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太鼓たたいて笛ふいて
太鼓たたいて笛ふいて
井上ひさし/新潮社
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総合評価

5件)
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    林芙美子の後反省を著した 劇作品。終戦で戦争賛美を反省し、反戦活動を続けた。短編だが読みごたえあり。20199.8.19。

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    投稿日: 2019.08.19
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    林芙美子は、桐野夏生の「ナニカアル」で描かれているのを読んだだけで、その時の印象は恋に生きる感じだなあ、と思ったが、今回は筆に生きる人だなあというのが印象。太鼓たたいて笛吹いて、という題名がとても良い。林芙美子の後悔とか信念とかが深く感じられて、身震いしてしまった。

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    投稿日: 2017.10.20
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    知識不足で林芙美子といえば、放浪記、カフェー、女給、下落合在住、編集者を待たせる。といったイメージしかなかったけれど、戦争中従軍記者をやっていたのだなあと思った。舞台のことを大変遅ればせながら知って読んでみたんだけど。ちょっと作者の都合のいいように個人史を解釈しすぎかとも思ったけれど。けっこうおもしろかった。信じていたものが違っていた場合、後から見ればそのときいっていたことはうそになってしまうわけで、その責任をどうとるかというのは大変むずかしい問題である。

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    投稿日: 2009.11.10
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    何年か前に読んだ。 井上ひさしの、評伝風の戯曲って面白いんですねー。 ほかの戯曲もぜひ読んでみたいです。

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    投稿日: 2009.02.12
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    とにかくト書きが素敵。「(全世界の愛を込めて)おかえりなさい。」とか、そこだけで涙があふれた。温かい戯曲です。同じ林芙美子を描くんでも、『放浪記』と読み比べると色んな描き方ができるんだなと思いました。

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    投稿日: 2007.01.31