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一刀斎夢録 上
一刀斎夢録 上
浅田次郎/文藝春秋
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総合評価

66件)
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    とてつもなく悲しく辛くやりきれない作品。 浅田次郎が斎藤一の視点で幕末から大正時代までの新選組を描いた作品。「壬生義士伝」の吉村貫一郎も少しだけ登場する。 幕末の物語は司馬遼太郎をはじめ色々と読んだ。 この作品を読んで明治維新というものの不思議さ、理不尽さの理解が更に深まったように思う。新選組は京都では朝廷警護のために働いた。それは松平容保が京都守護職を務めた会津藩も同じだ。それが何故「朝敵」となって厳しい処分を受けなければならないのか。それは「薩長の敵」を「朝敵」と言い換えた勝者による虐殺・弾圧に他ならない。近代日本は錦の御旗を手に入れた薩摩、長州とそれに相乗りした土佐、肥前による極めて独裁的な中央集権によって作られたと言ってよい。 斎藤一は新選組の生き残りとして数々の作品で取り上げられているが、良く描かれているケースはないように思う。人斬りだったから悪人とは限らない。人斬りは幕末当時は職業のようなものだ。その善悪を現代の感覚で決めるのは難しい。

    21
    投稿日: 2025.06.27
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    新選組三部作の最後を飾る物語。 前2作は吉村貫一郎、糸里と、新選組に直接関わりを持った人が主役、今作は斎藤一の昔語りを軍人が聞くという進み方。 前2作とは趣は違えど、読み応えはバッチリ。 新選組とは、侍とは、剣とは、といった、概念が、時代と共に形を変える様が絶妙に書かれていた。 新選組では吉村貫一郎と斎藤一が好きなので、そりゃぁたまらないよね。

    0
    投稿日: 2025.01.24
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    感想 一刀斎って最初は伊藤一刀斎のことかと思ってたけど、大正?じゃ時代が合わないと思ったら斎藤一ね。 興に乗ったのか、斎藤結構喋るねぇ。 あらすじ 時代が明治から大正に変わる頃、陸軍の梶原中尉は剣道でどうしても勝てなかった警視庁の榊警部から、昔斎藤一こと、一刀斎に手解きを受けたことを話される。 梶原は一刀斎を尋ねて、坂本龍馬暗殺の真実、新選組結成当初の裏切り者の粛清の話、市村鉄之介の話と鳥羽伏見の戦いを経て堕ちゆく新選組と甲州決戦の前夜について聞く。

    13
    投稿日: 2024.11.18
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    幕末・維新の乱刃の下を掻いくぐり、大正の世まで生き延びた、新選組副長助勤(のち三番組長)・斎藤一(1842-1914)と数奇な運命に翻弄された男たちの生きざまを、迫真の語りで綴られた、浅田次郎新選組三部作の完結編。 ・・・明治天皇崩御、乃木希典大将殉職後の東京で、近衛師団梶原中尉(天然理心流の練達者)が、新選組最後の生き証人からの夜ごとの聞き役となって展開、 開幕早々に坂本龍馬暗殺の真相が語られ、一刀斎(斎藤一の逆さ読み変名)の剣と生死の奥義に唖然とした上巻。

    6
    投稿日: 2023.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「糞袋」と言う割には結構人の事褒めるじゃないか、斎藤さん。 浅田さんの本は壬生義士伝に続いて2作目だけど、昔の言葉使いなのになぜか読みやすいから不思議。 所々に初めて知る事があって面白い。 食事内容とか、お米に対する認識って今と違うんだなぁ。 戦争もので兵站が大事と言ってるのは多いけど、具体的に書いてあるのは案外珍しいかも。

    0
    投稿日: 2023.06.28
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    明治天皇が死んで大正の時代になったが、全く馴染めずにいる梶原中尉。警察で「一刀斎」と呼ばれる生きる伝説・斎藤一。この本は、梶原中尉が一刀斎の昔話を幾夜にも渡って傾聴するスタイルで紡がれます。 侍が度々名前を変えた理由、勝負は汚い方が勝つこと、乃木希典の自殺は実は美しくないこと、斉藤が世の中を糞袋と蔑む理由、真の師との出会い、市村鉄之助のこと、沖田の強さ等、今作品でも新撰組のことを多く学べました。 死ぬしか道はなくても、そうとわかってて逃げずにその役目を全うしようとした人達って、無駄死にだとは思いません。むしろとても格好いい。

    0
    投稿日: 2023.01.13
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    下巻読む前にwikipediaで登場人物の名前調べてしまった。 まだ下巻読んでないけど上下巻一気読みすべき。反省。

    0
    投稿日: 2022.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    東京調布の書店で、浅田次郎の新選組の新作が出ているのを知った。大量の本を処分して手持の本を最小限にすると決めて実行していたため、新書版を入手するのは諦めた。どうも斎藤一の話で、日本史上最も人を斬ったと宣伝か何かで目にし、読みたくてたまらなかったが、文庫化するのをひたすら待った。文庫化されて入手したのは東京から沖縄に転居して1年半くらい経ってからだった。 今回、壬生義士伝、輪違屋糸里と読み返し、浅田次郎新選組の三部作目と続いた。前二作とだいぶ違った印象なのは、斎藤一の一人語りが多い構成だからであろう。 またこれまで登場した土方や近藤の分析がより深くなっているからだと思う。 斎藤一は特異なキャラクターで、浅田版では屁理屈の塊にしか思えないが、久しぶりに読んだため詳細を忘れており、どんどん読んだ上巻である。(2021.11.23) ※2021.11.2読書開始、11.9読了(3回目)

    0
    投稿日: 2021.11.02
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    壬生義士伝に感動してから10年弱、久しぶりに浅田次郎の歴史小説が、新撰組が読みたくなってしまった。 一刀斎こと斎藤一の回想録。下巻にも期待。

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    斎藤一のお話。 新撰組として活躍していた頃を振り返る。 まさに昔の男という感じで、荒ぶれもののイメージそのまま。 壬生義士伝読んだ後だったので、繋がり含めて面白かった。

    0
    投稿日: 2021.03.28
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    読み始めたのは何年前だろう…仕切りなおして電子書籍で始めから読み直した。これから下巻を読むので感想は下巻に。

    0
    投稿日: 2020.06.23
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    浅田次郎氏で新撰組、ましてや斎藤一が主題となると、どうしても同氏の壬生義士伝や映画版での幹部隊士含む同僚に対してすら、あるいは薩長へのそれ以上(以下)に侮蔑の目を向け距離をとる酷薄な人物像が脳裏を過ったのだが、何のことはない。まさにソレはソレ、コレはコレというのが読み終えての所感。 あるいは読んでいてこそ、今作に於ける斎藤/一刀斎の人物は如何なるものかと探り探りページをめくることに味が染みているのかもしれない。

    1
    投稿日: 2020.01.19
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    壬生義士伝や輪違屋糸里の中の斉藤一の印象が悪すぎて、どうかなあと思いながら読み始めた。が、意外とおもしろい。相変わらず人の命は軽く扱われていて、読んでいてはらはらするが。 下巻に続くが、期待している。

    1
    投稿日: 2019.02.18
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    久々の新撰組もの。 斎藤一先生、今回はとっても饒舌 うーん、ちょっと最後の方は説明くさかったしこの人の新撰組ものはお腹いっぱいかな。

    1
    投稿日: 2018.12.27
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    下巻に記載。(浅田次郎 新撰組三部作の完結編。夜ごと斎藤一が語る剣の奥義を究めた新撰組の生きた証と鬼のように人を切りまくった人間の生き方というものを聞きながら、聞き手の近衛将校梶原中尉と同じように酔った感じ。三部作とはいえ、「壬生義士伝」「輪違屋糸里」とはまた違った切り口の浅田節のエンタテイメント。)

    1
    投稿日: 2018.05.16
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    「壬生義士伝」、「輪違屋糸里」に続く新撰組三部作の完結編。 新選組三番隊長、斎藤一こと一刀斎による独白で、幕末維新から西南戦争までの歴史が語られます。 (一刀斎は斎藤一の逆読み) しかし、以外におしゃべりですね。斎藤一(笑) 人斬りとして、多くの人の命を奪うその人間観は独特で、そのような人が、年老いたとして、ここまで饒舌に語るとはちょっと違和感あります。 しかし語らないことには物語りになりませんから。 自身の生き様を語ることで、奥義を授けたかったと読み解きました。 上巻では坂本竜馬暗殺、市村鉄之助との出会い、自身の生い立ち、などが語られていきます。 とりわけ、斎藤一の人間観、人生観、剣術に対する心構えなどが掘り下げられて語られていきます。  卑怯を極めたものが勝ち  美しく人を斬る などなど そして、唯一の弟子となる鉄之助との出会いと交流では、鉄之助を殴るけるしたり、鬼神丸を譲って居合いの稽古をつけたりなど、そのどsぶりを発揮する人間観が出まくりです。 しかし、それがまた味を出していて、独自の人間観、さらには、人の生き死に関わってきた斎藤一の人生観をもかもし出していると思います。 またこれが、下巻につながるとは、思ってもいませんでした。 続く...

    1
    投稿日: 2017.07.30
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    最初は乃木大将の切腹の話で 一刀斎は?って思っていたら 急に始まった! 稽古のとき コツを教えてくれたじい様が気になり 会いに行くことに あうといきなり 新撰組の話が聞きたいのだろうと‼ いきなりだよー❗ そして、毎晩お酒と新撰組の話がハジマルー 壬生義士伝からの三部作 面白いのです‼ 土方歳三の写真の話はちょっと泣けた(ToT) 下巻も楽しみです

    1
    投稿日: 2017.03.21
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    泣く準備はできているが、あまり泣くポイントがない。斎藤一が語った剣の達人と天才の違いが印象に残っている。剣の道は百里あり、達人は99里まで行ける。その先に千尋の谷があり、どうすれば渡れるか見当もつかない。しかし、天才はいつの間にかその先に立っている、それが沖田総司だと言う。確かに全日本剣道では誰が勝ってもおかしくない紙一重の世界だ。皆99里まで行けた達人なのだろう。

    1
    投稿日: 2017.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新撰組三番隊組長斎藤一の生涯を描いた作品。 話の始まりは、大正元年に近衛師団所属の剣の達人、梶原がライバルである警視庁の榊よりある人物についての噂を聞くところから始まる。 榊が、警視庁道場でまみえた老人が実は斎藤一であり、彼に話を聞いてから剣がすこぶる良くなったと話した。 それを聞いて、梶原も斎藤一の家を訪ねる事になる。 基本的には斎藤一の一人語りだが、まるで京の町にいるような感覚になる。 上巻は新撰組入隊から鳥羽伏見の戦い、そして江戸へ落ちるまでの数々の暗殺と戦いの日々を回想する。

    1
    投稿日: 2017.02.04
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    壬生義士伝を期待して読んだが、 かなり期待ハズレ。 斎藤一の回顧録じゃんか。 ハッキリ言ってつまらん。 爺の昔話はもういーつーの。 下巻に期待するのと、吉村貫一郎が出てきたので なんとか読みきった。

    0
    投稿日: 2016.09.09
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    一刀斎とは、新選組斎藤一の逆読みだったとは。 近衛師団の梶原中尉を相手の、元新選組の斎藤一による夜話。 新選組のたどった運命はどこまでが史実で、どこからがフィクションか。「君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい」と、小学生時代に言われた著者の本領発揮ともいうべき作品。 話中語られる「どうも今の若者たちは、国家の行く末をわが命の行く末とは思うていないようじゃの。国と民との命運が一蓮托生であるという、当たり前のことを忘れておる」は、そのまま現代の若者に対する、著者の思いだろう。

    1
    投稿日: 2016.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    H28.3.19-H28.4.29 (あらすじ) 「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」‐‐最強と謳われ恐れられた、新選組三番隊長斉藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた”一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香り立つ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作解決編。 (感想) 「壬生義氏伝」「輪違屋糸里」につぐ、新選組三部作の最終作品。浅田次郎さんらしく、きちんとした知識に基づく大正時代の描写だと思うのでそのあたりは安心して読めます。 ただ、梶原中尉や、斉藤一の語りでの描き方といった物語の進め方そが個人的にあまり好みではなく、もったいなく感じています。 決して嫌いではない物語なのですが。

    1
    投稿日: 2016.05.22
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    新撰組関係の本を初めて読んだ。諸説あるとは思うけれど、これはこれで興味深い内容。これからもっと歴史小説を読みたいキッカケになりそう。

    1
    投稿日: 2016.02.24
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    左利きの件や竜馬暗殺の件など実際にはどうかなと思う場面もなくはないですが、面白いです。史実をうたってるわけではなくフィクションなのであまり気にしません。 壬生義士伝を以前読んだ時感動はしたんですが中盤は同じような場面の繰り返しでそんなに楽しめなかったところも…。今回は主役が斎藤一なので近藤、土方など幹部の話も多く私はこちらのほうが読みやすかったです。 下巻も楽しみ。

    1
    投稿日: 2016.01.02
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    浅田次郎による新選組三部作の完結編が本書。本書は、幕末から明治・大正を生き抜いた新選組三番隊長:斎藤一が、明治店の崩御、そして乃木大将の自刃の頃に出会った近衛師団長の若き中尉に、夜ごと、幕末動乱期と新選組の実相を語っていくというストーリーで綴られる。一刀斎とは、斎藤一の逆さ読みの当て字。

    1
    投稿日: 2015.11.29
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    "谷を越えられぬ凡俗にとっては、九十九里といえども百里の道のなかばであることにちがいはない。しかし九十九里を歩んだ者の果報として、わしらは百里をきわめた人間をこの目で見ることができた。 沖田総司のかけがえのなさというのは、すなわちそのようなものであった。" 「天才は天才を知る」という言葉の真の意味が突き刺さる至極の文章。 しびれた。

    1
    投稿日: 2015.09.04
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    浅田次郎の新撰組ものが面白いと聞いて読む。適当に取ったので、三部作の最後から読み始めてしまったが、まぁいいか。確かに面白い。 浅田次郎は週刊現代に自衛隊や競馬の放蕩エッセイを書いていた頃が一番面白く、その後の「ぽっぽや」のような純文は絶望的につまらなかったため長らく読んで無かったが、エンタメならイケますな。

    1
    投稿日: 2015.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いかにも、男性作者という表現の連続。男の世界の話なんだから、特に違和感はないけど、毒を吐くクソじじいは語るに落ちる感もある。現実の人間なんだから、こんなもんかもしれないけど、語ってる内容と、語る人間が、どうも同一人物には思えない。 物語は面白い。引き込まれて一気に読む。でも違和感。

    1
    投稿日: 2015.05.07
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    新撰組三番隊組長 斎藤一の物語 斎藤一を逆さに読んで一刀斎 目を合わせるのは武士の作法ではない。 向き合うたときには相手の胸元を見る。 目が合えば臆する。 死ぬるか生くるかわからぬ人間の顔は恐ろしいものだ。 天然理心流の最もすぐれた技はお付きじゃよ。 手首を返し、刃を水平にする。 肋骨のすきまに滑り込ませるためじゃ。 剣術の才において最も重要なものは目だ。 一瞬ですべてを写真のように焼き付け、 すべてを見極めなければならぬ。 気心の知れぬ相手と酒を飲む時は決まって先に酌をする。おのれに害をなさんとするものであれば、指先が震えて酒がこぼれる。 守破離。師の形を守り、そして破り、やがて離れる。 その繰り返しでおのれの技を極める。

    1
    投稿日: 2015.05.04
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    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇。

    1
    投稿日: 2015.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    永倉と違い黙して語らずであった斎藤一。 彼をしてここまでべらべらと、さして信用がおけるかもわからぬ人間に 酒を持って尋ねられると話してしまうというのが いくらフィクションとは言え冒涜とすら言えるのではないかと感じる。 フィクションであると言っても史実の人物の名前を出して書くのならば ある程度の整合性もとってほしいと個人的には思うので 龍馬暗殺が斉藤であるというのはまだしも 武士社会において左利きであろうとありえない右差しの刀 下げ緒の使い方が間違えている、人斬りが大好き、 といった描写は不快に感じた。 会津の旗についての描写も疑問に感じたし、 土方が洋装断髪した時期は会津に行ってからでもない。 架空の隊士として書かれていたらまだ読めたと思う。 ただそれでも冗長に感じる。 現在のパートはそれなりに面白く読んだ。

    0
    投稿日: 2015.02.22
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    今まで読んできた時代物とは打って変わってかなり文学っぽい歴史小説。登場人物の心情や町々の風景など、描写が上質な絹のような鮮やかさと滑らかさで、幕末の大転換期、無骨な志士の姿を描くにはいささかイメージに合わない筆致に感じられた。それでも一刀斎の見てきた江戸から明治への時代の趨勢や、新選組隊士の人柄は生き生きとしていて、昔語りの中の歴史が実際の出来事として現実味を帯びていくようだった。 最近剣術を習い始めたこともあり、剣に対する一刀斎の心構えや信念はとても参考になった。

    1
    投稿日: 2014.11.08
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    新選組3番隊隊長斎藤一が過去を語る。その作品説明だけでワクワク購入(ノω`*)斎藤さんがどんな思いで事を起こしていたのか。事実この物語通りではないにしても、こんな人だったのかなと感じれて面白かったです。某ゲームから新選組好きに入った私としては、この作品で語る斎藤さんの言動に「それは…」となる部分もありましたが、彼の目線から見た新選組の姿を読めた&個人的に知りたかった市村鉄之助がどのように居たのかが知れて満足★斎藤さんが鉄之助に刀を授けたシーンに感動しました。文字にしだしたらキリがないのでこの辺で…w

    1
    投稿日: 2014.10.15
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    新撰組三部作、完結編。 三番隊隊長 斎藤一 が主人公。 壬生義士伝では、無愛想で、 人嫌いで、孤独と描かれていたが。 そこは、変わらず。 幕末から明治、大正にかけての、 時代の流れに翻弄されていく、 新撰組の行く末が、語られていく。 時代が違うとは言っても、 100人以上の人を切るという行為が、 凄まじい。 人間など、みな同じ糞袋でしかない。 というのが、斎藤らしい。 斎藤一が、鉄之助に、鬼神丸を与えて、 居合の稽古をするところは、 偏屈者の斎藤が見せた、 彼なりの優しさだったのだと思う。 吉村貫一郎の教えを守る鉄之助の、 意地らしさも切ない。 吉村

    2
    投稿日: 2014.10.14
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    【感動の浅田版新選組三部作、完結!】大正の世まで生き延びた新選組最強の剣士・斎藤一が語る、近代国家日本の幕開けと壮絶な人間ドラマ。巨大な感動が襲う傑作時代長編。

    0
    投稿日: 2014.09.09
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201406/article_2.html

    0
    投稿日: 2014.06.16
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    部分的に面白いところもあったが、全体的には退屈だった。最後は飛ばし読み。上巻では、梶原中尉に一刀歳が語るスタイルの良さも良くわからず…。

    0
    投稿日: 2014.05.24
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    斎藤一の語りで新撰組を語る。 京都の日々がメインで、壬生義士伝 輪違屋糸里とは違った、人間くさいところがいい。

    1
    投稿日: 2014.05.12
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    斎藤一の狂気が満載❗️でもやり過ぎかなあ。何度途中で投げ出したくなったことか。新選組の実情を違った観点から描いている。

    1
    投稿日: 2014.04.29
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    やっぱり悪人を悪人に書かない描き方は上手い 元々、斎藤一は好きなのでジジイになって語る斎藤一も好きだ。秋刀魚食べたい。

    1
    投稿日: 2014.04.24
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    やっぱり浅田版新撰組、大好きだなあと実感。 斉藤一目線の語り口、ほんとにすき。背筋がピンと伸びるような、凛と張りつめた空気感。 下も楽しみです。

    1
    投稿日: 2014.03.15
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    面白い。 新撰組目線の幕末は2作目だが、 斉藤一の語りが面白い。 維新とはなんだったか。 徳川の治世はなんだったのか。 非常に勉強になるお話です。

    1
    投稿日: 2014.02.13
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    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」 ―最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長斎藤一。 明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。 慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ、新選組三部作完結篇。 きたーーーーー!! 久しぶりに読んだ新撰組もの。 しかも斎藤一!! ど真ん中ストライクな作品でした!!

    2
    投稿日: 2014.02.01
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    読み進めるうちにどんどん引き込まれていって、私にしては早く読み終えた作品です。斎藤さんが語る新選組のお話、興味深くて梶原中尉と同じ気持ちで読んでました。あと、湯桶をもったまま斎藤さん宅に急ぐ梶原中尉の様子、面白かったです笑。下巻も楽しみ!

    1
    投稿日: 2014.01.19
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    とりあえず、上だけを読んだ。題名だけを見た時は何の小説かわからなかったが、斎藤一が主人公の小説であった。近衛兵の梶木が毎晩酒を盛って斎藤一宅を訪れ昔の話を延々と聞くと言うストーリーである。これまでの所それ以上でもそれ以下でもないが、下では一体何が起きるのか....壬生義子伝の吉村貫一郎もちょっとだけ出てくる。

    1
    投稿日: 2014.01.03
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    浅田新選組。一刀斎翁の昔語りで進む。聞き手の中尉の話が挟まるのだが、それが壮絶な話の小休止になってもいるがまどろっこしくもある。さて、下巻でどんな話を聞かせてくれるのか。 語りは行ったり来たりするので歴史に疎いとついていけないかも、疎い人はそもそも手に取らない?

    1
    投稿日: 2014.01.03
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    今年は新選組マイブームということで、友人に勧められた本。斎藤一さんの語りで描かれる話。斎藤さんのキャラのせいか?上巻は浅田節はあまりなく、おもしろいけど泣くことはなく読了。物語は後半へ…

    1
    投稿日: 2013.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新選組随一のキレたら怖いストイックなプロフェッショナルの斎藤一を描いている。 坂本龍馬暗殺や鳥羽・伏見の戦い以降の江戸に落ち延びた新選組の衰退期は、登場人物のセリフから、幕末の動乱をわかり易く語りかける文章に、にわか幕末ファンである私の知的好奇心をかきたてられる。 が、感動は、壬生義士伝を上回ることが出来ず。著者の新選組三部作の二作目を読んでないからかな?否、私が斎藤一のようにプロではないだろうな。きっと。 吉村貫一郎が、ファンサービス的に出てきて、一層に壬生義士伝を引き立てくれるのは、この作品の本当の狙いなのかも。

    1
    投稿日: 2013.12.25
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    大正の初め、陸軍将校の梶原は一刀斎(斎藤一)から新選組の話しを何日も通って聞く。幕末での人斬りの話しの場面は臨場感が伝わる語り口である。江戸時代の侍とそれ以降の軍人の考え方の違いが理解出来る気がする。もし新選組の土方が御一新を生き永らえて乃木大将の役目をやっていたら、との話しは考えた事もない分、新鮮な感覚があり納得感もあった。

    1
    投稿日: 2013.11.28
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    冒頭、一刀斎の正体が明かされあっという間に物語に引き込まれた。 天切り松を彷彿とさせる歯切れのいい台詞回し、時代の寵児故に豊富なその経験が次々に紐解かれていく展開は圧巻。浅田次郎の時代小説ここにあり、といった感じだ。

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    投稿日: 2013.11.26
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    終わらざる夏を読んで、ボロ泣きしておできができたので、やたらと泣くまいと思って読み始めた。 やっぱり男どもは死に場所を探していて、武士と軍人はニアリーイコールだと知った。血でべとつく衣服とかスパーンと切り落とすところとか、苦手な描写だと思った。しかしながら読み進めるうちに、居合の稽古がしたくなってくる。物語の語り部、70の翁・斎藤一は鳥羽伏見の戦いで25歳かぁ。クレイジーだ。未だに心はモラトリアムな自分の未熟さと比較すると、その成熟ぶりが際立つ。時間の経ち方が違う。 新選組についてほとんど無知・・・例えば、龍馬伝で悪者だったり、八重の桜で斎藤一がでてきたなぁという程度の知識でも十二分に楽しめる。

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    投稿日: 2013.11.21
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     『壬生義士伝』『輪違屋糸里』に続く、浅田版新選組三部作完結編!  単行本で出たときから読みたくて読みたくて、文庫版が店頭に並んだときは快哉を叫びたいくらいでした。  しかし、いざ手に入れてみると、今度は本を開く覚悟を決めなければならなくて……。  時代は、激動の明治が終わり、大正へと年号があらたまった直後のこと。  「武士」がもはや過去にしか存在せず、若者たちは彼らの実情をすでに知らない。  語り手はおなじみ斎藤一。聞き手は若き陸軍中尉にして陸軍きっての剣客・梶原。  生きた時代も違う世代、けれど、剣の道で通じ合った二人が、夜毎に酒を酌み交わしながら武士の世を回顧する。  「斎藤一はかっこいい」という先入観があるから、どっしりと座してかっこよくお酒を飲みながら、渋く深い声で語っているのだろうと思って読めますが、これが斎藤一じゃなかったら、「わしは、わしは」とひたすら自分の話をするばかりの飲んだくれ自意識過剰な爺の話ですよね。  新選組花盛りのころは、『壬生義士伝』や『輪違屋糸里』で語られており、今作は鳥羽伏見から西南戦争(西郷征伐)までが主要な時代範囲です。  時代としては時代はすでに江戸から明治になり、新選組はバラバラになって滅び行くばかりのころ。  生き残った斎藤一が、戦乱のなかで死んでいった隊士たちを順番に追想していく様子は、新選組好きにはたまりません。  特に、上巻は土方、下巻は近藤に対する斎藤の語りは、なんというか「もっともらしい」(褒め言葉)  随所で吉村貫一郎の名前が出てくるのも、『壬生義士伝』読者には嬉しい。頻繁に出てくるってことは、それだけ斎藤が一目置いていたということで。  今回は一貫して斎藤一の語りなので(正確には、斎藤の語りの間に梶原の動向が入る)、壬生義士伝のように、さまざまな人物が語り繋いでいく多様性や多角性には欠けるのですが、一人の敗軍の戦士が見た明治維新として、迫真の筆致で書かれています。  また、先にも書いたとおり鳥羽伏見の敗戦から始まるので、新選組の華々しい活躍を読みたい人は別の作品をあたるが吉。  王道な新選組英雄譚で描かれない、細部の痒いところを補ってくれるのが、浅田版新選組です。

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    投稿日: 2013.11.21
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    正面であぐらをかいた斉藤一が、酒を飲みながら当時の出来事を訥々と語っている様が目に見えるよう。 『壬生義士伝』の大ファンとしては、吉村貫一郎についての話が出たときに思わず胸が熱くなってしまった。子どもたちに論語を読み聞かせる吉村の姿や、吉村との約束について語る幼き鉄之助の姿を考えただけでもう目頭が…。 斉藤一が自身の哲学や勝負について、新選組について、親族や洋装の土方の写真について思うことなど、余すことなく語ってくれます。 下巻はどんな気持ちにさせてくれるのか、何を学べるのか。楽しみだ。

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    投稿日: 2013.11.05
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    新選組三部作と帯に書かれているけど、有終の美を飾る本作が一番ド直球な感じ。切り口は斉藤一の目線を通して書かれているから、独特のものになってると思うけど、その内容は新選組の歴史を順におった、かなりの正統派。これが一番書きたかったのかも、とか思っちゃう。といいながら、これまで幕末には殆ど触れずに来たから、当然のごとくに書かれている史実も知らなかったりして、ところどころ、内容が理解できないところもある自分が情けないけど。あらためて、まず司馬遼太郎押さえとかないと、って思いました。

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    投稿日: 2013.11.02
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    浅田次郎の新撰組3部作の 3作目。大正まで生き残った斎藤一の回顧をある陸軍軍人が聴く。浅田の新撰組はこれまでも脇役にスポットをあててきたが今回は脇役と言えど新撰組三番隊長斎藤一は充分主役になるほどの人物。むしろ新撰組の中では最もカッコいい人物の一人では。それは本作でも存分に堪能できる。三谷幸喜の大河ドラマ新撰組!でのオダギリジョーの演技が被ったなぁ。

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    投稿日: 2013.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがという他はないなあ。 ずしりとした手応え、幕末好きにはたまらない濃厚さ。 下巻も早く読みたし。

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    投稿日: 2013.10.15
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    時は明治。 新選組3番隊隊長、斎藤一がタイトル通りの別名、一刀斎が語り手になって陸軍中尉に話しをする物語。 毎晩酒を飲みながら、淡々と話をするのだけれども 内容がかなり濃いです。 新選組隊長近藤勇、鬼の副長土方歳三、1番隊隊長沖田総司はもちろん新選組の面々がいっぱい出てきます。 少しずつだけど深いとこまで語るようになってきた一刀斎(斎藤一) この先どんな話の展開になるのかしら。 下巻へ続く!

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    投稿日: 2013.10.12
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    開巻劈頭、夢録の聞き手である梶原近衛中尉が霧霞む宮城の御濠端にて騎馬の乃木大将と遭遇する。日本が初めて体験した明治という国家がゆっくりと歩み去る瞬間でもある。その後の梶原と新撰組の生き残り斎藤一との邂逅、その日から始まる維新語りはやや唐突な感無きにしもあらずだが『壬生義士伝』『輪違屋糸里』の前二話では陰の主人公の地位に甘んじて来た一刀斎こと斎藤一が大トリを担うのだから、読みきし者としては「よっ!待ってました~」と思わず声を掛けたくなる。市村鉄之助との屈折した情合いに貰い涙を禁じずも夜語り夢語りは下巻へと。

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    投稿日: 2013.10.09
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    文庫にならないかなと待っていて、ようやく読めました。人斬りの凄みが感じられる場面やふいに人情を感じる場面があり、善し悪しは別にして本人の生き様のようなものを感じました。でも、三番隊長が斉藤一なら一・二番隊長はもっと凄かったんでしょうか。

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    投稿日: 2013.10.02
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    作者がよく使う、登場人物の口を借りて物語を語る、というもの。 壬生義士伝が複数の語り手をもって吉村貫一郎を描いたのに対し、こちらは斎藤一一人語り。 作者は歴史上の事件を、情というフィルターで見せて、どんでん返しを行って、全く違った見え方にしてしまう。だいたいそこで感涙にむせぶことになる。 上巻ではそのどんでん返しが小出しのようだ。語り手が非情の人切りゆえやむを得ないか。 と、ケチをつけつつも物語に引き込まれぐいぐいと読み進む。

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    投稿日: 2013.09.29
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    新選組三番隊長斉藤一が語る幕末動乱の運命。近衛師団の中尉を聞き役に数奇な人生を語る一刀斎・斉藤一。 「剣の奥義は一に先手、二に手数、三に逃げ足の早さ」

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    投稿日: 2013.09.26
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    「八重の桜」でも登場する斎藤一。大正の世になって、若い陸軍中尉 を前に昔語りをさせる設定だ。強烈な個性で、人の命を何とも思わない冷徹さ。一方で醒めた目で幕末の時代と新撰組を振り返る。ついつい引き込まれて行く作品だ。

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    投稿日: 2013.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新選組副長助勤三番隊隊長は斎藤一。 ジャンプ世代の自分としては”るろうに剣心”のダークヒーローのイメージがあるのだけど、 それはそれとして浅田次郎版の斎藤一いい味でてます。 時代は大正の新元号が発表されたまもないころ、 陸軍近衛将校の梶原中尉が一刀斎なる人物を知ることから始まる。 一刀斎とは斎藤一のこと。 70翁となった斎藤一から語られる幕末、新選組の話は生々しく、 引き込まれます。 ”才谷を斬ると決めたからには、斬る。万が一にも仕損じはない。 才谷梅太郎なる浪人の本名は、坂本龍馬というた。” 浅田版、近江屋事件の真相いいですね。 歴史の史実・資料をもとに作家の色が出る。 これだから歴史小説はおもしろい。 下巻ではどんな話を聞けるのか。

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    投稿日: 2013.09.15
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    新撰組シリーズの最後を飾るお話、ですね。 面白いのは間違いないのだが・・・・・・、 浅田センセはここんとこ、登場人物の「会話(語り?)」と「手紙」の文章ばっかりなのだな。 ときどき織り交ぜられてるぶんには良いのだけれども。 こればっかりだと、さすがに、ねぇ。 なんつうか、フツーに書き重ねた文章が読みたいっす。 いや、面白いんですけどね。

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    投稿日: 2013.09.11
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    浅田式口述体、新選組3部作のラストを締めくくる一冊。 斉藤一が帝国陸軍中尉に語る幕末期のドラマ、史実に忠実云々よりも小説として純粋に楽しみたい物語です。

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    投稿日: 2013.09.09
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    9/6自店にて購入。 単行本発売当初から気になっていた作品。数年の時を経て、ようやく購入することができた。泡盛を飲み、NHK大河ドラマ『新選組!』のサウンドトラックを聴きながら読み進めている。 9/7読了。休日を生かして一気に読み進めた。下巻へ。

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    投稿日: 2013.09.06