
総合評価
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powered by ブクログ2006年に夕張市が財政破綻したのは聞いていましたが、まさかこんな事情だとは思いませんでした。 日本では医療費は3割負担で助かるな、とだけ考えていたのですが、確かに残りは税金で何とかしているんですよね。自分の思慮の浅さに気が付きました。 チームワークは個人がその責任を果たす事。誰かの為にも生活習慣だけでも整えます。
0投稿日: 2021.05.27
powered by ブクログ北海道で生まれ育ち、薬剤師から医師に転身して地域医療の再生に取り組む著者が、40億円もの負債を抱え経営難に陥った市立病院を2007年から引き継いだ体験を元に、医療にたかる「敵」の正体を暴く。日本の医療費が高騰している理由や、手厚い健康保険制度を逆手に取った悪質な「ごまかし」と「甘え」を糾弾し続けたが、残念ながら急性骨髄性白血病にて2017年に56歳の若さで死去、「最強の地域医療」が彼の遺稿となった。
0投稿日: 2020.12.12
powered by ブクログ例外も聖域もなく徹底的に叩きます、と宣言した通り、高齢者や行政、マスコミに対しても容赦なくて痛快。努力もせず権利だけ主張してくる患者については日頃からも経験しているので、(生活習慣病なのに薬飲んでるから大丈夫と言って摂生しない、大した症状でもないのに薬を要求、やたらと検査したがる等)よくぞ言ってくれたという感じ。一般の人の健康志向を高める必要もあると思う。生活習慣病なら、一部遺伝的な要因もあるが健康に対する意識の問題。健康維持や疾病や治療、死について、学校で教え、向き合うべきでは?医療の知識をもっと共有し、身近にすることが必要だと思う。予防医療を進めなければ、日本の保険医療の未来はない。
0投稿日: 2020.01.15
powered by ブクログ著者は、医師であり、地域医療の専門家。 財政破綻した夕張市の医療再生にも取り組んだ人物。 著者は、夕張市を数十年先の高齢化が進んだ日本の「縮図」と見る。 悪化した財政に思い医療福祉支出がのしかかる。 その裏側では、日本社会に巣食う甘えとごまかしの構造が元凶となっていると。 「弱者救済」をタテマエに、自らの不摂生を棚に上げて医療にたかる市民、それに乗っかる行政とマスコミ。 自身が夕張などの地域医療に取り組んだ経験から、この国の病理を暴いていく。 特に強調されるのは、保健・医療・福祉の3つの役割を、きちんと分別して包括的にあるべき姿を考えなければならないということ。 保健とは、予防医療のこと。 住民が健康意識を高く持ち、生活習慣を改善して、定期的に検診を受ける。 それができている地域ほど、一人当たり医療費は低くなる。 医療(キュア)と福祉(ケア)の関係。 「治る病気を治療する」のが医療の役割であり、治らない病気と付き合いながらより良き余命を過ごさせるのが福祉の役割。 高齢化社会になると、この両者の境目が曖昧になっていく。 自宅で介護するのを嫌がり、「社会的入院」が増えていく、それが医療費負担の高騰を加速させる。 かつては殆どの人が自宅で最期を迎えていた。 ところが今では8割の人が病院で死ぬ。 人間は必ず死ぬ、病院にいても治らない病気が治るようにはなるわけではない。 チューブや管につながれて生命を維持するのと、自宅で穏やかに死んでいくのと、どちらが幸せなのか。 少々「闘う医師」感が強く打ち出されすぎな印象はある(まあ実際苦労されたのだろうけど)ものの、書かれていることは至極真っ当に感じられる。 というか、ここに書かれていることが「真っ当」と考えられる世の中にならない限り、超高齢化社会は乗り切れないのではないか?
0投稿日: 2019.01.06
powered by ブクログ残念ながら昨年お亡くなりになりましたが、氏の実践してきた地域包括ケア・支える医療は間違いなく、その意志を継ぐ人たちが紡いでいくことでしょう。私もその一員でありたい。
0投稿日: 2018.12.26
powered by ブクログ夕張市立総合病院の再生などに取り組んできた「戦う」医師、村上智彦氏による医療論。政治、行政、財界、マスコミ、医師・病院職員、そして「弱者」と捉えられがちな市民(患者)も含めて、あらゆる「敵」を名指しして、例外も生起もなく徹底的に叩くという趣旨で書かれている。 本人が過激すぎるように思うかもしれないというように、論調はかなり厳しいが、言っていることはかなり正論であると感じた。「戦う医療」から「ささえる医療」への転換は、超高齢社会を迎えるこれからの日本にとって必須であろう。予防医療の重要性は言うまでもない。また、市民(患者)自身が、病院依存体質を改め、健康意識を持ち、自らが医療をささえるという意識を持つことが必要だと感じた。
0投稿日: 2017.04.14
powered by ブクログ辛辣な批判、と筆者は書いていますが、ちゃんと読むと悪意がないのもわかるし、正論を述べているだけですっきりとした読後感。いやー、面白かった。 地域包括ケアってどう構築していくべき?っていうよりやっぱり一人一人の意識の持ち方が重要なんだなと実感。 あと自分のことしか考えていない人の意見を聞く必要がないっていうのは判っていたことなんだけど、時としてそれが「民意」のように聞こえる。でもそれに耳を貸す必要はまったくないんだと思い知る。痛快でした。
0投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ誰が悪い、何が悪い。批判だけではダメ。 批判は必要かもしれないけど、より良い医療や社会を作るには、自分にできることを精一杯やらないとな、と思いました。 大事なことを教えていただきました。
0投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログ国や自治体だけの責任にして、住民が被害者であるかの様な捉え方で報道されるケースが多いけれど、結局そういう国や自治体を選んでいるのは住民達。外からごちゃごちゃ言っても、結局中の人達一人一人が責任持って変わろうと思わない限りは変わらないのだと思った。当たり前の事しか書いてないけれど、その当たり前が当たり前じゃなくなってる世の中で、誰かに責任転嫁するのではなく、自分で自分達の地域をより良くしていく方向へ色んなことに関心を持っていきたい。
0投稿日: 2016.02.21
powered by ブクログ医療に求めるものがそれぞれ違ってもいいと思う。でも社会保障制度の中で医療を考えるならば、自分さえよければという考えを改めなければならないと思う。 夕張に起こった事をよく考える必要があると思う。
0投稿日: 2016.02.11
powered by ブクログこんな医者もいるんだ.患者の側も医療に対して冷静な観察が不可欠だ.既得権の保護ばかり考えている輩が多いのは事実だが、本音の議論をする資質がない人も多い.
0投稿日: 2015.04.22
powered by ブクログ基本的には著者の立場を支持。単純に信じ込んではいけない危ういところはあると思うし、もう一方の当事者の話を聞かないとなんとも言えないなと思うところもあるけれど、胸がすくし、痛快ではある。 「サルまん」で竹熊健太郎が喝破した「庶民はいつも正しい。権力はいつも悪い」という構図が、今もなお健在であることに嘆息。
0投稿日: 2014.11.22
powered by ブクログタイトルからみてもかなり厳しい批判を展開しています。 批判対象は、政治、行政だけでなく医療関係者、マスコミさらには市民まで俎上にあげています。 財政が破綻した後でも高い給料を維持しようとしてする行政、破綻後も9名中6名が再選された市議会議員など変わろうとしない体質を問題視しています。 でもそんな体質を作り出したのは市民の権利意識、被害者意識だと指摘してます。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11781902120.html
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログ実際に夕張でお話を聴いたとき自分の人生観が変わりました。 医療は目的ではなく手段。この本はときには厳しくも正論で、多くの日本人に読んでほしい1冊です。
0投稿日: 2013.11.08
powered by ブクログ日本人は生き方をもう一度考え直す必要がありますね。自分さえよければいいという人が多いですね。特に医療に関しては。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ厳しい言葉で書いてはあるが、かなり考えさせられる内容であった。 「責任を取らない」「決断できない」という風潮が、今の日本には蔓延していると思う。それによって多くの問題が引き起こされており、その一つが本書で取り扱っている医療なだけなのではないだろうか。 定量的でわかりやすい医療費なんかの問題はもちろんのこと、色々考えていかねばならないのだろう。
1投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ夕張市を破産させたのは夕張市民自身。 病院という魔法の箱に入れたら全てが良くなると思っている人がいる。 最前線で戦う現役バリバリの医師だからこそのリアルな本。 かなり面白かったです。
1投稿日: 2013.08.11
powered by ブクログ購入 筆者がこれまでに勤務していた瀬棚町や夕張市で見てきた、住民・行政・マスコミ・医療職者などの実態と筆者の活動について書かれている。 1次予防や医療費、在宅医療についてなど様々なメッセージがあったけれど、特に「ニーズとウォンツ」の話は自分に無かった考え方だったのでとても衝撃的だったし考えさせられた。 激しい言い方で嫌悪感を感じる人もいるかも、というようなことが前書きに書かれていたけれど、個人的には共感できる内容が大半でスカッと気持ち良く読むことができた。
0投稿日: 2013.07.09
powered by ブクログひとは必ず死ぬ、ということ。 このことを議論のスタートとするという点で、中村仁一さんと共通するところがあると感じた。 医療とは「よく生きる」ために行われるものだとすれば(そして私はその意見に共感する)、これは矛盾に感じるかもしれない。 けれども、「死ぬ」ということと、「生きる」ということは対極にあるのではなく、生きることの延長線上に死があるのだ。 とするばらば、「よく死ぬ」ということは、イコールではないにせよ、少なくとも「よく生きる」ことに含まれることになるだろう。 「死」から始めよ。 最近の医療本のトレンドとも言えるキーワードなのかもしれない。 以下、この本で参考になった点。 未来への提言についての章がとくに参考になった。 ・ニーズ≠ウォンツ ・口腔ケアは誤嚥性肺炎に効果があるばかりではなく、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、認知症のリスクも減らす。 ・その人の生きてきた「物語」を大切に扱う。 ・「悪気のない不作為」が不の財産を残す。
0投稿日: 2013.07.03
powered by ブクログ医療全般に関していろんな事実や改革のためのヒントが書かれていました。 参考になる人も多いのでは…。
0投稿日: 2013.06.17
powered by ブクログ医療の側面から日本の構造的依存体質に対する意見具申である。 行政の対応の悪さ、マスコミの勝手な論調、住民の根深い被害者意識の問題点を端的にわかりやすく解説してくれる良書と感じた。 間近に迫った超高齢化社会に向かって今日本人がなにをしなければならないかを考えることを問題提起してくれている。
0投稿日: 2013.05.31
powered by ブクログ医療も街のことも人任せにしない。ひとのせいにしない。「自分事」なのだ。 その通りだと思う。わたしたち医療者にも読んで、考えたい。そう思わせられます。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログ夕張で「村上スキーム」を主張した筆者がこの国の医療の「暗部」へ踏み込んで、書きつくした新書。提言もある、エビデンスもある、経験もある、筆者ならではの筆致と説得力。実に素晴らしい新書。タイトルも全うです!ぜひ読むべし。
0投稿日: 2013.05.03
powered by ブクログ本当に色々と考えさせられた。夕張破綻の原因の一つとして、住民の「たかり体質」をあげていた。なんでも薬を貰えれば安心するような患者のことだ。高齢化していく日本において、医療費の増加は避けられない問題である。そこで予防医療が重要になってくる。夕張では今まさにそれが起きていて、いわば日本の縮図といえるだろう。
0投稿日: 2013.04.21
powered by ブクログ正論。制度によりかかっている人が、どれだけ他人(特に後世代)に負担を与えているかの自覚がないことには困る。<悪気のない不作為>こそが問題。その自覚のために実践を重ねているところが説得力のあるところ。
0投稿日: 2013.04.15
powered by ブクログ地域レベルにしても国レベルにしても,システムを変えることは大変だと思う。さらには両者が同じ方法論でいいかという問題も。
0投稿日: 2013.04.14
powered by ブクログ大部分に賛同! 現場で、もがきながらも必死に闘っている先生の言霊が詰まった本。 一部分への批判ではなく、本当に聖域なく多方面に対して辛口コメントを発信している。現場で、実際に行動を起こしている方の心の声がヒシヒシと、確かな力として伝わってくる。自戒の書として、じっくりと読みたい。 日本人が陥りがちな「思考停止」は、どこまで続くのだろうか。。。 最近5年間、自分の中に少しずつ湧いて出てきた嫌悪感を、見事なまでに表現されていた。もちろん村上先生ほどの大きな問題ではないが。 もともと薬剤師だったことに驚いた。しかし、やはり、医師でないと、行動は出来なかったのだろうか。。。
0投稿日: 2013.04.08
powered by ブクログそう、医療にたからないで。挑発的なタイトルは、村上先生の切実さを表している。わたしの僻地での診療経験に照らしても頷ける内容が多い。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログ医療崩壊について、色んな方面でいろいろ書かれてるけど、それぞれの内容の優れている点を抜粋して、それがまとめられた内容に感じた。受け売りとかそういうことじゃなく、純粋に“これだけ読んどけば、あらかた事足りるやん”的な、ポジティブな意味での感銘を受けた。
0投稿日: 2013.04.02
powered by ブクログ13/03/30。 4/5読了。予防医療の大切さはこれまでも十分に言われてきたことではあるが、医療本体の赤字を補うものであるかのような認識を持つ医療関係者が多い。
0投稿日: 2013.04.01
powered by ブクログ「私が戦っていた敵は、いずれもちょっとしたごまかしの積み重ねによって作られてきた”日本の社会の仕組み”そのものだったように思います。」(本書まえがきより) 多くの人に読んで貰いたい。 でも、読むべき人は、恐らく読まないかも...。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ村上医師の戦う姿勢がとても良く分かる本. まえがきで述べられているとおり、これは「日本の構造」についての警告の書である. 前例主義、事なかれ主義、依存体質、先送り主義、当事者意識の欠如、他人事ではなく自分事としてみる視点、人は必ず死ぬという事実の把握、タテマエ論や綺麗事だけで終わらせずに、限られた資源をいかに有効に使っていくかということが論理的に書かれている. 厳しい口調ながらも、私欲を捨てて地域や日本のためにやっていこうという村上医師の考えにとても共感を覚える. 実際の場面では既得権益者との戦いは文章に書かれている以上にかなり激しいものだったと想像する.それでも戦う姿勢を貫く村上医師に敬意を表する.
0投稿日: 2013.03.30
powered by ブクログ村上医師の本は数冊読んだので、主張されていることは理解しているつもりですし、賛同もしております。 「いのち」という言葉を使えば、なんでも許されるみたいな風潮を改めるべき。 医療のの問題に関わらず、国民1人1人がもっと自立、自律せよってことじゃないでしょうか? 自分のこと、自分の家族のこと、ひいてはこの国のことを人任せにするんじゃなく、自分で考えることの必要性をうったえているんだと思う。 あと、医療を提供する側、特に保険診療・調剤を食い物にするなってこともおっしゃりたいのだと思う。
1投稿日: 2013.03.28
powered by ブクログ最近、健康診断で「糖尿病の疑い」と診断され、年貢の納め時と不摂生な生活を改め、野菜中心の食生活に見直し、ジョギングも再開しました。将来にわたってできるだけ病院にかからないようにし、今、使っている体を長持ちさせようと意を強くしています。 そんな折、医師の村上智彦さんが本書を出版したので取材に行くようにと上司に頼まれ、早速、昨年開業した「ささえる医療クリニック岩見沢」へ取材に出向きました。 村上先生に本書を献本していただき、新書ですのですぐに読了しました。ト書きに「過激」と書かれているので、肩に力が入りました。 予防医療に力を入れましょう、病院へ行けば人は死なないというのは間違い、行政に丸投げはやめよう―。 至極まっとうなことが書かれています。というか当たり前過ぎて拍子抜けしたほどです。 自分自身が冒頭のような境遇にあるせいもありますが、ここに書かれていることが根本的に誤りなのだとしたら、逆に教えてほしいくらいです(枝葉末節の話なら専門家からあり得るかもしれませんが…)。 「弱者のふりをして医療費をムダ遣いする高齢者」など、たしかに表現は時に過激ですし、俎上に載せられて真っ向から批判された夕張市民の中には気分を害する方もいるでしょう。 ただ、どの批判も、穏当な表現を使えば「責任転嫁はやめましょう」と言っているに過ぎません(余談ですが、夕張市議を「無能な善人」と評しているくだりが面白かったです。夕張を題材にした佐々木譲さんの小説「カウントダウン」を思い出しました)。マスコミや労働組合に関する批判は全くその通りと思いました。 唯一、医療の受け手のひとりとして、気がかりなのは、医療業界の中で村上先生のような考えはむしろ例外なのではないかということです。仮に大きな水位差があるのだとしたら、そこにはまり込んで苦しむ方も出て来るのではないかと懸念しております。 幸い、厚生労働省は村上先生とほぼ同じ考えで医療行政を進める方針ですので、業界が足並みをそろえて改革に向かうことを願ってやみません。 先ほど、「医療の受け手のひとり」と書きましたが、自分自身はできるだけ病院にかからないように、無理のない範囲で健康を管理しようと今、考えています。 そのうえで糖尿病になるなら仕方ないですが、不摂生を続けた果てに…ということになったら後悔すること必定です。糖尿病になると、生涯5千万~6千万円くらい医療費がかかるとのことですから、予防するに如くはありません。 そう考えるきっかけとなったのは、冒頭に書いた通り、「糖尿病の疑い」という診断結果です。再検査で疑いは晴れましたが、予備軍なのは事実。そして、その診断を下したのは、ほかでもない村上先生でした。
0投稿日: 2013.03.21
