
総合評価
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powered by ブクログ年が明けての1冊目。この本でよかったと思うことしきり。性格も生き様もまったく違うけれど、自分たちの住む下町を愛する気持ちは変わらず同じという、73歳になる幼馴染みの国政と源二郎。本作で描かれるエピソードの一つ一つがじんわりと心に染みてくる。クセの強い二人であるだけに決してスンナリとはいかないんだけれど、こんな老後も悪くないなと思ってしまう。折しもテレビからは箱根駅伝の中継が聴こえていたが、本作中でも同様にテレビ観戦するシーンが出てきて読みながら吃驚した。
17投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々に三浦しをんを読んだ。読みやすくて面白いな~。とにかく元気な源さんと家族との関係に悩む政。二人の関係が良いな~。源の弟子の徹平に嫉妬したりして(笑)ちょっと挿し絵のデザインが微妙な感じだったけど、内容は良かった。
0投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仲が良かったりすぐにケンカしたりの源二郎と国政。こんな良い友人がいたら、老後も退屈はしないだろうなと羨ましく思いました。なんだかんだで心が通じあっている二人を見ているととても心地よいです。 家族を蔑ろにして愛想を尽かされた国政ですが、昭和の時代はそれが当たり前だったのかも?最後は奥さんと話ができて、ハッピーエンドでした。
3投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ最初国政の融通の利かなさとか、卑屈全開の考え方にイライラしていたのだが、だんだんそこに柔らかさが増していって読んでいて楽しい気持ちになった。離れて暮らす奥さんへの毎日の手紙が素敵。 源二郎と花枝さんの話ももう少し描写があるとよかった。
0投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ図書館にて借りる、第246弾。 (神戸市図書館にて借りる、第55弾。) 2014年に読み始めたので、実質的な2014年、1冊目。 うーん、微妙。 悪くはないが、可もなく不可もなし。 別に取り立てて読む必要はないだろう。 まぁ、つまらない訳ではない。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ簪職人の源二郎と、元銀行員の国政。 かたや駆け落ちの末妻に先立たれたものの人に囲まれて過ごし、かたや見合い結婚の末妻子に出ていかれて孤独に過ごす。 性格も境遇も正反対のようで似ている二人の、長年連れ添ったからこその関係性が面白い。 主に国政目線にて、これまでの人生の後悔とこれからの人生への恐怖、源二郎への嫉妬と羨望、わかっていながらも卑屈になってしまう心情が細やかに描かれている。 一話ずつ区切られており、展開や会話のテンポも良いので読みやすい作品。 自分の人生も考えされられます。
0投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ東京の下町の73歳の幼馴染の話。 源二郎はつまみかんざしの職人。 マサは銀行勤め終え、妻や娘から見放された独り身。マサは源二郎はを羨む気持ちも分からないではない。 自分も魅力がないのでわかる気もする。
4投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログSL 2024.5.10-2024.5.12 東京下町に暮らす73歳の幼なじみの二人のじいさん。男同士は遠慮がなくていいなーと思う。 軽妙だけど、やっぱりしをんさんは人情を忘れない。国政が源二郎を羨む気持ちは痛いほどよくわかるけど、源二郎もほんとはさみしいんだろうなーと思ったり。
1投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『墨のゆらめき』の2人がとてもよくて しをんさんの紡ぎ出す名コンビを 他にも読みたい!と こちらを手に取りました 国政と源次郎の合計146歳コンビです 粋なおじいさんたちがいろんな問題を解決!! みたいな物語を勝手に想像していたら、 全然違った。笑 思ってた以上に哀愁漂う序盤。 国政が割と悩めるおじいさんなのです。 長く寄り添ってきた妻が出ていき 子どもたちからも音沙汰なく、 仕事もリタイアして 何も残ってない自分。 幼なじみの源次郎は 若い頃こそ馬鹿にしてたのに つまみ簪という一生の仕事を手にし 先立たれはしたものの最愛の妻と 今は若い弟子もいて なんだか充実して見える。 勝手に想像してた私がいけないんですが なんとまあ、うじうじしたおじいさんなんだ! って感じでした笑 でも源次郎の破茶滅茶さや (源次郎はかっこいい!!!) 弟子の徹平とマミとのやりとりなど 何度もニヤニヤさせてくるんですよ うまいよなー そして結局丸め込まれる私。笑 国政もカッコつけずに いろんなこと話せばいいのにーー! でもハガキはとてもよかった(^^) 自分の老後も考えました。 70代になってどうなってるかなー。 家族と色々あったとしても あんな友人が近くにいることが とても羨ましいー。 自分のために楽しく生きるおばあちゃんでいたいものです 想像とは違っても なかなかいい読了感でした(^^) さすがしをんさん!
88投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログこれぞ、義理と人情の物語。思わず、じ〜んときてしまいます。こんなおやじになりたい。それに、若い衆だって捨てたもんじゃない。
1投稿日: 2023.03.31
powered by ブクログこんな江戸っ子気質の愛おしい頑固オヤジふたり(褒めてる)、現存しているのかな。同じ東京でも全く違う下町のリズムが心地よく。ラストまで一気に読み切った。
1投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログゴールや正解がないから、終わりもない。幸せを求める気持ち。自分がしてきたこと。それらに思いを馳せては死ぬまでひたすら生きる、その時間を永遠というのかもしれない。そう思った。 (P.243)
1投稿日: 2022.11.11
powered by ブクログダメダメだけど憎めない人の描写が、三浦しをんは上手い! 東京都墨田区の下町に住む幼馴染の73歳コンビ国政と源二郎の物語。 かっこよく生きられないし、後悔していることもあるけど、今を生きる。 周りの人を思いやりながら生きる。 そんな温かさを感じる作品です。
1投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ今、子供が生まれたてで、 ひたすら何かに追われる毎日。 夫婦としては、出会った頃や 結婚したての時のように 仲良くて楽しくて、呑気な生活は できなくなってしまった。 なんなら、お互いの役割分担の調整や 単純に家事育児の業務量増加につき 疲労も相まって 仲が悪くなってしまったなあと 感じる毎日。悲しい。 そんな時に読んだこの小説。 歳を重ねた先でも 本当に大切でその人の幸せを願う相手は 実はそれほど多くない。 でも、そのうちの1人にあなたがいる。 夫婦ってそういうことなんだなと 改めて思った。 おじいちゃん2人が主人公なお話だけど 家族って、歳をとるってって いろいろ考えながら読みました。 途中、国政さんのクスッと 笑ってしまうようなツッコミなどもあり サクサク楽しく読めて気分転換になりました。 このタイミングで この本に出会えてよかったです。 ありがたい
3投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ政と同じ銀行員OBとしては、源二郎の生活が、羨ましいのは、わかる。 幼なじみや、飲み連れが何人か、いれば老後が、充実し、楽しくなるが、中々難しいよなー❗️
1投稿日: 2021.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 ・政と源 ・幼なじみ無線 ・象を見た日 ・花も嵐も ・平成無責任男 ・Y町の永遠 『三匹のおっさん』に続いて、またおっさんもの。 けれど悪をやっつけて痛快な気持ちになるのは最初だけ。 元銀行員の国政は、妻に出ていかれて一人暮らし。 どう考えても自分に落ち度はないはずなのに、なぜ妻も娘たちも自分から離れていくのかわからない。 誠実に勤勉に勤め上げた銀行時代の人間関係も、73歳ともなればもう残ってはいない。 死んだら何一つ残らないだろう自分の人生に、何か意味はあったのだろうか、と思うこの頃。 国政の幼馴染み、つまみかんざし職人の源は、物事を深く考えずやりたい放題。 愛妻に死なれ独り暮らしだが、慕ってくれる弟子がいて、その彼女とも仲が良く、近所の人たちともうまくやっている。 そこんところが国政にはちょっと面白くない。 そんな彼らの日常を、ふたりの掛け合いの妙でクスッと笑わせながら、夫婦のあり方を考えさせる話だった。 もしかすると作者の思うテーマは別だったのかもしれない。 でも、政と奥さんの掛け違ってしまった思いにことのほか私は考えさせられたのだ。 仕事にかまけて家庭を顧みない夫。 作中にそうとは明記されていないけれど、男はいざという時に出ていけばいいんだという甘えの中で、家族の中に出ていくタイミングを逸してしまった。 残念ながらこれはよくある話だと思う。 だけど政の奥さんは、5年前に「娘のところに行ってきます」と行ったきり帰ってこないのだ。 政は、奥さんが出て行ったことにもしばらく気づかないくらい自然に。 うじうじ思い悩んだり、源たちの楽しそうな様子に僻んだりしながらも、面子が邪魔をして奥さんに向かい合うこともできない。 電話もない、孫の七五三についての案内もない、印刷しただけの年賀状が送られてくるだけの5年。 50年も共に暮らしてきて、夫婦の楽しい思い出が奥さんにはなかったのだろうか。 泣いて恨みを伝えるほどの気持ももはや残っていないのだろうか。 奥さんの気持を慮りながら読んだ。 だから、本当ならもっと、源の破天荒な行動や髪の色について楽しむべきところだったのだけれど。 いや、結構笑いながら読んでたんですけどね。 でも、源と奥さんの夫婦のあり方、徹平とマミのラブラブっぷりと比べて、政夫婦のあり方にやきもきし過ぎました。 ただ、別居=夫婦の破綻ではないと思うし、政夫婦は実はこれからなのでは、っていう感じに受け取りましたよ。 年をとっても、悩みは尽きないなあ。
3投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログイラストに惚れそう⁉️ 還暦過ぎると、なかなか素敵な年上の男性が いないのよねー! 下町の、東京っ子のカッコ良い心意気が、良かったです。
1投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ下町で暮らす73歳の幼馴染のコンビ、政と源のお話。面白かったわー。 元銀行員の堅物の国政と簪職人で破天荒な源二郎。正反対の二人だけど、腐れ縁?なんだかんだ仲良しで。二人の周りで起こる出来事を描いた人情物語。 くすっと笑っちゃったり、ほろっとしちゃったり、楽しい読書でした。 老いることをちょっと考えさせられ、わびしい気持ちになることもあるんだろうけど、なるべく気持ちを明るく年を取りたいなぁと思いました。 源二郎の生き方に惹かれるけど、国政の方が現実っぽいかな。
1投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ隅田川と荒川に挟まれた運河の町に住む国政と源次郎は73歳の老人で幼なじみ。元銀行員とつまみ簪職人という生き方も性格も風貌も違う2人が繰り広げる人情劇は「老い」という避けられぬ人生の重い部分を描きつつも、それを上回るボケとツッコミの絶妙なお笑いのセンス満載で物語の中にグイグイ引き込まれる魅力を感じました。生真面目に銀行で馬車馬のように働いてきた末に妻や娘たちにそっぽを向かれてしまっている政は、愛弟子に職人技を伝えつつ我が道を自由に生きる源を始終羨ましくも妬ましくも思うところがとても切なくて、でも結局、源と弟子の徹平に振り回されながらも彼らを応援して、己の生き方を振り返り、最後は穏やかな心境を探し当てていく過程がとても心温まりました。 スカイツリーができる前のお話しなのでしょうか。物語の舞台をいつかじっくり訪れてみたくなりました。
3投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログおもしろかった!! つまみ簪職人の源二郎、元銀行員の国政 東京の下町で暮らす2人は性格も生活も全く違うけど 仲のいい幼なじみ。 この2人の周りで起こるいろんなできごとを描いた 男の友情物語! もうね、第一章の「政と源」の大立ち回りで心を掴まれた~!笑った~!スカッとした~! でもって、二章、三章と読み進めるうちに2人の人生や思いや友情がわかってきてじんわりきてしまった。 いいな~こんなジジ友の友情! ラストは「あ~よかった!!」で終わるのもよかった~ 読み終わった後になんだかすっきりした気持ちになれる本です。
19投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログ七十三歳同士の幼なじみの国政と源二郎コンビ。読んでいる間、ニヤニヤが止まりませんでした。いや、何度も吹き出しました。 堅物な国政と破天荒な源二郎。全くタイプの違う二人なのに、なぜか気が合っている。本人も言っているけど、幼なじみでなければ友達にはなっていなかったであろう二人。 「幼なじみ無線」で相手が困っていればビビッと感じて助けに行っちゃったり、見栄を張って嘘をついてもすぐにバレちゃったり。 早くに奥さんを亡くした源二郎と、奥さんに愛想を尽かされ出ていかれた国政。源二郎の弟子の徹平と恋人のマミ。若い二人の世話を焼きながら(焼かれながら?)の江戸っ子な日常が読んでいてとても心地良かったです。 国政と奥さんのくだりはちょっと切なくなってしまうとこもろあったけど、そんな時でも国政の心の声が面白くて面白くて、この心の声をしまっておかないで表に出していれば家庭が少しは明るくなったのかなぁなんて思ったりします。でも、そうできないのが国政なんだよね。仕方がない。だけど、奥さんに送るハガキ作戦でちょっと奥さんも国政のユーモアに気付けたようでよかった。 ホントに笑えた!「こんこんちきめ!」がしばらく口癖になりそうです笑
31投稿日: 2020.12.15
powered by ブクログ幼馴染のお爺ちゃん2人が主人公。性格が全く違う2人はこの歳になってもくだらないことで喧嘩する。それでも実は互いを大切に思っていて、言動の節々にそれが見え隠れするのがいいです。こういう話好きだな。 図書館で見つけてたまたま借りた本だけど気に入りました。実家の母も好きそうなストーリーなので、アマゾンで買って実家に送った。母の読後の感想も楽しみです。
7投稿日: 2020.12.06
powered by ブクログ3匹のおっさん的なのを想像して読み始めましたが、特に盛り上がりもなく終わってしまったので、続編があるのかな?と思ってしまいました。 二人のおじさんのキャラクターが活かしきれてなくて残念。
0投稿日: 2020.11.30
powered by ブクログ江戸っ子じいじ二人組の日常とちょっとした冒険。 時に切なく、時に心温まる物語で、たまにはこういうのも読んでこころの栄養を取らないとね、と思えた。 妻に先立たれ、天涯孤独だけど、弟子にも近所の人にも愛されている簪職人の源。家族はいれど、妻は出ていき娘夫婦と暮らし、七五三にも呼ばれない仕事一筋だった政。腐れ縁の幼なじみ。 続編があったらいいのにな。
9投稿日: 2020.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼なじみの政と源二人合わせて146歳という高齢者域に達した二人。政はサラリーマンだったが引退すると暫くして奥さんが娘のところへ行くと言って出ていったきり帰って来なくて、離婚ではないが別居状態。源は伝統工芸のつまみ簪の職人で若い徹平という弟子がいる。 弟子のことでろうとる二人が一肌脱いだり、男やもめの政を源が着ず買って一緒に飲んだりしながら友情と絆を深めていきながら、様々な思い出を思い出したり、今の時代の出来事を二人は一緒に生きていく。 徹平が結婚することに成り政は仲人に頼まれ、行きがかりで受けざるを得なくなり、別居中の妻に会いに行ったり手紙を書いたりしながら仲人を二人でするよう頼み込む。 そんな色々な出来事でそれぞれの思いや起こる出来事が三浦しをんの小説で坦々と進み、あっという間の読了でした。
3投稿日: 2020.10.18
powered by ブクログさくっと読めた!くすくすと笑える要素が多くて、面白かった!!政と源の幼馴染ゆえのテンポの良い会話と徹平くんの馬鹿っぽいけど明るいとこととがよき。 息抜きになった〜
0投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログ面白かったーーーー!!源二郎と国政は正反対の2人だけど、どっちも味があって良い!源二郎みたいに人生を謳歌できればどんなにいいか、と思いつつ国政みたいに堅実に生きるのが現実なんだろーけど。そしてそして源二郎の髪の色が変わるたび、爆笑でした! 久々に昔仲の良かった友の顔を見ながら、あの頃よろしくバカ話をしたくなった!(笑)
0投稿日: 2020.05.05
powered by ブクログ中を見ないで読み始めた、知ってたら多分読まない本だと思う。 一行読めば大体見当がついた。、 悪くはないけどね読むほどではない。 東京墨田区の東京空襲を経験した 簪職人の源二郎と銀行をリタイアして何もすることのない幼馴染の有田国政の二人の日常。 まあ、一種の三浦しをんお仕事本の括りにはいる? 雑誌に毎月掲載された文を 本にしたみたい。 雑誌に載ってるのを読むくらいかちょうどいい。 飛ばし読みした。
7投稿日: 2020.04.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったです。 御年73歳、合わせて146歳の老人、政と源コンビ。 肩が凝らず、楽しく読めました。 特にいいなと思ったのは別居している妻になんとか結婚式のお願いをしようとする、政の手紙です。 自分が幸せになってほしいと思う人はとても少ない、しかし、その中の一人が君であることは、自分の幸せだ、と。 稚拙な表現になってしまいますが、とても素敵な手紙だと思います。 奥さんとの別居は解消されず、よりが戻ることはありませんでしたが、爽快なエンディングでした。
0投稿日: 2020.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この年で深く付き合える友達がいるって幸せなことだと思う。正反対の2人のやり取りが楽しかった。友達をずっと大切にしようと改めて思った。 源さんの弟子の徹平くんも欠かせない登場人物でした! 源さんと亡くなった奥さんとの出会いから結婚するまでの流れの話の部分が好きな部分でした。
1投稿日: 2019.12.31
powered by ブクログ幼馴染の国政と源二郎。東京の下町で育ち、家庭を持ち、年老いた二人のお話。 元銀行員とつまみ細工職人。仕事に共通点も無ければ性格も違う二人だが、なぜか仲がいい。 年をとっても、こういう友達がいたら、随分救われることだろうなぁ。 源の弟子の徹平と、その恋人のマミちゃんが辺りを明るく照らす。若者はやはり希望だね。 そういえば、まほろ駅シリーズも男二人の話だった。 なんかいいよね。こういうのって。
0投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログこんな幼馴染がいたらどんなに毎日が楽しいだろうか。 破天荒で髪の色がカラフルな源と、真面目一筋で堅物過ぎて家族に見放された政。 真逆の性格の2人が、お互いを補いながら、信頼しあったり、じゃれあったりしてる。 そこに、若者が絡む事で、いろんな事件が起こりますます2人の絆が深まっていく。 とても楽しい物語だった。 久しぶりに幼馴染にあいたくなる、
3投稿日: 2019.08.18
powered by ブクログ下町の簪職人源二郎と、元銀行マンの国政は現在73歳の幼なじみ。 妻を早くに亡くした源二郎と、妻に出ていかれた国政の日常。… 挿絵の雰囲気がちょっと違うかな、とは思いつつも、自分の中でイメージを膨らませながら、源さんと政さんとの時間を楽しみました。 下町の頑固オヤジ達。 人情に熱く、素直でないのも魅力です。 お弟子さんの徹平くんもいい味を出しています。 彼らの結婚式の仲人のために、政さんが奥さんに書送り続けた葉書がいい。 離れていても家族。 政さんも奥さんも、願っているのは家族の幸せ。 なんとも暖かな優しい作品でした。
3投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログ個人的にはイラストが苦手でしたが、もしやこれは若者向けの内容? 政の心の中のツッコミと、スネっぽい発言が、いるいるこういうめんどくさい人、と妙にツボでした。
1投稿日: 2019.05.08
powered by ブクログ幼なじみのじいさんコンビ政と源を中心に下町で繰り広げられる破茶滅茶な人情溢れる物語。 つまみ簪職人がいる事をはじめて知った。
2投稿日: 2019.03.28
powered by ブクログ東京の水路に挟まれた地域で生まれ、暮らす幼なじみ二人の老後物語。 性格が待ったく異なる元銀行員の国政とつまみ簪(かんざし)職人の源二郎。 73歳から年越して74歳になる二人の掛け合いが面白いと同時に自分が73歳になった時、どんな暮らしをしているのだろうかと想像しながら読んだ。 交友が少ない国政と知り合いが多い源二郎。 私は前者になるだろうか。その時、源二郎のような幼なじみがいればよいがと国政を羨ましくも思う。
5投稿日: 2019.01.30
powered by ブクログ・この本は国政と源二郎という74歳の2人がY町で過ごす日々を描いた本です。1つ1つの言葉の表現がとても面白くて「次はどんな言葉が出てくるかなー?」とわくわくしながら読めるのでぜひたくさんの人に読んでほしいです。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ生真面目な「政」と自由奔放な「源」。 性格は正反対の幼馴染のおじいちゃん。 下町の人情ものです。 三浦さんらしくかるい文体で、読みやすかったですが 今回は少し物足りなかったかな
0投稿日: 2019.01.04
powered by ブクログ73歳の国政と、源次郎は幼馴染でいまも墨田区のある町で暮らしている。 政は、銀行員で真面目、妻は少し前に家を出て現在は一人暮らし。源は妻を見送り一人暮らしだけど、弟子がいるのでにぎやかに暮らしているように政にはみえてる。 幼馴染の二人の歴史、それぞれの夫婦の過ごしてきた時間、これからの若者たち。政と源の日常の付き合いとやり取り、政の心情でさくさく読ませられ、あっという間に読み終わりました。 水路のある古い町並み、老年になった二人の想い、面白いのに味わい深い、なんだか読後感のいい一冊でした。
2投稿日: 2018.12.28
powered by ブクログなぜか時代小説かと思っていたら違った。 「政」という男性は元銀行員で定年退職後かな?と、「源」という男性は同じく年配のつまみかんざし職人。そのふたりのまわりの人たちとの関わりや政と源の腐れ縁というか素敵な友情を見られる。 全体的にほのぼのしていて癒される。
2投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログ腹を抱えて笑った。ところどころじーんとしたり、いい話だった。 同じ年寄りが主人公の話として有川浩の「三匹のおっさん」を思い出した。 「三匹のおっさん」はマンガ的な分かりやすいところ(勧善懲悪)がおもしろかったけど、こっちはこっちで、人と人とのつながりのあいまいさとか強さとか、単純ではないところがよく描かれていておもしろかった。 結局国政の奥さんは家に戻って来ないけど、はがきはたまには送ってもよいと言っているから、前よりはましな関係になったようだ。 それにしてもこれがCobaltに掲載されていたとは!
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログ70代で破天荒なつまみ簪職人の源二郎と元銀行マンで堅物な国政の余生を描いた人情物語。 一.政と源 二.幼なじみ無線 三.象を見た日 四.花も嵐も 五.平成無責任男 六.Y町の永遠 隅田川と荒川に挟まれた墨田区Y町で、戦禍をくぐり抜け、性格も違う幼馴染の2人が、楽しくも平凡な暮らしをしている。 源は禿頭に耳の上に残ったわずかな毛を赤や青に染め、私生活は 非常識だが、職人としては弟子の徹平を従え、豪放磊落な生活。 かたや政は妻から別居され、堅物ゆえに自由に生きることが難しく、弟子を仲良くやっている源を羨ましく思いながらも素直になれない。 そんな二人が若者の悩みを解決したり、生きる意味や死について考え、そして私たちにも指南してくれる作品。 死後は残されゆく人の記憶の中に入っていく。 答えのない人生、即ち生きるということであり、永遠であるということ。 良い言葉いっぱい入ってました。
0投稿日: 2018.11.16
powered by ブクログ13:三浦さんらしい(?)コミカルかつテンポの良いストーリーで、どの短編も面白く読めました。その分、キレイにまとまりすぎてる感もあったけど、短編連作として手に取りやすく、読みやすい一冊だと思います。登場人物のキャラクターだけではなく、下町の様子や伝統工芸の様子など、物語の土台をきちんと整えられているのも良い感じでした。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ軽いタッチの小説。幼馴染の老人二人の友情を中心とした話。深刻な話はほとんどなく、気持ちよくさらっと読める
0投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログなるほどいつも通り面白い作品でしたが、何かこの本にはいつもの涙スイッチが仕込まれていなかったようです。 涙スイッチの気持ち満々で手ぬぐいをポケットに入れての電車内読書だったのにスカされた感じです。政と彼の奥さんにラストでもう一捻りあっても良かったのかもしれません。
0投稿日: 2018.08.06
powered by ブクログ渋いオジサマ…いや、爺さんか…が二人とイラスト円陣闇丸ってきたら腐女子がザワザワしちゃうでしょ。実際BLではないけど、幼馴染みの80年を越える腐れ縁は、長年連れ添った夫婦のそれより強固。もちろん、夫婦のやりとりも良いものでしたけどね。枯れ専じゃなくても魅力にやられるわ
2投稿日: 2018.07.29
powered by ブクログ愛すべき格好可愛いじい様方の友情物語。主役はじい様2人ということで、三浦さん守備範囲広すぎと思ったけど、友情物語て一安心。しかし、挿絵の政と源が格好よすぎる。若かりし頃の色気も凄い。タイプは全然違うし、しょっちゅう衝突もするけれど、なんだかんだて続いていく若い頃からの友達は、本当にかけがえのないものだと感じる。
0投稿日: 2018.06.28
powered by ブクログ淡々と情味溢れる話しが続いた後で、最後の披露宴のシーンがカオスすぎて、笑いをこらえきれなかった!最後は少しほろ苦いのが、三浦しをんだなー。
3投稿日: 2018.06.18
powered by ブクログ東京の下町。つまみかんざし職人の源二郎と元銀行マンの国政。まったく別々の人生を歩みながら幼馴染で数十年もの付き合いが続く理由。妻にも娘にも見放されて定年後のまさかの孤独を嘆く政さんが、若い弟子に尊敬されながら楽しそうに生きる源さんを羨ましく思う感覚。結構感情移入しながら読んでしまいました。
0投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
評価は4. 内容(BOOKデーターベースより) 東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが―。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚! もっとはちゃめちゃな職人気質を想像していたが、政が元サラリーマンだからか全体に大人しめな幼なじみの物語だったかな。
0投稿日: 2018.05.01
powered by ブクログ2007年から2012年まで『雑誌Cobalt』に不定期連載された作品。 現代の東京都墨田区を舞台にしていますが、東京スカイツリーは出てきません。再開発事業で変わっていく街並みなんて書かれても良さそうですが、書かれません。 これはきっと、下町を舞台にしたファンタジーなんでしょうね。昭和の時代の映画『男はつらいよ』シリーズや、テレビドラマ『前略おふくろ様』みたいな世界観なんでしょうね。 内容は、『まほろ駅前多田便利軒』の主人公二人が老人になり、舞台が下町になった、というところでしょうか。『まほろ駅前多田便利軒』を初めて読んだとき、これは平成の『傷だらけの天使』だ、と喜んで読みましたが、この作品は『傷だらけの天使』だけでなく、クライマックスに向かうに従い『男はつらいよ』の第一作や『前略おふくろ様』も思い出させる展開で、昭和好きな自分には楽しんで読める作品でしたね。
0投稿日: 2018.04.17
powered by ブクログ若い二人ではなく、70を超えた二人の物語。堅実に人生を歩んで来たが、今になって妻に見限られた男と気の向くまま生活して来た男の友情物語
0投稿日: 2018.03.28
powered by ブクログ政73歳、幼馴染の源との日常。(一昔前の王道のような)政の人生ってなんだったのだろう。ハチャメチャにみえる源のほうが幸せ?源が友達でいる政は幸せだと思う。 挿絵のマンガは好きな画だった。 もっと続きが読んでみたいと思った。政の銀行時代の話(回想)とか、源が職人で頭角を表したころの話(回想)とか、徹平とマミの出会いの話とか。
0投稿日: 2017.12.09
powered by ブクログ高齢幼なじみといったら テレビドラマにもなった 「三匹のおっさん」を連想したけど、全く違った。三浦さんの 良さが光っていて クスクス笑いながら読み終えた。やっぱり ハッピーエンドって いいな♪ほっこりする。
0投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*東京都墨田区Y町。弟子の徹平と賑やかに暮らすつまみ簪職人源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良い幼馴染コンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚! * 昭和の人情あり、卓越したユーモアあり、テンポも内容も文句なし面白いです。 それに加えて、どうにもならない他人の心の機微はそのままに、無理に収束させないところがいい。 こんな風な距離感で人と関われたら…と思わずにはいられない、心が温かくなる素敵な一冊。
2投稿日: 2017.10.19
powered by ブクログ軽いテンポで夢中で読み進められるのは、さすがしおんさんです。間に徹平ちゃんとマミちゃんのラブラブがあって、とてもほんわかする話でした。 幼馴染って、理屈じゃない繋がりがある。私もおばちゃんになってもワイワイ言い合える繋がりを続けていければなぁ。
2投稿日: 2017.09.25
powered by ブクログ『三匹のおっさん』をさらに漫画っぽくラノベっぽくした感じの読みやすい商業小説。人物設定やエピソードを分かりやすく噛み砕いてあり読み応えは無いもののテーマは普遍的なもので面白かった。
0投稿日: 2017.09.12
powered by ブクログ水路を使う描写が 沢山出てくるのですが 墨田区って こんな感じなのかしら 古きよき下町の風情に 男同士の友情物語 職人物語が ぴったりあって 楽しんで読めました
2投稿日: 2017.08.22
powered by ブクログ幼馴染の国政と源二郎、2人の話。つまみ簪というのに興味が湧いた。こういうずっと近くに住んでて、お互いのことを分かり合えてる関係はとても素敵だと思った。
0投稿日: 2017.08.13
powered by ブクログ東京の下町、ジイさん2人とそこに絡む連中のとある日常。悪くない。もうちょっと読んでいたい気になりました。こんな関係でいられる友人が自分の周りにいるだろうか…
0投稿日: 2017.07.14
powered by ブクログいい関係性 ちょっと羨ましい おじいちゃんになるまで仲いいなんて! 色々な悲しみや葛藤や痛みの経験値が 器を大きくしていくんだなぁと すてきに歳をとろう!
0投稿日: 2017.07.10
powered by ブクログ片や元銀行員、片やつまみ簪職人。 性格も生き方も、まったく違う二人の老人。 連続短編で、分かりやすく家庭を丸投げした男と 好き放題生きている男。 確かに、職人の方が人生的には楽しいかと思いますが 父親に…というのはどうでしょう? 隣の芝生は青い、といいますから…。 話が進むにつれて、すがすがしいほど 家庭を放置してきた、元銀行員。 この世代ですから、そりゃ言われるでしょう、な話で 24時間こき使われるのは当たり前。 同じ立場になれば、出て行きたくなるのも当然です。 長い休暇を渡した、と思えばいいのでは? 本人はいい人、ではありますけど…。
0投稿日: 2017.07.09
powered by ブクログ図書館で借りたもの。 BLっぽいイラストに戸惑ったけど、コバルトで連載されてたと知って納得。 (内容もほんのりBLの香りが) 源(堀源二郎)はつまみ簪の職人 政(有田国政)は元銀行員 ともに73歳のおじいさんコンビ。 ずっと仲良くできる幼なじみっていいなぁ。
0投稿日: 2017.07.08
powered by ブクログ皆、源二郎みたいになりたいと思うが、現実は国政みたいなことが多いかなと思う。他人と比較しても仕方ないし、悪いことばかりじゃないよねって感じです。
0投稿日: 2017.06.21
powered by ブクログとても穏やかで幸せであたたかな話だった。 こんな風に一緒に歳を重ねていける人がそばにいることがとても羨ましい。 そして所々で胸にぐっときて泣きそうになってしまった。 ほんと素敵だった。
0投稿日: 2017.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どうしても「三匹のおっさん」を思い出してしまいます。こちらは「二人のおじいさん」ですが。 イラストがかなり美化されていて楽しいです。装丁も素敵です。
0投稿日: 2017.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。国政にも源二郎にも、個人的になんか重なる要素はあまりないにもかかわらず、泣けちゃった。 いいなあ、70代の男の友情。国政の胸のうちも、どちらかというと出て行った妻清子の思いの方が、容易に想像つくから、共感はできないのに、なんか、不器用さを愛でたくなる気持ちにさせられた。徹平とマミのカップルもいいなあ。思い出語りに出て来る、源と花枝のエピソードも、とてもドラマティック。登場人物もみな魅力的だけれど、なにより政と源の、まったく違うふたりが、お互いを必要とし合い、気遣いし合い、ときにぶつかるその関係性が、愛おしかった。ひとり、こういうひとが会えるところにいてくれたら、人生悪くないよね。ひととひとが縁あって出会い、なにかの節目をともに迎えることができるほどの距離にいられるって、すてきなことだよなあ。胸の奥がぽっとあったかくなって読み終えた。70代、独居の方が読んだら、まさに身につまされるところがあるだろうか。さみしくて、ときどき笑えて、ときどき顔をしかめつつ、、でも満たされるお話でした。秀逸!
0投稿日: 2017.01.18
powered by ブクログ友情 愛情 両方読めます。 何気ない日常が愛しいお話。 恥ずかしながら、この作品で「つまみ細工」を知りました。 源さんが豪快でかっこいいお爺さんです。
0投稿日: 2016.12.14
powered by ブクログ「俺たちが見られなかったとしても、来年も再来年も桜は咲くさ。それでいいじゃねえか」 ー堀源二郎 つまみ簪職人の堀源二郎と 元銀行員の有田国政による Wジイさんの強い友情が素敵。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログ国政と清子の別居やこどもの国でのふたりの会話は笑えなし、自分の行く末を見ちゃったようでちょっと辛かった。そして、疲れた男の癒しは実は源二郎のような気のおけない男友だちだと確信した。オイラがそうだったから(笑) 70歳も過ぎれば外見はもちろん身体だって思うようにならないことが多くなるだろうが、国政と源二郎の心は若いっていうか、一般的にはずれた年寄りかも。とても年寄りオヤジの物語とは思えない、これは青春小説だな。年甲斐のないふたりだけど、ちょっと見せる優しさに伊達に歳を重ねてないって貫禄を感じた。こんなふうにずっと背筋を伸ばして粋でいたいな。多田と行天が歳を取ったらこんなふうなのかな(笑)
0投稿日: 2016.06.04
powered by ブクログ後期高齢者の、現役職人と嫁子に捨てられた元銀行員幼なじみお爺さん二人組の日々。 老後に嫁子に捨てられると悲惨だが、こればっかりは日頃の行いだけではどうともならぬ。
0投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログ東京、下町の墨田区Y町。政こと有田国政と源こと堀源二郎は七十三歳。幼なじみである。腕のいい簪職人だがそれ以外は適当な源と、元銀行員で堅物の政は、正反対の性格だが、腐れ縁で何かと一緒にいることが多い。 独居老人の悲しみや、空襲で焼け野原になったときの記憶など寂しく感じるものもあれば、源の弟子の結婚話など温かく感じることもあり。 老人が主人公だからこそ人生の機微を感じるのだと思います。
2投稿日: 2016.04.29
powered by ブクログ下町のハートウォーミングストーリー。 主人公は70歳代の幼馴染2人なんですよ。 片方は40代で妻を亡くしたつまみ簪職人、もう片方は70歳になった頃に妻に出て行かれた元銀行マン。 死がわりと身近にあって、体に痛みも出てくるお年頃。 老後の生き方についてふいに考えさせられる物語でもありましたね。 今の団塊世代の男性もきっと、家庭を顧みずに我武者羅に働いてきた人が多いんじゃないでしょうかね。 終着点が熟年離婚だとすれば、なんだか寂しい。 ところで主人公のこのお二人、案外子どもか!ってくらいに拗ねたり意地を張ったりする場面もあるんですが、こんな風に長く付き合いのある関係を持てるって、本当に素晴らしいことですよね。 それも、こんなに違う二人が。 違うといえば、作中で登場する徹平&マミちゃんもまた素晴らしい。ちょいちょい登場する二人の幸せな姿と、困難を乗り越えようとする漢気溢れる姿にぐっときました。 この本は素晴らしいところがいくつもあるんですが、その1つがまず装丁。和風で美しい装丁な上、中には格好良いイラストまで描かれています。 それからところどころで登場する国政の心の声やツッコミが面白くて。 「あそこを船で通ってるとき、俺の頭にカモメがとまったんすよ」 「本当かい」 (略 ※徹平のお馬鹿発言) "徹平くんは、カモメに脳みそを持ち去られたのかもしれないな、と国政はちらと思ったが、むろん黙っておいた。"とか、いちいち面白い。 三浦しをんさんの紡ぐ言葉は本当に丁寧で心に届くから、物語ももちろんいいのだけど、読んでいてとても心地よかったです。 ああ、いい物語を読んだなあという気持ちでいっぱい。 大事な人が亡くなった時の描写で、 「長く親しんだ景色をまたひとつ失ったさびしさは、これから少しずつ胸の底に降り積もることだろう。」とか、どうしてこんな的確な言葉が選べるんだろう。 とにもかくにも、いろんな方面から最高の1冊でした。
6投稿日: 2016.04.25
powered by ブクログ完全無欠なおっさん3人組もいいけど、いずれ来る死を考えたり、家族がいなかったり、奥さんと円満でなかったり、全然スーパーヒーローじゃないおっさん2人組もいい。すぐひねくれる性格の政が面倒くさいが、そういう部分が表に出てくるのも老いるということなんだろうな。それでも近くに源や徹平ちゃん、マミさんがいる政は恵まれていると思う。清子に送るハガキの文面は笑った。
0投稿日: 2016.03.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
老境を迎え家族のことや友情を改めて感じずにはいられないとのテーマでさらっと仕上がった読みやすい小説でした。 うん、なんだかやっぱりなという感じ。
2投稿日: 2016.03.24
powered by ブクログ73歳の幼馴染同士の政と源。 政は真面目サラリーマン生活からリタイアした後、妻子に置き去りにされて一人暮らし、源は破天荒な飾り職人で今も現役、妻に先立たれて一人暮らし。 対照的だが、お互いをよくよく知り尽くした二人が、なんだかんだと関わりあう日々を描く。 シニア世代が主人公の物語として思い浮かぶ、『3匹のおっさん』のようなキョーレツな痛快さではなく、『紅雲町』のような綺麗なしんみりでもなく。 自分をわかってくれる古い友人っていいものだな、長生きするもんだな…と、しをんさんらしい笑いをまぶして、ほんのり暖かい希望が残る。 でも〜、源ばっかカッコ良すぎじゃないかい?
2投稿日: 2016.03.12
powered by ブクログ三浦しをんらしいライトな感じの読みやすさながらもじんわりとあたたかくなる。 国政と源二郎を見ていると自分はどんなふうに年をとっていろいろを積み重ねていきそこにたどり着くか、ということを考えさせられます。
0投稿日: 2016.03.10
powered by ブクログしをんさんの小説は、面白くお茶らけていながら、深い言葉が散りばめられている。「クックク。。。」と笑えたり、深く共感する心情描写もあり、気持ちをスッとさせていただきました。
2投稿日: 2016.02.22
powered by ブクログ長い付き合い。いつもの街の風景。妻と別居中の元銀行員の政と、職人の源の交流を描いた物語。しをんさんは些細な日常のキラキラした部分を吸い出して表現するのがとても上手。
0投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログ有田国政と堀源二郎は、荒川と隅田川に挟まれた三角州のような墨田区Y町に暮らす、幼馴染。 ともに73歳。 国政は銀行勤めの後、定年退職。 妻は娘のもとへ行ったきり戻ってこない。 源二郎はつまみ簪職人。 愛妻を亡くして以来の一人暮らし。 そんな二人を取り巻く、物語。 三浦しをんさん、やっぱり笑わせてくれます。 そして、ホロリとさせてくれます。
5投稿日: 2016.01.06
powered by ブクログ有田国政(ありたくにまさ)73歳、堀源二郎(ほりげんじろう)73歳、幼馴染の「政(まさ)」と「源(げん)」。荒川と隅田川に挟まれた墨田区を舞台に繰り広げられる73歳とは思えない若者のような、子供のような懐かしい無邪気な世界に心が温まります!
0投稿日: 2015.12.21
powered by ブクログ正反対な性格の幼なじみのおじいさんコンビ。三匹のおっさんを思い出しつつ読み始めたら、挿絵の影響か少々BLっぽい雰囲気でおっと言う感じ。思考が歪んでるからそういうフィルターがかかっちゃうのかな。長~くつきあえる友人っていいねーと思った次第です。あまりに面白くて一気読みしちゃいました。
0投稿日: 2015.12.06
powered by ブクログ三浦しをんさんが書いたからこそ成り立つ風景があると思いました。 粋で軽みのある、でも温かいお話でした。
0投稿日: 2015.12.04
powered by ブクログぐちぐちと情けない元銀行員のじーさまと 江戸っこ、みたいな自分の気持ちで生きている職人のじーさま。 自分の気持ちのままに生きられたらなぁ、そういう生き方をしたいなぁ、そういうようにも思う。 でも、銀行員のじーさまは、そういう人生って自分には多分合わないんだろうなぁ、だから、平々凡々の人生だけど、それでよかった。そういう生き方を過ごす自分でいいんだ。 まさに人間の生き方っていうのもこういうことなんだろうなぁ。
0投稿日: 2015.11.21
powered by ブクログしんみりしつつも、いいなあと思いつつ読めた。イラストが想像外でびっくりしたけどCobaltでの連載かあ。装丁がかわいい〜
0投稿日: 2015.11.06
powered by ブクログ三匹のおっさんと共通する人情ものだという印象。政さんの家族関係に悲しさや閉塞感を感じたり、老いと哀愁さを感じたりとしたが、源さんの弟子の徹平に起こった事件を二人が解決したり、二人と徹平、徹平の恋人のマミと仲良くする姿に微笑ましく感じたり、源さんの職人気質なところもあったり、時折笑えるところありと楽しませてくれる。二人合わせて146歳で、その間別々の人生を歩み、互いを気にかけたりなどずっと続く幼馴染の関係が良いものだと感じる。最後の徹平とマミの結婚式の仲人も無事決まり、つつがなく楽しく進行したのが良かった。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ元銀行員の型物「政」と破天荒な簪職人の「源」は幼馴染。 腐れ縁のような二人は人生の黄昏期に入り老人と呼ばれる年齢に。源の元に若いやんちゃな徹平が弟子入りし二人の日常にさざ波が起こる... なんて小気味の良い小説だろうか。 是非ともテレビドラマ化して欲しい。
2投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった。 しおんさんも外れがない作家さんだなあっと思う。 政と源のじいさんコンビ。 源さんの弟子問題でケンカをおっぱじめたときには これは三匹のおっさん的なお話になるのかな、と思ったのだけれど、それ以後は事件らしい事件はない。まあ、いろいろ大変ではあるけれど・・・。 どっちかというとことは源さん周辺で起こっているのだけれど心情描写は政さん目線で、 出かける日に早く起きすぎて、いろいろ時間つぶしをしたりと独居老人の孤独的なものがちらりとみえたりもする。が、出て行った妻宛てに毎日葉書をかいたりとかめっちゃかわいいんですけど。(笑) 源さんから目線の話も読みたい。 そしてなんといってもイラストが無駄にかっこいい。腰痛であたたた、とか夜にトイレにいくのが・・・とかゆー話になっても、あのイラストでしょぼいじーさんなイメージにはなり得ない。そして若い頃の2人のツーショットもかっこよすぎる。惚れた女の相談にくるシーンは下手するとBL展開ありうるよ。(笑) 生き方も性格も全く違う2人が、でも腐れ縁だな的な感じで、わいわいいいつつ2人でいる。こーゆーのはなんかいいなあって思う。
0投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログ三浦センセイの作品のいつもの人情味あるれるお話です。 三浦作品のなかでは軽い印象。 自分には付き合いのある幼なじみも近所に友達もいないなぁ。歳をとるとどうなっちゃうんだろう。そんなことをぼんやりと思いました。
0投稿日: 2015.08.30
powered by ブクログ国政と源二郎という70代の幼馴染というか腐れ縁の二人とこの周りにいる人たちのお話です。 最初は三匹のおっさんぽいなー,と思ってたのですが,三浦しをんらしいのがこの二人の人物造形です。 荒っぽくておおざっぱにみえて意外と繊細な源二郎と几帳面でひがみっぽい国政の対比がよいです。 国政視点で物語が進んでいくのですが,年配になったからって大人になるわけじゃないよなーとうすうすわかりかけていたことを改めて実感します。 面白かった。
2投稿日: 2015.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
東京の下町に住む70過ぎの2人組、 元銀行員で妻と別居中の国政と、 つまみかんざし職人の源次郎との話。 性格や職業が全然違う2人なのに、ウマがあう。 のんびりと和風なお話だけれど、 なぜか挿絵が洋風(?) これはかなり違和感ありました。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログ東京の下町に住む老人2人組のお話。のんびりとした作品だけど、サクサク読めて面白かった。 元銀行員で現在妻とは別居中の国政とかんざし職人で適当なかんじで生きている源次郎との話。源の弟子の徹平と彼女で美容師のマミちゃんも絡んできて、徹平の昔の悪い仲間を痛めつけたり、いろいろある。 妻と別居中の政は、弟子に慕われている源に嫉妬したり、奥さんと娘がかなり冷たくあしらったりして、ちょっと可哀想でプライドが許さないとこが老人ぽいなと思った。 面白かったのだけど、最後にあった挿絵を見たら、そういうの狙って書いたのかなと思ってしまった。 幼なじみで、戦時中は疎開とかで離れていたけど、あとはずっと一緒で、今も暇さえあれば行き来する仲。 うーむ。考えてしまっていいのか。 ちょっと複雑な気持ち。 2015.8.3 読了
0投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼馴染の74歳になる、銀行を定年退職し、妻と別居している政と、つまみ簪職人源の友情話。源辛い過去を持つが自由に人生を楽しんでいる。政は、思慮深く悩み深い心情が語られる。泣ける。ジンとくる。笑える。
0投稿日: 2015.07.29
powered by ブクログ大好きだったまほろの便利屋コンビが まるで そのまま老いたかの様な 国政と源二郎。 説教じみた台詞や設定なんか一切無かったはずだし、 最後の最後までこの二人に 泣き笑いさせられていた、と言うのに 何故か 政は良寛さん、 源は一休さんに重なり、 2人の僧侶が生き死にについて、 誰もが納得する そんな深い話をしていた様な… 気がしたのだが。
6投稿日: 2015.07.24東京に下町にほんとにあるかもしれない長い友情の物語
しをんさんが描く人物は 少年少女から人生の黄昏にさしかかった老年まで 幅が広い。この本はその後者であり、老いというものが 本のいたるところに 静かな翳りを投げかけている。東京の下町の川べりに住む対照的なこの二人は 人生の喜び、哀しみの思い出をかかえながらも しっかりと生きている。特につまみ細工の簪職人である源は 頭にほんの少し残った髪の毛を 赤や青に染めて なかなかのキャラ立てである。二人を取り巻く人々とのエピソードに 私も一喜一憂しながら 一気に読んでしまいました。
1投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログまほろ駅前…の年取った版みたいな? 三浦しをん作品としてはのほほん系に分類されるかと。挿絵が洋風なのがちと気に入らなかったけど、作品は純和風でとても良かった。お陰でその後簪眺めちゃったじゃんねぇ…
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログ最近重い本を読んでたからこのくらい軽い本がちょうど良かった。 国政の奥さんと娘…ちょっと酷い。 こうなる前にもっとぶつかっていけば良かったかも。我慢しといて、後から爆発するのはずるい。 男はわざじゃなく、ホントに気づかないんだから。 源二郎みたいに小さな夫婦喧嘩をどんどんしていかなきゃいけない。 国政が手紙を書くとこがすごくほのぼの…。
0投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログ幼馴染の爺さんふたり。しをんさんらしく、わざとらしさがないのにじんとする。ただ、元がコバルト文庫だったせいなのかBLのような耽美すぎるイラストがこっぱずかしい。
2投稿日: 2015.06.20
powered by ブクログ最近こういうのが多いなぁ。もっと簪の極めるとことかあっても良かったかも。ほんわか日常ストーリー。ドラマ狙いな感じ。。。
0投稿日: 2015.06.01
powered by ブクログ若いものには想像しにくいだろうが、長く親しんだものがゆっくりと去っていくのはしみじみと哀しいことなのだよ。
0投稿日: 2015.04.29
