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総合評価

101件)
3.2
12
25
37
13
7
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    とても好きな作家さんで読む本どれも刺さることが多かったのだが、この作品に限ってはあまり刺さらなかった、、、双子の弟の当事者としてはまず兄貴とは呼ばないし、みんなそうだと思うけどな、、あとは自殺がテーマになってるのだが、倫理観の問題は人それぞれだと思う、、

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    どこかのサイトで紹介されてたので買った一冊。 生と死の話 自殺の話 自殺の話だから重い内容だろうと思っていたが、やっぱり重く、自分にはわかりにくい話だった。   自殺志願のタレントも意味がわからない。 そうゆうタレントを作る必要があったのか? 勝手に妊娠してタバコ吸って酒飲んで、子供が産まれたら私生きるとかよくらわからん いろいろ悩んで死を選ぶ事はあると思う。 でもなんとなく自殺を美化してるような感じがして自分には合わない小説でした。

    3
    投稿日: 2024.05.24
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    うーん、扱ってる題材が自殺っていう重いものやのにあんまりズーンってこーへんかった。 なんでやろ 春休み3冊目

    0
    投稿日: 2023.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の再読。自殺は悪か?というテーマはとても良いのだけれど、作品として上手く昇華できていない気がする。他者の人生を道具のように使う佐智子。それを他人事のようにやり過ごす岸田。直接もしくは間接的に自分たちの仕掛けたことで死者が出ているにも関わらず、二人とも最後は生を選んだ者としてさわやかに締めくくられる。何という鋼のメンタル。このくらい強く(或いは鈍感で)なければ、この世界では生きていけないということを、作者は伝えたかったのだろうか。

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    テーマは自殺。なかなかないテーマの小説でもあったので興味深く非常に考えさせられる作品だった。 17歳で亡くなったタレント城真吾の呆気ない死に方は、自分の裏をつかれたような感じでまた面白かった。

    1
    投稿日: 2021.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これは、好き嫌いが分かれると思う。 重松清さんの本、これまで読んだものはどれも好きだったけど、申し訳ないけれど、舞姫通信、私はキライです。 何でこんなに嫌悪感を持つのだろう?と考えたんだけど、多分、佐智子の自己チューさじゃないかと思う。 宏海の気持ちに気づいていながらに、双子の兄の代わりにするところ。 城真吾の命を商売に使うところ。 そのくせ、子供を産んで、「私は生きる」とか言っちゃうところ。 …なんてひどい人間なんだろう。。 作者の意図とは違うのかもしれないけれど、とにかく、佐智子の非道さに、腹がたって仕方がない。 このお話、多分読む人によって、もしくはその人の状態によって、感じ方が全く異なるのかもしれない。すごく好きな人もいるんだろうな…と思う。 でも、今の私にとっては、許すまじき、悪しき物語でした。

    1
    投稿日: 2021.04.16
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    自殺がテーマだからなのか、終始暗い。 主人公のまわりの人間関係が限定的すぎて息が詰まる感じがした。ヒロイン以外の女性がほとんど出てこないところも不気味。

    0
    投稿日: 2020.10.15
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    「人は誰でも気づかないうちに自分の人生のラストシーンを始めている。それがいつからなのか、いつまでなのか、分からない。二十歳で死んだ人にとっては十七歳はすでに晩年だったのだと。ラストシーンの始まりも終わりも全てが終わったときでないと決められない。でも、ラストシーンが始まっているのかもしれないとはいつも思っていてくれ」

    2
    投稿日: 2020.06.06
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    人は死ねる。 『いま』『どこでも』、そして『いつか』。 《自殺志願》の城真吾が教えてくれたこと。 双子の兄、そして婚約者を失った主人公達はそれを受けて何を感じるか。 人は死ねる。 ただ目の前にいる人の、その『いま』が、遠い先の『いつか』であることを願う教師の物語。 現代社会をテーマに作品を書く作者らしい物語。 人は生まれる権利はなく、生まれる。だが、生まれたその瞬間から死ぬ権利は持っている。 『自殺の何が悪い?死ぬことを目的として生きる―そんな生き方もあるんじゃないか』という城真吾の叫びに考えさせられる。 物語の大筋は自殺について悩まされる人々が描かれているが、最後には“生まれること”の素晴らしさがしっかりと描かれている。 死を通して生きることを感じられる作品。

    2
    投稿日: 2020.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「廊下に影が落ちる。光の明るさと影の濃さは比例する。その影を認めたくない人が原島さんで、人の体が影だけであればいいと願っているのが長谷部さんだとすれば、僕はたぶん、太陽に向き合いながら自分の影を見つめるという、現実にはありえない情景のなかにたたずんでいるのだろう。」 「でも、忘れないで。思い出さなくてもいいから、忘れないで。」 「思い詰めるから、死ぬのか?悩んだり苦しんだり迷ったりして、それを思い詰めたら、死ぬのか?じゃあ考えなきゃいいのか?何も考えずに、女房のいる男と付き合ったことも子供を堕したこともいいかげんに思っているような奴だったら、石井は死ななかったのか?そういうのって…おかしくないか?真面目に生きて、精一杯考えて、それだから自殺するなんて、おかしいだろう。なぁ、納得いかないだろう。俺たちにとって一番いい生徒ってのは、何事も一生懸命考える、真面目な生徒じゃないのか。そういう生徒が、一番死にやすい生徒だっていうのか?おかしいじゃないか。じゃあ、俺たちは何のためにいるんだ?何を教えてやればいいんだ?」 正直きらいな話だなって思った、けど、生徒が自殺した後の先生の憤りには納得。 真面目で優しい人ほど思い詰めやすい…。 「自殺は悪」、とはどういう意味なのだろうか、自殺にはかわいそうにと思ってしまうけど、うーん、可哀想なら許されるとも違う…

    0
    投稿日: 2019.11.20
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    重松清作品の中では、イマイチかもしれない。 題材として、生と死、というのはいいと思う。 舞姫は、まだいいと思う。 だが、城真吾のようなキャラクターをカリスマに仕立て上げるのは、どうなのかと思う。 個人的に、重松清のイメージと違っていたという部分もあるのだろうが。

    3
    投稿日: 2019.04.30
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    自殺や死を題材に書かれているが、重松清のなかではいまひとつだった。それでも読みやすいのには変わりない。

    0
    投稿日: 2018.01.06
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    重松清は比較的好きは方だが、この本は好き嫌いがハッキリ分かれるのではないか。というより、いつ読むか、で心の許容の仕方が大きく変わるように思える。もし今大切な人が笑顔で、人生の温かさや明るさを謳歌しているのであれば、どこか遠い物語のように、もっと言えば薄ら寒くすら感じるだろう。だれか大切な人が健康とは言えず、悲観的な思いをしていれば、この本はその心のとなりに佇み、慰めの一つになるかもしれない。自殺を白と黒でとらえず、灰色に見ておきながら、それでもやっぱり最後は生きることに肯定的な書き方をするのが重松清らしいなと。ただ、自分にとっては今ではなかった。それだけの話。

    0
    投稿日: 2017.11.19
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    面白いし、引き込まれてしまうのですが、いざ感想を書こうとすると困ってしまいます。 結局著者は何を言いたかったんだろう。素材だけが投げ出されて、結末が無いような。まあ、いつものことなのですが。 生きることの大切さを言っている様な、でも「いつでも死ねる」も否定してないような。まあ、それで良いのでしょう。こんな話題に結論を出してしまったら陳腐に成るだけなのかもしれません。

    2
    投稿日: 2017.11.10
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    やっぱりこの作者の小説は性に合わないのかもしれない。物語のテーマや設定や書き方は良いのに、空想で物事を書いていると思われるような、ちょっと?なエピソードが目立つ。 自殺願望、自殺をする自由、という思想がお茶の間まで広がることに違和感。ある女子高で、舞姫通信という変わった(幼稚な)文章と薄い内容の通信がなぜか毎年作られること。その支持率の高さは教師まで及ぶこと。高校生達が自殺のあった裏庭に、こぞってプレゼントなどを置くという心理も腑に落ちない。また「ハートマークの遺書」の一部掲載されたものを見ると、そこに心うたれるものも、考えさせられるものもない。 文章力はあるのだけど、もうちょっと現実味のある小説を書いたらいいのに。

    1
    投稿日: 2016.03.22
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    自殺がテーマでした。なんの予備知識もなく、図書館で借りてきましたが… それぞれの気持ちは分かるような。 でも結局死を望んでいると何かをきっかけに生きるきっかけを見つけるし、 死を望んでなくてもその時は確実に来るというか、ひっそり隣にいたのに急に存在感を出してくるときもあるし。 祖母が病気で亡くなる時期に読んだからか、私としては自殺がテーマというよりは、『人は最後まで生きる事を望んでる』って事が残った本でした。 本の中出てくる坂本先生かな(曖昧ですみません) が、「死ぬ気でやれば」的な事を言ってて… どうせ死ぬなら死のう じゃなくて、 どうせ死ぬなら、何かやってやろう! そのうち生きてればいいことあるだろう! という気持ちでいてほしいと思いました。

    0
    投稿日: 2016.03.16
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    誰でもいつかは死にます。 その時がいつなのかは誰にも分かりません。 自らの手で終わらすのか、それとも病によってなのか。 もしかしたら、何かに巻き込まれてかもしれない。 だからこそ、毎日を大切に生きて行かなきゃいけないんだろうな。

    2
    投稿日: 2015.02.28
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    話しに乗れなかった…職場の昼休みに読んだが、1年近く読むのに時間がかかった…。 自殺と教師とアイドル

    0
    投稿日: 2014.11.27
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    まず自殺を肯定することはできません。どんな状況にあってもです。自分が昔の彼らと同じ年齢の頃でも自殺しようとする人、自殺した人の気持ちは分からなかったです。 自殺する人の気持ちが分からないのは強い人だからだと言われたことがあります。別に強いとは思わない。弱いとも思わないけど。 死んだら終わりなのに、本当にそれしか方法はなかったのだろうかと思います。もし死ぬしかないと思って飛び降りたなら、舞姫っていうのは違うと思うんです。伝説という形で美化してるだけ。もしあたしが原島先生と同じ立場なら、きっと舞姫通信を残らず集めて焼いてしまいます。 生徒たちにとって死ぬということはリアルな世界で想像もつかない神秘の世界なのかもしれません。自殺はただの手に届かないものに対する憧れです。大人になったら舞姫も城真吾も、居酒屋で酒の肴になって終わりそう。あんな奴いたね、みたいな感じで。でも生きてるってそんなもんじゃないのかな。 一番印象に残ったのは、17歳で死んだ人間の16歳が晩年であるということ。そりゃそうですよね。でもこの作品を読むまで全く気づかなかったです。

    2
    投稿日: 2014.10.05
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    扱ってるテーマが自殺のせいか、読んでても重い・・・(ー ー;) 初期の作品のせいか、文章もリズム感が無いというか、スイスイと読めなかったのが残念。重いテーマの時ほど、リズム感が大切だと思うんだけど。 双子の兄を自殺で亡くした高校教師の主人公を軸に、兄の恋人だった芸能プロダクションの女性専務やら、作られた偶像の自殺志願者・城 真吾などが物語を進めるのだが、いささか現実味に乏しい。現実味が無くてもリズム感があれば、スッと読めてしまうのだけど・・・。 高校の同僚なんかに良い味を出してる人物が描かれてるだけに、少しもったいない気がする。 テーマがテーマだけに、ハッピーエンドとは言いづらい結末だし、結局、舞姫通信って誰が書いてたの?という些末な謎も残って消化不良。 ☆2個。

    0
    投稿日: 2014.09.25
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    「死を想え」 自殺を主題に、主人公その他の様々な視点から取り上げた作品です。 学園物、社会実験、三角関係(?)と盛り沢山の内容で、取り上げる分野は似ていても、近年の作者の作品とは少し違った印象でした。 若干詰め込み過ぎの感もあり、思い詰めていく主人公(とその想い人)の心情についていくのも苦労しましたが、作者の問題提起に考えさせられ、読んで損はなかったと思います。

    2
    投稿日: 2014.02.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺。双子。海と陸。 死のうとするのがいけないのか。 個人的に『自殺志願者』というのが衝撃的でした。 友人を思い出します。

    2
    投稿日: 2013.11.28
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    最初数ページと、最後数ページの印象が、まったく違う作品でした。 ただの学園ものでもなければ、ミステリーでもない。自殺や死について扱っているけれど、それを否定するわけではない。 少し重たい、水のような話でした。

    2
    投稿日: 2013.10.28
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    自殺かー、自殺ねー。 私の中では3種類くらいに分かれてるな、自殺の理由。 一つ目は、「死ぬ」以外の選択肢が存在しないとき。借金とか、借金とか?(人生経験ないから、ほかに思いつかない) 二つ目は、自殺願望が嵐のようにやってきて心を荒らすんだけど、耐えてたらいつの間にか嵐が去っていくとき。そのときは死ぬことしか考えられないんだけど、それが終わったら、なんで死にたいなんて思ってたんだろうってくらいにすっきりするかんじ。心の病気? いじめが原因の場合、一つ目と二つ目が混ざってるのかな。 で、三つ目が、何かしらの理由はないけどほんとはずっと死にたかった…っていう。この本の場合、ほとんどの人はこれなのかなあ。 高校生くらいになると、自分の到達点が何となく見えるというか、限界がつくというか。このくらいにしかなれないなら、これ以上生きてても意味ないかな、みたいな。 ドラマやらの影響で、自分も刺激的な日々を送れるはずだ…って思ってる人が増えているってなんかの本で読んだ気がする(曖昧)。 こんなのほんとの自分じゃない、こんな退屈な人生生きててもしょうがない、みたいな? 自殺するんなら餓死してほしいな。 生きるためにほかの生き物犠牲にしてるんだから、死ぬなら誰にも何にも迷惑かけずに死んでほしい。 だけど、誰にも迷惑かけない死に方なんて、ないんだよねえ。 うーん、わかんないや。難しい。  

    2
    投稿日: 2013.07.09
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    舞姫(10年前に飛降自殺した少女)に関する伝説の残る高校に赴任してきたのは、理由不明で自殺した兄を持つ主人公岸田。 兄の恋人は大手タレント事務所の一人娘で、自殺志願のタレント“城真吾”を売り出そうとする。 自殺するのに理由は必要なのか? 自殺は悪なのか? 自殺は許されるのか? 城真吾の問いかけに戸惑う大人と共感する若者達。 僕らが遺伝子に支配されているのならば、 自殺は異常値となるはずだが・・・。 生きる意味を考えさせられる一冊。

    2
    投稿日: 2013.01.14
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    テーマがテーマなだけに重い。 が、いい話だ。 当然の事ながら生きることは死ぬ事より辛い一面もある、もちろん楽しい一面もある。 であるならば、楽しい一面見て前向きに生きたいよね。

    2
    投稿日: 2012.10.31
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    うーんうーん。自殺っていうテーマは興味深かったし、それに対して「人はいつでも死ねる」し、生きることに目的を見出すように死ぬことにも目的を見出すっていう考えはなるほどーって感じでした。 が、リクオの自殺に対する佐智子の向き合い方がすごく気持ち悪くて、かつそれに寄り添う僕にも納得いかなくて、最後まで読みきるのが辛かった。 「人は死ねる。いつ。いつか。いつでも。人はいつか死んでしまうし、いつでも死ねる。…僕の『いつか』は君の 『いつか』とは違うし、君の 『いつでも』も別の誰かの 『いつでも』と同じではない。だから、すれ違うだけの短い 『いま』を君と一緒に過ごした僕は、君に祈るしかない。君の 『いつか』が、ずっと、ずっと、遠い日でありますように。君の 『いつでも』が逃げ水のように、いつも 『いま』より少しだけ先にありますように。」 「死ぬために生きる生き方だって、あっていいんじゃないんですか……」

    0
    投稿日: 2012.10.19
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    カテゴリー分け不可能。舞台が高校なので一種青春物語だが、「舞姫通信」という主人公が勤める高校で過去自殺した生徒の友達(主人公の上司にあたる先生の娘さん)が書き始めた通信がキーワード。主人公が双子の兄側で弟側は数年前に自殺。主人公の死生観がテーマの不思議なシナリオです。

    2
    投稿日: 2012.09.08
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    あえて評価しません。 10冊も読んでいませんが、重松さんの作品の中では、 私はこれが一番お気に入りです。 自殺という重いテーマのお話なので、賛否両論あるだろうなぁ、と読みつつ思いました。 あって当たり前なんです。答えはないですから。 そしてこの小説もまた、答えは決して出しておりません。 だから、自分で読み終えた後じっくりじっくり考えられる。 そんな作品でした。今でもたまに読み返しますが、 結局答えは出せません。死ぬまで出せやしないんだと思います。 生と死って、きっとそう言うものなんです。

    0
    投稿日: 2012.08.23
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    全く同じことを思っていた。 「なぜ自殺はいけないのか」 「自殺には死ぬ理由がいるのか」 「生きる理由がないというのは理由にならないのか」 あのときの自分にすすめたい

    2
    投稿日: 2012.08.20
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    自殺という思い問題に対してさまざまな視点を投げかける。かわすという方法もあれば、堂々と真正面から向き合い乗り越えるというスタンスもある。人それぞれに思いをめぐらし考察できる。

    2
    投稿日: 2012.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺がテーマの話。 割りと冒頭の 『世の中に腹が立つ事ない? あなたもあなたの周りの大切な人も自殺しないとは言い切れない。 誰だってみんなその可能性があるし、自殺されて取り残される可能性もある。 そこのところをわかってて生きててよ。 自殺しろなんて言う気はないけど、でも、 ただヘラヘラとしているんじゃなく、ちゃんと考えて生きててよ。』 って台詞が印象深かった。 あとラストの 『思い詰めて何が悪い? いい加減に生きてれば死ななかったというのか?』 って所も良かった。

    2
    投稿日: 2012.07.08
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    作品が悪いので★1つなのではなく 単純に個人的に嫌悪感を抱かずにはいられない内容だったので。 とくに登場人物の女性の1人に対しては最初から最後まで否定的でマイナスな感情しか抱けず。最低の一言。 作中のちょっとした人間関係や主人公のラストには 色々考えさせられるものが。

    1
    投稿日: 2012.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「自殺」をテーマに扱った教師視点で描かれた学園もの。 過去に、学校で自殺をした「舞姫」がいた。彼女はいわば神格化されて、学校において語り継がれているが、その実体はなかった。 また、一方で、一人の恋人と心中し損ねた男の子が自分の信条をメディア等で述べるようになり、「舞姫」に実体が宿ったようなせっとっくりょくが出てきた。 読んだ後に、「死ぬ」という目的のために、いつ訪れるかわからない「死ぬ」という時のために、今・この瞬間を歩み続けているのかな。と自分なりの解釈をだしてみた。

    2
    投稿日: 2011.11.30
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    突き付けられる主題に自分なりの答えを見つけられないまま、もやもやした気持ちを持ちながら読み続けた。 どうして生きなきゃいけないのか? どうして死んではいけないのか? まだどちらにも答えられない。 けれど、生きることや死ぬことに果たして意味が必要なんだろうか? それもまだわからない。 いつか解る日が来るのだろうか?

    2
    投稿日: 2011.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【舞姫通信】 重松清さん ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。 人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーン を始めている。17歳で死んだ<自殺志願>のタレント 城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教え てくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでもー。 でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、 ずっとずっと、遠い日でありますよに。 教師と、生徒と、生と死の物語。 (文庫本裏表紙より) ☆ 今ひとつ動機のつかめない自殺をした少女。 彼女は校舎の7階から飛び降り、中庭にその身を横たえた。 彼女が飛び降り自殺をして後、「舞姫通信」という 彼女のコトを伝える機関誌が学校の中で流れるようになった。 それも何年も続いて・・ 舞姫通信の筆者はわからない。生徒の誰かが書いているのだ。 語り継がれるように「舞姫通信」は続いた。 『武蔵ケ丘女子学院高校。』 岸田宏海が赴任してきた高校はそういう高校だった。 彼の双子の兄も舞姫と同じように動機のつかめない 自殺をしていた。 兄の死を引きずっている宏海と、舞姫通信に対しそれぞれ の異なる感情を持つ教師たち。 久々の重松さんでしたが、もう一つ物語の伝えたいコトが わかりませんでした。

    2
    投稿日: 2011.11.09
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    重松清さん好きとしては結構楽しめた内容でした。 特に最後の坂本と主人公のシーンでは感動。 ただ佐智子に関してはなあ……。 伊坂さんの某王子以上に好きになれないキャラかもしれません。 個人的には長谷部さんのキャラが凄い好きでした。

    2
    投稿日: 2011.10.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女学校が舞台。 テーマは「自殺」。 今の若い世代の自殺を通して、生きることを考えています。 これを読んで全てを受け入れることはできないけれど、やっぱり読んでみて良かったと思いました。 重松氏の本はまだまだあるので読んでいきたいと思います。

    7
    投稿日: 2011.09.30
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    いつか死ぬ いつでも死ねる 死、なんてしらないみたいな振りして生きるのはやめてほしい わかるけど、わからない。 あたしは身近に死を感じられない。 五井ちゃんがいなくなった理由 あったんかな? あたしだって、いなくなることが出来ればと思う これがいやだからとかじゃない。 人生が終わってしまえば楽なのにと思う。 でもあたしはいなくなることを選ばない。 いつか、選ぶのか? たぶん選ばない。 五井ちゃんも、理由もなくいなくなっちゃったの? いなくなることを選んだの? なんで?ってやっぱり思ってしまう。 理由なんてなかったとしても、なんで? 人間には死ぬ権利がある そうなんかな? あたしは、そんなことない、っていう原島先生と同じかも。

    2
    投稿日: 2011.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

      暗い。そして重い。最初のうちはよかったものの、読むにつれて読むのがどんどん辛くなっていきました。けれど、いろいろと考えさせられることが多かったです。   逃げ道としての自殺ならわかるけど、理由もなしに "なんとなく" 死んでみたいというのは、どうなんだろう。生とはそんなに軽いものでしょうか。 「人はいつでも死ねる」 繰り返しでてきたこの言葉、確かに理屈ではそうだろうと思う。でも、死ぬってそんなに簡単なことじゃないと思うんです。この言葉を唱える人たちの中のどれほどが死に直面した時にそれを受け入れることができるのだろう。   私が何よりも怖かったのは、自殺よりも無気力に生きることでした。 生きる意味も見つけられないけど、死ぬ意味も見つけられないから生きている。それは、本当に生きていると言えるのでしょうか。救いが見えない気もしました。生きる意味を言える人なんてそうそういないだろうけど、それでも生きていて楽しいと思えればそれで十分じゃないのかな・・・。   最後の、祈りにも似た舞姫通信で少し救われたかもしれない。他の人が自殺をする権利は奪えないけど、私も好きな人たちにはできるだけ長く生きていてほしいと思います。

    3
    投稿日: 2011.07.03
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    そう、なんだよね。 だけど やっぱりわたしは 城くんは好きになれない。 でも 人はいつでも 死ねる。 じゃあさ どうして自殺がダメなんだって 尋ねても 誰も答えられないんだよね。だけど ダメって言うのは 結局「自分」が嫌だからなんだ 周りで自殺されると迷惑だし 悲しいってのもあるし なんか 報われないから、だから 「ダメ」なんだろうね 迷惑なんだよね、自殺って。いいんじゃないの そういう利己的な理由で留めて何がいけないの それが 人間じゃないのかね でも どうしても死にたいって思って死んでいく人がいてもいいと思う 「生きたくても生きれない人がいる」って言うけど きっと自殺していく人らも 形は違っても「生きたくても生きれんかった」人たちだろうし。

    2
    投稿日: 2011.06.30
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     「泣ける本」特集…のようなイベントで特集されていたので、涙を流してすっきりしようと思って購入。しかし、テーマは自殺。正確に言うと「自殺志願者」というテーマで、なかなか重たいテーマであった。読みましたが泣けませんでした。  いじめや経済苦で自殺をするという話ではなく、「自殺する権利は与えられても良いのではないか」、「理由が無ければ死んではいけないのか」など、やや哲学的に自殺を扱っている点が印象的であった。  重いテーマではあるが、物語の中にテーマを詰め込んでいる作品なので、読んでいて疲れることはない。「死」を考えることと「生」を考えることは同義であるという、自殺関連小説の定番は含まれてはいるが、ありきたり過ぎて楽しくないということはない。  理由なく死を選ぶというテーマに興味がある人は是非、ご一読を!

    2
    投稿日: 2011.05.02
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    【2011.04.07.Thu】 うーん、もっと読み応えがあるものかと思ったが...自己愛の塊を見せつけられたような、少し退屈で少し不愉快になるような内容だった。震災で多くの尊い命が奪われた今は、どうもこの自殺志願とやらを受け入れられそうにはない。

    0
    投稿日: 2011.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「泣ける!」「涙が止まらない」と書いてあったので、本当に泣けて泣けてしょうがないんやろなーと思ってたが、そんなでもなかった。わりと泣けなくて残念。 最期に主人公が抱く「生きなければ」という意思よりも、「死はいつも、いつでも自分のそばにいる」という実感の方が共感できる。

    3
    投稿日: 2011.03.26
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    【本の内容】 話は、主人公の就職先の女子高での初日、舞姫通信なるプリントがクラスのゴミ箱に山積みになっているところを主人公が気づくところからはじまる。 そして、この舞姫通信は、この学校で自殺した生徒を元にした作成物だと言うことを主人公は知る。 舞姫通信を知った日に主人公は五年前に自殺した兄の彼女であった大手芸能会社の社長令嬢の佐智子に今度デビューさせようと思っているという高校生ぐらいの年齢の少年の写真を見せられる。 ただ、そこに写っていた少年はタレントというのには今一つ冴えない。 しかし、この少年には人の興味をひく過去があった。。。 ストーリーはこの少年と舞姫通信、主人公を軸に進んで行く。 【評価】 最後の舞姫通信、城慎吾の発言には非常に気づかされることがあったが、ストーリーとしては人間関係がごちゃごちゃ絡みすぎて、ポイントが分かりにくかった。 佐智子と主人公の関係はもう少しシンプルで良かったと思う。 また、佐智子が破天荒過ぎて理解できなかった。

    2
    投稿日: 2011.02.08
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    テーマは自殺。 『人は死ぬことができる』 うん、確かに。自分で自分の終わりを決めてもいいよね。 わたしは自殺をするつもりないけど… 読み終わってもなんかすっきりしないけど…『自殺はだめだ!!』って熱血教師みたいに言う本よりは好きかな。

    3
    投稿日: 2011.01.27
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    ゴールが最終目的なら 死ぬために生きる 生まれたときからラストシーンに向かってスタートしている その通りだけど しあわせと思うとき位、しあわせのために生きてると思う人生のんがいい

    2
    投稿日: 2011.01.20
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    重松清初期の作品。テーマは重くなんとなくすっきりしないおわり感がある。『自殺』を取り扱うにはもう少し煮詰める必要があったんじゃないかと思うところも。初期ということでなるほどという感じかな。引き込まれるのに時間がかかった。 10/10/2

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    投稿日: 2010.10.03
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    『人は誰でも、いつでも死ねる。』 教師と、生徒と、生と死の物語。自殺はなぜいけないのか?という問いかけをメインテーマに、教師と生徒、個人と大衆、マスコミと世間、双子の兄と弟、などの一筋縄ではいかない関係が、絶妙なバランスで綴られている。そもそも、答えを出そうとすることが間違い。ラストシーンの始期を、mayで括っているあたりが素晴らしいと思う。 いくつかのテーマがちりばめられている水面をなぞるとき、人は自身の意見に最も近い、あるいは、最も強調したいテーマを抽出する。本書におけるマスコミ批判は、抽象的かつ段階的で、非常に上手いと思った。

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    投稿日: 2010.08.23
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    自殺はどうしていけないことのか。 自殺は個人の権利ではないか。 答えが出せない問題ではあるけれど 生と死について向き合える話。

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    投稿日: 2010.08.16
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    自分自殺志願者かっていう錯覚に陥る。 読み終わった後かつてないくらい暗かったけど、そんだけ影響与えられるってすげえ。

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    投稿日: 2010.05.12
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    自殺について考えさせられる本。 「人は、誰でも、気づかないうちに自分の人生のラストシーンを始めている」 衝撃的だけど、自然に胸の中に染みていく言葉だと思いました。

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    投稿日: 2010.04.29
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    好きじゃないです。この話。 自殺は良くない、絶対に。 最終的には、この本もそう言ってるんだと思うけど 城真吾とか舞姫とかスター的存在になる(する)のは 正しくないでしょ。佐智子も気に入らん。

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    投稿日: 2010.04.04
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    結構好きな重松清の作品で、あまり好きではなかった一冊。 『自殺』がテーマなので暗くなるのは良くわかるが、 文章がまわりくどいような、じゃあだからどうしろって.... と言いたくなるような.... まあ気分が落ち混んでいるときに決して読んじゃいけない一冊 かな!?

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    投稿日: 2010.02.08
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    うーん、読んでいて すぐには引き込まれるような作品ではなかった。 暗くて重いけど 最終的に明るい方向に終わるのが 重松作品に共通していて好きなところ。 ●自殺は罪なのか 自殺志望者は罪として問われるのか そんなことを、一部 作中のTV討論の場で問うていたが 自殺者の関係者、残されたものとしては はなはだ迷惑。やめてくれといいたい。 しかし、法律上、問われないのが実情。 自殺したい本人は 死にたいには違いないわけで・・・ 他人との関係性を絶ちたいが この世はそうてめーの勝手にはいかない。 ●舞姫通信、高校の自殺?伝説について 自分が行っていた高校で 10年上の先輩が飛び降り自殺?を計ろうとしたが 死ななかったらしい逸話を思い出した。 どこの高校にもあるのかしら。 何故、作者が自殺をテーマに掲げるのか その理由が最期にちょこっと挙げていて 納得できた。

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    投稿日: 2010.01.25
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    自殺をテーマに残された人々の心理を通して描く物語。 双子の兄を自殺でなくした主人公、主人公の兄の恋人。教え子を自殺で亡くした教師。自殺した教え子の後輩であり教師の娘。 恋人と自殺をはかり生き残ったタレント。 自殺をしこの世から亡くなってしまった人は、どんな行動をしていたか、なにを想っていたか誰にもわからない。 けれども、亡くなってしまった人の家族、恋人、友人たちはこの世に生きているがゆえに、彼らの想いを推し量り、自身に迷う。 「人は誰でも、いつでも死ねる。」少し理屈っぽく感じてしまうかもしれない。いつでも死を選べたとしても、生きていかねばならないと思う。 10年前に読んでいたら、もう少し感傷的に読めたかもしれないし、舞姫通信に共感する生徒の一人になれたかもしれない。思春期人々は、死というものに敏感に反応してしまうのだろうか。 原島さんの真直ぐな娘への思いが個人的に好き。

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    投稿日: 2010.01.01
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    う~~~~~~ん・・・・ 途中で何度か、もういいや、と思いながらも、 結局最後まで読みましたが、 やっぱり、イマイチ。 ん~、重松さんの本、結構好きですがこれは、イマイチ。 「自殺」なんでダメですかって言われても、うまく答えられないけど、人は一人で生きてるんじゃないんだから。

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    投稿日: 2009.12.18
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    人は、誰でも、気付かないうちに自分の人生のラストシーンを始めている。 人は死ねる。 いつ、いつか、いつでも。 人はいつか死んでしまうし、いつでも死ねる。 「いつか」と「いま」を隔てるものはなんであるのか。僕たちはなぜ、「いつでも」を抱いたまま切れ間なく並ぶ「いま」を順繰りに踏みしめて、「いつか」へ向かうのか。 僕達の「いつか」は、どこにあるのか。 誰も答えられはしない。僕の「いつか」は君の「いつか」とは違うし、君の「いつか」も別の誰かの「いつでも」と同じではない。 だから、すれ違うだけの短い「いま」を君と一緒に過ごした僕は、君に祈るしかない。 君の「いつか」が、ずっと、ずっと、遠い日でありますように。 君の「いつでも」が、逃げ水のように、いつも「いま」よりも少しだけ先にありますように。

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    投稿日: 2009.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『自殺はなぜいけないんですか?』 親が絶望する!楽しいことが何もないならせめて優しくしてくれた両親に今までもらったのと同じ量の優しさを返すことから始めなさい! と、言いたいです。 高校生にも大人にも、できたら子供にもわかってほしいです。 等価をエゴで片付けてはいけません。 重松清さんの本は2冊目なんですが、 なんか全部好きそうな予感がします。嬉しい予感です。

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    投稿日: 2009.11.05
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    ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ<自殺志願者>のタレント城真吾にとっては、16歳は晩年だった。城真吾は教えてくれた。人は死ねる。いつ。いつか。いつでも――。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。教師と、生徒と、生と死の物語。 (裏表紙紹介文より) *** “自殺”を肯定するか否定するかは個人によりけりだよね。 特に、特定の宗教が根付いているわけではない人にとっては。 私個人としては、自殺はしてもいいと思う。(もちろん推奨はしない) けど、実際親しい人が自殺したら「なんで自殺なんか」って思うんだろうな。 難しいテーマですね・・・。 討論には答えをだすために行うモノと、答えがでないだろうと誰もが予感していてそれでも自分の想いや考えを他人に伝えたくて行うモノがあると、私は思う。 この本は後者である感じ。 真剣に読み込めば堂々めぐりに陥るが、さらっと読むほど関心がないテーマでもないんだよなー。

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    投稿日: 2009.10.16
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    「僕たちは、生きてなくちゃいけないんですか? 自殺はなぜいけないんですか?  恋人と一緒にしに損ねた少年の  テレビで発した言葉が社会を動かす。  死んだ彼女に会いたいと、後追い自殺を企てようとする少年。  そして街に溢れ、徘徊する自殺志願者の群れ――。  自殺した生徒を[舞姫]と崇める女子高で、  自らも兄を自殺で失った新任教師もまた、  過去と決別するため熱病のようなひと夏を過ごした!」 『空に踊る舞姫を、私たちは愛します。 地に横たわる舞姫を、私たちは愛します。』 『彼らが話すリクオは、すべて僕だ。いちいち間違いを正していくのも面倒なので放っておくと、その人から話を聞いた別の人まで、僕にまつわるエピソードの主人公をリクオに変えていってしまう。逆はほとんどない。なぜだろう。奪われるのは僕の思い出だけだ。』p162 『僕はリクオが死んでからの五年間で、ずいぶん物分かりがよくなった。納得はしないまでも、あらゆることを受け入れられるようになった。とりあえず生きることが、上手くなったのだろう。  佐智子は、佐智子の道を歩きはじめた。もう、ここにはいない。僕の役目も終わった。リクオに体を明け渡し、鳴らない電話を待ち続けるという役目を、僕はずっと負わされてきて、今日それを終える。待ちぼうけのままで、僕は佐智子の後ろ姿を見送る。恨み言を口にしながらではなく、サイズの合わなくなった服を取り替えるように、佐智子を待つことをやめるのだ。』p206 『 生きることと、”いる”こと。   死ぬことと、”いない”こと。   それは絶対に違う。』p212 『そして、僕はやがて忘れられていく。誰にも語り継がれることなく、僕が生きたことも死んだことも、読み捨てられる新聞のように消えていく。』p248 『誰かが言うかもしれない。五年六ヶ月は晩年だったのだ、と。晩年を待たずに死んだリクオは、同じ顔をした僕と一緒に、死んでからの晩年を生きたのだ。』p248

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    投稿日: 2009.08.14
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    ■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。 重松清ファン必見! http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/

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    投稿日: 2009.07.19
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    主人公は高校教師。その男の家族、生徒の話。自殺志願者のタレントが世間に大きな影響を与える。『ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。』と、教師は書いた。この言葉がすべてだった。「死ぬな」とか、「死んではいけない」という言葉を使わないところがすき。

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    投稿日: 2009.06.13
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    重松さんの本なのに、 「人は死ねる。いつ。いつか。いつでも―」 そんなの知ってるし、当たり前じゃんって珍しく反感を持った本。 宏海がかわいそうすぎる。

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    投稿日: 2009.05.30
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    死を目標に生きる人がいたっていいじゃないか。 なんて、どーなの? って思ったけど、お年寄りになって「だれにも迷惑かけずにころっと死にたいわ」と そんな風に言うのは確かにあるし、 自分の人生は自分にしか決められないのだから、 自殺をするのが正しいか正しくないかの問題ではなく 自ら死を選びとるという自由、権利は生きている人それぞれに与えられているのではないか。 自殺の是非を問えば、答えを出す個々の数だけ異なる回答が返ってくるかもしれない。 それは全く個人に任された「意見」であり、絶対的な「善」とか「悪」とかに 分けることのできないものだと思う。 今後自分が自殺する可能性はあるかもしれないし、その時はそれを悪だと思わないかもしれない。 自分のことならば、許せてしまう。 それでも、誰かが死んでしまおうと思っていたら、私は絶対に止めると思う。 「死なないでくれ、としか言えないんですよね、人は人に」 この台詞が凄く印象的。

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    投稿日: 2009.04.27
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    「ラストシーンはもう始まっているのかもしれない。」 すべての事柄は不確実であるが、最後に死が訪れることだけは分かっている。ハッピーエンドなんて存在しないのではないだろうか。しかし、それでもなお人間は生きていく。辛いことのほうが、楽しいことよりも圧倒的に多いにもかかわらず。 別段、他の人に生きてほしいとは思わないし、生きる価値のある人生なんてあるのかどうか断定する自信はない。ただ、急がなくったって確実に一歩一歩その日は近付いている。 散る桜 残る桜も 散る桜

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    投稿日: 2009.04.20
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    女子高の教師の話。あと自殺問題とか。長編。 なんかすごく捕らえどころの無い話だった……。日本って、案外宗教にすぐホイホイされる国だと思う。悪いほうの意味で。 あと舞姫通信ってなんか一定してないなと思ったらそういうことか

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    投稿日: 2009.01.17
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    レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/106508907.html

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    投稿日: 2008.09.13
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    もっともらしい理由なんてない。 けど、君に生きていてほしいんだ。 君が大切なんだ。 だから、生きていてほしい。

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    投稿日: 2008.09.08
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    「ラストシーンはもう始まっているかもしれない」っていう言葉が頭を離れません。なかなか深い小説ですね。

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    投稿日: 2008.08.21
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    双子の兄を自殺で亡くし,兄の恋人と微妙な関係を続ける主人公。 彼は女子校の教師として働くことになったが, そこでは過去の自殺者が秘かに皆の憧れの存在となっていた。 年に何回か誰かが全校生徒に配布する舞姫通信。 兄の恋人がプロデュースした自殺志願を売りにするタレント。 自殺に憧れる若者と自殺を単純に正論で否定する大人との対比。 親友を自殺で亡くした著者が自殺をテーマに描いた作品。 単純な否定ではなく,生と死について淡々と描かれる部分に, ある意味で答えを突きつけるのではない著者の優しさを感じる。 「なぜ自殺してはいけないのか」との子供の問いに, 自分なりに答えられるように考えておくことが大切かもしれない。 ただ,長編でやや間延びした印象を受けるのが残念。

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    投稿日: 2008.07.24
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    青さのみなぎってる頃の重松清な印象。 テーマは自殺。人はいつでも死ねる。それを常に頭のどっかに置きつつも生きる方を選ぶ。 ちょっと泣いた。

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    投稿日: 2008.04.20
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    自殺をテーマ??にした小説だけに、イロイロと考えさせられました。 結局舞姫通信って。。ダレが書いてたの??笑

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    投稿日: 2008.02.26
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    女子高そだちのわたしには、このおはなしたまらなかったです。 死んでしまった兄と生きてしまった弟、どうしようもなさ、たまらなさ。

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    投稿日: 2008.02.17
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    「自殺」がテーマなので、いつもの重松作品よりも重くて暗い内容。 自殺する側・される側の双方の視点から描かれているので、読んでいて色々考えさせられる部分がありました。 人によって好き嫌いがはっきりする本だと思いますが、私は好きです。 最後まで佐智子には共感できませんでしたが…。

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    投稿日: 2008.02.16
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    面白かったか? と言われるとちょっと答えずらい。 なんせ内容が重いテーマというか、いろいろ考えざるおえない内容なので。 それにちょっとくどいかな……という気持ちもあります。 それなのに最後は結構あっさりと終わったような……。 流星ワゴンのような読後感を期待するとまったく違う作品としか言えません。

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    投稿日: 2008.01.25
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    人はいつでも死ねる。 死というものは身近にあるようで、人はなかなか意識しない。これは意識させられる本。

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    投稿日: 2008.01.05
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    2008/1/3 高校の時友人に勧められて読みかけだった。2年越しの読了。特別面白いと思うわけでもないけど,少し思い入れのある作品。一卵性双生児,左目の下の黒子…

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    投稿日: 2008.01.03
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    うむむ・・・・同じ重松清さんでもあれって感じ。テーマが自殺だったせいか、自殺って言うことを改めて考えたりしたことのない私はあまり共感とかできなくて。舞姫と崇められている自殺した生徒を忘れまいと舞姫通信が出される高校。そしてそこの教師である岸田は双子の兄を自殺で亡くしている・・・そしてその兄の恋人は芸能人プロデューサーみたいな人で高校生の恋人を自殺で亡くし自分は死ねなかった男をもはややらせで社会旋風を巻き起こさせる。。。結局死んでしまうんだけど。。 うーん。特に感想はない。そこまでも生とか死に対して考えを深く持つ人がいることに驚く。

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    投稿日: 2007.12.28
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    【自殺した生徒を舞姫とあがめる女子高に赴任した新任教師もまた、双子の兄が自殺していた。その兄の彼女は芸能マネージャーで恋人と心中して自分だけ生き残ってしまった少年をプロデュースする。 その少年もまた自殺志願者だった。。】 と、なんか自殺だらけな感じですね(-o-; 特に答えもあるわけでもなく。 なんで10代の思春期の頃って死ぬと言う事に鈍感と言うか。 敏感すぎると言うか。 今なら自殺なんてよっぽどの理由がなければできないししようと思っても怖くて出来ないと思うけどあの頃なら些細な事で出来ちゃったような気がする。 カッターで腕に傷を作る事が流行って、それがかっこいいというか。 実際に痛くないんだよね。もう、傷を付ける痛みもマヒしてて。 血が出ると嬉しいような。。今思うと異常なんだけど当時はそれが 普通だったわけで。そんな頃を思い出す本でした。 でもやっぱり自殺はダメだよね。 残される人の事を考えるとダメだよ。 死ぬ気になればどんな事でもできるんじゃないの? 死ぬくらいならそこから逃げちゃえばいいんじゃないの? と、簡単に言うのは私が追い詰められてないからだと言われるだろうケド でもやっぱり自殺はダメだよね。。と考えちゃう本でした。

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    投稿日: 2007.11.03
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    【メモ】一卵性の双子の兄の自殺・その恋人・高校教師・舞姫・作り出されたタレント・〜なぜ僕は生きているんだろう〜

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    投稿日: 2007.08.07
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    これはおもしろかったよ!! ミステリーっぽかったけど・・・ ワクワクするかんじでした。 これ買うときに店員さんにカバー折られて変えてもらった記憶がwwww

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    投稿日: 2007.04.30
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    テーマはずばり自殺。世の中の自殺に関する意見の矛盾がみえてくる。 私たちのラストシーンはもう始まっているのかもしれない。

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    投稿日: 2007.04.20
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    『空に踊る舞姫を、私たちは愛します。地に横たわる舞姫を、私たちは愛します。』この言葉がとても頭に残ります。「居ないのに居る」というのは読んでいて納得してしまいました。内容はともかく色んな事を考えるきっかけになりました。

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    投稿日: 2007.02.26
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    人は死ねる。いつ。いつか。いつでも―。でも、僕は思う。僕の教え子の君たちの「いつか」が、ずっとずっと、遠い日でありますように。 「どうして自殺はいけないのか?」。生きる権権利、死ぬ権利、それは確かにあるけれど、精一杯生きて欲しい、そう思える作品です。

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    投稿日: 2006.12.22
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    「ラストシーンはもう始まっているのかもしれない」――この惹句が今も心から離れません。『晩年』は決して年配者だけのものではなく、16歳で死んだ彼も、あの時既に晩年が始まっていたのだ。青年期に誰しもが考える『生と死』に対する観念と向き合った作品。

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    投稿日: 2006.12.05
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    とある私立の女子高に語り継がれる「舞姫伝説」 舞姫は彼女達の憧れの的であり、信奉の対象であった。 一卵性双生児の兄「リク」が理由もわからずに自殺したことを引きずって5年の年月を生きてきた「ウミ」とリクの彼女だった佐智子。 佐智子は芸能プロダクションの専務。社長は彼女の父親。 ある日、「自殺志願」を売り文句にしたカリスマ的な青年を芸能界に投入した。 作られたカリスマとその実体とのギャップに気づいた信奉者達はついに彼を追い詰める・・・。 『自殺』を主軸として、自殺の権利、生きる勇気・死ぬ勇気、生きる目的・死ぬ目的、そしてアイデンティティにまで踏み込んだ長編作品。 重松清の作品は短編よりも長編のほうが好きなのだが、この作品は今まで読んできた彼の長編小説よりはインパクトが小さかった。

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    投稿日: 2006.09.04
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    知人が勧めてくれた本。もっと早くにこの本を読んでいたかったな、と少し思った。でも、自殺をテーマにした本は今までなんとなく避けてきていたから。この本に出会えてよかった。一気に読んでしまいました。泣かなくて大丈夫、と思ったけど、やっぱり最後はダメでした……

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    投稿日: 2006.09.03
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    060604 自殺者?を教祖的に見てしまってる?話?ちと偏りすぎてる気はあった。大きなテーマなんだけどね。私の中ではイマイチ

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    投稿日: 2006.07.10
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    これを読んでいて、電車を何駅も乗り過ごしてしまいました。 男性に、こんなにうまく女性心理が描けるとは思わなかった。 息苦しいほどの苦痛の果てには、不思議な開放感が待っています。

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    投稿日: 2006.07.01
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    重松氏の文章は、いつも重たい主題を背負ってる。だけどそれが、彼の文章を魅力的にしている。「自殺」と言う、日本で問題視される事柄を取り巻くお話。 人って、簡単に死ねる存在なんだ。

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    投稿日: 2006.04.28
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    この本でのテーマは自殺。自殺の是非ではなく、人はいつでも死ねる存在なんだということ。 「舞姫通信」というものは面白いと思いました。

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    投稿日: 2006.04.21
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    自殺、について考えることがよくある。 別に死にたいとか、そういう訳ではありませんが・・・。 死にたくない。生きたい。 だけど、「自分」が生きていることに意味はあるのだろうか。 ある日突然、自分がこの世から消えたとしても 当然のように世界は変わらない だとしたら、生きていようが死んでいようが 「いる」と「いない」の境はあいまいだ・・・ ・・・そんな風な考えに突き当たっていたところ、重松清の「舞姫通信」を大学の図書館で見つけた。 重松さんの作品の中でも、タイトルを知らなかった本だった。 ただ、作品解説の「自殺」というキーワードにひき付けられてしまった・・・。 なんで、どうして人は自ら死を選んでしまうのだろう。 この本は、生きるために死のうとする感情というものがあることを教えてくれた。 「私はここに『いる』」 舞姫は、それを伝えたかったのだろうか・・・。

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    投稿日: 2006.04.09
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    双子の兄に自殺された宏海が、女子高校の教師として赴任される。その高校には、自殺した少女の「舞姫通信」が不定期で全生徒に届けられる学校だった。一方、芸能プロデューサーである宏海の兄の恋人が、自殺しそこなった少年をデビューさせようとするが・・・ 何かね、こういう小説あんま嫌いじゃないけど、読み終わった後軽く落ちた。生と死のことについて考えすぎた。やっぱもっとあっけらかんと生きていたいなぁ

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    投稿日: 2006.04.09
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    重松清の本はほとんど読んでます。悲しい話が多いけど、最後には希望の光を見せてくれるところが好きです。なかでもこれはお気に入りの1つです。

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    投稿日: 2005.10.03
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    「自殺はなぜいけないんですか?」と帯にあるとおり、自殺をメインとした話。でもそんな重苦しくなくて、最後には希望を持てるというかなんていうか、いいお話です。

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    投稿日: 2005.09.17
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    重松清作品の中では一番好き。 帯の「自殺はなぜいけないんですか?」という言葉が強烈で印象に残るけれど、ある程度自殺願望に距離を置いている人のほうが楽しめると思う。

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    投稿日: 2005.07.29
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    重松清の本の中で一番好きです。 学校を舞台としたお話で、生徒の自殺を中心とした思い話題の内容ですが、様々な人間模様が描かれていて、とても読み応えのある作品だと思います。

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    投稿日: 2005.04.25
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    双子の兄を自殺で失った教師が、自分の勤める女子高に伝わる自殺伝説舞姫通信や恋人がプロデュースしたアイドルを通して、死や生に対する意識を模索するお話。 今まで読んできた、重松さんの小説の中でも、学校職の薄いタッチがよかったです。人間の内面の葛藤の描き方とかもーのすごくよかった。 重松作品の中で、今んとこ私のNO.1。

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    投稿日: 2005.04.22
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    最後には色んなストーリーが重なるのかと思ったけど、違った。リクオと舞姫とか、城信吾と原島とか。海が死ぬのかと思ったけど、それも違った。ちょっと俺の好きなテイストとは違ったけど、作品の持つオーラはかなり強い。その向こう側の岡田有希子がいたのかと思うと、また身近にも感じた。

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    投稿日: 2004.10.31