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ハルカ・エイティ
ハルカ・エイティ
姫野カオルコ/文藝春秋
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総合評価

31件)
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    1920年?くらいに生まれたハルカさんがおばあちゃんくらいになるまでの一生を描いた本! 素敵な人だし、かっこいいなぁと思う。でも何だか旦那にはあんまり魅力を感じない、、、男女差別しない人だとは思うけど。80歳になってもホテルのラウンジでコーヒーを飲める女になろう

    0
    投稿日: 2024.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なにかがひとつ欠けているような気持ち。なにが欠けているのかはわからない。なにかが欠けていて、それはどうすれば埋まるのか検討がつかない。 よって、きれいだ愛しているは、女性を性の行為に痺れさせる、実はしたたかに男々しいテクニックなのである。 どうか、ドアが開きますように。…どうか、開かなくてもがっかりしませんように。 女体をとろけさせる最たる行動がある。G8諸国全域でとろけさせる行動がある。それは「よりそって星をながめる」である。 「…女子の貞操は男の貞操より高いんや。もう戦後やないて、そんなことは関係あれへん。いつでもそうや。商売女でも素人でも関係あれへん。大事なもんをあずけてもろた。それがかかわったっちゅうことや。…」 愛妻家でなければ浮気できない。 しおどき。恋する男と女のあいだには、しばしばこれが訪れる。倫ならぬ恋なら、いつかかならず。 しかし、相手の身に指一本ふれなくてすむような感情は恋だろうか。 親戚のだれそれが入院した。だれそれが突然倒れた。だれそれが死んだ。こうした知らせが親戚から、直接入るようになれば、その人は、もう若くない。

    0
    投稿日: 2023.05.13
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    作り話ではなく、半ノンフィクション(?)で、こんなに色々なことをこと細かに臨場感を出して物語れるというのは、本当にすごいなと感じました。 小説家として、話を聞き込んだりしたのではあろうと思うけれども、親族の中でそんなに過去の話などをする関係性がすごいなと思いました。 作品の感想になってない笑

    0
    投稿日: 2022.12.23
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    長編としては、2003年度下半期直木賞候補となった「ツ、イ、ラ、ク」角川書店2003/10/31)以来二年ぶりの作品。丹念な取材を元に描かれた作品としては「整形美女」(新潮文庫2002/10/01)以来、約六年ぶりの作品。取材の対象は、本書では特定の女性。著者初のモデル小説です。ただし、モデルは有名人ではなくて、一般人。大正生まれの女性。 歴史に名を残すでもなく、またマスコミに登場するでもない彼女の半生です。が、しかし、彼女の人生は僕にはうらやましい限りの個性的な人生として映りました。 もちろん、現代とは違って選択肢が限られた彼女の人生には、たとえば自分がしたいことを選んで進路を決めるような自由さはありません。逆に時代に流され、状況に身をゆだねざるを得なかった事の多い、彼女の人生です。それでも、僕が彼女の人生をうらやましく思えたのは(僕の読書に偏るかもしれないけれど)彼女が自分の個性を肯定し、限られた選択肢の中で自分の身の丈にあった選択をしてゆくところにあったように感じます。 自由と言われる現代にあって、僕は、本当は何をしたいのだろうかと考える事も多く、また、思うようにいかなくて悩む事もあります。でも、たとえば、ハルカのように生きることもできるのだと思えば、僕も、僕なりに、自分らしく生きる事ができる、そのヒントを与えられたように感じた一冊でした。

    0
    投稿日: 2015.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大正九年生まれ、小野ハルカさんのお話 80才のハルカさんはヒルトンホテルの35階のティーラウンジで一人でお茶を飲むことを好む こんな素敵なお婆ちゃんの少女時代からの物語なのですが、ビックリするような事件も事故もなく、その時代に生きた女性なら、そう珍しくもない内容です ただ、いくら職業婦人とはいえ、この時代にからだの関係を持つ異性の友達が三人もいるというのは…フシギかな

    0
    投稿日: 2015.04.01
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    ホテルに泊まるのが新婚旅行の代わりだったり その時代の状況下がよくわかる。 恋愛に対する男女の考え方の違いも面白い。 けれども 男は時間を蒐集する というのは言葉としては美しいけど、 やや正解ではないような気もする。 男性は女性よりも想い出を大切にするのは事実だけれど それは基本的にもう取り戻せない失われた時間に限って、 女性こそ記念日など進行形で続いていく時間を大切にするのでは。 あとは不倫を重ねて夫婦の愛情に決着するのはどうなのだろう。 娘の描写があまりに少ないが、このような夫婦の元に産まれたことで 何か心煩うものはなかったのだろうか。 大切なものが書き漏れているのではないか、 そんな気持ちにさせる本でした。

    0
    投稿日: 2014.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の姫野カオルコさん。 とても前向きに生きるハルカの姿に励まされる。 生きてるように生きてるなぁ。 そしてなぜか関西弁に色気を感じる。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    こんな80歳になれるのなら歳を取るのも悪くない。 女三界に家なし、だの、男尊女卑、だのという薄く暗い女の人生はここにはない。そんな時代に生きていたはずのハルカの、どこまでも前向きで明るい人生は、20××年の今を生きる女にとってもうらやましくて仕方がない。

    1
    投稿日: 2014.02.16
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     1章のハルカさんが格好良すぎる。最終章まで読み終えたら、1章に戻ること間違いなし、です。  姫野カオルコ氏のキャラクター小説的なものを初めて読んだ。あっさりとした抑制のきいた物語もかけるのだなぁと思う。これは骨子がしっかりしているからか。(他の作品も骨子しっかりしてるけどね)  ハルカと時子の確執というか…………………、時子の存在感のみに、通常運転が見え隠れするのみというべきか。  ハルカさんと大介さんは素敵です。

    0
    投稿日: 2013.10.28
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    冒頭に登場する主人公は、80代ながら異性の目を惹きつける魅力を持ち…とくると、なんだか現実離れしていて興醒めな気もしたが、彼女の幼少期、女学生時代、結婚、そして戦争、娘や夫との関わりを順に読み進むにつれて、ハルカという女性にそこまでの魅力があるのも納得できるようになる。 何より彼女がそこまで魅力的な人物になれたのは、素敵な人たちに出会い、囲まれて生きてこれたという「幸運」にある。もちろん、「相対する人間の顏が笑顔にひかるのを見る」のがうれしいという、ハルカの気質がその幸運を増幅させてるのも間違いないけれど。 これといった大事件もなく、ちょっとした恋愛沙汰はあるけれど、ごくごく普通の女性の一代記だけれど、たとえ普通の人でも、生き方・考え方次第で、時間をかけて読むほどの価値を持つ一生を送れるのだよ、というハルカからのエールを受け取った気がする。

    0
    投稿日: 2013.09.21
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    粋なおばあちゃんの若い頃からのお話。 年を取っても女を捨てないところと浮気すらスパイスに変える夫婦関係は見習いたい。

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    投稿日: 2013.06.09
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    ハルカおばあちゃんの、若い頃の話。結婚もして、働き始めてからやたら男にもてるところがとてもいい感じ。

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    投稿日: 2012.10.20
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    作者自身の伯母をモデルとしたある女性の一代記。 大正9年生まれのハルカは200X年の現在も現役の垢ぬけた女性として冒頭登場する。そんなハルカの生い立ちとは…。 今風に言えばとことん“ポジティブ”なハルカの気質が、戦前から戦後を含めたある意味暗い時代の出来事もどこか明るく照らし出している。読んでいてとても気持ちがいい小説だった。 それにしても文庫版あとがきにあった「文壇の重鎮に“戦争を知らない人間が戦争について描くな”と言われた」のようなくだりにはびっくりだ。そんなこと言ったの誰よ。

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    とある女性の一代記。 あとがき読んだら、作者の実伯母をモデルにした話みたい。 ラストシーンから最初の80歳すぎたハルカへうまく自分では繋げることができなかったけど、ハルカさん素敵。 ハルカと大介、こんな形の夫婦もあるんだなー。 浮気してもされても、自分が相手にとって一番であるっていう確信があるから認めることができる。 器が大きい2人ですね。

    0
    投稿日: 2012.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    朝ドラとの類似性が云々という話があったが、ぱくりというほどではない。ただ、アイディアの元にはなったんだろうなと思わせる箇所は随所に。そして、これは朝ドラにはできないだろう。主人公が婚外恋愛を繰り返す辺り。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    NHK朝の連ドラ「おひさま」がパクった元ネタとして、この本のことを知りました。 しかしNHK、やってもーたなー、丸パクリやん。。 スマートな不倫を通して感じる確かな愛情、 背景に戦争があっても、明るく素敵に生きた女性の一代記、 ありそうで、なさそうなお話ですが、 ベースが著者の叔母という実在する人物だけあって、 しっかり書き込まれたストーリーに、やっぱりそういうことも あるんかな〜〜 心に残るお話でした。

    0
    投稿日: 2012.03.14
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    面白かった。とにかくハルカさんは魅力的だし、今とは違う時代の生き方もとても興味深く、すごく話に引き込まれました。 私も素敵に生きたいと思わされた本でした。

    0
    投稿日: 2012.02.14
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    相手の身にふれたいと心中で願ったならば、それはふれたのと同じではないか。 頭で、大好きだった人に触れたいと思った時の気持ちを 生々しく思い出してしまった!

    0
    投稿日: 2011.12.19
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    これは面白かったー。強いて何かが起こるわけではないんだけど、登場人物の書き込み具合とか、ヒロインの花開いていくさまとか男女論とかがとてもしっかり描かれていて読み応えがあった。

    0
    投稿日: 2011.09.19
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    ひとりの前向きな女の人の一生涯を描いている。  戦争も経験するが、全く暗くなく、とにかく淡々と綴られていく。 読み応えはあったが印象的なところはあまりなかった。

    0
    投稿日: 2011.04.24
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    面白かったです! 戦前、戦中、戦後と目覚ましく移り変わる社会や風潮の中で 自分らしく生きる主人公は素敵でした。 また、こんな考え方もありなのね と気付かせてくれる本でした。 さらりと読めるので 濃い話が苦手な方で姫野作品に挑戦したい方は 是非!

    0
    投稿日: 2011.03.13
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    初姫野カオルコ。今まで、ドロドロの恋愛モノを書くヒト、と勝手に思い込んで読もうとしなかったのだけれど、ものすごーーーくおもしろかったー。昭和の女一代記ときくと、苦労に苦労を重ねてみたいな、じめっとした話も出てくるんだろうと思っていたらそうではなく、明るくてさわやかでじめじめしたところがなくてすごくよかった。登場人物全員いい人、みたいな。お姑さんが本当に優しくて、ハルカがわたしもこういう人になろうって思うところなんて、なんだか涙が出たくらい。ときどき著者の視線というか、二〇〇×年の視線で語られるところがあるんだけれど、それもわたしは違和感なく、おもしろかった。当時の社会状況を解説されているみたいで。ハルカと夫が、お互いをいちばん愛していると思いながらどちらも浮気をするっていうのは、どうなんだろう、賛成とも反対ともわからないんだけれど、文章の雰囲気なのかな、ハッピーな感じがした。結局、人生、人と違っていようがなんだろうが自分がここちよく楽しく生きられればいいんだな、というようなことを思った。自分が機嫌よくいられれば人にも優しくできる。人と自分を比べず、くよくよせず、せかせかもせず、おおらかに生きていくハルカはすばらしいー。娘の恵の話で続編なんて読みたいな。

    1
    投稿日: 2010.10.27
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    戦争って悲惨で暴力的で血みどろで悲哀なことばかりだけど、戦時を生きる人の生活と日常をちゃんと書いた本はあまりないと思う。 小さな喜び、友達を思う気持ち、困惑などだってあるはず。 一日100パーセント戦争のことじゃない。 空襲のあと、義母とちらし寿司を手掴みで食べて、美味しいなと思うシーンが好き。 ハルカさんは、楽しみやユーモアをより強く感じて素直に生きるのが人生のメインで、不倫や夫婦の危機は添え物みたい。 それなりに不幸もある普通の人生なのに、普通じゃなく芯からエンジョイしている。 昭和の女性の人生をスキップで駆け抜けるハルカさんは素敵です。

    1
    投稿日: 2010.09.06
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    この著者にしては爽やかな小説だった。 戦中戦後における「女の一生」的な小説。 激しさはなく、淡々とした感じだけど、こういうのも嫌いじゃない。 夫の浮気に対して、浮気相手への嫉妬ではなく夫に対する怒りを感じるハルカは男的であるといえる、というくだりが印象的だった。

    0
    投稿日: 2010.05.27
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    ハルカさん、すてき! 日本人女子よ、美しくあれ!勇ましくあれ!清くあれ! 昔の女性は、本当に魅力的です。

    0
    投稿日: 2010.03.06
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    友人に借りて読んだ本。 激動の昭和期を生きたオシャレなお婆さんの伝記。老後のプレイガールぶりがどの時点から発揮されていたのか思い出せない。若い頃は旦那の浮気が原因で一悶着あったりしたのに。 それにしても小説は1度しか読んでいなくても結構思い出せる。イメージで覚えているんだろうな、本当に。ビジネス書も同じくらい読みこなせるようになろう。イメージ。。

    0
    投稿日: 2010.02.23
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    大正9年滋賀県生れ。大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な空気を吸い、平凡な人生を平凡に生きた女は、しかし決して後ろ向きになることがなかった。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。

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    投稿日: 2009.11.26
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     本日読了。ああ楽しかった。  人によってはその倫理観や貞操観念のなさが信じられなかったりとか何とかするかも知れないんだけれど、やっぱり主人公のハルカさんは素敵な人。憧れてしまう(さすがに憧れるだけで止めておきますが)。  読んでいる間中ずっと、ハルカさんが私の頭の中で動き回っていました。お友達と一緒にボートに乗って、赤チン貼ってお見合いして、空襲に見舞われた大阪のお義母さんのもとへちらし寿司持って走って、子供を産んで、夫の浮気相手に会ったりして、自転車通勤の園長先生になって、恋をして、裏切られて、夫になぐさめられて、また恋をして・・・。  ハルカさんと大介さん(旦那さん)の関係が、(お話として読む分には、ということかも知れないけれど)とても心地よさそうだった。  批判精神はかなぐり捨てて物語に浸ってしまったので、もう一度慎重に読めば何か見つかるのかも知れませんが、それも野暮かなあ、と。少し忘れてきた頃にまた読みかえして、また浸っていたいです。

    0
    投稿日: 2009.10.28
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    実はあまり期待しないで読んだのですが、非常によかったです。こういうの好きです。みなさんが書いているとおり、ハルカという女性の一生が描かれているのですが、戦争のことなど事実をちゃんと織り込みながら、それでも普通に生きていた人々の理屈じゃない部分も無理なく読ませてくれました。あとがきで著者も書いていましたが、暗くてむごい戦争の中にも笑ったり食べたりしゃべったりする日常があってそういうのをちゃんと書きたかった、というようなこと(うろ覚えですが)、読んでいてすごく伝わってきました。文章もリズムがあってよかったし、関西の言葉も個人的に好きな雰囲気で、結構おすすめです。久々に読み終わりたくないなーと思う本でした。

    0
    投稿日: 2009.10.26
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    主人公に設定されていたハルカさんが自分の亡き祖母と同い年の設定で、この年代の女性ってこんな時代を経験して、こんな価値観を持って生きてきたんだなぁって思った。今戦争から帰ってきてのほほんと暮らしているおじいちゃんやおばあちゃん達にも、多かれ少なかれこういう体験を背負って生きているのだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2008.12.21
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    すごく好きです。ハルカも、ハルカの生き方も、ハルカを取り巻く人たちも。愛される人っていうのは愛することができる人ですね。人生を本当に楽しんでいるハルカに憧れます。自分は時子タイプなので。 姫野さんの男女論みたいなのすごく頷けます。男性からみたら煙たいのかなぁ。

    0
    投稿日: 2008.10.21