で書かれていたように、この本は町に住む私達が失った日本古来の自然に対する畏怖や尊敬の感情をふと思い起こさせる本だなと思った。林業というマイナー(だと思われる)職業に打ち込む都会っ子の主人公には共感出来る所が多くあるし、段々と林業にのめり込む姿に胸が熱くなった。機会があれば読んで頂きたい。
0投稿日: 2023.09.11
