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YMOコンプレックス
YMOコンプレックス
円堂都司昭/平凡社
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総合評価

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    新井素子とYMOを絡めて語るのは目から鱗が落ちた。だったら大原まり子にも触れて欲しい。 新本格ブームは牽強付会な気がするけど、YMOを語る時、80年代の宝島やビックリハウスや江口寿史のマンガ(でクラフトワークと並んでネタにされた)以外の語り方はもっとあっていいのかも。

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    投稿日: 2016.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「一方テクノ的なるものは、「主体」をカッコにくくって非中心的になる。このため、個人が力を発するのではなく、力はあらゆる場所に偏在しており、たまたま誰かを通して発現するという図式になる。これは「魔法」に相当するだろう。60年代後半のロックで「魔法」を表現していたのは、あたりに浮遊する音響が人を包み込み、音と人の区別すらなくなって一体化するのを夢想したサイケデリックである(ドラッグの影響が大きい)。交信の鳴き声で震える「水」に体全体を包まれたニューエイジ的なイルカ像は、こうしたサイケ感覚と共鳴している。」 「YMO結成時の合言葉は、この映画のセリフ「フォースを使え」だったという。フォースとは、東洋神秘主義的な大気のように「水」のように偏在する力を指す」 「夢幻郷を欲する神秘主義と、「通信」やヘッドギアに象徴される科学イメージの連結。だがそれは特殊なものではなく、むしろポピュラーな発想だった」 「『スター・ウォーズ』は初期YMOのヒントの一つだったが、同じ78年日本公開の『未知との遭遇』からも刺激を受けていた」 「さらに、『BGM』で10曲中8曲が4分30秒に設定されたことには、ジョン・ケージ「4分33秒」の影響も指摘されている」 写楽創刊イベント

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    投稿日: 2011.05.19
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    演じるものと操るもの。 リアルタイム世代ではないので、感覚的に掴みにくいところもありつつ、そういったものの捉え方もあるのかと。

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    投稿日: 2008.03.05