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ヤマトシジミの食卓
ヤマトシジミの食卓
吉田道子、大野八生/くもん出版
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総合評価

19件)
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    小5長女と完読。 「亡くなるときも」の花火の話、風助さんからかんこちゃんへのお手紙のシーンに涙が溢れた。 家族とは・・穏やかな気持ちで考えさせてくれる、とてもとても温かく素敵な一冊でした◎ 大野八生さんの絵も温かくて柔らかくて大好きです♡

    0
    投稿日: 2025.05.16
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    4.5年から。かんこが空き地で拾ったのは、風助というじっちゃん。空き地にある大きな石や神話について教えてくれたじっちゃんは、家族のように過ごし、ある時突然いなくなった。 大野八生さんの絵と話の世界観がぴったり合って、お話も心地よく進む。切なくも暖かい読後感。

    6
    投稿日: 2024.12.19
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    家族って? 本当の友人って? と読みながら何度も自問自答。 血の繋がり=家族ではないね、きっと。 心が繋がる、それが大事。 最後はホロリ。 あたたかい気持ちになれる1冊。

    1
    投稿日: 2024.05.31
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    小学校3〜4年生にお勧めの児童書になります。 表紙の大野八生(おおのやよい)さんのイラストからもじんわりと温もりが伝わってきます。 ひょっこり、かんこちゃんに拾われた風助さん。 空き地にある平たい石の周りにはカタバミが生い茂り、そこはヤマトシジミの食卓のよう。 「あしたはかんこの味方だ」というじゅもんを教えてくれた風助さん。 きっと風助さんはたくさんの色んなことを乗り越えながら、このじゅもんを自分にも唱えてこられたのだろうと感じました。 温かな涙が溢れました。

    7
    投稿日: 2024.04.20
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    じっちゃんが死んでしまったあと、ものすごく大切な石をかんこにあげた。その石には名前がある。ヤマトシジミの食卓という名前、なぜそんな名前がついたのか。おもしろいので読んでみてください。

    0
    投稿日: 2014.02.07
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    タイトルからはストーリーが分からないだけに、一読の価値あり。 まず、ヤマトシジミがシジミで、それを食べられると思っている人は、途中まででも読んでみることをお勧めします。 そうすれば、きっと最後までページをめくっているはず。

    0
    投稿日: 2013.07.23
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    「食卓」とつくぐらいだから食べ物関係の話かと思ったら全然違った(笑) おじいさんと主人公の小学生の不思議な出会いから別れまで。おじいさんの魔法の一言がすごく心に残る、寂しくも温かい気持ちになれる1冊だと思う。

    1
    投稿日: 2013.05.21
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    子供の塾が終わるのを待つ間に、塾に置いてあったのを読みました。児童書です。 風助さんというおじいさんとかんこちゃんの物語。 ふたりに血の繋がりはありません。 風助さんとかんこちゃんは道で偶然出会い、なぜかそのままかんこちゃんの家で暮らすようになります。 風助さんに自分の本当のおじいちゃんを段々かさねていくように、かんこちゃん一家と風助おじいちゃんは心を通わせていき、そして。。。。 人と人との繋がりが希薄になりつつある今、こんな心の暖かいつながりがもてたらいいな。 思わずホロリ。 暖かい気持ちになる本です。

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    かんこちゃんと風助さんの出会った時の会話が楽しくって。 かんこちゃんの優れた観察力、「ひろっていこ!」の決断の速さ。素晴らしい。 出会いのシーンで笑いながら胸がギュウってなった本は始めてです。 大野八生さんの絵が、これまたばっちりはまっていて、一段とほんわか、ぐっときます。

    0
    投稿日: 2012.05.14
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    「あしたはかんこの味方だ」空き地のひらたい大きな石のところで 出会ったふじぎなじっちゃん“風助さん”が、かんこに言った この言葉が、なんとも良くて力づけられる。 人と人とのつながりのあたたかさがあちこちにちりばめられて 読んでいると、どんどん心の奥の方が温かくなっていく。 風助さんと出会って、風助さんがいなくなり、手紙が来て 風助さんのことがいろいろ分かった後、 かんこは「人生をうんと生きた気分」になる。 この「人生をうんと生きた気分」という表現がまたいい。 簡単に理解できたり、割り切ったりできない、 さまざまな想いや体験を超えていくことで、 人は大人になっていくのだろう、と思った。

    1
    投稿日: 2012.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏休みの推薦図書になっている本です。 みずしらずのおじいさん(風介さん)を拾ってきて、しばらく一緒に暮らしていく・・・こんなことって、あるんだろうかと不思議なお話しでした。 のんびりした空気の中で、人の暖かさを感じるお話しでした。 静かに訪れる死も意識できます。 でも、この本のよさを分かる小学生って・・・どれぐらいいるんだろう?

    0
    投稿日: 2012.03.20
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    この本に出てくる人たちは、みんな暖かくて優しい。 出会いと別れ、生と死。 静かに流れていく一つ一つの場面が、まるで色鉛筆を何本もかさねて描かれたように、不思議にキラキラしています。 まぶしくって、泣きました。

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    風助と名乗る正体不明のおじいちゃんをめぐる 主人公とその家族のおはなし。 人生は思いがけないことが起こる。 そうなんだよねえ。 でも、ここまで思いがけないことは めったにない。 おじさんには、この話のメッセージを 一言で上手く表すことができなかったけど 最後に良い人生を送れたおじいちゃんと おじいちゃんとの出会いを通して、 大切なお友達と出会えた主人公のお話。 といった具合。 ふんわりやんわり温かい、いいおはなし。

    0
    投稿日: 2011.07.27
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    誰かに優しくできていますか? 楽しい時間を過ごしていますか? かんこと不思議なおじいちゃん、風助さんを中心とした、 やわらかくて胸があったかくなる物語。

    0
    投稿日: 2011.07.16
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    知らないおじいちゃんを拾ってきちゃった女の子の話 ヤマトシジミってシジミかと思ったらチョウチョだった^^ ぜったいシジミの味噌汁的な話かと思ったのにな~笑 知らないおじいちゃんといっしょに暮らすのはけっこう突拍子もない(一人暮らしとかならともかく)

    1
    投稿日: 2011.06.25
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    設定が面白い。主人公は内気な女の子。父と母、兄に飼い犬、そして、知らないおじいさん、と運命的に出会った友達。 主人公の女の子だけでなく、周りの人も大切なものや、人の命を見つめていくストーリー。とても良かった。

    1
    投稿日: 2011.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お兄ちゃんは犬(マフィア)を拾ってきた。かんこは、おじいちゃんを拾ってきた。 学校で一番の友達だった子がハワイにお引っ越し、お兄ちゃんは犬を触らせてくれないし、かんこは悲しい気持ちだった。学校の帰り道、空き地で広い1枚石に座っているおじいさんが、なんだか兄ちゃんの拾ってきた犬の目と似ていたから、かんこはおじいちゃん(風助さん)を拾ったのだ。 風助さんは「よし、そうしてもらうか」とかんこの家にやってきて、一緒に住みだした。風助さんは空き地の平たい石の近くにヤマトシジミの食草が生えているので,石はヤマトシジミの食卓だと教えてくれた。風助さんはいなくなったり、戻ってきたり。かんこは石のところでかおという女の子と友達になる。しかし、風助さんはある日本当にいなくなってしまう。

    0
    投稿日: 2011.06.12
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    三年生のかんこは、親友、のともちゃんがハワイに引っ越してしまうことになったり、お兄ちゃんが拾って来た犬を全然触らせてくれなかったり、面白くないことが続いていた。そんな日に、近所の空き地で足をくじいて座り込んでいた風助さんを見つけた。そこで、かんこは風助さんを拾って帰ることにした。かんこの突飛さに両親も最初はとまどっていたけらど、いつしか風助さんはかんこの家族になっていった… なかなかじ〜んとくるお話です。見知らぬおじいさんを受け入れるかんこの家族。かんこに昔の色んな話を教える風助さん。タイトルは、風助さんが座ってた少し大きな石の名前。石の横に生えているカタバミにヤマトシジミが集まることから来ていて、それも風助さんがかんこに教えたことです。その石で新しい友だちと出会えたかんこ。おじいさんが教えてくれた励ましのおまじない。おじいさんを中心にかんことその家族は色んなものを取り戻していく。けれど、この風助さんにも秘密があった…。 作者は、この物語を湿っぽく書いたりはしません。淡々と、かんこたちがいる風景をまるで懐かしむかのように。だからこそ、かんことおじいさんの(もう今では神話の様な)関係の素晴らしさや、かんこの両親やおじいさんが抱えているものに、より深く思いを馳せることができる。 それにしても風助さんが良いなぁ。おじいちゃんと全く接点が無い人生を送ってきたので、かんこがちょっとうらやましい。

    0
    投稿日: 2011.05.13
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    お兄ちゃんが犬をひろってきた。でも、かんこにはさわらせてくれない。そこで かんこは、空き地にすわりこんでいたおじいさんを ひろってきた。その人は風助さんといい、そのままかんこの家にいることに…。

    1
    投稿日: 2010.07.10