
総合評価
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powered by ブクログ二十六年間、検事を務めてきた著者が、多くの被疑者やその関係者を取り調べてきた経験から得た嘘の見抜き方を説明した本。経験則であるため、どの程度、本当にそのように嘘を判断してもよいのか、疑問な部分もあるものの、実体験に基づいた判断のものさしは、とても実践に繋がり、参考になりつつ、面白かった。 この本では、まず最初に、人間の嘘をつく理由から、嘘を四つに分類している。「防御の嘘」「背伸びの嘘」「欺瞞の嘘」「擁護の嘘」。そして、嘘を解体していくためには、「①嘘に勘づく→②嘘を確かめる→③嘘を断定する」というステップを踏んでいく必要があり、それぞれのステップに必要な心得や相手を見る視点が紹介されていく。 面白かったのは、それぞれの「嘘つき」が、本当のことを話を話しだす弱点は違う、という話だった。 言われてみれば、当たり前のことだが、嘘をついている理由が違えば、自白に転じる理由も違う。「あくまで事実を積み上げていく」「相手の答えを固定化していく」「『筋が悪い』ところに嘘がある」など、どんな嘘つきが相手であっても守るべきポイントはあるものの、一人ひとりが持っている、嘘の背景を理解する必要がある、という姿勢は、本を通して一貫していように感じた。 人の記憶の曖昧さや、人は気づかぬうちに嘘をつくものだということ、そして、同じ立場に立ってみると、自分や身近な人を守るためについつい言ってしまう嘘があることに繰り返し触れられている。第7章では、嘘そのものが悪とするよりも、その背後にある心理や人間関係の全体像を捉えることが、自ら真実を語らせることにつながるということを「心の天秤」という喩えで説明している。こうした心構えは、人を理解するうえでとても大切なように思う。 嘘を一度たりともついたことはない、つかれたこともない、という人はいないだろう。そうした嘘の向き合い方を考えたい人に読んでほしい本だった。
0投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ著者の経験にうらずけられた嘘を見抜く技術がかなりの数かかれている、嘘を見抜く技術たが、目線を変えれば嘘をつく時にもこの技術は使える。
0投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログ著者は検事として、多くの被疑者と向き合ってきた。意識的に、また無意識的に被疑者たちは大抵嘘をつき、無実の被疑者すらも、動揺や混乱から嘘をつくことがあるそうだ。嘘にもよい嘘、悪い嘘があり、方便などはむしろ使った方が人間関係が円滑にいく。嘘の種類や人の性格、立場により、見抜く方法も変わってくるという。自衛のためにも、相手がつい真実を話したくなるような人徳を身に付けたいものだ。
0投稿日: 2022.09.24
powered by ブクログ元検察官による「嘘」につていの本。 一般人にとって嘘を見抜くことが難しい理由が専門家視点のコメントで目から鱗だった。 一般人にとって「嘘だったかどうかの答え合わせができない」「嘘つきだと分かる相手にそれほど出会う機会がない」に納得。 防御の嘘は「本能の嘘」。 防御の嘘は「心のまばたき」。 飛んできたものを避けるための本能的な防御。 <アンダーライン> ★★★★★ ①自分を守ろうとする「防御の嘘」 ②自分を大きく見せようとする「背伸びの嘘」 ③他人を陥れるための「欺瞞の嘘」 ④他人を守るための「擁護の嘘」 ★★★立小便にも理由がある ★★★★殺人事件の被疑者には「彼をなぜ殺したのか」と聞くより、「彼がいなくなると、あなたの状況はどう変わるのか」と聞いてみる。 ★★★★★ 事実の積み重ねで嘘は浮き彫りになる。 大事なのは、自分の行動の理由や言い訳を話させるのではなく、あくまで事実を確認するということです。その場その時の状況を一つ一つ確認していくのです。これによって、「数十円しか持っていなかったが、注文をし、それを食べた。その店は、出る時に代金を支払う仕組みであると分かっていた」という事実が浮き彫りになりました。 本人はいくら「騙すつもりはなかった」と言ったとしても、事実のみを積み重ねていけば、それだけで「騙した」という判定が可能になっていくのです。 ★★★★ストレートに核心を尋ねるのではなく、心理的負担の少なそうな質問を数多く尋ねてみるほうが、事実関係を正確に把握することができます。 ★★★★★ いくら説明がうまくても、常識的におかしい、社会通念とずれている、辻褄が合わない、非合理だという話には、嘘が介在している可能性が高いのです。 ★★★★自白は「心の天秤」が傾くこと
1投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログ「人は誰でもウソをつく」・「この世はウソに満ちている」... 東京地検の特捜部や検事などを長年に渡って務め、現在は弁護士として活動する著者が長年の経験から学んだ技術を駆使して、嘘を見抜くノウハウを披露する。自分でも気づかぬうちについ嘘を付いてしまうのは人間に本来備わった「生きるための本能」であるとして、「嘘付きが使うセリフ」や「嘘を見破るしぐさ」などを披露する。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログvol217.ウソを見抜かなければならないプロが教える、人間心理の秘密とは? http://www.shirayu.com/letter/2013/000439.html
0投稿日: 2018.12.20
powered by ブクログ元トップ検事の立場から、嘘の見抜き方を指南する一冊。 心理学的なことよりも、実践的な立場からあれこれ語っており、とても勉強になった。
0投稿日: 2015.02.11
powered by ブクログ著者の検事経験に基づいた、「うそ」の見抜き方についての本。 事例が「検事経験」に基づいているため、あまりピンとこなかった。 「うそ」をつくときの挙動やしぐさ、じゃべり方、口癖なんかは 心理学関係の書籍や文献で、いわれていることとあまり変わりは なかった。 また、法律家業務以外の人が日常生活において、相手を「取調 べる」などの状況があることも考えにくい。浮気を追求するときなど は、参考になるのかもしれないけど・・・
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログいろいろ参考になることが多かった。 〇嘘がうまい人に多いのが話のすり替え 核心的な質問をされたとき、直接答えずにはぐらかしたり、過度に一般化した話し方をしたり、逆に同じ質問を投げ返したりする。 〇プロの嘘つきは視線をそらさない。 誠実さを表すサインだと世間で認知されているからこそ それを逆手にとり、意識的にやっている。 〇証明できる部分は真実を述べ、証明できない部分に虚偽をまぜれば煙にまくことができる。 等など・・
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログ若狭勝の嘘の見抜き方を読みました。 検事として長く容疑者の嘘と対応してきた著者の嘘についての解説書でした。 人が嘘をつく理由の分類や、嘘をつく人の見分け方の解説は面白いと思いました。 ボードゲームの会などでは嘘をつくゲームも遊ばれますが、私は嘘をつくのが下手で真っ先に見破られてしまうので、この本をもう少しじっくり読んで参考にしようかな、と思ったのでした。
0投稿日: 2014.04.29
powered by ブクログ「嘘」について深く取り上げられている。 様々な種類の嘘がどのような状況で出てくるのかが非常にわかりやすく まとめられている 非常に読みやすい一冊
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログ経験を積んだ元検察官が、取り調べ・捜査の心得・留意点を訓示しているような内容。語られていることは、どれも至極もっともなことで、さほど目新しいことはない。問題はそれを実際の事例にどう生かすかだが、それにはやはり専門的な訓練と経験が必要だと思う。つまり、この本を読んだからといって、嘘が見抜けるようになるわけではない。 ちなみに、「第3章嘘つきはこのセリフを使う」の中の橋下大阪市長の話と、「第9章社会は嘘をどう扱うか」の中の、被疑者自身には偽証罪が適用されない、被疑者家族には犯人隠匿罪が適用されない、国の重大な利益を害する場合国側は証拠物の押収や証言を拒絶できる(刑訴法103条)、等の話は興味深かった。
0投稿日: 2013.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
26年間、検事として嘘と向かい合ってきた中で、経験的に学んだ嘘の見分け方について書かれている。 ハウツー本のような明確さはないが、「話の濃淡がはっきりしすぎているのは嘘」など、経験に裏打ちされた話が多く、興味深く読める。
0投稿日: 2013.08.29
powered by ブクログ嘘と向き合うには人それぞれに複雑な感情を抱えていることを知らなくてはならない。 話のすり替え、聞かれた質問に答えない。逆質問と言うテクニック。 大きなリアクションをとったひとはたいてい嘘をついていない。 事実を聞け。評価は最後の最後に聞け。 オープンクエスチョン。 何故と聞かずに周辺事実を固めて根掘り葉掘り。 筋が悪い所に嘘は潜む。 相手への疑念を見せない。 答えやすい質問。誘い水。 期待する回答を前提とした質問。ああ、で、その”黄色い”バナナ。 自分を守る嘘。国益のための嘘。
0投稿日: 2013.08.19
powered by ブクログ元検事が書く、嘘の見抜き方。 意外だったのは、裁判の証人が偽証すれば罪になるが被告はいくら嘘をついても罪にならないこと。被告、という位置に立たされれば自ずと嘘ぐらいつくだろう、という前提だという。 嘘の分類とそれぞれの対処法付き。 嘘をつく時、人は左上を見る、などボディーラングエージから判断できるものはあるがプロの詐欺師は全くそれらを感じさせずにまっすぐ目を見ながら嘘をつく、という。
0投稿日: 2013.07.02
powered by ブクログ実務上、本当に確信となる見抜き方は伏せられているのかもしれないが、それにしてもすごい。検事の取り調べについて、ここまで書いていいのかと。 個人的には、橋下徹センセイの逃げ口上の分析に恐れ入った。
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログ何年間もウソをついた人間と接してきたこの本の著者(若狭氏)が、ご自身の経験に基づいて書かれた本です。ウソの見分け方、真実を話させるにはどのように対応すべきか等について書かれています。若狭氏によれば、ウソというのは一種の化学反応のようななので、観察・分析により、対応方法が見つかるとのことです。 嘘の見分け方について、言葉やその内容以外に、どのような点に注目したら見破ることができるか、人によって対応方法が異なるようで読んでいて面白かったです。 嘘をつき続けるのは「エネルギー」が連続的に必要で、自分が良いと信じることに対して真実に生きることは、省エネにも繋がることになりますね。 以下は気になったポイントです。 ・嘘をつく、というのは悪事では決してなく、一定の人間心理によって引き起こされる「化学反応」のようなもの、なので観察や分析により方程式がみえてくる(p5) ・自覚的につくウソは大きく4パターンに分かれる、1)自分を守ろうとする防御のウソ、2)自分を大きく見せる背伸びのウソ、3)他人を陥れさせる欺瞞のウソ、4)他人を守る擁護のウソ(p17) ・人間関係のウソはなかなか崩れない、組織や重要人物をとりまく人間関係や利害関係、権力の構図を理解できて初めて全容がつかめる(p31) ・真実を話しやすい状況や雰囲気を作り出すことも重要、相手と対峙するのではなく、距離を置いて上から俯瞰しているようなイメージも大切(p47) ・覚えていない、記憶にない、は「嘘をつく」という故意や悪意はないという体になるし、後になって「本当のことを思い出した」ということもできる、イエスノーをはっきり示すことなく、理由説明をする必要もない、但しこれは嘘をついていることを言っている様なモノ(p52) ・本当に覚えていない人は、重要な場面に限らず全体的に記憶があいまいで自分に有利なことも忘れている(p54) ・嘘をついている人は、バレナイウソを話すことに一生懸命で、態度に気を配ることができない(p71) ・怒りの表情の持続時間をみることで、その演技が本当かを見分けることができる(p76) ・胴体(へそ)の方向を真正面に向けていない被疑者は、たいてい検事と距離を置こうとして、何らかのやましさがある(p78) ・取調室や法廷で大きなリアクションをとった人は、たいていウソをついていないことが明らかになっている(p81) ・質問者の相槌によって相手の気持ちが落ち着いてしまうので、態度のウソ反応が出にくくなるので、なるべく相槌をうたずに相手の話をきく(p82) ・相手がもし真実を述べていれば、顔を急に上げても淡々と供述を続けるが、嘘をついている場合には、そうならない(p84) ・オープン質問を心掛ける、「帳簿はつけていましたか」と聞くのではなく、帳簿があることを前提にして「帳簿はどこにありますか」と尋ねる、実際になければ「帳簿って何ですか」となる(p100) ・専門家は、非常に狭い分野の知識を有しているに過ぎない(p122) ・真実とウソを織り交ぜることで、何が本当かわからなくなる、証明できる部分は真実を述べ、証明できない部分に虚偽をまぜて、煙にまくことができる、全部ウソをつく必要がないので、罪悪感が弱くウソ反応も出にくい(p131) ・事故や事件の調べをしていると、人は「距離・時間・速度・色彩」の記憶が非常に弱いことが判明した(p155) ・被疑者が自分のためにウソをついていたとしても、罪に問われることは無い、現行法律では、被疑者がウソをつくことを容認している、被告人以外は「宣誓」しているので、偽証罪に問われる(p169) ・米国ではワールドコムの元経営者には、85年求刑に対して25年の実刑判決が下った(p173) 2013年6月30日作成
0投稿日: 2013.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元検事の若狭さんが、その検事の経験を基にした嘘を見抜く方法・嘘の種類などを解説した本。検事という特殊な仕事柄、さまざまな嘘に出会ってきた経験談はなるほどと声を上げてしまう。 もちろん、そういった特殊な状況で出てくる嘘の例なので、それをそのまま日常の中に使用することは難しいし、事細かく方法論が書いてあるわけじゃないですが、そもそもなぜ人は嘘をつくのか?という根本に立ち返れば、日常にも十分還元できると感じた。 同時に、自分が嘘つくときも注意したいとも思った。。。
0投稿日: 2013.06.17
